JPS6230289B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6230289B2 JPS6230289B2 JP55023626A JP2362680A JPS6230289B2 JP S6230289 B2 JPS6230289 B2 JP S6230289B2 JP 55023626 A JP55023626 A JP 55023626A JP 2362680 A JP2362680 A JP 2362680A JP S6230289 B2 JPS6230289 B2 JP S6230289B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- exhaust gas
- fuel ratio
- gas recirculation
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 99
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 37
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 16
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 87
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 12
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 12
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 8
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 4
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 4
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、火花点火式の内燃機関において排気
ガスの低公害と燃料消費量の低減とを目的とした
燃焼制御装置に関するものである。
ガスの低公害と燃料消費量の低減とを目的とした
燃焼制御装置に関するものである。
最近の内燃機関においては、排気ガス中の
NOxを低減する目的で排気ガスの一部を吸気系
に還流することが行なわれている。しかし、気化
器のベンチユリー下流の吸気系に排気ガスを還流
することは、燃焼室に導入される燃料の量が排気
ガスの還流量に相当する分だけ少なくなり、結果
的には燃焼室への吸気混合比の空燃比がリーン化
することもあつて燃焼が緩慢になつて機関の出力
の低下が生じるので、排気ガス還流システム式の
内燃機関においては、気化器又は燃料噴射等の燃
料供給装置からの燃料供給量を、排気ガスの還流
によつて空燃比がリーン化する分だけ多くするよ
うに設定している。ところが、排気ガスの還流
は、燃焼の安定性・出力の点或いはドライバービ
リテイー等の点から考慮すると機関の運転域全般
において行なうものではなく、NOxの発生が多
くなる加速時又は加速時及び部分負荷域において
行なわれており、それ以外の運転域では排気ガス
の還流をカツト又は低減するように制御するの
で、燃焼室への吸気混合気の空燃比は、排気ガス
の還流カツト又は低減制御時において、排気ガス
の還流時よりも可成りリツチになり、燃料の消費
量が増大するのであつた。
NOxを低減する目的で排気ガスの一部を吸気系
に還流することが行なわれている。しかし、気化
器のベンチユリー下流の吸気系に排気ガスを還流
することは、燃焼室に導入される燃料の量が排気
ガスの還流量に相当する分だけ少なくなり、結果
的には燃焼室への吸気混合比の空燃比がリーン化
することもあつて燃焼が緩慢になつて機関の出力
の低下が生じるので、排気ガス還流システム式の
内燃機関においては、気化器又は燃料噴射等の燃
料供給装置からの燃料供給量を、排気ガスの還流
によつて空燃比がリーン化する分だけ多くするよ
うに設定している。ところが、排気ガスの還流
は、燃焼の安定性・出力の点或いはドライバービ
リテイー等の点から考慮すると機関の運転域全般
において行なうものではなく、NOxの発生が多
くなる加速時又は加速時及び部分負荷域において
行なわれており、それ以外の運転域では排気ガス
の還流をカツト又は低減するように制御するの
で、燃焼室への吸気混合気の空燃比は、排気ガス
の還流カツト又は低減制御時において、排気ガス
の還流時よりも可成りリツチになり、燃料の消費
量が増大するのであつた。
一方、内燃機関からの排気ガス中の有害成分を
酸化触媒又は三元触媒を用いて効率良く浄化する
には、排気系における空燃比を機関の運転域全般
にわたつて略一定に保つことが有効であるが、前
記した従来の排気ガス還流システムを備えた内燃
機関においては、排気ガスの還流制御に応動して
吸気系の空燃比が前記のように大きく変動し、従
つて吸気系の空燃比の変動に伴つて排気系の空燃
比も可成り変動するので、前記酸化触媒又は三元
触媒では効率の良い浄化が達成できないのであつ
た。
酸化触媒又は三元触媒を用いて効率良く浄化する
には、排気系における空燃比を機関の運転域全般
にわたつて略一定に保つことが有効であるが、前
記した従来の排気ガス還流システムを備えた内燃
機関においては、排気ガスの還流制御に応動して
吸気系の空燃比が前記のように大きく変動し、従
つて吸気系の空燃比の変動に伴つて排気系の空燃
比も可成り変動するので、前記酸化触媒又は三元
触媒では効率の良い浄化が達成できないのであつ
た。
また、排気ガス還流システムを備えた別の内燃
機関では、排気ガスの還流に伴う出力の低下等を
防止するために、排気ガスの還流に連動して燃料
を追加供給したり、点火時期を排気ガスの還流カ
ツト時よりも進角したり、或いはこの両者を併用
したりすることが一部で提案されているが、この
ものは、機関の燃焼室への吸気混合気の空燃比
を、排気ガスの還流及び還流カツトの両方の領域
にわたつて略一定に制御するものではないので、
排気系における空燃比に変動があつて排気ガスの
