JPS62294956A - 空燃比検出装置 - Google Patents

空燃比検出装置

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JPS62294956A
JPS62294956A JP61138805A JP13880586A JPS62294956A JP S62294956 A JPS62294956 A JP S62294956A JP 61138805 A JP61138805 A JP 61138805A JP 13880586 A JP13880586 A JP 13880586A JP S62294956 A JPS62294956 A JP S62294956A
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oxygen
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哲正 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は排気中の酸素濃度から各種燃焼機器に供給され
た燃料混合気の空燃比を検出する空燃比検出装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来この種の装置に用いられる空燃比センサとして、例
えば特願昭59−261314号、あるいは特願昭60
−137586号に記載のように、板状の酸素イオン伝
導性固体電解質両面に多孔貿電恒を備えた2個の検出素
子を、各検出素子の一方の電極が排気の拡散が制限され
た測定ガス室に接するように配設すると共に、一方の検
出素子の測定ガス至に接しない側の電極を、内部が所定
酸素濃度に保持された基QM素室に接するように配設し
てなる空燃比センサがある。
そしてこの種のセンサには通常、基準酸素室に接する側
の検出素子を酸素濃淡電池素子、他方の検出素子を酸素
ポンプ素子として動作させ、酸素濃淡電池素子両端に生
ずる電圧が所定の値になるよう酸素ポンプ素子に流れる
電流を双方向に制御してその電流を検出し、その検出結
果を空燃比を表す空燃比信号として出力するよう構成さ
れた検出回路が設けられる。
つまり大気を導入したり酸素濃淡電池素子に一定電流を
流して測定ガス室中の酸素を導入することにより上記基
準酸素室内の酸素濃度を一定に保持すれば、酸素濃淡電
池素子では基準酸素室内の酸素分圧と測定ガス室内の酸
素分圧との比に応じた電圧が生ずることから、この電圧
が一定となるよう、即ち測定ガス室内の酸素分圧が所定
の値になるよう酸素ポンプ素子に流れる電流を双方向に
制御して排気と測定ガス室との間で酸素をやりとりすれ
ば、酸素ポンプ素子に流れる電流は排気中の酸素分圧に
応じて変化し、この電流値がら空燃比に対応した空燃比
信号が得られるようになるのである。
従ってこの種の空燃比検出装置によって得られる空燃比
信号は、第5図に示すように排気中の酸素濃度、即ち空
燃比に対応して連続的に変化することとなり、内燃機関
等、各種燃焼機器の運転状態に応じて空燃比をリーンか
らリッチの所望の値に制御する空燃比制御装置に用いる
ことが可能となる。
[発明が解決しようとする問題点] ところでこの種の空燃比制御装置には、例えば車両用内
燃機関の空燃比制御装置のように、三元触媒による排気
の浄化効率を向上するため、通常、空燃比を理論空燃比
に制御し、機関出力を余り必要としない軽負荷運転時や
大きな機関出力を必要とする高負荷運転時には、それに
応じて空燃比をリーンあるいはリッチ側の所定の値に制
御するよう構成されたものがある。そしてこの種の制御
装置では、単に空燃比を広範囲に渡って検出できるだけ
でなく、特に理論空燃比の検出精度が高い空燃比検出装
置が必要となる。
ところが上記従来の空燃比検出装置では、1dられる空
燃比信号が空燃比のリーン域からリッチ域にかけて一様
に連続して変化するので、理論空燃比の検出精度を上げ
ることはできず、上記のような空燃比制御を良好に実行
するには、理論空燃比で検出特性が大きく変化する。ヂ
