JPS6229930Y2 - - Google Patents

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JPS6229930Y2
JPS6229930Y2 JP14475183U JP14475183U JPS6229930Y2 JP S6229930 Y2 JPS6229930 Y2 JP S6229930Y2 JP 14475183 U JP14475183 U JP 14475183U JP 14475183 U JP14475183 U JP 14475183U JP S6229930 Y2 JPS6229930 Y2 JP S6229930Y2
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JP
Japan
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test piece
test
divided
cores
tensile
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JP14475183U
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JPS6051450U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、室温及び高温での管材の円周方向の
強さを求める試験、例えば引張試験、クリープ試
験、クリープ破断試験及び疲労試験等において、
管材の引張試験用治具に関する。
従来の管材の円周方向の引張試験用治具を第1
図及び第2図について説明する。
図において、1は試験用管材が輪切りにされた
試験片である。同試験片1は、同一円周上で相対
する供試部分1a,1bの管軸方向断面積が、同
一円周上で相対する残りの未供試部分1c,1d
の管軸方向の断面積よりも小さくなる如く加工さ
れている。2,3は上記試験片1の内周面にほぼ
接する如く挿通され軸心部で半円状に二分割され
た中子である。二分割された半円状の中子2,3
の中央部にはそれぞれピン穴2a,3aが穿設さ
れている。同ピン穴2a,3aに嵌挿されたピン
6,7を介して、上記中子2,3は、同中子2,
3の分割面が互に離れる如くそれぞれ相反する方
向に引張る引張治具4,5の一端に連結されてい
る。さらに同引張治具4,5の他端は、同引張治
具4,5と中子2,3を介して、上記試験片1に
引張荷重Wを加える図示省略の負荷装置に連結さ
れている。
従来の治具は、ここのように構成されているの
で、軸心部で二分割された中子2,3を試験片1
の内周面にほぼ接する如く挿通し、同中子2,3
を分割面が互に離れる如くそれぞれ相反する方向
に引張治具4,5とピン6,7及び図示省略の負
荷装置を介して引張ると、二分割された中子2,
3の外周部2d,3dは上記試験片1のほぼ全内
周面に接触し、同中子2,3には互に逆方向の力
が作用する。その結果、試験片1には円周方向に
沿つて引張荷重Wが負荷される。この場合、試験
片1の同一円周上で相対する供試部分1a,1b
には、それぞれ均等に二分された引張荷重Wが円
周方向に沿つて作用する。従つて、引張荷重Wを
増すと、遂には同試験片1の供試部分1a,1b
が破壊する。そこで、この破壊時迄の荷重から、
必要とする試験片1の円周方向の引張強度を求め
ることができる。
しかし、試験片1の供試部分1a,1bの強度
が異る場合(例えば、ボイラ管使用材のフレーム
側とリヤ側等)は、相方の強度の低い方が先に伸
びを生ずる。この際、試験片1の内周面と中子2
と3の外周密着面とは、試験片1の伸びに応じて
自由に滑る必要がある。しかし試験片1が炭素鋼
や低合金鋼の場合は、高温になると酸化し、この
部が焼付き自由に滑らなくなり、供試部1a,1
bに均等な力が作用しなくなり、正確な強度を把
握出来ない欠点が生ずることもある。
本考案の目的は、この欠点を排除して、試験用
管材の円周方向引張試験において、試験片の供試
部分が破壊する際、供試部2ケ所に均等な力が作
用するよう試験片と中子の中間に当て金具を挿通
し、高温域でも試験片1の供試部の伸びに対応し
て試験片内周面と中子外周面が自由に滑るように
改良し、より正確な管円周方向の引張強度を求め
ることができる管材の引張試験用治具を提供する
ことである。
すなわち、本考案は、管材の円周方向の引張強
度試験に供する試験用治具において、管材試験片
の内周面及び中子外周面にほぼ接する如く二分割
された当て金具挿通し、軸心部で二分割された中
子と、同中子を分割面が互に離れる如くそれぞれ
相反する方向に引張る手段とからなることを特徴
とするもので、管材試験片の供試部分に常に均等
に力を作用させることの可能な管材の引張試験用
治具である。
本考案はこのように構成されており、試験片の
内周面と中子の外周面との間にそれぞれほぼ密着
するような軸心部で二分割された当て金具を挿通
し、軸心と平行な平面で二分割された中子を分割
面が互に離れる如くそれぞれ相反する方向に引張
る手段を介して引張試験の荷重を増すと、同管材
試験片の円周方向に沿つて荷重が加えられ、遂に
は同管材試験片が破壊する。この破壊時迄の荷重
から、必要とする同管材試験片の円周方向の引張
強度を求めることができる。
このように、本考案の治具によると、試験片の
供試部分が破壊する際、供試部2ケ所には常に一
定の力が作用することになるので、より正確な管
材の円周方向の引張強度を求めることができる。
以下、本考案に係わる管材の引張試験用治具
を、第3図及び第4図に図示する一実施例につい
て説明する。第3図及び第4図において、10は
試験用管材が輪切りにされた試験片である。同試
