JPS6232077B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の可搬式作業台の概要を示すと、この作
業台は、支持面を形成する支持構造を備えてい
る。この支持構造は、支持面を床面より高く支え
る折りたたみ脚組立を備えている。頂面を有する
第１の頂部材は、支持構造によつて支持面上に支
えられる。第２の頂部材も同じく頂面を有し、こ
れらの両頂面はほぼ水平の平面内に位置してい
る。両頂部材は、それぞれ締付け面を形成する隣
り合つた側壁を備えている。支持構造に対して第
２の頂部材を案内する案内装置を設けている。第
２の頂部材の位置を第１の頂部材に対して調節す
るように、第２の頂部材を案内装置に沿つて動か
すことができる。両頂部材の各頂面が同じ水平平
面内に位置している第１位置から、第２の頂部材
がこの水平平面を横切る１つの平面内に位置する
第２位置に第２の頂部材が回動し、両締付け面お
よび支持面によつて共同的に三点締付け系を形成
させることができるように、案内装置は枢着され
ている。この第１位置において、本作業台はほぼ
平行である２つの面を有する加工物を締め付ける
のに適し、また第２位置においては、本作業台
は、たとえば筒状導管の一部のような円筒状ある
いは多角形の形状を有する加工物を締め付けるの
にとくに適する。

本発明は、支持構造上に支えられる少なくとも
２つの頂部材を備えた可搬式作業台に係る。支持
構造は、これらの頂部材を床面より高く支える折
りたたみ脚組立を備えている。頂部材の１つは、
回動して加工物に対して動くことができ、この動
きは支持構造に対してある角度をなす平面内で行
なわれ、これにより各頂部材および支持構造に共
同的に三点締付け系を形成させることができる。
この１つの頂部材の角度位置に応じて、本作業台
は、円筒状あるいは多角形の形状を含む各種形状
の加工物を締め付けるのに適している。

従来から行なわれているように、加工物の外形
が示されると、この加工物を締め付けるにはどの
作業台が使用されるべきかが作業者に指示されて
いる。たとえば、脚を備えた支持構造上に担持さ
れた平たく細長い形状を有する固定挟み片と可動
挟み片との両部材を備えた作業台は公知である。
可動挟み片は、クランクにより手で作動されるね
じ付きスピンドルを用いて、固定挟み片の方へま
たはこれから離れるように動くことができる。こ
れらの挟み片の角度調節は、それらの頂面により
共同的に形成される同一の水平平面内で常に行な
われる。この場合、加工物は、２つの挟み片によ
り形成される隣り合つた垂直締付け面の間にのみ
締め付けられる。

このことは、１つの制限であり、しばしば作業
者の最も好都合な位置における加工物への作業を
妨害し、ある場合には作業者に万力での作業を全
くさせないこともある。作業者は、正方形あるい
は長方形の断面を有する加工物と反対に、円筒状
あるいはその他の形状を有する加工物について加
工する必要がよくある。このような加工物を効果
的に締め付けるためには、加工物はその周縁まわ
りに少なくとも３つの点で保持されることが必要
である。たとえば、筒状の導管については、作業
者は通常、それぞれの締付け挟み片がＶ字形の溝
を有する特別の締付け装置を用意し、加工物をそ
の周縁まわりに４つの位置で保持する。それ故、
作業者は、ほとんどの作業ができるようにするた
めには、明らかに少なくとも２つの締付け装置を
有しなければならない。しかし、このようにして
も、作業者は、必ずしも最も望ましい位置におい
て、加工物への作業を行なうことができるとは限
らない。しばしば望まれることは、たとえば平削
りあるいはえぐり出しのような作業ができるよう
に、作業台の水平加工面上に加工物を締め付ける
ことができるようにすることである。

もう１つの型式の締付け装置は、フランス特許
第1287657号に開示されており、この場合加工物
は、２つの挟み片を有する締付け装置の第１挟み
片の２つの締付け面の内のいずれかに締め付ける
ことができる。第１挟み片は、ほぼ水平の平面内
に保持されるようにテーブルの頂面に締め付けら
れるので、その締付け面の一方のものは垂直平面
内にあり、またその他方のものは水平の平面内に
ある。第２挟み片は、１つの締付け面を有すると
ともに、２つのねじ棒により第１挟み片に枢着さ
れており、90度離れた２つの位置の間を回動する
ことができる。これらのねじ棒は、第１挟み片の
凹部に枢着されている。この特許によると、挟み
片は、２つの位置のいずれかにおいて、すなわち
第２挟み片の締付け面が垂直方向に位置している
第１位置にあるとき、また第２挟み片の締付け面
が水平方向に位置していて第１挟み片の水平締付
け面に平行な第２位置にあるとき、加工物を締め
付けるのに使用することができる。この締付け装
置により、作業者は、加工物を水平加工面に締め
付けることができるけれども、この装置は２つの
位置の各々に対して２つの締付け面があるのみで
あるから、たとえば筒状の形状をしている加工物
を締め付けることはできない。前述したように、
筒状の加工物を効果的に保持するためには、少な
くとも３つの締付け面が必要である。したがつ
て、作業者が前記フランス特許に開示されている
型式の締付け装置を持つていたとしても、作業者
はパイプ万力のような付加的な万力を依然として
必要とする。

