JPS6231774B2 - - Google Patents

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JPS6231774B2
JPS6231774B2 JP53123659A JP12365978A JPS6231774B2 JP S6231774 B2 JPS6231774 B2 JP S6231774B2 JP 53123659 A JP53123659 A JP 53123659A JP 12365978 A JP12365978 A JP 12365978A JP S6231774 B2 JPS6231774 B2 JP S6231774B2
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JP
Japan
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filament
cathode
support member
fixed
movable
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JP53123659A
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JPS5550542A (en
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Shinichi Sawagata
Tomohide Tokida
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は受像管の直接加熱方式用陰極に関する
ものである。
最近のカラーテレビセツト用受像管は、省エネ
ルギー化志向に伴い、消費電力の少ない傾向のも
のが望まれそれには、偏向電力を少なくするこ
と、及び陰極加熱電力を低くすることがあげられ
る。例えばカラー受像管は、特に小偏向電力のも
のになると、受像管容器のネツク管径部が細くな
り従つて、ネツク管径部に収容される電子銃の径
も小さくなる。径小なる電子銃としては、各電子
銃電極共に、3電子銃単体の共通構造で且つ同電
位であることが好ましい。そのため3電子銃の信
号入力は、カソード電位に印加されて変調される
ことになる。従つて陰極と格子電極は極めて正確
に設定されなければならない。第1図及び第2図
は、従来の受像管用直接加熱方式陰極構体を示す
斜視図で、セラミツクスで形成した絶縁基板1の
中央に陰極7の配置を合せるための3個の透孔2
1が等間隔で穿設されこの透孔21を中心にして
対向配置される3個の導電性支持部材2,3を支
持するために複数の挿通孔22及び切欠部23の
内側の肩部に、前記支持部材2,3は貫通又は嵌
合せしめた後に絶縁基板1と前記支持部材2,3
を接着固定する接着ガラスを溜める段部24を有
している。又絶縁基板1の上面と上記透孔21の
間には、これを分離するような深さの浅い切溝5
0が設けられ下面には絶縁基板1を支持するため
ほぼ上記透孔21間に配置される一枚の板からな
る支持体11を嵌合固着するためスリツト25が
形成されており、そのスリツト25の中央部には
接着ガラスを入れる凹部が形成されている。この
ような絶縁基板1に、これを貫通するように互い
に所定間隔離間して配設された対をなす導電性支
持部材2,3の内一方の支持部材2は、陰極7を
その中央に載置した同一巾及び同一厚さを有する
帯状のフイラメント5の一端を固定し、他方の支
持部材3は前記フイラメント5の他端を該支持部
材3の外方にその一端が延在するようにこの支持
部材3に固定されたばね部材4に固定し弾発力を
有するように支持し、且つ第1格子電極(以下
G1と称する)と陰極(以下Kと称する)との間
隔(以下G1/Kと称する)を所定間隔にする為
に前記フイラメント5に当接して、その高さを調
整する可動スペーサー8の案内となる矩形状中空
体に形成されている。この導電性支持部材のフイ
ラメント5を固定する側の支持部材2(以下固定
側支持部材と称す)は、前記絶縁基板1の挿通孔
22に貫通して接着固定され、又G1/K間の関
係を調整するばね部材4及び可動スペーサ8を備