タニア等からなるλセンサを用いる必要があった。
そこで本発明は、単に上記のように空燃比の変化に応じ
て連続的に変化する空燃比信号が得られるだけでなく、
理論空燃比で特性が大きく変化する理論空燃比信号が鳳
■■得られる空燃比検出装置を提供することを目的とし
てなされた。
[問題点を解決するための手段] 即ら、上記問題点を解決するための手段としての本発明
の構成は、 燃焼は器に供給される燃料混合気の空燃比を所望の空燃
比に制御する空燃比制御装置に用いられ、酸素イオン伝
導性の固体電解質両面に一対の多孔質電極を積層してな
る2個の検出素子と、該各検出素子の一方の多孔質電極
と接して形成され。
排気の拡散が制限された測定ガス室と、一方の検出素子
の上記ガス拡散制限室とは反対側の多孔質N極と接して
形成され、内部が所定酸素濃度に保持される基準酸素室
と、により構成された空燃比センサと、 上記2個の検出素子のうち、基準酸素室と接する側の検
出素子を酸素濃淡電池素子、他方の検出素子を酸素ポン
プ素子として動作させ、該芯素濃淡電池素子両端の主働
に生ずる電圧が所定の電圧になるよう酸素ポンプ素子に
流れる電流を双方向に制御するポンプ電流制御手段と、 該制御されたポンプ電流を検出し、空燃比を表す空燃比
信号として出力する空燃比信号出力手段と、 を備えた空燃比検出装置において、 上記空燃比制御装置が空燃比を理論空燃比に制御する際
上記ポンプ電流制御手段の動作を停止する、電流制御停
止手段と、 該電流制御停止手段が上記制御手段の動作を停止したと
き、上記酸素ポンプ素子に上記測定ガス室に酸素を汲込
む方向に一定の電流を供給し、そのとき該酸素ポンプ素
子両端の電極に生ずる電圧を空燃比のリーン・リッチを
表す理論空燃比信号として出力する理論空燃比信号出力
手段と、を備えたことを特徴とする空燃比検出装置を要
旨としている。
ここで検出素子に使用される酸素イオン伝導性固体電解
質としては、ジルコニアとイツトリアの固溶体、あるい
はジルコニアとカルシアとの固溶体等が代表的なもので
あり、その他二酸化セリウム、二酸化トリウム、二酸化
ハフニウムの各固溶体、ペロブスカイト型酸化物固溶体
、3価金属酸化物固溶体等も使用可能でおる。
またその固体電解質両面に設けられる多孔質電極として
は、酸化反応の触媒作用を有する白金やロジウム等を用
いればよく、その形成方法としては、これらの金属粉末
を主成分としてこれに固体電解質と同じセラミック材料
の粉末を混合してペースト化し、厚膜技術を用いて印刷
後、焼結して形成する方法、あるいはフレーム溶射、化
学メッキ、蒸着等の薄膜技術を用いて形成する方法等が
挙げられる。尚、この多孔質電極は測定ガス、即ち排気
に直接後することから、上記電極層に更に、アルミナ、
スピネル、ジルコニア、ムライ1へ等の多孔質保護層を
厚膜技術を用いて形成することが好ましい。
次に上記測定ガス至とは、排気を拡散制限的に導入する
室のことであって、2個の検出素子部を間隙を介して対
向配設したり、2個の検出素子部の間にAg2O3、ス
ピネル、フォルステライ1〜、ステアタイト、ジルコニ
ア等からなる中空のスペーサを挟み、ガス拡散制限部と
してこのスペーサの一部に周囲の測定ガス雰囲気と測定
ガス至とを連通させる孔を設けることによっても形成す
ることができる。
また基準酸素室は所定酸素濃度のガスを蓄えるためのも
のであって、前記従来技術の項で述べたように、大気を
導入するとか、この基準酸素室に接する検出素子に所定
の電流を流して測定ガス室から酸素を導入することによ
って実現できる。
尚測定ガス室内の酸素を導入する場合、内部の酸素濃度
を一定に保持するため、基準酸素室の酸素を一定量外部
に漏出する漏出抵抗部を形成する必要がある。つまり検
出素子に一定の電流を流すことで測定ガス室から一定量
の酸素を導入し、その導入された酸素を漏出抵抗部を介
して一定の割合で外部に漏出することで測定ガス室内の
酸素濃度を所定濃度に保持できるようになるのでおる。
[作用] 以上のように構成された本発明の空燃比検出装置では、
空燃比制御装置が空燃比を理論空燃比とは異なるリーン
域あるいはリッチ域の空燃比に制御する空燃比制御を実
