JPS6230465Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6230465Y2 JPS6230465Y2 JP7615582U JP7615582U JPS6230465Y2 JP S6230465 Y2 JPS6230465 Y2 JP S6230465Y2 JP 7615582 U JP7615582 U JP 7615582U JP 7615582 U JP7615582 U JP 7615582U JP S6230465 Y2 JPS6230465 Y2 JP S6230465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- transistor
- circuit
- pass filter
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 36
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 10
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、直流電源とスイツチングトランジス
タとトランスを主たる構成要素として形成される
スイツチング回路のトランスの出力側に、整流回
路と負荷とを接続して構成されるDC−DCコンバ
ータに係り、特にトランジスタのスイツチング時
に1次巻線側に発生するスパイク電圧のエネルギ
ーを出力側に伝送することによつて変換効率を向
上させたDC−DCコンバータ回路に関するもので
ある。
タとトランスを主たる構成要素として形成される
スイツチング回路のトランスの出力側に、整流回
路と負荷とを接続して構成されるDC−DCコンバ
ータに係り、特にトランジスタのスイツチング時
に1次巻線側に発生するスパイク電圧のエネルギ
ーを出力側に伝送することによつて変換効率を向
上させたDC−DCコンバータ回路に関するもので
ある。
第1図は従来のこの種のDC−DCコンバータ回
路の概略の構成を示すもので、1は直流電源、2
はトランス、3はスイツチングトランジスタであ
る。トランジスタ3のコレクタはトランス2の一
次巻線4を介して電源1の+側に接続され、エミ
ツタは電源1の一側に接続されている。トランジ
スタ3はベース・エミツタ間に加えられる矩形波
信号で駆動される。トランス2の一次巻線4に生
じた電磁エネルギーにより二次巻線5に誘起され
た交流出力は、ダイオード6及び平滑コンデンサ
7で構成された半波整流回路により直流化され、
負荷8に供給されるようになされている。
路の概略の構成を示すもので、1は直流電源、2
はトランス、3はスイツチングトランジスタであ
る。トランジスタ3のコレクタはトランス2の一
次巻線4を介して電源1の+側に接続され、エミ
ツタは電源1の一側に接続されている。トランジ
スタ3はベース・エミツタ間に加えられる矩形波
信号で駆動される。トランス2の一次巻線4に生
じた電磁エネルギーにより二次巻線5に誘起され
た交流出力は、ダイオード6及び平滑コンデンサ
7で構成された半波整流回路により直流化され、
負荷8に供給されるようになされている。
しかし、このようにトランジスタ3をオン・オ
フさせて矩形波電圧をトランス2に供給する方式
のDC−DCコンバータでは、トランジスタ3がオ
フしたときトランス2の漏洩インダクタンスのた
めに大きなスパイク電圧が一次巻線4側に発生す
る。すなわち、第3図aのような矩形波電圧をト
ランジスタ3のベース・エミツタ間に加えたと
き、トランジスタ3のコレクタとエミツタ間に
は、第3図bに示すようなパルス状のスパイク電
圧がのつた信号波形が現われる。一方、トランス
2の二次巻線5の両端には、トランス2の持つ伝
送特性のためにスパイク電圧エネルギーはほとん
ど伝送されず、第3図cのような波形の信号が誘
起されるのみである。第3図bのような大きなス
パイク電圧が存在すると、トランジスタ3の負担
が増し、大電力用の高価なトランジスタが必要と
なる。そこで従来は、抵抗9とコンデンサ10の
直列回路等で構成したスナバー回路11を一次巻
線4に並列に挿入し、スパイク電圧エネルギーを
このスナバー回路11で消費することによつてス
パイク電圧を抑えるようにしていた。スナバー回
路11のコンデンサ10の容量を大きなものにす
れば、スパイク電圧抑制効果を高めることができ
るが、その反面、スナバー回路11で大きな電力
が消費されることになり、変換効率が著しく低下
する問題がある。このため、実用的な変換効率を
確保するためにはスパイク電圧が一部残留する程
度にとどめざるを得なかつた。したがつて、従来
は比較的大電力用のトランジスタ3及びコンデン
サ10を必要としていたので高価になる上、変換
