JPS6231714Y2 - - Google Patents

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JPS6231714Y2
JPS6231714Y2 JP1984142370U JP14237084U JPS6231714Y2 JP S6231714 Y2 JPS6231714 Y2 JP S6231714Y2 JP 1984142370 U JP1984142370 U JP 1984142370U JP 14237084 U JP14237084 U JP 14237084U JP S6231714 Y2 JPS6231714 Y2 JP S6231714Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
mounting surface
flange
tightening
bolt
fixing part
Prior art date
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JP1984142370U
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JPS6157265U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、トランスミツシヨンケースその他
の本体に取り付けられてその開口を密閉するため
のトランスミツシヨンケースカバー、オイルパン
等の密閉用カバーに係り、より詳しくは、本体の
取付面に合わされる合せ面のシール性能の改良に
関する。
従来技術 通常、これらの密閉用カバーは、鋼板をプレス
加工して形成され、その周縁部に外側に折り曲げ
られた一定幅のフランジ状固定部が設けられる。
そして、この固定部がシール材を介して密閉すべ
き本体の取付面に合わされ、その状態で固定部に
ボルト等の締付部材が挿通されて本体に締付け、
固定される。
ところで、密閉用カバーをこのようにして本体
に固定する場合、固定部の各締付部分の間の部
分、つまりボルト等によつて直接締め付けられな
い部分は締付圧力が弱くなる。このため、その部
分での合わせ面の面圧が弱くなつて、そこからオ
イル等が漏れ易くなる。
これを防止するための技術が実開昭第51−
143073号公報および実開昭第54−53181号公報に
記載されている。この技術はボルト等によつて直
接締め付けられる各締付部分の間の部分を本体側
に膨出する形状に予め変形させておき、ボルト等
を締め付けた時にその予備変形部分が本体の取付
面に強く押圧されるようにしたものである。この
ようにすれば、各締付部分の間の部分における面
圧が高められて、オイル等の内容物がその部分か
ら漏れるのが防止され得る。
考案が解決しようとする問題点 一方、密閉用カバーが比較的薄肉の金属板材か
ら塑性加工により形成される場合には、そのフラ
ンジ状固定部の面精度が本来的に得られ難く、特
に、締付ボルトにより締め付けられる部分近傍に
おいては、ボルト穴の存在によつてシール性に関
与する幅寸法が得られないため、シール性に欠け
るという問題があつたのであります。すなわち、
フランジ状固定部に形成されるボルト穴内にはそ
れを貫通する締付部材との隙間が存在するので、
締付部材により締め付けられる部分近傍において
シールに実質的に関与するのは、フランジ状固定
部の幅寸法からボルト穴を差し引いた幅寸法とな
るため、ここからオイル等の内容物が漏れる虞れ
が生ずる。例えば、前述のトランスミツシヨンケ
ースカバーを液性のシール材(液形態の材料を硬
化させてシール機能を発揮させるようにしたも
の)を介してトランスミツシヨンケースに取り付
けた場合において、その取付け後、シール材がま
だ固まつていない状態で車両を走行させたり、リ
ークテストを行つたりすると、その締付部分から
圧漏れ、これに伴うオイル漏れ等が生じる虞れが
あるのである。
問題点を解決するための手段 本考案、このような問題を解決するために為さ
れたものであり、その要旨とするところは、金属
性の板材から塑性加工により形成され、密閉すべ
き本体に取り付けられてその開口を密閉するため
のカバーであつて、その周縁部に一定幅のフラン
ジ状固定部が形成され、且つそのフランジ状固定
部を前記本体の取付面に固定する締付ボルトを通
すための複数のボルト穴がそのフランジ状固定部
に形成されたものにおいて、そのフランジ状固定
部の形状を、前記締付ボルトによる各締付部分の
間の部分が前記取付面の側に膨出し、かつその締
付部分が幅方向において内周側から外周側に進む
ほどその取付面から離間する方向に傾斜する形状
としたことにある。
作用及び考案の効果 このように予備変形させられたカバーの固定部
を本体の取付面に合わせて締付ボルトで締め付け
ると、締付部と締付部との間において本体側に膨
出させられた部分が弾性変形しつつ取付面に強く
押圧される。
また、締付ボルトによつて直接締め付けられる
部分においては、傾斜始端となる内周側の部分が
まず取付面に押し付けられ、次いで締付ボルトを
締め付けるにつれて他の部分が弾性変形しつつ取
付面に押し付けられる。このとき、取付面に最初
に押し付けられた内周側の部分は締付部分の変形
に伴う復元力によつてより強く押し付けられるよ
うになる。すなわち、フランジ状固定部の締付部
分付近の内周側は、締付ボルトの締め着けによつ
て確実に密着させられて、ボルト穴の存在のため
にシール性に関与する密着面の幅寸法が本来的に
小さいにも拘わらず、高いシール性が得られる。
したがつて、金属板材から塑性加工により形成さ
れたカバーでも、フランジ状の固定部が全体にわ
たつて本体に好適に密着させられて高いシール性
が得られるのである。
実施例 次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。
第2図において、10はトランスミツシヨンケ
ースで、カバー12を取り付けるための取付面1
4と、取付ボルト17を螺合するための雌ねじ穴
15を有している。取付面14上にはガスケツト
を形成すべき液状のシール材が塗布されている。
カバー12は、鋼板をプレス加工して形成したも
ので、頂板部16、側板部18及び頂板部16に
対して段違い状に形成されたフランジ部20とか
ら成り、そのフランジ部20が取付面14に合わ
された状態でトランスミツシヨンケース10に取
付られるようになつている。フランジ部20の前
記雌ねじ穴15に対応する部分には、ボルト17
を挿通するための複数のボルト穴22が形成され
