JPH1133310A - 固液分離槽 - Google Patents

固液分離槽

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JPH1133310A
JPH1133310A JP9212526A JP21252697A JPH1133310A JP H1133310 A JPH1133310 A JP H1133310A JP 9212526 A JP9212526 A JP 9212526A JP 21252697 A JP21252697 A JP 21252697A JP H1133310 A JPH1133310 A JP H1133310A
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JP
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solid
liquid separation
tank
plate
arrow
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JP9212526A
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Inventor
Tadashi Kirisawa
忠 桐澤
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NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
NIPPON ENVIRO KOGYO
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NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
NIPPON ENVIRO KOGYO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、傾斜板に付着堆積した凝集
物の除去を容易に行うことのできる固液分離槽を提供す
ることである。 【解決手段】 導水口21が下部に連絡し排水口22が上部
に連絡する槽本2と、該槽体2内に所定間隔をもって配
列された複数枚の傾斜板3とを具備する固液分離槽1で
あって、該傾斜板3は傾斜角度調節可能にされているこ
とを特徴とする固液分離槽1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃水等の被処理液
の固液分離を行うために用いられる固液分離槽に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】廃水処理を行うには、通常廃水(被処理
水)中にポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、
硫酸アルミニウム等の沈降剤を添加して該被処理水中に
含まれる特定成分を凝集させ、該被処理水を図7に示す
ような固液分離槽1bに通して固液分離を行う。該固液
分離槽1bは、槽体2bと、該槽体2bの前段に設けら
れた攪拌槽25bと、該攪拌槽25bに設置された攪拌装置
4bと、該槽体2b内に所定間隔をもって配列された複
数枚(ここでは6枚)の傾斜板3bと、該槽体2b内の
前部に設けられ下部が後方斜めに屈曲した仕切板21b
と、該槽体2b内の後端上部に設けられ排水口27bに連
絡する排水樋22bとから構成されている。そして該槽体
2bにおいて、該仕切板21bの前側部分は該攪拌槽25b
に連絡する被処理水の導水路23bとなって、該仕切板21
bの後側部分の槽本体20bから区画されており、該仕切
板21bの下側は導水口24bとなっている。また、該排水
樋22bの後側は上澄液の排水路26bとなっており、該排
水路26には該排出口27bが接続されている。
【0003】かかる固液分離槽1bを使用して、沈降剤
を添加した被処理水を攪拌槽25b中で反応させ、該被処
理水を導水路23bに導入し、更に仕切板21bの下側の導
水口24bから槽本体20bの下部に導入し、該傾斜板3b
間に送通することによって該被処理水に剪断力を及ぼし
て、該被処理水中の凝集物を粗大化し、該槽体2bの底
部に粗大化した凝集物を沈降させ、上澄液は排水路26b
を通じて排水口27bから排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記固液分離槽1bに
