JPS62298283A - 液晶表示装置の駆動方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 発明の目的 産業上の利用分野 本発明は、ポケット・テレビなどに利用される液晶表示
装置の駆動方式に関するものである。

従来の技術 最近、液晶表示装置を利用した超小型・薄型のポケット
・テレビが普及しつつある。

このような液晶表示装置は、二次元的に配列される複数
の画素電極と、これら複数の画素電極のすべてに対向し
つつかつこれらとの間に液晶層を介在させつつ配列され
る共通電極を備えている。

このような液晶表示装置の駆動回路は、各画素電極を隣
接順に選択しつつ１フィールド分のテレビジョン映像信
号中の画素電圧を保持させてゆ（ように構成されている
。通常、このような液晶表示装置では、長寿命化などた
めに交流駆動方式が採用される。

すなわち、第３図（Ａ）に例示するように、テレビジョ
ン映像信号に含まれる画素電圧の極性が、１フィールド
ごとに、数ボルト程度の適宜な基準電圧を中心として交
番される。また、高周波の画素信号の振幅をなるべく低
い値に留める目的などから、共通電極に印加する電圧の
極性も第３図（Ｂ）に例示するように、映像信号の極性
反転と逆位相になるように、フィールドごとに適宜な基
準電圧を中心として交番される。各画素電極と共通電極
間に印加された画素電圧は、両電極間に形成される容量
成分に１フィールド以下程度の期間に渡って保持される
。なお、第３図（Ｃ）は、垂直同期パルスである。

発明が解決しようとする問題点 上記従来の液晶表示装置では、画素電極ごとに画素電圧
の保持時点が異なるため、画面の上下方向に明暗の差が
生ずるという問題がある。

すなわち、フィールドの開始と同時に画素電圧が保持さ
れる表示画面内の最初の画素電極については、これと対
向する共通電極にほぼ１フィールドの期間にわたって逆
極性の電圧が印加され続ける。一方、フィールドの終了
直前に画素電圧が保持される表示画面内の最後の画素電
極については、これと対向する共通電極に印加される電
圧の極性は、保持された画素電圧に対してわずかな時間
だけ逆極性を保ったのち、次のフィールドの開始に伴う
極性反転によってほぼ１フィールドの間開−極性となる
。各画素電極に保持された画素電圧と共通電極に印加さ
れている電圧との電圧差が大きいほど対応の画素の明る
さが増すので、表示画面内の最初の画素電極と最後の画
素電極に同一の画素電圧が保持されたとしても、前者の
画素に比べて後者の画素が暗くなってしまう。

発明の構成 問題点を解決するための手段 上記従来技術の問題点を解決する本発明の液晶表示装置
の駆動方式は、テレビジョン映像信号に含まれる画素電
圧についてはその極性を１フィールドごとに反転させ、
共通電極に供給する電圧についてはその極性を上記画素
信号の極性反転と逆位相になるように１フィールドごと
に反転させると共に、その絶対値を各フィールドの開始
時点から終了時点に向けて漸次増大させることにより、
画素電圧の保持時点が異なることに伴う画素の明暗差を
保持時点に共通電極に供給する電圧値の変化によって相
殺するように構成されている。

以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。

実施例 第２図は、本発明の一実施例を適用する液晶表示回路１
０とその駆動回路２０の構成を例示するブロック図であ
る。

液晶表示装置１０は、垂直、水平方向のｍ行ｎ列にわた
って配列されたｍ　ｘ　ｎ個の画素電極Ｓ１、〜Ｓ１、
と、これらすべての画素電極と対向しつつそれらとの間
に液晶層を介在させつつ配置される共通電極Ｃと、画素
電極ごとに設置され対応の画素電極に供給される画素電
圧を選択的に通過させるｍ　Ｘ　ｎ個のスイッチング素
子ｇ＋＋”ｇｍｎを備えている。

駆動回路２０は、ライン選択回路２１．シフトレジスタ
２２１画素電圧の極性反転回路２３．サンプル・ホール
ド回路２４、共通電極Ｃに供給する電圧信号を発生する
信号発生回路２５及び入力端子ＩＮに供給されるテレビ
ジョン映像信号に含まれる垂直同期信号や水平同期信号
からこれに同期した各種のタイミング信号を作成して上
記各回路２１〜２４に供給するタイミング供給回路２６
を備えている。

