JPS6230094A - Ｉｃカ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はＩＣカードに関し、特にその電極部の保護に
関するものである。

〔従来の技術〕

ここでＩＣカードとは、従来の磁気ストライブ付カード
等に代わって用いられるものであり、カードの基体内に
メモリＩＣやＣＰＵその他の半導体片を内蔵し、従来の
磁気ストライブ付カードに比べて数桁以上の大容量の記
憶能力を持たせることができるほか、任意の演算機能を
持たせることができるものである。

第５図はこのようなＩＣカードの要部を示す断面構成図
であり、図において、６はガラスエポキシ等の樹脂を成
形してなるカード基体、２はこのカード基体６内に収納
されたプリント基板、１０はこの基板２上に固着された
ＩＣモジュールであり、これはメモリＩＣ及びＣＰＵ等
のＩＣチップ１、配線３．及び上記ＩＣチップ１と配線
３とを樹脂封止するプリコート部４からなっている。ま
た、５ａ、５ｂは上記カード基体６の両面に形成された
ラミネートフィルム、７はカード読取り機（以下リーグ
と記す）の電極と接続されるカード電極部である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来のＩＣカードにおいては、カード電極
７が外部に露出して設けられており、そのため電極７に
ほこり、油、水等が付着して汚れやすく、これにより接
触不良を起こして誤動作するという問題があった。また
上記端子７を、静電気を帯びた人が触れた場合、内部の
ＩＣチップが静電破壊する恐れがあるという問題があっ
た。

本発明は、かかる従来の問題点を解消するためになされ
たもので、カードの電極を物理的、化学的、電気的に保
護でき、信頼性を向上できるＩＣカードを提供すること
を目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＩＣカードは、電極をカード基体の内部
に埋設するともに、該電極の一部が外部へ露出するよう
カード基体に凹部を設け、その凹部に上記電極を外部と
遮断するための弾性体を設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、弾性体により電極が外部のほこり
、水、静電気等から保護され、使用時には上記弾性体が
り−ダミ極の押圧により収縮し一１該リーグ電極とカー
ド電極とを接触せしめる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカードの電極部断
面を示し、図において、２はＩＣチップの搭載された基
板、７はこの基板２上に形成された電極であり、この各
電極７の中央部及びこれに対応した基板２の一部には孔
が形成されている。そしてこれらの電極７及び基板２は
カード基体６の内部に埋設されている。６ａはカード基
体６に、上記電極７及び基板２の孔に対応して設けられ
た凹部であり、この凹部６ａには、上記電極７の一部が
露出している。また１１は上記凹部６ａ内に設けられた
絶縁性のゴムキャンプ（弾性体）であり、これは第２図
の平面図で示すように、各電極部（凹部６ａ）のそれぞ
れに設けられている。なお、上記電極７の凹部６ａに露
出した部分は、エツジのないよう丸みが施されている。

次に作用効果について説明する。

このＩＣカードにおいては、通常時、即ちリーグに挿入
されていないときは第１図に示すように、ゴムキャップ
１１によって電極７が外部と遮断されており、従って電
極７はほこりや水等から保護されている。そしてカード
が図示しないリーダに挿入されると、第３図で示すよう
に、上記カード電極７に対応して設けられたり−ダミ極
１２が図中矢印Ａで示すように下降し、カードのゴムキ
ャンプ１１を押圧する。これによりゴムキャンプ１１は
弾性変形し、凹部６ａに露出したカード電極７と下降し
てきたリーグ電極１２とが接触することとなる。

そしてカードの情報の読取り等が終了すればり−ダミ極
１２は上昇し、上記ゴムキャンプ１１はその弾性力によ
り第１図で示すような状態に復帰し、カードの電極７を
外部と遮断してこれを保護する。

このような本実験例では、通常状態、即ちカードを使用
していないときは電極７はゴムキャンプ１１により外部
と遮断されているので、該電極７にほこり、水、油等が
付着するのを防止できる。

また、静電気を帯びた人がこのＩＣカードを持っても、
該静電気によって内部のＩＣチップが破壊されるような
こともない。またカードの読取りに際しては、上記ゴム
キャップ１１は容易に弾性変形するので、単にリーグ電
極１２をカード電極部に押し込むだけでよ（、読取りを
非常に簡単に行うことができる。

第４図は本発明の他の実施例を示し、電極７の保護のた
めの弾性体としてスポンジを使用したものである。この
ような実施例によっても上記実施例と同様の効果が得ら
れる。またこの第４図で示すように、本発明は基板なし
で電極のみが設けられているような場合にも上記実施例
と同様に適用できるのは勿論である。なおこの場合も、
凹部に突出する電極の接点部分７ａは丸みを施しておく
必要がある。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、電極をカード基体内部
に設けるとともに、該カード基体に上記電極が一部露出
する凹部を設け、その凹部に弾性体を装着して上記電極
を外部と遮断するようにしたので、電極を物理的、化学
的、電気的に保護することができ、信頼性の向上したＩ
Ｃカードを得ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカードの要部断面
図、第２図は該ＩＣカードの平面図、第３図はリーダ電
極との接触の様子を示す断面図、第４図は本発明の他の
実施例を示す図、第５図は従来のＩＣカードの断面図で
ある。 ■−・ＩＣチップ、６・−カード基体、６ａ・・・・凹
部、７・−・カード電極、１１−ゴムキャップ（弾性体
）、１２−リーダ電極、１３−・スポンジ（弾性体）。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カード基体内にＩＣチップを内蔵してなるＩＣカ
   ードにおいて、 上記カード基体の一部に設けられた凹部と、上記カード
   基体内にその一部が上記凹部に露出するよう設けられた
   電極と、 上記凹部に設けられ通常上記電極を外部と遮断する弾性
   体とを備え、 上記弾性体はカード読取り装置の電極により押圧されて
   収縮し、上記電極と上記読取り装置電極とを接触せしめ
   るものであることを特徴とするＩＣカード。
2. （２）上記弾性体は絶縁性材料からなることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のＩＣカード。