JPS6232007Y2 - - Google Patents

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JPS6232007Y2
JPS6232007Y2 JP18423083U JP18423083U JPS6232007Y2 JP S6232007 Y2 JPS6232007 Y2 JP S6232007Y2 JP 18423083 U JP18423083 U JP 18423083U JP 18423083 U JP18423083 U JP 18423083U JP S6232007 Y2 JPS6232007 Y2 JP S6232007Y2
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JP
Japan
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clip
tightening ring
arm
base end
body cavity
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JP18423083U
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JPS6092510U (ja
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は生体腔内組織のクリツプ装置に関す
る。
〔背景技術とその問題点〕
従来、内視鏡などを介して体腔内に鉗子を導入
し、体腔内の患部組織を切除したり、電気的に焼
灼したりする治療法が知られているが、このよう
な方法では治療部に多量の生血を生じたり、切除
した傷口が治療しにくいなど、治療効果上の問題
があつた。また、鉗子を誤つて治療部以外の部位
に接触させ、その部位を傷つけてしまう危険性も
あつた。
そこで、近年、体腔内の切除すべき組織をクリ
ツプでクリツプし、クリツプはそのまま体腔内に
残しておく方法が開発されている。この方法によ
れば、クリツプされた組織はやがて壊死し、クリ
ツプとともに脱落して体外に排出されるようにな
り、鉗子を使用した場合における治療効果上の問
題を解決し、かつ危険性をなくすこともできるも
のである。
従来使用されているクリツプ1は第1図で示す
ように一枚の板ばねの中間部において折り曲げて
各腕部2,2を交叉させて一対の挾持部3,3を
形成してなり、上記一対の挾持部3,3を互いに
閉じる方向に偏倚させた構成となつている。そし
て、上記中間部からなる基部4に締付けリング5
を押し込むことによりその挾持部3,3を開き、
さらに深く押し込み交叉部6に位置させることに
より自己の偏倚力を閉成して組織をクリツプする
ようにしてある。
しかしながら、生体組織を把持した上でクリツ
プ1をさらに引くと上記締付けリング5の中にク
リツプ1の腕部2,2を密着して引き込まれる。
そして、腕部2,2で形成していた空間部がつぶ
れその中に入つていた生体組織をつぶし、さらに
その後クリツプ1の全体が締付けリング5から引
き抜かれて生体組織を引きちぎるとともにクリツ
プ1と締付けリング5が体腔内に落ちる危険があ
つた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところはクリツプの腕部で形成さ
れる空間部を確保し、かつ生体組織をつぶしたり
引きちぎつたりすることのない生体組織のクリツ
プ装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案はクリツプの腕部途中に締付けリングを
突き当てる突当て部を設けて不必要に締付けリン
グが入り込まないようにした生体組織のクリツプ
装置である。
〔考案の実施例〕
本考案の第1の実施例を第2図ないし第7図に
もとづいて説明する。
第2図中11は導入具の導入管であり、この導
入管11はテフロンなどからなる可撓性のチユー
ブによつて形成され、たとえば内視鏡の挿通チヤ
ンネルを利用して体腔内に挿入できるようになつ
ている。また、この導入管11内には先端にステ
ンレス製の短管などからなる連結用リング12を
取付け固定した可撓性の操作部材としての操作管
13が進退自在に挿通されている。この操作管1
3はたとえばステンレスワイヤを密巻きしてなる
ものである。また、この操作管13の内部にはス
テンレス製のより線などからなる操作ワイヤ14
が進退自在に挿通されており、この操作ワイヤ1
4の先端には後述するクリツプ15に着脱自在に
係止するフツク16が取着されている。このフツ
ク16の部材には掛け合せ用の切欠溝17が形成
されており、そして、この切欠溝17を形成する
ことにより係合突起18が形成されている。つま
り、この係合突起18は操作ワイヤ14の長手方
向に対して直交する向きで突き出している。
上記クリツプ15は第3図で示すようにステン
レス製の薄い帯板を真中部分で曲げ、その曲げ部
分を基端部19としてなり、この基端部19から
延びた両方の腕部21,21を互いに交叉させ
る。さらに、各腕部21,21の先端縁部に向き
合うように折り曲げてこれを挾持部22,22と
する。そして、挾持部22,22を開くように腕
部21,21に開拡習性を付与したものである。
また、上記基端部19は上記フツク16の係合突
起18に対し第2図で示すように係止させ得るよ
うになつている。
さらに、このクリツプ15には第4図で示すよ
うなクリツプ開閉操作用の締付けリング24がそ
の基端部19側から嵌め込まれるようになつてい
る。
すなわち、この締付けリング24はステンレス
製の短管からなり、その一端部外周を小径とし、
これを上記連結用リング12に嵌め込む係合小径
部25とするとともに、他端部内周面はテーパ状
に形成してこれをクリツプ15の両腕部21,2
1の傾斜面部を押し込む傾斜押動部26としたも
のである。
ところで、上記クリツプ15の腕部21,21
の途中には締付けリング24が所要の被嵌押込み
量以上に押し込まれるのを阻止する突当て部27
が形成されている。この突当て部27はその部分
の幅を上記締付けリング24の内径より広く形成
した突起部からなり、これに上記締付けリング2
4の先端を突き当てるようになつている。
このクリツプ装置はたとえば次のようにして使
用される。
まず、第2図で示すように操作ワイヤ14のフ
ツツク16にクリツプ15の基端部19にかけ、
このクリツプ15を導入管11内へ引き込み、ク
リツプ15を導入管11内に完全に引き込み収納
する。このときクリツプ15は閉じた状態にあ
る。
そして、この導入管11ごと内視鏡のチヤンネ
ルを通じて生体腔内に導入したのち、導入管11
