JPS6232859A - 魚肉加工食品素材の製造方法 - Google Patents

魚肉加工食品素材の製造方法

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JPS6232859A
JPS6232859A JP60172681A JP17268185A JPS6232859A JP S6232859 A JPS6232859 A JP S6232859A JP 60172681 A JP60172681 A JP 60172681A JP 17268185 A JP17268185 A JP 17268185A JP S6232859 A JPS6232859 A JP S6232859A
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meat
fish meat
water
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Kazuo Nishida
一夫 西田
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、魚肉加工食品(魚肉加工食品には、魚肉を混
練して得る、魚肉ねり製品、魚肉を用いて得る、調理食
品<調理食品を連結して得る、調理冷凍食品を含む。以
下同じ>を含む。以下同じ)の主原料とされているとこ
ろの、魚肉(魚肉をもちいて得る、魚肉すり身、魚肉す
り身を凍結して得る、冷凍魚肉すり身を含む。以下同じ
)と併用(併用には、併せて用いると云う意味と共に、
ひとつに纒めると云う意味も含む。以下同じ)して、従
来の魚肉加工食品と同称な魚肉加工食品となすことが出
来ると共に、可塑性(可塑性とは、一般的には、強い力
が加わった時に、形が変ってしまい、そのまま元に戻ら
ない性質を云うけれども、本発明に於いては、それに加
えて、噛んだ時には適当な硬さの歯応えがあり、噛みし
めるとさくりとした歯切れのよい感触となる性質も含む
以下同じ)をも付与せしめ得ると云う特異な性質を保有
している魚肉加工食品となすための、魚肉加工食品素材
の製造方法に関するものである。
本発明を更に詳しく説明すれば、 必須要件項としての、1(イ)魚類を、水で十分洗じょ
うをして、清じょうな状態の、魚類(清じょうな状態の
、魚類には、水からひきあげるなどした、魚類を含む。
以下同じ)となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、そのままでまたは水分(水分
には、蒸気<蒸気には、湯気を含む。以下同じ>、水を
含み、その、水には湯を含み、単に、例えば、蒸気、水
、湯、温水などとも呼称する。以下同じ)・糠分(糠分
には、米糠・麦糠・■およびそれらに似通った性質をも
っていてそれらの代替をなし得るものを含む。そして、
単に、たとえば、米糠、麦糠、■などとも呼称する。以
下同じ)・糖分(糖分には、砂糖および砂糖に似通った
性質をもっていて砂糖の代替をなし得るもの、例えば、
果糖、味淋、糖アルコール<例えば ソルビトール。以
下同じ>などを含み、たんに、たとえば、砂糖、果糖、
味淋、糖アルコールなどとも呼称する。以下同じ)・塩
分(塩分には、食塩および食塩に似通った性質をもって
いて食塩の代替をなし得るもの、例えば、醤油、味噌、
ソース、調味用酒<調味用味淋を含む。以下同じ>、調
味用エキスなどを含み、衛生的な海水も含むものとする
。そして、単に、たとえば、食塩、味噌、ソース、調味
用酒、調味用エキス、衛生的な海水などとも呼称する。
以下同じ)の単独もしくは複数をもって介護した状態で
加熱処理(加熱処理とは、ものを品温<品温は、ものの
中心部の温度をもって表示する。以下同じ>70℃程度
または70℃以上に保って加熱して、加熱と殺菌とを纒
めて行なうことを云う。以下同じ)をして、加工魚類と
なす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理(加工魚類を加
工処理とは、加工魚類を、細切<ミンチを含む、以下同
じ>または採肉<採肉とは、肉を採取することを云うと
共に、採取した肉のことも云う。
そして、その、採取した採肉のことを精肉とも呼称する
。以下同じ>することを云うと共に、それらをもちいて
すり身になすことも含む。以下同じ)をしてまたはその
ままで、魚肉加工食品素材(魚肉加工食品素材を凍結し
て得る、冷凍魚肉加工食品素材を含む。そして、加工魚
類を、細切または採肉して得る魚肉加工食品素材のこと
を、たんに、加工魚肉とも呼称し、その、加工魚肉をも
ちいてすり身となして得る魚肉加工食品素材のことを、
単に、魚肉加工すり身とも呼称する。そしてまた、加工
魚類を、加工処理をしないで、そのままで魚肉加工食品
素材となしたものを、単に、加工魚類とも呼称する。以
下同じ)となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、魚肉加工食品素
材の製造方法。と、その、実施態称項とに関するもので
ある。そして、本発明の特徴は、魚類を、経済性、保存
性、栄養分、■味能力のすぐれた魚肉加工食品素材とな
し得ることにあって、本発明の目的は、上記の、魚肉加
工食品素材と、魚肉を、用途に適応した併用割合(併用
割合はすべて重量比とする。以下同じ)となし得る如く
に計量をして、計量魚類となし、その、計量魚類を、併
用してから混練してまたは別途に混練してから併用して
、出来上りすり身(魚肉加工食品素材を主原料として用
いたると、魚肉を主原料として用いたるとを問わず、と
に角、魚類を主原料として用い、それらに、蓄肉や鶏肉
や野菜や海草や果実など、加工玄米や加工玄米紛を含む
加工米や加工米紛、加工米や加工米紛を含む加工穀類や
加工穀類紛、それら以外の植物性固形物や植物性粉末な
どの単独又は複数を用いて又は用いないで、塩分を用い
、氷や氷水や水を加えて又は加えないで、必要に応じて
は、調味料、香辛料、エキス分、油脂分、卵白、卵黄又
は全卵および、他の品質改良材も加えて、混練して得る
ものであって、それを、形成又は形成と加熱処理をなす
などの加工すれば魚肉加工食品となし得るまでに出来上
っているすり身のことを云う。以下同じ)となし、更に
、その、出来上りすり身を、形成または形成と加熱処理
(形成または形成と加熱処理をなすことを、単に、加工
とも呼称する。以下同じ)をして、経済性、保存性、栄
養分、■味成分の向上した魚肉加工食品(魚肉加工食品
を凍結して得る、冷凍魚肉加工食品を含む。以下同じ)
を得て、水産資源の有効利用の拡大と、併せて、人々の
食生活の多様化と向上に寄与するためのものである。
尚、魚肉加工食品とは、出来上りすり身を加工すること
によって得るものの総称であるから、出来上りすり身を
加工して得る、魚肉ねり製品、調理食品(調理食品を凍
結して得る、調理冷凍食品を含む。以下同じ)を含むも
のとする。そして、魚肉ねり製品には、魚肉ソーセージ
・魚肉ハム。
特殊包装かまぼこ、その他の魚肉ねり製品とも云う、か
まぼこ類を含み、調理食品(総菜食品も一緒に含む。以
下同じ)には、魚肉ハンバーグ、魚肉コロッケを含み、
それらの名称でも呼称する。
ちなみに、魚肉ねり製品の製造基準のなかには、製造に
使用する魚類は、鮮度が良好なものでなければならない
製造に使用する魚類は、加工前に水で十分洗じょうして
、 精肉の水さらしは、冷たい衛生的な水を用い、かつ、十
分に換水しながら行なわなければならない。
魚肉ソーセージ及び魚肉ハムにあっては、その中心部の
温度を80℃で45分間加熱する方法又はこれと同等以
上の効力を有する方法により、特殊包装かまぼこにあっ
ては、その中心部の温度を80℃で20分間加熱する方
法又はこれと同等以上の効力を有する方法により、その
他の魚肉ねり製品にあっては、その中心部の温度を75
℃に保って加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有
する方法により殺菌しなければならない。ただし、魚肉
すり身にあっては、この限りではない。などの規定が含
まれており、 魚肉ねり製品の保存基準のなかには、 冷凍魚肉ねり製品にあっては、これを−15℃以下で保
存しなければならない。
製品は、清潔で衛生的にケーシングするか、清潔で衛生
的な有蓋の容器に収めるか、または清潔な合成樹脂フィ
ルム、合成樹脂加工紙、硫酸紙もしくはパラフィン紙で
包装して運搬しなければならない。などの規定が含まれ
ており、 冷凍食品(生食用冷凍鮮魚介類に限る。)の加工基準の
なかには、 原料用鮮魚介類は、衛生的な水で十分に洗浄し、頭、う
ろこ、内臓その他製品を汚染するおそれのあるものを除
去しなければならない。などの規定が含まれており、 冷凍食品の保存基準は、 (1)冷凍食品は、これを−15℃以下で保存しなけれ
ばならない。
(2)冷凍食品は、清潔で衛生的な合成樹脂、アルミニ
ウム箔または耐水性の加工紙で包装して保存しなければ
ならない。であり、 調理冷凍食品とは、農林蓄水産物に、選別、洗浄、不可
食品分の除去、整形等の前処理及び調味、成形、加熱等
の調理を行ったものを凍結し、包装し、及び凍結したま
ま保持したものであって、簡便な調理をし、又はしない
で食用に供されるものを云う。と定義してあるなどを述
べておく。
それであるから、本発明に用うる魚類は、鮮度良好な魚
類であることが必要であり、 魚類は衛生的な水で十分洗じょうして、清じょうな状態
の、魚類となしておく必要があり、魚類を洗じょうする
ための水は、精肉(魚肉には含むけれど、細切した骨や
皮などを加えても魚肉と云うのに対して、肉質部を採取
したものを精肉と云う。以下同じ)を水にさらしする際
の水に準じたる冷たい衛生的な水を用い、かつ、十分に
換水しながら行なうのが望ましい旨を述べておく。
(従来の技術) 先づ、魚類を魚肉となすまでの説明をする。
A(イ)魚類の頭と内臓を除去して、水で十分洗じょう
して、清じょう魚類となす。
(ロ)(イ)の魚類を、魚肉採取機を用いて精肉と他の
部分を区別し、精肉を採取し、魚肉Aとなす。
B(イ)A(イ)(ロ)の要領を用いて、精肉となす。
(ロ)(イ)の魚肉を、精肉の水さらしの要領を用いて
水さらしをなし、脱水して、魚肉Bとなす。
C(イ)魚類の頭と内臓を除去して、水で十分洗じょう
して、清じょう魚類となす。
(ロ)(イ)の魚類を、皮や骨などを付けたままでミン
チ機を用いて細切して、魚肉Cとなす。
D(イ)魚類を調理しないで漁獲した時のままの魚体を
、水で十分洗じょうして、清じょう魚類となす。
(ロ)(イ)の魚類を、魚肉採取機を用いて、肉質部を
採用する(その際に内臓が採肉に混入する)。
(ハ)(ロ)の採肉を、精肉の水さらしの要領を用いて
水さらしして、脱水して、魚肉Dとなす。
E(イ)魚類を調理しないで漁獲した時のままの魚体を
D(イ)の要領を用いて清じょう魚類となす(ロ)(イ
)の魚類を漁獲した時のままの魚体で、肉挽機を用いて
細切して、魚肉Eとなすのである。
そして、斯くの如くにして得たる魚肉A、魚肉B、魚肉
C、魚肉D、魚肉Eなどの魚肉を混練して、出来上りす
り身となし、更に、その、出来上りすり身を、形成また
は形成と加熱処理をして、魚肉加工食品となすのが、従
来の技術による、一般的な、魚肉加工食品の製造方法な
のである。
(発明が解決しようとする問題点) 魚肉E、魚肉D、魚肉C、魚肉B、魚肉Aなどの魚肉に
は下記の如くの問題点があり、それらが本発明が解決し
ようとする問題点なのである。
魚肉B、魚肉Dは、水さらしを、十分に換水しながら行
なうので、歩留りが悪くなり、エキス分が少なくなると
云う問題点がある。
それに加えて、魚肉Dは、魚類を調理しないで、獲れた
時のままの魚体を、魚肉採取機を用いて、肉質部などを
採肉しての水さらしなので、歩留りが悪いうえに不純物
も多く残存するので魚肉Bよりもはるかに保存性が劣る
と云う問題点もある。
また、魚肉E、魚肉C、魚肉Aは、水さらしをなしてい
ないので、脂肪分が酸化しやすく、エキス分が劣化しや
すいのであり、従って、魚肉E、魚肉C、魚肉Aは、魚
肉Eを筆頭に、魚肉Dを含めて、魚肉E、魚肉C、魚肉
A、魚肉Dは共に、その品質が低下しやすいと云う問題
点がある。
それであるから、魚肉B、魚肉Dのみで得たる、魚肉加
工食品には、味覚が単調である、■こく■がないまたは
■こく■が不足しているなどと云う事態が生じやすいと
云う問題点があり、また、魚肉E、魚肉C、魚肉A、魚
肉Dのみを用いて得たる、魚肉加工食品には、品質が低
下しやすい、保存性がよくないなどと云う事態が生じや
すいと云う問題点がある。
これらの魚肉の問題点、魚肉加工食品の問題点が本発明
の解決しようとする問題点なのであり、本発明の特徴は
、魚類を、経済性、保存性、栄養分、■味能力のすぐれ
た魚肉加工食品素材となし得ることにあって、本発明の
目的は、その、魚肉加工食品素材と、魚肉を、用途に適
応した併用割合となし得る如くの計量をして、計量魚類
となし、その、計量魚類を、併用してから混練してまた
は別途に混練してから併用して、出来上りすり身となし