効率の良い浄化が達成できず、また、排気ガス還
流時に進角した点火時期は、排気ガスの還流カツ
ト時において排気ガス還流に際して進角した分だ
け遅角しているので、排気ガス還流カツト時にお
ける点火時期が、その時点での最適点火時期
(MBT)より遅い時期に、換言すれば最適点火時
期に対して可成り離れる場合があつて、燃料消費
率の向上を十分に達成できないのであつた。
機関では、排気ガスの還流に伴う出力の低下等を
防止するために、排気ガスの還流に連動して燃料
を追加供給したり、点火時期を排気ガスの還流カ
ツト時よりも進角したり、或いはこの両者を併用
したりすることが一部で提案されているが、この
ものは、機関の燃焼室への吸気混合気の空燃比
を、排気ガスの還流及び還流カツトの両方の領域
にわたつて略一定に制御するものではないので、
排気系における空燃比に変動があつて排気ガスの
効率の良い浄化が達成できず、また、排気ガス還
流時に進角した点火時期は、排気ガスの還流カツ
ト時において排気ガス還流に際して進角した分だ
け遅角しているので、排気ガス還流カツト時にお
ける点火時期が、その時点での最適点火時期
(MBT)より遅い時期に、換言すれば最適点火時
期に対して可成り離れる場合があつて、燃料消費
率の向上を十分に達成できないのであつた。
本発明は、これらの問題を解消し、内燃機関の
運転域全般において所定の出力を保持した状態の
もとで、燃料消費量の低減を図り、且つ、排気ガ
スの効率の良い浄化が達成できるようにすること
を目的とするものである。
運転域全般において所定の出力を保持した状態の
もとで、燃料消費量の低減を図り、且つ、排気ガ
スの効率の良い浄化が達成できるようにすること
を目的とするものである。
このために本発明は、燃料の供給量を、吸気混
合気の空燃比が略理論空燃比になるように設定
し、且つ、吸気系と排気系との間に排気ガスの一
部を吸気系に還流するようにした排気ガス還流シ
ステムを備えた内燃機関において、その吸気系に
は、前記排気ガス還流システムによる排気ガスの
還流カツト又は還流低減時における空燃比を、排
気ガスの還流によつてリーンになつた空燃比と略
等しい値に制御するようにした空燃比制御手段を
設ける一方、前記内燃機関における点火系には、
排気ガス還流時における点火時期を、排気ガスを
還流を行つた場合における最適点火時期に近付け
るように制御すると共に、排気ガスの還流カツト
又は還流低減時における点火時期を、前記排気ガ
ス還流時における点火時期と略同じ値に制御する
ようにした点火時期制御手段を設けた構成にした
ものである。
合気の空燃比が略理論空燃比になるように設定
し、且つ、吸気系と排気系との間に排気ガスの一
部を吸気系に還流するようにした排気ガス還流シ
ステムを備えた内燃機関において、その吸気系に
は、前記排気ガス還流システムによる排気ガスの
還流カツト又は還流低減時における空燃比を、排
気ガスの還流によつてリーンになつた空燃比と略
等しい値に制御するようにした空燃比制御手段を
設ける一方、前記内燃機関における点火系には、
排気ガス還流時における点火時期を、排気ガスを
還流を行つた場合における最適点火時期に近付け
るように制御すると共に、排気ガスの還流カツト
又は還流低減時における点火時期を、前記排気ガ
ス還流時における点火時期と略同じ値に制御する
ようにした点火時期制御手段を設けた構成にした
ものである。
以下、本発明を、機関の加速時において排気ガ
スの還流を行なうようにした排気ガス還流システ
ムを備えたリーンバーン方式の内燃機関に適用し
た場合の実施例の図面について説明する。
スの還流を行なうようにした排気ガス還流システ
ムを備えたリーンバーン方式の内燃機関に適用し
た場合の実施例の図面について説明する。
図において1はシリンダブロツク2、シリンダ
ヘツド3及びピストン4とからなる機関を示し、
その燃焼室5には複数のトーチ孔7付き副室カツ
プ6を備え、該副室カツプ6内で点火栓8によつ
て着火したトーチ炎の噴出にて燃焼室5内の全域
に燃焼を展開するようになつている。この単一混
合気型機関1のシリンダヘツド3における排気弁
10付き排気ポート9には、排気通路11を介し
て酸化触媒又は三元触媒を用いたコンバータ等の
排気ガス浄化装置12が接続され、吸気弁14付
き吸気ポート13には吸気マニホールド15を介
して燃料供給手段としての気化器16が接続さ
れ、気化器16の上流側にはエアクリーナ17を
備え、前記気化器16におけるメインノズル44
等からの燃料の供給量は、その燃料供給によつて
得られる吸気混合気の空燃比が略理論空燃比であ
る14〜16になるような値に設定されている。
ヘツド3及びピストン4とからなる機関を示し、
その燃焼室5には複数のトーチ孔7付き副室カツ
プ6を備え、該副室カツプ6内で点火栓8によつ
て着火したトーチ炎の噴出にて燃焼室5内の全域
に燃焼を展開するようになつている。この単一混
合気型機関1のシリンダヘツド3における排気弁
10付き排気ポート9には、排気通路11を介し
て酸化触媒又は三元触媒を用いたコンバータ等の
排気ガス浄化装置12が接続され、吸気弁14付
き吸気ポート13には吸気マニホールド15を介
して燃料供給手段としての気化器16が接続さ
れ、気化器16の上流側にはエアクリーナ17を
備え、前記気化器16におけるメインノズル44
等からの燃料の供給量は、その燃料供給によつて
得られる吸気混合気の空燃比が略理論空燃比であ
る14〜16になるような値に設定されている。
18はダイヤフラム式の排気ガス還流制御弁
で、該還流制御弁18の入口はオリフイス19付
き還流通路20を介して前記排気通路11に、ま
た、出口は還流通路21を介して吸気マニホール
ド15に各々接続され、還流制御弁18における
弁体22はダイヤフラム室23内のばね24にて
常閉方向に付勢されている。
で、該還流制御弁18の入口はオリフイス19付
き還流通路20を介して前記排気通路11に、ま
た、出口は還流通路21を介して吸気マニホール
ド15に各々接続され、還流制御弁18における
弁体22はダイヤフラム室23内のばね24にて
常閉方向に付勢されている。
25は排圧調整弁で、大気連通室26と排圧室
27とを区成するダイヤフラム28を備え、その
大気連通室26はオリフイス29付き通路30を
