JPS62289677A - 複合芯地 - Google Patents
複合芯地Info
- Publication number
- JPS62289677A JPS62289677A JP61131361A JP13136186A JPS62289677A JP S62289677 A JPS62289677 A JP S62289677A JP 61131361 A JP61131361 A JP 61131361A JP 13136186 A JP13136186 A JP 13136186A JP S62289677 A JPS62289677 A JP S62289677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weft
- interlining
- knitted fabric
- composite
- fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 title claims description 70
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 42
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 55
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 14
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 14
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 12
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 12
- 238000009940 knitting Methods 0.000 claims description 8
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 7
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 17
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 12
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 12
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 11
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 9
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 8
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 7
- 238000005108 dry cleaning Methods 0.000 description 7
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 5
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 4
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 3
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920002994 synthetic fiber Polymers 0.000 description 3
- 239000012209 synthetic fiber Substances 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 2
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 2
- 229920006122 polyamide resin Polymers 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 2
- 229920002972 Acrylic fiber Polymers 0.000 description 1
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 235000012766 Cannabis sativa ssp. sativa var. sativa Nutrition 0.000 description 1
- 235000012765 Cannabis sativa ssp. sativa var. spontanea Nutrition 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 229920000535 Tan II Polymers 0.000 description 1
- 235000009120 camo Nutrition 0.000 description 1
- 238000009960 carding Methods 0.000 description 1
- 235000005607 chanvre indien Nutrition 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 1
- 238000004332 deodorization Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000004049 embossing Methods 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000011487 hemp Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002074 melt spinning Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 229920006149 polyester-amide block copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 239000008149 soap solution Substances 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
8、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は衣服などに使用する芯地に関し、とくに繊維ウ
ェブとm織物とを複合した複合芯地に関する。
ェブとm織物とを複合した複合芯地に関する。
一般に芯地にはlIAw&物芯地と不織布芯地とが使用
されているが、その性質には一長一短がある。例えば編
織物芯地は編織物を構成する糸条の交点が結合されてい
ないので、融通性に優れ、表地に沿った動きができる反
面、保形性や寸法安定性には劣っており着くずflが生
じやすいまた編織物芯地は糸条からなるので、張りゃ腰
などはあるが、糸条によって囲まれる空間が、不織布の
繊維どうしの間にできる空間よりも大きいため、接着芯
地として用いたとき逆じみが起き易いという欠点がある
。
されているが、その性質には一長一短がある。例えば編
織物芯地は編織物を構成する糸条の交点が結合されてい
ないので、融通性に優れ、表地に沿った動きができる反
面、保形性や寸法安定性には劣っており着くずflが生
じやすいまた編織物芯地は糸条からなるので、張りゃ腰
などはあるが、糸条によって囲まれる空間が、不織布の
繊維どうしの間にできる空間よりも大きいため、接着芯
地として用いたとき逆じみが起き易いという欠点がある
。
これとは逆に不織布芯地は繊維交点が結合されているの
で、保形性や寸法安定性には優れているが、融通性に乏
しく、また、樹脂加工を施すなどある程度風合のソフト
さを犠牲にしないと張りや腰が得られないという欠点が
ある。
で、保形性や寸法安定性には優れているが、融通性に乏
しく、また、樹脂加工を施すなどある程度風合のソフト
さを犠牲にしないと張りや腰が得られないという欠点が
ある。
このため、編織物芯地と不織布芯地の各々の短所を補い
、長所のみを利用すべく編織物と不織布との複合芯地が
種々検討された。
、長所のみを利用すべく編織物と不織布との複合芯地が
種々検討された。
従来、この複合芯地としては編織物と繊維ウェブとを積
層し、ニードルパンチにより絡合一体化したものや絡合
後、接着剤や予め繊維ウェブ中に含ませておいた接着繊
維などの接着手段により繊維間を結合したものが提案さ
れている。
層し、ニードルパンチにより絡合一体化したものや絡合
後、接着剤や予め繊維ウェブ中に含ませておいた接着繊
維などの接着手段により繊維間を結合したものが提案さ
れている。
前者の芯地は比較的融通性があるが、繊維間が実質的に
結合されていないので、外力による変形を受は易く、保
形性に問題が残シ、一方、後者の芯地は繊維間が接着手
