JPS62297137A - 高周波誘電加熱方法 - Google Patents

高周波誘電加熱方法

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JPS62297137A
JPS62297137A JP14112186A JP14112186A JPS62297137A JP S62297137 A JPS62297137 A JP S62297137A JP 14112186 A JP14112186 A JP 14112186A JP 14112186 A JP14112186 A JP 14112186A JP S62297137 A JPS62297137 A JP S62297137A
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JP
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sheet
dielectric heating
polyurethane
high frequency
heating device
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Junji Sano
準治 佐野
Toyoichi Nonaka
野中 豊一
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 8、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明はポリウレタン又はポリウレタンにより加工され
た布帛を高周波誘電加熱装置により溶融接着する方法に
関する。
(従来の技術) 従来よりプラスチックの接合法としてプラスチックの熱
可塑性を利用して溶着する方法が広く行なわれている。
これは短時間に十分な強度と美感をもった接合が行なわ
れるからである。中でも高周波誘電加熱はプラスチック
自体を発熱体とする内部加熱法のため、外部加熱法の場
合のように溶着部がはがれたり、発熱体(電極)のほう
へ付着したりするトラブルがほとんどない。ただし、熱
可塑性でかつ有極性であるプラスチックにしか応用出来
ないが、すでにポリ塩化ビニル、可塑化ポリ塩化ビニル
、ポリ塩化ビニリデンの溶着には実用化されている。
更に、ポリウレタンも熱可塑性でありかつ有極性である
ため高周波誘電加熱による溶着は可能である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら溶着の容易なものは、引張り強度、100
%モジュラス、引裂強度のような物理的強度が十分でな
く、物理的強度が高いものは、高周波誘電加熱による溶
着強度に劣る。
このためスパークの懸念のある高出力をかけたり、電極
金型に加熱装置を取り付けたりする外部加熱手段を補助
に用いて、高周波誘電加熱によるポリウレタンの溶着が
行なわれているが特に、大きな電極金型の場合外部加熱
を均一に行なうことがむずかしいため、均一な溶着がむ
ずかしい欠点があった。
(問題点を解決するための手段) かかる問題点は、高周波誘電加熱装置より高周波を照射
して、ポリウレタン又は塩化ビニルを含有するシート状
被溶着物を溶融接着するに際し、とを特徴とする高周波
誘電加熱方法により解決される。
本発明で云うポリウレタン又は塩化ビニルを含有するシ
ート状被溶、′!を物とは、ポリウレタン又は塩化ビニ
ルを全部又は一部1こ用いたものであれば、織編物に限
定されず、フィルムであってもシートであっても、スパ
ンボンド不織布であっても、短繊維不織布であってもよ
い。さらにポリウレタン又は塩化ビニルを化学繊維や、
天然amで出来た布帛にコーティングやラミネート等に
より加工したものであってもよい。
高周波誘電加熱装置は所謂ウェルダー機と呼ばれるもの
で、通常上部電極と下部電極の2つの電極を有し、両電
極間に被溶着物を載置後、1!極間に高周波を照射して
溶着を行うものである。
本発明で用いられるシート状構造物は、織物、編物、ス
パンボンド不織布、短繊維不織布等の繊維状構造物又は
フィルム、シート等の樹脂状構造物であって、10 ’
 Hzにおける誘電体力率が0.05以上で、溶着温度
が被溶着物で用いるポリウレダC以上のもので、例えば
ポリアミド、セルロースジアセテート、セルローストリ
アセテート、レーヨン、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニリデンフルオライドであり、さらに好ましくはナイロ
ン6、ナイロン66、トリアセテートである。
誘電体力率はJI8に−6911に早して測定するが、
シート状構造物の10Hzlこおける誘電体力率が0.