、更に、その、出来上りすり身を、加工して、経済性、
保存性、栄養分、■味成分の向上した魚肉加工食品を得
て、水産資源の有効利用の拡大と、併せて、人々の食生
活の多様化と向上に寄与するためである旨を重ねて述べ
ておく。
(問題点を解決するための手段) 本発明をもって問題点を解決するための手段となす。
それゆえに、本発明の概略を述べておく。
本発明は、(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清
じょうな状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、そのままでまたは水分・糠分
・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護した状態
で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、経済性、保存性、栄養分、■味能力のすぐれ
た、魚肉加工食品素材となす。その、魚肉加工食品素材
の製造方法に関するものである。
(作用) 本発明は、清じょうな状態の、魚類を、そのままでまた
は水分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって
介護した状態で加熱処理をして、経済性(魚類を、その
ままでまたは水分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは複
数をもって介護した状態で加熱処理をして、赤身の魚類
でも水さらししないで冴えた色あいになさしめ得るので
その分だけ歩留りを向上せしめる)、保存性(魚類を、
そのままでまたは水分・糠分・糖分・塩分の単独もしく
は複数をもって介護した状態で加熱処理をして、保存性
を向上せしめる)、栄養分(魚類を、そのままでまたは
水分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介
護した状態で加熱処理をして、脂肪分・栄養分・■味成
分など<それらを纒めて、エキス分と呼称する。以下同
じ>の酸化や劣化を防禦するので、結果的に栄養分の増
加となる)、■味能力(魚類を、水さらしをしないで、
そのままでまたは水分・糠分・糖分・塩分の単独もしく
は複数をもって介護した状態で加熱処理をしてエキス分
の酸・劣化を防禦するので、結果的に■味能力が向上す
る)のすぐれた、魚肉加工食品素材となさしめるのであ
って、その、魚肉加工食品素材と、魚肉を、用途に適応
した併用割合となし得る如くの計量をして、計量魚類と
なし、その、計量魚類を、併用してから混練してまたは
別途に混練してから併用して、出来上りすり身となし、
その、出来上りすり身を、加工して、経済性、保存性、
栄養分、■味成分の向上した、魚肉加工食品となさしめ
る作用をなすのである。
(実施例) これから実施例に就いて述べるのであるが、本発明に於
ける、特許請求の範囲第1項、すなわち、必須要件項は
すでに述べたので、これからは、特許請求の範囲第1項
記載の魚肉加工食品素材の製造方法の実施態様項である
ところの、特許請求の範囲第2項および第2項以降と、
それらの実施例に就いて、それぞれ、述べることにする
尚、魚肉加工食品素材となすための魚類には、いわしを
用い、その、魚肉加工食品素材といっしょに用いるため
の、魚肉には、冷凍すけそうすり身を用いる旨を述べて
おく。また、清じょうな状態の、魚類から、魚肉加工食
品素材となす際に用いることのある、水分・糠分・糖分
・塩分のうちの糠分には、その、糠分のうちのいづれを
用いても差しつかえないのではあるけれども、あれこれ
を用いての説明はすこぶるわずらわしいので、本発明に
於いての実施例の説明には米糠を用いることとし、糖分
には、その、糖分のうちのいづれを用いても差しつかえ
ないのではあるけれども、あれこれを用いての説明はす
こぶるわずらわしいので、本発明に於いての実施例の説
明には砂糖を用いることとし、塩分には、その、塩分の
うちのいづれを用いても差しつかえないのではあるけれ
ども、あれこれを用いての説明はすこぶるわずらわしい
ので、本発明に於いての実施例の説明には食塩を用いて
これをなすこととする。そして、それら以外の他のもの
を用いる場合には、他のものに就いて、それぞれ、その
旨を述べるものとする。
特許請求の範囲第2項(実施態様項第1項とも呼称する
。以下同じ)。
2(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、そのままで加熱処理をして(
(イ)の、魚類を、そのままでと云うことは、(イ)の
魚類を、水分などで介護しないでそのままでと云うこと
になる。しかも、(イ)の、魚類は、裸形のままである
から、(イ)の、魚類を、そのままで加熱処理をしてと
云うことは、(イ)の、魚類を、水分などで介護をせず
に裸形のままで加熱処理をして、と云うことになる。以
下同じ)、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理としてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例1(例1とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして(いわしはう
ろこが剥離しやすいので、いわしを水で十分洗じょうを
すれば、その、洗じょうによっていわしのうろこはきれ
いに除去されるものとする。
また、(イ)いわしは、頭と内臓を除去したもの、頭と
内臓と皮を除去したもの、頭と内臓と皮と骨を除去した
ものを用い得るし、さらに、いわしは小型魚類でしかも
頭も中骨も比較的軟らかであるから漁獲した時のままの
いわしをも(イ)に於けるいわしとして用い得るものと
する。しかしながら、それらのすべてを用いての説明は
すこぶるわずらわしいので、本発明の実施例の説明のた
めの、(イ)のいわしには、それらのもののうちの、頭
と内臓を除去したいわしを用いることにする。以下同じ
)、清じょうな状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、そのままで(水分な
どで介護をせずに裸形のままでと云うことである。以下
同じ)加熱処理をして(本例に於ける加熱処理は、(イ
)の、いわしを、水分などで介護をせずに裸形のままで
の加熱処理であるから、その加熱処理の方法としては、
焙焼装置によった焙焼、油揚げ装置によった油揚げ、電
子レンヂ内に於けるマイクロ波の照射による自己発熱の
誘発によって加熱処理をなす方法などがあり、そのいづ
れを用いて加熱処理をなしてもなんら差しつかえないの
ではあるけれども、そのすべてを用いての説明はすこぶ
るわずらわしいので、本例に於いての説明には、電子レ
ンヂ内に於けるマイクロ波の照射による自己発熱の誘発
によって加熱処理をなす方法を用いることにする。すな
わち、(イ)の、いわし2Kgを陶磁器の皿へなるべく
平均に並べてのせて、電子レンヂ内に於いてマイクロ波
の照射による自己発熱の誘発によって陶磁器の皿の上の
いわしを加熱処理をして、加工魚類となす訳であり、電
子レンヂのなかのいわしを加熱処理をして加工魚類とな
すまでの所要時間は、いわしの、大小、量の多少などに
よってもかなり差が生ずるが、本例の場合には20分位
なのである)、加工魚類となす。
(ハ)(イ)の、加工魚類を、加工処理をして((ロ)
の、加工魚類を、加工処理をしてとは、(ロ)の、加工
魚類を、細切または採肉もしくはそれらのものをもちい
てすり身となすことを含む旨はすでに述べたが、その場
合、加工魚類を細切するにはなにを用いて細切しても差
しつかえはないけれども本発明に於ける細切にはミンチ
機を用いての細切とするそして、採肉となすのにはなに
を用いて採肉しても差し支えはないでれども本発明に於
ける採肉は人手又は魚肉採取機を用いての採肉とする。
そしてまた、それらの魚肉をもちいてすり身となすのに
はなにを用いても差しつかえはないけれども、本発明に
於いてはミンチ機や撹拌機を用いることとする。以下同
じ)をしてまたはそのままで、魚肉加工食品素材となす
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例1Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例1Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例1Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例1Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例1Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例1Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚肉例1とも呼称する。
特許請求の範囲第3項(実施態様項第2項とも呼称する
。以下同じ)。
3(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、水分をもって介護した状態で
加熱処理をして((イ)の、魚類を、水分をもって介護
した状態とは、(イ)の、魚類を、水<水、湯のいづれ
でもよい>をもって浸漬した状態または蒸気をもって介
護した状態もしくはセラミックス<例えば、有蓋の陶磁
器、単に、陶磁器と呼称する。以下同じ>のなかへ入れ
それを電子レンヂ内に入れた状態のことを云い、それを
、加熱処理をしてとは、(イ)の、魚類を、水をもって
介護した状態の場合には水を温水にしてそれをもって加
熱処理をして、(イ)の、魚類を、蒸気をもって介護し
た状態の場合にはその蒸気をもって加熱処理をして、(
イ)の、魚類を、陶磁器のなかへ入れて蓋をしてそれを
電子レンヂ内へ入れた状態の場合にはマイクロ波の照射
による自己発熱の誘発によってその陶磁器内へ蒸気を充
満せしめてその蒸気をもって介護して加熱処理をなすな
どの方法があり、そのいづれを用いて加熱処理をなして
もなんら差しつかえないのではあるけれども、そのすべ
てを用いての説明はすこぶるわずらわしいので、本例に
於いての説明には、マイクロ波を照射して陶磁器内へ蒸
気を充満せしめてその蒸気をもって介護して加熱処理を
なす方法を用いることにする。以下同じ)、加工魚類と
なす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例2(例2とも呼称する。以下同じ)(イ)いわし
を、水で十分洗じょうをして、清じょうな状態の、いわ
しとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、水分をもって介護し
た状態で加熱処理をして(本例に於いては、(イ)のい
わし2Kgを、陶磁器のなかへ並べて入れて蓋をしてそ
れを電子レンヂ内へ入れて、電子レンヂ内に於いてマイ
クロ波の照射による自己発熱の誘発によっていわしから
の蒸気を陶磁器内へ充満せしめて、その蒸気でもつてい
わしを介護した状態となして自己発熱を起こしているい
わしの加熱処理を更に有効にならしめ得るのである。そ
して、本例に於ける加熱処理をなすための所要時間は、
例1の場合には20分位でいわしの品温を80℃位にな
さしめたのに対して、本例に於いては同じ位の大きさの
いわしで目方も同じく2Kgであるのに、その所要時間
は15分位でその品温を85℃位にまで上昇せしめ得て
いたのである)、その、いわしを、陶磁器から出して、
放冷して、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例2Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例2Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例2Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例2Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例2Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例2Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例2とも呼称する。
特許請求の範囲第4項(実施態様項第3項とも呼称する
。以下同じ)。
4(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糠分と混和した水分をもって
介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例3(例3とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋(二重底
の鍋とは、大きい方の鍋をコンロの上えのせてそのなか