あっては、粗大化した凝集物が傾斜板3bの表面に付着
堆積し、該凝集物の堆積量が多くなると、被処理水が該
傾斜板3b間を円滑に流動するのを妨げるため、ある程
度固液分離処理を行った時点で傾斜板3bの表面に付着
した凝集物をブラシ等で除去洗浄する必要がある。しか
し、従来の固液分離槽1bでは、傾斜している傾斜板3
bの間隙にブラシを挿入して、該傾斜板3bの表面を洗
浄する作業が非常に困難であるという問題があった。従
って、本発明の課題は、傾斜板の表面に付着堆積した凝
集物の除去を容易に行うことのできる固液分離槽を提供
することである。また、上記固液分離槽1bにあって
は、仕切板21bの下部は後方斜めに屈曲しているため、
この傾斜部分にも凝集物が堆積するが、該傾斜部分まで
ブラシを挿入して洗浄するのは非常に困難であった。従
って、本発明の更なる課題は、仕切板の傾斜部分に付着
堆積した凝集物の除去をも容易に行うことのできる固液
分離槽を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、導水口24が下部に連絡し排水口27が上部
に連絡する槽体2と、該槽体2内に所定間隔をもって配
列された複数枚の傾斜板3とを具備する固液分離槽1で
あって、該傾斜板3は傾斜角度調節可能にされているこ
とを特徴とする固液分離槽1を提供するものであり、更
には、槽体2と、該槽体2内の前部において下部には届
かないように配置された仕切板21と、該槽体2内に所定
間隔をもって配列された複数枚の傾斜板3とを具備し、
該槽体2内において該仕切板21の前側には被処理水の導
水路23が形成されるとともに下側には導水口24が形成さ
れ、該槽体2後端上部には排水口27が連絡している固液
分離槽1であって、該傾斜板3が傾斜角度調節可能にさ
れており、かつ該仕切板21の下端に角度調節可能なステ
ップ板211 が取り付けられていることを特徴とする固液
分離槽1を提供するものである。
【0006】
【作用】凝集物を含む被処理水は、導水口24から槽体2
下部に導入され、傾斜板3間を通過する。この際該傾斜
板3により該被処理水は剪断力を及ぼされ、該被処理水
に含まれている凝集物は粗大化して槽体2の底部に沈降
し、上澄液は排水口22から排出される。粗大化した凝集
物は一部該傾斜板3表面に付着堆積し、該堆積量がある
程度多くなった段階で、該傾斜板3を垂直にする。そう
すると、該傾斜板3表面に付着堆積した粗大化凝集物は
重力によって該傾斜板3表面から剥離し、槽体2の底部
に自然落下する。その時必要とあれば、ブラシ等を該傾
斜板3間に挿入して該傾斜板3表面を洗浄する。この
際、該傾斜板3は垂直状態であるから、ブラシの挿入は
簡単で洗浄は容易である。
【0007】また、下端にステップ板211 を角度調節可
能に取り付けた仕切板21を具備する固液分離槽1におい
ては、導水口24から流出する被処理水を槽体2の下部か
らスムーズに傾斜板3間に導入すべく、該ステップ板21
1 を後方斜めに傾斜させるが、そのために該傾斜部分の
上に凝集物が堆積する。該堆積量がある程度多くなった
段階で該ステップ板211 を垂直にすると、該ステップ板
211 の上に堆積した凝集物は重力によって該ステップ板
211 から剥離し、槽体2の底部に自然落下する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1及び図2に示す固液分離槽1において、2は槽体で
あり、該槽体2の前段には攪拌槽25が設置されている。
該槽体2の底部は漏斗状とされており、該槽体2内の前
部には該槽体2の下部に届かない仕切板21が設置され、
該槽体2内の後端上部には排水口27に連絡する排水樋22
が設置されている。該槽体2において、該仕切板21の前
側部分は被処理水の導水路23となって、該仕切板21の後
側部分の槽本体20から区画されており、該仕切板21の下
側は導水口24となっている。該導水路23は該攪拌槽25に
連絡しており、該攪拌槽25には攪拌装置4が設置されて
いる。該排水樋22の後側には上澄液の排水路26が形成さ
れ、該排水路26には該排水口27が接続されている。上記
仕切板21の下端には、ステップ板211 が蝶番を介して角
度調節可能に取り付けられており、該ステップ板211 の
後面にはブラケット60が固定されている。該ブラケット
60には、該槽体2の上方まで延在するステップ板操作桿
6が回動自在に取り付けられている。
【0009】該槽体2内において、短手方向には複数個
(6個)の回動軸31が差渡されており、該回動軸31の両
端は該槽体2の左右側壁に固設されている軸受け28によ
