JPS62298409A - 上向流式傾斜沈殿池 - Google Patents

上向流式傾斜沈殿池

Info

Publication number
JPS62298409A
JPS62298409A JP14146286A JP14146286A JPS62298409A JP S62298409 A JPS62298409 A JP S62298409A JP 14146286 A JP14146286 A JP 14146286A JP 14146286 A JP14146286 A JP 14146286A JP S62298409 A JPS62298409 A JP S62298409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
partitioned
pitch
plates
clear layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14146286A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Hiura
樋浦 貞雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Waseda Giken Co Ltd
Original Assignee
Waseda Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Waseda Giken Co Ltd filed Critical Waseda Giken Co Ltd
Priority to JP14146286A priority Critical patent/JPS62298409A/ja
Publication of JPS62298409A publication Critical patent/JPS62298409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は、上向流式傾斜沈殿池において、流入する原水
の温度変化やフロック濃度変化等により、原水が−・部
の傾斜板間又は傾斜管内水路を集中的に上昇して十分な
処理時間を経ないまま流出してしまう、所謂キャリーオ
ーバーの防止に関する。
[定 義] 本明細書において傾斜装置とは、傾斜板装置及び傾斜管
装置のことをいう。また、前部とは、沈殿池への原水の
流入側で、その対向側が後部で、幅方向とは前後方向に
対する平面直角方向をいう。
[従来の技術] 従来、キャリーオーバー防止を図ったL自流式傾斜沈殿
池としては、第6図に示されるように、傾斜装置1上部
の上澄層2を、前部から後部に向って、傾斜装置1を構
成する傾斜板(管)3の複数ピッチ毎に阻流板4で複数
区画に仕すノると共に、前部から後部に順次取水量を増
大させた取水トラフ5を設けたものが知られている(実
開昭53−28587号)。この上向流式傾斜沈殿池は
、原水の集中的な上昇を生じやすい前部寄り区画で取水
トラフ5の取水量を少なくして原水の上昇を押える−・
方、前部に比して原木の上昇が緩やかな後部寄り区画で
取水トラフ5の取水量を多くして原水の上昇を促し、も
って傾斜装置l全体に均一・に原木を上昇させようとす
るものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の上向流式傾斜沈殿池では、特
に沈殿池内の原水に比して高い水温の原水が流入した場
合、十分キャリーオーバーを防止できないことが本発明
者によって確認されている。
即ち、水温の高い原水が流入すると、水温の低い沈殿池
内の原水に押し上げられて、フロック濃度が変化した場
合等に比してかなり強い上昇流を生じる。この上昇流は
、まず最も前部寄り区画(以下「゛最前区画」という)
内の前部側水路を上昇することになる。ところで、この
最前区画ではトラフ5の取水量が少なくなっているので
、上記上昇流も押えられるかのように考えられる。しか
し、実際には、最前区画内の前部側水路を上昇して同区
画内の上澄層2へ至り、取水トラフ5に取水しきれなか
った原水の多くは、最前区画の上澄層2を汚濁させつつ
後部方向へ流れ、阻流板4に衝突した後、同区画内の後
部側水路を下降する循環流となる。また、取水トラフ5
に取水しきれなかった原水の残部は、中央部から側方へ
と流れ。
沈殿池6の側壁に衝突した後下降する循環流となる。こ
のため、強い上昇流によるキャリーオーバーをほとんど
防止できないのである。
上述の循環流は、最前区画において最も顕著に生じるが
、強さの差こそあれ後部側の区画においても発生し、原
水の短時間での流出、容積効率の低下を生み、処理が不
十分なものとなりやすい問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明において上記問題点を解決するために講じられた
手段を1本発明の一実施例に対応する第1図及び第2図
で説明すると、本発明は、傾斜装置l上部の上澄層2を
、前部から後部に向って、傾斜装置1を構成する傾斜板
又は傾斜管3の1ピッチ毎に仕切ると共に、各ピッチの
幅方向も複数に仕切り、このlピッチ毎及び幅方向に仕
切られた各上澄層2から取水する取水トラフ5を設けた
E向流式傾斜沈殿池とするという手段を講じているもの
である。
[作 用] 上記手段を施した上向流式傾斜沈殿池において、仮にあ
る一つの水路を原水が急速に上昇しようとしても、当該
水路上の上澄層2から取水トラフ5への取水量には限度
があること、並びに上澄層2へ上昇した原水は上澄層2
が1ピッチ毎及び幅方向に仕切られているので他の水路
又は側方へ下降流として逃げられないことによって、取
水トラフ5の取水能力を越えた原水が水路を上昇するの
が確実に防止される。従って、水温の高い原水が流入し
た際にも確実にキャリーオーバーを防止できるものであ
る。