へやや小さめの鍋を入れ、それらの鍋の間へ水を入れて
小さい鍋を浮かせたものを云う。以下同じ)のなかへ入
れて、二重底の鍋のなかの、糠分と混和した水分をもっ
て介護した状態で(本例に於いては、米糠と混和した水
をもって介護した状態で、そして、その、水と米糠との
併用割合は、水10に対して、米糠0.1〜5位までが
望ましいのであり、米糠の量が0.1より少なくても用
い得るのではあるけれどもその効果は弱くなり、米糠の
量が5より多くても用い得るのではあるけれども水が不
足となり易くその効果が弱くなりやすい。
尚、本例に於いての水と米糠との併用割合は、水10に
対して米糠は1とする。また、それらの水は、水でも湯
でも差しつかえない。以下同じ)加熱処理をして(本発
明に於いては、二重底の鍋をのせているコンロの火力に
よって二重底の鍋を加熱して、それによって、二重底の
鍋のなかのいわしを、米糠と混和した湯をもって介護し
た状態で加熱処理をなすのである。以下同じ)、その、
いわしを、二重底の鍋から取り出して、放冷して、加工
魚類となす。
上記の(ロ)の場合、その、いわしを、加熱処理をなす
ための所要時間であるが、単に、いわしを加熱処理する
のを目的とするならば10〜20分位でよいのであるが
、いわしの骨を軟らかくして保存性も向上せしめたいの
であれば60〜120分位は加熱処理をなすのが好都合
であり、このことは、こらからの実施例に就いて共通の
ものとする。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例3Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける 魚肉加工食品素材のうちの、加
工魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加
工魚肉例3Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例3Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例3Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例3Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例3Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例3とも呼称する。
特許請求の範囲第5項(実施態様項第4項とも呼称する
。以下同じ)。
5(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糖分と混和した水分をもって
介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を 加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例4(例4とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、糖分と混和した水分をも
って介護した状態で(本例に於いては、砂糖と混和した
水<砂糖と混和した水は、水であっても湯であっても差
し支えない。以下同じ>をもって介護した状態となす。
そして、その、水と砂糖との併用割合は、水10に対し
て、砂糖0.1〜5位までが望ましいのであり、砂糖の
量が0.1より少ないと砂糖の効果が弱くなり、砂糖の
量が5より多くてもその分はかまわないが砂糖の浪費と
なる。
尚、本例に於いての水と砂糖との併用割合は、水10に
対して砂糖は1とする。以下同じ)加熱処理をして、そ
の、いわしを、二重底の鍋から取り出して、放冷して、
加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例4Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例4Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例4Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例4Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例4Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例4Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例4とも呼称する。
特許請求の範囲第6項(実施態様項第5項とも呼称する
。以下同じ)。
6(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、塩分と混和した水分をもって
介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする。特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例5(例5とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、塩分と混和した水分をも
って介護した状態で(本例に於いては、食塩と混和した
水<食塩と混和した水は、水であっても湯であっても差
し支えない。以下同じ>をもって介護した状態となす。
そして、その、水と食塩との併用割合は、水10に対し
て、食塩0.05〜1位までが望ましいのであり、食塩
の量が0.05より少ないとその効果が薄らぐし、食塩
の量が1より多いいとそのままでは食用に供し難くい恐
れがある。
尚、本例に於いての水と食塩との併用割合は、水10に
対して食塩は0.3とする。以下同じ)加熱処理をして
、その、いわしを、二重底の鍋から取り出して、放冷し
て、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例5Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉を採用して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例5Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例5Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例5Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例5Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例5Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例5とも呼称する。
特許請求の範囲第7項(実施態様項第6項とも呼称する
。以下同じ)。
7(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糠分、糖分と混和した水分を
もって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする。特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例6(例6とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、糠分・糖分と混和した水
分をもって介護した状態で(本例に於いては、米糠・砂
糖と混和した水<米糠・砂糖と混和した水は、水であっ
ても湯であっても差し支えない。以下同じ>をもって介
護した状態となす。そして、その、水と米糠、砂糖との
併用割合は、水10に対して、前述の理由により米糠1
、砂糖1とする)加熱処理をして、その、いわしを、二
重底の鍋から取り出して、放冷して、加工魚類となす(
ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはその
ままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例6Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例6Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例6Aともちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例6Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例6Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例6Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例6とも呼称する。
特許請求の範囲第8項(実施態様項第7項とも呼称する
。以下同じ)。
8(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糠分・塩分と混和した水分を
もって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例7(例7とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、糠分・塩分と混和した水
分をもって介護した状態で(本例に於いては、米糠・食
塩と混和した水<米糠・食塩と混和した水は、水であっ
ても湯であっても差し支えない。以下同じ>をもって介
護した状態となす。そして、その、水と米糠、食塩との
併用割合は、水10に対して、前述の理由により米糠1
、食塩0.3とする)加熱処理をして、その、いわしを
、二重底の鍋から取り出して、放冷して、加工魚類とな
す(ハ)(ロ)の、加工魚類を加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例7Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例7Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例7Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例7Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例7Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例7Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例7とも呼称する。
特許請求の範囲第9項(実施態様項第8項とも呼称する
。以下同じ)。
9(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糖分・塩分と混和した水分を
もって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす
(ハ)、(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
そのままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例8(例8とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、糖分・塩分と混和した水
分をもって介護した状態で(本例に於いては、砂糖・食
塩と混和した水<砂糖・食塩と混和した水は、水であっ
ても湯であっても差しつかえない。以下同じ>をもって
介護した状態となす。
そして、その、水と砂糖、食塩との併用割合は、水10
に対して、前述の理由により砂糖1 食塩0.3とする
)加熱処理をして、その、いわしを、二重底の鍋から取
り出して、放冷して、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例8Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうち、加工魚
類を採肉して得る、魚肉加工食品素材のことを、加工魚
肉例8Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例8Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例8Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例8Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり見例8Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例8とも呼称する。