験片10は、同一円周上で相対する供試部分10
a,10bの管軸方向断面積が、同一円周上で相
対する残りの未供試部分10c,10dの管軸方
向の断面積よりも小さくなる如くなる如く加工さ
れている。
20,30は、上記試験片10の内周面にほぼ
接する如く挿通された当て金具であるワツシヤ8
0,90の内周面にほぼ接する如く挿通される中
子であつて、軸心部で二分割されている。またワ
ツシヤ80,90は試験片10の内周面及び中子
20,30の外周面にほぼ接する如く挿通され軸
心部で二分割されている。尚、中子20,30及
びワツシヤ80,90は、耐熱鋼で製作されてい
る。
このように二分割してある中子20,30の中
央部にはそれぞれピン穴20a,30aが穿設さ
れている。同ピン穴20a,30aに嵌挿された
ピン60,70を介して、上記中子20,30
は、同中子20,30の分割面が互に離れる如く
それぞれ相反する方向に引張る引張治具40,5
0の一端に連結されている。さらに同引張治具4
0,50の他端は、同引張治具40,50と中子
20,30及びワツシヤ80,90を介して、上
記試験片10に引張荷重Wを加える図示省略の負
荷装置に連結されている。
本実施例はこのように構成されているので、二
分割された中子20,30をワツシヤ80,90
の内周面にほぼ接する如く挿通し、同中子20,
30を分割面が互に離れる如くそれぞれ相反する
方向に引張治具40,50とピン60,70及び
図示省略の負荷装置を介して引張ると、二分割さ
れた中子20,30の外周部20d,30dはワ
ツシヤ80,90を介して上記試験片10のほぼ
全内周面に接触し、同中子20,30には互に逆
方向の力が作用する。その結果、試験片10の供
試部10a,10bには、破壊するまで円周方向
に沿つて引張荷重Wが負荷される。この場合、試
験片10の同一円周上で相対する供試部分10
a,10bには、それぞれ均等に二分された引張
荷重Wが円周方向に沿つて作用する。従つて、引
張荷重Wを増すと、同試験片10の供試部分10
a,10bが遂には破壊する。
そこで、この破壊時までの荷重から必要とする
試験片10の円周方向の引張強度をより正確に求
めることができる。
なお、上記実施例において、例えばクリープ試
験等の高温試験時を熱膨脹を考慮し、ワツシヤ8
0,90の内周面と、中子20,30との間に若
干の間隙を設けることもできる。
さらに、二分割された中子20,30を分割面
が互に離れる如くそれぞれ相反する方向に引張る
際に、同中子20,30の角部20b,20c,
30b,30cが試験片10の内周面に接触し
て、同試験片10にキズをつける恐れがある場合
には、必要に応じて、同中子20,30の角部2
0b,20c,30b,30cに丸味をもたせる
こともできる。
また、試験に用いる管材の横断面形状として
は、円形のほかに楕円形であつても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の試験用管材の円周方向の引張強
度試験に供する試験用治具の側面図、第2図は第
1図の−線に沿つて切断した縦断面図、第3
図は本考案に係わる一実施例の側面図、第4図は
第3図の−線に沿つて切断した縦断面図。 10……試験片、10a,10b……試験片の
供試部分、10c,10d……試験片の未供試部
分、20,30……中子、20a,30a……ピ
ン穴、40,50……引張治具、60,70……
ピン、80,90……当て金具としてのワツシ
ヤ、W……引張荷重。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管材の円周方向の引張強度試験に供する試験用
    治具において、管材試験片の内周面にほぼ接する
    如く挿通され軸心部で二分割された当て金具と、
    この内周面にほぼ接する如く挿通され軸心部で二
    分割された中子と、同中子を分割面が互に離れる
    如くそれぞれ相反する方向に引張る手段とを備え
    てなることを特徴とする管材の引張試験用治具。
JP14475183U 1983-09-19 1983-09-19 管材の引張試験用治具 Granted JPS6051450U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14475183U JPS6051450U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 管材の引張試験用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14475183U JPS6051450U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 管材の引張試験用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6051450U JPS6051450U (ja) 1985-04-11
JPS6229930Y2 true JPS6229930Y2 (ja) 1987-08-01

Family

ID=30322707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14475183U Granted JPS6051450U (ja) 1983-09-19 1983-09-19 管材の引張試験用治具

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JPS6051450U (ja) 1985-04-11

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