段により結合されているので保形性は得られるが、編織
物が繊維ウェブ層に固定されることから融通性に乏しく
、結局、満足できるものは得られなかった。また、いず
れの芯地もニードルパンチによる絡合工程をとるため薄
物の複合芯地を得ることは困難であった。
結合されていないので、外力による変形を受は易く、保
形性に問題が残シ、一方、後者の芯地は繊維間が接着手
段により結合されているので保形性は得られるが、編織
物が繊維ウェブ層に固定されることから融通性に乏しく
、結局、満足できるものは得られなかった。また、いず
れの芯地もニードルパンチによる絡合工程をとるため薄
物の複合芯地を得ることは困難であった。
本発明は上記従来技術の欠点を解消すべくなされたもの
であシ、風合がソフトで、張りや腰を有するとともに、
従来その両立が困難であった融通性と保形性とを兼ね備
えた複合芯地を提供することを目的とする。
であシ、風合がソフトで、張りや腰を有するとともに、
従来その両立が困難であった融通性と保形性とを兼ね備
えた複合芯地を提供することを目的とする。
本発明は熱可塑性繊維20〜100重量%を含む繊維ウ
ェブ層中に、該熱可塑性繊維よりも融点の高い糸条から
なる粗目織物またはよこ糸挿入編物(以下「粗目編織物
」という)が配置されてなる積層物が、熱圧着部を部分
的に設けることにより一体化されており、かつ上記粗目
編織物のよと糸が上記熱圧着部により実質的に固定され
ていないことを特徴とする複合芯地である。
ェブ層中に、該熱可塑性繊維よりも融点の高い糸条から
なる粗目織物またはよこ糸挿入編物(以下「粗目編織物
」という)が配置されてなる積層物が、熱圧着部を部分
的に設けることにより一体化されており、かつ上記粗目
編織物のよと糸が上記熱圧着部により実質的に固定され
ていないことを特徴とする複合芯地である。
すなわち、本発明の複合芯地においては、繊維ウェブ層
中に配される粗目編織物の少なくともよこ糸がm雑つェ
ブ層に固定されることなく動くことができ、一方、部分
的な熱圧着部により、このよこ糸の動きうる範囲が限定
されているので、本発明の複合芯地は表地に沿う適度な
融通性と、着くずれなどを生じさせない保形性とを同時
に満足させることができるのである。
中に配される粗目編織物の少なくともよこ糸がm雑つェ
ブ層に固定されることなく動くことができ、一方、部分
的な熱圧着部により、このよこ糸の動きうる範囲が限定
されているので、本発明の複合芯地は表地に沿う適度な
融通性と、着くずれなどを生じさせない保形性とを同時
に満足させることができるのである。
また、本発明の複合芯地は、この粗目編織物がある程度
の範囲で動きを持つことにより、外力が加わ−たときに
組織内に復元可能なずれをおこすことができ、かつ結合
が部分的な結合によるため、風合が非常にソフトであり
、しかも、粗目編織物を内挿していることによる張シや
腰、とくによこ張りのある芯地となるのである。
の範囲で動きを持つことにより、外力が加わ−たときに
組織内に復元可能なずれをおこすことができ、かつ結合
が部分的な結合によるため、風合が非常にソフトであり
、しかも、粗目編織物を内挿していることによる張シや
腰、とくによこ張りのある芯地となるのである。
本発明に使用する繊維ウェブ層は公知の乾式法、湿式法
、溶融紡糸法などにより形式され、ウェブ層中には20
〜lOO重量%の熱可塑性繊維が含まれる。この熱可塑
性繊維は熱圧着を施した部分において溶融してフィルム
化し、実質的に構成繊維間を結合する働きをする。この
ため、ウェブ層中に含まれる熱可塑性繊維の量が20重
量%未満であると十分な結合力が得られず、ウェブ層に
剥離が生じたシ、芯地として必要な強度や耐久性を満た
すことができなくなってしまう。
、溶融紡糸法などにより形式され、ウェブ層中には20
〜lOO重量%の熱可塑性繊維が含まれる。この熱可塑
性繊維は熱圧着を施した部分において溶融してフィルム
化し、実質的に構成繊維間を結合する働きをする。この
ため、ウェブ層中に含まれる熱可塑性繊維の量が20重
量%未満であると十分な結合力が得られず、ウェブ層に
剥離が生じたシ、芯地として必要な強度や耐久性を満た
すことができなくなってしまう。
上記の熱可塑性繊維にはポリアミド系繊維、ポリエステ
lV系繊維、ポリオレフ4ン系繊維、アクリル系繊維な
どの合成繊維や、融点の異なる2成分以上の樹脂からな
る複合繊維などが好適に使用される。また、熱可塑性繊
維とともにウェブ層を構成する繊維はとくに限定されず
、合成繊維、再生繊維、天然繊維など種々の繊維が用い
られるが、通常、衣料用に用いられる繊維がとくに好ま
しい。繊維ウェブ層の目付は10〜60 f/m’の範