特許請求の範囲第10項(実施態様項第9項とも呼称す
る。以下同じ)。
10(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
な状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、糠分・糖分・塩分と混和した
水分をもって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類
となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法。
実施例9(例9とも呼称する。以下同じ)。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし2Kgを、二重底の鍋のなかへ
入れて、二重底の鍋のなかの、糠分・糖分・塩分と混和
した水分をもって介護した状態で(本例に於いては、米
糠・砂糖・食塩と混和した水<米糠・砂糖・食塩と混和
した水は、水であっても湯であっても差し支えない。以
下同じ>をもって介護した状態となす。そして、その、
水と米糠、砂糖、食塩との併用割合は、水10に対して
、前述の理由により米糠1、砂糖1、食塩0.3とする
)加熱処理をして、その、いわしを、二重底の鍋から取
り出して、放冷して、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例9Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材のことを、加工
魚肉例9Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例9Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例9Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚肉例9Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品素材
のことを、魚肉加工すり身例9Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材のうちの、加工
魚類をそのままで魚肉加工食品素材となしたもののこと
を、加工魚類例9とも呼称する。
以上の如くにして魚肉加工食品素材例1〜例9となし、
その、例1〜例9のものを放冷後常温の場所へ置き又凍
結したところ、例1・例2のものはそのままでも十分に
食用に供し得ると共に、例1のものは1時間位、例2の
ものは2〜3時間位は酸化の兆しが見えず、放冷後凍結
して冷凍魚肉加工食品素材例1〜例2となして、1ケ月
位経過して試食してみたところ、凍結前に比べて味覚が
さして低下していなかったと云う実験例がある。
例3による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともの、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例3による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例3となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例がある。
例4による魚肉加工食品素材は、そもままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例4による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例4となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例もある。
例5による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例5による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例5となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例もある。
例6による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例6による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例6となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例もある。
例7による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した食後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例7による魚肉加工食品素材は、それを、凍結して、冷
凍魚肉加工食品素材例7となして、1ケ月位経過して試
食してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低
下していなかったと云う実験例もある。
例8による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例8による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例8となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例もある。
例9による魚肉加工食品素材は、そのままでも十分に食
用に供し得るとともに、数時間位経過したていどでは酸
化の兆しは見えず、加熱処理をして放冷した直後と同じ
程度の味覚を保持していたと云う実験例があり、その、
例9による魚肉加工食品素材は、それを凍結して、冷凍
魚肉加工食品素材例9となして、1ケ月位経過して試食
してみたところ、凍結する前に比べて味覚が少しも低下
していなかったと云う実験例もある。
尚、例1〜例9による魚肉加工食品素材は、すべて本発
明による魚肉加工食品素材なのであるから、それらの、
魚肉加工食品素材と、魚肉を用いて、魚肉加工食品とな
し、それらの、魚肉加工食品と、■従来の技術■による
魚肉だけを用いて得たる魚肉加工食品とを比較してみた
場合、経済性、保存性、栄養分、■味成分のすべてに於
いて魚肉加工食品素材と魚肉を併用したる方がすぐれて
いるのではあるけれども、例1・例2と例3以降のもの
とを比較すると、若干の格差がみられる。
すなわち、例1、例2は、清じょうな状態の、魚類を、
そのままでまたは水分のみにて介護した状態で加熱処理
をして得るのであるのに対して、例3による魚肉加工食
品素材は、清じょうな状態の、魚類を、糠分と混和した
水分をもって介護した状態で加熱処理をしてから得るも
のであり、例4による魚肉加工食品素材は、清じょうな
状態の、魚類を、糖分と混和した水分をもって介護した
状態で加熱処理をしてから得るものであり、例5による
魚肉加工食品素材は、清じょうな状態の、魚類を、塩分
と混和した水分をもって介護した状態で加熱処理をして
から得るものであり、例6による魚肉加工食品素材は、
清じょうな状態の、魚類を、糠分・糖分と混和した水分
をもって介護した状態で加熱処理をしてから得るもので
あり、 例7による魚肉加工食品素材は、清じょうな状態の、魚
類を、糠分・塩分と混和した水分をもって介護した状態
で加熱処理をしてから得るものであり、 例8による魚肉加工食品素材は、清じょうな状態の、魚
類を、糖分・塩分と混和した水分をもって介護した状態
で加熱処理をしてから得るものであり、 例9による魚肉加工食品素材は、清じょうな状態の、魚
類を、糠分・糖分・塩分と混和した水分をもって介護し
た状態で加熱処理をしてから得るものである。
斯くの如くに列記して、例1・例2による魚肉加工食品
素材と、例3以降による魚肉加工食品素材を比較してみ
た場合、例1・例2による魚肉加工食品素材が、清じょ
うな状態の、魚類を、そのままでまたは水分(蒸気)を
もって介護した状態で加熱処理をしてから得るのに対し
て、例3以降による魚肉加工食品素材は、清じょうな状
態の、魚類を、水分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは
複数をもって、すなわち、糠分と混和した水分(例3)
、糖分と混和した水分(例4)、塩分と混和した水分(
例5)、糠分・糖分と混和した水分(例6)、糠分・塩
分と混和した水分(例7)、糖分・塩分と混和した水分
(例8)、糠分・糖分・塩分と混和した水分(例9)を
もって介護した状態で加熱処理をしてから得るものであ
り、これまで述べて来たるところの例1〜例9による魚
肉加工食品素材のうちでは、糠分・糖分・塩分の単独も
しくは複数と混和した水分をもって介護して加熱処理を
してから得たる魚肉加工食品素材の方が例1・例2によ
る魚肉加工食品素材より耐酸化性に於いて、すぐれてい
るのである。
尚、本発明に於ける、魚肉加工食品素材には、製造の際
の方法の相違によって、それぞれに、例えば、実施例1
の場合には、加工魚肉例1A、加工魚肉例1B、魚肉加
工すり身例1A、魚肉加工すり身例1B、加工魚類例1
などともなし得る旨はすでに述べたが、此のことは、魚
肉加工食品素材と、魚肉を併用して、魚肉加工食品とな
すさいに、その、魚肉加工食品の品質の向上と品種の多
様化を企図すると共に、魚肉加工食品を製造する際の行
程の簡略化も配慮したためのものである。
すなわち、魚肉加工食品素材のうちの加工魚肉A、加工
魚肉B、魚肉加工すり身A、魚肉加工すり身B、加工魚
類のそれぞれに就いて述べれば、加工魚肉Aは、加工魚
類をそのまま細切して得るのであって、骨と皮を精肉と
いっしょに細切して魚肉となしているのであるから、加
工魚肉Aの方が加工魚肉Bよりも骨や皮の細切したもの
を余分に含んでいるだけ加工魚肉Bよりも栄養価のすぐ
れている魚肉加工食品素材なのであって、その、加工魚
肉Aは、加工魚類の骨や皮を除去しない分だけ加工魚肉
Bよりも栄養価がすぐれている、魚肉加工食品素材なの
である。
加工魚肉Bは、加工魚類から骨などを除去して肉質部を
採肉して得るのであって、加工魚肉Aよりも肉質が滑ら
かとなりその採肉は肉片となりやすいのでそれを生かし
て用うるのが好ましいのであり、肉片が望ましい魚肉ハ
ンバーグなどを得るのにふさわしい、魚肉加工食品素材
なのである。
けれども、加工魚肉A、加工魚肉Bは、魚肉コロッケ、
魚肉ハンバーグを得る場合にはそのままで用いるのが好
都合なのであるが、かまぼこ類を得る場合には、出来得
れば、きめを細かくなしてあるのを用いるのが好都合な
のであり、魚肉加工食品素材を凍結して長期に保存する
場合にも、加工魚肉Bのまま冷凍加工魚肉となすよりも
、冷凍魚肉加工すり身となしておいた方がすぐれた品質
の、かまぼこ類となし得るのである。
そして、加工魚肉Aをもちいてすり身となしたのが、魚
肉加工すり身Aであり、 加工魚肉Bをもちいてすり身となしたのが、魚肉加工す
り身Bである。
魚肉加工すり身Aは、加工魚肉Aをもちいてすり身とな
したのもであるから、そのままで、加工魚肉Aと同じ様
に用い得るのである。そして、それを、冷凍魚肉ねり製
品や冷凍食品の保存基準に則って保存することにより、
長期にわたる保存も可能となるのである。
魚肉加工すり身Bは、加工魚肉Bをもちいてすり身とな
したものであるから、そのままで、加工魚肉Bと同じ様
に用い得るのである(但し、加工魚肉Bは撹拌するなど
によりその肉片がこまかくなるがそれは止むを得ないこ
ととする。以下同じ)。そして、それを、冷凍魚肉ねり
製品や冷凍食品の保存基準に則って保存することにより
、長期にわたる保存も可能となるのである。
魚肉加工食品素材としての、加工魚類は、加工魚類をそ
のままで魚肉加工食品素材となしたものであって、その
、加工魚類は、冷凍食品の保存基準に則って、保存する
ことにより、冷凍魚肉加工食品素材として長期にわたる
保存も可能となるのである(但し、冷凍魚肉加工すり身
より不便)。
さて、魚肉加工食品素材には、加工魚肉A、加工魚肉B
、魚肉加工すり身A、魚肉加工すり身B、加工魚類を含
む旨を述べ、その説明もなして来たが、それらの、魚肉
加工食品素材は、それぞれに、魚肉と併用することによ
って、あれこれと、都合のよい、魚肉加工食品となし得
るのである。
すなわち、それらの、魚肉加工食品素材と、魚肉を、用
途に適応した併用割合となし得る如くの計量をして、計
量魚類となし、その、計量魚類を、併用してから混練し
てまたは別途に混練してから併用して、出来上りすり身
となし、更に、その、出来上りすり身を、形成または形
成と加熱処理をして、魚肉加工食品となすのである。
しかしながら、それらのすべての説明をなすのはたいへ
んに数が多くてすこぶるわずらわしいので、それぞれの
