JPS6230724A - 腎機能回復剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 未発明は腎機能回復剤に係り、更に詳記するなら、クロ
バナヒキオコシ植物体から成る、腎機能回復経口投与剤
に係る。

［従来の技術］ 腎不全患者の治療に、更にその生命の維持に、各種人工
透析は顕著な効果を示し、また蛋白尿等の症状に対して
は、各種近代医学の薬剤による、又は手術による治療が
、夫々効果を挙げている。

しかしこれらの治療は、高額の治療であり、更に、長期
にわたって精神的にも肉体的にも、患者に重度の負担を
かけるものであることは周知である。例えば人工透析は
多くの場合、週に複数回の実施を必要として夫々長時間
に及び、患者には一生続行せねばならぬものであるが、
なお体内に蓄積するメチルグアニジン、インドール、ス
カトール、フェノール、アミン類などの尿毒性物質の残
留は回避できず、不健康状態の継続は不可避のものとさ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ 人工透析患者の持続する疲労及び不健康状態、又はその
他人工透析を要しないまでも、腎機能低下によって、或
いは糖を、或いは蛋白を、尿中に限度以上に頻りに排出
する状態を救済し治癒せしめることは、斯界の長年希求
する処であった。勿論短期間の一種の薬剤投与によって
、劇的に治療の効果を達することは、いつの場合でも極
めて困難であるが、例えば透析回数又はその時間を著し
く減するとか、透析後の疲労を軽減消失せしめるとか、
或いは蛋白尿の症状を早期に完治するとかは、現下の強
い願望であること、論を待たない。

［問題点を解消するための手段］ 本発明者は、クロバナヒキオコシ植物体から成る経口投
与剤について研究した結果、蛋白尿等の解消、床置性物
質の効果的な除去による透析開始時期の１！延、透析回
数の減少、更に透析による疲労の解消などに成功、本発
明を完成した。

クロバナヒキオコシは、学名ラブドシア・トリコカルパ
（Ｒａｂｄｏｓｉａ　ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐａ）など、
古来山野に自生する宿根多年性の植物で、延命草なる通
称を有し、賛胃薬であると知られている。

近年クロバナヒキオコシには、トリコラブダールと総称
される一群の化学成分が確認され、その一部に抗腫瘍作
用が見出されており、クロバナヒキオコシの、例えば全
草を乾燥粉砕したものを癌患者に与えたり、抽出成分に
ついての抗癌効果が検討されたりしており、中国雲南省
昆明市の植物研究所付属病院では、漢方療法薬として一
人一日当り、驚くべきことに大ｆｉ５０ｇを３か月間連
続服用させることにより、末期癌患者を含めて著しい冶
癒効果を得、且つ末期癌特有の激痛が消失したことを報
告している。

本発明は、同じくクロバナヒキオコシ植物体から成る経
口投与剤の、新規にして有用な用途に関する。該植物体
の何れの部分を用いても良いが、経済的には全草を、即
ち捨てる処なく用いるのが良い。宿根多年生であるから
、根の全部又は一部を残して刈り採れば、翌年残された
根から新芽を生ずるという利点がある。勿論種子によっ
て繁殖させることも可能である０元来野生のもので本邦
山野に見られるが、根又は種子によって栽培することも
、このように極めて容易である。こうして当然安価な薬
剤の提供が可能である。

抗腫瘍成分であるトリコラブダールの成分比率は、産地
によって若干の差異があるようにいわれるが、本発明目
的については、産地依存のことは認められなかった。

採取した植物体は、好ましくは、即ち使用し易い方法と
しては、例えば、通常の通り異物を除去し、適宜乾燥し
、切削、破砕、又は粉砕等の処理を施し、そのまま、或
いは服用の便のために添加物を加えるとか、更に打錠す
るとかするが、この形態に限定されるものではない。

抗癌の目的等では、前述のように全く副作用なしに大量
投与の例もあるが、本発明目的のためには、成人１人１
日光り乾燥体約２ｇを、１日に通常２〜３回に分けて服
用すればよい、長期に服用しても副作用がないことは、
前記大量長期投与例からも明らかであるが、更に古来民
間健胃薬として使用された実績からも明白である。

