JPS6230511A - 濾過膜の製造方法 - Google Patents

濾過膜の製造方法

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JPS6230511A
JPS6230511A JP17023585A JP17023585A JPS6230511A JP S6230511 A JPS6230511 A JP S6230511A JP 17023585 A JP17023585 A JP 17023585A JP 17023585 A JP17023585 A JP 17023585A JP S6230511 A JPS6230511 A JP S6230511A
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JP
Japan
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aluminum
electrolytic etching
thin plate
film
foil
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JP17023585A
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English (en)
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Kenshiro Yamaguchi
山口 謙四郎
Osamu Iwao
岩尾 修
Yukio Sato
佐藤 行夫
Toru Kimura
亨 木村
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Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体あるいは気体と固体との分離、液体媒質
あるいは気体媒質に混在する異種物質の分離に用いる濾
過膜に関する。
PVA膜は、金属工業、化学工業、製紙工業2食品工業
などの各工場からの工場排液の処理・精製・循環再利用
、各種菌類や血清タンパクなど医療分野における分[i
製、酪農品の成分調整、食品工業、電子工業などの用水
の除菌・除粉、溶剤。
油、酸、アルカリなどの薬品からの除粉などに使用され
、その用途は急速に拡大さ°れつつある。
このような多方面で使用される濾過膜には次の諸性質が
備わっていることが要求される。
■ 所要通りの孔径の孔が均一に形成されていること; ■ 酸、アルカリなどの化学薬品に対して安定であるこ
と; ■ 溶剤や油などによって侵されないこと;■ 熱殺菌
、化学薬品による殺菌、紫外線・放射線などによる殺菌
などの各種殺菌処理に対して安定なこと: (従来の技術) 酢酸セルロース、ニトロセルロース、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリプロピレン、ポリスルフォンなどの
各種高分子の多孔質膜が市販されているが、このような
多孔質高分子膜の場合、耐熱性がないので熱殺菌処理が
不可能である他耐溶剤性、耐油性の点でも問題があり、
用途が限られていた。
銅、ニッケルなどの各種金属を焼結した多孔質体も提案
されているが、これらの多孔質体の場合耐熱性などの点
で優れているにしても孔径が均一でなく、耐薬品性に難
点があるため、単純な固液分離・気固分離にしか利用さ
れていない。
また、アルミナなどのセラミックスを焼結した多孔質体
も提案されているが、この多孔質体の孔径も均一でない
ため用途が限られていた。
加えて上記した多孔質膜、多孔質体の場合伺れも、所要
の孔径を有する多孔質膜あるいは多孔質体を得るべく孔
径を自由にコントロールしながら製造することができな
いという致命的な欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記した諸性質を全て満足する濾過膜を提供
することを目的とするものである。
本発明の別の目的は、用途に応じて要求される孔径を有
するf’VA膜を容易に製造しうる方法を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明によ
り提供される濾過膜は純度99.5%以上のアルミニウ
ムを原料とし、 原料のアルミニウムを熱間圧延とそれに続く冷間圧延、
再結晶温度以上の加熱によって、再結晶集合組織として
立方体方位を形成した厚さ0.3M以下のアルミニウム
箔または薄板を形成し;直流電解エツチングによって貫
通キャビラリイピットを形成し;アルミニウムに対して
皮膜形成能力をもつ化合物を少なくとも1vi含む水溶
液中で陽極酸化を行うか、または前記皮膜形成能力をも
つ化合物の水溶液中あるいは水中で煮沸することにより
製造される。
本発明における重要な要件の1つはアルミニウム箔・薄
板に所要の孔径の貫通キVビラリイビットを形成するこ
とにあり、たとえアルミニウム箔・薄板の表面にキャビ
ラリイ状の腐食孔(=キャピラリィピット)が形成され
たとしてもそのキャピラリィピットがアルミニウム箔・
薄板を貫通していなければ濾過膜として使用することは
不可能である。よって、濾過膜として使用されうるアル
ミニウム箔・薄板を製造するためには、アルミニウム箔
・薄板の材質および製造条件、エツチング条件を適宜選
択して貫通キャビラリイピットを形成することが重要で
ある。
アルミニウム中の固溶不純物はアルミニウムの表面腐食
