JPS62294081A - ビフイズス菌増殖促進物質 - Google Patents

ビフイズス菌増殖促進物質

Info

Publication number
JPS62294081A
JPS62294081A JP61134800A JP13480086A JPS62294081A JP S62294081 A JPS62294081 A JP S62294081A JP 61134800 A JP61134800 A JP 61134800A JP 13480086 A JP13480086 A JP 13480086A JP S62294081 A JPS62294081 A JP S62294081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fructose
condensate
crystal
condensation
dehydrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61134800A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Ito
義邦 伊藤
Osamu Kawasaki
修 川崎
Kenji Ogasawara
賢治 小笠原
Hitoshi Kanemoto
金本 仁
Seiji Murayama
村山 静司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP61134800A priority Critical patent/JPS62294081A/ja
Publication of JPS62294081A publication Critical patent/JPS62294081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dairy Products (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は体内に吸収されない雛消化性8jI質であり、
腸内有用細菌であるビフィズス菌により資化され、増殖
効果を持つ新M糖質物質に関するものである。
一般に、ヒトの腸内には100兆個、100種にも及ぶ
腸内細菌が生息していると言われている。これら腸内細
菌が健康に重要な影響を与えており、乳児期ではビフィ
ズス菌が優性菌であるが成長とともに大腸菌等の腐敗菌
が増加し、これら腐敗菌により有害物質が多量に生成し
、人体への悪影響を与えるとされている。そして、ビフ
ィズス菌の増加は、乳酸、酢酸等の有機酸を生成し、特
に酢酸は腸内のpHを酸性にするのみならず腐敗菌の減
少をもたらすので好ましい。そこで、ビフィズス菌の有
用性より体内のビフィズス菌の増加を目的として分離培
養したビフィズス菌生菌体、或はこれらを含む食品を摂
取する方法が提案されるが、体内の定着性の問題が残さ
れる。
一方で、宿主腸内のビフィズス菌を積極的に増殖させる
ことが行なわれ、この目的のために乳糖のアルカリ異性
化により、グルコース部をフラクトースに変化させたガ
ラクチュロース、ショ糖にフルクトシルトランスフェラ
ーゼを作用させ、ショ糖にフラクトースを結合させたケ
スドース、ニスドース、又、イヌリンを加水分解したイ
ヌロビオース、レバンを加水分解した低分子レバン、乳
糖にガラクトースが結合したガラクトオリゴ糖。
及びガラクトースにショ糖が結合したラフィノース、ス
タキオース等のオリゴ糖、オリゴ糖アルコールがビフィ
ズス菌増殖因子としての効果が有ると提言されている。
本発明者らは、先に、果糖を100〜150℃の温度で
減圧加熱することによって果糖が2〜5分子縮合し、各
種の果糖縮合物が効率よく生成することを見出した。(
特願昭6O−112222)本発明においては、ここに
得られた果糖縮合物がビフィズス菌増殖促進物質として
きわめて有効であることを見出したものである。
即ち、100〜150℃で減圧加熱縮合した果糖縮合物
の諸性質を鋭意研究した結果、この果糖縮合物が小腸酵
素により分解されず、したがって小腸膜壁より吸収され
ることなく、大腸に達する蓮消化性糖質であり、かつ、
その中の一部はビフィズス菌により資化されて増殖を促
進する糖質であることを見いだしたものである。本発明
の有効成分である果糖縮合物は前記したフラクトオリゴ
糖とはその構造において異なり、果糖のみの重合物で、
種々の結合を持ち、薄層クロマトグラフィ、液体クロマ
トグラフィ等の分析により、2〜5分子の果糖が結合し
、結合様式は縮合時に、水1分子が脱水して縮合するケ
ースと、水2分子が脱水して縮合するケースがあり、ま
たピラノース型とフラノース型、α−β−型、結合位置
も1,2.6位などがあり、10種以上の分子よりなる
混合物である。
本発明において脱水縮合した果糖縮合物中には、なお3
0〜60%の果糖が残存し、粘性はショ糖と同程度又は
やや高く、甘味度はショ糖の80〜90%を示すが、残
存する果糖を除去することもできる。
残存する果糖を除去した本発明の有効成分は果糖の約3
0%の比せ味度を示し、溶液又は粉末化が可能であり、
通常飲食物に自由に添加することができる。
果糖縮合物の生成条件として水分、温度、Pl+が大き
く影響を与え、果糖の縮合は2分子の果糖より1分子又
は2分子の水が取れて、1分子のディーフラクトースと
なり2反応の経過とともにディーフラクトースと果糖が
縮合しトリーフラクトースとなり、更に高分子へと重合
する反応をとる。高温度はどこの重合反応は促進される
が、一方で高温度になるにしたがって果糖の破壊も激し
く、100〜150℃の範囲が好ましい。
また酸化的条件でも破壊が激しくなり、ハイドロオキシ
メチルフルフラールのような副反応生成物が生ずる。
また水分子の存在は生成した高分子の加水分解反応も伴
ない、縮合及び加水分解が同時に進行する。水の比率に
より、縮合率は一定のレベルで平衡に達するので1反応
により生成する水を減圧下で加熱することにより、蒸発
させて絶えず脱水することにより収率を上げることがで