効率の低下をもきたしていた。
フさせて矩形波電圧をトランス2に供給する方式
のDC−DCコンバータでは、トランジスタ3がオ
フしたときトランス2の漏洩インダクタンスのた
めに大きなスパイク電圧が一次巻線4側に発生す
る。すなわち、第3図aのような矩形波電圧をト
ランジスタ3のベース・エミツタ間に加えたと
き、トランジスタ3のコレクタとエミツタ間に
は、第3図bに示すようなパルス状のスパイク電
圧がのつた信号波形が現われる。一方、トランス
2の二次巻線5の両端には、トランス2の持つ伝
送特性のためにスパイク電圧エネルギーはほとん
ど伝送されず、第3図cのような波形の信号が誘
起されるのみである。第3図bのような大きなス
パイク電圧が存在すると、トランジスタ3の負担
が増し、大電力用の高価なトランジスタが必要と
なる。そこで従来は、抵抗9とコンデンサ10の
直列回路等で構成したスナバー回路11を一次巻
線4に並列に挿入し、スパイク電圧エネルギーを
このスナバー回路11で消費することによつてス
パイク電圧を抑えるようにしていた。スナバー回
路11のコンデンサ10の容量を大きなものにす
れば、スパイク電圧抑制効果を高めることができ
るが、その反面、スナバー回路11で大きな電力
が消費されることになり、変換効率が著しく低下
する問題がある。このため、実用的な変換効率を
確保するためにはスパイク電圧が一部残留する程
度にとどめざるを得なかつた。したがつて、従来
は比較的大電力用のトランジスタ3及びコンデン
サ10を必要としていたので高価になる上、変換
効率の低下をもきたしていた。
本考案はこのような従来の欠点に鑑みなされた
もので、トランジスタ3のコレクタ・エミツタ間
に生じていたスパイク電圧を確実に除去するとと
もに、従来損失となつていたスパイク電力をも出
力側に伝送し、効率のよいDC−DCコンバータ回
路を提供することを目的とするものである。この
目的を達成するために本考案においては、一次巻
線の巻端部と、これと同極性の二次巻線の巻端部
との間に、スパイク電圧エネルギー伝送用のハイ
パスフイルター回路を接続したことを特徴とす
る。
もので、トランジスタ3のコレクタ・エミツタ間
に生じていたスパイク電圧を確実に除去するとと
もに、従来損失となつていたスパイク電力をも出
力側に伝送し、効率のよいDC−DCコンバータ回
路を提供することを目的とするものである。この
目的を達成するために本考案においては、一次巻
線の巻端部と、これと同極性の二次巻線の巻端部
との間に、スパイク電圧エネルギー伝送用のハイ
パスフイルター回路を接続したことを特徴とす
る。
以下、本考案の一実施例について第2図により
説明する。第2図においても、第1図と同一の部
分には同一符号を付してある。このDC−DCコン
バータ回路が第1図に示した回路と異なるのは、
従来のスナバー回路11に代えて、一次巻線4の
巻端、すなわちトランジスタ3のコレクタと一次
巻線4との接続点12と、二次巻線5の接続点1
2と同極性側の巻端13との間に、コンデンサ1
4と抵抗15の直列回路で構成したハイパスフイ
ルタ回路16を接続した点にある。ハイパスフイ
ルタ回路16は、スパイク電圧成分のみを通過さ
せて二次側に伝送するためのものなので、一次巻
線4と二次巻線5の同極性側間に接続することが
必要である。
説明する。第2図においても、第1図と同一の部
分には同一符号を付してある。このDC−DCコン
バータ回路が第1図に示した回路と異なるのは、
従来のスナバー回路11に代えて、一次巻線4の
巻端、すなわちトランジスタ3のコレクタと一次
巻線4との接続点12と、二次巻線5の接続点1
2と同極性側の巻端13との間に、コンデンサ1
4と抵抗15の直列回路で構成したハイパスフイ
ルタ回路16を接続した点にある。ハイパスフイ
ルタ回路16は、スパイク電圧成分のみを通過さ
せて二次側に伝送するためのものなので、一次巻
線4と二次巻線5の同極性側間に接続することが
必要である。
このように構成した回路の動作は次のようにな
る。トランジスタ3のベース・エミツタ間に第3
図aのような矩形波電圧を加えると、トランジス
タ3がオン・オフ動作を始め、トランス2の二次
巻線5に矩形波電圧が誘起される。そして、この
矩形波電圧をダイオード6、コンデンサ7で整
流、平滑してなる直流出力が負荷8に供給され
る。トランジスタ3がオフする際には、一次巻線
4側にスパイク電圧が発生するが、この回路にお
いては接続点12と二次巻線5の巻端13との間
にハイパスフイルタ回路16が接続してあるため
に、スパイク電圧エネルギーはこのハイパスフイ
ルタ回路16を通じて伝送され、二次巻線5側の
矩形波電圧に重畳されることになる。このため、
スパイク電圧エネルギーはダイオード6、コンデ
ンサ7で整流平滑化されて負荷8に供給され、ト