行しているときには、ポンプ電流制御手段によって、空
燃比センサの基準酸素室と接する側の検出素子が酸素濃
淡電池素子。
他方の検出素子が酸素ポンプ素子、として動作され、酸
素濃淡電池素子両端の電極に生ずる電圧が所定の電圧と
なるよう、即ち測定ガス室内の酸素分圧が所定の値とな
るよう酸素ポンプ素子に流れるポンプ電流が双方向に制
御される。そしてこの制御されたポンプ電流は空燃比信
号出力手段で検出され、空燃比信号として出力される。
つまり前記従来技術の項で述べたように、ポンプ電流を
上記のように制御し、空燃比信号出力手段でその制御さ
れたポンプ電流を検出することにより、空燃比に応じて
連続的に変化する空燃比信号が)5Iられるようになる
のでおる。
また本発明では、空燃比制御装置が空燃比を理論空燃比
に制御する空燃比制御に移行すると、電流制御停止手段
によって上記ポンプ電流制御手段の動作が停止され、理
論空燃比信号出力手段によって酸素ポンプ素子に測定ガ
ス室に酸素を汲込む方向に所定の電流が供給される。そ
してこのとき酸素ポンプ素子両端の電極に生ずる電圧が
空燃比のリーン・リッチを表す理論空燃比信号として出
力される。
即ち、酸素ポンプ素子に所定の電流を流すことで酸素ポ
ンプ素子の測定ガス室内に酸素を汲込むと、酸素ポンプ
素子両端の電極には、その汲込まれた測定ガス室内の酸
素分圧を基準として、周囲の排気中の酸素分圧に応じた
起電力が発生し、しかもその電圧は排気中の酸素が少な
い空燃比のリッチ側では大きく、排気中の酸素が多い空
燃比のリーン側では小さくなることから、この両端の電
圧は理論空燃比を境にして空燃比のリーン側とリッチ側
とでステップ状に変化することとなり、この電圧を空燃
比信号として出力することで空燃比がリーンであるかリ
ッチであるかを精度よく検知゛ できるようになるので
ある。
[実施例] 以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。
まず第2図及び第3図は本実施例の空燃比センサの構成
を表しており、第2図はその部分破断斜視図、第3図は
その分解斜視図である。
第2図及び第3図に示す如く本実施例の空燃比センサは
、固体電解質板1の両面に多孔質電極2及び3を積層し
てなる酸素ポンプ素子4と、同じく固体電解質板5の両
面に多孔質電極6及び7を積層してなる酸素濃淡電池素
子8と、これら各検出素子4及び8の間に積層され、各
検出素子4及び8の対向する多孔質電極3及び6部分で
中空部9aが形成されたスペーサ9と、酸素濃淡電池素
子8の多孔質電極7側に積層される遮蔽体10と、によ
り構成されている。
ここでまずスペーサ9は、多孔質電極3と多孔質電極6
との間で測定ガスの拡散が制限された測定ガス室を形成
するためのものであって、その中空部9aが測定ガス室
とされる。またこのスペーサ9には、その中空部9a内
に周囲の測定ガスを導入できるよう、中空部9a周囲の
3箇所に切り欠きTが形成されている。
次に遮蔽体10は酸素濃淡電池素子8の多孔質電極7を
前記基準酸素室としての内部基準酸素源とするために、
多孔質電極7を外部の測定ガスより遮断するためのもの
である。またこの遮蔽体10に覆われた多孔質電極7は
、内部基準酸素源として用いた際にその内部に発生され
た酸素を測定ガス室、即ら中空部9a内に漏出できるよ
う、例えばアルミナ等からなる多孔質絶縁体Zと、スル
ーホールHと、を介して多孔質電極6のリード部6Qと
接続されている。つまり多孔質絶縁体Z、スルーホール
H1及び多孔質電極6のリード部6Ωが、漏出抵抗部と
して形成され、多孔質電極7内に発生された酸素をこの
漏出抵抗部を介して中空部9a内に漏出し、多孔質電極
7内部を一定の酸素濃度に保持できるようにされている
のである。
更に酸素ポンプ素子4及び酸素濃淡電池素子8の各多孔
質電極2,3,6.7の電極端子は、当該空燃比センサ
の外壁面に形成されている。つまり、酸素ポンプ素子4
の多孔質電極2は外部に露出して形成されることから、
そのリード部2Ωがそのまま電極端子とされ、内部に積
層された酸素ポンプ素子4の多孔質電極3あるいは酸素