を促進してキャピラリィピットの形成を妨げ、また析出
不純物はキャピラリィピットの成長を妨げるので、純度
99.5%以上のアルミニウムを用いる。アルミニウム
の好ましい純度は99.9%以上である。より多くのキ
ャビラリイピットを形成させるために、アルミニウムよ
り貴なる元素例えばCU、Agを1種以上添加した高純
度もしくは高品位アルミニウムを使用してもよいが、添
加量は0.01重量%未満であることが望ましい。
貫通キャビラリイピットが濾過のための孔として有効に
働くためには、キャピラリィピットがアルミニウム箔・
薄板の表面に対して直角に形成されることが要求される
ので、純度99.5%以上のアルミニウムを熱間圧延し
、続いて冷間圧延、再結晶温度以上に加熱する(焼鈍)
各条件を調整することにより、再結晶集合組織として立
方体方位を形成したアルミニウム箔・薄板を先ず製造す
る。
前記立方体方位の個所でのみ、キャビラリイピットはア
ルミニウム箔・薄板に対して直角に形成される。pie
としての用途を考慮すると、アルミニウム箔・薄板に形
成される立方体方位はできる限り多い方が理想的ではあ
るが、少なくとも50%の立方体方位が形成されている
のが望ましい。
焼鈍するとアルミニウム箔・薄板の表面に酸化皮膜が形
成されるが、形成される酸化皮膜の厚さマ′ は焼鈍条件、特に炉内雰囲気に依存する。表面酸化皮膜
の厚さは皮膜耐電圧5v以下であることが望ましく、こ
れより厚いとキャピラリイピットを効果的に形成するこ
とができなくなる場合がある。
上記した各条件下で製造されたアルミニウム箔・薄板の
厚さは0.3s以下でなければならない。
アルミニウム箔・薄板の製造条件、後記するエツチング
条件を最適に組合せたとしても、板厚が0.3g+を超
えるとキャビラリイピットが板厚の途中で止まってしま
うため貫通キャピラリィピットを形成することが不可能
となる。
こうして得られたアルミニウム箔・薄板に対して直vL
7m解エツチング処理を施す。直流電解エツチングはア
ルミニウム箔・薄板の表面にキャビラリイピットを形成
し、このキャピラリィピットをアルミニウム箔・薄板に
貫通させるために実施される。電解エツチング用エツチ
ング液としては、通常塩素イオンを生成する塩化物(例
えば塩酸。
塩化ナトリウム、塩化アルミニウムなど)の水溶液が使
用される。電解エツチングによりキャビラリイピットを
効果的に形成するためには、エツチング液中の塩化物濃
度が0.5〜20重量%であることが好ましく、温度は
60〜98℃が好ましい。また、電流密度0.1〜1.
0A/cm2(7)1!流を印加することが適当である
更に、アルミニウム箔・薄板の表面溶解を抑制してキャ
ビラリイピットの形成を促す目的で、前・記エツチング
液にアルミニウムに対して皮膜形成能力をもつ化合物を
少量例えば0.01〜10重間%添加してもよい。アル
ミニウムに対して皮膜形成能力を、もつ化合物としては
、硫酸、シュウ酸、クロム酸、リン酸、ベンゼンスルホ
ン酸、スルファミン酸、ホウ酸、クエン酸、WA石酸、
ホウ酸アンモン、炭酸アンモンが例示されうる。
貫通キャビラリイピットは0.5〜50分間、好ましく
は5〜20分間の電解エツチングで形成されるが、電解
エツチング時間が長くなるにつれてビットの孔径が大と
なる。電解エツチング時間が5分未満の場合はアルミニ
ウム箔・薄板を0.5〜20重団%の塩酸または硝酸水
溶液中に浸漬させる通常の化学エツチングでビットの孔
径の拡大を図ることが望ましく、また50分を超える場
合には表面溶解が増大するため上記した表面溶解の抑制
手段を講じることが望ましい。電解エツチング時間を上
記範囲で設定したときでも、化学エツチングおよび/ま
たは表面溶剤の抑制手段を併用しても差支えない。
本発明における別の重要な要件は、所要の孔径の貫通キ
ャピラリィピットが形成されたアルミニウム箔・薄板の
表面を化学的に安定化させることにある。次の2種の化
学的安定化方法の何れかが用いられる。第1の方法は、
アルミニウムに対して皮膜形成能力をもつ化合物を含む
電解浴中で陽極酸化を行うことにより、キャビラリイピ
ットの表面に陽極酸化皮膜を形成する方法である。第2
の方法は、水中あるいはアルミニウムに対して皮膜形成
能力をもつ化合物の水溶液中で煮沸することにより、キ
ャピラリィピットの表面に水酸化皮膜を形成する方法で
ある。後者の方法の場合、水酸化皮膜の生成を促進ずべ
くトリエタノールアミンなどを添加してもよい。
(実施例) 以下の実施例は本発明を具体的に説明するための例示で
あって、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
純度99.99%の高純度アルミニウムに50 pp−
のCuを添加した材料を着手温度530℃で熱間圧延し
、冷開圧延して厚さ0.1amのアルミニウム箔とした
。これを530℃、不活性雰囲気中で焼鈍したものには
、立方体方位が75%である再結晶集合組織が形成され
ていた。皮膜耐電圧は1.1■であった。
この箔を5重量%のHCjlを含む水wIs中、液温7
0.80および90℃の各温度で、電流密度0,2A/
1:lIで1〜20分間直流電解−[ツチングを行った
続いて、純水中で煮沸して表面の安定化を行った。
得られたキャピラリィピットの孔径と1!解工ツチング
時間の関係を第1図に示す。
11五ユ 純度99.85%の高品位アルミニウムを実施例1と同
様の方法で圧延、焼鈍したものは、立方体方位が52%
の再結晶集合組織が形成されていた。皮膜耐電圧は0.
