JPS6234415B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6234415B2
JPS6234415B2 JP2295083A JP2295083A JPS6234415B2 JP S6234415 B2 JPS6234415 B2 JP S6234415B2 JP 2295083 A JP2295083 A JP 2295083A JP 2295083 A JP2295083 A JP 2295083A JP S6234415 B2 JPS6234415 B2 JP S6234415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion beam
etching
processing chamber
ion
substrate holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2295083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59150534A (ja
Inventor
Kenro Myamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2295083A priority Critical patent/JPS59150534A/ja
Publication of JPS59150534A publication Critical patent/JPS59150534A/ja
Publication of JPS6234415B2 publication Critical patent/JPS6234415B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、イオン源で発生したイオンビーム
を加速してエツチング処理室へ供給し、試料表面
に衝突させてスパツタリングによりエツチング処
理を行なうようにしたイオンビームエツチング装
置に関するものである。
半導体素子の微細化に伴ない微細加工性および
制御性の優れたイオンビームエツチングやこれに
加えてさらに選択性の優れた反応性イオンビーム
エツチング等(以下単にイオンビームエツチング
と記載する)の技術が利用されるようになつてき
た。
しかし、半導体の加工に用いるイオンビームエ
ツチングでは処理室を成す真空槽材料である金属
が基板上に付着し、汚染が問題となる。特に
VLSI素子の製作ではイオンビームエツチング中
に起こる金属汚染が大きな問題となつている。こ
のため、従来イオン源室の内壁面を絶縁物で被覆
して純度の高いイオンビームを引き出し得るよう
にしたものが提案されてきた。しかしこのような
純度の高いイオンビームを引き出すことのできる
イオン源を用いたとしても実際にはエツチング用
のイオン源ではビームの口径が大きく、また引出
電極の開口部も大きいためイオン源内部での汚染
よりもイオンビームが基板だけでなくそのホルダ
や真空槽の内壁に衝突してスパツタリングにより
基板ホルダ材および真空槽壁材などの原子やイオ
ンが放出され、これが直接処理基板に付着した
り、イオン源に逆拡散した後再放出され基板上へ
の汚染をもたらしている割合の方が多いと考えら
れる。従つて上述のような純度の高いイオンビー
ムを発生できる従来公知のイオン源の利用だけで
はイオンビームエツチングにおける基板ホルダや
真空槽の壁材からの基板表面汚染の問題を実質的
に解決することはできない。
第1図に示すように従来型のイオンエツチング
装置においては処理室1の壁および基板ホルダ2
は通常ステンレス鋼で構成されており、例えば第
1図においてイオン源3から引出電極4によつて
引出されたArイオンビーム5でSi基板6をエツ
チングする場合について考えると、イオン源3か
らのArイオンビーム5は広がりをもつていたり
(矢印5a)、また基板6に到達する以前に残留ガ
スと衝突して矢印5bで示すようにSi基板6に直
接衝突するものの他に処理室1の内壁に衝突する
ものも存在する。その結果これらのイオンビーム
5a,5bは処理室1の内壁に衝突してスパツタ
リングにより壁材のステンレス鋼の原子やイオン
が放出される。それによりイオン源の引出電極板
(Moなど)4が基板ホルダ2や壁材のステンレス
鋼でコーテイングされてしまうだけでなくイオン
源3の内部にも当然ステンレス鋼材のFe、Ni、
Crが侵入し、汚染の原因となつている。従つて
イオンビームエツチング装置では処理室壁や基板
ホルダ材による汚染は重大な欠点となつている。
そこで、この発明の目的は、処理室壁や基板ホ
ルダ材がイオンビームによりスパツタされて壁材
や基板ホルダ材などの原子やイオンの放出される
のを防止し、汚染のないエツチング処理を可能に
するイオンビームエツチング装置を提供すること
にある。
この目的で、この発明によるイオンビームエツ
チング装置は、エツチング処理室の内壁や基板ホ
ルダ等の、少なくともイオンビームが直接照射さ
れる部分にスパツタリングイールドの小さい覆い
部材また重金属を含まない部材を設けたことを特
徴としている。この明細書において、用語「スパ
ツタリングイールド」はイオンビームで基板材料
をエツチングするとき、入射イオン1個に対して
何個の基板原子が(スパツタリングにより)真空
中に放出されるかを示す数を意味するものとす
る。この覆い部材としてはカーボン(グラフアイ
ト)SiO2、アルミナ、チタンカーバイド、シリ
コンカーバイト等を挙げることができるが、当然
これらの材料に限定されるものではなく、スパツ
タリングイールドの小さい材料の中から適宜選択
することができる。そしてこの覆い部材はイオン
ビームの直接照射される部分の表面被覆層として
形成することができ、また覆い部材を板状に構成
して、処理室の内壁や基板ホルダ等の表面に取付
けてもよく、この場合には例えば板状の覆い部材
を処理基板の周囲に処理室の内壁に向うイオンビ
ームをカツトするように配置することができる。
この発明の別の特徴によれば、エツチング処理
室の内壁や基板ホルダ等の少なくともイオンビー
ムが直接照射される部分自体上述のようなスパツ
タリングイールドの小さい部材で構成される。
従つて、従来ビームの照射される部分にステン
レス鋼を使用していたため上述のような問題点が
あつたが、この発明では、エツチング処理室内壁
や基板ホルダ等イオンビームの直接照射される部
分にステンレス鋼に含まれているFe、Ni、Crの
ようなエツチングすべき飼料に重大な影響を与え
る重金属を含まないアルミナ、アルミニユーム、
石英のような部材またはスパツタリングイールド
の小さい部材を施すかまたは上記部分自体をその
ような部材で形成することによつて、汚染を実質
的に低減することができ、その結果汚染のない処
理が可能となり、イオンビームエツチングの良好
な加工精度が生かされることになる。
以下この発明を添附図面の第2〜4図を参照し
て一実施例について説明する。
第2図にはこの発明によるイオンビームエツチ
ング装置の一実施例を示し、この装置は任意の適
当な形式のイオン源8と、引出電極9と、エツチ
ング処理室を成す真空槽10と、この真空槽10
内に収容された基板ホルダ11とから成つてい
る。この実施例では処理室10の内壁および基板
ホルダ11の表面にそれぞれ例えばカーボン(導
電性のグラフアイト)から成る被覆部材12,1