前記フランス特許に開示されている型式の締付
け装置のもう１つの欠点は、長方形断面の長い加
工物のようなものは、第２挟み片の長手方向の中
心を通るねじ棒の深さにまでしか両挟み片の締付
け面の間に挿入されるにすぎない以上、第１挟み
片の締付け面に有効に締め付けることができない
ことである。加工物を締付けると、回転モーメン
トが生じ、このため第２挟み片は加工物から滑つ
て外れる。

そこで、水平位置における締付け部材の間に加
工物を締め付けることはもちろん、さらに一方の
締付け部材を他方の締付け部材に対して傾けて位
置させることができ、したがつて加工物の形状に
拘わらず、すべての加工物に適合することのでき
るような作業台が望まれる。

また、同じ作業台が、その締付け装置により加
工物を締め付けたとき、一方の締付け部材が加工
物から滑つて外れることなく、その他方の締付け
部材の頂面に長い加工物を確実に保持することが
できれば、これは有益である。

したがつて、本発明の目的は、従来の作業台お
よび締付け装置における前記欠点を解消し、異な
る形状、輪郭の加工物であつても、これに適合す
ることができる可搬式作業台を提供することであ
る。とくに、円筒状あるいは多角形の外形を有す
る加工物をも締め付けることができるように、必
要に応じて三点締付け系が可能となる可搬式作業
台を提供することが本発明の目的である。

さらにまた、前記すべての機能を有する上に、
なおかつ平担な形状の比較的大きな加工物に対す
る成形をも行なうことができる可搬式作業台を提
供することも望まれる。

それ故、さらに本発明の目的は、薄板金のよう
な平担な形状を有する比較的大きな加工物を成形
することができる可搬式作業台をも提供すること
である。

本発明による可搬式作業台は、面支えを形成す
る支持構造を備えている。この支持構造は、面支
えを床面より高く支える脚組立を備えている。頂
面を有する第１の頂部材は、支持構造によつて面
支え上に支えられる。第２の頂部材も同じく頂面
を有し、これらの両頂面は共通のほぼ水平の平面
内に位置している。両頂部材は、それぞれ締付け
面を形成する隣り合つた側壁を備えている。第２
の頂部材を支持構造に対して相対的に案内するた
めの案内装置が設けられるとともに、この案内装
置に沿つて第２の頂部材を動かし、第１の頂部材
に対して第２の頂部材の位置を調節するための動
かす装置が設けられている。面支え上の第１位置
から、締付け面および面支えにより共同的に三点
締付け系を形成させるように前記水平平面を横切
る一平面内に第２の頂部材が位置する第２位置ま
で、案内装置と第２の頂部材を共にまわす回動装
置が設けられている。

さらに、本発明による可搬式作業台は、面支え
の上に支持される第３の頂部材を備えている。こ
の第３の頂部材は、作業台の加工用頂面を増大す
るためのもので、第１および第２の頂部材のそれ
ぞれの頂面が位置する共通水平平面内に位置する
頂面を有するとともに、第１の頂部材の頂面より
大きい頂面を有している。

本発明の実施例によれば、作業台は、第１およ
び第２の締付け装置を備えた動かす装置を備えて
おり、これらの締付け装置は、第２の頂部材が第
１位置に位置しているときは両頂部材の間に、そ
して第２の頂部材が第２位置に位置しているとき
は両頂部材と面支えとの間に加工物をしつかりと
保持するために、第２の頂部材を案内装置の上を
第１の頂部材に向かつてまたは離れる方向に動か
すように、案内装置と第２の頂部材との間にそれ
ぞれ連結されている。第１の締付け装置および第
２の締付け装置は、互いに独立して操作すること
ができるように、案内装置と第２の頂部材とにそ
れぞれ連結され、したがつて両頂部材間の締付け
間隔の幅は、この間隔の長手方向の一端において
長手方向の他端におけるよりも大きくなるように
調節することができる。

つぎに、図面について本発明の実施例を説明す
るが、これにより本発明の目的および利点は一層
明らかになる。

第１Ａ図および第１Ｂ図において、本作業台
は、ビーム２，３および第１、第２の頂部材８，
９を支持する折りたたみ脚組立６０を備えてい
る。これらの第１、第２の頂部材８，９は、それ
ぞれ締け面１０，１１を有する締付け挟み片であ
る。

折りたたみ脚組立６０は、第１Ａ図および第１
Ｂ図において開いた状態の位置に示されており、
２組の関節脚を備えている。第１組の関節脚６
１，６２は、ビーム２，３の前端にそれぞれ連結
部６３，６４で枢着される。第２組の関節脚６
５，６６は、ビーム２，３の後端にそれぞれ連結
部６７，６８で枢着される。

