JPS6234329A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6234329A
JPS6234329A JP17311185A JP17311185A JPS6234329A JP S6234329 A JPS6234329 A JP S6234329A JP 17311185 A JP17311185 A JP 17311185A JP 17311185 A JP17311185 A JP 17311185A JP S6234329 A JPS6234329 A JP S6234329A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低雑音で高出力を有すると同時に耐久性をも
高めた磁気記録媒体に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、非磁性支持体上に針状強磁性金属粉末と結合
剤とを主体とした磁性層を設けてなるCn磁気記録媒体
おいて、 BET法による比表面積が25m/g以上の強磁性金属
粉末を磁性粉末とし、結合剤として側鎖に親水性極性基
を存する樹脂を使用し、高密度記録に対応しうる電磁変
換特性を確保するとともに、磁性層にモース硬度6以上
の非磁性粉を上記強磁性金属粉末100重世部あたり2
0〜35重量部添加することにより、耐久性の向上を図
ろうとするものである。
〔従来の技術〕
例えば、静止画像情報等をもn気ディスクに記録するよ
うにした、いわゆる電子スチ、ルカメラ等においては、
短波長記録による高密度記録の要請により、使用する磁
気記録媒体の電ill変換特性も−痛感しいものが要求
されている。
しかしながら、従来から汎用されている酸化鉄系るn性
粉を用いた磁気記録媒体では、かかる蔽しい条件を満足
させることはできない。
そこで本願出願人は、先に特開昭58−122623号
明細書において、例えば円盤状の磁気記録媒体である磁
気ディスクの磁性粉末に強6f′i性金属粉末を使用す
ることで上記性能を確保することを提案した。
しかしながら、一方では優れたTi電磁変換特性共に、
実用特性である磁気記録媒体の高耐久性が望まれる。す
なわち、粉落ちによるドロップアウトの発生や出力変動
、あるいはヘノドクロソギングの発生等を招来しない磁
気記録媒体の開発が必要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は、かかる実情に鑑みて提案されたもので
あって、短波長記録による高密度記録化の要請に基づ(
要件を満足し、かつ低雑音、高出力を有し、さらに優れ
た耐久性をも併せ持つ磁気記録媒体を提供すること、を
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 上述の目的を達成するために、本発明の磁気記録媒体は
、非るR性支持体上に針状強磁性金属粉末と結合剤とを
主体とした磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、
上記強磁性金属粉末はl1ET法による比表面積が25
m/g以上であり、上記結合剤は側鎖に親水性極性基を
有する樹脂を含有し、かつ上記磁性層はモース硬度6以
上の非磁性粉を上記強磁性金属粉末toomi部あたり
20〜35重量部含有していることを特徴とするもので
ある。
すなわち、本発明は、強磁性金属粉末と高硬度非磁性粉
及び高分散性結合剤とを組み合わせることにより、電磁
変換特性と耐久性を向上せしめた磁気記録媒体を提供す
るものである。
本発明における磁性粉末は、Fe、Fe−Co。
Fe−Co−Ni等、あるいは例えば耐蝕性、もしくは
製造時の焼結性等を考慮してAI、Cr。
Si等のitの添加元素を含有した針状強磁性金属粉末
を用いることができる。これらの針状強磁性金属粉末は
、出発材料として針状の酸化鉄、含水酸化鉄、必要に応
じてNi、Co等の金属を含んだ酸化鉄もしくは含水酸
化鉄を水素ガス等の還元性雰囲気中で還元することによ
って得ることができる。なお、この針状強磁性金属粉末
の比表面積は、これらの上述した出発材料の比表面積を
選定することによって制御することができる。
また、上記針状強磁性金属粉末の保磁力が小さいと短波
長記録による高密度記録の緒特性(特に電磁変換特性)
を確保することが困難となるので、この保磁力Heは1
000 (Oe)以上であることが好ましい、保磁力H
cが1000 (Oe)以上であっても、Co −r 
 F egos系の磁性粉末では磁化量が不充分である
ため、特に無配向状態でディスク化した場合等には、残
留磁束密度が小さく出力が不充分で、電子スチルカメラ
等において鮮明な画像を得ることは難しい。
さらに、ノイズレベルの低下のために、比表面積が25
r//g以上の強磁性金属粉末を使用する。
この比表面積があまり小さいと、ノイズが大きくなり好
ましくない。
ただし、使用する強6R性金属粉末の比表面積が大きい
程、ノイズレベルの低下には寄与するものの、分散性が
悪くなる傾向にあるので、極性基を有する樹脂を結合剤
として導入することにより改善を図ることが必要となる
ここで使用される樹脂としては、側鎖に(OL) −SOJ 、−05O!M、−Coo門、−P−(01
(式中、Mは水素原子、リチウム、ナトリウムまたはカ
リウムを表し、MI及びM2はそれぞれ水素原子、リチ
ウム、ナトリウム、カリウムまたはアルキル基を表す、
) から成る群より迅ばれた少なくとも1種類の親水性極性
基を有する樹脂が挙げられる。
上記極性基の一般式において、アルキル基は、好ましく
は炭素原子数が23以下である直鎖状または分枝状の飽
和脂肪族炭化水素残基であり、例えばトリコシル基、ト
コシル基、エイコシル基。