介してエアクリーナ17のクリーンサイド等の大
気連通箇所に連通させると共に、ダイヤフラム2
8のフラツプ31にて開閉する連通管32を備
え、ばね33にて連通管32を常時開いた状態に
保持する一方、排圧室27は還流通路20中の制
御弁18の弁体22とオリフイス19との間に通
路34を介して接続され、また、連通管32は、
通路35を介して還流制御弁18のダイヤフラム
室23に接続されると共に、オリフイス36付き
負圧取出通路37を介して、前記気化器16にお
いてスロツトル弁38の閉位置(アイドル開度)
の稍上流側の部位に設けた第1ポート39に接続
されている。更に連通管32は、オリフイス40
付き負圧取出通路41を介して、気化器16にお
いて前記第1ポート39より更に適宜上流側の部
位に設けた第3ポート42に接続されている。
27とを区成するダイヤフラム28を備え、その
大気連通室26はオリフイス29付き通路30を
介してエアクリーナ17のクリーンサイド等の大
気連通箇所に連通させると共に、ダイヤフラム2
8のフラツプ31にて開閉する連通管32を備
え、ばね33にて連通管32を常時開いた状態に
保持する一方、排圧室27は還流通路20中の制
御弁18の弁体22とオリフイス19との間に通
路34を介して接続され、また、連通管32は、
通路35を介して還流制御弁18のダイヤフラム
室23に接続されると共に、オリフイス36付き
負圧取出通路37を介して、前記気化器16にお
いてスロツトル弁38の閉位置(アイドル開度)
の稍上流側の部位に設けた第1ポート39に接続
されている。更に連通管32は、オリフイス40
付き負圧取出通路41を介して、気化器16にお
いて前記第1ポート39より更に適宜上流側の部
位に設けた第3ポート42に接続されている。
そして、前記気化器16においてフロート室4
3とメインノズル44とをつなぐメイン通路45
中に挿入したメインエアブリード46における複
数のエアブリードポート47a,47b,47c
のうち任意の少なくとも1つのエアブリードポー
ト47cに、前記エアクリーナ17のクリーンサ
イド等の大気連通筒所からの空気導入通路48を
接続し、該空気導入通路48中に空燃比制御用の
一つの手段である空燃比制御弁49が設けられ、
該空燃比制御弁49はダイヤフラム50に取付く
弁体51がダイヤフラム室52内のばね53にて
通路48を常閉するように構成され、且つこの空
燃比制御弁49が全開すると前記エアブリードポ
ート47cに空気が導入されて前記気化器16に
おける空燃比が、前記理論空燃比よりもリーンの
になるように設定する。
3とメインノズル44とをつなぐメイン通路45
中に挿入したメインエアブリード46における複
数のエアブリードポート47a,47b,47c
のうち任意の少なくとも1つのエアブリードポー
ト47cに、前記エアクリーナ17のクリーンサ
イド等の大気連通筒所からの空気導入通路48を
接続し、該空気導入通路48中に空燃比制御用の
一つの手段である空燃比制御弁49が設けられ、
該空燃比制御弁49はダイヤフラム50に取付く
弁体51がダイヤフラム室52内のばね53にて
通路48を常閉するように構成され、且つこの空
燃比制御弁49が全開すると前記エアブリードポ
ート47cに空気が導入されて前記気化器16に
おける空燃比が、前記理論空燃比よりもリーンの
になるように設定する。
また、54は還流制御手段を示し、該還流制御
手段54は、弁室55内のポート56を開閉する
弁体57をダイヤフラム58に備える一方、ダイ
ヤフラム室59内に弁体57によつてポート56
を常閉するばね60を備え、ポート56は通路6
1を介して前記排圧調整弁25と還流制御弁18
とをつなぐ通路35に、弁室55は通路62を介
してエアクリーナ17のクリーンサイド等の大気
連通箇所に、そしてダイヤフラム室59は通路6
3を介して前記空燃比制御弁49のダイヤフラム
室52に各々接続されている。
手段54は、弁室55内のポート56を開閉する
弁体57をダイヤフラム58に備える一方、ダイ
ヤフラム室59内に弁体57によつてポート56
を常閉するばね60を備え、ポート56は通路6
1を介して前記排圧調整弁25と還流制御弁18
とをつなぐ通路35に、弁室55は通路62を介
してエアクリーナ17のクリーンサイド等の大気
連通箇所に、そしてダイヤフラム室59は通路6
3を介して前記空燃比制御弁49のダイヤフラム
室52に各々接続されている。
一方気化器16には、前記第1ポート39と略
同じ位置か或いは同じスロツトル弁開度の位置に
第2ポート64を設け、該第2ポート64を、逆
止弁65とオリフイス66とを並設して成る遅延
機構67を有する通路68を介して、前記還流制
御手段54及び空燃比制御弁49の両ダイヤフラ
ム室59,52間をつなぐ通路63に接続する。
同じ位置か或いは同じスロツトル弁開度の位置に
第2ポート64を設け、該第2ポート64を、逆
止弁65とオリフイス66とを並設して成る遅延
機構67を有する通路68を介して、前記還流制
御手段54及び空燃比制御弁49の両ダイヤフラ
ム室59,52間をつなぐ通路63に接続する。
一方符号69は、前記機構1の点火栓8に対す
るデイストリビユータを示し、そのブレーカーア
ーム70を備えたブレーカープレート71には、
これを矢印A方向にばね72に抗して回転するこ
とによつて点火時期を進角させるようにしたサブ
負圧進角機構73とメイン負圧進角機構74とが
連杆75を介して連結されている。該両負圧進角
機構73,74は、それぞれダイヤフラム76,
77を備えたサブダイヤフラムケース78とメイ
ンダイヤフラムケース79とを仕切板80を介し
て直結したものに構成し、メインダイヤフラムケ
ース79内のダイヤフラム77にはメインダイヤ
フラム室81内の主ばね82にて前記仕切板80
に押圧当接される連結片83が設けられ、前記ブ
レーカープレート71からの連杆75をサブダイ
ヤフラムケース78内のダイヤフラム76に固着
すると共に、サブダイヤフラム室84を貫通して
前記連結片83内に挿入し、その挿入端には鍔8
5を設けて連結片83と係合するに当り、ダイヤ
フラム76と連結片83との間に副ばね86を設
けて鍔85と連結片83奥部との間に連杆75の
進角方向に対して適宜間隔S1の遊びを設ける一