9vであった。
この箔を2重量%のHClおよび2重石%のHS04を
含む水溶液中、液温70.80および90℃の各温度で
、電流密度0.1A/dで1〜15分間直流電解エツチ
ングを行った。続いて、純水中で煮沸して表面の安定化
を行った。
得られたキャピラリティビットの孔径と電解エツチング
時間の関係を第2図に示す。
第1図および第2図から明らかなように、電解エツチン
グ時間が長くなるにつれてビットの孔径は大きくなり、
最後には表面が溶解した。液−温が高くなるにつれてそ
の傾向は強かった。(但し、第1図の液温10℃の場合
には表面溶解は認められなかった) 実施例1および2で得られたキャビラリイピットは0・
1#Illの箔を貫通しており、濾過膜として必要な要
件を備えていた。
(発明の効果) 本発明においては、電解エツチング時間を適宜設定する
ことにより、濾過膜の使用目的に応じて所要の孔径の孔
が均一に形成された濾過膜を製造することができる。
本発明の濾過膜は素材がアルミニウムであるため優れた
耐熱性を有する。更に、アルミニウム箔・ft[の表面
には化学的に極めて安定なアルミニウム隔操酸化皮膜あ
るいは水酸化皮膜が形成されているので、本発明の濾過
膜は耐薬品性、耐溶剤性、耐油性などにも優れている。
本発明のF′114m1は均一な所要の孔径の孔を有し
かつ優れた諸特性を有しているので、広範囲に使用可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、夫々電解エツチング時間による
キャビラリイピットの変化を示すグラフである。 ゴし 甲t (μm) −IL性Cpm)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)純度99.5%以上のアルミニウムを熱間圧延と
    それに続く冷間圧延および再結晶温度以上の加熱によつ
    て、再結晶集合組織として立方体方位を形成した厚さ0
    .3mm以下の箔または薄板を形成し、 直流電解エッチングによつて所要の孔径を有する貫通キ
    ャピラリィピットを形成し、 アルミニウムに対して皮膜形成能力をもつ化合物を少な
    くとも1種含む水溶液中で陽極酸化を行うか、または前
    記皮膜形成能力をもつ化合物の水溶液中あるいは水中で
    煮沸することからなるろ過膜の製造方法。
  2. (2)アルミニウムの純度が99.9%以上である特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)アルミニウムより貴なる元素を0.01重量%未
    満添加した特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    方法。
  4. (4)50%以上の立方体方位を有し、5V以下の皮膜
    耐電圧を有する表面酸化皮膜が形成されている特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)電解エッチングを塩化物を含む電解エッチング液
    中で行う特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. (6)電解エッチング液が塩化物を0.5〜20重量%
    含む特許請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. (7)電解エッチング液にアルミニウムに対して皮膜形
    成能力をもつ化合物を0.01〜10重量%添加する特
    許請求の範囲第5項または第6項に記載の方法。
  8. (8)電解エッチングを60〜98℃の温度で行う特許
    請求の範囲第1項、第5項〜第7項のいずれかに記載の
    方法。
  9. (9)電解エッチングの電流密度が0.1〜1.0A/
    cm^2である特許請求の範囲第1項、第5項〜第8項
    のいずれかに記載の方法。
  10. (10)電解エッチングを0.5〜50分行う特許請求
    の範囲第1項、第5項〜第9項のいずれかに記載の方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102312262A (zh) * 2011-08-22 2012-01-11 吴江市精工铝字制造厂 铜铝合金的混合酸硬质阳极氧化法
CN102312265A (zh) * 2011-09-22 2012-01-11 珠海市赛日包装材料有限公司 一种铝或铝合金阳极氧化膜的制备方法

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