、魚肉加工食品素材にふさわしい用い方をして手分けし
て説明をなすことにする。
例えば、加工魚肉Aと、魚肉を併用して、魚肉コロッケ
となす。
加工魚肉Bと、魚肉を併用して、魚肉ハンバーグとなす
魚肉加工すり身A・Bと、魚肉を併用して、揚かまぼこ
となす。
魚肉加工すり身A・Bと、魚肉を併用して、かまぼこと
なす。
そして、加工魚類と、魚肉を、用途に適応した併用割合
となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、その、
計量魚類を併用して、高速廻転撹拌機(低速1分間約1
700廻転、高速1分間約3400廻転。以下同じ)へ
入れ、適量の食塩、氷水、その他の副原料などを加えて
、先づ、低速で2分間位運転し、つづいて高速で4分間
位運転する。そこで一旦ふちとりをなし、それから、さ
らにすり身の具合によって高速で3〜5分間位運転して
出来上りすり身となす。更に、その、出来上りすり身を
、用途に応じて、形成または形成と加熱処理をして、魚
肉加工食品となすなどである斯くの如く、魚肉加工食品
素材としての加工魚類は、高速廻転撹拌機で用うれば好
都合である。
尚、本発明に用うるための魚類は、その、魚類が食用に
供し得るものであり、魚肉加工食品となすのにふさわし
いものであって、 さらに、鮮度が良好な魚類を用いてあり、その、魚類は
、衛生的な水で十分洗じょうをして、清じょうな状態と
なしてあり、 精肉の水さらしは、冷たい衛生的な水を用い、かつ、十
分に換水しながら行なってあるものであれば、いかなる
魚類や魚肉を用いても差しつかえないのではあるけれど
も、あれこれと数多くの魚類や魚肉を用いての説明はす
こぶるわずらわしいので、魚肉加工食品素材となすため
の魚類には、鯖、秋刀魚などと同じく青背赤身の、いわ
ゆる、大衆魚であり、その、大衆魚のなかでも最も漁獲
量が多くて価格も手頃な値段で安定している、いわしを
用いるのであり、 その、魚肉加工食品素材といっしょに用いるための魚肉
には、青背赤身の大衆魚と同様に多獲性ではあるが、白
身の多穫性魚類であるところの、すけそうの魚肉を用い
るのである。そして、すけそう魚肉は、冷凍すけそうす
り身となしてあり、用いやすいように、高周波解凍装置
で解凍して、細砕または細削してあるのを用いることに
する。
そして、魚肉に用いるためのすけそうは、元来が味覚に
乏しく■こく■のない魚種であるが、魚肉Bをなすこと
によってより一そうその欠点が助長されているのである
それであるから、本発明の特徴は、いわしを用いて、経
済性、保存性、栄養分、■味能力のすぐれた魚肉加工食
品素材となし得ることにあり、本発明の目的は、その、
魚肉加工食品素材と、味覚に乏しく、■こく■のない、
すけそうを用いた、魚肉を併用することによって、経済
性、保存性、栄養分、■味成分の向上した魚肉加工食品
となすことにある。とも云えるわけである。
尚、冷凍すけそうすり身には、いろいろと等級があって
、いづれの等級のものを用いても差しつかえないのでは
あるけれども、あれこれを用いての説明はすこぶるわず
らわしいので、冷凍すけそうすり身特級を用いて説明を
なすことにする。
実施例10(例10とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例3による魚肉加工食品素材(魚肉加工食品素材
例3とも呼称する。以下同じ)と、魚肉を、用途に適応
した併用割合となし得る如くに計量をして、計量魚類と
なし、その、計量魚類を、併用してから混練してまたは
別途に混練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例10に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、 (イ)魚肉加工すり身例3(魚肉加工すり身例3の場合
、加工魚肉例3Aを用いたものであれば、魚肉加工すり
身例3Aとも呼称し、加工魚肉例3Bを用いたものであ
れば、魚肉加工すり身例3Bとも呼称するが、例3Aの
方が栄養価がすぐれ、例3Bの方が食感がすぐれている
。従って、好みに応じて用うるとよい。以下同じ)と、
魚肉を、用途に適応した併用割合となし得る如くに計量
をして(かまぼことなす場合には、その合計を10とし
た場合、魚肉加工食品素材0.5〜2位、魚肉9.5〜
8位までが望ましい。魚肉が9.5より多くなると魚肉
加工食品素材を用いた甲斐がなくなるし、魚肉が8より
少なくなるとかまぼこの特性であるところの粘弾性に支
障を生ずる恐れがある。但し、それを承知で特異な食感
のかまぼこを得るためであれば魚肉加工食品素材の併用
割合を2よりも多くなすのは差しつかえはない。そして
、本例に於いての併用割合は、魚肉加工食品素材1、魚
肉9とする。以下同じ)、計量魚類となし、その、計量
魚類を、併用してから、撹拌擂潰機(電動式。以下同じ
)のなかへ入れて、混練を開始する。
そして、5〜10分位混連して両者をよく擂潰したなら
ば食塩(食塩の割合は元肉に対して普通3%位。魚肉加
工食品素材が塩分を含んでいる場合にはその分だけ塩分
を調整するものとする。以下同じ)を加えて更に10分
〜15分位混練し、十分に粘弾性が増強されたならば、
それからは、氷水4位を適量づつ加えながらのばし行程
を行なって、通算30〜40分位で出来上りすり身とな
す。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成と加熱処理を
して、かまぼことなす(本例に於ける、かまぼこを、か
まぼこ例3とも呼称する。そして、例3Aを用いた場合
には、かまぼこ例3Aとも呼称するし、例3Bを用いた
場合には、かまぼこ例3Bとも呼称する。以下同じ)。
上記の例10に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、 (イ)魚肉加工すり身例3と、魚肉を、用途に適応した
併用割合となし得る如くの計量をして(揚かまぼことな
す場合には、その合計を10とした場合、魚肉加工食品
素材0.5〜4位、魚肉9.5〜6位までが望ましい。
魚肉が9.5より多くなると魚肉加工食品素材を用いた
甲斐がなくなるし、魚肉が6より少なくなると揚かまぼ
このすぐれた特徴とされているところの表面の艶が喪な
われてくる恐れがある。但し、それを承知で近代的な嗜
好といわれる可塑性をより強く付与しせめた揚かまぼこ
となすのであればその限りではない。そして、本例に於
いての併用割合は、揚かまぼこの表面の艶は喪なわれな
いで、しかも、可塑性を適当に付与せしめ得る様に配慮
して、魚肉加工食品素材2、魚肉8とする。以下同じ)
、計量魚類となし、その、計量魚類を、併用してから、
撹拌擂潰機のなかへ入れて、混練を開始する。
そして、5〜10分位混練して両者をよく擂潰したなら
ば食塩を加えて更に10〜15分位混連し、十分に粘弾
性が増強されたたならば、それからは、氷水4位を適量
づつ加えながらのばし行程を行なって、通算30〜40
分位で出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成と加熱処理を
して(本例の場合の加熱処理は、油によって揚げる加熱
処理である。以下同じ)、揚かまぼことなす(本例に於
ける、揚かまぼこを、揚かまぼこ例3とも呼称する。そ
して、例3Aを用いた場合には、揚かまぼこ例3Aとも
呼称するし、例3Bを用いた場合には、かまぼこ例3B
とも呼称する。以下同じ)。
上記の例10に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、 (イ)加工魚肉例3Aと、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして(魚肉コロッケとなす
場合には、その合計を10とした場合、加工魚肉例3A
8〜2位、魚肉2〜8位までが望ましい。加工魚肉例3
Aが8より多くなるとつなぎ材としての魚肉の効果が不
足しやすくなるし、加工魚肉例3Aが2より少なくなる
と、魚肉コロッケの可塑性が不足となりやすくて魚肉コ
ロッケとしての食感が不満足なものになりやすい。そし
て、本例に於いての併用割合は、魚肉コロッケとしての
可塑性を保持せしめながら、しかも、型崩れはしない強
さは保持せしめる様に配慮して、加工魚肉例3A5、魚
肉5の同量とする。以下同じ)、計量魚類となし、その
、計量魚類のうちの魚肉を、撹拌擂潰機のなかへ入れて
、混練を開始する(此の場合、加工魚肉例3Aもいっし
ょに入れて混練してもよいけれども、細切したままの状
態におき、それを、魚肉を混練し出来上りすり身となし
たものと混和しせめた方が魚肉コロッケとしてふさわし
い食感となる。以下同じ)。
そして、5〜10分位混練して魚肉をよく擂潰したなら
ば食塩を加えて更に10〜15分位混練し、十分に粘弾
性が増強されたならば、その時点で、計量魚類の残りの
加工魚肉例3Aを加えて、それからは、氷水2位を適量
づつ加えながらのばし行程を行なって、通算30〜40
分位で出来上りすり身となす。
(ロ)の、硬め(硬めでないと、魚肉コロッケとしての
食感付与が難しくなる。以下同じ)の、出来上りすり身
を、形成または形成と加熱処理をして(例えば、冷凍魚
肉コロッケになす場合であれば、形成した魚肉コロッケ
種に粉をまぶし、バッター液へ漬けて取り出し、パン粉
をまぶし、それを、冷凍食品の保存基準に則って、保存
することにより、冷凍魚肉コロッケとなすことが出来る
また、例えば、そのまま食用に供するのであれば、形成
した魚肉コロッケ種に粉をまぶして、バッター液へ漬け
て取り出し、パン粉をまぶし、それを、油で揚げると云
う加熱処理をして、出来上りの、魚肉コロッケとなすこ
とが出来る)、魚肉コロッケとなす(本例に於ける魚肉
コロッケを、魚肉コロッケ例3Aとも呼称する)。
上記の例10に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、 (イ)加工魚肉例3Bと、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして(魚肉ハンバーグとな
す場合には、その合計を10とした場合、加工魚肉例3
B8〜2位、魚肉2〜8位までが望ましい。加工魚肉例
3Bが8より多くなるとつなぎ材としての魚肉の効果が
不足しやすくなるし、加工魚肉例3Bが2より少なくな
ると、魚肉ハンバーグの可塑性が不足となりやすくて魚
肉ハンバーグとしての食感が不満足なものになりやすい
。そして、本例に於いての併用割合は、魚肉ハンバーグ
としての可塑性を保持せしめながら、しかも、型崩れは
しない強さは保持せしめるように配慮して、加工魚肉例
3B5、魚肉5の同量とする。以下同じ)、計量魚類と
なし、その、計量魚類のうちの魚肉を、撹拌擂潰機のな
かへ入れて、混練を開始する(此の場合、加工魚肉例3
Bをいっしょに入れてもよいけれども、それよりもその
まま肉片の状態のままにおき、それを、魚肉をもって出
来上りすり身となしたものと混和せしめた方が魚肉ハン
バーグとしてふさわしい食感となる尚、魚肉コロッケと
、魚肉ハンバーグとの違いは、魚肉コロッケには加工魚
類を細切したものを用い、魚肉ハンバーグには加工魚類
を採肉して肉片の状態のまま用いることによる。以下同
じ)。
そして、5〜10分位混練して魚肉をよく擂潰しななら
ば食塩を加えて更に10〜15分位混練し、十分に粘弾
性が増強されたならば、それからは、氷水2Kg位を適
量づつ加えながらのばし行程を行なってすり身を軟らか
くなしてゆき、適当な硬さになったなら計量魚類の残り
の加工魚肉例3Bを加えて、通算30〜40分位で出来
上りすり身となす。
(ロ)の、硬め(硬めでないと、魚肉ハンバーグとして
の食感付与が難しくなる。以下同じ)の、出来上りすり
身を、形成または形成と加熱処理をして(例えば、冷凍
魚肉ハンバーグになす場合であれば、形成した魚肉ハン
バーグ種を、冷凍食品の保存基準に則って、保存するこ
とにより、冷凍魚肉ハンバーグとなすことが出来る。ま
た、たとえば、そのまま食用に供するのであれば、形成
した魚肉ハンバーグ種を、蒸煮または焙焼もしくは油で
揚げるなどと云う加熱処理をして、出来あがった、魚肉
ハンバーグとなすことが出来る)、魚肉ハンバーグとな
す。
以上は、実施例10に於いて、魚肉加工食品素材例3と
、魚肉を用いてなしたる例であるが、以上の実施例10
に則って、魚肉加工食品素材例4・魚肉加工食品素材例
5・魚肉加工食品素材例6・魚肉加工食品素材例7・魚
肉加工食品素材例8・魚肉加工食品素材例9と、魚肉を
、それぞれに、魚肉加工食品のうちの、かまぼこ、揚か
まぼこ、魚肉コロッケ、魚肉ハンバーグとなすと云う、
それらの、実施例の説明をこれからなすことにする。
実施例11(例11とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例4による魚肉加工食品素材(魚肉加工食品素材
例4とも呼称する。そして、魚肉加工食品素材のことを
、単に、素材とも呼称する。そしてまた、魚肉加工食品
素材例4のことを、単に、例4とも、素材例4とも呼称