[実施例] 第1図及び第2図に示されるように、傾斜装置1上部の
上澄層2は、沈殿池6の前部から後部に向って、傾斜装
置lを構成する傾斜板(管)3の1ピッチ毎に立てられ
た阻流板4aによって仕切られている。また、阻流板4
aによって1ピッチ毎に仕切られている上澄層2は、更
に幅方向に、阻流板4bによって複数に仕切られている
(本実施例では3区域に仕切っである)、この阻流板4
a、4bとしては、木板、金属板、合成樹脂板又はシー
ト等を用いることができるが、耐蝕性、耐候性に優れた
ものを選択することが好ましI/\。
上記上澄層2を仕切る各阻流板4aを貫通して取水トラ
フ5が略水平に設けられている。取水トラフ5は、阻流
板4bで仕切られた幅方向の各区域毎に設けら斡ていて
(3本)、1ピッチ毎及び幅方向に仕切られた各上澄層
2から取水するための取水孔7が設けられている。
原水は、整流壁8に設けられた流入孔9から沈殿池6内
へと流入し、各傾斜板(管)3間(内)の水路を上昇す
ることになる。このとき、前記「作用」の項で説明した
ように、一部の水路を集中的に原木が上昇してしまうこ
とが防止されているので、傾斜装置lの全体に亘ってほ
ぼ均一に原水が上昇することになる。そして、上澄層2
へ至る間に原水中の汚泥は沈降分離され、十分に炸化処
理された処理水として取水トラフ5へと取水され、その
溢出口10から流出することになる。
第1図に示されるものでは、阻流板4aを設けて傾斜板
(管)3の1ピッチ毎に上澄層2を仕切っているが、第
3図に示されるように、傾斜板(管)3の上部を延長す
ることによって上澄層2を1ピッチ毎に仕切ることもで
きる。これは、現存の沈殿池6の水面を低くして使用す
るようにしても同様である。
第4図に示されるものにおいては、第1図及び第2図で
説明したものと同様に上澄層2を阻流板4a、4bで仕
切ると共に、傾斜装置lの下方全面に亘って整流板11
が設けられている。整流板11は、多孔シート又は多孔
板等で構成されているもので、上澄層2を傾斜板(管)
3の1ピッチ毎及び幅方向に仕切ったことと相俟って、
原水の上昇を一層均一化することができる。この整流板
11は、堆積する汚泥を払い落すことができるよう、第
5図(a)に示されるような巻丸め及び引き出しが可能
な多孔シートとしたり、同(b)に示されるような下方
への傾動及び復帰が可能な並列された多孔板としたりす
ることが好ましい。
以下に実験例を示す。
実験例 第1図に示されるように阻流板で1ピッチ毎及び幅方向
(3区域)に上澄層を仕切った本発明沈殿池と、第6図
に示されるように阻流板で複数ピッチ毎のみに上澄層を
仕切った先行沈殿池と。
阻流板で1ピッチ毎にのみh澄層を仕切った比較沈殿池
とについて、各々流入する原水の水温がほぼ一定の場合
と流入する原水の水温が高くなった場合との処理効果を
比較した。
各沈殿池の傾斜装置は下記の傾斜板装置とした。
1  法      幅   490mm高さ 159
mm 長さ 1000mm ピ  ッ  チ    40mm 水  路  数   22 傾斜板角度  80’ 先行沈殿池については、二枚の阻流板で上澄層をほぼ均
等に仕切ると共に取水トラフの取水量を前部から後部へ
1:1.5:2とし、処理水の濁度を測定した。また、
本発明沈殿池及び比較沈殿池についても処理水の濁度を
測定した。尚、処理水量は各々1.35m3/hrとし
、本発明沈殿池及び比較沈殿池の取水トラフ取水量は各
々全ピッチ均一とした。
第  1  表 [発明の効果] 本発明によれば、沈殿池内の原水に比して高い水温の原
水が流入した場合にも確実にキャリーオーバーを防止で
き、原水の条件変化に拘らず高い処理効果が得られるも
のである。また、上澄層を傾斜板(管)の1ピッチ毎及
び幅方向に仕切ってそこにトラフを通すだけで良く、ト
ラフ取水量の微妙な調整なくとも高い効果が得られるの
で、現存の設備を改良することも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図。 第2図はその平面図第3図は上澄層を1ピッチ毎に仕切
る場合の他の実施例を示す縦断面図、第4図は本発明の
他の実施例を示す縦断面図、第5図(a)、 (b)は
各々整流板の好ましい態様を示す説明図、第6図は従来
技術の説明図である。 1:傾斜装置、2:上澄層、 3:傾斜板又は傾斜管、4a、4b:阻流板、5:取水
トラフ、6:沈殿池、7:取水孔、8:整流壁、9:流
入孔、10:溢出[」、11:整流板。 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)傾斜装置上部の上澄層を、前部から後部に向って、
    傾斜装置を構成する傾斜板又は傾斜管の1ピッチ毎に仕
    切ると共に、各ピッチの幅方向も複数に仕切り、この1
    ピッチ毎及び幅方向に仕切られた各上澄層から取水する
    取水トラフを設けたことを特徴とする上向流式傾斜沈殿
    池。
JP14146286A 1986-06-19 1986-06-19 上向流式傾斜沈殿池 Pending JPS62298409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14146286A JPS62298409A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 上向流式傾斜沈殿池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14146286A JPS62298409A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 上向流式傾斜沈殿池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62298409A true JPS62298409A (ja) 1987-12-25

