JPS6229667A

JPS6229667A - 片持ちコンクリ−ト構造体作製方法

Info

Publication number: JPS6229667A
Application number: JP16818085A
Authority: JP
Inventors: 柴田　禮一
Original assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Current assignee: Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date: 1985-07-29
Filing date: 1985-07-29
Publication date: 1987-02-07
Also published as: JPH0542544B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、集合住宅やホテル、病院のバルコニー、ベラ
ンダで代表される片持ちコンクリートスラブ等の片持ち
コンクリート構造体を作製する方法で、詳しくは、片持
ちコンクリート構造体作製用型枠を組立てたのち、それ
を片持ちコンクリート構造体作製箇所に搬入して、片持
ちコンクリート構造体を作製する方法に関する。

〔従来の技術〕

上記の片持ちコンクリート構造体を作製するにあたって
は、片持ちコンクリート構造体に対する返し型枠の工事
やコンクリートの打設工事、脱型後の外装工事等を行う
上で、片持ちコンクリート構造体作製箇所の外側に足場
を組む必要がある。そして、従来においては、型枠をコ
ンクリート構造体作製箇所に搬入してセットしたのちに
、その型枠に足場を組付ける手段が採られていた。

しかしながら、前記従来手段によるときは、コンクリー
ト構造体作製箇所といったスペース的に制約された箇所
で足場を組付けるため、組付は作業性が悪く、特に、高
所作業の場合、足場枠や足場板等、足場の各構成部材の
搬入に手間取ることはもちろん、安全対策に手間取り、
しかも、取付は精度を出しにくいといった欠点があった
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、かかる実状にかんがみて開発されたものであ
って、その目的は、前述した従来欠点を一掃する点にあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的達成のために講じた本発明による片持ちコンク
リート構造体作製方法の特徴は、前記型枠の組立箇所に
おいてその型枠に足場のうち、少なくとも足場枠を組付
けて型枠と一体の状態で前記片持ちコンクリート構造体
作製箇所に搬入する点にある。そして、それによる作用
効果は次の通りである。

〔作　用〕

型枠を地上環の広くて作業し易い箇所で安全、かつ、作
業性良く組立て、これをコンクリート構造体作製箇所に
搬入してセットすることに着目して、型枠組立箇所で、
取付は精度が要求される足場の少なくとも足場枠を型枠
に組付け、足場枠付きの型枠としてコンクリート構造体
作製箇所に搬入するから、広くて安全な箇所でレベル出
しを容易に行えて足場枠を型枠に精度良く組付けること
ができ、しかも、コンクリート作製箇所に搬入する部材
の数が少なくなってその搬入作業を容易に行える。

〔発明の効果〕

したがって、本発明は、足場を安全、かつ、作業性良く
、しかも、精度良く組付けることができ、もって、全体
として、工期の短縮化を図り得る片持ちコンクリート構
造体作製方法を提供できるに至った。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

集合住宅における各階のバルコニー（Ａ）（片持ちコン
クリート構造体の一例）を作製する方法であって、それ
に用いる型枠（１）および足場（２）について先ず説明
する。

前記型枠（１）は、バルコニー幅方向に沿った２本の大
引（Ｉａ）上に、バルコニー突出方向に沿った姿勢の複
数の根太（１ｂ）をバルコニー幅方向に適宜間隔を隔て
て載置させ、これら根太（１ｂ）上にせき板（１ｃ）を
載置して構成されており、バルコニー作製箇所に位置す
るように、地面や作製された下階のバルコニー（Ａ）に
複数のパイプサポート（３）を介して支持され、かつ、
基端部において梁側型枠（１“）に釘打ち固定されるも
のである。

前記足場（２）は、バルコニー幅方向に適宜間隔を隔て
て配設した複数のパイプ製足場枠（２Ａ）と、これら足
場枠（２八）間に亘って掛は渡した鋼製の足場板（２Ｂ
）とから成る。前記足場枠（２Ａ）は、バルコニー突出
方向の中央部に、前記せき板（１ｃ）を厚さ方向で貫通
し、かつ、打設されたバルコニー（Ａ）に埋設固定され
るボルト（４）によりせき板（１ｃ）に取付は可能な取
付は部（２ａ）を、この取付は部（２ａ）の下方部に、
パイプサポート（５）で支持するためのサポート差込部
（２ｂ）を、バルコニー基端例の端部に、せき板（１ｃ
）に当接することにより前記取付は部（２ａ）周りでの
載置荷重による揺動を阻止するねじ式ジャツギ（６）を
差込み装着するためのジヤツキ差込部（２Ｃ）をそれぞ
れ有する。もって、足場枠（２Ａ）は、取付は部（２ａ
）をせき板（ＩＣ）に取付けるとともに、取付は部（２
ａ）とジヤツキ差込部（２Ｃ）との間に位置するパイプ
部分（２ｄ）を大引（１ａ）にクランプ金具（７）を介
して固定連結することにより、型枠（１）に取付けるよ
うに構成されており、かつ、それに加え、サポート差込
部（２ｂ）にパイプサポート（５）を差込むことにより
、型枠（１）への取付は状態において載置荷重に対抗す
るように構成されている。更に、型枠（１）を分解・撤
去した状態においては、取付は部（２ａ）のボルト（４
）を介するバルコニー（八）への取付けと、ジヤツキ差
込部（２ｃ）に差込んだジヤツキ（６）のせき板（ＩＣ
）への当接とによって、載置荷重に対抗する状態でバル
コニー（八）に取付けるように構成されている。

