JPS6230783Y2 - - Google Patents

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JPS6230783Y2
JPS6230783Y2 JP14548480U JP14548480U JPS6230783Y2 JP S6230783 Y2 JPS6230783 Y2 JP S6230783Y2 JP 14548480 U JP14548480 U JP 14548480U JP 14548480 U JP14548480 U JP 14548480U JP S6230783 Y2 JPS6230783 Y2 JP S6230783Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
coil
saddle
horizontal coil
deflection yoke
Prior art date
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JP14548480U
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JPS5767361U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサドル型水平コイルを有する偏向ヨー
ク用ボビンに関する。
第1図に示すように、サドル型水平コイル1は
一対の同形の水平コイル半体1a,1bを整合さ
せることによつて形成されており、この水平コイ
ル1の尾部渡り線部分2はリング状になつてい
る。従来、このようなサドル型水平コイルを有す
る偏向ヨークのボビンは、第1図および第2図に
示すように、一対の同形のボビン半体3a,3b
を組合せることによつて形成されている。すなわ
ち、一対のボビン半体3a,3bを水平コイル1
の尾部渡り線部分2に嵌合させることによりセン
ターリングマグネツト、締付けバンド等を取付け
る円筒状の機構部品設置部4および尾部渡り線部
分2を包む径大の円筒状包囲部5を有するボビン
3を構成していた。このように、2つのボビン半
体を組合せて1つのボビンとしているため、ボビ
ン半体寸法誤差、ボビン半体組合せ部のひけ等の
影響が大きくなり、機構部品の装着時のガタの発
生、センターリングマグネツトの回転トルクの大
きすぎ、小さすぎが生じ易く、不良率が高くなる
欠点があつた。また、ボビン成形金型の構造上、
ボビンの上面および下面に開口部等を設けること
ができないので材料の節約ができない欠点があ
る。さらに、機構部品の装着が水平コイルを組立
て、ボビン半体を嵌合させた後でないとできない
から、外注等の別工程での装着は不可能であり、
作業能率が悪く、またコストダウンが計れない等
の欠点がある。
本考案は上記従来の欠点を除去したサドル型偏
向ヨーク用ボビンを提供することを目的とするも
のであり、以下本考案の実施例につき第3図ない
し第8図を参照して詳細に説明する。
第3図および第4図は本考案によるサドル型偏
向ヨーク用ボビンの一実施例を示す斜視図および
下面図であり、図において10は全体としてボビ
ンを示し、11はセンターリングマグネツト、締
付けバンド等の機構部品を装着する円筒状の機構
部品設置部、12は水平コイルの尾部渡り線部分
2を包む径大の円筒状包囲部をそれぞれ示す。本
考案においては、円筒状の機構部品設置部11と
円筒状包囲部12とを複数、本実施例では4つの
ブリツジ13にて一体に接続し、包囲部12の下
面にブリツジ13と略平行状に水平コイルの離脱
を防ぐコイル押え固定片14を一体に包囲部12
に対して位置的変化が生じないように固定状に形
成したものである。コイル押え固定片14は、第
4図に明瞭に示されているように、本実施例では
各ブリツジ間に相補的な関係に配置されている
が、第6図に示すようにコイル押え固定片14が
第4図の場合より小さく形成され、ブリツジ13
との間に隙間(平面的に見て)があつてもよい。
勿論、水平コイルの離脱を防ぐ他の任意の形状、
配置が使用できることはいうまでもない。
このように構成された本考案によるボビン10
に対し、水平コイルは第5図に示すようにコイル
半体1aをあらかじめコイル半体1bのように斜
めにブリツジ13とコイル押え固定片14の間に
配置した後円筒状包囲部12のブリツジ13とコ
イル押え固定片14とで形成する空間内に嵌合さ
せ、次に、コイル半体1bを図示のように斜めに
配置した後同様に嵌合することによつてボビン1
0の円筒状包囲部12に尾部渡り線部分が嵌着
し、両コイル半体は1つの水平コイルに簡単に整
合し、ボビン10に取付けられる。勿論、両コイ
ル半体1a,1bを斜めにして装着してもよい。
