JPS6242891A

JPS6242891A - Ｉｃカ−ド

Info

Publication number: JPS6242891A
Application number: JP60183246A
Authority: JP
Inventors: 小鯛　正二郎; 藤井　範秋; 文明馬場
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-08-20
Filing date: 1985-08-20
Publication date: 1987-02-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明はＩＣカードに関し、特にその電極端子部の保
護に関するものである。

〔従来の技術〕

ここでＩＣカードとは、従来の磁気ストライブ付カード
等に代わって用いられるものであり、カードの本体内に
メモリＩｃやＣＰＵその他の半導体素子を内蔵し、従来
の磁気ストライプ付カードに比べて数桁以上の大容量の
記憶能力を持たせることができるほか、任意の演算機能
を持たせることができるものである。

第５図はこのようなＩＣカードの要部を示す断面構成図
であり、図において、６はガラスエポキシ等の樹脂を成
形してなるカード本体、２ば該カード本体６内に収納さ
れたプリント基板、２０ばこの基板２上に固着されたＩ
Ｃモジュールであり、これはメモリＩＣ及びＣＰＵ等の
ＩＣチップ１、配線３、及び上記ＩＣチップ１と配線３
とを樹脂封止するプリコート部４からなっている。また
５ａ、５ｂは上記カード本体６の両面に形成されたラミ
ネートフィルム、７はカード読取装置（リーグ）側の電
極と接続される電極端子である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のＩＣカードは以上のように構成されており、電極
端子が外部に露出して設けられているので、該端子は汚
損し易く、接触不良を起こして誤動作するという問題点
があった。また、上記端子を静電気を帯びた人が触れた
場合、内部のｒｃチップが静電破壊する恐れがあるなど
の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、端子の汚損及びＩＣカードの静電破壊を防止
し、信頼性の高いＩＣカードを提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るＩＣカードは、電極端子部」二に、該電
極端子部を覆うようあるいは露出するようシャッタを摺
動自在に設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、通常時はシャッタが電極端子部上
を覆っているから、該シャッタにより端子部の汚損及び
ＩＣチップの静電破壊が防ｌにされ、カード使用時には
該シャッタが開けられ電極端子部が露出し、該端子部は
カード読取り装置側の端子と電気的に接続される。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカードの平面図、
第２図その要部拡大断面図、第３図はばね取付部分の拡
大断面図であり、本実施例のＩＣカードはこれらの図で
示すように２面貼り合わせ構造となっている。図におい
て、６ａ、６ｂばカード本体、２ａ、２ｂはＩＣチップ
が実装されたプリント基板であり、この基板２ａ、２ｂ
は上記カード本体６ａ、５ｂ内部に埋設されている。１
０は基板２ａ、２ｂの電極端子部上に設けられたシャッ
タであり、これは第４図に拡大して示すように、基板２
ａとカード本体６ａとの間に形成された溝１３．及び後
述するガイド１４に沿って摺動自在となっている。ｌｌ
ａ、ｌｌｂは上記シャッタ１０ａ、１０ｂ上に設けられ
た突起、１４は」−記カード本体６に形成されたシャッ
タ１０のスライド時のガイド、１２は上記シャッタ１０
ａ、ＩＱｂを、これらが電極端子部上に復帰する方向に
付勢するばねであり、このばね１２は第３図に示すよう
に上、下のシャッタｔｏａ、１０ｂを同時に上記方向に
付勢するよう設けられている。７ａ。

７ｂは電極端子である。

次に作用効果について説明する。

上記構成になるＩＣカードは、通常時、即ちリーダに挿
入されていない時はシャッタ１０ａ、１０ｂばばね１２
によって閉状態となっており、電極端子７ａ、７ｂを露
出させずに外部のほこり等から保護している。そして、
カードがリーグのコネクタ（第１図の２点鎖線で示す）
に挿入されると、シャック１０ａ、１０ｂ上に設けた突
起１１ａ、Ｉｌｂがコネクタに当接してシャッタ１０ａ
。

１０ｂがカード本体６に対して相対的に後退し、該シャ
ッタ１．Ｏａ、１０ｂは開状態となり、電極端子７ａ、
７ｂは外部に露出する（第１図に示す状態）。この状態
でリーダ例のコネクタの電極端子が上記カードの電極端
子７ａ、７ｂに接触し、信号の授受が行なわれる。

このような本実施例では、スライド式のシャッタ１０ａ
、１０ｂを設け、しかもこのシャッタ１０ａ、１０ｂを
ばね１２により自動的に端子部−にに位置せしめるよう
にしたので、これにより電極端子７ａ、７ｂを汚損から
保護することができ、カードの誤動作及び電極端子部の
腐食などを防止することができる。また、静電気を帯び
た人がこのｒｃカードを持っても、直接電極端子７ａ、
７ｂに触れることはなく、従って、内部のＩＣチップが
静電破壊することもない。

なお、上記実施例では、カード本体の両面にシャッタを
設けたものについて示したが、これは片面のみに設けて
も良い。

また、」二記実施例では、シャッタ上に突起を設げたも
のについて説明したが、これはシャッタの厚みを増して
シャッタ自身が突起を兼ねるようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、端子部上をスライドす
るシャッタを設けたので、簡単な構造で端子部の汚損及
びＩＣチップの静電破壊を防止でき、信頼性の高いＩＣ
カードが得られる効果かある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるＩＣカードの平面図、
第２図はその要部拡大断面図、第３図は同じくばね取付
部分の拡大断面図、第４図は同じく溝部分の拡大断面図
、第５図は従来のｒｃカードの断面図である。２ａ、２ｂ・・・プリント基板、６ａ、６ｂ・・・カー
ド本体、７ａ、７ｂ・＝電極端子、１０ａ、１０ｂ・・
・シャッタ、１．１ａ、ｌｌｂ・・・突起、１２・・・
ばね、１３・・・溝、１４・・・ガイド。なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）その上にＩＣチップが実装されカード本体に埋設
された基板と、該基板に設けられた電極端子部と、上記カード本体に上記電極端子部を覆うようあるいは露
出するよう摺動自在に設けられたシャッタとを備えたこ
とを特徴とするＩＣカード。
（２）上記電極端子部及びシャッタはカードの片面にの
み設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載のＩＣカード。
（３）上記電極端子部及びシャッタはカードの両面に設
けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載のＩＣカード。
（４）上記シャッタはカード本体内部に設けられ該シャ
ッタを上記端子部上に付勢するばねによって上記電極端
子部を覆っており、かつ該シャッタは、カード読取装置
に挿入されたとき該シャッタの外表面に設けられた突起
が上記読取り装置の突起と当接して上記電極端子部を露
出せしめるものであることを特徴とする特許請求の範囲
第１項ないし第３項のいずれかに記載のＩＣカード。
（５）上記カードの両面に設けられたシャッタは同一の
ばねによって上記電極端子部上に付勢されていることを
特徴とする特許請求の範囲第３項記載のＩＣカード。
（６）上記シャッタは上記カード本体と上記基板との間
に形成される溝をガイドとして摺動するものであること
を特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第５項のいず
れかに記載のＩＣカード。