JPS623360Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS623360Y2
JPS623360Y2 JP1982094232U JP9423282U JPS623360Y2 JP S623360 Y2 JPS623360 Y2 JP S623360Y2 JP 1982094232 U JP1982094232 U JP 1982094232U JP 9423282 U JP9423282 U JP 9423282U JP S623360 Y2 JPS623360 Y2 JP S623360Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
cover
panel
thermostat
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982094232U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58196300U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9423282U priority Critical patent/JPS58196300U/ja
Publication of JPS58196300U publication Critical patent/JPS58196300U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS623360Y2 publication Critical patent/JPS623360Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、例えば人工衛星のパネルからの放熱
量を制御する等の熱放射制御装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に、人工衛星の熱制御に用いられるサーマ
ル・ルーバは第1図及び第2図に示すように構成
される。即ち、人工衛星のパルス1にはサーマ
ル・ルーバの筐体2及び駆動装置3がねじ4等に
より取り付けられる。前記筐体2内には複数の羽
根よりなるブレード5が前記駆動装置3により回
転させられるようにして取り付けられる。前記ブ
レード5は熱放射率の小さい表面特性を有し、人
工衛星のパネル1の温度に応じて駆動装置3で回
転されることによりパネル1からの放熱量を制御
するものである。この場合、ブレード5が第1図
に示すようにパネル1面に対し垂直の状態になつ
た時放熱量が最大となり、この状態から90゜回転
して閉じた状態の時放熱量は最小となる。前記駆
動装置3は周囲を断熱材6で覆われたハウジング
7内にスプリングのバイメタル8が設けられて構
成され、このバイメタル8はパネル1の温度を感
知して膨張・収縮し、それに連結されたブレード
5を回転させる。従つて、ブレード5の回転角は
パネル1の温度に依存する。パネル1の温度とサ
ーマル・ルーバの代表的な実効的放射率の関係を
第3図に示す。サーマル・ルーバのブレード5は
バイメタルの膨張・収縮を利用している為、サー
マル・ルーバの動作温度範囲はバイメタルの特性
に依存し、15℃程度となる。このようにサーマ
ル・ルーバの動作温度範囲はバイメタルの特性に
依存するので、動作温度巾を任意に変えることは
必ずしも容易ではなかつた。そのため、人工衛星
のパネルの温度を精確に制御することができなか
つた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑みてなたされたもの
で、カバー開閉駆動体例えばバイメタル・スプリ
ングの温度をセンサ列えばサーモ・スタツトと温
度制御体例えばヒータで温度制御して動作温度を
容易に設定し得、かつ動作温度範囲を狭め小さな
温度変化で実効的放射率を大きく変えて被制御体
例えば人工衛星のパネルの温度を更に精確に制御
し得る熱放射制御装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案は、熱放射率の小さい表面特性を有する
カバーを開閉することにより、被制御体の熱放射
量を制御する熱放射制御装置において、被制御体
の温度を検知するセンサを設け、このセンサの信
号を温度制御体に加え、この温度制御体で熱膨
張・収縮を利用したカバー開閉駆動体を温度制御
し、このカバー開閉駆動体によりカバーを開閉す
ることにより、被制御体の熱放射量を制御するこ
とを特徴とする熱放射制御装置である。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を詳細に説
明する。
即ち、第4図は本考案の一実施例を示し、被制
御体である人工衛星のパネル11にはカバー開閉
駆動体のハウジング12がスペーサ13を介在し
て取り付けられ、このハウジング12の内面には
断熱材14が設けられる。前記ハウジング12の
内部には熱膨張・収縮を利用したカバー開閉駆動
体であるバイメタルスプリング15が設けられ、
このバイメタルスプリング15は第5図に示すよ
うに外方端が固定された渦巻き状に構成される。
このバイメタルスプリング15の内方端部には前
記パネル1を覆うように設けられた熱放射率の小
さい表面特性を有するカバーのブレード16の回
動軸17が取り付けられる。前記バイメタルスプ
リング15の近傍には温度制御体としてヒータ1
8が設けられ、このヒータ18はサーモスタツト
19を介して電源20に接続される。前記サーモ
スタツト19は前記パネル11に取り付けられパ
ネル11の温度を検知するセンサとして働らく。
前記ヒース18は前記バイメタルスプリング15
に接着してもよい。
即ち、人工衛星のパネル11の温度が、あらか
じめ設定されたサーモスタツト19の閉温度に到
達すると、サーモスタツト19が閉じ、ヒータ1
8に電源20が接続されてバイメタルスプリング
15を加熱する。バイメタルスプリング15とヒ
ータ18はハウジング12に取り付けられた断熱
材14及びスペーサ13によつて、外部と熱的に
断熱されている。ヒータ18によつて加熱された
バイメタルスプリング15は膨張する。バイメタ
ルスプリング15の伸びはブレード16の軸17
を回動させ、ブレード16が開く。これによりパ
ネル11からの実効的放射率(放熱量)が減り、
パネル11の温度は上昇を始める。以後、このサ
イクルが連続的に繰り返されパネル11の温度は
サーモスタツト19の動作温度範囲に制御され
る。従つて、サーモスタツト19の動作温度を変
えることにより、サーマル・ルーバの動作温度は
容易に変えることが出来る。また、サーモスタツ
