JPS62298447A - 機能性複合材料 - Google Patents

機能性複合材料

Info

Publication number
JPS62298447A
JPS62298447A JP14100786A JP14100786A JPS62298447A JP S62298447 A JPS62298447 A JP S62298447A JP 14100786 A JP14100786 A JP 14100786A JP 14100786 A JP14100786 A JP 14100786A JP S62298447 A JPS62298447 A JP S62298447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compd
ferrous
functional composite
composite material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14100786A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunehisa Ueda
植田 恒久
Yoshiaki Miki
三木 良明
Yoshio Natsuume
伊男 夏梅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP14100786A priority Critical patent/JPS62298447A/ja
Publication of JPS62298447A publication Critical patent/JPS62298447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は機能性複合体に関し、さらに詳しくは、2価の
鉄化合物と特定の安定化剤を多孔質基材に含浸、塗布ま
たは練り込んだ機能性及び操作性に優れた機能性複合体
に関する。
(従来の技術) 硫酸第一鉄や塩化第一鉄などの2価の鉄化合物は、脱臭
剤、鮮度保持剤、殺菌剤、防カビ剤、深床処理剤、医薬
、飼料、鉄黒、媒染剤、腰革、ベンガラ等の種々の用途
の原料として利用されている。しかし、2価の鉄化合物
は酸化されやすく安定性に劣るといった間組があシ、最
近、2価の鉄化合物にL−アスコルビン酸を添加するこ
とにょ〕安定性を高める方法(%開昭58−15653
9号)が開発されている。さらに、脱臭剤、鮮度保持剤
としてこれらを活性炭等に添着させる方法や紙、布に含
有させる方法(特開昭59−132937号、同59−
151877号など)が開発されている。
これらの方法のなかでも鉄化合物を紙や布に含有させて
成る組成物は、特に食品の脱臭剤として有用なものであ
る。しかし、従来の方法では鉄化合物に配合する、安定
化剤が高価なL−アスコルビン酸に限定されているうえ
に安定化効果が未だ充分ではないという欠点を有してい
た。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは紙や布などをはじめとする多孔質基
材に2価の鉄化合物を含有して成る組成物において、ア
スコルビン酸に代わる優れた安定化剤金開発すべく鋭意
検討を重ねた結果、オキシカルボン酸化合物又はオキソ
カルlン酸化合m−bs有用なことを見い出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに到った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば2価の鉄化合物とオキシカルボ
ン酸化合物及び/又はオキソカルがン酸化合物管多孔質
基材に含浸、塗布または練り込むことを特徴とする機能
性複合材料が提供される。
本発明で用いられる2価の鉄化合物の具体例としては、
硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝酸第一鉄などが挙げられる
が、コストや入手の容易性から硫酸第一鉄が最も好んで
使用される。
一方、本発明において安定化剤はオキシカルボン酸化合
物ま友はオキソカルビン酸化合物が用いられ、あるいは
これらを併用してもよい。
オキシカルがン酸化合物は分子中に水酸基とカル−キシ
ル基をそれぞれ1つ以上含有するオキシカルざン酸また
はその水溶性塩であり、その具体例として、例えば乳酸
、ヒドロキシ酢酸、ヒドロキシ酪酸、リンゴ酸、酒石酸
、グリセリン酸、クエン酸、α−メチルリンが酸、β−
ヒドロキシグルタル酸、デツキサル酸、酒石酸モノエチ
ル、クエン酸モノエチル、グルコン酸、ガラフタル酸、
ダルクロン酸、ケトグルコン酸、サリチル酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、没食
子酸、ヒドロキシフタル酸などのごとき脂肪族または芳
香族化合物、これらのナトリウム塩、カリウム塩、アン
モニウム塩などのごとき水溶性塩が例示される。なかで
も脂肪族化合物が賞月される。
またオキソカルメン酸化合物は分子中にアルデヒド基ま
たはケト基とカルゲキシル基をそれぞれ1つ以上含有す
るオキソカルダン酸またはその水溶性塩であシ、その具
体例として、例えばグリオキシル酸、マロンアルデヒド
酸、スクシンアルデヒド酸、ピルビン酸、2−ケト酪酸
、4−アセチル酪酸、2−ケトグルタル酸、4−ヶ)−
n吉草酸、アセト酢酸、オキソマロン酸、オキサロ酢酸
、アセトンジカルメン酸などのごとき化合物、これらの
ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのごと
き水溶性塩が例示される。
本発明における安定化剤の添加量は目的物の要求性能に
応じ適宜選択しうるが、通常は2価の鉄化合物1モルに
対し0.001〜5モル、好ましくはo、oos〜3モ
ルの範囲である。使用量が過度に少ないと安定化効果及
び脱臭効果等が不充分である場合があり、逆に過度に多
いと経済性に劣る場合がある。
本発明においては、通常、2価の鉄化合物と安定化剤か
ら成る組成物が調製される。その組成物の性状は特に制
限されるものではなく、例えば、水溶液、粉体など挙げ
られる。その調整方法は特に制限されるものではなく、
例えば、結晶粉末を均一に混合する方法、水溶液中で混
合する方法、混合水溶An噴霧乾燥する方法などが挙げ
られる。