する。従って、前に述べているところの、例3とは、魚
肉加工食品素材例3のこととする。例えば加工魚肉例4
Aを用いたものであれば、例4Aとも呼称し、加工魚肉
例4Bを用いたものであれば、例4Bとも呼称する従っ
て、例4Aが細切魚肉ならば魚肉コロッケ用に例4Bが
採肉ならば魚肉ハンバーグ用にと用途に応じて用うる旨
を又述べておく)と、魚肉を、用途に適応した併用割合
となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、その、
計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混練し
てから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例11に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例4A、かまぼこ例4Bとも
呼称する。
上記の例11に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例4A、揚かまぼこ例4
Bとも呼称する。
上記の例11に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例4Aとも呼称する
上記の例11に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例4Bとも呼称
する。
実施例12(例12とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例5による素材と、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、そ
の、計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混
練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例12に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例5A、かまぼこ例5Bとも
呼称する。
上記の例12に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例5A、揚かまぼこ例5
Bとも呼称する。
上記の例12に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例5Aとも呼称する
上記の例12に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例5Bとも呼称
する。
実施例13(例13とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例6による素材と、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、そ
の、計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混
練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例13に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例6A、かまぼこ例6Bとも
呼称する。
上記の例13に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例6A、揚かまぼこ例6
Bとも呼称する。
上記の例13に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例6Aとも呼称する
上記の例13に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例6Bとも呼称
する。
実施例14(例14とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例7による素材と、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、そ
の、計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混
練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例14に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例7A、かまぼこ例7Bとも
呼称する。
上記の例14に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例7A、揚かまぼこ例7
Bとも呼称する。
上記の例14に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例7Aとも呼称する
上記の例14に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例7Bとも呼称
する。
実施例15(例15とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例8による素材と、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、そ
の、計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混
練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例15に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例8A、かまぼこ例8Bとも
呼称する。
上記の例15に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例8A、揚かまぼこ例8
Bとも呼称する。
上記の例15に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例8Aとも呼称する
上記の例15に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例8Bとも呼称
する。
実施例16(例16とも呼称する。以下同じ)。
(イ)例9による素材と、魚肉を、用途に適応した併用
割合となし得る如くの計量をして、計量魚類となし、そ
の、計量魚類を、併用してから混練してまたは別途に混
練してから併用して、出来上りすり身となす。
(ロ)(イ)の、出来上りすり身を、形成または形成と
加熱処理をして、魚肉加工食品となす。
上記の例16に於いて、例えば、かまぼことなす場合で
あれば、それを、かまぼこ例9A、かまぼこ例9Bとも
呼称する。
上記の例16に於いて、例えば、揚かまぼことなす場合
であれば、それを、揚かまぼこ例9A、揚かまぼこ例9
Bとも呼称する。
上記の例16に於いて、例えば、魚肉コロッケとなす場
合であれば、それを、魚肉コロッケ例9Aとも呼称する
上記の例16に於いて、例えば、魚肉ハンバーグとなす
場合であれば、それを、魚肉ハンバーグ例9Bとも呼称
する。
以上の如く、実施例1〜実施例9に於いて、魚類(いわ
し)を用いて、魚肉加工食品素材となす旨に就いて述べ
、実施例10〜実施例16に於いて、魚肉加工食品素材
と魚肉を用いて魚肉加工食品となすことを就いて述べた
のであるが、実施例1による、加工魚肉例1A、加工魚
肉例1B、魚肉加工すり身例1A、魚肉加工すり身1B
などや、実施例2による、加工魚肉例2A、加工魚肉例
2B、魚肉加工すり身例2A、魚肉加工すり身例2Bな
どを、実施例10に則って、それぞれに、かまぼこ例1
A、かまぼこ例1B、揚かまぼこ例1A、揚かまぼこ例
1B、魚肉コロッケ例1A、魚肉ハンバーグ例1Bなど
や、かまぼこ例2A、かまぼこ例2B、揚かまぼこ例2
A、揚かまぼこ例2B、魚肉コロッケ例2A、魚肉ハン
バーグ例2Bなどとなす訳であるが、その他にも例3〜
例9があり、それらのすべてを用いて比較するのはすこ
ぶるわずらわしいので、揚かまぼこ例1B、揚かまぼこ
例2B、揚かまぼこ例3B、揚かまぼこ例4B、揚かま
ぼこ例5B、揚かまぼこ例6B、揚かまぼこ例7B、揚
かまぼこ例8B、揚かまぼこ例9Bを選び、更にその仲
間へ、■従来の技術■に於いて述べたところの魚肉A・
B・C・D・Eのなかから選んだ、魚肉A(いわしを用
いたる、魚肉Aとする。以下同じ)と、魚肉B(いわし
を用いたる、魚肉Bとする。以下同じ)を、それぞれに
、実施例10に則って、それぞれを、魚肉Aを用いて得
たる揚かまぼこ(揚かまぼこ魚肉Aとも呼称する。以下
同じ)と、魚肉Bを用いて得たる揚かまぼこ(揚かまぼ
こ魚肉Bとも呼称する。以下同じ)となして加えて、そ
れらのすべてをひとつのグループとみなして、あれこれ
と比較をなしてみることにする。
これから、実施例によって得たるものの比較をして説明
するにあたり、何しろその数が多くて、例えば、魚肉加
工食品素材例1だけでも、加工魚肉例1A、加工魚肉例
1B、魚肉加工すり身例1A、魚肉加工すり身例1B、
加工魚類例1などとあり、それが、魚肉加工食品素材例
9まであり、更に、魚肉加工食品素材と対比せしめる■
従来の技術■の魚肉もあるので、それら魚肉加工食品素
材などと、魚肉を用いて魚肉加工食品を得て、それを説
明するとなるとすこぶるわずらわしいことになるので、
揚かまぼこ例1B、揚かまぼこ例2B、揚かまぼこ例3
B、揚かまぼこ例4B、揚かまぼこ例5B、揚かまぼこ
例6B、揚かまぼこ例7B、揚かまぼこ例8B、揚かま
ぼこ例9B(これらをまとめて、揚かまぼこBと呼称す
る。以下同じ)と、揚かまぼこ魚肉A・揚かまぼこ魚肉
Bとに就いて比較して、それから、揚かまぼこBのうち
の揚かまぼこ例1B、揚かまぼこ例2Bと他の揚かまぼ
こBに就いての比較をなしてみて、その結果に就いての
説明をなすことにする。
先づ、揚かまぼこBと、揚かまぼこ魚肉A・揚かまぼこ
魚肉Bとの比較であるが、揚かまぼこ魚肉A、揚かまぼ
こ魚肉Bは、■従来の技術■による、いわし魚肉A、い
わし魚肉Bを用いて得たるものであって、他の、いわし
魚肉C、いわし魚肉D、いわし魚肉Eよりは耐酸化性、
保存性がともにすぐれているので選んだのであるけれど
も、それでも、いわし魚肉A、いわし魚肉Bを、魚肉と
それぞれに、併用して、実施例10に則って得たるとこ
ろの揚かまぼこ魚肉A、揚かまぼこ魚肉Bはともに、耐
酸化性、保存性が例1〜例9におよぶすべての揚かまぼ
こBより劣っていたのである。
また、その、■従来の技術■による、いわし魚肉から得
たる揚かまぼこよりすぐれているところの、揚かまぼこ
Bのうちでは、魚肉加工食品素材例1B、魚肉加工食品
素材例2Bをそれぞれに、魚肉と併用して、それぞれに
実施例10に則って得たるところの揚かまぼこ例1B、
揚かまぼこ例2Bが、耐酸化性に於いて、他の揚かまぼ
こBよりは若干劣っている旨が比較をした結果判明した
(発明の効果) 本発明は、魚類(実施例の説明のための魚類は、いわし
)を、水で十分洗じょうをして、清じょうな状態の、魚
類(いわし)となし、 その、魚類(いわし)を、そのままでまたは水分・糠分
・糖分・塩分を単独もしくは複数をもって介護した状態
で加熱処理をして、加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、魚肉加工食品素
材の製造方法に関するものであり、本発明の特徴は、 (イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょうな状
態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、そのままでまたは水分・糠分
・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護した状態
で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、■従来の技術■によった魚肉(白身の魚類で
云えば、例えば、すけそう魚肉A、すけそう魚肉B、す
けそう魚肉C、すけそう魚肉D、すけそう魚肉E、すけ
そう魚肉Bをもちいてすり身となした、すけそうすり身
、すけそうすり身を凍結して得たる、冷凍すけそうすり
身を含み、青背赤身の魚類で云えば、例えば、いわし魚
肉A、いわし魚肉B、いわし魚肉C、いわし魚肉D、い
わし魚肉E、いわし魚肉Bをもちいてすり身となした、
いわしすり身、いわしすり身を凍凍して得たる、冷凍い
わしすり身を含むものとする。ただし、それらのなかで
は、すけそう魚肉B、すけそうすり身、冷凍すけそうす
り身は粘弾性にすぐれたところがあるので、いわゆる、
魚肉として用いることになしてあるので別枠とする。そ
して、いわし魚肉のなかでは最も耐酸化性がすぐれてい
る冷凍いわしすり身の場合は、いわしから得たるところ