第１組の関節脚６１，６２は、踏み板６９のご
とき交差部材により互いに連結されるが、第２組
の関節脚６５，６６は交差部材７０により連結さ
れ、この交差部材７０の上の縁７１は、踏み板６
９の棚状の凹部７２と同じ平面上に位置してい
る。この縁７１と凹部７２との間に補助の作業台
となる第３の頂部材４０が支持されており、後述
する用途に供される。縁７１と凹部７２とは、折
りたたみ脚組立６０が開位置に位置していると
き、第３の頂部材４０を第１、第２の頂部材８，
９の下方に着脱自在に担持する装置を共同して形
成する。

第１組の関節脚６１，６２は、組をなす控え棒
７３，７４と７５，７６による控え作用のため、
第１Ａ図および第１Ｂ図に示される開位置を超え
て開くことはない。控え棒７３，７４は、連結部
７７で互いに枢着され、控え棒７３はビーム３の
中間位置７８でビーム３に枢着される。控え棒７
４は、７９の位置で関節脚６１に枢着される。同
じく控え棒７５，７６は、連結部８０で互いに枢
着され、それぞれ８１，８２の位置でビーム２と
関節脚６２にそれぞれ枢着される。対応する控え
装置が第２組の関節脚６５，６６のために設けら
れている。すなわち、関節脚６５に対して控え棒
８３，８４により、また関節脚６６に対し控え棒
８５，８６により提供される。

作業台を第２図に示す位置に折りたたむとき、
第３の頂部材４０が、まず上の縁７１と凹部７２
とにより支持されていた位置から外され、締付け
挟み片である第１の頂部材８と第２の頂部材９と
の間に締め付けられる。これらの第１および第２
の頂部材８，９は、狭いスペーサー支え８７，８
８からなるスペーサー支え部材を締め付けてクラ
ンプする。上記の関節脚の組の構成により、第１
組の関節脚６１，６２および第２組の関節脚６
５，６６は、ビーム２，３に対して折りたたまれ
る。この折りたたみ位置にある作業台は、制限さ
れた場所に容易に収納することができ、また容易
に運ぶことができる。

第１Ａ図および第１Ｂ図において、折りたたみ
脚組立６０は、Ｌ字形のビーム２，３のごとく２
つの離れた一対の細長いフレーム部材を備えた支
持構造１の一部をなしている。これら一対のビー
ム２，３は、他の適当な断面形状とすることがで
きる。

一対のビーム２，３は、それぞれその脚（水平
フランジ）６，７が面支えを共同して形成するよ
うに配置され、この面支えの上に第１および第２
の頂部材８，９が支えられる。第１の頂部材８
は、頂面１２を有し、さらに図示される一対のス
ペーサ支え１３，１４（スペーサー支え１４は、
ビーム３側に設けられるもので、図面上はその符
号の表示が省略されている。）を介して両ビーム
２，３上に支持される。第２の頂部材９も、頂面
１５を有し、さらに一対のスペーサー支え１６，
１７（スペーサー支え１７は、ビーム３側に設け
られるもので、図面上はその符号の表示が省略さ
れている。）を備え、これらのスペーサー支え１
６，１７は、第２の頂部材９が第３図に示す水平
位置にあるとき、両ビーム２，３のそれぞれの水
平フランジ６，７上に第２の頂部材９を支持す
る。

Ｕ字形ブラケツト１８のごとき一対の案内装置
は、支持構造１上に第２の頂部材９を案内する。
両案内装置１８のそれぞれの保持脚１９，２０
（保持脚２０は、ビーム３側に設けられた案内装
置１８の保持脚であり、図面上はその符号の表示
が省略されている。）は、前方の連結片２１によ
り互いに連結され、さらに後述するように、Ｌ字
形の両ビーム２，３の垂直方向の脚にそれぞれ枢
着される。両案内装置１８が第３図の位置に位置
しているとき、連結片２１のフランジ２１ａは、
両ビーム２，３の各水平フランジ６，７の端部に
載る。

スペーサー支え１３，１４，１６および１７
は、第１および第２の頂部材８，９の操作には必
要ではないけれども、加工物を第１の頂部材８と
第２の頂部材９との間に挿入しうる深さを増すの
で、望ましいものである。

第２の頂部材９は、両案内装置１８上を動くこ
とができ、保持脚１９，２０上に取り付けられ、
これらの保持脚１９，２０は第２の頂部材９を案
内しかつ保持する。保持脚１９，２０は、ほぼＬ
字形であり、ピボツトピン２２によりそれぞれ対
応するビーム２，３のなるべく長手方向の中央部
にそれぞれ枢着される。第２の頂部材９は、保持
脚１９，２０に沿つて可動であるように、これら
の保持脚１９，２０に連結される。それ故、第１
の頂部材８に対して第２の頂部材９の位置を調節
するように、第２の頂部材９を両案内装置１８に
沿つて動かす装置を設ける。

この動かす装置は、第１および第２の締付け装
置を備え、これらは保持脚１９と第２の頂部材９
との間および保持脚２０と第２の頂部材９との間
にそれぞれ連結されており、第２の頂部材９を保
持脚１９，２０の上を第１の頂部材８の方へまた
は離れる方向に動かす。締付け装置の一例（すな
わち、ビーム２側の第１の締付け装置）が、第６
図の詳細説明図に示されている。