ランジスタ3のコレクタ・エミツタ間にはスパイ
ク電圧の除去された矩形波電圧が現われる。した
がつて、トランジスタ3の負坦が軽減され、小電
力のトランジスタを使用できることになる。ハイ
パスフイルタ回路16の構成としては、コンバー
タの出力電力が3〜6W程度の場合、コンデンサ
14の容量を0.01〜1.5μF、抵抗15を0〜50
Ωの範囲で選ぶのがよい。
る。トランジスタ3のベース・エミツタ間に第3
図aのような矩形波電圧を加えると、トランジス
タ3がオン・オフ動作を始め、トランス2の二次
巻線5に矩形波電圧が誘起される。そして、この
矩形波電圧をダイオード6、コンデンサ7で整
流、平滑してなる直流出力が負荷8に供給され
る。トランジスタ3がオフする際には、一次巻線
4側にスパイク電圧が発生するが、この回路にお
いては接続点12と二次巻線5の巻端13との間
にハイパスフイルタ回路16が接続してあるため
に、スパイク電圧エネルギーはこのハイパスフイ
ルタ回路16を通じて伝送され、二次巻線5側の
矩形波電圧に重畳されることになる。このため、
スパイク電圧エネルギーはダイオード6、コンデ
ンサ7で整流平滑化されて負荷8に供給され、ト
ランジスタ3のコレクタ・エミツタ間にはスパイ
ク電圧の除去された矩形波電圧が現われる。した
がつて、トランジスタ3の負坦が軽減され、小電
力のトランジスタを使用できることになる。ハイ
パスフイルタ回路16の構成としては、コンバー
タの出力電力が3〜6W程度の場合、コンデンサ
14の容量を0.01〜1.5μF、抵抗15を0〜50
Ωの範囲で選ぶのがよい。
なお、ハイパスフイルタ回路は、一次巻線及び
二次巻線のそれぞれの巻端間に接続するのが最も
有効であるが、一次巻線及び二次巻線のそれぞれ
の巻端近傍にタツプを設け、このタツプに接続す
るようにしても略同様の効果を得ることができ
る。また、トランス2に三次、四次巻線などが設
けられるコンバータ回路にも本考案を適用できる
ことは勿論である。その場合には、一次巻線の巻
端またはタツプと、残りの巻線のうちのいずれか
一つの巻線の巻端またはタツプとの間にハイパス
フイルタ回路16を接続すればよい。
二次巻線のそれぞれの巻端間に接続するのが最も
有効であるが、一次巻線及び二次巻線のそれぞれ
の巻端近傍にタツプを設け、このタツプに接続す
るようにしても略同様の効果を得ることができ
る。また、トランス2に三次、四次巻線などが設
けられるコンバータ回路にも本考案を適用できる
ことは勿論である。その場合には、一次巻線の巻
端またはタツプと、残りの巻線のうちのいずれか
一つの巻線の巻端またはタツプとの間にハイパス
フイルタ回路16を接続すればよい。
上述のように、本考案によれば、スパイク電力
を無駄に消費することなく出力側に伝達して負荷
に供給するようにしているため、電圧変換効率を
向上させることができる。入力電圧12V、出力
電圧±16V、200mAのコンバータで実験したと
ころ、変換効率が約7%向上することが確認され
た。また、小電力のトランジスタを使用できるの
で、安価で高性能のコンバータが得られる効果も
ある。
を無駄に消費することなく出力側に伝達して負荷
に供給するようにしているため、電圧変換効率を
向上させることができる。入力電圧12V、出力
電圧±16V、200mAのコンバータで実験したと
ころ、変換効率が約7%向上することが確認され
た。また、小電力のトランジスタを使用できるの
で、安価で高性能のコンバータが得られる効果も
ある。
第1図は従来のコンバータの回路図、第2図は
本考案によるコンバータの一実施例を示す回路
図、第3図a〜cは第1図及び第2図に示したコ
ンバータの動作を説明するための波形図である。 1……直流電源、2……トランス、3……トラ
ンジスタ、4……一次巻線、5……二次巻線、1
6……ハイパスフイルタ回路。
本考案によるコンバータの一実施例を示す回路
図、第3図a〜cは第1図及び第2図に示したコ
ンバータの動作を説明するための波形図である。 1……直流電源、2……トランス、3……トラ
ンジスタ、4……一次巻線、5……二次巻線、1
6……ハイパスフイルタ回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コレクタがトランスの第1の巻線を介して直
流電源に接続されたトランジスタのベースを制
御して該トランジスタをオン・オフすることに
より、第1の巻線に生じる電磁エネルギーを第
1の巻線に誘導結合された第2の巻線から取出
し、これを整流平滑して直流出力を得るように
したDC−DCコンバータ回路において、第1の
巻線及び第2の巻線のそれぞれの同極性の巻端
またはタツプ間に、ハイパスフイルタ回路を接
続したことを特徴とするDC−DCコンバータ回