サンプル・ホールド回路２４は、極性反転回路２３から
出力される１５４７分の画素電圧を、シフレジスタ２２
からのタイミング信号に同期して順次保持してゆくと共
に、保持した１ライン分の画素電圧をそのラインに属す
る画素電極群ＳＩＪ〜ｓ＊Ｊ（Ｊ　＝１〜ｎ）の対応の
スイッチング素子列ｇ＋ｊ〜ｇｍ＝　　（Ｊ　＝　１〜
ｎ）に−斉に供給する。

極性反転回路２３は、入力端子ＩＮに供給されるテレビ
ジョン映像信号に含まれる画素電圧の極性を数ボルト程
度の適宜な電圧値を中心として１フィールドごとに交番
させることにより、第１図（Ａ）に例示するような波形
の画素電圧を出力する。なお、第１図（Ｃ）は垂直同期
パルスである。

信号発生回路２５は、第１図（Ｂ）に例示するように、
テレビジョン映像信号の極性反転と逆位相になるように
極性が反転しつつかつその絶対値が各フィールドの開始
時点の所定値から終了時点に向けて直線的に増加する電
圧信号を発生してこれを液晶表示装置１０の共通電極Ｃ
に供給する。

この結果、各フィールドの開始直後に画素電圧が保持さ
れる表示画面内の最初のラインの画素電極Ｓｌｌ〜Ｓ１
に比べて、保持時点が順次遅延する各ラインの画素電極
Ｓ□〜Ｓ１・・・・・・Ｓ□〜Ｓ　ｌｌｌ’ｌの順に画
素電圧の保持時点における共通電極Ｃの電圧信号が逆極
性で増大し、その分多量の電荷が保持され、共通電極Ｃ
との間に大きな電圧差が保持される。この結果、保持時
点が異なることに伴う表示画面内の上下方向への明暗の
差が相殺される。

以上、共通電極に供給する電圧信号の絶対値を所定値か
ら直線的に増加する構成を例示したが、この所定値がゼ
ロであるような鋸歯状にバイアス電圧を変化させること
もできる。

また、液晶装置の電気的、光学的特性の差異に合わせて
非直線的に変化させてもよい。

発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明の液晶表示装置の駆
動方式は、共通電極に印加する電圧については、その極
性を画素電圧の極性反転と逆位相でフィールドごとに反
転すると共に、その絶対値をフィールドの開始時点から
終了時点に向けて漸次増加してゆく構成であるから、画
素電圧の保持時点の差異に伴う表示画面内の上下方向へ
の明暗差がそれぞれの保持時点において共通電極に供給
される電圧値の変化によって相殺され、明るさの均一な
表示画面が実現される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係わる液晶表示装置の駆動
方式を説明するための波形図、第２図は上記実施例が適
用される液晶装置とその駆動装置の構成を示すブロック
図、第３図は従来の駆動方式を説明するための波形図で
ある。 １０・・液晶表示装置、Ｃ・・共通電極、Ｓｌｌ〜Ｓ□
・・画素電極、２１・・ライン選択回路、２２・・シフ
トレジスタ、２３・・画素電圧極性反転回路、２４・・
サンプル・ホールド回路、２５・・共通電極に供給する
電圧信号を発生する信号発生回路、２６・・タイミング
供給回路。 特許出願人　日本電気ホームエレクトロニクス株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 共通電極との間に液晶層を介在させながら二次元的に配
   列される複数の画素電極を隣接順に選択しながら全体に
   テレビジョン映像信号の１フィールド分の画素電圧を保
   持させてゆく液晶表示装置の駆動方式において、 前記テレビジョン映像信号の画素電圧については、その
   極性を１フィールドごとに適宜な電圧値を中心として反
   転させ、 前記共通電極に供給する電圧については、その極性を前
   記画素電圧の極性反転と逆位相になるように１フィール
   ドごとに適宜な電圧値を中心として反転させると共に、
   その絶対値を各フィールドの開始時点から終了時点に向
   けて漸次増大させてゆくことを特徴とする液晶表示装置
   の駆動方式。