JPS6234231Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6234231Y2
JPS6234231Y2 JP19099182U JP19099182U JPS6234231Y2 JP S6234231 Y2 JPS6234231 Y2 JP S6234231Y2 JP 19099182 U JP19099182 U JP 19099182U JP 19099182 U JP19099182 U JP 19099182U JP S6234231 Y2 JPS6234231 Y2 JP S6234231Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
melt
furnace
tilting
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19099182U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5994291U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19099182U priority Critical patent/JPS5994291U/ja
Publication of JPS5994291U publication Critical patent/JPS5994291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6234231Y2 publication Critical patent/JPS6234231Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は傾動炉における熔体入口部の受樋構
造に関する。
近年、銅の製錬においては、連続製錬法が実施
されている。この連続製錬法は、熔錬炉、〓分離
炉、製銅炉を樋で連絡して、これらの炉から炉へ
順次熔体を移動しながら、連続的に製錬を行なう
というものである。
そして、このような連続製錬法で一貫製錬され
た粗銅は、製銅炉の粗銅樋から連続的に流出する
ので、一旦保温炉で受けた後、レードルで次の精
製炉へと送られる。
この種の保温炉としては、第1図および第2図
に示すような傾動炉が利用されている。すなわ
ち、この保温炉は、炉体1が水平な傾動軸線Aを
中心に上下方向(第2図中矢印イ,ロ方向)に傾
動自在に設けられ、傾動軸線A上の炉体側壁2に
熔体(この場合粗銅)の入口3が設けられるとと
もに、その入口3を囲むように炉体側壁2の外部
に側壁2に対して垂直に断面半円状で端部4aが
塞がれた熔体受樋4が設けられ、この受樋4上に
傾動軸線に略直交する方向に配置された熔体注入
樋(粗銅樋)5の先端を位置させて、熔体Pをこ
の注入樋5から受樋4およびの入口3を介して炉
体1内に注入し、注入した熔体Pを炉体1を第2
図中矢印ロ方向に傾動させることにより、炉体周
壁に設けられた熔体出口(タツプホール)6から
レードル上に排出するようになつている。なお、
7はバーナ、8は煙道である。
ところが、従来では、注入樋5から受樋4に熔
体Pを注入する際、熔体Pが飛散し、受樋4の側
壁4bの上縁部に固化堆積する場合がある。特
に、図中Bで示す部分に堆積したりすると、炉体
1を傾動させて炉体1内の熔体Pを出口6からレ
ードルに汲み出す場合、堆積物が注入樋5につか
えるため、傾転角度が小さくなり、少量ずつ汲み
出さざるを得なくなつて、操業上不都合を生じる
ことになる。
このため、Bの部分を常時バーナで加熱して堆
積物を熔融するか、あるいは汲み出す前にランシ
ングして堆積物を取り除く作業を行なつている。
しかし、このような対策は、前者がバーナの排ガ
スや騒音により環境上の問題が生じ、また後者が
高温環境の作業であることから作業に困難が伴な
い、いずれの場合も不具合を生じていた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
注入樋から受樋に熔体を注入する際の熔体の飛散
を防いで、受樋の上縁部に堆積物が付着しないよ
うにできる傾動炉における熔体入口部の受樋構造
を提供することを目的とする。
この考案は、上記目的を達成するため、熔体受
樋の注入樋先端出口に対向する側の側壁の上縁部
を嵩上げするとともに、この嵩上げした側壁部分
に注入する熔体が直接当たる位置に前記注入樋先
端出口を配置した点に特徴を有する。
以下、第3図および第4図を参照してこの考案
の一実施例を説明する。なお、従来例を示す第1
図、第2図と同一構成要素部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
受樋14は、断面半円状のもので、端部14a
が塞がれ、受け箱のように形成されている。そし
て、注入樋15の先端出口に対向する側壁14b
の上縁部は耐火レンガ14cにより嵩上げされて
いる。この耐火レンガ14cによる嵩上げは受樋
端部14a上縁部にもわたり、その部分は斜めに
形成されている。また、注入樋15の先端出口
は、前記嵩上げした耐火レンガ14c部分に、注
入する熔体が直接当たるように近づけて配置され
ている。
したがつて、注入される熔体は、耐火レンガ1
4cによる嵩上げ部分に当つて、側壁14bに沿
つて底部に流れ落ち、そのまま炉体1内に入り、
周囲に飛散することもない。
なお、前記耐火レンガ14cのかわりに、他の
耐火物、あるいは水冷銅ブロツクジヤケツトによ