締付け装置は、ボルト２３により第２の頂部材
９に枢着されたスペーサー支え１６により構成さ
れている。スペーサー支え１６の詳細は、第６Ａ
図、第６Ｂ図および第６Ｃ図に示されている。

第６Ａ図において、スペーサー支え１６は、第
２の頂部材９が第３図の水平位置に位置している
とき、ビーム２の水平フランジ６に載る平たい底
面２４を有している。底面２４の一部は、また保
持脚１９上にも載る。スペーサー支え１６は、さ
らに内ねじ２６を有する第１の下方延長部分２５
を備えている。内ねじ２６は、たとえば第１の下
方延長部分２５に嵌め込まれたナツトである。第
６Ｂ図は、第６図のＢ−Ｂ線に沿つたスペー
サー支え１６の断面図である。

スペーサー支え１６の第２の下方延長部分２７
（第６Ｃ図参照）は、保持脚１９の水平フランジ
１９ａに摺動自在に係合する開放みぞ孔２８を形
成している。

第２の頂部材９は、ねじ付きのスピンドル３０
およびこれにねじ係合する内ねじ２６により、保
持脚１９，２０に沿つて並進運動する。スピンド
ル３０は、連結片２１に回転自在に係合し、スピ
ンドル３０が連結片２１に対して軸線方向に動け
ないようになつている。スピンドル３０は、ハン
ドル３１でまわされる。この作用により、スペー
サー支え１６は、保持脚１９の水平フランジ１９
ａに沿つて動き、これにより第２の頂部材９はハ
ンドル３１の回転方向次第で第１の頂部材８に向
かつてまたは離れる方向に動く。第２の下方延長
部分２７は、保持脚１９に対してスペーサー支え
１６を保持しかつ案内する機能を有する。この結
果、一方のハンドル３１だけをまわすと、第２の
頂部材９は第１の頂部材８に対して傾くようにな
る。同時に両方のハンドル３１をまわして、第２
の頂部材９を第１の頂部材８に向けて両者の間隔
の幅が、間隔の両端で同じであるように動かすこ
とができる。

第１および第２の頂部材８，９のそれぞれの頂
面１２，１５が共通の水平平面内にある両ビーム
２，３の各水平フランジ６，７の位置（第３図）
から、第２の頂部材９の締付け面１１が該水平平
面に隣接する位置（第４図）まで、両案内装置１
８と第２の頂部材９とを一緒に回動させる回動装
置が設けられている。この両案内装置１８と第２
の頂部材９を回動させるための回動装置は、前記
のピボツトピン２２を含んでいる。

両案内装置１８と第２の頂部材９とは、第３図
と第４図に示された両位置の間において、たとえ
ば第５図に示す角度位置のような任意の角度位置
に調節することができる。第５図の角度位置にお
いて、第２の頂部材９の頂面１５は、前記水平平
面を横切る一平面内に位置しており、したがつて
両締付け面１０，１１および両水平フランジ６，
７のごとき面支えによつて三点締付け系が形成さ
れる（第５図参照）。第４図および第５図に示し
た位置において、第２の頂部材９は、前述のよう
に保持脚１９，２０の水平フランジに沿つて動く
ことができる。

第１位置において、第２の頂部材９は、両ビー
ム２，３の各水平フランジ６，７上にそれぞれ載
置されたスペーサー支え１６，１７を介して両ビ
ーム２，３上に支持される。この状態において
は、連結片２１のフランジ２１ａは、両ビーム
２，３の各水平フランジ６，７の前端上に位置す
る。

保持脚１９，２０は、前述のようにピボツトピ
ン２２のまわりの任意の位置に回動する。しか
し、両案内装置１８を支持構造１に対して任意の
角度位置にそれぞれ錠止する錠止装置をそれぞれ
設けることが望ましい。第５図に例示した一方の
錠止装置は、ビーム２に取り付けたボルト３４に
ねじ係合するちようナツト３３のごときクランプ
を備えている。保持脚１９に弧状のみぞ孔３５を
形成し、ボルト３４の柄がこのみぞ孔３５を通る
ようにする。みぞ孔３５の半径中心は、ピボツト
ピン２２の位置である。ちようナツト３３を締め
付けると、保持脚１９はビーム２にしつかり保持
され、したがつて案内装置１８が所望の角度位置
に固定される。

本作業台は、第１の頂部材８の頂面１２に加工
物を締め付けるのにも利用できる。第４図におい
て、第２の頂部材９はこの締付け作用を行なう位
置に示されており、第２の頂部材９の締付け面１
１は第１の頂部材８の頂面１２より高い水平平面
内に位置している。このようにして、加工物は締
付け面１１と頂面１２との間の適宜な位置に締め
付けられる。

