JPS6229401Y2 - - Google Patents

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JPS6229401Y2
JPS6229401Y2 JP1980138691U JP13869180U JPS6229401Y2 JP S6229401 Y2 JPS6229401 Y2 JP S6229401Y2 JP 1980138691 U JP1980138691 U JP 1980138691U JP 13869180 U JP13869180 U JP 13869180U JP S6229401 Y2 JPS6229401 Y2 JP S6229401Y2
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thread
neck
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stopper
threads
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JP1980138691U
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【考案の詳細な説明】 本考案は螺合体即ち外周面に形成されたねじを
有する雄体と内周面に形成されたねじを有する雌
体とから成りこれら雄体と雌体とがそのねじ作用
により相互に螺合して連結可能な螺合体に関す
る。
従来、このような螺合体として典型的なものに
容器の首部とそのキヤツプがある。すなわち、雄
体たる容器の首部にはその外周面にねじが形成さ
れ、他方この首部に被せられる雌体たるキヤツプ
の内周面には首部のねじに螺合するねじが形成さ
れ、これによりキヤツプは容器の首部に螺合して
締め付け固定される。
しかし、容器の首部に被せられるキヤツプの外
径が大きいものにあつては、非常に強い締め付け
トルクを付与し易く、そのためキヤツプの締め過
ぎによる当該キヤツプの再開放時における戻し回
転に非常な困難を生ずることがあつた。
従つて、本考案の目的は、相互に螺合可能なね
じを有する雄体と雌体とから成る螺合体において
最終締め付け力を一定に保つと共にそれ以上の回
転を生じさせない螺合体を提供することにある。
以下、本考案に係る螺合体をその好適な実施例
として芳香剤収容容器におけるその首部と該首部
に被せられるキヤツプについて添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。
第1図には、芳香剤収容容器10の上方部分即
ち首部11が示されている。この首部11の外周
面にはねじが形成されている。第1図に示された
首部11の外周面に形成されたねじは2条ねじか
ら構成されている。
首部11のねじ山は、従つて、1条のねじ山1
2aと他の1条のねじ山12bおよびこれら2条
のねじ山によつて形成されるねじ溝13から成
り、各条のねじ山12a,12bの終端部にはス
トツパ14が設けられている。第1図にはねじ山
12aの終端部に形成されたストツパ14のみが
示されているが、この丁度背面部すなわち首部1
1の中心軸線を中心とした対称位置にもねじ山1
2bの終端部についてのストツパが形成されてい
る。
ストツパ14は首部11の外表面からねじ山と
同じ高さに隆起した部分15によつて形成され、
この隆起部分15はねじ山12aの終端部16か
らその近傍にかけてその下側即ち容器10の本体
17側にねじ山12aと協働して部分的にねじ溝
18を形成すべく設けられている。この隆起部分
15はねじ山12aの終端部16と接続されてい
て、従つてねじ溝部分18はねじ山12aの終端
部16で閉鎖されている。すなわち、当該ねじ溝
部分18はねじ山12aの終端部16で、該終端
部に接続する隆起部分15の壁部分19により閉
鎖されている。この壁部分19はねじ溝部分18
の方向に対してほぼ直角な垂直面によつて形成さ
れている。
更に、ねじ山12aの終端部16からその近傍
にかけてストツパ14によつて形成されたねじ溝
部分18は、そのピツチが通常のねじ山12a,
12b間のピツチより幾分小さく(ねじ山12
a,12bの巾より幾分少さく)されている。
他方、このような首部11に螺合されるキヤツ
プ20は、第2図に示されるように、首部11の
ねじに螺合するねじがその内周面に形成され、し
かしそのねじ山21a,21bの始端部22(第
2図にはねじ山21aの始端部のみが示されてい
る)はねじ山の方向に対して直角な端面23で形
成されている。
これにより、このギヤツプ20が首部11に被
せられて回転され始めると、キヤツプ20の内周
面に形成されたねじ山21a,21bの各始端部
22は、該キヤツプの回転に伴つて首部11のね
じ溝13に入り螺合されて行く。そして、キヤツ
プのねじ山21a,21bの一方の始端部22が
ストツパ14の隆起部分15とねじ山12aとで
形成されたねじ溝部分18へ進入すると、該ねじ
溝部分18のピツチが前述したように一般的なね
じ設計原則に基づいて形成されたねじ山12a,
12b間のピツチより縮少(縮少程度は前述した