囲にある事が望ましく、t o yyw未満ではウェブ
層を用いる効果が少々く、十分な保形性を得ることがで
きず、と<K接着芯地として用いた場合に逆じみが生じ
るおそれがあり、一方、602メを越えると厚くなりす
ぎて芯地に適さなくなるうえに、粗目編織物を挿入した
効果が薄れ、融通性の乏しいものとなる。
lV系繊維、ポリオレフ4ン系繊維、アクリル系繊維な
どの合成繊維や、融点の異なる2成分以上の樹脂からな
る複合繊維などが好適に使用される。また、熱可塑性繊
維とともにウェブ層を構成する繊維はとくに限定されず
、合成繊維、再生繊維、天然繊維など種々の繊維が用い
られるが、通常、衣料用に用いられる繊維がとくに好ま
しい。繊維ウェブ層の目付は10〜60 f/m’の範
囲にある事が望ましく、t o yyw未満ではウェブ
層を用いる効果が少々く、十分な保形性を得ることがで
きず、と<K接着芯地として用いた場合に逆じみが生じ
るおそれがあり、一方、602メを越えると厚くなりす
ぎて芯地に適さなくなるうえに、粗目編織物を挿入した
効果が薄れ、融通性の乏しいものとなる。
本発明の複合芯地は上述の繊維ウェブ層中に粗目編織物
が配置された構造となっているが、これは勇えば、予じ
めカーディングにより作成臂1 した2つの繊維ウェブ層の間に粗目m織物を挾んで積層
することなどにより得られる。本発明に使用する粗目編
織物とは粗目織物またはよこ糸挿入編物であるが、粗目
織物としては、たて糸及びよこ糸の打ち込み本数が5〜
40本ン′インチ。
が配置された構造となっているが、これは勇えば、予じ
めカーディングにより作成臂1 した2つの繊維ウェブ層の間に粗目m織物を挾んで積層
することなどにより得られる。本発明に使用する粗目編
織物とは粗目織物またはよこ糸挿入編物であるが、粗目
織物としては、たて糸及びよこ糸の打ち込み本数が5〜
40本ン′インチ。
繊度が40〜200デニールのものが使用され、よこ糸
挿入編物としては、挿入されるよこ糸の打ち込み本数が
5〜40本/インチ、繊度が80〜300デニール、編
糸の繊度が20〜40デニールのものが使用される。こ
こで、粗目編織物のよこ糸の打ち込み本数が5〜40本
/インチのものが望ましいとされる理由は、5本/イン
チ未満では粗目編織物を挿入した効果が少なく、得られ
る芯地に張りや腰、とくに横張りが出にくいからであシ
、一方、40本/インチを越えると熱圧着部がよこ糸の
上にくる割合が高くな)、熱圧着をよこ糸に阻害される
ことにより、熱圧着部において繊維どうしが十分に結合
されず、層間剥離をおこし易く実用に耐えないものとな
ってしまうからである。また、よこ糸の打ち込み本数が
40本/インチを越えるI14織物を用いた場合、得ら
れる複合芯地の風合は非常に硬いものになる。とくに好
ましい粗目編織物のよこ糸の打ち込み本数はlO〜25
本/インチである。
挿入編物としては、挿入されるよこ糸の打ち込み本数が
5〜40本/インチ、繊度が80〜300デニール、編
糸の繊度が20〜40デニールのものが使用される。こ
こで、粗目編織物のよこ糸の打ち込み本数が5〜40本
/インチのものが望ましいとされる理由は、5本/イン
チ未満では粗目編織物を挿入した効果が少なく、得られ
る芯地に張りや腰、とくに横張りが出にくいからであシ
、一方、40本/インチを越えると熱圧着部がよこ糸の
上にくる割合が高くな)、熱圧着をよこ糸に阻害される
ことにより、熱圧着部において繊維どうしが十分に結合
されず、層間剥離をおこし易く実用に耐えないものとな
ってしまうからである。また、よこ糸の打ち込み本数が
40本/インチを越えるI14織物を用いた場合、得ら
れる複合芯地の風合は非常に硬いものになる。とくに好
ましい粗目編織物のよこ糸の打ち込み本数はlO〜25
本/インチである。
上記粗目編織物のうち、とくによこ糸挿入編物を用いた
複合芯地は、よこ方向にはよこ糸による張りが得られ、
たて方向には編み構造によるドV−グ性や伸縮性が得ら
れるので、前身頃用の芯として好適に使用できる。
複合芯地は、よこ方向にはよこ糸による張りが得られ、
たて方向には編み構造によるドV−グ性や伸縮性が得ら
れるので、前身頃用の芯として好適に使用できる。
なお、通常、肩部、胸部、ウェスト部、裾部なとは複数
の芯地を組み合わせて、各部位ごとに異なうた張シや硬
さを出しているが、本発明の複合芯地では使用する粗目
m織物に硬さや厚さの変化するものを選ぶことによ)一
枚の芯地でまかなうことができる。すなわち、粗目編織
物のよこ糸の打ち込み密度やよこ糸の太さを連続的にま
たは段階的に使用する部位に合わせて変化させることに
より、各部位に所望の厚さや硬さを持った複合芯地を得
ることができるのである。
