JPS6233065A - 珪素鋼板のプラズマア−ク溶接法 - Google Patents

珪素鋼板のプラズマア−ク溶接法

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JPS6233065A
JPS6233065A JP17215085A JP17215085A JPS6233065A JP S6233065 A JPS6233065 A JP S6233065A JP 17215085 A JP17215085 A JP 17215085A JP 17215085 A JP17215085 A JP 17215085A JP S6233065 A JPS6233065 A JP S6233065A
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JP
Japan
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welding
plasma arc
silicon steel
welding method
arc welding
Prior art date
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Application number
JP17215085A
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English (en)
Inventor
Akira Tanaka
章 田中
Shojiro Ono
小野 昭次郎
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、通常0.1〜0.35mmの板厚を有する珪
素鋼板(tfJ帯を含む)の突合せ溶接法、特にプラズ
マアーク溶接法に関するものである。
〔従来の技術〕
珪素鋼板、冷延鋼板等の鋼板の製造ライン、例えば、焼
鈍ライン、精整ライン等、においては、先行のコイルと
後行のコイルが溶接接続され、連続的に通板され処理さ
れる。各ラインでの処理を円滑に行なうには、溶接部に
起因する板破断等のトラブルを発生させないことが重要
である。
また9例えば鋼帯がコイル状に巻かれた場合に、溶接部
が他面に押圧力を与え、押し疵等の欠陥をもたらすこと
もあるので、これを生じせしめないようにする必要もあ
る。
また、珪素鋼板において、電気機器に積層した場合、そ
の厚みが増すことがないようにすることが重要である。
珪素鋼板には、Siが1〜4%含まれており、且つ、板
表面がガラス等、電気絶縁被膜でコーティングされ又板
厚が0.1〜0.35mmと薄いために、アークを熱源
とする溶接方法は用いられずガス溶接法が一般に適用さ
れている。
しかし、このガス溶接法においては、エネルギー密度が
小さく溶は巾が大きいために、薄い鋼板では溶融メタル
の溶は落ち(穴)が発生し時々ライン障害をともなって
いた。
又、溶接出来たとしても熱影響部が大であるために溶接
後の形状が悪く、コイル状に巻かれた時、溶接部が他面
に押圧力を与え、押し疵等の欠陥を生じさせ成品歩留を
低下せしめる要因となっている。
このために、特開昭58−151985号公報等に見ら
れるレーザービームによる溶接法が提案されている。レ
ーザー溶接はレーザーの高エネルギー密度、ビーム径小
という特性を活用して鋼板を低入熱で溶接接続するもの
である。しかし、レーザー溶接法においては、第1表の
比較表に見られるように。
設備費及びランニングコストが膨大である又、エネルギ
ー効率について見ると総電力の1〜2%の出力しか得ら
れないというものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものでエネルギー
効率か大きく、電源容量が小さく、コストが安く、しか
も、溶接性能はレーザーと同等であり、且つ、電気絶縁
被膜のある珪素鋼板の溶接に従来適用できなかったプラ