第２の頂部材９を第１の頂部材８の頂面１２の
方へ動かすとき、締付けられた加工物は、第２の
頂部材９に対し、締付け面１１において反作用力
を生じる。この反作用力は、上方に働いてピボツ
トピン２２のまわりに第２の頂部材９を加工物か
ら滑り外させようとするモーメントを生ずる。各
錠止装置は、さらにピボツトピン２２のまわりに
反対のつり合いモーメントをそれぞれ生じさせ、
前記反作用力から生じるモーメントの効果に対抗
する機能をもそれぞれ果たす。

第１の頂部材８を面支えに沿つて位置決めでき
るようにすることがよく望まれる。位置決め装置
は、第１の頂部材８を支持構造１に沿つて面支え
上の選ばれた位置に位置決めするものであり、第
１の頂部材８を第２の頂部材９に対して手で移動
して横方向に配置し、両頂部材８，９間の間隔の
幅を急いで粗く調節し、いろいろな大きさの加工
物を収められるようにしており、したがつて第２
の頂部材９が第３図の第１位置にあるときは両頂
部材８，９の間に、また第２の頂部材９が第５図
の位置にあるときは両頂部材８，９と面支えとの
間に、加工物をしつかり保持するように、両頂部
材８，９間の間隔の幅を微細に調節するために動
かす装置を手で調節することができる。

第７図において詳細に示すように、第１の頂部
材８は、両ビーム２，３に沿つて所定の選択位置
に割り出すことができ、両ビーム２，３の各水平
フランジ６，７に設けられた開口３７のごとき割
出し装置の中に挿入されるボルト３６によりしつ
かり保持される。ボルト３６と共働する位置決め
爪３８は、ボルト３６が挿入される開口３７に隣
接した開口３７に係合する。すなわち、まず位置
決め爪３８を開口３７に係合させ、ついでボルト
３６を開口３７に挿入する。そして、ちようナツ
ト３９は、位置決めされた第１の頂部材８を固定
するために締め付けられる。

両ビーム２，３に沿つての第１の頂部材８の位
置決めのため、所望により、他の装置を利用する
ことができる。たとえば、レバーを第１の頂部材
８の下方に設け、このレバーを両ビーム２，３の
各水平フランジ６，７に係合、離脱させ、これに
よりボルト３６を不要にすることができる。さら
に、レバーを押して割出し孔からピンを離脱し、
このピンを両ビーム２，３上の新しい位置の割出
し孔に再び係合させるようにしたレバー装置を利
用することもできる。

動かす装置の機能により、第２の頂部材９を調
節して達成された位置角度を増すことができるよ
うに、第１の頂部材８を第２の頂部材９に対して
角度調節することも可能である。このため、第１
の頂部材８は、スペーサー支え１３，１４に枢着
されている。

第３の頂部材４０は、工具その他の器具を置く
のに有利に利用でき、同時に本作業台は第１Ａ図
ないし第７図に示したように利用できる。

第８図および第９図は、第１の頂部材８がどの
ようにして第３の頂部材４０に代替され、作業者
に大きい加工面積を与えることができるかを示し
ている。

第１０図は、本作業台が薄板金のような比較的
大きな材料の成形にも利用できることを示してい
る。この例において、第２の頂部材９の締付け面
１１は、加工物４２に係合するアングル部分４１
を備えている。第３の頂部材４０は大きな頂部材
として、支持構造１により形成される面支え上に
支持される。

第３の頂部材４０は、２組のスペーサー支えを
備えている。第１組のスペーサー支え８７，８８
は、狭く形成されており、作業台が第２図につい
て説明したように折りたたまれるとき、第３の頂
部材４０を締付けし易くする。第２組のスペーサ
ー支え８９，９０は、長く形成されている。これ
らの２組のスペーサー支え８７，８８および８
９，９０により、第３の頂部材４０は、第８図な
いし第１１図に示すように使用されるとき面支え
上に載置される。

第３の頂部材４０を面支えに沿つて位置決めす
るための適宜な装置を設ける。この装置は、第７
図において説明した割出し装置である。第１およ
び第３の頂部材８，４０は、第２の頂部材９が第
１０図に示すような垂直位置に位置していると
き、第２の頂部材９の頂面１５により形成される
平面から離れるように割出しされる。第１および
第３の頂部材８，４０を横切つて載置された加工
物４２は、動かす装置を作動し、第２の頂部材９
を両案内装置１８に沿つて下方へ加工物４２上に
動かすとき成形される。

第１１図は、第１の頂部材８および第３の頂部
材４０が、どのようにして互いに接近して加工物
４３に対する支承能力を増大させるかを示してい
る。

第３図ないし第５図について説明した支持構造
１に対する両案内装置１８の錠止のためのそれぞ
れの錠止装置は、保持脚１９，２０の角度位置を
最もよく使う位置、たとえば０゜，45゜および90
゜の位置に固定する装置として拡大使用すること
ができる。したがつて、両案内装置１８を角度位
置に固定するための各錠止装置は、第１２図に示
すロツク用ノブ組立４４のようにそれぞれ構成す
ることができる。

