JPS6229196Y2 - - Google Patents
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- JPS6229196Y2 JPS6229196Y2 JP7684181U JP7684181U JPS6229196Y2 JP S6229196 Y2 JPS6229196 Y2 JP S6229196Y2 JP 7684181 U JP7684181 U JP 7684181U JP 7684181 U JP7684181 U JP 7684181U JP S6229196 Y2 JPS6229196 Y2 JP S6229196Y2
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- Japan
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- workpiece
- pad
- electrode
- pressure
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- Expired
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- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 21
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims description 4
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 claims description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 4
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
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- Resistance Welding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、スポツト溶接機に関し、特に加圧
側の電極チツプに工夫を施すことにより、スポツ
ト圧痕の発生を防止し得るようにしたものであ
る。
側の電極チツプに工夫を施すことにより、スポツ
ト圧痕の発生を防止し得るようにしたものであ
る。
スポツト溶接機における溶接は、板の接合面で
電流が絞られて通電面積が小さくなり、発熱量が
大きくなつて板の接合面間にナゲツトが形成さ
れ、板相互を溶着結合するものであるが、一般に
このようなスポツト溶接機においては、溶接後の
スポツト圧痕が発生し易いものである。このスポ
ツト圧痕の発生原因としては、主に ・ 電流値が高い。
電流が絞られて通電面積が小さくなり、発熱量が
大きくなつて板の接合面間にナゲツトが形成さ
れ、板相互を溶着結合するものであるが、一般に
このようなスポツト溶接機においては、溶接後の
スポツト圧痕が発生し易いものである。このスポ
ツト圧痕の発生原因としては、主に ・ 電流値が高い。
・ バツク電極の摩耗によりワークと電極の合い
不良が生じる。
不良が生じる。
・ 加圧側の電極とワークの角度が直角になつて
いない。
いない。
・ バツク電極側が撓む。
などが指摘されている。(なお、実公昭54−43062
号公告公報においては、被溶接物のスポツト溶接
打点位置と対応する部分のみに分散強化銅合金を
埋設したスポツト溶接用当板が示され、スポツト
圧痕を残さないようにする試みがなされてい
る。) そしてスポツト圧痕の発生過程は、加圧側電極
チツプの加圧力が一定でも電流値が高くなること
によつて、投入熱量が多くなり、すなわち単位面
積当りの発熱量が大きくなつて加圧側電極チツプ
の食い込みとともに溶融範囲が拡がり、さらに発
生する熱量はナゲツトを形成するばかりでなく、
ナゲツト周囲の金属部分を加熱したり、他の冷た
い金属部分に移つて熱歪を生じさせる結果による
ものであつた。
号公告公報においては、被溶接物のスポツト溶接
打点位置と対応する部分のみに分散強化銅合金を
埋設したスポツト溶接用当板が示され、スポツト
圧痕を残さないようにする試みがなされてい
る。) そしてスポツト圧痕の発生過程は、加圧側電極
チツプの加圧力が一定でも電流値が高くなること
によつて、投入熱量が多くなり、すなわち単位面
積当りの発熱量が大きくなつて加圧側電極チツプ
の食い込みとともに溶融範囲が拡がり、さらに発
生する熱量はナゲツトを形成するばかりでなく、
ナゲツト周囲の金属部分を加熱したり、他の冷た
い金属部分に移つて熱歪を生じさせる結果による
ものであつた。
つまり第1図に示すように、ワークW1とワー
クW2,ワークW2とワークW3、加圧側電極チツプ
1とワークW1,ワークW3とバツク電極2との境
界部分の抵抗が大きいことから、加圧側電極チツ
プ1の加圧力が一定でも電流値が高くなり発熱量
も大きくなつて、前記境界部分から溶解が始まり
周囲に拡がる。そして必然的にワークWの溶解範
囲が増加して、加圧側電極チツプ1の先端部1a
がワークWの中に食い込むため、さらにバツク電
極2側に近い部分も溶解範囲が広くなる。これに
よつて通電終了後の冷却時に、加圧側電極チツプ
1の加圧範囲(溶接点)を除くワークW3のバツ
ク電極側周囲及びワークW1,W2のナゲツト形成
部周囲に熱歪が発生して、第1図の斜線で示す部
分やワーク間で隙間が生じ、すなわち板の浮き上
りを生じさせ、結果として相対的にワークWのバ
ツク電極側の溶接点が凸状の圧痕として、残るの
であつた。
クW2,ワークW2とワークW3、加圧側電極チツプ
1とワークW1,ワークW3とバツク電極2との境
界部分の抵抗が大きいことから、加圧側電極チツ
プ1の加圧力が一定でも電流値が高くなり発熱量
も大きくなつて、前記境界部分から溶解が始まり
周囲に拡がる。そして必然的にワークWの溶解範
囲が増加して、加圧側電極チツプ1の先端部1a
がワークWの中に食い込むため、さらにバツク電
極2側に近い部分も溶解範囲が広くなる。これに
よつて通電終了後の冷却時に、加圧側電極チツプ
1の加圧範囲(溶接点)を除くワークW3のバツ
ク電極側周囲及びワークW1,W2のナゲツト形成
部周囲に熱歪が発生して、第1図の斜線で示す部
分やワーク間で隙間が生じ、すなわち板の浮き上
りを生じさせ、結果として相対的にワークWのバ
ツク電極側の溶接点が凸状の圧痕として、残るの
であつた。
本考案は、この板の浮き上りを弾性的に押圧し
て溶接品質の向上を図るものである。
て溶接品質の向上を図るものである。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