えた可動側の支持部材3(以下可動側支持部材と
称す)は、前記基板1の切欠部23に嵌合され接
着固定される。この可動側支持部材3にフイラメ
ント5の一端を固定支持するため付設されたばね
部材4はフイラメント5を点火して電流を流し加
熱した際フイラメント5の熱膨張の伸びを吸収し
あるいはフイラメント5の位置を上下に移動でき
るように弾発力を持たせている。Mg,Si,W等
を含むNi主体の合金で形成された陰極7の基体
金属の上面にはBaSr,CaO3等の電子放射物質が
塗布されている。可動スペーサ8はG113と陰
極7の電子放射面との間隔を所定間隔に設定する
ための調整用であり、上記複数の格子電極と上記
絶縁基板1を例えば絶縁硝子杆(図示せず)に融
着して、これらを一体に組立てた後、上記陰極7
の電子放射面との間隔を調整するために、上記可
動側支持部材3に挿入され、かつこの可動側支持
部材3に沿つて上下に移動させるものである。第
3図に示す断面図のように固定側支持部材2及び
可動側支持部材3の絶縁基板1表面からの高さ
は、固定側支持部材2よりも可動側支持部材3を
0.05〜0.10mm程度低く設定されたものである。従
つて固定側支持部材2及びばね部材4によつて張
架されたフイラメント5は、絶縁基板1及びG1
3に対し、不平行になるように設定し、電子銃電
極(図示せずG1,G2のみ)と陰極構体30を一
諸に絶縁硝子杆(図示せず)の融着によつて一体
に固着する。このように直熱型陰極を具える電子
銃に於いて、、有底筒状又は板状のG113と絶縁
基板1との所定間隔を仮設定して、G113又は
G214を基準面として、エアーマイクロ・ゲー
ジ装置や、光学式設定装置(図示せず)を用い
て、G1/K間隔を測定しながら可動スペーサ8
を上下に移動させることにより、フイラメント5
の上面がG113と平行になるようにG1/K間隔
を測りながら移動調整して所定間隔に設定した
後、可動スペーサ8を可動側支持部材3に溶接固
定し、この可動スペーサ8の先端部でフイラメン
ト5の一方を支持する。理論的に最良のG1/K
間隔としては、フイラメント5とG113が平行
のものが望ましい。しかしながらフイラメント5
の張架状態あるいは、上記導電性支持部材2の寸
法のばらつきなどより、必らずしも正確に平行状
態になるとは限らないものであるが可動スペーサ
8の位置調整によつて補正することができる。即
ちフイラメント5の一方は、絶縁基板1に植設さ
れた固定側支持部材2に固定されるため組立てた
後のフイラメント5の一方の端は移動させること
ができずその為にG113と陰極7が平行でない
場合もあるが第1格子電極の電子放射に寄与する
透孔の径は、φ0.5〜φ0.8mmと非常に小さく、こ
の第1格子電極透孔と、この真下の陰極電子放射
面との間隔を測定して、G1/K間隔を出してい
た。ここで電子銃のG1/K間隔の調整時、直熱
型陰極に組み込まれる上記可動スペーサ8は第3
図に示すようにフイラメント位置を調整する際に
フイラメント5の下面に当接し、これを第1格子
電極5の側に押し上げるようにして、G1/K間
隔を調整するものである。上記中空状の可動側支
持部材3に挿入され、その先端は、フイラメント
5に傷をつけないように丸く成形され、その調整
に際しては、固定側支持部材2上のフイラメント
5上面を基準にして、G113に近ずけ平行とな
るように移動させて、フイラメント5の固定され
た側の端部の上面がかかる直熱型陰極の所定の
G1/K間隔をなすように離間した位置にある基
準面41からずれている場合はG113の真下
で、G1/K間隔を測定しながら所定の位置に維
持するため、フイラメント5は若干斜めに張架さ
れることも考えられる。上記基準面41から±
0.1mm程度までが可動範囲と考えられ、固定側支
持部材2と可動側支持部材3間のほゞ中央にカソ
ード7が位置しているために実際はこの半分が調
整範囲となる。従つて、これだけの調整範囲であ
れば絶縁基板に固定側支持部材を固定する際の誤
差、又G1〜G4,G5と直熱型陰極を組み立てる時
のG1/K誤差、或いは、フイラメントを張る時
の誤差を全て吸収し、G1/K間隔を一定にして
いた。この可動スペーサ8は、短冊状に形成され
て断面は矩形状のものあるいは矩冊状で、その端