ている。ボルト穴22はプレス加工にて形成され
たものである。ボルト穴22の周縁部は、ボルト
17の頭部をワツシヤ26を介して着座させるべ
く取付面14側に一定量陥没させられた形状の座
部とされている。前記フランジ部20のボルト1
7にて締め付けられる各締付部分20aの間の部
分は、第3図に示されているように取付面14側
に膨出する形状に予め変形させられている。すな
わち、締付部分20aから離れるにつれて、漸次
取付面14に接近し、かつ中央部での突出量がl
となるような山形状とされている。
また、締付部分20aにおいては、第1図に示
されるように、幅方向(第1図上下方向)におい
て内周側から外周側に進むにつれて、取付面14
から離れる方向に角度αで予め傾斜させられてい
る。
次に、上記カバー12の作用を説明する。カバ
ー12のフランジ部20をトランスミツシヨンケ
ース10の取付面14に合わせ、次いでボルト穴
22にボルト17を挿通してこれを締め付ける。
フランジ部20を取付面14に合わせると、各締
付部分20aの間の部分においては、山の頂部と
なる中央部が先ず取付面14に当接し、次いでボ
ルト17を締め込むと各締付部分20aの間の部
分全体が弾性変形しつつ取付面14に圧着され
る。このとき、各締付部分20aの間の部分は取
付面14に所定の面圧で密接させられる。変形量
が予めそのように選定されているからである。
一方、締付部分20aにおいては、最初に傾斜
始端となる最内周側の部分が取付面14に当接
し、次いで、ボルト17の締込みと共に他の外周
側部分が弾性変形しつつ全体的に取付面14に圧
接される。このときの締付部分20aの面内は最
も内周側の部分、つまりボルト穴22よりも内周
側の部分で最大となる。傾斜する締付部分20a
が弾性変形に伴つて取付面14に押し付けられる
とき、その内周側の部分が締付部分20a全体の
復元力に基づいて取付面14に強く押圧されるか
らである。
このように、本例のカバー12においては、ボ
ルト17によつて直接締め付けられる締付部分2
0aと20aとの間の部分がその締付部分20a
とほぼ同じ力で取付面14に均等に押圧される。
また、締付部分20aにおいては、形状のばらつ
き等のために従来取付面14に密着し難かつたボ
ルト穴22よりも内側の部分が確実に取付面14
に密着させられ、かつ強い力で押圧される。
すなわち、本例においては、フランジ部20が
全周に亘つて取付面14に充分に密着させられ
る。このため、取付面14上に塗布された液状の
シール材が硬化する前に車両を走行させたり、リ
ークテストを行つたりしてもトランスミツシヨン
ケース10内部のオイルが漏れることがなくな
り、また液状ガスケツトが硬化した後においては
そのシール性が一層向上させられる。
以上、本考案の一実施例を詳述したが、本考案
はその他の態様で実施することも可能である。
例えば、本考案を差動装置のキヤリヤカバーに
対して適用することも可能であり、またカバーが
平板状のものに対して本考案を適用しても一応の
効果は得られるのである。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて当業者の知識に基づき、種々の変形を施し
た形態で実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例であるトランスミ
ツシヨンケースカバーの締付部分の周辺部を示す
要部断面図である。第2図は、同じカバーをトラ
ンスミツシヨンケースに取り付けた状態で示す要
部断面図である。第3図は、第1図及び第2図に
示すトランスミツシヨンケースカバーのフランジ
状の固定部において締付部分の間の形状を示す要
部断面図である。 10:トランスミツシヨンケース、12:トラ
ンスミツシヨンケースカバー、14:取付面、1
7:ボルト、20:フランジ部、20a:締付部
分、22:ボルト穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金属性の板材から塑性加工により形成され、密
    閉すべき本体に取り付けられてその開口を密閉す
    るためのカバーであつて、その周縁部に一定幅の
    フランジ状固定部が形成され、且つ該フランジ状
    固定部を前記本体の取付面に固定する締付ボルト
    を通すための複数のボルト穴が該フランジ状固定
    部に形成されたものにおいて、 該フランジ状固定部の形状を、前記締付ボルト
    による各締付部分の間の部分が前記取付面の側に
    膨出し、かつその締付部分が幅方向において内周
    側から外周側に進むほど該取付面から離間する方
    向に傾斜する形状としたことを特徴とする密閉用
    カバー。
JP1984142370U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPS6231714Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984142370U JPS6231714Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984142370U JPS6231714Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6157265U JPS6157265U (ja) 1986-04-17
JPS6231714Y2 true JPS6231714Y2 (ja) 1987-08-14

Family

ID=30700692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984142370U Expired JPS6231714Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Country Status (1)

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JP (1) JPS6231714Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453181U (ja) * 1977-09-21 1979-04-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6157265U (ja) 1986-04-17

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