って回動自在に支持されている。そして各回動軸31には
図3に示すようにボルト30によって傾斜板3が止着され
ている。該回動軸31は短手方向断面形状が六角形とされ
ており、一端部にはスプロケット32が取り付けられてい
る。そして該傾斜板3は該六角形の一辺に当接し、ボル
ト30によって止着されている。更に該該槽体2内におい
て、一方の側壁には前後一対のスプロケット51,52が回
動自在に支持されており、後方のスプロケット52は2枚
重ねになっている。該スプロケット51と、該スプロケッ
ト52における傾斜板3側のスプロケットと間にはチェー
ン53が装架されており、該チェーン53には該傾斜板3の
回動軸31のスプロケット32が噛合している。また、該槽
体2の上方にはモーター5が設置されており、該モータ
ー5の回転軸にはスプロケット54が取り付けられてい
る。該スプロケット54と、上記後方のスプロケット52に
おける槽体2側壁側のスプロケットとの間には、チェー
ン55が装架されている。
【0010】上記固液分離槽1において、モーター5を
正回転駆動させると、スプロケット54が回転し(図1中
時計回り)、それに伴い該スプロケット54に装架されて
いるチェーン55が図1矢印イ方向に回転し、該チェーン
55を介してスプロケット52が図1中時計回り方向に回転
する。該スプロケット52の回転により、更にチェーン53
が図1矢印ハ方向に回転し、該チェーン53を介してスプ
ロケット32とともに回動軸31が回転して、該傾斜板3が
図1矢印ホ方向に回動する。一方、該モーター5を逆回
転駆動させると、該チェーン55が図1矢印ロ方向に回転
し、それに伴い該チェーン53が図1矢印ニ方向に回転
し、該傾斜板3は矢印ヘ方向に回動する。従って、該傾
斜板3は該モーター5を正逆回転駆動させることによっ
て、その傾斜角度θ1 を調節することができる。通常傾
斜角度θ1 は90°〜60°の範囲で調節可能とする。
【0011】また、上記固液分離槽1において、ステッ
プ板操作桿6を下方(図1矢印ト方向)に移動させる
と、該ステップ板操作桿6が連結しているブラケット60
を介して、ステップ板211 は図1矢印リ方向に回動す
る。一方、ステップ板操作桿6を上方(図1矢印チ方
向)に移動させると、該ブラケット60を介して該ステッ
プ板211 は図1矢印ヌ方向に回動する。従って、該ステ
ップ板211 は、該ステップ板操作桿6を上下操作するこ
とによって、その傾斜角度θ2 を調節することができ
る。通常傾斜角度θ2 は60°〜0°の範囲で調節可能と
する。
【0012】以上の構造を有する固液分離槽1を用い
て、例えばメッキ工場廃水のような廃水を処理する場
合、あらかじめ傾斜板3の傾斜角度を55°〜65°の範
囲、一般的には60°に設定し、仕切板21の下端における
ステップ板211 の傾斜角度を、槽体2の長手方向の長さ
等に応じて30°〜60°の範囲、一般的には45°程度に設
定しておく。また、上記廃水に例えば六価クロム化合物
が含まれている場合には、あらかじめ該廃水に対して還
元剤を添加し、該六価クロムを三価クロムに還元した
後、アルカリを添加してpHを7以上に調整し、水酸化
クロムを析出させておく。そして被処理水に含まれる特
定成分(上記の例では水酸化クロム)に応じた沈降剤、
例えばポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、硫
酸アルミニウム、塩化アルミニウム等を該被処理水に添
加して攪拌槽25に導入し、該攪拌槽25中で攪拌装置4に
よって攪拌しながら該特定成分を凝集させ、該攪拌槽25
から図1中矢印Wに示すように固液分離槽1の導水路23
に導入し、更に仕切板21の下側の導水口24から槽本体20
の下部に導入する。このとき、該仕切板21の下端ではス
テップ板211 が後方斜めに傾斜しているため、該ステッ
プ板211 の案内によって、該槽本体20の下部に導入され
た該被処理水はスムーズに傾斜板3間に導入される。
【0013】該被処理水は、該傾斜板3間を通って上方
に向かって流動するが、該傾斜板3間を流動することに
より剪断力が及ぼされ、該被処理水中の凝集物が粗大化
する。該粗大化した凝集物は槽体2の下部に沈降する
が、一部は該傾斜板3の表面に付着し、また沈降した凝
集物の一部はステップ板211 上に堆積する。このように
して凝集物が除去された上澄液は、排水樋22の上端部を
越えて排水路26に流出し、該排水路26を通って排水口22
から排出される。槽体2の下部に沈降した凝集物は、該
