JPS62320A - 床敷用マツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、床敷用マット、特に外から持ち込まれた雨水
や塵を除去するために自動車車内あるいは防塵工場もし
くは室の入口などの床面に敷くマットに関する。

（従来の技術） 従来より、雨、雪、泥等が靴底に付着し、自動車内部に
持ち込まれ、内装のマット、内張り等を汚し、傷める場
合が多くあり、このため雪国などでは、雨、雪などを収
容、保持するため、特別に高い縁のついた皿形のマット
を車内床敷用として゛使用している。

一方、防塵処理を施した工場あるいは室などにあっては
、工場内あるいは室内への埃、塵などの持ち込みを可及
的に防止するために出入り口にマットを敷いて靴底に付
着した水分、泥などを取り除くようにしている。

しかしながら、いずれの場合にあっても、従来のマット
では十分な効果をあげることができなかった・ 例えば、自動車用マットの場合、高い縁のついたＩ形マ
ットでは、僅かでも水がたまると、その水溜りの中に靴
を漬けるようになってしまい、健康的と言えないばかり
か、一般の短靴では水の浸込みあるいは泥のはね掛けを
防ぐことはできない。

雨靴を利用した場合にあっては、水の浸み込みあ・るい
は泥のはね掛けは防止できるが、その場合でも車の運転
操作時にマット内側にたまった水が気掛りとなり、ある
いは常に水の中に足を浸していることになり、それによ
る不快感さらには水によるスリップも生じる。さらに、
車の急停止の随にはマット内に多量にたまった水が慣性
によってマット外に飛び出してしまい、床面を浸水させ
てしまうなどの事故も発生する。

（発明が解決しようとする問題点） かくして、本発明の目的は、かかる従来技術の欠点を完
全に解消した自動車用あるいは工場用の水切りまたは防
塵のための床敷用マットを提供することである。

さらに、本発明の別の目的は、取替あるいは洗浄が容易
で構造の簡単な自動車用あるいは工場用の水切りまたは
防塵のための床敷用マットを提供することである。

（問題点を解決するための手段） ここに、本発明は、マットの底を構成するバケットと、
該バケット上部に収容され、マット上部を構成するパネ
ルとから成り、該パネルは前記バケットと着脱自在に組
み合わされており、前記パネルと前記バケットとによっ
て区画される空間が該パネル上面と連通した複数の小室
？こ分割されていることを特徴とする床敷用マットであ
る。

さらに、本発明の好適態様にあっては、前記小室の各蓋
部分は前記パネルで構成し、該蓋部分を凹所とし、該パ
ネル上面と小室内部とを連通させる穴を該凹所の底部に
設けてもよく、かかる場合、その一体成形が容易となる
とともに、水切りおよび集塵が容易となる。かかる小室
の形状、寸法は適宜決定できるが、好ましくは一定の強
度を与えるためパネル下面に垂直に設けた直立リプを交
叉させて形成してもよい。

また、前記小室は下端において開いており、互いに連通
しているように構成することにより、各小室内の収容水
の量を均一にすることができるとともに、マットの一部
を靴で踏んだ場合にも、その下側の小室内の収容水はそ
の圧力で近隣の小室内に入り込むことができ、上述の穴
から噴き出すことはない。

このように、本発明によれば、上記パネルの存在によっ
て、捕集水あるいは収集環、塵と靴底とは直ちにしかも
常に隔離されため、前述のような従来技術の欠点はほぼ
完全に解消される。

（作用） ここで、添付図面によって本発明をさらに説明すると、
第１図は、本発明にかかる床敷用マットの一部断面で示
す平面図であり、第２図は同じく一部断面で示す側面図
である。

図中、マット本体を構成するパネル１はその周囲のパネ
ル縁部２においてバケット７に係合支持されており、こ
のようにパネルｌとバケット７とは着脱自在に組み合わ
されてマット本体を構成している。マット本体のパネル
１の上面にはその表面に滑り止めボス３が複数個設けら
れており、また断面が播鉢形の凹所４がこれも多数設け
られている。該凹所４にはその底部にパネル上面と下記
小室とを連通させる穴５が設けられている。

マット本体の上部面を構成するパネルｌとマット本体の
、底部面を構成するバケット７とで区画された空間はす
でに述べたように複数の小室Ａ、Ａ”等によって分割さ
れており、これらは例えば耐荷重用の直立リブ６によっ
て仕切られ、構成される。

このようにして構成されるパネル１は上記直立リブを含
めて一体成形されるのが好ましい。

次に、バケット７は、上記マット本体の上部面を構成す
るパネル１を、その周囲に設けられた立ち上がり縁部８
おいて包囲するようにして着脱自在に係合保持し、パネ
ル上面から捕集された水あるいは埃、塵の収容部を構成
する。バケット底面、つまり裏面には滑り止め溝９が設
けられている。

該バケット７の四隅には床面あるいはバケット底面士を
連結するための適宜孔１０が設けられている。

このように、本発明の好適態様によれば、パネル上面に
滑り止めボス３を設けるとともに小室Ａ、Ａ”の蓋部分
に相当する箇所には築塵、集水用の皿鉢形凹所４と穴５
とを設け、さらにパネルの周囲は補強と、バケット７へ
の挿入を助けるために側面が傾斜したパネル縁部２を有
し、裏面は全体の補強のために互いに交差する直立リブ
６を一体成形した構造とするのである。かかるパネルの
材質は耐荷重性があり、またある程度の柔軟性を必要と
するものであり、それらを満足するものであれば、特に
制限はない。