濃淡電池素子8の多孔質電極6及び7においては、その
リード部3Ωあるいは6111及び7Ωと、固体電解質
板1あるいは遮蔽体10の外壁面に夫々積層された電極
端子3tあるいは6を及び7tとを、スルーホール3h
あるいは6h及び7hを介して電気的に接続することに
よって形成されているのである。
このように構成された本実施例の空燃比センサは、第1
図(イ)に示す如く、多孔質電極層7の酸素が外部に漏
れないように密閉し、当該空燃比センサSを固定する固
定部15、及びねじ部16を介して内燃機関の排気管1
7に取り付けられ、第1図(ロ)に承り検出回路20に
よって動作される。同図では、空燃比センサSの取り付
は状態を解り易くするために、各多孔質電極のリード部
及び電極端子は省略されている。また空燃比センサSと
検出回路20との接続は、図に示す端子PLP2.P3
.P4を接続することによって行われる。
次に検出回路20は、空燃比センサSの酸素濃淡電池素
子8に所定の電流を流して中空部9a内の酸素を多孔質
電極7に汲込み、多孔質電極7側の酸素濃度を一定に保
持させると共に、この酸素濃淡電池素子8両端の電極6
,7に生ずる電圧が所定の値で一定になるよう酸素ポン
プ素子4に流れるポンプ電流を双方向に制御する。前記
ポンプ電流制御手段としての電流制御回路21と、この
制御されたポンプ電流を検出し、空燃比信号として出力
する前記空燃比信号出力手段としての空燃比信号出力回
路22と、当該空燃比検出装置が取付(プられた内燃機
関の空燃比制御装置から空燃比を理論空燃比に制御する
際出力される切替信号によって切替えられ、電流制御回
路21による酸素ポンプ素子4のポンプ電流制御を中止
して、ポンプ電流を一定に制御させる前記電流制御停止
手段としての切替回路23と、から構成されている。
ここでまず電流制御回路21は、酸素濃淡電池素子8に
電流を流して多孔質電極γ内に酸素を汲込むため、多孔
質電極7に所定の電圧Vb(例えば10V)を印加し、
基準電圧Vaが印加された使方の多孔質電極6側に流れ
る電流を制限する抵抗Rと、酸素濃淡電池素子80両端
の電極6,7に発生し、基準電圧Va(例えば5V)で
以て嵩上げされた電圧を検出する、演算増幅器OP1を
用いて構成されたバッファ回路31と、このバッファ回
路31から出力される検出電圧を増幅する、演算増幅器
OP2により構成された非反転増幅回路32と、入力信
号と予め設定された基準電圧VCとを大小比較し、入力
信号が基準電圧VCに対し大きいときに所定の積分定数
で以て徐々に低下し逆の場合に所定の積分定数で以て徐
々に増加する第4図に示す如き制御電圧を出力する、演
算増幅器OP3を用いて構成された比較・積分回路33
と、上記基準電圧Vaを出力する、演算増幅器OP4を
用いて構成されたバッファ回路34と、から構成され、
非反転増幅回路32からの出力信号は切替回路23を介
して空燃比制御装置が空燃比を理論空燃比に制御してい
ないとき比較・積分回路33に入力される。そしてこの
場合には、非反転増幅回路32からの出力信号に応じて
酸素ポンプ素子8に流れるポンプ電流が双方向に制御さ
れ、空燃比センサSが、中空部9a内の酸素分圧が内燃
機関を理論空燃比で運転したとぎ生ずる排気中のM素分
圧となるよう動作される。従ってこの場合のポンプ電流
は空燃比が理論空燃比であるときOとなり、空燃比のリ
ーン域とリッチ域とでは流れる方向が逆転されることと
なる。
また空燃比信号出力回路22は、上記電流制御回路21
によって制御されたポンプ電流を検出するため、酸素ポ
ンプ素子4の電流経路に設けられた電流検出用抵抗R1
と、この電流検出用抵抗R1両端に生じ上記基準電圧V
aで以て嵩上げされた電圧を空燃比信号Vλとして出力
する、演算増幅器OP5を用いて構成された出力回路3
5と、から構成されている。この空燃比信号出力回路3
2から出力される空燃比信号Vλは酸素ポンプ素子4に
流れる電流に応じて変化するので、上記のように電流制
御回路21がポンプ電流を双方向に制御した場合には第
5図に示すように空燃比の変化に応じて連続的に変化す