槽体2の漏斗状の底部に濃縮されて堆積する。
【0014】上記固液分離過程において、該傾斜板3の
表面に粗大化した凝集物が所定量付着堆積したら、被処
理水の導入を停止し、モーター5を正回転駆動させて該
傾斜板3を矢印ホ方向に回動させ、該傾斜板3の傾斜角
度θ1 を90°(垂直)にする。そうすると、該傾斜板3
表面に付着堆積した粗大化凝集物は重力によって該傾斜
板3から剥離し、槽体2の底部に自然落下する。その時
必要とあれば、ブラシ等を該傾斜板3間に挿入して該傾
斜板3表面を洗浄する。この際、該傾斜板3は垂直状態
であるから、ブラシの挿入は簡単で洗浄は容易である。
傾斜板3をブラシで洗浄した後、該モーター5を逆回転
駆動させ、該傾斜板3の傾斜角度を元に戻し(例えばθ
1 =60°)、再び該固液分離槽2に被処理水を導入して
上記固液分離過程を行う。
【0015】また、上記固液分離過程において、ステッ
プ板211 上に凝集物が所定量付着堆積したら、被処理水
の導入を停止し、ステップ板操作桿6を図1矢印ト方向
に移動させて、該ステップ板211 を矢印リ方向に回動さ
せ、該ステップ板211 の傾斜角度θ2 を0°(垂直)に
する。そうすると、該ステップ板211 上に堆積した凝集
物は重力によって該ステップ板211 から剥離し、槽体2
の底部に自然落下する。該ステップ板211 から凝集物が
剥離されたら、該ステップ板操作桿6を図1矢印チ方向
に移動させて、該ステップ板211 を矢印ヌ方向に回動さ
せ、該ステップ板211 の傾斜角度θ2 を元に戻し(例え
ばθ2 =45°)、再び該固液分離槽2に被処理水を導入
して上記固液分離過程を行う。なお、このステップ板21
1 の洗浄工程は、上記傾斜板3の洗浄工程と同時に行っ
てもよい。
【0016】以上説明した固液分離槽1では、傾斜板3
の傾斜角度の調節にモーター5、スプロケット32,51,
52,54及びチェーン53,55を使用したが、本発明はこれ
に限定されることなく、傾斜板を回動させることができ
ればいかなる方法を使用してもよい。図4及び図5に、
本発明の他の例による固液分離槽1aを示す。該固液分
離槽1aにおいて、槽体2a、仕切板21a、ステップ板
211a、ステップ板操作桿6a,排水樋22a、攪拌槽25
a及び攪拌装置4aは、上記固液分離槽1と同様の構成
を有する。該槽体2a内において、短手方向には複数個
(6個)の回動軸31aが差渡されており、該回動軸31a
の両端は該槽体2aの左右側壁に固設されている軸受け
25aによって回動自在に支持されている。各回動軸31a
には、上記固液分離槽1と同様の方法によって傾斜板3
aが止着されている。該各傾斜板3aの一側面における
該回動軸31a上方には、図6に示されるように長孔33を
有するブラケット34が取り付けられている。該ブラケッ
ト34には、該槽体2の外側に設置されたエアシリンダー
7のピストン桿71が挿通しており、該ブラケット34の長
孔33には、該ピストン桿71から差出されているピン72が
摺動自在に嵌着されている。該槽体2において該ピスト
ン桿71が貫通している箇所には、シール材73が埋設され
ている。
【0017】上記固液分離槽1aにおいて、エアシリン
ダー7を正駆動させるとピストン桿71は前方(図4矢印
ル方向)に摺動する。該ピストン桿71の矢印ル方向の摺
動により、該ピストン桿71から差出されているピン72が
ブラケット34の長孔33を摺動しながら、該ブラケット34
及び該ブラケット34が取り付けられている傾斜板3aを
図4矢印ワ方向に回動させる。一方、エアシリンダー7
を逆駆動させると、該ピストン桿71は後方(図4矢印ヲ
方向)に摺動する。該ピストン桿71の矢印ヲ方向の摺動
により、該ピストン桿71から差出されているピン72がブ
ラケット34の長孔33を摺動しながら、該ブラケット34及
び該ブラケット34が取り付けられている傾斜板3aを図
4矢印カ方向に回動させる。従って、該傾斜板3aは該
エアシリンダー7を正逆駆動させることによって、その
傾斜角度θ3 を調節することができる。通常傾斜角度θ
3 は90°〜60°の範囲で調節可能とする。
【0018】以上の構造を有する固液分離槽1aにおい
て廃水を処理する場合、傾斜板3aの傾斜角度を55°〜
65°の範囲、一般的には60°に設定し、上記固液分離槽
1と同様にして被処理水を導入・流動させて固液分離を
行う。上記固液分離過程において、該傾斜板3aの表面
に粗大化した凝集物が所定量付着堆積したら、被処理水
の導入を停止し、エアシリンダー7を正駆動させて該傾
斜板3aを矢印ワ方向に回動させ、該傾斜板3aの傾斜
