JPS62296913A - 金属帯の幅方向厚み分布矯正方法 - Google Patents

金属帯の幅方向厚み分布矯正方法

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JPS62296913A
JPS62296913A JP13942586A JP13942586A JPS62296913A JP S62296913 A JPS62296913 A JP S62296913A JP 13942586 A JP13942586 A JP 13942586A JP 13942586 A JP13942586 A JP 13942586A JP S62296913 A JPS62296913 A JP S62296913A
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JP
Japan
Prior art keywords
tension
metal strip
thickness distribution
width direction
bending
Prior art date
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Pending
Application number
JP13942586A
Other languages
English (en)
Inventor
Junsuke Nakano
淳介 中野
Takeshi Masui
益居 健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明は、圧延により製造される金属帯の幅方向厚み分
布の不均一を矯正する方法に関する。また、本発明は、
幅方向厚み分布の矯正方法ということから、そのひとつ
の応用例として、特殊な幅方向厚み分布を有する金属帯
を製造する方法にも関するものである。
(従来の技術) 当業界においてすでに良く知られているように、圧延に
より製造された金属帯はエツジドロップ、仮クラウンな
どの幅方向厚み分布の不均一があり、これを改善するた
めに圧延技術の開発が続けられている。
一方、圧延と異なる方法として、本発明者らは金属帯に
テンションレベラのような曲げ引張りを加えると、幅方
向厚み分布が変化するという新しい現象を見出し、本現
象を応用した金属帯の幅方向厚み分布変更方法を特開昭
59−229213号で開示した。この方法は曲げ引張
りを加えることができれば、鋼板製造のどの段階で実施
してもよく、特に制限されない。したがって、かかる方
法をたとえば連続焼鈍ラインと組み合わせ、連続焼鈍ラ
インの高温部等において実施すれば、常温よりも低い張
力で必要な伸びが得られる点で有利であることは容易に
想到される。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記公報開示の幅方向厚み分布矯正方法を、
たとえ連続焼鈍炉の高温部で実施する場合であっても、
通常の通板走行のために用いられている操業張力よりは
大きな張力が必要であり、このために材質に悪影響が生
じることが分かった。
たとえば、深絞り用冷延鋼板の場合には機械試験値が悪
化して絞り性が悪くなり、また、電磁鋼板の場合には電
磁特性が悪化する。すなわち、連続焼鈍炉の高温部にレ
ベラを導入して曲げ引張りを行う場合に、単にライン全
体の張力を上げるだけでは材質劣化の問題があることが
分かった。
なお、連続焼鈍ラインに矯正ラインを組み込むことがで
きれば、処理工程の短縮が図られ、その経済的効果には
大きなものがある。
(問題点を解決するための手段) 上記材質、特性劣化の問題点を解決するために、本発明
者らが種々検討を重ねたところ、連続焼鈍ラインと矯正
ラインとを組み合わせた場合においても、高張力下で曲
げ引張りを加え、これに続いて低張力下で焼鈍、冷却を
加えることによって材質劣化を防止できることを知り、
本発明を完成した。
本発明の要旨は、金属帯に曲げ引張りを加えることによ
る幅方向厚み分布変更方法を連続焼鈍炉高温部で実施す
るに際し、炉内を走行する金属帯を高張力部および低張
力部に区分し、そのために、例えば、炉中にブライドル
ロールを配設し、該ロールより上流側を高張力部、下流
側を低張力部とし、この上流側の高張力部で曲げ引張り
加工を行ったのち、下流側の低張力部で均熱および冷却
を行うことを特徴とする金属帯の幅方向厚み分布矯正方
法である。
ここに、上記金属帯は鋼、銅、アルミニウム等の熱間圧
延金属板および冷間圧延金属板が包含される。特に材質
の要求が厳しいいわゆる電磁W4板さらには深絞り用冷
延鋼板には有利に本発明が適用される。
このように、本発明によれば同一ラインで板厚分布矯正
と焼鈍とを連続的に行えることから、本発明は電磁鋼板
さらには深絞り用冷延鋼板の製造に特に適している。
(作用) ここで、本発明の原理について説明すると、前記の絞り
用冷延綱板や電磁鋼板の場合、高張力が材質に悪影響を
及ぼすのは連続焼鈍プロセスにおける均熱および冷却の
過程であり、均熱帯で焼鈍する前であれば高温部で曲げ
引張り加工を実施しても悪影響は生じない。
すなわち、従来のプロセスである「冷間圧延−加熱昇温
−均熱焼鈍(低張力)」が、「冷間圧延−加熱昇温−高
温で曲げ引張り加工(高張力)→均熱焼鈍(低張力)」
に変わっても、加工による材料内部のひずみが最終的に
焼鈍で消失する点には変わりがない。したがって、本発
明により材質を悪化させずに炉内で幅方向厚み分布を矯
正することが可能になる。
第1図は、本発明の詳細な説明図であって、連続焼鈍炉
(図示せず)内を走行する金属帯10はブライドルロー
ル12.12によって上流側の高張力部および下流側の
低張力部に区分される。高張力部および低張力部はそれ
ぞれ連続焼鈍炉の加熱帯14および均熱帯16に対応し
て設けられる。