の魚肉加工食品素材よりも耐酸化性がかなり劣っていた
との実験例がある。以下同じ)よりも、経済性(魚類を
、そのままでまたは水分・糠分・糖分・塩分の単独もし
くは複数をもって介護した状態で加熱処理をなすことに
よって、水さらしをしないでも、脂肪分の耐酸化性を助
長せしめるとともに脂肪分を含むエキス分の劣化を防禦
し得るのみならず、肉質を冴えた色あいとなさしめる効
果も発揮するので、水さらしをしない分だけ歩留りがよ
くなり、従って、それだけ、経済性が向上する。以下同
じ)、保存性(魚類を、そのままでまたは水分・糠分・
糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護した状態で
加熱処理をなすことによって、水さらしをしないでも、
脂肪分の耐酸化性を助長せしめるとともに脂肪分を含む
エキス分の劣化を防禦し得るので、それだけ、保存性が
向上する。以下同じ)、栄養分(魚類を、そのままでま
たは水分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは複数をもっ
て介護した状態で加熱処理をなすことによって、脂肪分
の耐酸化性を助長せしめるとともに脂肪分を含むエキス
分の劣化を防禦せしめるのみならず、肉質を冴えた色あ
いとなさしめる効果も発揮するので、水さらしをなさな
いで十分に活用し得るのである。従って、それらの事柄
による分だけ栄養分が増加する。以下同じ)、■味能力
(魚類を、そのままでまたは水分・糠分・糖分・塩分の
単独もしくは複数をもって介護した状態で加熱処理をな
すことによって、水さらしをしないでも、脂肪分の耐酸
化性を助長せしめるとともに脂肪分を含むエキス分の劣
化を防禦し得るので、それだけ、■味能力が向上する。
以下同じ)のすぐれた、魚肉加工食品素材となさしめ得
るのであり、 本発明の目的は、 上述の如くの、■従来の技術■によった魚肉よりも、経
済性、保存性、栄養分、■味能力のすぐれた、魚肉加工
食品素材と、魚肉を、用途に適応した併用割合となし得
る如くの計量をして、計量魚類となし、その、計量魚類
を、併用してから混練してまたは別途に混練してから併
用して、出来上りすり身となすなどにより、■従来の技
術■に上った魚肉のみから得たる魚肉加工食品よりも、
経済性、保存性、栄養分、■味成分の向上した、魚肉加
工食品となさしめることによって、水産資源の有効利用
の拡大と、人々の食生活の多様化と向上に寄与するため
のものである。
本発明は、実施例1に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、そのままで(裸形のままで
とも称し得るものとする。以下同じ)加熱処理をして、
加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例2に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、水分をもって介護した状態
で(蒸気をもって介護した状態でとも称し得るものとす
る。その場合、水をもって浸漬した状態となしてもよい
けれどもその場合には魚体を容器へ入れるなどして浸漬
する。以下同じ)加熱処理をして、加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例3に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糠分と混和した水分をもっ
て介護した状態で(米糠と混和した水をもって浸漬した
状態でとも称し得るものとする。
その場合、単に、米糠をもってまぶした状態となしても
よいけれどもその場合にはややもすると米糠の効果が平
均に魚体へ浸透しにくくなる怖れが生じ易すい。糠分の
効果は水分がたっぷりと存在している状態の方が平均に
しかも能く発揮し得るのである。以下同じ)加熱処理を
して、加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例4に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糖分と混和した水分をもっ
て介護した状態で(砂糖と混和した水をもって浸漬した
状態でとも称し得るものとする。
その場合、単に、砂糖をもってまぶした状態となしても
よいけれどもその場合にはややもすると糖分の効果が平
均に魚体へ浸透しにくくなる怖れが生じ易すい。糖分の
効果は水分がたっぷりと存在している状態の方が平均に
しかも能く発揮し得るのである。以下同じ)加熱処理を
して、加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例5に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、塩分と混和した水分をもっ
て介護した状態で(食塩と混和した水をもって浸漬した
状態でとも称し得るものとする。
その場合、単に、食塩をもってまぶした状態となしても
よいけれどもその場合にはややもすると塩分の効果が平
均に魚体へ浸透しにくくなる怖れが生じ易すい。塩分の
効果は水分がたっぷりと存在している状態の方が平均に
しかも能く発揮し得るのである。以下同じ)加熱処理を
して、加工魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例6に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糠分・糖分と混和した水分
をもって介護した状態で(米糠・砂糖と混和した水をも
って浸漬した状態でとも称し得るものとする。その場合
、単に、米糠・砂糖をもってまぶした状態となしてもよ
いけれどもその場合にはややもすると前述したる理由に
より、米糠・砂糖の効果が平均に魚体へ浸透しにくくな
る怖れが生じ易すい。以下同じ)加熱処理をして、加工
魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例7に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糠分・塩分と混和した水分
をもって介護した状態で(米糠・食塩と混和した水をも
って浸漬した状態でとも称し得るものとする。その場合
、単に、米糠・食塩をもってまぶした状態となしてもよ
いけれどもその場合にはややもすると米糠・食塩の効果
が平均に魚体へ浸透しにくくなる怖れが生じ易すい。米
糠・食塩の効果は水分がたっぷりと存在している状態の
方が平均にしかも能く発揮し得るのである。以下同じ)
加熱処理をして、加工魚類となし、その、加工魚類を、
加工処理をしてまたはそのままで、魚肉加工食品素材と
なす。
実施例8に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糖分・塩分と混和した水分
をもって介護した状態で(砂糖・食塩と混和した水をも
って浸漬した状態でとも称し得るものとする。その場合
、単に、砂糖・食塩をもってまぶした状態となしてもよ
いけれどもその場合にはややもすると前述したる理由に
より、砂糖・食塩の効果が平均に魚体に浸透しにくくな
る怖れが生じやすい。以下同じ)加熱処理をして、加工
魚類となし、 その、加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、
魚肉加工食品素材となす。
実施例9に於いて、 清じょうな状態の、魚類を、糠分・糖分・塩分と混和し
た水分をもって介護した状態で(米糠・砂糖・食塩と混
和した水をもって浸漬した状態でとも称し得るものとす
る。その場合、単に、米糠・砂糖・食塩をもってまぶし
た状態となしてもよいけれどもその場合にはややもする
と前述したる理由により、米糠・砂糖・食塩の効果が平
均に魚体に浸透しにくくなる怖れが生じ易すい。以下同
じ)加熱処理をして、加工魚類となし、更にそれらの、
加工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、魚肉加
工食品素材となすのであって、それらの、魚肉加工食品
素材は、魚肉と、用途に適応したる併用割合となし得る
如くの計量をして、計量魚類となし、その、計量魚類を
、併用してから混練してまたは別途に混練してから併用
して、出来上りすり身となし、その、出来上りすり身を
、形成または形成と加熱処理をして、魚肉加工食品とな
すためのものである。
以上によって、特許請求の範囲第1項である処の、1に
よる、(イ)魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょ
うな状態の、魚類となす。
(ロ)(イ)の、魚類を、そのままでまたは水分・糠分
・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護した状態
で加熱処理をして、加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材となす。
斯くの如くにしてなすのを特徴とする、魚肉加工食品素
材の製造方法。すなわち、本発明に於ける、必須要件項
と、2〜10に及ぶ実施態様項と、それらの実施例など
に就いて述べて来たが、それらと重複しくどくなる処も
あるが、本発明の纒をも兼ねて、発明の効果などの説明
をなしておく。
(1)清じょうな状態の、魚類を、そのままでまたは水
分・糠分・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護
した状態で加熱処理をして、加工魚類となし、その、加
工魚類を、加工処理をしてまたはそのままで、■従来の
技術■によった魚肉よりも、経済性、保存性、栄養分、
■味能力のすぐれた、魚肉加工食品素材となすことが出
来る。
(2)魚肉加工食品素材と、魚肉(本発明の説明のため
の、魚肉には、冷凍すけそうすり身を用いる旨をすでに
述べてある。以下同じ)を、併用した場合の方が、■従
来の技術■によった魚肉と、魚肉を、併用した場合より
も、魚肉のみを用いた場合よりも、経済性、保存性、栄
養分、■味成分の向上した、魚肉加工食品となすことが
出来る。
(3)魚肉加工食品素材と、魚肉を、用途に適応した併
用割合で併用することによって、従来のかまぼこ、従来
の揚かまぼこと変らない粘弾性のものとなし得たり、も
しくは、可塑性のある、かまぼこ・揚かまぼこ・魚肉コ
ロッケ・魚肉ハンバーグなどになし得ると云う、多様性
のある、魚肉加工食品素材となすことが出来る。
(4)清じょうな状態の、魚類を、そのままで加熱処理
をなしたりまたは水分をもって介護した状態で加熱処理
をなしたりした場合でも、それによって得たるところの
魚肉加工食品素材は、■従来の技術■によった魚肉より
も、経済性、保存性、栄養分、■味能力に於いてすぐれ
ていて、たとえば、■従来の技術■によった魚肉がいわ
し魚肉Bの場合、水さらしをなしてあるのにもかかわら
ず脱水をなした時点から酸化は進行するのであり、たと
え、冷凍いわしすり身となしたとしてもその酸化度はか
なり進行しているのである。それに対して、本発明によ
る、魚肉加工食品素材は同じくいわしを用いてしかも水
さらしもなしていないのにもかかわらず、本発明による
、魚肉加工食品素材のなかでは最も耐酸化性に於いて劣
っているところの、例1、例2による魚肉加工食品素材
でさえも、いわし魚肉のなかでは最も耐酸化性にすぐれ
ているいわし魚肉Bよりも、経済性、保存性、栄養分、
■味能力のすぐれた、魚肉加工食品素材となし得るので
あり、 その、例1、例2による魚肉加工食品素材よりも、例3
〜例9による魚肉加工食品素材の方が耐酸化性に於いて
すぐれているのであり、斯くの如くに、水さらしをなさ
ないで得たるところの、本発明による、魚肉加工食品素
材よりも、■従来の技術■によったいわし魚肉のなかで
最も耐酸化性がすぐれているいわし魚肉Bの方が耐酸化
性に於いて劣っていると云うことは、とりもなおさず、
保存性、栄養分、■味能力が劣っていると云うことにな
る訳であるから、本発明による、魚肉加工食品素材の方
が、■従来の技術■によった魚肉よりも、水さらしをし
ないで済むと云う経済性とともに、保存性、栄養分、■
味能力にもすぐれていると云う確かな証拠となり得る筈
である。
(5)糠分を用うる際には米糠を用いることはすでに述
べたが、その、米糠の替りに、例えば、麦糠、■などを
用いたり、米糠・麦糠・■などの複数を混和せしめて用
いることも差しつかえない。
(6)糖分を用うる際には砂糖を用いることはすでに述
べたが、その、砂糖の替りに、例えば、果糖、味淋、糖
アルコールなどを用いたり、砂糖・果糖・味淋・糖アル
コールなどの複数を混和せしめて用いることも差しつか
えない。
(7)塩分を用うる際には食塩を用いることはすでに述
べたが、その、食塩の替りに、例えば、醤油、味噌、ソ
ース、調味用酒、調味用エキス、衛生的な海水などを用
いたり、食塩・醤油・味噌・ソース・調味用酒・調味用
エキス・衛生的な海水などの複数を混和せしめて用いる
ことも差しつかえない。
(8)清じょうな状態の、魚類を、例2に於いては鍋を