方、メインダイヤフラム室81内にはダイヤフラ
ム77背面との間に適宜間隔S2を隔ててストツパ
ー片87を設ける。そして、サブダイヤフラム室
84を通路88を介して吸気マニホールド15の
ポート89に、メインダイヤフラム室81を通路
90を介して気化器16における第2ポート64
に各々接続し、第2ポート64の負圧が大きくな
るまでの負荷域では吸気負圧によるサブ負圧進角
機構73によつて第1間隔S1の間を進角制御し、
第2ポート64の負圧が大きくなる負荷域では第
2間隔S2の間をメイン負圧進角機構74によつて
進角制御するようになつており、この進角制御に
おける進角値は、吸気系への排気ガスの還流時に
おいてノツキングが発生しない限度においてその
時の最適点火時期に近づけた値になるように設定
されている。
るデイストリビユータを示し、そのブレーカーア
ーム70を備えたブレーカープレート71には、
これを矢印A方向にばね72に抗して回転するこ
とによつて点火時期を進角させるようにしたサブ
負圧進角機構73とメイン負圧進角機構74とが
連杆75を介して連結されている。該両負圧進角
機構73,74は、それぞれダイヤフラム76,
77を備えたサブダイヤフラムケース78とメイ
ンダイヤフラムケース79とを仕切板80を介し
て直結したものに構成し、メインダイヤフラムケ
ース79内のダイヤフラム77にはメインダイヤ
フラム室81内の主ばね82にて前記仕切板80
に押圧当接される連結片83が設けられ、前記ブ
レーカープレート71からの連杆75をサブダイ
ヤフラムケース78内のダイヤフラム76に固着
すると共に、サブダイヤフラム室84を貫通して
前記連結片83内に挿入し、その挿入端には鍔8
5を設けて連結片83と係合するに当り、ダイヤ
フラム76と連結片83との間に副ばね86を設
けて鍔85と連結片83奥部との間に連杆75の
進角方向に対して適宜間隔S1の遊びを設ける一
方、メインダイヤフラム室81内にはダイヤフラ
ム77背面との間に適宜間隔S2を隔ててストツパ
ー片87を設ける。そして、サブダイヤフラム室
84を通路88を介して吸気マニホールド15の
ポート89に、メインダイヤフラム室81を通路
90を介して気化器16における第2ポート64
に各々接続し、第2ポート64の負圧が大きくな
るまでの負荷域では吸気負圧によるサブ負圧進角
機構73によつて第1間隔S1の間を進角制御し、
第2ポート64の負圧が大きくなる負荷域では第
2間隔S2の間をメイン負圧進角機構74によつて
進角制御するようになつており、この進角制御に
おける進角値は、吸気系への排気ガスの還流時に
おいてノツキングが発生しない限度においてその
時の最適点火時期に近づけた値になるように設定
されている。
なお、図において符号91は、機関1における
冷却水通路92、潤滑油通路(図示せず)、シリ
ンダヘツド3又はシリンダブロツク2等に取付い
て機関の温度に関連する温度感知弁で、該温度感
知弁91は、4つのポート93,94,95,9
6を備え、機関の温度が所定の温度(通常運転時
の温度、例えば冷却水温で80〜90℃)より適宜低
いある温度(例えば冷却水温で30〜60℃)に暖ま
るまではポート94,95,96を相互に連通し
ているが、前記のある温度まで暖まるとポート9
3,94を連通する一方、ポート95,96を連
通し、そして、所定の温度に暖まれば、ポート9
3,94,95を相互に連通するよう切換わるよ
うに構成され、ポート93は通路97を介して吸
気マニホールド15のポート98に、ポート96
は通路99を介してエアクリーナ17のクリーン
サイド等の大気連通箇所に各々接続されている。
100はチヨーク弁101に対するチヨークブレ
ーカで、該チヨークブレーカ100は通路102
を介して前記温度感知弁91のポート94に接続
されている。103は気化器16におけるパワー
バルブで、そのパワーピストン室104は通路1
05を介して前記温度感知弁91のポート95に
接続されている。106はスロツトル弁38に対
するダツシユポツトで、該ダツシユポツト106
は、オリフイス107と逆止弁108とを並設し
て成る遅延機構109を有する通路110を介し
て、スロツトル弁38の閉位置より稍下流側の部
位に設けたポート111に接続されると共に、逆
止弁112付き通路113を介して前記温度感知
弁91のポート95に接続されている。また、排
圧調整弁25と還流制御弁18のダイヤフラム室
23とをつなぐ通路35には、前記温度感知弁9
1のポート95を逆止弁114付き通路115を
介して接続することにより、機関が所定の温度に
暖まるまでの間は、スロツトル弁38を如何様に
開閉操作しても還流制御弁18のダイヤフラム室
23には負圧が作用せず、従つて還流制御弁18
の弁体22は常閉で排気ガスの還流は行なわれな
いように構成されている。
冷却水通路92、潤滑油通路(図示せず)、シリ
ンダヘツド3又はシリンダブロツク2等に取付い
て機関の温度に関連する温度感知弁で、該温度感
知弁91は、4つのポート93,94,95,9
6を備え、機関の温度が所定の温度(通常運転時
の温度、例えば冷却水温で80〜90℃)より適宜低
いある温度(例えば冷却水温で30〜60℃)に暖ま
るまではポート94,95,96を相互に連通し
ているが、前記のある温度まで暖まるとポート9
3,94を連通する一方、ポート95,96を連
通し、そして、所定の温度に暖まれば、ポート9
3,94,95を相互に連通するよう切換わるよ
うに構成され、ポート93は通路97を介して吸
気マニホールド15のポート98に、ポート96
は通路99を介してエアクリーナ17のクリーン
サイド等の大気連通箇所に各々接続されている。
100はチヨーク弁101に対するチヨークブレ
ーカで、該チヨークブレーカ100は通路102
を介して前記温度感知弁91のポート94に接続
されている。103は気化器16におけるパワー
バルブで、そのパワーピストン室104は通路1
05を介して前記温度感知弁91のポート95に
接続されている。106はスロツトル弁38に対
するダツシユポツトで、該ダツシユポツト106
は、オリフイス107と逆止弁108とを並設し
て成る遅延機構109を有する通路110を介し
て、スロツトル弁38の閉位置より稍下流側の部