本発明で用いられる多孔質基材は、2価の鉄化合物と安
定化剤から成る組成物を含浸、塗布または練り込むこと
が可能なものであれば特に制限されるものではない。具
体例としては、例えば、紙、綿、織布、不織布、フオー
ム類などが挙げられる。
織布または不織布は、天然繊維、化学繊維、合成繊維な
どからつくられる。フオーム類としては連続気泡を有す
る天然フオーム、ポリウレタンフォームなどの合成フオ
ーム々どがあげられる。
本発明において、多孔質基材に2価の鉄化合物と安定化
剤から成る組成物を含浸、塗布または練り込む方法は特
に制限されないが、2価の鉄化合物と安定化剤から成る
組成物の水溶液中に多孔質基材を浸漬し含浸させる方法
、組成物粉末をバインダーを用いて多孔質基材に塗布す
る方法、樹脂成分に組成物粉末を練り込み発泡させる方
法等が例示される@ 本発明における2価の鉄化合物と安定化剤から成る組成
物の多孔質基材に対する添加量は目的に応じて異なるが
、通常は多孔質基材に対し0.5〜30重量ノ重量ノン
−セントしくは1.0〜20重量パーセントであみ。添
加槽が過度に少ないと機能が不充分である場合が6C1
逆に過度に多い場合は充分に含浸、塗布または練り込ま
れず経済性に劣る場合がある。
また、本発明の効果を損なわない範囲であ□れば他の吸
着剤、殺菌剤、防腐剤、防カビ削、脱臭剤等を併せて使
用することができる。
(発明の効果) かくして本発明によれば、従来技術に比較して2価の鉄
化合物の安定性を高めた機能性複合材料を得ることがで
き、脱臭剤、鮮度保持剤、殺菌剤、防カビ剤などの用途
に巾広く利用できる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及び係はとくに断シの
ないかぎシ重量基準である。
実施例1 硫酸第一鉄(FeF30a ・7H20)結晶0.1モ
ルと安定化剤としてクエン酸0.002モルを蒸留水で
溶解し、25%水溶液に調整した。
つぎに、この水溶液を多孔性板紙(厚さ2m)に含浸さ
せた後、減圧乾燥させることによシ固形分で15憾鉄化
合物が含浸した機能性複合材料(1)を得た。
実施例2 安定化剤としてクエン酸0.03モルを用いること以外
は実施例1と同様の方法で操作して、固形分で15チ鉄
化合物が含浸した機能性複合材料(2)を得た。
実施例3 安定化剤としてグリオキシルll90.03モルを用い
る以外は実施例1と同様の方法で操作して、固形分で1
5係鉄化合物が含浸した機能性複合材料(3) t−得
九。
実施例4 多孔質基材として・臂ルグ製の不織布(厚さ1m)を用
いること以外は実施例1と同様の方法で操作して、固形
分で15慢鉄化合物が含浸した機能性複合材料(4)を
得た。
実施例5 硫酸第一鉄(Fe3O3・7H20)結晶0.1 % 
/I/と安定化剤としてクエン酸0.002モルを蒸留
水で溶解した後、p−タリーエバポレーターで減圧乾燥
し、さらにふるいで粒度’t60〜170メツシーに調
整した。得られ次粉体をウレタン原料(MDIとポリエ
ーテルが9レタン結合したもの)中に混合した後、発泡
硬化させることによシ鉄化合物を固形分で15係練り込
んだ発泡ウレタンシート(厚さ1■)として機能性複合
材料(5)ヲ得た。
比較例1 硫酸第一鉄(F@SO4・7H20)結晶0.1モルと
安定化剤としてL−アスコルビン酸0.002モルを蒸
留水で溶解した後、ロータリーエバポレーターで減圧乾
燥後、ふるいで粒度を60〜170メツシユに調製し粉
体(1)を得た。
比較例2 安定化剤としてクエン酸0.002モル用いること以外
は比較例1と同様の方法で操作し、粒度60〜170メ
ッシ、の粉体(2)ヲ得た。
実施例7・脱臭試験 実施例及び比較例で得られた機能性複合材料又は粉体の
150〜t−1000Rj三角フラスコに入れて密栓し
た後、8チアンモニア水’flJ、500μlを加え、
ガスクロマトグラフィーにて気相部分のアンモニア量を
経時的に定量し、アンモニア脱臭性の評価とした。結果
を第1表に示す。
第1表 第1表よシ、本発明例は対照例に比べ脱臭速度が速く、
効率が良いことがわかる。
実施例8・脱臭試験 実施例及び比較例で得られた機能性複合材料(2)。
(3)、粉体(11、(2)+7) 511 t?10
00 al三角7 ラス:1に入れて密栓した後エチル
メルヵグタン(0,5,9/31N2)IRI−f加え
、ガスクロマトグラフィーにて気相部分のエチルメルカ
プタン量を経時的に定量し、エチルメルカプタン脱臭性
の評価とし穴。
結果を第2表に示す。
第2表 第2表より本発明例は脱臭速度及び脱臭効果が優れてい
ることが分る。
実施例9・鮮度保持試験 機能性複合材料(1)の5.91−和紙製袋に入れて鮮
度保持剤を調製し次。これをピーマン5ケが入った透明
プラスチック密封容−に入れて密封した後、室温にて放
置しピーマンの経時的変化を観察した。
なお、比較のため鮮度保持剤を入れない場合についても
同様に実験した。あわせて結果を第3表に示す。
第3表 O:変化なし Δ:変色及びぬめシ感が少しある ×:変色及びぬめシ感がかなシあシ、腐敗が始まってい
る第3表よシ、本発明例は鮮度保持剤として有用なこと
がわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、2価の鉄化合物とオキシカルボン酸化合物及び/又
    はオキソカルボン酸化合物を多孔質基材に含浸、塗布ま
    たは練り込むことを特徴とする機能性複合材料。
JP14100786A 1986-06-17 1986-06-17 機能性複合材料 Pending JPS62298447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14100786A JPS62298447A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 機能性複合材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14100786A JPS62298447A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 機能性複合材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62298447A true JPS62298447A (ja) 1987-12-25