05より小さいとポリウレタン又は塩化ビニルの溶着が
十分に進行しない。
溶着温度は例えば「プラスチック加工技術便覧」(昭和
54.10.20 ) 、日刊工業新聞社、P765に
準じて測定出来る。シート状構造物の溶着温度は、被溶
着物の溶着温度以下のものを用いると、誘電加熱時にシ
ート状構造物の一部が溶融し、電極等に付着することが
ある。
シート状構造物の厚さは傷周波誘電加熱装置の金型(1
!極)の付型が容易な厚さが好ましく1、繊維構造物で
は400μm以下、樹脂構造物では200μm以下が好
ましい。
かかるシート状構造物は電極とシート状被溶着物の間に
挾み次いで高周波を照射するが、上下電極を有する通常
の高周波誘に加熱装置の場合は、シート状被溶着物を上
下より挾む形で上下の電極の間に置けばよい。実際には
操業性を考慮すれば、上下の電極に表面をカバーする形
でシート状構造物を取付ければよく、又、1枚だけでな
く数枚を重ねて用いてもよい。
本発明方法では、特に周波数を指定するものではないが
、工業用割当の40.68MHz、 27.12MHz
が好ましく用いられる。
又、高周波誘電加熱装置での溶着時に、抑圧をかけて溶
着を助長することが好ましい。
(作用) 一般に、誘電体を高周波誘電加熱した場合、その誘電体
は発熱し、発熱ff1(P)は次式に従う。
ここで、Ωは誘電体の体積<m”)、rは周波数(サイ
クル/5ea)、Eは誘電体中の電界(ボルト/m)、
εは誘電率、tanδは誘電体力率である。
而して、l0J(zにおける誘電体力率が0.05以上
で溶着温度がポリウレタン又は塩化ビニルより高いシー
ト状構造物は、高周波電界中で容易にかつ全面積にわた
り均一に発熱し、その熱がポリウレタン又は塩化ビニル
に与えられ、その結果、ポリウレタン又は塩化ビニルの
誘゛心体損失率(誘電率×誘電体力率)が向とし、溶着
がより強力でかつ均一に行われる。
(実施例) 以下実施例により説明する。
実施例1・比較例1 厚さ100μm1溶着温度172”C1引張強力5 Q
 Q Ky f/ Cm21100 % モジs 7 
ス68 Kf f/Cm2、引裂強力126 Kyf/
Cmのポリウレタンフィルムを離型紙のついたまま18
5 cm x6c)CmO長方形にカットしポリウレタ
ンの面同志を重ね合わせた。さらにこの上下に10Hz
における誘電体力率がO9lで溶着温度が215°C1
厚さ270μm1目付77ダ/mのナイロントリコット
を重ね第1図に示す金型を上部フ甑とし平板を下部電極
とする高周波誘電加熱装置で、高周波誘電加熱を行った
。(4)周波数は27.12MHzであった。比較のた
めナイロントリコットをとりのぞいて他は同様に実施し
た。03) AlBについて第2図に示すはく雌用試料を作り手でひ
っばるとBは溶着面ではく離したがAはフィルムが切断
した。又、A、Bを用いて実願昭60−102541号
の空気封入衣料を作り0.05Klf/ctn”の内圧
になるよう空気を入れ着用し、床に寝ころんだところB
は溶着部がはがれた。
なお、引張強力、100%モジュラス、引裂強力の測定
はJISK6801に準じて行った。
実施例2・比較例2 厚さ80μln 、溶着温度175℃、引張強カフ 0
0Kyf/cm  1100%モジュラス110x y
 f/(: m ” 、引裂強力130 Kff/Cm
 (7)ポリウレタンフィルムをう主ネート加工した5
0dのポリエステルシホン織物を185cm×5’1c
mの長方形にカットしポリウレタンの面同志を重ねあわ
せた。さらにこの上下に10Hzにおける誘11体力率
が0.09で溶着温度が255°C1厚さ110μm1
目付72 f/m2のナイロン66の平織物を重ね第1
図に示す金型を上部1!極とし、平板を下部電極とする
高周波誘電加熱装置で高周波誘電加熱を行った。C)周
波数は40..68 M Hzであった。比較のためナ
イロン平織りをとりのぞいて他は同様に実施した。(2
) 0、Dについて第2図に示すは(雌用試料を作り手でひ
っばるとDはH着面が容易にばく離したがCはポリエス
テル布とポリウレタンのラミネート面がはく離し浴着面
は強固に接合したままであった。
実施例3・比較例3 厚さ75μm1溶着温度168°C1引張強力855K
yf/Cm  、 100%モジュラス55Kyf/C
m2、引裂強力95に1/f/Cmのポリウレタンフィ
ルムを離型紙のついたままIB5cmx60cmの長方
形にカットし、ポリウレタンの面同志を重ね合わせた。
さらにこの上下に10Hzにおける誘電体力率が0.1
で溶着温度が300°C1厚さ86011m、目付15
6 f/m のトリアセテート織物を重ね@1図に示す
金型を上部電極とし、平板を下部電極とする高周波誘電
加熱装置で、高周波@電加熱を行った。■)周波数は2
7.12MHzであった。比較のためトリアセテート織
物をのぞいて他は同様に実施した。(ト)B、Fについ
て第2図に示すはく雌用試料を作り手でひっばるとFは
溶着面ではく離したがEはフィルムが切断した。
実施例4・比較例4 厚さ20μmzh着温度212°C1引張強力600K
ff/Cm  1100%モジェラス60Kf/f/C
m2、引裂強力185 Kyf/cmのポリウレタンを
ラミネート加工した70aのポリエステル織物を135
(:/#X57C771の長方形にカットし、ポリウレ
タンの面同志を重ねあわせたつさらにこのと下に10H
zにおける誘電体力率が0.08で溶着温度が220”
C,厚さ50μmのポリビニルアルコールフィルムを重
ね、第1図に示す金型を上部’l1tFiとし、平板を
下部′W1極とする高周波誘電加熱装置で、高周波誘電