位に設けたポート111に接続されると共に、逆
止弁112付き通路113を介して前記温度感知
弁91のポート95に接続されている。また、排
圧調整弁25と還流制御弁18のダイヤフラム室
23とをつなぐ通路35には、前記温度感知弁9
1のポート95を逆止弁114付き通路115を
介して接続することにより、機関が所定の温度に
暖まるまでの間は、スロツトル弁38を如何様に
開閉操作しても還流制御弁18のダイヤフラム室
23には負圧が作用せず、従つて還流制御弁18
の弁体22は常閉で排気ガスの還流は行なわれな
いように構成されている。
この構成において、機関が始動後に所定の温度
に暖まつた状態において、スロツトル弁38が閉
位置のアイドリング運転では、気化器16におけ
る各ポート39,64,42はいずれもスロツト
ル弁38より上流側に位置して略大気圧になるの
で、還流制御弁18は作動せず、従つて排気ガス
の還流は行なわれないと共に、メインエアブリー
ド46における各エアブリードポート47a,4
7b,47cのうち任意の1つのエアブリードポ
ート47cへの空気導入通路48中の空燃比制御
弁49におけるダイヤフラム室52も大気圧にな
つてその弁体51が通路を閉じて、メインエアブ
リード46のエアブリードポート47cへの空気
の導入を行なわないので、アイドリング運転では
空気の加算はなく、従つて燃焼室5への吸気混合
気の空燃比は、過剰なリーン化はなく気化器16
に予め設定した理論空燃比(14〜16)となり、安
定したアイドリング運転が確保される。
に暖まつた状態において、スロツトル弁38が閉
位置のアイドリング運転では、気化器16におけ
る各ポート39,64,42はいずれもスロツト
ル弁38より上流側に位置して略大気圧になるの
で、還流制御弁18は作動せず、従つて排気ガス
の還流は行なわれないと共に、メインエアブリー
ド46における各エアブリードポート47a,4
7b,47cのうち任意の1つのエアブリードポ
ート47cへの空気導入通路48中の空燃比制御
弁49におけるダイヤフラム室52も大気圧にな
つてその弁体51が通路を閉じて、メインエアブ
リード46のエアブリードポート47cへの空気
の導入を行なわないので、アイドリング運転では
空気の加算はなく、従つて燃焼室5への吸気混合
気の空燃比は、過剰なリーン化はなく気化器16
に予め設定した理論空燃比(14〜16)となり、安
定したアイドリング運転が確保される。
また、スロツトル弁38を全開しての全負荷域
においても、還流制御弁18は作動せず、排気ガ
スの還流を行なわないと共に、メインエアブリー
ド46におけるエアブリードポート47cへの空
気の導入が停止し、且つパワーバルブ103の作
動によつて、出力空燃比が確保される。
においても、還流制御弁18は作動せず、排気ガ
スの還流を行なわないと共に、メインエアブリー
ド46におけるエアブリードポート47cへの空
気の導入が停止し、且つパワーバルブ103の作
動によつて、出力空燃比が確保される。
そして、前記アイドリング運転の状態からスロ
ツトル弁38を開いての加速に際しては、第1ポ
ート39及び第2ポート64の負圧が大きくな
り、第1ポート39の負圧は第3ポート42箇所
の負圧との平均値に補正されて時間的に殆んど遅
れなく排圧調整弁25の大気連通室26に伝達さ
れる一方、第2ポート64の負圧は通路68中の
遅延機構67におけるオリフイス66によつて時
間的に遅れを持つて還流制御手段54のダイヤフ
ラム室59に伝達される。従つて、機関の加速に
際しては、先づ第1ポート39の負圧が排圧調整
弁25の大気連通室26に伝わり、排気圧が高く
なつてそのダイヤフラム28が大気連通管32を
閉じ、大気連通室32の負圧が通路35を介して
還流制御弁18のダイヤフラム室23に作用する
から、その弁体22は開いて排気ガスが吸気系に
還流される。この時点から前記遅延機構67の設
定時間が経過して、機関が略定速回転に移つた時
点で、第1ポート39と略同じ位置の第2ポート
64における負圧が還流制御手段54のダイヤフ
ラム室59に伝達され、その弁体57がばね60
に抗してポート56を開くことにより、還流制御
弁18のダイヤフラム室23に大気が導入されて
その弁体22が閉作動し、排気ガスの還流がカツ
トされる。
ツトル弁38を開いての加速に際しては、第1ポ
ート39及び第2ポート64の負圧が大きくな
り、第1ポート39の負圧は第3ポート42箇所
の負圧との平均値に補正されて時間的に殆んど遅
れなく排圧調整弁25の大気連通室26に伝達さ
れる一方、第2ポート64の負圧は通路68中の
遅延機構67におけるオリフイス66によつて時
間的に遅れを持つて還流制御手段54のダイヤフ
ラム室59に伝達される。従つて、機関の加速に
際しては、先づ第1ポート39の負圧が排圧調整
弁25の大気連通室26に伝わり、排気圧が高く
なつてそのダイヤフラム28が大気連通管32を
閉じ、大気連通室32の負圧が通路35を介して
還流制御弁18のダイヤフラム室23に作用する
から、その弁体22は開いて排気ガスが吸気系に
還流される。この時点から前記遅延機構67の設
定時間が経過して、機関が略定速回転に移つた時
点で、第1ポート39と略同じ位置の第2ポート
64における負圧が還流制御手段54のダイヤフ
ラム室59に伝達され、その弁体57がばね60
に抗してポート56を開くことにより、還流制御
弁18のダイヤフラム室23に大気が導入されて
その弁体22が閉作動し、排気ガスの還流がカツ
トされる。
前記加速運転頭初における排気ガス還流時に
は、気化器16のメインエアブリード46におけ
る1つのエアブリードポート47cへの空気導入
通路48中に設けた空燃比制御弁49のダイヤフ
ラム室52に負圧が伝わらず、該空燃比制御弁4
9は通路を閉じているので、エアブリードポート
47cからの空気の導入はない。従つてメインノ
ズル44からの燃料供給量は、エアブリードポー
ト47cに空気が導入されている場合よりも多く
なる。しかし、気化器16のベンチユリーを通る
吸入空気量は、排気ガスの還流を行なわない場合
よりも吸気系に排気ガスを還流する量だけ低減
し、この吸入空気に比例した燃料の供給が行なわ
れるので、排気ガスを還流したあとの混合気の空
燃比、つまり、燃焼室5への吸気混合気の空燃比