の芯地を組み合わせて、各部位ごとに異なうた張シや硬
さを出しているが、本発明の複合芯地では使用する粗目
m織物に硬さや厚さの変化するものを選ぶことによ)一
枚の芯地でまかなうことができる。すなわち、粗目編織
物のよこ糸の打ち込み密度やよこ糸の太さを連続的にま
たは段階的に使用する部位に合わせて変化させることに
より、各部位に所望の厚さや硬さを持った複合芯地を得
ることができるのである。
上述の粗目編織物を構成する糸条には、例えばポリエス
テル系、ポリアミド系などの合成繊維糸やレーヨン糸な
どの再生繊維系、あるいは払 木綿糸、麻糸などの天然繊維糸など種々の糸が使用でき
るが、この糸が、熱可塑性繊維の融着する条件でともに
融着性を示すと、結果的に編織物が繊維ウェブ1すに固
定されてしまつて、融通性がなく、風合の硬い芯地とな
るので、この糸は熱可塑性繊維が融着する条件下で、融
着性を示さないものでなければならない。従って、編織
物を構成する糸条は熱可塑性繊維よりも融点の高いもの
でなければならず、少なくとも5°C以上、好ましくは
20’C以上融点の高いものがよい。
テル系、ポリアミド系などの合成繊維糸やレーヨン糸な
どの再生繊維系、あるいは払 木綿糸、麻糸などの天然繊維糸など種々の糸が使用でき
るが、この糸が、熱可塑性繊維の融着する条件でともに
融着性を示すと、結果的に編織物が繊維ウェブ1すに固
定されてしまつて、融通性がなく、風合の硬い芯地とな
るので、この糸は熱可塑性繊維が融着する条件下で、融
着性を示さないものでなければならない。従って、編織
物を構成する糸条は熱可塑性繊維よりも融点の高いもの
でなければならず、少なくとも5°C以上、好ましくは
20’C以上融点の高いものがよい。
本発明の複合芯地は、粗目!jil織物を挾持した繊維
ウェブ層を部分的に熱圧着することにより製造される。
ウェブ層を部分的に熱圧着することにより製造される。
この部分的な熱圧着は、例えば、点、線9円、三角形、
四角形、多角形などの形状が適宜分布された1平方セン
チメー)/し当シ10−150個の凸部を有するエンボ
スロールなどにより加熱加圧することにより行われる、
この様にして形成された熱圧着部においては、熱可塑性
繊維の融着により繊維が結合される。
四角形、多角形などの形状が適宜分布された1平方セン
チメー)/し当シ10−150個の凸部を有するエンボ
スロールなどにより加熱加圧することにより行われる、
この様にして形成された熱圧着部においては、熱可塑性
繊維の融着により繊維が結合される。
この熱圧着部の総面積が複合芯地の面積に占める割合は
5〜30%の範囲にあることが望ましく、5%未満では
芯地として必要な耐久性や強度を得ることができず、3
0%を超えると風合が硬く、融通性の乏しい芯地となっ
てしまう。
5〜30%の範囲にあることが望ましく、5%未満では
芯地として必要な耐久性や強度を得ることができず、3
0%を超えると風合が硬く、融通性の乏しい芯地となっ
てしまう。
とくに好ましい熱圧着部の面積の割合は8〜20%であ
る。
る。
また、本発明においては粗目編織物のよこ糸が熱圧着部
により実質的に固定されないものでなければならない。
により実質的に固定されないものでなければならない。
ここで実質的に固定されないとは、熱圧着部がよこ糸上
にない場合、及びよこ糸上にあってもよこ糸がはt!自
由に動きうる場合をさし、この場合、熱圧着部がよこ糸
上にくる割合が10%以下であるのが望ましい。
にない場合、及びよこ糸上にあってもよこ糸がはt!自
由に動きうる場合をさし、この場合、熱圧着部がよこ糸
上にくる割合が10%以下であるのが望ましい。
これは、この割合が10%を越えると粗目lXam物が
繊維ウェブ層に固定されて得られる芯地の融通性がなく
なり、しかも糸条の上にきた熱圧着部では繊維が十分に
結合されず、外力が加わると容易に破壊されて得られる
芯地の強度や耐久性が低下するからである。熱圧着部が
粗@編織物のよこ糸の上にくる割合を10%以下として
おけば、よこ光自体は融着性を持たず、熱圧着部におい
ても完全にはウェブ層に固定されないため、突質的によ
と糸の大部分は熱圧着部と熱圧着部との間で移動が可能
であや、一方、それ以上の移動は制限されるので、複合
芯地金体としては適度な融通性と保形性とを両立させる
ことができるのである。この割合は、好ましくは5%以
下、とくに好ましくは0%であるのがよい。なお、ここ
で熱圧着部が粗目編織物のよこ糸の上にくる割合とは、
熱圧着部の総数に対する粗目編織物のよこ糸の上にくる
熱圧着部の数の割合を百分率で示したものであシ、例え
ば単位面積当9100個の熱圧着部があり、そのうちよ
こ糸の上にある熱圧着部の数が10個であれば1096