このロツク用ノブ組立４４は、保持脚１９の垂
直フランジ１９ｂから形成された突片４６の下に
固定されるリム５３を有する帽子状部材４５を備
えている。突片４６は、保持脚１９の垂直フラン
ジ１９ｂに帽子状部材４５をしつかり保持するよ
うに、リム５３の凹部５４に係合する。帽子状部
材４５には、第１３図に示すように、カム面４７
が形成されている。また、第２のキヤツプ状部材
４８は、第１３図に示すように、対応するカム面
４９を備えている。第１２図において、ピン５０
はキヤツプ状部材４８に取り付けられ、ばね５１
がこのピン５０に作用し、保持脚１９の回転のと
きピン５０を開口５２の１つに係合させるように
押し付ける。ビーム２に設けられた開口５２の内
の２つが第４図に示され、それぞれ０゜および45
゜の位置に対応している。第４図に示した保持脚
１９の位置に対し、ピン５０は90゜の位置に対応
する開口５２と係合している。

ロツク用ノブ組立４４を非作動にしたいとき
は、キヤツプ状部材４８をまわし、キヤツプ状部
材４８のカム面４９を帽子状部材４５のカム面４
７の上に乗せてピン５０をビーム２から離すと、
ばね５１は圧縮される。

上述したように、本作業台は、用途が広いもの
であり、かつ従来少なくとも２つの異なる締付け
装置を必要としていた締付け作用を行なうことが
できる利点を作業者に与える。たとえば、第１４
図に示すように、本作業台は、切断作業中の導管
の一部を保持するのに利用することができる。第
１５図は、本作業台がえぐり出し作業を行なうの
にいかによく適しているかを示している。第２の
頂部材９は、第４図に示した位置に配置され、こ
れにドリルが取り付けられ、ドリルはえぐり出し
工具となつている。第１６図は、両水平フランジ
６，７により形成された面支えと第２の頂部材９
との間に第３の頂部材４０を取り付けることによ
り、この第３の頂部材４０が製図板として配置さ
れうることを示している。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は、本発明に係る可搬式作業台の斜視
図で、隣り合つた２つの頂部材のそれぞれの頂面
が共通のほぼ水平平面内に位置している状態を示
している。第１Ｂ図は、同じく可搬式作業台の斜
視図で、回動可能な第２の頂部材が選ばれた所定
の角度位置に固定されている状態を示している。
第２図は、同じく可搬式作業台の斜視図で、折り
たたみ脚組立が折りたたみ位置に位置しているこ
とを示している。第３図は、本可搬式作業台の側
面図で、隣り合つた２つの頂部材のそれぞれの頂
面が共通のほぼ水平平面内に位置している状態を
示している。第４図は、第１の頂部材の頂面に対
して加工物を締め付けるために、第２の頂部材が
90゜の位置に回動することができることを示す側
面図である。第５図は、導管のごとき加工物を締
め付けるために、第２の頂部材が第３図と第４図
との両位置においていずれかの選ばれた角度位置
に調節することができることを示す側面図であ
る。第６図は、支持構造に枢着されたブラケツト
に対するスペーサー支えの取付け状態を示す詳細
説明図である。第６Ａ図は、第６図のＡ−Ａ
線に沿つた断面図である。第６Ｂ図は、第６図の
Ｂ−Ｂ線に沿つた断面図である。第６Ｃ図
は、第６図のＣ−Ｃ線に沿つた断面図であ
る。第７図は、第１図から第６図に示した本可搬
式作業台の側面図で、第１の頂部材を支持構造上
において第２の頂部材に対して種々の位置に位置
決めすることができることを示している。第８図
は、本可搬式作業台の側面図で、第１の頂部材を
非常に大きな頂面面積を有する第３の頂部材に代
えた状態を示している。第９図は、第３の頂部材
を支持構造上において異なつた位置に位置決めし
た状態を示す説明図である。第１０図は、本可搬
式作業台が薄板金のごとき加工物の成形に使用す
ることができることを示す説明図である。第１１
図は、第２の頂部材により加工物を第１および第
３の頂部材の上に保持するために、第１および第
３の頂部材がより大きな支承面を得るのに利用で
きることを示す説明図である。第１２図は、本可
搬式作業台による加工作業において、案内装置の
角度位置を最も頻繁に使用する所定の位置に錠止
するための、ロツク用ノブ組立の概略断面図であ
る。第１３図は、第１２図に示すロツク用ノブ組
立の２つの部材の詳細を示す説明図である。第１
４図は、本可搬式作業台が導管の切断に使用する
ことができることを示す斜視図である。第１５図
は、本可搬式作業台が加工物のえぐり出し作業に
使用することができることを示す説明図である。
第１６図は、本可搬式作業台が製図板としても使
用することができることを示す説明図である。 １……支持構造、２，３……ビーム、６，７…
…水平フランジ、８……第１の頂部材、９……第
２の頂部材、１０，１１……締付け面、１２，１
５……頂面、１３，１６……スペーサー支え、１
８……案内装置、１９……保持脚、１９ａ……水
平フランジ、１９ｂ……垂直フランジ、２１……
連結片、２２……ピボツトピン、２３……ボル
ト、２４……底面、２５……第１の下方延長部
分、２６……内ねじ、２７……第２の下方延長部
分、２８……開放みぞ孔、３０……スピンドル、
３１……ハンドル、３３……ちようナツト、３５
……弧状のみぞ孔、３６……ボルト、３７……開