は、エアブリードポート47cに空気を導入する
場合におけるリーン空燃比(16〜19)に保持され
るのであり、また、この排気ガス還流時における
点火栓8の点火時期は、第2ポート64の負圧に
よつて排気ガス還流時における最適点火時期に近
い値に進角制御されるのである。
は、気化器16のメインエアブリード46におけ
る1つのエアブリードポート47cへの空気導入
通路48中に設けた空燃比制御弁49のダイヤフ
ラム室52に負圧が伝わらず、該空燃比制御弁4
9は通路を閉じているので、エアブリードポート
47cからの空気の導入はない。従つてメインノ
ズル44からの燃料供給量は、エアブリードポー
ト47cに空気が導入されている場合よりも多く
なる。しかし、気化器16のベンチユリーを通る
吸入空気量は、排気ガスの還流を行なわない場合
よりも吸気系に排気ガスを還流する量だけ低減
し、この吸入空気に比例した燃料の供給が行なわ
れるので、排気ガスを還流したあとの混合気の空
燃比、つまり、燃焼室5への吸気混合気の空燃比
は、エアブリードポート47cに空気を導入する
場合におけるリーン空燃比(16〜19)に保持され
るのであり、また、この排気ガス還流時における
点火栓8の点火時期は、第2ポート64の負圧に
よつて排気ガス還流時における最適点火時期に近
い値に進角制御されるのである。
前記排気ガス還流の開始から遅延機構67の設
定時間が経過して、第2ポート64の負圧が還流
制御手段54のダイヤフラム室59に伝達して、
排気ガスの還流がカツトされると同時に、第2ポ
ート64の負圧が空燃比制御弁49のダイヤフラ
ム室52に伝達されて、当該空燃比制御弁49の
弁体51が開くことによつて、気化器16のメイ
ンエアブリード46における1つのエアブリード
ポート47cに空気が供給される。これによりメ
インノズル44からの燃料供給量は、エアブリー
ドポート47cに空気が入つて来る分だけ少なく
なる一方、気化器16のベンチユリーには、排気
ガスの還流時よりも還流排気ガス量に相当する分
だけ多い吸入空気が流通し、この吸入空気量に比
例した燃料供給が行なわれるので、排気ガスの還
流カツト時における吸気混合気の空燃比は、エア
ブリードポート47cに空気を導入する場合のリ
ーン空燃比、つまり前記排気ガスの還流時におけ
るリーン空燃比(16〜19)と略同じ値に保持され
ると同時に、また、この排気ガスの還流カツト時
における点火時期も、還流カツトによる遅角もな
く第2ポート64の負圧によつて、排気ガスの還
流時と同じように進角制御され続け、点火時期の
進角制御は排気ガスの還流の有無を通じて同じよ
うに行なわれるのである。
定時間が経過して、第2ポート64の負圧が還流
制御手段54のダイヤフラム室59に伝達して、
排気ガスの還流がカツトされると同時に、第2ポ
ート64の負圧が空燃比制御弁49のダイヤフラ
ム室52に伝達されて、当該空燃比制御弁49の
弁体51が開くことによつて、気化器16のメイ
ンエアブリード46における1つのエアブリード
ポート47cに空気が供給される。これによりメ
インノズル44からの燃料供給量は、エアブリー
ドポート47cに空気が入つて来る分だけ少なく
なる一方、気化器16のベンチユリーには、排気
ガスの還流時よりも還流排気ガス量に相当する分
だけ多い吸入空気が流通し、この吸入空気量に比
例した燃料供給が行なわれるので、排気ガスの還
流カツト時における吸気混合気の空燃比は、エア
ブリードポート47cに空気を導入する場合のリ
ーン空燃比、つまり前記排気ガスの還流時におけ
るリーン空燃比(16〜19)と略同じ値に保持され
ると同時に、また、この排気ガスの還流カツト時
における点火時期も、還流カツトによる遅角もな
く第2ポート64の負圧によつて、排気ガスの還
流時と同じように進角制御され続け、点火時期の
進角制御は排気ガスの還流の有無を通じて同じよ
うに行なわれるのである。
このように、燃料室5への吸気混合気の空燃比
を、排気ガスの還流の有無を通じて略同じ値のリ
ーン空燃比(16〜19)に制御するには、吸気系へ
の排気ガスの還流率(吸気系への排気ガスの還流
量を、気化器のベンチユリーを通る吸入空気量で
割つた値)は、10〜20%にすべきであり、空燃比
が略16〜19のリーン混合気の迅速な着火燃焼は、
燃焼室5に複数のトーチ孔7付き副室カツプ6を
設けることによつて、確実に達成できるのであ
り、また、スロツトル弁38を開いた状態で且つ
排気ガス還流カツト時における空燃比は、排気ガ
ス還流時と略同様のリーンで、その燃焼は排気ガ
ス還流と略同様に緩慢であるから、スロツトル弁
38を開いた状態で且つ排気ガス還流カツト時に
おける点火時期を、排気ガス還流時における点火
時期と同じように進角制御しても、ノツキングを
起さず最適点火時期に近づけることができるので
ある。
を、排気ガスの還流の有無を通じて略同じ値のリ
ーン空燃比(16〜19)に制御するには、吸気系へ
の排気ガスの還流率(吸気系への排気ガスの還流
量を、気化器のベンチユリーを通る吸入空気量で
割つた値)は、10〜20%にすべきであり、空燃比
が略16〜19のリーン混合気の迅速な着火燃焼は、
燃焼室5に複数のトーチ孔7付き副室カツプ6を
設けることによつて、確実に達成できるのであ
り、また、スロツトル弁38を開いた状態で且つ
排気ガス還流カツト時における空燃比は、排気ガ
ス還流時と略同様のリーンで、その燃焼は排気ガ
ス還流と略同様に緩慢であるから、スロツトル弁
38を開いた状態で且つ排気ガス還流カツト時に
おける点火時期を、排気ガス還流時における点火
時期と同じように進角制御しても、ノツキングを
起さず最適点火時期に近づけることができるので
ある。
なお、空燃比制御弁49は、排気ガスのカツト
制御時において適宜時間間隔で開閉を繰り返すい
わゆる断続開閉することによつて空燃比を制御す
るようにしても良く、メインエアブリード46の
エアブリードポート47cへの空気導入量を、排
気ガス還流量に反比例してアナログ的な増減制御
をするようにしても良い。
制御時において適宜時間間隔で開閉を繰り返すい
わゆる断続開閉することによつて空燃比を制御す
るようにしても良く、メインエアブリード46の
エアブリードポート47cへの空気導入量を、排
気ガス還流量に反比例してアナログ的な増減制御