となるわけである。ただし、この熱圧着部の数は、芯地
上の任意の場所を10点選び、各々の場所で1辺13の
正方形内に入る熱圧着部の総数とよこ糸上にくる熱圧着
部の数をかぞえ、その平均値により示している。本発明
においてとくKよこ糸について熱圧着部が上にくる割合
を限定したのは、芯地、とくに前身頃芯などではよこ方
向の張りが重視され、一般にたて糸に比してよこ糸は同
じか、もしくは太いものが使用されるので、よこ糸が固
定されると編織物の動きが著しく妨けられ、またよこ糸
の上にくる熱圧着部の結合は外力により破壊され易く、
強度や耐久性に与える影響が大きいからである。
繊維ウェブ層に固定されて得られる芯地の融通性がなく
なり、しかも糸条の上にきた熱圧着部では繊維が十分に
結合されず、外力が加わると容易に破壊されて得られる
芯地の強度や耐久性が低下するからである。熱圧着部が
粗@編織物のよこ糸の上にくる割合を10%以下として
おけば、よこ光自体は融着性を持たず、熱圧着部におい
ても完全にはウェブ層に固定されないため、突質的によ
と糸の大部分は熱圧着部と熱圧着部との間で移動が可能
であや、一方、それ以上の移動は制限されるので、複合
芯地金体としては適度な融通性と保形性とを両立させる
ことができるのである。この割合は、好ましくは5%以
下、とくに好ましくは0%であるのがよい。なお、ここ
で熱圧着部が粗目編織物のよこ糸の上にくる割合とは、
熱圧着部の総数に対する粗目編織物のよこ糸の上にくる
熱圧着部の数の割合を百分率で示したものであシ、例え
ば単位面積当9100個の熱圧着部があり、そのうちよ
こ糸の上にある熱圧着部の数が10個であれば1096
となるわけである。ただし、この熱圧着部の数は、芯地
上の任意の場所を10点選び、各々の場所で1辺13の
正方形内に入る熱圧着部の総数とよこ糸上にくる熱圧着
部の数をかぞえ、その平均値により示している。本発明
においてとくKよこ糸について熱圧着部が上にくる割合
を限定したのは、芯地、とくに前身頃芯などではよこ方
向の張りが重視され、一般にたて糸に比してよこ糸は同
じか、もしくは太いものが使用されるので、よこ糸が固
定されると編織物の動きが著しく妨けられ、またよこ糸
の上にくる熱圧着部の結合は外力により破壊され易く、
強度や耐久性に与える影響が大きいからである。
この粗目編織物のよこ糸の上にぐる熱圧着部の割合を1
0%以下とするためには、熱圧着部を形成する際によと
糸が熱圧着するための凸部に押えられない様に1外力が
かかると動いてずれる様にしておけばよく、例えば、熱
圧着の際によこ糸に張力がかからなくするとか、よこ糸
に繊度の太いものを使用するとかすればよい。
0%以下とするためには、熱圧着部を形成する際によと
糸が熱圧着するための凸部に押えられない様に1外力が
かかると動いてずれる様にしておけばよく、例えば、熱
圧着の際によこ糸に張力がかからなくするとか、よこ糸
に繊度の太いものを使用するとかすればよい。
また、もちろん、できるだけm目やI&目と、熱圧着を
施こすロールの凸部の分布とを同調させ、よこ糸の上に
熱圧着部がとない様に調節することも効果的である。
施こすロールの凸部の分布とを同調させ、よこ糸の上に
熱圧着部がとない様に調節することも効果的である。
なお、好ましくはよこ糸の上だけでなく、たて糸の上に
も熱圧着部はない方がよいが、本発明においては、粗目
編織物が熱可塑性繊維よりも融点の高い糸条により構成
されているので、たて糸の上にある程度熱圧着部がきて
も、粗目編織物が繊維ウェブ層に固定されて融通性を失
うことはない。とくによこ糸挿入編物の場合には、編み
組織が部分的に固定されても、熱圧着部と熱圧着部との
間の編み構造による伸縮性があるので、よこ糸さえ動き
うる状態にあれは十分な融通性を示す。
も熱圧着部はない方がよいが、本発明においては、粗目
編織物が熱可塑性繊維よりも融点の高い糸条により構成
されているので、たて糸の上にある程度熱圧着部がきて
も、粗目編織物が繊維ウェブ層に固定されて融通性を失
うことはない。とくによこ糸挿入編物の場合には、編み
組織が部分的に固定されても、熱圧着部と熱圧着部との
間の編み構造による伸縮性があるので、よこ糸さえ動き
うる状態にあれは十分な融通性を示す。
本発明の複合芯地は、上述のように融通性と保形性とを
有するので、その1ま縫製などにより表地と一体化して
もよいが、片面もしくは両面にポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂。
有するので、その1ま縫製などにより表地と一体化して
もよいが、片面もしくは両面にポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂。