口、３８……位置決め爪、４０……第３の頂部
材、４１……アングル部分、４２，４３……加工
物、４４……ロツク用ノブ組立、４５……帽子状
部材、４６……突片、４７，４９……カム面、４
８……キヤツプ状部材、５０……ピン、５１……
ばね、５２……開口、５３……リム、５４……凹
部、６０……折りたたみ脚組立、６１，６２……
第１組の関節脚、６３，６４……第２組の関節
脚、６９……踏み板、７０……交差部材、７１…
…縁、８７，８８……第１組のスペーサー支え、
８９，９０……第２組のスペーサー支え。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 面支えを形成するとともに該面支えを床面よ
   り高く支える折りたたみ脚組立を備えた支持構造
   と、頂面を有しかつ前記面支えに支えられた第１
   の頂部材と、該第１の頂部材の頂面と共通のほぼ
   水平な平面内に位置する頂面を有する第２の頂部
   材と、前記支持構造に対して前記第２の頂部材を
   案内する案内装置と、前記第１の頂部材に対して
   前記第２の頂部材の位置を調節するように前記第
   ２の頂部材を前記案内装置に沿つて動かす装置と
   からなり、前記両頂部材がそれぞれ締付け面を形
   成する隣接した側壁をそれぞれ備えた可搬式作業
   台であつて、前記両頂面が前記水平平面内に位置
   する前記面支え上の第１位置から前記第２の頂部
   材の頂面が前記水平平面を横切る一平面内に位置
   する第２位置に、前記案内装置と前記第２の頂部
   材とを共にまわす回動装置を設け、前記両締付け
   面および前記面支えにより共同的に三点締付け系
   を形成させる構成としたことを特徴とする、可搬
   式作業台。 ２ 前記第２の頂部材の締付け面が前記水平平面
   とほぼ平行に位置する第３の位置に、前記案内装
   置を回動可能としたことを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項記載の可搬式作業台。 ３ 前記案内装置の角度位置を前記支持構造に対
   して所定の角度位置に固定する錠止装置を設けた
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第２項記載の
   可搬式作業台。 ４ 前記回動装置が、前記案内装置を前記支持構
   造に枢着するピボツト装置と、前記案内装置を前
   記支持構造に対して第２位置に錠止する錠止装置
   とからなることを特徴とする、特許請求の範囲第
   １項記載の可搬式作業台。 ５ 前記面支え上の選ばれた位置に前記第１の頂
   部材を前記支持構造に沿つて位置決めを行なう位
   置決め装置を備え、該位置決め装置により前記第
   １の頂部材は前記第２の頂部材に対して横方向に
   手で移動配置され、加工物の大きさに合わせて前
   記両頂部材間の締付け間隔の大体の幅を急いで調
   節することができ、また前記動かす装置は前記両
   部材間の締付け間隔の幅を微細に調節するために
   手で調節され、前記第２の頂部材が前記第１位置
   に位置しているときには前記両頂部材間に、かつ
   前記第２の頂部材が前記第２位置に位置している
   ときには前記面支えと前記両頂部材との間に加工
   物をしつかり保持することができる構成としたこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第４項記載の可
   搬式作業台。 ６ 前記位置決め装置が、前記第２の頂部材に対
   して選ばれた割出し位置の１つに前記第１の頂部
   材を前記支持構造に沿つて割り出すための、前記
   支持構造に形成された割出し装置と、該割出し位
   置の１つにおいて前記第１の頂部材を前記支持構
   造に固定するための、該割出し装置と共働する着
   脱自在な固定装置とを備えたことを特徴とする、
   特許請求の範囲第５項記載の可搬式作業台。 ７ 前記第１および第２の頂部材が、それぞれ細
   長い部材により形成されていることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第５項記載の可搬式作業台。 ８ 前記第２の頂部材が細長い部材により形成さ
   れており、前記第１の頂部材は前記第２の頂部材
   の縦寸法に相当する縦寸法を有するとともに、前
   記第２の頂部材の横寸法より著しく大きい横寸法
   を有することを特徴とする、特許請求の範囲第５
   項記載の可搬式作業台。 ９ 前記案内装置が、前記ピボツト装置により前
   記支持構造に枢着されたブラケツトにより構成さ
   れており、該ブラケツトおよび前記第２の頂部材
   が前記２つの位置の間において回動可能であるこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第４項記載の可
   搬式作業台。 １０ 前記ブラケツトが、底部と該底部にそれぞ
   れ連結された脚とを有するＵ字形を呈し、該両脚
   が前記支持構造にそれぞれ枢着されていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第９項記載の可搬式
   作業台。 １１ 前記支持構造が、前記面支えを共同して形