をするようにしても良い。
また、前記実施例は、空燃比の制御手段として
気化器16におけるメインエアブリード46にお
ける任意の少なくとも1つのエアブリードポート
47cへの空気の導入によつて行なう場合を示し
たが、本発明はこれに限らず、気化器16におけ
るメイン通路45を、排気ガスの還流カツト又は
低減制御に応動して断続開閉又は絞り調節するこ
とによつて空燃比を制御したり、或いは吸気マニ
ホールド15に2点鎖線で示すように空気供給通
路116を接続し、吸気系への排気ガス還流のカ
ツト又は低減制御に応動して、吸気系に排気ガス
還流のカツト又は低減量に見合う量の空気を供給
することによつて、空燃比の制御を行なうなど、
他の手段を用いても良いのであり、また、吸気系
への排気ガスの還流によつて吸気混合気中の酸素
濃度は低下する一方、一酸化炭素濃度は上昇する
ことから、吸気マニホールド又は吸気ポートに酸
素濃度センサー又は一酸化炭素濃度センサーを設
けて、排気ガスの還流のカツト又は低減制御を検
出し、これによつて前記空燃比制御手段を作動す
るようにしても良く、更に本発明は、燃料噴射式
の内燃機関に対しても適用できることはいうまで
もない。
気化器16におけるメインエアブリード46にお
ける任意の少なくとも1つのエアブリードポート
47cへの空気の導入によつて行なう場合を示し
たが、本発明はこれに限らず、気化器16におけ
るメイン通路45を、排気ガスの還流カツト又は
低減制御に応動して断続開閉又は絞り調節するこ
とによつて空燃比を制御したり、或いは吸気マニ
ホールド15に2点鎖線で示すように空気供給通
路116を接続し、吸気系への排気ガス還流のカ
ツト又は低減制御に応動して、吸気系に排気ガス
還流のカツト又は低減量に見合う量の空気を供給
することによつて、空燃比の制御を行なうなど、
他の手段を用いても良いのであり、また、吸気系
への排気ガスの還流によつて吸気混合気中の酸素
濃度は低下する一方、一酸化炭素濃度は上昇する
ことから、吸気マニホールド又は吸気ポートに酸
素濃度センサー又は一酸化炭素濃度センサーを設
けて、排気ガスの還流のカツト又は低減制御を検
出し、これによつて前記空燃比制御手段を作動す
るようにしても良く、更に本発明は、燃料噴射式
の内燃機関に対しても適用できることはいうまで
もない。
以上の通り本発明は、燃料の供給量を、吸気混
合気の空燃比が略理論空燃比になるように設定
し、且つ、吸気系と排気系との間に排気ガスの一
部を吸気系に還流するようにした排気ガス還流シ
ステムを備えた内燃機関において、排気ガス還流
のカツト又は低減制御時における空燃比を、空燃
比制御手段によつて排気ガス還流時におけるリー
ン空燃比と略同じ値にするもので、燃焼室への吸
気混合気の空燃比を、排気ガス還流の有無に拘わ
らず略一定にすることができるから、排気系にお
ける空燃比の変動がなく、従つて、排気ガスを簡
単な酸化触媒又は三元触媒によつて、効率良く浄
化することができると共に、排気ガス還流のカツ
ト又は低減制御時において燃料を節約することが
できるのである。
合気の空燃比が略理論空燃比になるように設定
し、且つ、吸気系と排気系との間に排気ガスの一
部を吸気系に還流するようにした排気ガス還流シ
ステムを備えた内燃機関において、排気ガス還流
のカツト又は低減制御時における空燃比を、空燃
比制御手段によつて排気ガス還流時におけるリー
ン空燃比と略同じ値にするもので、燃焼室への吸
気混合気の空燃比を、排気ガス還流の有無に拘わ
らず略一定にすることができるから、排気系にお
ける空燃比の変動がなく、従つて、排気ガスを簡
単な酸化触媒又は三元触媒によつて、効率良く浄
化することができると共に、排気ガス還流のカツ
ト又は低減制御時において燃料を節約することが
できるのである。
しかも、前記のように排気ガス還流のカツト又
は低減制御時における空燃比を、空燃比制御手段
によつて排気ガス還流時におけるリーン空燃比と
略同じ値にすることに加えて、排気ガスの還流時
における点火時期を、そのときにおける最適点火
時期に近付けるように制御する一方、排気ガス還
流のカツト又は低減制御時における点火時期を、
排気ガスの還流時と同様に最適点火時期に近付け
るもので、これにより内燃機関の出力を、排気ガ
ス還流の有無に拘わらず向上できるから、前記排
気ガス還流のカツト又は低減制御時における燃料
の節約と相俟つて、内燃機関における燃料消費量
を大幅に低減できるのである。
は低減制御時における空燃比を、空燃比制御手段
によつて排気ガス還流時におけるリーン空燃比と
略同じ値にすることに加えて、排気ガスの還流時
における点火時期を、そのときにおける最適点火
時期に近付けるように制御する一方、排気ガス還
流のカツト又は低減制御時における点火時期を、
排気ガスの還流時と同様に最適点火時期に近付け
るもので、これにより内燃機関の出力を、排気ガ
ス還流の有無に拘わらず向上できるから、前記排
気ガス還流のカツト又は低減制御時における燃料
の節約と相俟つて、内燃機関における燃料消費量
を大幅に低減できるのである。
また、本発明によれば、点火時期の進角特性
は、排気ガス還流の有無を通じて変らず、換言す
れば進角特性を、排気ガスの還流制御に応動して
変更する必要がないから、その進角制御が簡単で
ある効果を有する。
は、排気ガス還流の有無を通じて変らず、換言す
れば進角特性を、排気ガスの還流制御に応動して
変更する必要がないから、その進角制御が簡単で
ある効果を有する。
図は本発明の実施例を示す図である。
1……内燃機関、5……燃焼室、11……排気
通路、12……排気ガス浄化装置、15……吸気
マニホールド、16……気化器、17……エアク
リーナ、20,21……排気ガス還流通路、18
……還流制御弁、25……排圧調整弁、44……
メインノズル、46……メインエアブリード、4
7a,47b,47c……エアブリードポート、
48……空気導入通路、49……空燃比制御弁、
54……還流制御手段、67……遅延機構、69
……デイストリビユータ、71……ブレーカープ
レート、74……メイン負圧進角機構、73……
サブ負圧進角機構。
通路、12……排気ガス浄化装置、15……吸気
マニホールド、16……気化器、17……エアク
リーナ、20,21……排気ガス還流通路、18