角度θ3 を90°(垂直)にする。そうすると、該傾斜板
3a表面に付着堆積した粗大化凝集物は重力によって該
傾斜板3aから剥離し、槽体2aの底部に自然落下す
る。その時必要とあれば、ブラシ等を該傾斜板3a間に
挿入して該傾斜板3a表面を洗浄する。この際、該傾斜
板3aは垂直状態であるから、ブラシの挿入は簡単で洗
浄は容易である。傾斜板3aをブラシで洗浄した後、該
エアシリンダー7を逆駆動させ、該傾斜板3aの傾斜角
度を元に戻し(例えばθ3 =60°)、再び該固液分離槽
2aに被処理水を導入して上記固液分離過程を行う。な
お、ステップ板211aの洗浄は、上記固液分離槽1と同
様にして行うことができる。
【0019】本発明の固液分離槽は、図面に示した態様
に限定されることはなく、本発明の範囲を逸脱しない限
り種々の変更を施すことができる。例えば、本具体例の
固液分離槽において傾斜板は上端が後方、下端が前方と
なるように傾斜しているが、被処理水の流路を考慮して
上端が前方、下端が後方となるように傾斜させてもよ
い。また、本具体例の固液分離槽において傾斜板は6枚
設けられているが、その枚数は特に限定されることはな
い。さらに、本具体例における回動軸は正六角形の断面
を有するが、傾斜板に固定することができればいかなる
断面形状を有してもよい。さらにまた、第2の具体例に
おいて、傾斜板に取り付けられるブラケットの位置は特
に限定されることなく、該傾斜板の上端部であってもよ
いし、回動軸の下方であってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の固液分離槽においては、傾斜板
を垂直方向に回動させることにより、更には所望により
ブラシ等を傾斜板間に挿入することにより、該傾斜板に
付着堆積した凝集物の除去を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例による固液分離槽を示す側面断面
図(図2における固液分離槽のB−B断面図)である。
【図2】図1における固液分離槽のA−A断面図であ
る。
【図3】図1における固液分離槽の傾斜板及び回動軸の
断面図である。
【図4】本発明の他の例による固液分離槽を示す側面断
面図(図5における固液分離槽のD−D断面図)であ
る。
【図5】図4における固液分離槽のC−C断面図であ
る。
【図6】図4における固液分離槽のブラケット近傍の部
分拡大図である。
【図7】従来の固液分離槽を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…固液分離槽 2,2a,2b…槽体 20,20a,20b…槽本体 21,21a,21b…仕切板 211 ,211a…ステップ板 22,22a,22b…排水樋 23,23a,23b…導水路 24,24a,24b…導水口 25,25a,25b…攪拌槽 26,26a,26b…排水路 27,27a,27b…排水口 28,28a…軸受け 3,3a,3b…傾斜板 30…ボルト 31,31a…回動軸 32,51,52,54…スプロケット 33…長孔 34…ブラケット 4,4a,4b…攪拌装置 5…モーター 53,55…チェーン 6,6a…ステップ板操作桿 60,60a…ブラケット 7…エアシリンダー 71…ピストン桿 72…ピン 73…シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導水口が下部に連絡し排水口が上部に連
    絡する槽体と、該槽体内に所定間隔をもって配列された
    複数枚の傾斜板とを具備する固液分離槽であって、該傾
    斜板は傾斜角度調節可能にされていることを特徴とする
    固液分離槽。
  2. 【請求項2】 槽体と、該槽体内の前部において下部に
    は届かないように配置された仕切板と、該槽体内に所定
    間隔をもって配列された複数枚の傾斜板とを具備し、該
    槽体内において該仕切板の前側には被処理水の導水路が
    形成されるとともに下側には導水口が形成され、該槽体
    後端上部には排水口が連絡している固液分離槽であっ
    て、該傾斜板が傾斜角度調節可能にされており、かつ該
    仕切板の下端に角度調節可能なステップ板が取り付けら
    れていることを特徴とする固液分離槽。
JP9212526A 1997-07-22 1997-07-22 固液分離槽 Pending JPH1133310A (ja)

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