ようにねじ山12a,12bの巾より幾分少さい
程度)されているため、キヤツプのねじ山の始端
部22は狭いねじ溝部分18へ圧入的に入り込ん
で行くことになる。そのため、キヤツプと首部と
におけるねじ山の接触面間の直角反動力が大きく
なる。その結果、接触面の摩擦抵抗はこの直角反
動力に摩擦係数を乗じて得られるものであるか
ら、この直角反動力が大きくなれば摩擦抵抗も大
きくなると同時に一定の締め付け力を与えること
になる。
ところが、キヤツプ20におけるねじ山21
a,21bの一方の始端部22がねじ溝部分18
の閉鎖端の壁部分19に当接すると、キヤツプ2
0のそれ以上の回転は停止される。特に、キヤツ
プ20のねじ山21a,21bにおける始端部2
2と前記ねじ溝部分18の壁部分19とはそれぞ
れそのねじ方向に対して直角な面によつて形成さ
れているため、これら始端部22と壁部分19と
は対面的に当接する。従つて、キヤツプをいくら
強く回転させてもそれ以上回わることがない。
このようにして、キヤツプ20を首部11に一
定の締め付け力の状態で螺合固定させておくこと
ができる。
前述した実施例においてストツパ14は、ねじ
山12a,12bの終端部16に設けられ、一定
の締め付け力を付与するためのねじ溝部分18は
この終端部16を通過して首部を一周した部分
(すなわち正規のねじ山12a,12bによつて
はねじ溝13が形成されていない部分)に部分的
に形成されている。
なお、ストツパによつて形成された縮少ねじ溝
部分の長さは適宜選択し得るが、キヤツプのわず
かな戻し回転量によつてゆるまないことと、キヤ
ツプに締め付け力が付与され始めてから約1/4周
適度でキヤツプの回転を停止させるために首部の
中心軸線を中心として約80〜90度の角度範囲外周
面に形成されることが好ましい。
更に、本実施例では、ストツパがねじの条数に
応じて形成されていると説明したが、しかし、ス
トツパの数はねじの条数に対応しなければならな
いものではなく適宜選択し得る。しかも、このよ
うなストツパは首部側に形成されねばならない必
然性もなく、キヤツプの内周面側に前述したと同
様な趣旨に基づいて形成してもよい。そして、こ
のストツパを構成する隆起部分は、容器の首部お
よびそのねじと共に一体的に形成してもよく、ま
たねじを形成した首部を含む容器のみを形成した
後別途接着等によつて固着することもできる。
前述したような本考案は、前記実施例の如き容
器の首部とキヤツプに限定されずボルトおよびナ
ツトのようなあらゆる螺合体に応用できる。この
ように、本考案の螺合体によれば、雄体又は雌体
のいずれか一方のねじに独特なストツパを形成し
たことによつてその相互の所定位置での締め付け
力を常に一定にでき、必要以上の締め過ぎなどを
生ずることがなく、しかもねじ山終端近傍の下方
部分に形成した別の隆起部分とねじ山とによつて
約1/4周の範囲で縮少ねじ溝を形成し、と同時に
該縮少ねじ溝を閉鎖する壁部分を隆起部分とねじ
山終端部とを接続することによつて形成したこと
により、締め付け始めから回転停止までの操作者
に与える動作上の軽快感、換言すれば動作上の能
率性を保障することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の螺合体の一実施例において芳
香剤収容容器の首部を示す正面図、第2図は第1
図に示された首部に螺合されるキヤツプをその中
心軸線より左半分を断面で示す正面図である。 10……芳香剤収容容器、11……首部、12
a,12b……ねじ山、13……ねじ溝、14…
…ストツパ、16……ねじ山の終端部、18……
縮少ねじ溝、19……壁部分、20……キヤツ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺合して連結する雄体と雌体とから成る螺合体
    であつて、前記雄体又は雌体のいずれか一方のね
    じ山の終端部に設けられたストツパ14を含み、
    該ストツパ14が、前記ねじ山の終端近傍の下方
    部分において該ねじ山とほぼ同じ高さに隆起し且
    つ前記ねじ山と協働して約80〜90度の角度範囲外
    周面に亘つて縮少したねじ溝部分18を形成する
    隆起部分15と、前記縮少ねじ溝部分18を閉鎖
    すべく前記隆起部分15の前記ねじ山終端部に接
    続する壁部分19とにより構成されて成る螺合
    体。
JP1980138691U 1980-10-01 1980-10-01 Expired JPS6229401Y2 (ja)

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JPS5764442U JPS5764442U (ja) 1982-04-16
JPS6229401Y2 true JPS6229401Y2 (ja) 1987-07-28

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ID=29498699

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