り嵩上げを行なつても良い。
以上のように、この考案によれば、熔体の飛散
を防止できるので、従来のように受樋上縁部に堆
積物が付着することがない。したがつて、従来行
なつていた堆積物除去作業を行なう必要もなく、
操業能率のアツプが図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保温炉を示す平面図、第2図は
第1図の−線矢視図、第3図はこの考案の一
実施例の要部を示す平面図、第4図は第3図の
−線矢視図である。 A……傾動軸線、P……熔体、1……炉体、2
……側壁、3……熔体の入口、6……出口、14
……受樋、14b……側壁、14c……耐火レン
ガ、15……注入樋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平な傾動軸線を中心に上下方向傾動自在に設
    けられた炉体の前記傾動軸線上の側壁に熔体の入
    口が設けられるとともに、その入口を囲むように
    前記側壁の外部に側壁に対して垂直に熔体受樋が
    設けられ、この受樋上に前記傾動軸線に略直交す
    る方向に配置された熔体注入樋の先端出口を位置
    させて、熔体をこの注入樋から前記受樋および入
    口を介して前記炉体内に注入し、注入した熔体を
    前記炉体を傾動させることにより炉体周壁に設け
    られた出口から外部に排出するようにした傾動炉
    における熔体入口部の受樋構造において、前記熔
    体受樋の前記注入樋先端出口に対向する側の側壁
    の上縁部を嵩上げするとともに、この嵩上げした
    側壁部分に注入する熔体が直接当たる位置に前記
    注入樋先端出口を配置したことを特徴とする傾動
    炉における熔体入口部の受樋構造。
JP19099182U 1982-12-17 1982-12-17 傾動炉における熔体入口部の受樋構造 Granted JPS5994291U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19099182U JPS5994291U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 傾動炉における熔体入口部の受樋構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19099182U JPS5994291U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 傾動炉における熔体入口部の受樋構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5994291U JPS5994291U (ja) 1984-06-26
JPS6234231Y2 true JPS6234231Y2 (ja) 1987-09-01

Family

ID=30411388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19099182U Granted JPS5994291U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 傾動炉における熔体入口部の受樋構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5994291U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5994291U (ja) 1984-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2055737A1 (en) Plant for the production of molten metals
JPS6234231Y2 (ja)
JP2504627B2 (ja) ガラス溶融炉の底部電極
US4328956A (en) Taphole assembly and method of installation
DE59506858D1 (de) Kippbares metallurgisches aggregat bestehend aus mehreren gefässen
US4156452A (en) Furnaces
JPH0979751A (ja) アーク炉
JPS6129720Y2 (ja)
JPS621218Y2 (ja)
CN214694316U (zh) 一种三相有衬电渣炉避渣出钢装置及熔炼系统
JP3301065B2 (ja) 廃棄物溶融炉
JPS6035037Y2 (ja) 高温冶金炉における築炉構造
JPS6335357Y2 (ja)
KR20030038704A (ko) 제련로용 하부 구조물
JPS6214118Y2 (ja)
SU1157326A1 (ru) Двухкамерна отражательна печь дл плавки цветных металлов
JPH0516188Y2 (ja)
JP3152026B2 (ja) 溶湯移送用樋
JPS6310480Y2 (ja)
JPH04187729A (ja) 銅の精製炉
JPS6018430Y2 (ja) 製錬炉のサイフォン出口部の構造
JPS5935577Y2 (ja) 「鎔」錬炉の出口構造
JPS6021760Y2 (ja) 口縁を円弧状に延長した注湯口のあるるつぼ
JP2830356B2 (ja) 溶銑製造用筒型炉
JPH0129232Y2 (ja)