きる。
またρ[1による影響は低pH程、縮合反応を著しく促
進するが、加水分解反応も又大きく、生成する高分子は
加水分解され、より安定な相互の還元基が結合し、還元
力を示さない縮合物が著しく増加する。しかし、この縮
合物はビフィズス菌増殖促進効果が認められないことが
判明している。
本発明の有効成分である果糖縮合物のための果糖縮合の
諸条件を検討し、生成するビフィズス菌増殖効果を鋭意
研究した結果、ビフィズス菌増殖効果は果糖縮合時のp
Hによって著しく異なり、低ρ旧こおける縮合は著しく
増殖効果が低下する。
これは上述した結合様式の差によるもので、ビフィズス
菌によってほとんど資化されない果糖縮合物が一部生成
されるためである。一方、アルカリ側では果糖の分解が
大きく、縮合時はP114〜7、好ましくはPI+4.
5〜6.0の範囲で脱水縮合させた場合に増殖効果が最
大となる。
以下1本発明による実施例を詳しく示す。
実施例1.無水結晶果糖より果糖縮合物の装造純度10
0%、ρII 5 、1の無水結晶果糖を120℃。
−750mm11gの減圧下で60分間加熱し、溶融、
縮合した後、得られた溶融液をNa型カチオン交換樹脂
カラム(三菱化成製CKO35)を用い、吸着させ、溶
離液として純水を使用し、示差屈折計を用いた高速液体
クロマトグラフィにより分析し、第1図に示す果糖と果
糖縮合物の混合物を得た。第1図でfは果糖で、a−e
は果糖縮合物である。
実施例2.果糖縮合物の分画、分離 実施例1.で得られた果糖縮合物混合物をNa型カチオ
ン交換樹脂(三菱化成褒FRに−01)にて純水を分離
溶剤として使用し、a ”−” eのピークを分画し、
表1に示す5種の果糖縮合物を得た。
表  1 実施例3.果糖水溶液より果糖縮合物の製造pH4,1
、濃度80%の果糖水溶液を1/10 N−ILCI又
は1/10 N−Na2CO3にてpHをそれぞれ2.
7.3.1.5.3゜7.4に調整後60℃、−750
mmHgで減圧濃縮し脱水後120℃に昇温し、−75
0mmHgの減圧下で60分間加熱を続けて、果糖と果
糖縮合物の混合物を得た。このものを実施例1と同様の
高速液体クロマトグラフィで分析した結果を表2に示し
た。
表  2 実施例4. ラット小i消化酵素による分解試験SD系
雌雄ラット8〜9週令)の胃下端部より腹上部の全腸管
をとり、生理食塩水でよく洗浄し、細断し、ホモジナイ
ズした後濾過する。この濾液1a+flに0. IN 
C112COONa−11CIバツフy (pH6,0
)及びショ糖又は実施例2で得た画分a ”−eの果糖
縮合物の2%溶液1+*11を加え、37℃で2時間イ
ンキュベイトして反応させた。ブランクとしては糖液の
かわりに水1rnQを加えて行った。反応液を薄層クロ
マトグラフィにて三重展開を行ない展開溶媒として、C
113CN : H2O= 85 : 15を用い、発
色剤としてジフェニル−アニリン試薬を噴霧し、80℃
で4分間加熱発色後、デンシトメーターで位置、濃度を
測定した。結果を表3に示すように分画したa〜eの各
果糖縮合物ではブランクとの差がほとんどなく、ラット
小腸酵素により分解されない難消化性糖であることが判
明した。
表  3 実施例5. ビフィズス菌増殖試験 ビフィドバクテリウム・ロンガム、ビフィドバクテリウ
ム・インファンチスを使用し、LB発酵試験培地を用い
た。
培地 バクトリバー        1000m Qプ
レテオース、ペプトンNo、3  10gトリプティケ
ース        5g酵母エキス        
   詠 ツイーン801K B溶液             5@flLシステイ
ンlIC12JI20      0.2gpH7,2 上記培地に各糖濃度が0.5%になるように添加し、3
7℃で48時間培養し、それぞれの吸光度(OD)を測
定した。結果は表4に示される。
>100+++  51〜100++50〜11+  
10<± 0−として表わした。
表4は実施例2で分画した果糖縮合物のa、c。
e及び果糖のみを除去し、他の区分を全部混合したもの
であり、これらの結果から還元力を示さないa及びC区
分はほとんど資化されることはなく、全部の混合物は、
これらの菌で資化されることが明らかである。
また、ビフィドバクテリウム・ロンガムを使用し、実施
例3で得た縮合物から実施例2と同様にNa型カチオン
交換樹脂を用い、果糖のみを除去したpHの異なる縮合
条件で得られた果糖縮合物について増殖効果を比較した
結果が表5に示される。
表  5 表5から低pl+において縮合した果糖縮合物は。
8区分、C区分が増加し、その結果としてビフィドバク
テリウムによる資化性が低下することが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1において得られた果M縮合物を高速液
体クロマトグラフィにより分析した図である。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 第  1  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)果糖溶液を濃縮脱水後もしくは無水結晶果糖を結
    晶果糖の融点である103℃以上の温度で溶融し、しか
    る後100〜150℃の温度で減圧加熱縮合して得られ
    た果糖縮合物を主成分とするビフィズス菌増殖促進物質
  2. (2)加熱縮合するにあたり、pH4〜7の範囲に調整
    した果糖溶液又は無水結晶果糖を使用して得る果糖縮合
    物を主成分とする特許請求の範囲第1項に記載のビフィ
    ズス菌増殖促進物質。
JP61134800A 1986-06-12 1986-06-12 ビフイズス菌増殖促進物質 Pending JPS62294081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61134800A JPS62294081A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 ビフイズス菌増殖促進物質