ノナデシル基5オクタデシル基、ヘキザデソル基。
トリデシル基、ウンデンル基、デシル基、ノニル基1オ
クチル基、ヘキシル基、ペンチル基、ブチル4.t−ブ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、エチル基、メチ
ル基等が挙げられる。また、Mt、Mtは互いに同一で
あっても、互いに異なっても差支えない。
上述の親水性極性基を側鎖に含有する樹脂としては、ポ
リエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル系樹脂
、ポリウレタン樹脂に上記親水性極性基を導入したもの
を使用することができる。
これらの樹脂は種々の方法によって得ることができる。
例えば、スルホン酸金属塩基含有ポリエステル樹脂は、
スルホン酸金属塩基を含有するジカルボン酸をジカルボ
ン酸成分の一部として用い、これとスルホン酸金属塩基
を有しないジカルボン酸とをジオールと共に縮合させて
得ることができる。スルホン酸金属塩基含有ポリウレタ
ン樹脂は、スルホン酸金属塩基含有ポリエステル樹脂の
31重類の出発材料をジイソシアナートと共に用いて、
縮合反応と付加反応によって得ることができる。
さらに、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂。
塩化ビニル系樹脂を変性して極性基を導入する方法も考
えられる。すなわち、これらの樹脂と、例えば、 CI!−CHzCtlzSOIMIC12−Ctl□C
HzO3OJ 。
(Oh) C1CI(2COOM  、   C11!−CH2−
P−(0?1.)等の分子中に上記極性基および塩素を
含有する化合物とを脱塩酸反応により縮合させて導入す
る方法である。
ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂を得るために
使用されるカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、オルソフタル酸、1゜5−ナフタル酸等の
芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−(ヒド
ロキシエトキシ)安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸
、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、トリメ
リット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等のトリおよ
びテトラカルボン酸等が挙げられる。特にテレフタル酸
、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸が好ましい。
スルホン酸金属塩基を含有するジカルボン酸成分として
は、5−ナトリウムスルホイソフタル酸。
5−カリウムスルホイソフクル酸、2−ナトリウムスル
ホテレフタル酸、2−カリウムスルホテレフタル酸等が
ある。
ジオール成分としては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1.3−プロパンジオール、1.4−ブ
タンジオール、1,5−ベンタンジオール、1゜6−ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、2.2.4− 
)ジメチル−1,3−ベンタンジオール、1.4−シク
ロヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチレン
オキシド付加物およびプロピレンオキシド付加物、水素
化ビスフェノールへのエチレンオキシド付加物、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコール等がある。また、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペン
タエリスリトール等のトリおよびテトラオールを併用し
てもよい。
ポリウレタン樹脂を得るために使用されるジイソシアナ
ート成分としては、2゜4−トリレンジイソシアナート
、2.6− )リレンジイソシアナート、p−フェニレ
ンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナー
ト、m−フェニレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
ジイソシアナート、テトラメチレンジイソシアナート、
3,3′−ジメトキシ−4,4゛−ビフェニレンジイソ
シアナート、2.4−ナフタレンジイソシアナート、3
.3′−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシア
ナート、4.4’−ジイソシアナートージフエニルエー
テル、1.3−ナフタレンジイソシアナート、p−キシ
リレンジイソシアナート、m−キシリレンジイソシアナ
ート、1.3−ジイソシアナートメチルシクロヘキサン
、1.4−ジイソシアナートメチルシクロヘキサン、4
゜4 ′−ジイソシアナートジシクロヘキサン、4.4
’−ジイソシアナートジシクロメタン、イソホロンジイ
ソシアナート等が挙げられる。
塩化ビニル系樹脂を変性してスルホン酸金属塩基を導入
する場合には、塩化ビニル系樹脂として塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル−プ
ロピオン酸ビニル−ビニルアルコール、塩化ビニル−酢
酸ビニル−マレイン酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル−マレイン酸ビニ