を手元側へ引きクリツプ15を第5図で示すよう
に外へ突き出す。これによりクリツプ15は開
き、生体組織27を挾むことができるようにな
る。そこで、挾み付けを必要とする生体組織27
の部分に押し付ける。次に、第6図で示すように
操作管13を押して締付けリング24をクリツプ
15の基端部19に被嵌し、そのクリツプ15を
閉じる。これによつて挾持部22,22は第6図
で示すように生体組織27を挾み付ける。なお、
上記操作管13を押し出すのみならず、操作ワイ
ヤ14を引いても同様にクリツプ15により生体
組織27を挾み付けることができる。
ここで、操作ワイヤ14を大きく押し出し、操
作ワイヤ14を振り動かすと、そのフツク16が
クリツプ15の基端部19から外れる。
なお、締付けリング24はクリツプ15の後半
部を押し付けているので、第7図で示すようにそ
のクリツプ15から抜けず、クリツプ15ととを
ひ体内に留置される。
ところで、第6図で示すように締付けリング2
4をクリツプ15の基端部19に被嵌する際、そ
の締付けリング24を強く押し込んでも所定の被
嵌押込み量に達すると、突当て部27に突き当り
それ以上に押し込まれることはない。したがつ
て、腕部21,21内によつて形成される空間部
28は確保され、上記生体組織27を収容でき
る。つまり、空間部28が狭くなり生体組織27
を押しつぶしたり、生体組織27を引きちぎつた
りすることがない。さらに、クリツプ15全体が
締付けリング24から引き抜かれてそのクリツプ
15や締付けリング24が体腔内に落ちることも
ない。
第8図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。この実施例のクリツプ15は突当て部27の
形状が異なる。つまり、腕部21,21の一部の
肉厚を他の部分より厚い突起部としたものによつ
て形成されている。そして、この突当て部27の
直径は上記締付けリング24の内径より大きくし
てその締付けリング24の前端を突き当てるよう
になつている。
第9図は本考案の第3の実施例を示すものであ
る。この実施例でのクリツプ15は腕部21,2
1の一部が肩部で折り曲げずそのまま真直ぐに伸
ばし、これを突当て部27としたものである。そ
して、上記締付けリング24はその突当て部27
の内側に入り込んで衝合するようになつている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案はクリツプの腕部途
中に締付けリングを突き当てる突当て部を設けた
から締付けリングが必要以上に押し込まれず、腕
部間で形成される空間部を確保できる。したがつ
て、生体組織をつぶすことがない。さらに、締付
けリングが押し込まれすぎることによつて生体組
織を引きちぎつたり、クリツプ全体が締付けリン
グから引き抜けてそのクリツプや締付けリングが
体腔内に落ちるといつた不都合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のクリツプを示す斜視図、第2図
は本考案の第1の実施例装置の先端付近の側断面
図、第3図は同じくそのクリツプの斜視図、第4
図は同じくその締付けリングの斜視図、第5図お
よび第6図は同じくその使用状態における先端付
近の側断面図、第7図は同じくその生体組織を挾
んだクリツプの状態を示す平面図、第8図および
第9図はそれぞれ異なる他の実施例のクリツプの
斜視図である。 11……導入管、13……操作管、14……操
作ワイヤ、15……クリツプ、16……フツク、
19……基端部、21……腕部、24……締付け
リング、27……突当て部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端部に、拡開習性を付与した一対の腕部を連
    設しこの腕部の先端にそれぞれ挾持部を形成した
    クリツプと、このクリツプの基端部側からそのク
    リツプに被嵌しこの被嵌押込み量に応じてクリツ
    プを開閉動作させる締付けリングと、この締付け
    リングおよび前記クリツプを体腔内に導入し上記
    締付けリングをクリツプに被嵌する導入具とを具
    備し、上記クリツプはその腕部に締付けリングを
    突き当て締付けリングが所要の被嵌押込み量以上
    に押込まれるのを阻止する突当て部を設けてなる
    ことを特徴とする生体組織のクリツプ装置。
JP18423083U 1983-11-29 1983-11-29 生体組織のクリツプ装置 Granted JPS6092510U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18423083U JPS6092510U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 生体組織のクリツプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18423083U JPS6092510U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 生体組織のクリツプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092510U JPS6092510U (ja) 1985-06-24
JPS6232007Y2 true JPS6232007Y2 (ja) 1987-08-17

Family

ID=30398515

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18423083U Granted JPS6092510U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 生体組織のクリツプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5006753B2 (ja) * 2007-10-17 2012-08-22 Hoya株式会社 内視鏡用クリップ装置
DE202009019043U1 (de) * 2008-06-19 2015-10-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Hämostatische Klemmvorrichtung

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JPS6092510U (ja) 1985-06-24

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