Family

ID=15282017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14100786A Pending JPS62298447A (ja) 1986-06-17 1986-06-17 機能性複合材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62298447A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6354937A (ja) 消臭性銅含有組成物
US4808466A (en) Deodorant sheet
CA1251034A (en) Chemically-active composition containing divalent iron ions
US4877816A (en) Deodorant and antibacterial foamed polymer and sheet
JPS5915014B2 (ja) 炭酸ガスを発生すると共に酸素吸収能力の高い脱酸素パック
JPS62298447A (ja) 機能性複合材料
JP3362140B2 (ja) 抗菌・抗カビ・防臭・消臭機能をもった発泡ウレタンの製造方法
JPH02211240A (ja) 鉄(2)組成物
JPS62297357A (ja) 樹脂組成物
JPH0523826B2 (ja)
JP2589499B2 (ja) 包装材料
JPH0568263B2 (ja)
JPH0452148B2 (ja)
JPH0353825A (ja) 水耕栽培用培地
JPS62298362A (ja) 機能性複合材料
JP2594796B2 (ja) 脱臭性組成物
JPH0133495B2 (ja)
JP2840088B2 (ja) 切花用鮮度保持剤
JPH03249941A (ja) 脱臭組成物
JPS63160658A (ja) 脱臭、抗菌作用を有するシ−ト材料
JP3041217B2 (ja) 合成皮革及びその製造方法
JPH0436086B2 (ja)
JPH0570420B2 (ja)
JPS62123025A (ja) 鉄化合物含有粉体組成物の製造方法
JPS63166433A (ja) 脱臭材