本考案では上記のように構成したので、一体の
1つのボビンであるため機構部品設置部11の精
度を従来の倍以上に高くすることができる。従つ
て、機構部品の装着時のガタはなくなり、またセ
ンターリングマグネツトの回動が滑らかとなり、
それにかかわる不良は皆無となる。また、管理す
るボビンの数が半減し、さらにボビンを形成する
素材量が従来の60%程度で済むので、大巾な材料
の節約ができる。また、水平コイルをブリツジと
コイル押え固定片によつて形成された空間内に嵌
合させてボビンに嵌着することになるので、その
固定が確実・強固となり、加えて、機構部品の組
立てを外注等の別工程にて実施できるので、作業
能率が良く、かつコストダウンが計れる。部品点
数の半減、不良率の激減、外注利用、部品材料の
節約等を総合すると、従来の製品の10%程度のコ
ストダウンが可能となる等本考案によるボビンの
作用効果は顕著なものがある。
上記実施例は本考案を例示するためのものであ
り、従つて必要に応じて種々の変形、変更が可能
であることはいうまでもない。例えば、第7図に
示すように機構部品設置部11に軸方向に各ブリ
ツジに達するスリツト15を形成し、締付けバン
ドによる陰極線管ネツク部への固着をより効果的
にしても良い。また、第8図に示すように、ボビ
ン軸方向に機構部品設置部11から包囲部12に
達するスリツト16を1本形成し、ボビン10が
図示矢印の方向にある程度押し広げられる構造と
してもよい。この構造は特に水平コイルの尾部渡
り線部分の大きなものに使用すれば、水平コイル
をガタなく包囲部12に嵌合でき非常に有効であ
る。更に、包囲部の形状を円筒状とせず、多角形
状に構成しても同様の効果を得ることができる。
その他ブリツジ13、コイル押え固定片14の個
数、形状等も実施例のものに限定されるものでは
なく、包囲部12に対して、第3図に示す如く、
コイルの嵌入を効率良く行なうためのスリツト
S1、或はリード線引出し用の溝S2等を設けても良
いものである。
上述のように、本考案によれば、寸法精度の高
い、材料を節約した、安価なサドル型偏向ヨーク
用ボビンが提供されるから、サドル型水平コイル
を使用する各種の偏向ヨークに適用してその実用
的価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサドル型偏向ヨーク用ボビンを
水平コイルに嵌合する状態を説明する斜視図、第
2図は従来のサドル型偏向ヨーク用ボビンを示す
斜視図、第3図は本考案によるサドル型偏向ヨー
ク用ボビンの一実施例を示す斜視図、第4図は第
3図の下面図、第5図は第3図に示すボビンにサ
ドル型水平コイルを嵌合する態様を説明するため
の概略断面図、第6図は本考案の他の実施例を示
す下面図、第7図および第8図はそれぞれ本考案
のさらに他の実施例を示す斜視図である。 10:サドル型偏向ヨーク用ボビン、11:円
筒状機構部品設置部、12:包囲部、13:ブリ
ツジ、14:コイル押え固定片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状機構部品設置部とサドル型水平コイルの
    尾部渡り線部分を包む径大の包囲部とを複数のブ
    リツジにて一体に接続し、前記包囲部の下面に前
    記ブリツジと略平行状に複数のコイル押え固定片
    を一体に形成してなるサドル型偏向ヨーク用ボビ
    ン。
JP14548480U 1980-10-13 1980-10-13 Expired JPS6230783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14548480U JPS6230783Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14548480U JPS6230783Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767361U JPS5767361U (ja) 1982-04-22
JPS6230783Y2 true JPS6230783Y2 (ja) 1987-08-07

Family

ID=29505122

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JP14548480U Expired JPS6230783Y2 (ja) 1980-10-13 1980-10-13

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JPS5767361U (ja) 1982-04-22

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