路。 (2) ハイパスフイルタ回路が、コンデンサと抵抗
の直列回路から成る実用新案登録請求の範囲第
1項記載のDC−DCコンバータ回路。 (3) ハイパスフイルタ回路が、コンデンサのみか
ら成る実用新案登録請求の範囲第1項記載の
DC−DCコンバータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7615582U JPS58179888U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | Dc−dcコンバ−タ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7615582U JPS58179888U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | Dc−dcコンバ−タ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58179888U JPS58179888U (ja) | 1983-12-01 |
JPS6230465Y2 true JPS6230465Y2 (ja) | 1987-08-05 |
Family
ID=30085479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7615582U Granted JPS58179888U (ja) | 1982-05-24 | 1982-05-24 | Dc−dcコンバ−タ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58179888U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2676982B2 (ja) * | 1990-06-06 | 1997-11-17 | 日本電気株式会社 | Dc―dcコンバータ |
-
1982
- 1982-05-24 JP JP7615582U patent/JPS58179888U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58179888U (ja) | 1983-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6191965B1 (en) | Switching power supply | |
CA2079554A1 (en) | High power factor ac/dc converter | |
US20100165671A1 (en) | Switched-mode Power Supplies | |
JPH04299070A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JPH05304772A (ja) | 電源回路 | |
JPS6230465Y2 (ja) | ||
JP3038304B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPS604676B2 (ja) | 電源装置 | |
JPS6230466Y2 (ja) | ||
JPH0445435Y2 (ja) | ||
JP3066730B2 (ja) | 高調波電流抑制回路 | |
JP3590153B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH06284723A (ja) | 電源装置 | |
JP3500868B2 (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP3468162B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPS5836230Y2 (ja) | 直流↓−直流変換器のサ−ジ電圧抑制回路 | |
JPH06169569A (ja) | 高力率ac/dcコンバータ | |
JPH0127424Y2 (ja) | ||
JPS5932214Y2 (ja) | 寄生振動防止型整流平滑回路 | |
JPH06133547A (ja) | 高力率電源装置 | |
JPS5910947Y2 (ja) | 電源装置 | |
JP3019717B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
KR19980062790U (ko) | 역률개선용 컨버터 | |
EP0392963A2 (en) | Preprocessor auxiliary power supply | |
JPH1198841A (ja) | 整流回路 |