   成する一対の離れた細長いフレーム部材を備え、
   主として剛性の台フレームにより構成され、前記
   両脚が前記両フレーム部材にそれぞれ枢着されて
   いることを特徴とする、特許請求の範囲第１０項
   記載の可搬式作業台。 １２ 前記両脚が、前記両フレーム部材の中央部
   にそれぞれ枢着されていることを特徴とする、特
   許請求の範囲第１１項記載の可搬式作業台。 １３ 前記Ｕ字形ブラケツトの底部がフランジを
   有し、該フランジは前記第２の頂部材が前記第１
   位置に位置しているとき、前記フレーム部材に係
   合するように前記脚に取り付けられていることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１１項記載の可搬
   式作業台。 １４ 前記動かす装置が、前記第２の頂部材が前
   記第１位置に位置しているときは前記両頂部材の
   間に、また前記第２の頂部材が前記第２位置に位
   置しているときは前記両頂部材と前記面支えとの
   間に加工物を保持するように、前記第２の頂部材
   を前記案内装置の上を前記第１の頂部材に向かつ
   てまたはこれから離れる方向に動かすための、前
   記案内装置と前記第２の頂部材との間においてそ
   れぞれ連結された第１および第２の締付け装置を
   備え、該第１および第２の締付け装置は互いに独
   立して操作することができるように前記案内装置
   および前記第２の頂部材にそれぞれ連結され、前
   記両頂部材間の締付け間隔の幅を、当該間隔の長
   手方向の一端において長手方向の他端におけるよ
   りも大きくなるように調節することができる構成
   としたことを特徴とする、特許請求の範囲第９項
   記載の可搬式作業台。 １５ 前記第２の頂部材に対して前記第１の頂部
   材を角度調節する装置を備えたことを特徴とす
   る、特許請求の範囲第１４項記載の可搬式作業
   台。 １６ 面支えを形成するとともに該面支えを床面
   より高く支える折りたたみ脚組立を備えた支持構
   造と、頂面を有しかつ前記面支えに支えられた第
   １の頂部材と、該第１の頂部材の頂面と共通のほ
   ぼ水平な平面内に位置する頂面を有する第２の頂
   部材と、前記支持構造に対して前記第２の頂部材
   を案内する案内装置と、前記第１の頂部材に対し
   て前記第２の頂部材の位置を調節するように前記
   第２の頂部材を前記案内装置に沿つて動かす装置
   とからなり、前記両頂部材がそれぞれ締付け面を
   形成する隣接した側壁をそれぞれ備えた可搬式作
   業台であつて、前記両頂面が前記水平平面内に位
   置する前記面支え上の第１位置から前記第２の頂
   部材の頂面が前記水平平面を横切る一平面内に位
   置する第２位置に、前記案内装置と前記第２の頂
   部材とを共にまわす回動装置を設け、さらに前記
   面支えの上に支持され、前記共通水平平面内に頂
   面を有するとともに、前記第１の頂部材の頂面よ
   り大きい頂面を有する第３の頂部材を備えたこと
   を特徴とする、可搬式作業台。 １７ 前記第３の頂部材を前記面支えに沿つて前
   記第１の頂部材から離れて選ばれた位置において
   前記面支え上に位置決めする位置決め装置を設
   け、該位置決め装置により前記第２の頂部材が前
   記第２位置に位置しているとき、前記第１および
   第３の頂部材を前記第２の頂部材の頂面により形
   成される平面から離隔して配置することを可能と
   し、前記第２の頂部材を前記案内装置に沿つて前
   記共通水平平面に向けて動かし、加工物に係合さ
   せるように前記動かす装置を作動させるとき、前
   記第１および第３の頂部材を横切つて載置された
   加工物を成形することができる構成としたことを
   特徴とする、特許請求の範囲第１６項記載の可搬
   式作業台。 １８ 前記折りたたみ脚組立は、当該折りたたみ
   脚組立が開位置に位置しているとき、前記第１お
   よび第２の頂部材の下方において前記第３の頂部
   材を着脱自在に担持する装置を備え、前記第３の
   頂部材は前記面支えの上に着脱自在に位置決め可
   能な形状を有し、前記第１の頂部材を前記面支え
   上に着脱自在に位置決めする位置決め装置および
   前記第３の頂部材を前記面支え上に着脱自在に位
   置決めする位置決め装置をそれぞれ備え、前記第
   １の頂部材を前記面支え上から離脱させ、前記第
   ３の頂部材を前記面支え上に位置決めすることに
   より作業台の加工用頂面を増大することができる
   構成としたことを特徴とする、特許請求の範囲第
   １６項記載の可搬式作業台。 １９ 前記第３の頂部材が、当該第３の頂部材を
   前記面支え上に取り付けるためのスペーサー支え
   を備え、該スペーサー支えは前記両締付け面の間
   に挿入できるような形状を有し、作業台を簡潔な
   ユニツトとして持ち運びし易くするために、前記
   折りたたみ脚組立を折りたたみ位置に折りたたん
   だとき、前記第３の頂部材は前記両締付け面の間
   に固定される構成としたことを特徴とする、特許
   請求の範囲第１８項記載の可搬式作業台。