ここに、本発明によれば加熱帯14には千鳥状に配置さ
れた複数のロールから構成されるレベラ18が設けられ
、走行する金属帯10に曲げ引張り加工を行っている。
なお、高張力部、低張力部というも、いずれも相対的な
もので、そのときの具体的張力は板材質、厚み、目的と
する矯正量その他によって異なる。一般には、冷延鋼板
の連続焼鈍では高張力部では、1〜5 Kg/mm”程
度、低張力部では0.2〜2Kg/ms”程度である。
図示例では張力変更に一対のブライドルロールを使い、
金属帯lOの入口側および出口側でそれぞれ送りおよび
巻取りを調節することによって張力を調整しているが、
張力変更手段としてはその他ピンチロールなどの構成を
採用することができる。
高張力部において行われる曲げ引張加工は、上述のよう
にテンションレベラを使って行えばよく、例えば駆動ま
たは非駆動回転ロールを千鳥状に配置した構成のもの、
固定プロツタを千鳥状に配置した構成のもの、または頂
部から加圧流体を噴射する固定ブロックを千鳥状に配置
した構成のもののいずれであってもよい、これらはすで
に当業者においては前述の特開昭59−229213号
によって知られているところである。
なお、このときの曲げ加工の程度、つまり伸び変形の程
度については特に制限されず、必要に応じ適宜設定でき
る。
一方、低張力部の連続焼鈍条件は特に制限されず、従来
のそれらに同じであってもよいが、本発明による効果を
最大限に発揮させるには、従来よりも低い張力を用いる
ことが好ましい。
本発明では高張力部で金属帯の形状不良も矯正されるた
め、従来よりも低い張力でも蛇行が発生しに(い特徴が
あり、より低い張力でより良い材質を得ることができる
次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
1血斑 電磁!4仮の連続焼鈍コーティングライン(横型)にお
いて、第1図に示すように加熱帯と均熱帯の間に2本の
ブライドルロールを設置し、また、加熱帯に曲げ引張り
加工を行うため、直径100mmのロール13本を備え
たレベラを設置した。加熱帯の張力(ユニットテンショ
ン)を2kg/+s+*”と高くして、レベラによる曲
げ引張りで金属帯(板幅10001)を7%伸ばすこと
により、いわゆるエソジアフプ現象が生じ、第2図のよ
うに圧延で生じたエツジドロップがほぼ矯正される。図
中、曲線Aがもとの母材の板厚分布、曲線Bが本発明に
従い7%の伸び変形を加えたあとの鋼板のvi厚分布で
ある。両端のエツジ部においても実質的にエツジドロッ
プは矯正されたことが分かる。なお、この場合の焼鈍温
度は、加熱帯後半および均熱帯において720℃であっ
た。
ここで、ブライドルロールの制御により均熱帯以降の張
力を下げ0.6kg/n+m”とした場合(A)と、均
熱帯以降も力0熱帯と同じ2 kg/mm”の高張力と
した場合(B)の電磁特性を、曲げ引張りを行わずライ
ン全体を0.6 kg/+m”の低張力とした場合(C
)とそれぞれ比較したところ、得られた材料の磁気特性
について第1表のような結果が得られた。
同表に示す結果から、鉄を貝は小さいほど良く、磁束密
度は大きいほど良いことから考えて、本発明による効果
が顕著であることが分かる。なお、これらの場合にあっ
ても、焼鈍条件その他の条件はいずれも前述の場合に同
しであった。
第1表 第1表より、ライン全体を高張力とする従来技術では電
磁特性が大きく悪化する (鉄損が大きく、磁束密度が
小さい)のに対し、本発明では電磁特性は基準値とほと
んど変わらず、曲げ引張り加工の悪影響が生しないこと
がわかる。
なお、縦型の連続焼鈍炉の場合には、張力を上げると加
熱昇温中の金属帯に、蛇行防止用のロールクラウンに起
因するヒートバックルと呼ばれる縦じわが発生しやすく
なるため、レベラの直前にもブライドルロールを設け、
それより上流では張力をある程度下げることが望ましい
場合もある。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば連続焼鈍炉におい
て材質を悪化させずに曲げ引張り加工により金属41シ
の幅方向厚み分布を矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法の原理の説明図:および 第2図は、実施例の結果を示すグラフである。 108金属帯、    12ニブライドルロール14:
加熱帯、    16:均熱帯、18:  レベラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属帯を連続的に焼鈍炉内を通過させ、炉内で該
    金属帯に曲げ引張りを加えて幅方向厚み分布を矯正する
    方法であって、焼鈍炉内を走行する前記金属帯に高張力
    部および低張力部を設け、該高張力部において前記金属
    帯を加熱するとともに曲げ引張り加工を加え、次いで前
    記低張力部で均熱焼鈍および冷却を行うこと特徴とする
    、金属帯の幅方向厚み分布矯正方法。
  2. (2)前記焼鈍炉内にブライドルロールを配置し、前記
    高張力部を該ブライドルロールの上流側に、前記低張力
    部を該ブライドルロールの下流側に設ける、特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
JP13942586A 1986-06-16 1986-06-16 金属帯の幅方向厚み分布矯正方法 Pending JPS62296913A (ja)

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JPS62296913A true JPS62296913A (ja) 1987-12-24

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