また、足場枠（２八）には、手摺（８）を取付けるため
のチェンジクランプ（９）が取付けられている。

前記クランプ金具（７）は、上下姿勢のパイプ状本体（
７Ａ）の上端に、締付はボルト（７ａ）を介して大引（
１ａ）に固定可能なコの字形のクランプ（７Ｂ）を固着
するとともに、前記本体（７Ａ）の下端に、前記パイプ
部分（２ｄ）に固定可能なチェンジクランプ（７Ｃ）を
固着して、構成されている。

前記ボルト（４）による取付は部（２ａ）のせき板（１
ｃ）への取付は手段は、アンカーとして作用するインサ
ート（１０）をボルト（４）に締込み螺合させて水切（
ａ）を形成するための面木（１１）とともにせき板（１
）に取付ける手段である。つまり、ボルト（４）は、バ
ルコニー（Ａ）に直接に固定されるのではなく、インサ
ート（１０）への螺合連結によりバルコニー（Ａ）に固
定され、インサート（１０）から螺合離脱することによ
り、バルコニー（Ａ）から取り外せるものである。

なお、前記せき板（１ｃ）のうち、足場枠（２Ａ）の取
付は部（２ａ）が取付けられ、かつ、ジヤツキ（６）が
当接する足場枠取付は部分（ｌｃ’）は、他の部分から
分離可能に構成されている。

次に、バルコニー（八）の作製手順を説明する。

（１）地面等に敷板（１２）を敷き、この上に梯子型建
枠（１３）を建付け、この建枠（１３）上に型枠（１）
を組立てるとともに、型枠（１）に足場枠（２Ａ）を組
付ける。（第１図参照）（２）足場（２Ａ）付の型枠（１）をワイヤー（Ｙ）で
吊下げてバルコニー作製箇所に搬入し、地面または下階
の作製されたバルコニー（Ａ）にパイプサポート（３）
群を介して支持させるとともに、各足場枠（２Ａ）のサ
ポート差込部（２ｂ）にパイプサポート（５）を差込ん
で足場枠（２Ａ）を地面または下階の作製されたバルコ
ニー（八）に支持させる。（第２図参照）（３）足場枠（２Ａ）に足場板（２Ｂ）や手摺（８）を
取付けるとともに、建地管（１４）で下側の足場枠（２
Ａ）に連結し、かつ、左右の建地管（１４）を重管（１
５）で連結し、養生ネソＩ−（１６）を張設する。

（第２図参照）（４）バルコニー（Ａ）が所定の強度を発現したならば
、パイプサポート（５）を取外すとともに、ジヤツキ（
６）をセットして、足場枠（２Ａ）をバルコニー（Ａ）
に支持させ、型枠（１）を、上方階のバルコニー（Ａ）
の作製に転用するために解体・撤去する。（第２図参照
）（５）このようなことを下階から上階にかけて順次行っ
て、各階のバルコニー（Ａ）を作製するとともに、外装
工事を行う。

（６）作業完了後、足場（２）等を解体・撤去する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る片持ちコンクリート構造体作製方法
の実施例を示し、第１図は型枠の組立状態を示す斜視図
、第２図は作製箇所への組付は作業を示す側面図、第３
図は要部の拡大平面図、第４図は要部の拡大縦断側面図
、第５図は要部の拡大縦断正面図である。（１）・・・・・・型枠、　（Ａ）・・・・・・コンク
リート構造体、（２）・・・・・・足場、（２Ａ）・・
・・・・足場枠。

Claims

【特許請求の範囲】

片持ちコンクリート構造体作製用型枠（１）を組立てた
のち、それを片持ちコンクリート構造体作製箇所に搬入
して、片持ちコンクリート構造体（Ａ）を作製する方法
であって、前記型枠（１）の組立箇所においてその型枠
（１）に足場（２）のうち、少なくとも足場枠（２Ａ）
を組付けて型枠（１）と一体の状態で前記片持ちコンク
リート構造体作製箇所に搬入する片持ちコンクリート構
造体作製方法。