ズマアークを熱源としたプラズマアーク溶接法を提供す
ることを目的とするものである。
c問題点を解決するための手段・作用〕本発明者等は従
来導電性のある金属のみに採用されていたレーザー溶接
に比しコスト的にも安いプラズマアーク溶接法を、電気
絶縁被膜を有した珪素鋼板の突合せ溶接に適用できない
かについて研究、調査を重ねた結果、プラズマアークを
突合せ溶接線に対し、斜め照射することにより解決を見
たものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、電気絶縁性被
膜をコーティングした珪素鋼板をプラズマアークを熱源
として突合せ溶接するに当り、プラズマアークを溶接線
方向に斜め照射すること、又、このときのプラズマアー
ク溶接条件を溶接速度0.5−1.0m/mir+、エ
ネルギー密度2.0X10’ W/cmz以下でかつ入
熱量150 J /Cm以下にて実施することによって
従来珪素鋼板に採用していなかったプラズマアーク溶接
法が利用できるようになったのである。以下に本発明の
詳細な説明する。
通常、プラズマアーク溶接法は第1図に点線で示す如く
、トーチlは被溶接材2の突合せ溶接線方向に対して垂
直上方に配設され溶接線3にそって矢示方向に移動しな
がら溶接して行く。なお、4はプラズマアーク、5は板
支えの役目をもつバックバーである。しかし、この方法
では被溶接材2が珪素鋼板である場合、第2図に示す如
く珪素鋼板素地6の最外層には電気絶縁被膜7が形成さ
れているためにプラズマアークが生じにくく、前述した
ように板厚が0.1〜0.35mmと薄いため、無理に
入熱量、エネルギー密度を上げると、溶は落ちが生じ不
連続溶接しかできない難点があった。
本発明者等は、そこで、トーチlを第1図に実線で示す
如く溶接線3の方向に対し斜めに配設してプラズマアー
ク4を電気絶縁被膜7に直接当てず、珪素鋼板素地6に
垂直線に対しθ0斜め照射を試みたところ、150 J
 /cta以下の入熱量、2.0X10’W/cIII
z以下のエネルギー密度の溶接条件が選べるため、珪素
鋼板の如き極薄鋼板でも溶は落ちが生じないプラズマア
ーク溶接法による突合せ溶接が可能となった。又、溶接
速度は従来よりも早い速度0.5〜1.0m/minで
溶接した方が溶融部に電気絶縁被膜のスラグ(例えばP
など)の混入が少く、溶接後強度、曲げ加工性等溶接品
質が向上することもわかった。次に本発明の限定条件に
ついて述べる。
先ず、本発明の最大の特徴点であるプラズマアーク斜め
照射角度θ°は特に限定しないが、5゜〜lOa が好
ましい。lOoを越えて傾斜を大きくするとアーク長が
長くなり過ぎて入熱効率が悪くなる。5°以内は垂直と
差があまり無くなり、プラズマアークが発生しにくくな
り、無理に入熱量。
エネルギー密度大に上げ過ぎると板厚が薄いため溶は落
ちを生じ不連続接合となる恐れがある。
次に、溶接条件のうち特に重要なものは、溶接速度であ
る。本発明の好ましい?8接速度は0.5〜1.0 m
/minである。電気絶縁被膜のない冷延鋼板等に採用
している0、1〜0.5 m/min  に溶接速度を
低下させると、珪素鋼板の絶縁被膜がスラグとなって溶
着金属部に混入(特にPなど有害物質)して、溶接強度
、曲げ加工性等溶接性を阻害する。
上述したように、高速溶接は電気絶縁被膜を飛散させて
溶着金属内に電気絶縁被膜中のスラグを混入させない効
果を有するが1本発明では特にプラズマアークの斜め照
射であるから通常の垂直照射に比し電気絶縁被膜の飛散
効果も大である。なお、あまり溶接速度が高(1,0m
/min超になると、冷却速度が極端に早くなり、焼入
状態を呈し強度劣化や割れ事故の原因となる。 1 溶接条件は珪素鋼板の如く極薄鋼板の溶は落ち防止の恐
れのない入熱量150J/am以下、エネルギー密度2
.OX 10’ W / 0m2以下の、入熱量、エネ
ルギー密度のもとで作業できる。各上限値を超えると極
薄鋼板であるため、溶は落ちとなり回避すべきであるが
入熱ff160J/cI11以下、エネルギー密度1.