ト19の動作温度巾は狭いので、第6図に示すよ
うに、例えば2〜3℃等の狭い温度巾で急激に実
効的放射率が変化する。また、ヒータ18によつ
てバイメタルスプリング15を温度制御する為、
ブレード16の応答特性は極めて速い。なお、ハ
ウジング全体がブランケツトで断熱されて、放熱
が緩慢な場合にはハウジングに窓を設ける等によ
つて応答を速くすることができる。
第7図及び第8図は本考案の他の実施例で、被
制御体21のカバーとして、エンドレス帯状体2
2をローラ23,24で移動自在に設け、この帯
状体22の表面側及び裏面側にそれぞれ対応して
透孔25,26を設けたもので、この帯状体22
はバイメタルスプリング27の膨張・収縮で移動
される。このバイメタルスプリング27の近傍に
はヒータ28が設けられ、このヒータ28は被制
御体21に設けられたサーモスタツト29を介し
て電源30に接続される。即ち、帯状体22の表
面側の透孔25と裏面側の透孔26の位置が一致
したとき帯状体22は開らかれる。
第9図及び第10図a,bは本考案の他の実施
例で、被制御体31のカバーとして、それぞれに
複数の透孔32を有する2枚の円盤体33,34
を同一中心軸35に枢着し、一方の円盤体34を
バイメタルスプリング36の膨張・収縮で回動で
きるように構成する。前記バイメタルスプリング
36の近傍にはヒータ37が設けられ、このヒー
タ37は被制御体31に設けられたサーモスタツ
ト38を介して電源39に接続される。即ち、円
盤体33と34の透孔32が一致したとき円盤体
33,34は開かれる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、被制御体の
熱放射量をコントロールするカバーの動作温度を
センサ例えばサーモスタツトによつて自由に調節
でき、サーモスタツトのもつ動作温度範囲で大き
く実効放射率を変えることができ、かつ応答性の
優れた高感度熱放射制御装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサーマル・ルーバを示す斜視
図、第2図は従来のサーマル・ルーバの駆動部を
示す断面図、第3図は従来のサーマル・ルーバの
実効放射率特性を示す図、第4図は本考案の一実
施例を示す一部切欠構成図、第5図は本考案に係
るバイメタルスプリングとヒータとの関係の一例
を示す構成図、第6図は本考案装置の実効放射率
特性の一例を示す図、第7図は本考案の他の実施
例を示す斜視図、第8図は同じく断面構成図、第
9図は本考案の他の実施例を示す斜視図、第10
図aは同じく平面図、第10図bは同じく断面構
成図である。 11……パネル、12……ハウジング、13…
…スペーサ、14……断熱材、15……バイメタ
ル・スプリング、16……ブレード、17……回
動軸、18……ヒータ、19……サーモスタツ
ト、20……電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被制御体を覆うように設けられる開閉自在のカ
    バーと、前記被制御体の温度を検知するセンサ
    と、このセンサの信号が加えられ温度制御する温
    度制御体と、この温度制御体で温度制御され熱膨
    張・収縮を利用して前記カバーを開閉するカバー
    開閉駆動体とを具備し、前記カバーを開閉するこ
    とにより前記被制御体の熱放射量を制御すること
    を特徴とする熱放射制御装置。
JP9423282U 1982-06-23 1982-06-23 熱放射制御装置 Granted JPS58196300U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9423282U JPS58196300U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 熱放射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9423282U JPS58196300U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 熱放射制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58196300U JPS58196300U (ja) 1983-12-27
JPS623360Y2 true JPS623360Y2 (ja) 1987-01-26

Family

ID=30225656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9423282U Granted JPS58196300U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 熱放射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58196300U (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SPACE SIMULATION=1975 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58196300U (ja) 1983-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3872911A (en) Louver system with hinged blades
JPS623360Y2 (ja)
JPS6350240Y2 (ja)
JPH10208532A (ja) 日射制御機構を有する回転羽根装置
JPH0514125Y2 (ja)
JPH0343920Y2 (ja)
JPH0348526Y2 (ja)
JPS641200Y2 (ja)
JPH0533872Y2 (ja)
JPS61143638A (ja) 暖房システム
JP2888994B2 (ja) 断熱性自動調節壁
JPH0454860B2 (ja)
JPH0750680Y2 (ja) 低中温域黒体炉
JPH0449556Y2 (ja)
JPS6332800Y2 (ja)
JPS6325512A (ja) 温熱検知素子
JPH0449557Y2 (ja)
JPS589152Y2 (ja) 温風装置
JPS5889747U (ja) 温風こたつ
JP2001036276A (ja) サーマルルーバ
JPH0277546U (ja)
JPH0355481A (ja) 冷蔵庫のダンパー装置
JPH0228454Y2 (ja)
JP2974016B1 (ja) サーマルルーバ
JPS609714Y2 (ja) 非分散形赤外線分析装置