ル−ビニルアルコール共重合体等が用いられる。そして
、これらに含まれているビニルアルコールOH基と、(
J−CIl□CH25OJ等の塩素を含むスルホン酸金
属塩の塩素とを、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の極性溶媒中で、ピリジン、ピコリン、トリ
エチルアミン等のアミン類、エチレンオキサイド1プロ
ピレンオキサイド等のエポキシ化合物等の脱塩酸剤の存
在下で、脱塩酸反応させる方法を用いることができる。
上記親水性極性基を有する樹脂の分子量は、5oooo
以下が好ましい。これは、上記分子量が50000を越
えると、塗料粘度が許容範囲を越えて大きくなりすぎる
からである。そして、上記樹脂の分子量は、2000以
上が好ましい。これは、上記分子量が2000未満であ
ると、磁性塗料を非磁性支持体上に塗布してから硬化剤
を用いて硬化させる際に、未反応分が生じ、低分子量成
分が残存して塗膜の物性を劣化させるからである。
また、この親水性極性基を有する樹脂は、極性基1個当
たりの分子量が、200〜5ooooの範囲であること
が好ましい。これは、200未満であると樹脂の親水性
が強すぎて、溶剤への溶解性。
結合剤中の他の樹脂との相溶性および磁性層の耐湿性が
悪くなるからであり、一方、50000以上であると分
散性に対する効果が不充分となるからである。
上述の親水性極性基を存する樹脂は、他の熱可塑性樹脂
、熱硬化性樹脂あるいは反応性樹脂等、通常この種の磁
気記録媒体の結合剤として用いられる樹脂と組み合わせ
て使用することができる。
かかる樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコールun、塩
化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニ
トリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重
合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体
、メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、熱可塑性
ポリウレタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル、
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジェ
ン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジェン−メタクリル酸共重合体、ポリビニルブチラー
ル、セルロース誘導体、スチレン−ブタジェン共重合体
、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、
アルキド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂またはこれ
らの混合物などが挙げられる。
さらに、上述の強磁性金属粉末、結合剤の他、塗膜の補
強を図るため、本発明においてはモース硬度6以上の非
磁性粉を添加する。
この非磁性粉の硬度があまり小さいと塗膜の補強効果が
不充分となるので、モース硬度が6以上の材料から選択
することが好ましい。また、非磁性粉の粒径があまり大
きいと磁気記録媒体の表面性に悪影響を及ぼす虞れがあ
るので、その平均粒径は5μm以下に設定すべきである
。かかる非磁性粉を例示すれば、α−酸化鉄粉末、酸化
アルミナ粉末、ガーネット粉末、酸化クロム粉末、酸化
ケイ素粉末等である。
上記非磁性粉は、強磁性金属粉末100重量部に対して
20〜35重量部の範囲で添加されるが、ここで添加量
が20重量部未満では微細金属粉末を磁性粉末として用
いる本発明の磁気記録媒体の耐久性の向上には効果が不
足する。また、添加量が35重量部を越えると、磁気ヘ
ッドの摩耗が著しくなるので、35重量部以下に抑える
必要がある。
ところで、本発明の磁気記録媒体において、磁性層は、
例えば強磁性金属粉末及び非磁性粉を上述の結合剤中に
分散し有機溶剤にン容かして調製される磁性塗料を非磁
性支持体の表面に塗布して形成される。
ここで、上記非磁性支持体の素材としては、通常この種
の磁気記録媒体に使用されるものであれば如何なるもの
であってもよく、例えばポリエチレンテレフタレート等
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロ
ースダイアセテート、セルロースアセテートブチレート
等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミ
ド1 ポリアミド、ポリアミドイミド等のプラスチック
、紙、アルミニウム、銅等の金属、アルミニウム合金、
チタン合金等の軽合金、セラミックス、単結晶シリコン
等が挙げられる。この非磁性支持体の形態としては、フ
ィルム、テープ。
シート、ディスク、カード、ドラム等のいずれでも良い
さらに」二記磁性層には、前記の結合剤、強磁性金属粉
末、非磁性粉の他に添加剤として分散剤、潤滑剤、帯電
防止剤、防錆剤等が加えられてもよい。
上述の磁性層の構成材料は、有機溶剤に溶かして磁性塗
料として調製され、非磁性支持体上に塗布されるが、そ
の磁性塗料の溶剤としては、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン系、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸
エチル2酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステ
ル系、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエ
チルエーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系、
ヘンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、メチレンクロラ
イド、エチレンクロライド。
四m(IJL クロロホルム、エチレンクロルヒドリン
、ジクロルヘンゼン等の塩素化炭化水素等が挙げられる
〔作用〕
比表面積25i/g以上の針状強磁性金属粉末を磁性粉
末とすることにより電磁変換特性(低雑音、高出力)が
確保され、また、結合剤に親水性極性基を有する樹脂を
使用することにより上記強磁性金属粉末の分散性が改善
される。
さらに、モース硬度6以上の非磁性粉を上記強磁性金属
粉末100重量部に対して20〜35重量部添加するこ
とにより、塗膜が補強され、耐久性が向上する。
〔実施例〕
針状強磁性金属粉末        100重里部塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体   10重量部(U、C
,C,社製、商品名VAGH)−5O3Na基含有ポリ
ウレタン樹脂    10重量部レシチン      
         2重M部脂肪酸エステル     
      1重量部非磁性粉           
 10〜40重量部トルエン            
  50重量部メチルエチルケトン         
50重量部シクロへキサノン          50
重量部上記組成を有する混合物をボールミル中で24時
間混練した後、硬化剤(日本ポリウレタン工業社製、商
品名コロネートL)5重量部を加えて1時間高速せん断
分散して磁性塗料を調製した。
この磁性塗料を、厚さ16μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルムベース上に乾燥後の膜厚が4μmとなる
ように塗布し、その塗膜が流動状態にある間に交流ソレ
ノイド(周波数50h、5アンペア)中を通過させて原
反磁気テープを作成した。この原反磁気テープをスーパ
ーカレンダー処理し、その裏面にカーボンブラックを含
む帯電防止層を厚さ2μmとなるように形成した。
次いで、このテープを、直径471mに打ち抜き、磁気
ディスクを作成した。
上述の方法に従い、強磁性金属粉末の比表面積及び非磁
性粉の種類、添加量を次表に示すように変え、実施例1
〜実施例6及び比較例1〜比較例5を作成した。ただし
、比較例5は、−5OJa5含有ボリウレクン樹脂の代
わりにボリウレクン樹脂(日本ポリウレタン工業社製、
商品名N−3022)を使用した。
得られた各実施例及び比較例について、それぞれ残留磁
束密度Br、保磁力Hc、RF比出力CN比、耐久性、
ヘッド摩耗について調べた。なお、各特性は試作型磁気
ディスクレコーダを使用して測定し、RF比出力測定条
件は相対速度6.0m/秒、記録周波数5MHz、記録
用ヘッド:センダスト再生用へフド:フヱライト トラ
ック幅60μmとし、CN比の測定条件は相対速度6.
0m/秒、記録中心周波数5M1(z、変調周波数IM
IIzとした。また、耐久性は初期出力が一3dBとな
るまでのスチル時間とし、ヘッド摩耗は四段階法で評価
し◎は極めて良好、○は良好、Δはやや不良。
×は不良をそれぞれ表すものとする。結果を次表に示す
この表より、本発明を適用した各実施例にあっては、電
6n変換特性に優れ、高出力、低雑音を示すとともに、
耐久性やヘッド摩耗においても良好な結果を示すことが
わかる。これに対して、非磁性粉の添加量の少ない比較
例1〜比較例3では、耐久性に問題を生じ、逆に非磁性
粉の添加量の多い比較例4ではヘッド摩耗に問題を生ず
ることがわかる。さらに、親水性極性基を存する樹脂を
結合剤として用いていない比較例5では、所定の電磁変
換特性を確保することが難しいことがわかる。
以上、本発明の具体的な実施例について説明したが、本
発明がこれら実施例に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の磁気記録媒
体においては、比表面積25r+?/g以上の強磁性金
属粉末を磁性粉末とし、親水性極性基を有する樹脂を結
合剤としているので、短波長記録による高密度記録に対
応する電磁変換特性を確保することができ、また高出力
、低雑音の磁気記録媒体とすることができる。このとき
、分散性に問題を生ずることもない。
さらに、本発明においては、磁性層にモース硬度6以上
の非磁性粉を所定量添加しているので、磁性層となる塗
膜の補強効果が充分なものとなり、耐久性が大幅に改善
される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に針状強磁性金属粉末と結合剤とを主体
    とした磁性層を設けてなる磁気記録媒体において、 上記強磁性金属粉末はBET法による比表面積が25m
    ^2/g以上であり、 上記結合剤は側鎖に親水性極性基を有する樹脂を含有し
    、 かつ上記磁性層はモース硬度6以上の非磁性粉を上記強
    磁性金属粉末100重量部あたり20〜35重量部含有
    していることを特徴とする磁気記録媒体。
JP60173111A 1985-08-08 1985-08-08 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0719366B2 (ja)

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