ることとなり、この空燃比信号Vλから内燃機関に供給
された燃料混合気の空燃比を検知できるようになる。
次に切替回路23は、通常上記電流制御回路21の非反
転増幅回路32と比較・積分回路33とを接続してポン
プ電流を双方向に制御させ、空燃比制御装置から理論空
燃比制御を表す切替信号が入力されたとき非反転増幅回
路32と比較・積分回路33との接続を遮断してポンプ
電流の双方向制御を停止し、比較・積分回路33を用い
て酸素ポンプ素子8に中空部9a内に酸素を汲込む方向
に一定の電流を供給させる。
即ち切替回路23は、電流検出用抵抗Ri両端に生じ、
基準電圧Vaで以て嵩上げされた電圧を分圧する分圧抵
抗R1及びR2と、通常、比較・積分回路33に非反転
増幅回路32からの出力信号を入力し、空燃比制御装置
から切替信号が入力されたときには分圧抵抗R1及びR
2て分圧された電圧を比較・積分回路33に入力するア
ナログスイッチS1とから構成され、電流検出用抵抗R
1両端に生じ基準電圧Vaで嵩上げされた電圧を分圧抵
抗R1及びR2を用いて分圧することで基準電圧VCに
対応した値に変換し、空燃比制御装置が理論空燃比制御
を実行しているときにはこれを比較・積分回路33に入
力して、比較・積分回路33から分圧された電圧を基Q
=雷電圧Cと一致させるための電圧が出力されるように
しているのである。
従って空燃比制御XI表装置空燃比を理論空燃比に制御
する理論空燃比制御を実行しているときには比較・積分
回路33が定電流源として動作され、ポンプ素子8に流
れる電流が一定の値となり、中空部9a内に一定量の酸
素が汲込まれるようになる。
ところでこのように中空部9a内に一定の酸素を汲込ん
でいる場合、酸素ポンプ素子8では中空部9a内の酸素
分圧と排気中の酸素分圧との比に応じて起電力が発生し
、その電圧は、排気中の酸素分圧が小さく中空部9a内
の酸素分圧との比が大きくなる空燃比のリッチ域では大
きく、排気中の酸素分圧が大きく中空部9a内の酸素分
圧との比が小さくなる空燃比のリーン域では小さくなる
このため上記比較・積分回路33から出力される電圧は
、第6図に示す如く変化することとなり、本実施例では
この出力電圧を理論空燃比を表す理論空燃比信号Vλ1
として出力するようされている。
つまり例えば酸素ポンプ素子8に流ず電流値■pが2 
[mA]、基準電圧Vaが5 [V] 、素子抵抗Rs
が300[Ω]、電流検出用抵抗R1が200[Ω]、
空燃比リッチ時に生ずる起電力Vpが0.8 [V]で
あるとすれば、空燃比がリーン域にある場合には比較・
積分回路33から、Va−Ip (Rs十Ri >、即
ら約4.0[V]の電圧が出力され、空燃比がリッチ域
にある場合には、Va −I p (Rs十Ri )−
Vp、即ち約3.2■[V]の電圧が出力されることと
なり、この電圧を理論空燃比倍@Vλ1として出力する
ことで理論空燃比が良好に検知できるようになるのであ
る。
尚、このとき酸素ポンプ素子8に流す電流値としては、
電流制御回路21を用いて大気中でポンプ電流を双方向
に制御する際必要な電流値の5分の1程度の電流値とす
ればよい。
以上説明したように本実施例では空燃比検出装置が理論
空燃比制御を行っているとき、酸素ポンプ素子8を酸素
濃淡電池素子として動作さU、この酸素ポンプ素子8に
生ずる起電力を利用して理論空燃比で特性か大きく変化
する理論空燃比信号Vλ1を出力づ−るよう構成されて
いる。このため空燃比制御装置では理論空燃比制御実行
時にこの理論空燃比信号Vλ1を読込むことで理論空燃
比をtLi度よく検知覆ることができ、理論空燃比制御
を良好に実行できるようになる。また本実施例では空燃
比制御装置が理論空燃比制御を実行していないときには
、空燃比信号出力回路22から、従来と同様に空燃比の
リーン域からリッチ域にかけて連続的に変化する空燃比
信号が出力されることから、空燃比制御装置が空燃比を
リーン10.必るいはリッヂ域の所望の空燃比に制御す
るのに必要な情報を提供することができる。
更に本実施例ではポンプ電流を双方向に制御する際、空
燃比センサSの中空部9a内の酸素分圧が内燃機関を理