用いないで蒸気とマイクロ波を用いて加熱処理をしてか
ら魚肉加工食品素材となしたけれども、例2に於いても
、例3〜例9に準じて鍋を用いて、清じょうな状態の、
魚類を、水<水は、水であっても湯であっても差しつか
えない。以下同じ)をもって鍋のなかで浸漬した状態で
加熱処理をしてから魚肉加工食品素材となしてもよい訳
である。
そして、例3〜例9の説明には二重底の鍋を用いたが、
それらの場合に於いての二重底の鍋(例2に於いて例3
〜例9に準じて鍋を用いる場合を含めて)は、例えば、
鍋ではなくて二重底の耐熱性容器であっても差しつかえ
なく、焦がさないなどの配慮をなし得る場合などであれ
ば普通の一重底の鍋や一重底の耐熱性容器を用いても差
しつかえなく、必要に応じては、例えば、耐熱性合成樹
脂、セラミックスなどをはじめ、如何なるものを容器と
して用いても差しつかえないものとする。
(9)魚肉加工食品素材の量産を図るための準備として
、二重底の鍋の原理を近代的に応用改組したる、高温高
圧調理殺菌装置(出来得れば、廻転式のものが望ましい
。以下同じ)のうちの、株式会社・日阪製作所製造の、
廻転式高温高圧調理殺菌装置(単に、高温殺菌装置とも
略称する。以下同じ)を用いて、魚肉加工食品素材の製
造方法を実施例9に準じて説明をなしてみることにする
その、高温殺菌装置には処理槽があり、その、処理槽は
、縦・横が各々27センチ余り、長さ80センチの矩形
で、水60l余りを収容し得る容積の耐熱耐圧容器を4
本纒めて固定して1組となし、それを、3組同時に処理
槽のなかへ収容して処理し得る能力を保持しているもの
とする。
その、処理槽は1分間に最高35廻転位なす能力、最高
加圧圧力5Kg/cm2位、最高湯温150℃位なし得
る能力を保持していて、方式は全自動制卸方式となして
あるものとする。
撰自動制卸方式とは、例えば、操作盤によって、処理槽
へ注入せしめるための湯温、処理槽内の圧力、処理槽の
、廻転数・加熱時間・自動冷却などの指示をなしておけ
ば、始動ボタンを押すことによって、それらをすべて指
示された通りに順序よくしかも確実に行ない得る制卸方
式のことを云う実施例9(実施例9が2列となるので、
前述の実施例9を実施例9(イ)または例9(イ)とも
呼称し、これから述べる実施例9のことを、実施例9(
ロ)または例9(ロ)とも呼称する。以下同じ)。
実施例9(ロ)は、量産をなすためのものであるから耐
熱耐圧容器は4本1組となしてあり、それが3組である
から計12本となり、1本に魚類30Kgとして1度に
360Kgの魚類の加熱処理をなし得るのであるが、本
例は実験なので1組を用い、しかも1本のみに魚類を入
れることとし他の3本にはバランスを保つために各々水
60Kgづつ入れて蓋を閉めて密封をなしてある旨を前
以って述べておく。
そして、例9は、清じょうな状態の、魚類を、糠分・糖
分・塩分と混和した水分をもって介護した状態で加熱処
理をしてから魚肉加工食品素材を得るのであるから、例
9(ロ)に於いては、食塩の代替の塩分として醤油(醤
油の塩分は18%とする。
以下同じ)を用い風味の向上を図ることにする。
そのために、あらかじめ醤油を水で6倍に薄めて、それ
を塩分と混和した水分に見たてて醤油と混和した水10
、03となし、その、醤油と混和した水10、03に対
して、米糠1、砂糖1の併用割合となすことによって、
例9(イ)と同様の、水10に対する、糠分1、糖分1
、塩分0.3の併用割合となす。
尚、本例の場合、高温高圧殺菌装置の指示盤には、処理
槽へ注入せしめるための湯温は100℃位、処理槽内の
圧力は1Kg/cm2位処理槽の廻転数は1分間に6回
位、処理槽の加熱時間は90分位、加熱処理をなくした
あとの、処理槽の冷却操作も自動的になし得る如くに指
示してあるものとする。
斯くの如くにあれこれと準備しておいて、これから、い
よいよ、本例の説明をなすことにする。
(イ)いわしを、水で十分洗じょうをして、清じょうな
状態の、いわしとなす。
(ロ)(イ)の、いわし30Kgを、口を上へ向けてあ
る耐熱耐圧容器のなかへ入れ、更に、その、耐熱耐圧容
器のなかへ、醤油と混和した水10、03に対して、米
糠1、砂糖1の併用割合となして混和した水を、耐熱耐
圧容器のなかのいわしを浸漬した状態となす位に迄入れ
て(その量は大体魚類と同量でよい。従って、本例の場
合いわし30Kgなので水30Kg位)、(イ)の、い
わし30Kgを、糠分・糖分・塩分と混和した水をもっ
て介護した状態となし、耐熱耐圧容器の蓋を閉めて密封
をなし、その、耐熱耐圧容器と他の3本を纒て1組とな
して処理槽のなかへ入れ、しっかりと固定してから処理
槽の扉を閉めて密封をなし、それから、始動ボタンを押
すことによって、いわしの加熱処理を開始する。
それにより、温水槽から処理槽へ温水が注入されて湯温
100℃位に保ちながら処理槽のなかを平均にくまなく
循環し、処理槽のなかの圧力も1Kg/cm2に保たれ
て、耐熱耐圧容器のなかの水分の膨脹による不慮の事故
が発生するのを防禦する効果をはたし、処理槽は1分間
に6回位と云うゆっくりした廻転によって耐熱耐圧容器
のなかのいわしを損壊せしめないでしかも米糠・砂糖・
醤油などと混和した温水の効果をまんべんなく魚体に浸
透せしめながら加熱処理をなす訳であって、指示した通
りに90分の間処理槽内の十分な加熱をなし得たならば
、自動的に温水が温水槽に還えると共に今度は温水の替
りに20℃位かまたは20℃以下で冷水槽に貯蔵されて
いた冷水が処理槽のなかへ注入せしめられ循環しながら
処理槽のなかを冷却する。
処理槽のなかの水温が予定した通りの40℃位の水温に
まで低下したことを水温計によって検知したならば、終
了のボタンを押すことによって、処理槽のなかの冷却水
は自動的に排出せられ、それと共に処理槽のなかの圧力
は零になり、それまではずっと廻転していた処理槽の廻
転も停止する。
その、冷却所要時間は、処理槽のなかの、温水温度・内
臓物体の量・冷却温度などによってかなり異なるが、大
体のところは20〜40分位である。
その様になしたなら、処理槽の扉を開いてそのなかの耐
熱耐圧容器を処理槽から出し、耐熱耐圧容器のなかの加
熱処理をなしたいわしを出して、簀子または簀子状にな
したコンベヤーなどの上へひろげて十分に放冷をして、
加工魚類となす。
(ハ)(ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたはそ
のままで、魚肉加工食品素材例9となす。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材例9のうちの、
加工魚類を細切して得たる魚肉加工食品素材例9のこと
を、加工魚肉例9Aとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材例9のうちの、
加工魚類を採肉して得たる魚肉加工食品素材例9のこと
を、加工魚肉例9Bとも呼称する。
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材例9のうちの、
加工魚肉例9Aをもちいてすり身となした魚肉加工食品
素材例9のことを、魚肉加工すり身例9Aとも呼称する
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材例9のうちの、
加工魚肉例9Bをもちいてすり身となした魚肉加工食品
素材例9のことを、魚肉加工すり身例9Bとも呼称する
上記の(ハ)に於ける魚肉加工食品素材例9のうちの、
加工魚類をそのままで魚肉加工食品素材例9となしたも
ののことを、加工魚類例9とも呼称する。
以上の如く、例9(ロ)によって、魚肉加工食品素材例
9(加工魚肉例9A、加工魚肉例9B、魚肉加工すり身
例9A、魚肉加工すり身例9B、加工魚類例9を含む。
以下同じ)となし得る訳であるが、このことは、例1・
例9(イ)は別にして、他の例2・例3・例4・例5・
例6・例7・例8のすべてを本例、例9(ロ)の要領に
よって、それぞれ、魚肉加工食品素材例2・魚肉加工食
品素材例3・魚肉加工食品素材例4・魚肉加工食品素材
例5・魚肉加工食品素材例6・魚肉加工食品素材例7・
魚肉加工食品素材例8となし得る訳であり、さらに、こ
れまで述べて来たるところの魚肉加工食品素材例1・例
2・例3・例4・例5・例6・例7・例8・例9(イ)
・例9(ロ)に及ぶすべての魚肉加工食品素材と、魚肉
を、用途に適応した併用割合となし得る如くの計量をし
て、計量魚類となし、その、計量魚類を、併用してから
混練してまたは別途に混練してから併用して、出来上り
すり身となし、その、出来上りすり身を、形成または形
成と加熱処理をして、魚肉加工食品となし得るし、各々
の製造基準に則れば魚肉ソーセージ・魚肉ハム及び特殊
包装かまぼこを得ることも可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、そのままでまたは水分・糠
    分・糖分・塩分の単独もしくは複数をもって介護した状
    態で加熱処理をして、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚類加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、魚 肉加工食品素材の製造方法。 2(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、そのままで加熱処理をして
    、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 3(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、水分をもって介護した状態
    で加熱処理をして、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理してまたはそ
    のままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 4(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糠分と混和した水分をもっ
    て介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 5(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糖分と混和した水分をもっ
    て介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 6(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、塩分と混和した水分をもっ
    て介護した状態で加熱処理をして、加工魚類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 7(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糠分・糖分と混和した水分
    をもって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類とな
    す。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項に記載の魚肉加工食品素材の製造方
    法。 8(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糠分・塩分と混和した水分
    をもって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類とな
    す。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
    。 9(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょう
    な状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糠分・塩分と混和した水分
    をもって介護した状態で加熱処理をして、加工魚類とな
    す。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉食品加工素材の製造方法
    。 10(イ) 魚類を、水で十分洗じょうをして、清じょ
    うな状態の、魚類となす。 (ロ) (イ)の、魚類を、糠分・糖分・塩分と混和し
    た水分をもって介護した状態で加熱処理をして、加工魚
    類となす。 (ハ) (ロ)の、加工魚類を、加工処理をしてまたは
    そのままで、魚肉加工食品素材となす。 斯くの如くにしてなすのを特徴とする、特 許請求の範囲第1項記載の魚肉加工食品素材の製造方法
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