一方のバケット７は、弾力性にすぐれた材質を使用する
。周囲に立ち上げた立ち上がり縁部８は袋状溝部を構成
し、パネルｌを挿入した際にこれに前記パネル縁部を係
合保持して、かくしてブラケット７内にパネル１を完全
に固定できる構造であり、裏側には全面に滑り止め溝等
を設けた一体成形品である。

本発明にかかる床敷用マットを例えば自動車の車内にひ
いた場合、車内に持ち込まれた雨水、泥等はパネル上面
に落ち、表面に数多く設けた皿鉢形凹部４と中央の穴５
を通り、直立リブ６により仕切られた複数の室Ａ、Ａ”
に至り、次に、直立リブ６の最下部より流れ、各室に平
均に溜り、常に乾いたマット上面に靴底あるいは足を置
くことができる。また、自動車が急に停車した場合でも
、溜り水は四面を直立リブ６により囲まれたいわば個室
にあり、しかもその上面にある穴５は図示のように、下
向きに繰言が突き出た構造とする場合、メグ外にとびだ
した泥水等が四散することはなく、車の運転中に注意を
払う必要はなく、安全運転ができる。

次に、車内で暖冷房を必要とする場合であるが、長時間
の運転をすると車内の湿度のバランスがくずれ、乾燥過
剰となり、長時間の運転は、運転者にみならず同乗者の
体調をくずし、健康に害となる。しかし、この場合にあ
っても、本発明にがかる床敷用マットを使用すれば、事
前に少量の水を前記小室に流し込んでおくという簡便な
操作でもって、常にバケット底面に水を張っておくこと
により穴５から少しずつそれを蒸発させ車内の過剰乾燥
を防止することができる。

その外、乾季においても、郊外では道路事情により土、
粉塵を運転者あるいは同乗者が車内に持ち込むことが多
いが、かかる場合にあっても、小室の頂部がジョー口形
の凹所をなしており、かつ運転時の振動等の助けによっ
て靴底についた細かい泥、粉塵は水滴同様、マット内部
の小室Ａ、Ａ”に集められるため、ドアの開閉・伴う車
内の粉塵の舞い上がり防止になり、健康的かつ衛生的で
もあり、その効果には著しいものがある。

なお、以上は自動車内の床敷用として本発明にかかるマ
ットを使用した場合について説明したが、防塵工場ある
いは防塵室の出入り口に本発明にかかる床敷用マットを
使用した場合にあっても同様である。

このようにして雨水、泥、粉塵等を集積した本発明にか
かる床敷用マットは取替あるいは洗浄のときには、マッ
ト本体を構成するとともに直立リブにより剛性を与えら
れているパネル１がバケット７の内側の周囲の縁部にお
いて袋状溝内に挿入固定されているため、一種の基管の
作用をなし、持ち上げたときにバケットのたわみを防止
し、またパネルとバケットとは着脱自在に構成されてい
ることから両者を分離して洗浄することできるなどその
取扱も容易である。

なお、この点、現在市販されている多くのものはバケッ
トマット内に水が溜って、手で持ち上げようとすると、
腰折れとなり、例えば自動車の車内から持ち運び出そう
とする場合など、水が車内にこぼれてしまい、内装を汚
してしまうことがある。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明にかかる床敷用マットはそ
の機能はもちろん取扱の上でも便利なものであり、その
利益は大きい。

また、本発明にがかる床敷用マットは上述のように自動
車用に限らず、用途によっては連絡孔を接続することに
より複数のマットを並べることにより、例えば工場ある
いは室の出入り口に敷くことにより防塵対策にも有効で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にがかる床敷用マットの一部断面で示
す平面図；および、 第２図は同じく一部断面で示す側面図である。 １；パネル、　　　　２：パネル縁部、４：凹所、　　
　　　５：穴、 ６：直立リブ、　　　　７：バケット、８：立ち上がり
縁部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）マットの底を構成するバケットと、該バケット上
   部に収容され、マット上部を構成するパネルとから成り
   、該パネルは前記バケットと着脱自在に組み合わされて
   おり、前記パネルと前記バケットとによって区画される
   空間が該パネル上面と連通した複数の小室に分割されて
   いることを特徴とする床敷用マット。
2. （２）前記小室の各蓋部分を前記パネルで構成し、該蓋
   部分を凹所とし、該パネル上面と小室内部とを連通させ
   る穴を該凹所の底部に設けたことを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項記載の床敷用マット。
3. （３）前記小室が下端において開いており、隣接する各
   小室が互いに連通していることを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項または第２項に記載の床敷用マット。
4. （４）前記パネルおよびバケットに対しほぼ垂直をなす
   複数の直立リブを前記空間に配置することにより該空間
   を複数の小室に分割することを特徴とする、特許請求の
   範囲第１項ないし第３項のいずれかに記載の床敷用マッ
   ト。
5. （５）前記パネルおよび小室を一体的に成形したことを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項ないし第４項のいず
   れかに記載の床敷用マット。