加熱を行った。(0周波数は40.46MHzであった
。比較のためポリビニルアルコールフィルムをとりのぞ
き他は同様番ζ実施した。0 G、Hについて第2図に示すは(前用試料を作り手でひ
っばるとHは溶着面が容易にはく離したがGはポリエス
テル布とポリウレタンのラミネート面がはく離し溶着面
は強固に接合したままであつ゛た。
実施例5・比較例5 厚さ150μm1溶着温度155’C,引張強力172
 Kyf/Cm  、伸度312%、100%モジュラ
ス74 Kyf/cm  、伸長弾性率94%の高弾性
ポリ塩化ビニルフィルム(185CF#X130 cm
)を2枚重ね、その上下に離型紙を重ねさらに、その上
下に10Hzにおける誘電体力率が0.1で溶着温度が
215°C1厚さ15511m1日付70f7.2 の
ナイロンサテンを2枚ずつ重ね、第1図に示す金型を上
部電極とし、平板を上部電極とする高周波誘電加熱装置
で、高周波誘電加熱を行った。(I)  周波数は27
.12MHzであった。比較のためナイロンサテンをと
りのぞいて他は同様に実施したもの(J)、ナイロンサ
テンと離型紙をとりのぞいて他は同様に実施したもの(
イ)を作った。
I、J、Kについて第2図に示すはく前用試料を作り、
手でひっばるとJ、には溶着面ではく離したが工はフィ
ルムが切断した。又、I、J、Kに空気封入口をもうけ
空気を入nたところ、工は0、 I Icy f/cm
  の内圧でも接着部はそのままだったが、J、には途
中で大部分の接着部がはく離し、0、 I Ky f/
cm2まで内圧を上げられなかった。
(発明の効果) 以上の如く、本発明方法に依れば、ポリ塩化ビニルやポ
リ塩化ビニリデンの溶着に用いられている高周波誘電加
熱装置をそのまま用いても、比較的大きな面を均一に浴
着することが可能でしかも、従来方法に比べ低出力の高
周波でも引張強度、100%モジュラス、引裂強度等に
代表される物理的強度に優れたポリウレタン溶着物を得
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は高周波誘電加熱装置の電極金型を示す平面図で
ある。第2図ははく離試験用試料を示す略図である。 (1)・・・金型凸部、    (2)・・・M前部。 第1図 ¥に2図 手続補正書 昭和61年11月6日 +−:2 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿     1.。 ・二、2゛j 1、事件の表示 昭和61年特許願第141121号 2、発明の名称 高周波誘電加熱方法 8、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都墨田区墨田五丁目17番4号〒584 大
阪市部島区友淵町1丁目5番90号4、補正命令の日付
          \、自   発 5、補正によシ増加する発明の数  な し/で)− 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」及び「発明の詳細な説明」
の欄。 7゜補正の内容 (1)明細書第1頁の「特許請求の範囲」の記載を別紙
の通り補正する。 (2)明細書の記載を下記の通シ訂正する。 」 」 8、添付書類の目録 (1)別紙  1通 以  上 別   紙 2、特許請求の範囲 (1)高周波誘電加熱装置よシ高周波電圧を印加して、
ポリウレタン又は塩化ビニルを含有するシート状被溶着
物を溶融接着するに際し、10’Hzにおける誘電体力
率が0.06以上で、溶着温度が前記ポリウレタン又は
塩化ビニルよシ高いシート状構造物を、高周波誘電加熱
装置の電極と前記シート状被溶着物との間に挾み、次い
で高周波電圧を印加することを特徴とする高周波誘電加
熱方法。 (2)  シート状構造物の厚みが400μm以下であ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高周波誘電加熱装置より高周波を照射して、ポリ
    ウレタン又は塩化ビニルを含有するシート状被溶着物を
    溶融接着するに際し、10^6Hzにおける誘電体力率
    が0.05以上で、溶着温度が前記ポリウレタン又は塩
    化ビニルより高いシート状構造物を、高周波誘電加熱装
    置の電極と前記シート状被溶着物の間に挟み、次いで高
    周波を照射することを特徴とする高周波誘電加熱方法。
  2. (2)シート状構造物の厚みが400μm以下である特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
JP14112186A 1986-06-16 1986-06-16 高周波誘電加熱方法 Granted JPS62297137A (ja)

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JPH0451338B2 JPH0451338B2 (ja) 1992-08-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5010871A (ja) * 1973-06-01 1975-02-04
JPS5128236A (ja) * 1974-09-02 1976-03-10 Kureha Chemical Ind Co Ltd Kansetsukoshuhasetsuchakuho

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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