OX 104W / am2以下になると入熱不足で溶
は込み不足となる恐れがある。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を述べ具体的に説明する。
板厚0.15n+m及び0.23mmの2種類の電磁鋼
板を使用して第2表で示される溶接条件で突合せ溶接し
た後、突合せ面の外観検査及び溶接部の曲げ強度を見る
ために曲げ回数で評価してそれぞれ第3表にまとめた。
なお、曲げ回数は溶接部を曲げ曲率半径10mmで90
°曲げて、破壊に至るまでの繰返し曲げ回数とした。
なお、試料NO,10,NO,11はCo2レーザー溶
接。
NO,12,No、13はガス溶接にて行った。
試料N011〜N0.6の本発明法適用例ではいずれも
溶接外観検査で良好な外観を呈し、溶は落ち箇所は見当
らなかった。但し、曲げ強度評価においてN013〜N
006がNO,1,NO,2に比し若干劣っているが1
、現在の珪素価板の突合せ溶接に通常用いられているガ
ス溶接2〜3回がせいぜいであることからも、如何に本
発明のプラズマアーク斜め照射によるプラズマアーク溶
接法が優れているかうかがえる。
N013及びN014は若干溶接速度が速すぎて冷却中
に焼入状態を呈したためで、 NO,5,NO,6はプ
ラズマアーク照射傾斜角度が大きすぎて入熱効率が悪く
なり入熱不足の影響と思われる。
N027〜NO19は比較例で、 NO,7及びNO,
8はプラズマアークトーチを周知の方法の如く垂直上方
からプラズマアークを発生させようとしたが、本発明の
〜0.1−N0.6と同一条件では電気絶縁被膜が介在
しているためアークの発生は不連続となった。NO,9
は本発明例と同一傾斜角度でプラズマアークを飛ばした
が溶接速度が遅く1人熱量が大であったためか部分的に
溶は落ちが生じた。
又、従来例としてレーザ溶接(C02ガス)とガス溶接
(アセチレンガス)を実施した結果、溶接部の外胡は良
好に仕上ったが曲げ強度の点プラズマアーク溶接に劣り
、特にガス溶接は劣っている。
〔発明の効果〕
以上実施例からもわかる通り、本発明は、電気絶縁被膜
を有した珪素鋼板に対し、プラズマアークを溶接線方向
に斜め照射する新規な方法によりはしめて、従来不可能
であったプラズマアーク溶接法の珪素鋼板への適用を可
能としたものであり、溶接仕上り、曲げ強度ともに従来
のガス溶接はもとより、レーザー溶接と同等以上の性能
を有し、レーザーより安価なプラズマアーク溶接法を採
用できる効果大なる発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明(実線)及び従来法(点線)によるプラ
ズマアーク溶接法を説明する斜視図、第2図は珪素鋼板
の断面拡大図である。 1:トーチ        2:被溶接材3:溶接a 
       4:プラズマアーク5:バックパー  
    6:珪素鋼板7:電気絶縁被膜 θ;プラズマアーク斜め照射角度 特許出願人新日本製鐵株式會社5− 4・5°フ 代理人弁理士杉 信  興・;1→ ′5コ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)絶縁性被膜をコーティングした珪素鋼板をプラズ
    マアークを熱源として突合せ溶接するに当り、プラズマ
    アークを溶接線方向に斜め照射することを特徴とする珪
    素鋼板のプラズマアーク溶接法。
  2. (2)プラズマアーク溶接条件を、溶接速度0.5〜1
    .0m/min、エネルギー密度2.0×10^4W/
    cm^2以下かつ入熱量150J/cm以下とする前記
    特許請求の範囲第(1)項記載の珪素鋼板のプラズマア
    ーク溶接法。
JP17215085A 1985-08-05 1985-08-05 珪素鋼板のプラズマア−ク溶接法 Pending JPS6233065A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020508850A (ja) * 2017-04-10 2020-03-26 ヘルマン ウルトラシャルテクニーク ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーHerrmann Ultraschalltechnik Gmbh & Co.Kg 長尺材の間欠超音波加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020508850A (ja) * 2017-04-10 2020-03-26 ヘルマン ウルトラシャルテクニーク ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲーHerrmann Ultraschalltechnik Gmbh & Co.Kg 長尺材の間欠超音波加工方法

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