3が施されている。
第3図には別の発明の実施例を示し、この場合
は処理室の壁および基板ホルダ自体が符号10
a,11aで示すように第2図における被覆部材
と同様な材料で構成されている。
第4図には第2図の変形例を示し、この場合に
は処理室10の内壁の表面上にグラフアイトの被
覆部材12を施す代りに、内壁に向かうイオンビ
ーム部分をカツトする同様な材料(例えばグラフ
アイト)から成るしやへい板14が基板の周囲に
設けられている。またこの場合第2図または第3
図による構造の基板ホルダを使用し、この基板ホ
ルダをイオンビームが内壁に当らないような形状
および(または)寸法に形成することもできる。
図示実施例のようにグラフアイトを用いた場
合、カーボンが再付着しても熱処理で除去できる
ので問題はなく、また反応性ガスのイオンビーム
を用いる場合でもグラフアイト上での生成物は揮
発性のため再付着の問題はない。さらにグラフア
イトを用いた場合には導電性であるのでチヤージ
アツプが起らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のイオンビームエツチング装置を
示す概略断面図、第2図、第3図および第4図は
それぞれこの発明による異なる実施例を示す第1
図と同様な図である。 図中、8…イオン源、10…処理室、11…基
板ホルダ、12,13,14,10a,11a…
スパツタリングイールドの小さい部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イオン源で発生したイオンビームをエツチン
    グ処理室へ供給し、試料表面に衝突させてスパツ
    タリングによりエツチング処理を行なうようにし
    たイオンビームエツチング装置において、上記エ
    ツチング処理室の内壁や基板ホルダ等の少なくと
    もイオンビームが直接照射される部分にスパツタ
    リングイールドの小さい覆い部材またはエツチン
    グすべき試料に重大な影響を与える重金属を含ま
    ない部材を設けたことを特徴とするイオンビーム
    エツチング装置。 2 覆い部材をイオンビームの直接照射される部
    分の表面被覆層として形成した特許請求の範囲第
    1項に記載の装置。 3 覆い部材を処理基板の周囲に、処理室の内壁
    に向かうイオンビームをカツトする遮蔽板として
    形成した特許請求の範囲第1項に記載の装置。 4 イオン源で発生したイオンビームをエツチン
    グ処理室へ供給し、試料表面に衝突させてスパツ
    タリングによりエツチング処理を行なうようにし
    たイオンビームエツチング装置において、上記エ
    ツチング処理室の内壁や基板ホルダ等の少なくと
    もイオンビームが直接照射される部分を、スパツ
    タリングイールドの小さい覆い部材またはエツチ
    ングすべき試料に重大な影響を与える重金属を含
    まない部材で構成したことを特徴とするイオンビ
    ームエツチング装置。
JP2295083A 1983-02-16 1983-02-16 イオンビ−ムエツチング装置 Granted JPS59150534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2295083A JPS59150534A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 イオンビ−ムエツチング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2295083A JPS59150534A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 イオンビ−ムエツチング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59150534A JPS59150534A (ja) 1984-08-28
JPS6234415B2 true JPS6234415B2 (ja) 1987-07-27

Family

ID=12096889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2295083A Granted JPS59150534A (ja) 1983-02-16 1983-02-16 イオンビ−ムエツチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59150534A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397860B1 (ko) * 1997-09-22 2003-12-18 카가쿠기쥬쯔죠 킨조쿠자이료 기쥬쯔켄큐죠 반응성이온에칭법및그장치
EP3869534A1 (en) * 2020-02-20 2021-08-25 Bühler Alzenau GmbH In-situ etch rate or deposition rate measurement system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59150534A (ja) 1984-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1918963B1 (en) Charged particle beam processing using a cluster source
US5449411A (en) Microwave plasma processing apparatus
JPH0426208B2 (ja)
GB1133936A (en) Method and apparatus for forming tenacious deposits on a surface
JPH0622222B2 (ja) 光処理装置
JPS6234415B2 (ja)
JPS58202535A (ja) 被膜形成装置
JP3595885B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ装置
JPS6350854B2 (ja)
JPH0760815B2 (ja) ドライエッチング方法
JPH05275350A (ja) 半導体製造装置
JPS6248759B2 (ja)
GB2049560A (en) Plasma etching
JPS63291421A (ja) 半導体ウエハの処理方法
JPH024124Y2 (ja)
JPH0691041B2 (ja) 反応性スパッタエッチング方法
JPH0770513B2 (ja) エッチングの方法およびエッチング装置
JPH01175738A (ja) ドライエッチング装置
JP3082702B2 (ja) プラズマ処理装置及び金属配線のエッチング方法
JPH0473932A (ja) 半導体製造装置
JPS6042832A (ja) イオンビ−ム装置
Chu et al. Metallic contamination in hydrogen plasma immersion ion implantation of silicon
JPH02262335A (ja) 有機化合物膜の除去方法
JP2548164B2 (ja) ドライエッチング方法
JPH0242897B2 (ja)