Family

ID=15292445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14146286A Pending JPS62298409A (ja) 1986-06-19 1986-06-19 上向流式傾斜沈殿池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62298409A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1133310A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Nippon Enbairo Kogyo Kk 固液分離槽
JP2001187303A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Yoshiji Sakamoto 廃水処理装置における固液分離装置
JP2007069181A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Ebara Corp 沈殿池設備
JP2009061407A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toto Sekisui Kk 沈降装置、沈殿処理システム及び沈降装置の製造方法
JP2010149081A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toto Sekisui Kk 沈降装置
CN102489050A (zh) * 2011-12-02 2012-06-13 宜兴市填料厂 一种沉淀池斜板填料
CN102847347A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 袁世燕 有条形排泥漏斗多层侧向流斜板沉淀设备
JP2020065972A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 前澤工業株式会社 沈殿池
JP2021171741A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 ワセダ技研株式会社 傾斜板沈降システム
JP2023058048A (ja) * 2021-10-13 2023-04-25 学校法人金沢工業大学 傾斜板沈降システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1133310A (ja) * 1997-07-22 1999-02-09 Nippon Enbairo Kogyo Kk 固液分離槽
JP2001187303A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Yoshiji Sakamoto 廃水処理装置における固液分離装置
JP2007069181A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Ebara Corp 沈殿池設備
JP4537917B2 (ja) * 2005-09-09 2010-09-08 荏原エンジニアリングサービス株式会社 沈殿池設備
JP2009061407A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toto Sekisui Kk 沈降装置、沈殿処理システム及び沈降装置の製造方法
JP2010149081A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toto Sekisui Kk 沈降装置
CN102847347A (zh) * 2011-06-28 2013-01-02 袁世燕 有条形排泥漏斗多层侧向流斜板沉淀设备
CN102489050A (zh) * 2011-12-02 2012-06-13 宜兴市填料厂 一种沉淀池斜板填料
JP2020065972A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 前澤工業株式会社 沈殿池
JP2021171741A (ja) * 2020-04-30 2021-11-01 ワセダ技研株式会社 傾斜板沈降システム
JP2023058048A (ja) * 2021-10-13 2023-04-25 学校法人金沢工業大学 傾斜板沈降システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3666111A (en) Separation device
US3797668A (en) Separation device
JPS62298409A (ja) 上向流式傾斜沈殿池
US4120796A (en) Vertical flow inclined plate clarifier
EP0035812B1 (en) Apparatus for the flotation of flocculated solid material in a liquid
JPH05200205A (ja) 上向流傾斜板沈降装置
US4595504A (en) Lamella sedimentation device
JP4327155B2 (ja) 汚水浄化槽
JP6108644B1 (ja) 上向流式沈降分離装置
JP2005185995A (ja) 沈殿槽
JP2006075839A5 (ja)
JPS61136407A (ja) 上向流式傾斜沈殿池
CN216778203U (zh) 一种用于污水处理的沉淀池
JPS599686Y2 (ja) 上向流式傾斜板沈降装置
CN106823488A (zh) 沉淀池和具有其的污水处理系统
US5470475A (en) Clarifier
JPS62163713A (ja) 傾斜板沈殿槽
CN210438466U (zh) 适配装置及水处理池
JP2000140883A (ja) 有機性汚水の一次処理方法とその装置
JPH05505341A (ja) 廃水を生物学的に浄化する装置
CN113634018B (zh) 一种高密度沉淀池
JPH04100596A (ja) 縦型浄化装置
US4417988A (en) Method for improving solids removal in clarifiers
CN211912833U (zh) 一种升流式水处理构筑物中除浮泥的出水设备
JPS6351994A (ja) 汚水の処理装置