第2図はこの考案に係る第1実施例を示すもの
で、加圧側電極チツプ1に硬質ゴム等の弾性変形
可能な非金属材料からなる筒状のパツド10を着
脱自在に挿着し、かつ該パツド10の先端面10
aを前記電極チツプ1の先端部1aよりも突出位
置させてなる構成を有するものである。
で、加圧側電極チツプ1に硬質ゴム等の弾性変形
可能な非金属材料からなる筒状のパツド10を着
脱自在に挿着し、かつ該パツド10の先端面10
aを前記電極チツプ1の先端部1aよりも突出位
置させてなる構成を有するものである。
しかして、上記構成からなる加圧側電極チツプ
1をワークWの溶接点に向け加圧すると、パツド
10の先端面10aが電極チツプ1の先端部1a
より先にワークW面に当接してその弾性変形によ
る反力でワークWの溶接点周囲を弾性的にかつ一
様に押圧し、ワークWはバツク電極2面に圧接さ
れる。そこで、このパツド10による溶接点周囲
の押圧作用により、冷却時の熱歪によるワークW
の変位を押えることが可能となり、これによつて
従来のようなワークWのバツク電極側面における
溶接点周囲の浮き上りを抑止でき、凸状圧痕の発
生を防止できると同時に、加圧時のパツドの当接
により加圧側電極チツプ1の先端部1aをワーク
W面に対して容易に直面させることもできるとと
もに、バツク電極面の撓みも抑えることができ
る。
1をワークWの溶接点に向け加圧すると、パツド
10の先端面10aが電極チツプ1の先端部1a
より先にワークW面に当接してその弾性変形によ
る反力でワークWの溶接点周囲を弾性的にかつ一
様に押圧し、ワークWはバツク電極2面に圧接さ
れる。そこで、このパツド10による溶接点周囲
の押圧作用により、冷却時の熱歪によるワークW
の変位を押えることが可能となり、これによつて
従来のようなワークWのバツク電極側面における
溶接点周囲の浮き上りを抑止でき、凸状圧痕の発
生を防止できると同時に、加圧時のパツドの当接
により加圧側電極チツプ1の先端部1aをワーク
W面に対して容易に直面させることもできるとと
もに、バツク電極面の撓みも抑えることができ
る。
また、第3図はこの考案に係る第2実施例を示
し、上記第1実施例におけるパツド10を金属材
料で形成し、かつスプリング11の付勢力に抗し
て電極チツプ1の加圧方向と相反する方向に可動
自在にしてなる構成を有するものである。
し、上記第1実施例におけるパツド10を金属材
料で形成し、かつスプリング11の付勢力に抗し
て電極チツプ1の加圧方向と相反する方向に可動
自在にしてなる構成を有するものである。
以上説明したように、この考案は加圧側電極チ
ツプの周囲にパツドを着脱自在に取付け、該パツ
ドで溶接時のワークへの加圧作用に伴い溶接点の
周面部を弾性的に押圧してなることを特徴とし、
これによつて冷却時のワークの熱歪現象による圧
痕の発生を確実に防止できるなど、実用性にすぐ
れた効果を奏するものである。
ツプの周囲にパツドを着脱自在に取付け、該パツ
ドで溶接時のワークへの加圧作用に伴い溶接点の
周面部を弾性的に押圧してなることを特徴とし、
これによつて冷却時のワークの熱歪現象による圧
痕の発生を確実に防止できるなど、実用性にすぐ
れた効果を奏するものである。
第1図は従来のスポツト溶接機によるスポツト
圧痕の発生原因の説明図、第2図はこの考案に係
る第1実施例を示す説明図、第3図はこの考案に
係る第2実施例を示す説明図である。 1……加圧側電極チツプ、1a……先端部、2
……バツク電極、10……パツド、10a……先
端面、W……ワーク。
圧痕の発生原因の説明図、第2図はこの考案に係
る第1実施例を示す説明図、第3図はこの考案に
係る第2実施例を示す説明図である。 1……加圧側電極チツプ、1a……先端部、2
……バツク電極、10……パツド、10a……先
端面、W……ワーク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電極チツプの周囲に、溶接時のワークへの加
圧作用に伴い溶接点の周面部を弾性的に押圧し
てワークの浮き上りを防止するパツドを着脱自
在に取付けたことを特徴とするスポツト溶接
機。 (2) パツドを硬質ゴム等の弾性変形可能な非金属
材料で形成し、かつその先端面を電極チツプの
先端部よりも突出させたことを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項に記載のスポツト溶
接機。 (3) パツドを金属材料で形成し、かつその先端面
を電極チツプの先端部よりも突出させるととも
に、スプリングの付勢力に抗してワークへの加
圧方向と相反する方向に可動自在にしたことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
載のスポツト溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7684181U JPS6229196Y2 (ja) | 1981-05-27 | 1981-05-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7684181U JPS6229196Y2 (ja) | 1981-05-27 | 1981-05-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57189685U JPS57189685U (ja) | 1982-12-01 |
JPS6229196Y2 true JPS6229196Y2 (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=29872505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7684181U Expired JPS6229196Y2 (ja) | 1981-05-27 | 1981-05-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6229196Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2822818B2 (ja) * | 1992-11-16 | 1998-11-11 | 日産自動車株式会社 | スポット溶接装置 |
-
1981
- 1981-05-27 JP JP7684181U patent/JPS6229196Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57189685U (ja) | 1982-12-01 |
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