JPS6229874A - 可逆型冷凍サイクルにおける冷媒流量の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷房と暖房に共用し得る可逆型冷凍サイクルに
おける冷媒流量の制御方法に関するものである。

〔従来の技術〕

冷凍サイクルにおいては、凝縮器と蒸発器の間に冷媒の
流量を制御するための膨脹弁を設け、スーパーヒートに
基づいて該膨脹弁を作動させることにより負荷に応じて
冷媒の流量を制御している。

ところで、冷房と暖房とでは、暖房の熱交換指数が高く
、従って冷房で１００％の能力を発揮するように冷凍サ
イクルを設計すると暖房では能力の不足を来し、暖房で
１００％の能力を発揮するように設計すると冷房では冷
媒が完全にガス化せずにコンプレフサに流入し易くなる
。この場合において、熱交換器の容量を冷房と暖房に応
じて適宜変更出来ればよいが、現在のところ容易ではな
い。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記した点に着目して成されたものであり、可
逆型膨脹弁の一方の口に冷媒の絞り機構を付加すること
により、可逆冷凍サイクルが全体として効率のよい運転
を成し得られるようにしたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、本発明においては、可逆
型冷凍サイクルの屋外熱交換器と屋内熱交換器間の冷媒
流通管路に設けられる膨脹弁の屋内熱交換器側の接続口
に絞り口を設け、冷房運転時においては弁体により冷媒
の第１次流量制御を行なった後該絞り口により第２次流
量制御を行ない、暖房運転時においては該絞り口が冷媒
の流量制御に関与しないようにした構成を採用した。

〔実施例〕

第１図において、可逆型の膨脹弁■は黄銅製の弁本体１
に一火口２と二次口３が形成され、その間の隔壁４に形
成した弁孔４ａの二次口側における弁シート４ｂに対し
てステンレス製の弁体５が接離する。

弁本体１の上部には上Ｍ６と下蓋７によりダイヤフラム
８がその周縁部を支持して設けられ、上蓋６内の圧力室
Ｒ，に感温筒９と接続されるキャピラリーチューブ１０
が連通し、下蓋７内の圧力室Ｒ２に弁本体１に接続され
た外部均圧管１０′が連通している。ダイヤフラム８の
下側には当金１１を介して弁棒１２の一端が当接し、該
弁棒１２の他端は前記隔壁４の通孔４ａを貫通して弁体
５に連結されている。弁棒１２は弁本体１との間に設け
られたテフロンよりなるシールパツキン１３を挿通して
いる。弁棒１２の周囲において該シールパツキン１３と
当金１１に当接するナツト１４との間にはシールパツキ
ン１３を加圧するための小スプリング１５が設けられ、
二次口３に接続される管工６内に加締て固定されるばね
受はリング１７と弁体５間にはセットスプリング１８が
設けられる。セットスプリング１８は圧力室Ｒ，内の圧
力に対抗する圧力室Ｒ２内の圧力に補助的に設けられて
、対抗圧力を調整する。

−火口２に接続される管１９内には冷媒流量の絞り口２
０ａを形成する制御リング２０が加締て接続される。こ
の場合において、絞り口２０ａの面積ａ２と弁シー）４
ｂの面積の最大値ａｔにおいて（１〜１．７　）　Ｘ　
ａ　ｌ＝　ａ　ｚ　、絞り口２０ａの口径ｄと軸方向の
長さｌにおいて絞り口の内壁の摩擦抵抗を利用するため
にｌ＞ｄの条件が設定される。

上記構成において、冷房運転時においては、冷媒は圧縮
機Ａ−四方逆転弁ｖＩ−屋外熱交換器Ｂ−膨脹弁Ｖ−屋
内熱交換器Ｃ−圧縮機Ａの経路で循環し、暖房運転時に
おいては圧縮機Ａ→四方逆転弁Ｖ、−屋内熱交換器Ｃ−
膨脹弁Ｖ−屋外熱交換器Ｂ−圧縮機Ａの経路で循環する
。

この場合に、冷房運転では二次口３から弁体５と弁シー
ト４ｂ間を第１次流量制限を受けて通過した冷媒は気液
混合状態となり、次いでこのガス混入冷媒は制御リング
２０の絞り口２０ａを通過する際に該ガスの存在により
第２次の流量制限を受ける。

これに対し、暖房運転では一火口２に供給される冷媒は
絞り口２０ａを通過しても前記ａｚ　＞ａ。

の関係により液状のままであり、弁体５と弁シート４ｂ
間を通過してから膨張して気液混合状態となる。二次口
に接続される管１６内に設けたばね受はリング１７は口
径が大きいので前記した如き第２次の流量制限を行なわ
ないので、膨脹弁Ｖで制御される冷媒量は冷房運転の場
合より多い。この関係を図示すれば第２図の如くである
。

第３図の実施例においては、上記第１次流量制限用の絞
り口は、符号２１で示される如くに弁本体１′と一体的
に形成される。

〔発明の効果〕

本発明は上記した如（に、可逆型冷凍サイクルの屋外熱
交換器と屋内熱交換器間の冷媒流通管路に設けられる膨
脹弁の屋内熱交換器側の接続口に絞り口を設け、冷房運
転時においては弁体により冷媒の第１次流量制御を行な
った後該絞り口により第２次流量制御を行ない、暖房運
転時においては該絞り口が冷媒の流量制御に関与しない
ようにして成るものであるから、可逆冷凍サイクルの冷
房運転と暖房運転において、それぞれの負荷に適応した
過不足のない冷媒流に制御でき、効率の良い運転ができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例についての要部を破断して示
す説明図、第２図は弁開度と冷媒の流量との関係を示す
グラフ、第３図は他の実施例を示す要部の拡大断面図で
ある。 ■・・・膨脹弁、Ｂ・・・屋外熱交換器、Ｃ・・・屋内
熱交換器、４ｂ・・・弁シート、５・・・弁体、２０ａ
・・・絞り口。 特　許　出　願　人　　株式会社鷺宮製作所争リフト　
（ｍｍ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可逆型冷凍サイクルの屋外熱交換器と屋内熱交換器間の
   冷媒流通管路に設けられる膨脹弁の屋内熱交換器側の接
   続口に絞り口を設け、冷房運転時においては弁体により
   冷媒の第１次流量制御を行なった後該絞り口により第２
   次流量制御を行ない、暖房運転時においては該絞り口が
   冷媒の流量制御に関与しないことを特徴とする可逆型冷
   凍サイクルにおける冷媒流量の制御方法。