論空燃比で運転したときの排気中の酸素分圧となるよう
制御しているので、このとき中空部9a内には酸素が殆
ど存在せず、酸素ポンプ索子8の中空部9a側の電極の
酸化を抑えることができる。またリッチガスもないので
リッチガスの吸着を防ぐこともできる。このため空燃比
制御装置が理論空燃比制御に入り、酸素ポンプ素子8を
酸素濃淡電池として動作したとき両端の電極に生ずる起
電力が常に排気中の酸素分圧に応じて変化することとな
り、理ニご空燃比信号の検出精度を常時良好に保つこと
ができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の空燃比検出装置によれば
、単に空燃比に応じて変化する空燃比信号が得られるだ
けでなく、使用される空燃比制御装置が空燃比を理論空
燃比に制御する理論空燃比制御に入ったときには、理論
空燃比でステップ状に変化する理論空燃比信号が1qら
れるようになる。
このため空燃比制御装置で理論空燃比を精度よく検知で
きるようになり、この空燃比検出装置のみで空燃比制御
を良好に実行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の空燃比制御装量仝体の構成を示し、(
イ)は本実施例の空燃比センυを内燃機関の排気管に取
付けた状態を表す断面図、(ロ)は検出回路の回路構成
を表す電気回路図、第2図は空燃比センサの部分破断斜
視図、第3図はその分解斜視図、第4図は比較・積分回
路から出力されるポンプ電流制御のための制御70圧を
表す線図、第5図は空燃比信号出力回路から出力される
空燃比信号を表す線図、第6図は比較・積分回路から出
力される電圧信号により得られる理論空燃比信号を表す
線図、である。 4・・・酸素ポンプ素子 7・・・多孔質電極(基準酸素室) 8・・・酸素濃淡電池素子 9a・・・中空部(測定ガス室) 20・・・検出回路 21・・・電流制御回路(ポンプ電流制御手段)22・
・・空燃比信号出力回路 (空燃往信9出力手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃焼機器に供給される燃料混合気の空燃比を所望の空燃
    比に制御する空燃比制御装置に用いられ、酸素イオン伝
    導性の固体電解質両面に一対の多孔質電極を積層してな
    る2個の検出素子と、該各検出素子の一方の多孔質電極
    と接して形成され、排気の拡散が制限された測定ガス室
    と、一方の検出素子の上記ガス拡散制限室とは反対側の
    多孔質電極と接して形成され、内部が所定酸素濃度に保
    持される基準酸素室と、により構成された空燃比センサ
    と、 上記2個の検出素子のうち、基準酸素室と接する側の検
    出素子を酸素濃淡電池素子、他方の検出素子を酸素ポン
    プ素子として動作させ、該酸素濃淡電池素子両端の電極
    に生ずる電圧が所定の電圧になるよう酸素ポンプ素子に
    流れる電流を双方向に制御するポンプ電流制御手段と、 該制御されたポンプ電流を検出し、空燃比を表す空燃比
    信号として出力する空燃比信号出力手段と、 を備えた空燃比検出装置において、 上記空燃比制御装置が空燃比を理論空燃比に制御する際
    上記ポンプ電流制御手段の動作を停止する電流制御停止
    手段と、 該電流制御停止手段が上記制御手段の動作を停止したと
    き、上記酸素ポンプ素子に上記測定ガス室に酸素を汲込
    む方向に一定の電流を供給し、そのとき該酸素ポンプ素
    子両端の電極に生ずる電圧を空燃比のリーン・リッチを
    表す理論空燃比信号として出力する理論空燃比信号出力
    手段と、を備えたことを特徴とする空燃比検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04313056A (ja) * 1991-04-02 1992-11-05 Mitsubishi Electric Corp 空燃比センサの活性化判定装置

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