部側が丸く形成されたものが用いられている。こ
のような可動スペーサ8を用いた場合のフイラメ
ント5の電流特性については、第3図を参照し
て、電流の流れ方をみると、固定側支持部材2か
ら供給され、フイラメント5を通りばね部材4を
流れて可動側支持部材3に達することが望ましい
が、前記ばね部材4はスプリングであり比較的断
面積も小さいので抵抗値が大きい。従つて可動ス
ペーサ8とフイラメント5の当接部から可動スペ
ーサ8に流れ可動側支持部材3に達する回路の方
が抵抗値が低い。
このため、固定側支持部材2―フイラメント5
―バネ部材4―可動側支持部材3の回路が並列に
加わりフイラメント電流が増加するが、このフイ
ラメント5と可動スペーサ8の当接部の接触抵抗
が圧力及び接触面積によつて異るためにフイラメ
ント電流のばらつきを生ずる。このばらつきがあ
るとカソード7の温度が変わり電子放射特性に影
響する。これが3電子銃不揃いになると自調整
(カラー受像管の場合)がとりにくい。又接触が
悪くなるとカソード温度が上昇して電子放射物質
であるBaOの蒸発が促進され、電子放射能力を減
殺し寿命が短かくなる。又フイラメント5温度が
上がるためにフイラメント材料であるNi―W合
金の結晶粗大化が起こり、バネ部材4で張力がか
かつているために動作中に破断し易くなる。接触
の良し悪しで、フイラメント電流が変化すること
を述べたが、この最大の影響は受像管にシヨツク
を与えると接触の抵抗がかわり陰極温度が変わる
のでノイズが発生する。このように接触点の電気
抵抗及び熱伝導度を安定化させることはフイラメ
ントに張力をかけて張る場合に非常に問題になる
ことで、張力のばらつきに多少の変動があつても
接触抵抗の差のないことが望ましい。
従つてフイラメント5とスペーサー8とはある
程度の圧力例えばフイラメントを張つたばね部材
の張力として約2gの圧力がかかつている。即ち
フイラメントと可動スペーサの接触点はこの圧力
のかかつている状態で電気伝導が悪く、かつ熱伝
導も悪い方が好ましい。それには可動スペーサー
のフイラメントとの接触部をCrの酸化物又はAl
の酸化物で覆うことで解決している。このような
構成条件に於いて、低電圧形直熱式受像管ではフ
イラメント電圧電流が0.6V―500mAで動作させる
が、フイラメント5の張架する僅かの溶接点の位
置のずれによつてもヒーター長さのコントロール
が困難で、電流値の変動(カラー受像管では赤、
緑、青色の電流比)を生じたり、カソード温度の
不安定ばらつきが生じたりして、電気的諸特性を
所定規格内におさめることができず悪影響を与る
要因となり、映像品位を低下させていた。又フイ
ラメント5の形状では全体に温度が上がつてばね
部材4も同様に加熱されるために、弾性力の劣化
により張架しているヒーターのフイラメントがた
わみを生じ、G1/K値を狂わせて、諸特性(輝
点消去電圧等)の低下、G1/Kタツチによる致
命的な断線に結びつく諸欠点があつた。
本発明はこれらの諸欠点を除去するためになさ
れたもので以下第4図および第5図の斜視図を用
いて詳細に説明する。第4図は本発明の実施例で
ある直接加熱用の陰極を示す斜視図で、陰極40
は、フイラメント15と陰極17a、電子放射物
質17より構成される。陰極17aはMg,Si,
W等を含むNi主体の合金で形成される。
又電子放射物質17は、BaSr,CaO3等の物質
からなり陰極17aの表面に塗布形成されるもの
で陰極17aとほぼ同一寸法(B×A)で形成さ
れその両端部は更に巾広C寸法にB<Cの関係と
する。即ちフイラメント15の領域A×Bはカソ
ード温度を一定にする為の陰極フイラメント15
bである。D−A×Cの領域は、フイラメント1
5の固定支持部材15aである。いずれも厚さt
を一定と考えると、有効陰極フイラメント15b
と固定支持部材15aとの面積比は1/2〜1/5の範
囲内が最も効果的である。
第6図はフイラメント15の動作時に於けるカ
ソード温度と有効陰極フイラメント15bとの比
率との関係を示したものである。例えば、第4図
に示す陰極構体に於て陰極印加電圧0.6V/450mA
×3個の動作条件に於ける有効フイラメント15
bのカソード温度特性を実験によつて確認したも
のである。この時の速動性条件は出画迄の最大時