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61134800A JPS62294081A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 ビフイズス菌増殖促進物質

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62294081A true JPS62294081A (ja) 1987-12-21

Family

ID=15136821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61134800A Pending JPS62294081A (ja) 1986-06-12 1986-06-12 ビフイズス菌増殖促進物質

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62294081A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3818884A1 (de) * 1987-06-04 1989-01-05 Mitsui Sugar Co Palatinose-kondensationsprodukt, verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung zur proliferation von bifidobakterium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3818884A1 (de) * 1987-06-04 1989-01-05 Mitsui Sugar Co Palatinose-kondensationsprodukt, verfahren zu dessen herstellung und dessen verwendung zur proliferation von bifidobakterium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5403599A (en) Method for preparing tamarind oligosaccharides
FI70225C (fi) Vattenfria maltitolkristaller och en av helt hydrerat staerkelsehydrolysat framstaelld fast kristallin blandning innehaollande dessa kristaller deras framstaellningsfoerfarande och anvaendning
CN107325205B (zh) 一种菊粉和低聚果糖糖浆联产方法
CN110914284A (zh) 包含中性单糖或寡糖和酸性非碳水化合物组分的无定形混合物
KR940003984B1 (ko) 복합감미료
EP0265970B1 (en) Lactobacillus bifidus proliferation promoting composition
DE3241788A1 (de) Verfahren zur herstellung von 1-0-(alpha)-d-glucopyranosido-d-fructose und verwendung als suessungsmittel
JPH02154664A (ja) 食物繊維高含有デキストリンの製造法
US20220251131A1 (en) Process for the purification of lacto-n-neotetraose
JP3623974B2 (ja) オリゴ糖類の精製方法
JPS62294081A (ja) ビフイズス菌増殖促進物質
JP2004261039A (ja) L−アラビノース含有結晶性粉末糖組成物およびその製造方法
JPH04502339A (ja) 非分岐アラバンおよびその脂質置換物としての使用
RU2803573C2 (ru) Тагатозо-галактозный сироп
RU2793915C1 (ru) Способ очистки лакто-n-неотетраозы
JP7462618B2 (ja) タガトース及びガラクトースシロップ
JP2912932B2 (ja) ビフィズス菌の増殖促進組成物
JP2704627B2 (ja) ビフィズス菌増殖用組成物
Zadow Lactose utilization
Nooshkam et al. Lactulose: A High Food Value-Added Compound and Its Industrial Application in Food
Timmermans Lactose: its manufacture and physico‐chemical properties
JP2827492B2 (ja) 改質フラクトースポリマーの製造法
JPS5822196B2 (ja) ビフィズス菌増殖用組成物
JPH02286078A (ja) ビフィズス菌増殖促進組成物及びその製造法
JPS59227269A (ja) 甜菜糖蜜より難う蝕性甘味料の製造方法