なお本発明の驚くべき効果は、例えば蛋白尿患者が１か
月の服用で蛋白尿マイナスになった場合に、１ｉｉｌ＆
の服用を要しないことにもある。

本発明が１社会国民の健康と疾病治療に益するところは
絶大である。以下実施例を以て、本発明の効果を示す、
実施例中本剤とは、患者に与える場合は添加物なしの錠
剤であり、動物に与える場合は植物体の乾燥粉末である
。

実施例１． ４５歳男子甲と３９歳女子乙とは、毎週３回、各５時間
の人工透析を受けている０両名に水剤を１日２ｇずつ服
用させ、血液のへマドクリット値を追跡して、表１の結
果を得た。

表　　　１ また両人共、水剤投与前の人工透析については。

その都度疲労甚しく、目に隈を生ずる程であったにもか
かわらず、末剤投与後急速にその現象が消失した。

実施例２゜ ５５歳女子丙と２９歳男子丁とは、慢性腎炎患者と診断
されていた０両人に各々１日当り２ｇずつの水剤を投与
し、その効果を、尿蛋白量、血中蛋白濃度、及び血漿中
尿素窒素量を指標として調べ、表２の結果を得た。

表　　　２ （注）表中「前」は投与前を、「後」は投与１か月経通
抜を示す。

実施例３、 体重２〜３Ｋｇの雄のウサギに、牛血清アルブミンの１
％生理食塩水を、１日１回連日耳静脈に注射することに
より、強度の蛋白尿症、糸状体腎炎ウサギを得た。

末剤４０　ｍｇ／　Ｋｇ・日を食餌と共に５羽に与え、
３か刃稜に測定及び創見し、コントロール群５羽と比較
し、表３の結果を得た。

表　　　３ （注）表中「Ｃ」はコントロール群を、「Ｓ」は投与群
を示す。

実施例４． ２７歳男子は特に自覚症状はなかったが、検診によって
蛋白尿が指摘され、治療を受けることになった。しかし
尿蛋白の消失に至らず、治ｆＭ２年を経過していた。

本則を１日２〜２．５ｇ服用して１か月経過の後、尿蛋
白の検診結果がマイナスとなり、本則の服用を休止した
。

その休止の後半年経過したが、なお尿蛋白はマイナスで
ある。

特許出願人　株式会社仁天堂薬局 手続補正書 昭和６１年　３月２９日 １、　事件の表示 昭和６０年特許願第１４４１１７号 ２、発明の名称 腎機能回復剤 ３、　補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所〒９９２ 山形県米沢市中央４丁目１番２３号 ５、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。

６、補正の内容 （１）明細書３頁８行目に記載の「知られている。」を
、「知られ、なお第五改正日本薬局方に収載された経緯
がある。」に補正する。

（２）明細書３頁１９行目に記載の「報告している。」
の次に改行して以下の文章を挿入する。

「なお前記に於て学名ラブＰシア・トリコカル・母など
としたが、書物記載には幾つかがあシ、ｌ５ｏｄｏｎ　
ｊａｐｏｎｉｃｕｓ　Ｋａｒａ＋　Ｐｌｅｃｔｒａｎｔ
ｈｕｓ　ｊａｐｏｎｉｃｕｓ　Ｋｏｉｄｚ。

Ａｍｅｔｈｙｓｔｈａｎｔｈｕｓ　ｊａｐｏｎｉｃａ、
　ｌ５ｏｄｏｎ　ｔｒｉｃｈｏｃａｒｐｕｓなどともさ
れている。山野自生のその産地由来などのことであろう
。実際近時の研究によれば、中部山地量のものはエンメ
イン含有量が稍々まさシ、東北山地量のものはトリコラ
ブダール含有量が稍々まさるとされている。制癌のため
にはトリコラブダール含有量の太きいものが好ましいと
されるが、本発明目的のためには優劣のことはない。ｊ
以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クロバナヒキオコシ植物体から成る、腎機能回復剤。