間は1秒以内とし、中央の・印で結んだ線は設計
値を示し、同様に×印及び△印で結んだ線は実験
最大及び最小許容値を夫々示している。第6図よ
り、有効フイラメント面積比率1/5〜1/2の範囲の
カソード温度即ち1240゜〜1300゜K、1000゜〜
1100゜Kの範囲が最も好適の条件であつた。
第5図に斜視図で示すその組立法は陰極構体5
0で、あらかじめ絶縁基板1に、これを貫通する
ように互いに所定間隔を離間して配設された対を
なす導電性支持部材2,3の内一方の支持部材2
は、陰極17をその中央に載置したフイラメント
15の一端を固定支持し、他方の支持部材3は、
前記フイラメント15の他端を該支持部材3の外
方に、その一端が延在するように、この支持部材
3に固定されたばね部材4に固定することによつ
て弾発力を有するように支持し、かつ、第1格子
電極G1と陰極Kとの間隔G1/Kを所定間隔にす
るために、前記フイラメント15に当接して、そ
その高さを調整する可動スペーサ8の案内とする
矩形状中空体に形成する。この導電性支持部材の
フイラメント15を固定する側の支持部材2は前
記絶縁基板1の挿通孔22に貫通して、接触固定
されG1/K間の関係を調整するばね部材4及び
可動スペーサー8を備えた可動側支持部材3は前
記基板1の切欠部23に嵌合され接着固定する。
この可動側支持部材3にフイラメント15の一
端を固定支持するための付設されたばね部材4
は、フイラメント15を点火して電流を与え、加
熱した場合フイラメント15の熱膨張の伸びを吸
収し、フイラメント15の位置を常に張架する弾
発力をもたせるものである。本発明ではフイラメ
ント15の両端部15aが巾広に取つてあるため
に溶接位置の僅かのズレに対しても、点火後フイ
ラメント15を加熱しても中央部の陰極17のフ
イラメント有効面積(A×B×t)15bにのみ
所定温度が得られカソード温度としてばらつきの
ない温度コントロールができる。又両端部15a
の面積が大きくとつてあるので、その為固定部分
は温度が約50%低く約500〜650゜K、ばね部材3
に加熱温度伝導しても、温度が低い為に弾性力効
果が発揮できフイラメント15を常時張架した状
態で、G1/K値を動作中に於いても保存できる
ので電気的諸特性を安定させることが可能となり
大巾に映像品位を向上することができた。
又、断線事故もなく尚一掃の受像管の寿命に対
する信頼性向上が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は従来の直接加熱
方式の陰極を夫々示す図、第4図、第5図および
6図は本発明による直接加熱方式陰極および陰極
構体の実施例を示す斜視図である。 1…絶縁基板、2,3…導電性支持部材、4…
ばね部材、8…可動スペーサー、15…フイラメ
ント、15a…フイラメント端部、15b…有効
フイラメント、17…陰極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁基板に複数の対をなすよう固定された導
    電性支持部材に、中央部に陰極が固定された複数
    個の板状フイラメントを張架してなる受像管用直
    接加熱方式陰極構体において、前記フイラメント
    は、前記導電性支持部材に溶接固定される両端部
    が幅広で、この両端部以外の前記陰極が固定され
    ている中央部は、両端部より狭くなるように前記
    中央部の幅と長さから算出される面積が、前記両
    端部の幅と長さから算出される面積の1/2〜1/5と
    し、前記フイラメントの両端部は幅広く、その一
    端は、前記導電性支持部材の固定側に溶接固定さ
    れ、他端は、この他端と当接する可動スペーサと
    ばね部材を持つ導電性支持部材の可動側に固定さ
    れていることを特徴とする受像管用直接加熱方式
    陰極構体。
JP12365978A 1978-10-09 1978-10-09 Directly-heated cathode structure for picture tube Granted JPS5550542A (en)

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