……還流制御弁、25……排圧調整弁、44……
メインノズル、46……メインエアブリード、4
7a,47b,47c……エアブリードポート、
48……空気導入通路、49……空燃比制御弁、
54……還流制御手段、67……遅延機構、69
……デイストリビユータ、71……ブレーカープ
レート、74……メイン負圧進角機構、73……
サブ負圧進角機構。
Claims (1)
- 1 燃料の供給量を、吸気混合気の空燃比が略理
論空燃比になるように設定し、且つ、吸気系と排
気系との間に排気ガスの一部を吸気系に還流する
ようにした排気ガス還流システムを備えた内燃機
関において、その吸気系には、前記排気ガス還流
システムによる排気ガスの還流カツト又は還流低
減時における空燃比を、排気ガスの還流によつて
リーンになつた空燃比と略等しい値に制御するよ
うにした空燃比制御手段を設ける一方、前記内燃
機関における点火系には、排気ガス還流時におけ
る点火時期を、排気ガスを還流を行つた場合にお
ける最適点火時期に近付けるように制御すると共
に、排気ガスの還流カツト又は還流低減時におけ
る点火時期を、前記排気ガス還流時における点火
時期と略同じ値に制御するようにした点火時期制
御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の燃焼
制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2362680A JPS56121841A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Combustion control system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2362680A JPS56121841A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Combustion control system for internal combustion engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56121841A JPS56121841A (en) | 1981-09-24 |
JPS6230289B2 true JPS6230289B2 (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=12115799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2362680A Granted JPS56121841A (en) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | Combustion control system for internal combustion engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56121841A (ja) |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP2362680A patent/JPS56121841A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56121841A (en) | 1981-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4027478A (en) | Multiple-cylinder internal combustion engine | |
US4414953A (en) | Internal combustion engine with exhaust gas recycling system | |
US4519355A (en) | Method of control of internal combustion engine variable swirl air-fuel intake system with direct and helical intake passages | |
US6997160B2 (en) | Control device for an internal combustion engine | |
JPS6128033Y2 (ja) | ||
JPS6230289B2 (ja) | ||
US4411241A (en) | Method of controlling EGR for internal combustion engines | |
JPS6012944Y2 (ja) | 内燃機関の点火時期制御装置 | |
JPS6233420B2 (ja) | ||
JPS624532B2 (ja) | ||
US4250707A (en) | Exhaust emission control system for internal combustion engines | |
JPH0243026B2 (ja) | ||
JPS5913343Y2 (ja) | 車両用内燃機関 | |
JPS6318765Y2 (ja) | ||
JPH04330320A (ja) | エアサクションシステム | |
JPS5823977Y2 (ja) | 排気還流装置 | |
JPS6380055A (ja) | エンジンの燃料供給装置 | |
JP2638872B2 (ja) | 車速制御時の点火時期制御装置 | |
JPS5840284Y2 (ja) | 空燃比制御装置付気化器 | |
JPS6029651Y2 (ja) | 内燃機関の排出ガス浄化装置 | |
JPS6214366Y2 (ja) | ||
JPS587811B2 (ja) | 内燃機関の気体噴射装置 | |
JPS6120270Y2 (ja) | ||
JPS5815643Y2 (ja) | デイ−ゼルエンジンの補助燃料供給装置 | |
CA1052646A (en) | Fuel control system for an internal combustion engine |