ポリオレフィン系樹脂などのいわゆる熱融着性樹脂をド
ツト状、粉末状、フィラメント状などの形態で付着させ
て接着芯地として使用してもよい。
ツト状、粉末状、フィラメント状などの形態で付着させ
て接着芯地として使用してもよい。
実施例1゜
6ナイロン繊維(繊維長44鶴、繊度1.5デニール、
融点221’C)100重量%よシなる繊維ウェブ層1
5yΔにを2層作成し、この層間に繊度120デニール
(44香手)のポリエステル系(融点258°C)から
なるよこ糸をlイた フチ5920本打ち込んだよこ糸挿入編物(編組lQd
30デニールのポリエステル糸を用いたペンビスチッチ
からなる) 80 !Adを配して、積層物を形成する
。
融点221’C)100重量%よシなる繊維ウェブ層1
5yΔにを2層作成し、この層間に繊度120デニール
(44香手)のポリエステル系(融点258°C)から
なるよこ糸をlイた フチ5920本打ち込んだよこ糸挿入編物(編組lQd
30デニールのポリエステル糸を用いたペンビスチッチ
からなる) 80 !Adを配して、積層物を形成する
。
次いで、この積層物に、小円形状の断面を有する凸部が
たて方向に1インチ当り20個、(1m当夛62個)面
積割合にして10%とな一 る:うに分布したエングレイブロールを用いて、上記の
凸部がよこ糸とよこ糸の間にくる様に調節して、温度2
00°Cで部分熱圧着を施し、複合芯地を得た。なお、
このときよこ糸神入編物のよと糸の上に熱圧着部のくる
割合はほぼ0%であった。
たて方向に1インチ当り20個、(1m当夛62個)面
積割合にして10%とな一 る:うに分布したエングレイブロールを用いて、上記の
凸部がよこ糸とよこ糸の間にくる様に調節して、温度2
00°Cで部分熱圧着を施し、複合芯地を得た。なお、
このときよこ糸神入編物のよと糸の上に熱圧着部のくる
割合はほぼ0%であった。
得られた複合芯地のせん断力9曲げ剛性、引張強伸度、
洗濯強さ、ドライクリーニング強さを下記の試験法によ
り測定し、第1表及び第2表に示した。
洗濯強さ、ドライクリーニング強さを下記の試験法によ
り測定し、第1表及び第2表に示した。
(せん断力)
引張シ・せん断試験機(■加藤鉄工所製)を使用して、
試験片のせん断ずυ量とせん断荷重との関係を求めてグ
ラフ化し、その傾きからせん断力を求める。
試験片のせん断ずυ量とせん断荷重との関係を求めてグ
ラフ化し、その傾きからせん断力を求める。
せん断荷重の測定は、20ff平方の試験片を用意し、
この試験片を測定実寸法が5alIX20Qllとなる
ように501の間隔をあけた2つの平行なチャック間に
固定し、一方のチャ、りを移動させることにより試験片
を一定のせん断ずυ量だけずらし、それに対応するせん
断荷重を測定することにより行なった。なお、せん断ず
重量はせん断力により表示され、例えば、5c11間隔
の測定実寸法の場合、せん断力が2°のとき、せん断f
CJlハ1.746m (−5ox*x tan2’
)となる。
この試験片を測定実寸法が5alIX20Qllとなる
ように501の間隔をあけた2つの平行なチャック間に
固定し、一方のチャ、りを移動させることにより試験片
を一定のせん断ずυ量だけずらし、それに対応するせん
断荷重を測定することにより行なった。なお、せん断ず
重量はせん断力により表示され、例えば、5c11間隔
の測定実寸法の場合、せん断力が2°のとき、せん断f
CJlハ1.746m (−5ox*x tan2’
)となる。
とのせん断力は、布地にずれが生じる際の抵抗を示すの
で、これが小さいほど融通性が大きいことを表わす。
で、これが小さいほど融通性が大きいことを表わす。
(曲げ剛性)
純曲げ試験機(■加藤鉄工所製)を使用して試験片の曲
率と曲げモーメントとの関係を求めてグラフ化し、その
傾きから曲げ剛性を求める。
率と曲げモーメントとの関係を求めてグラフ化し、その
傾きから曲げ剛性を求める。
この測定は20(m平方の試験片を固定チャックと移動
チャックにはさみ、移動チャックを動かすことで試験片
を一定の曲率に曲げ、それに対応する曲はモーメントを
測定することにより行なった。
チャックにはさみ、移動チャックを動かすことで試験片
を一定の曲率に曲げ、それに対応する曲はモーメントを
測定することにより行なった。
(引張り強伸度) JIS−L−1085準用5c*
X20αの試験片をたて、よこ方向にそれぞれ5枚採取
し、これを引張り試験機(東洋ボールド94フ社製)K
よシ、チャック間距離lOα、引張シ速度aoIfw分
の条件で引張り、・破断時の強度(走り)および伸度(
%)を測り平均値で示す。
X20αの試験片をたて、よこ方向にそれぞれ5枚採取
し、これを引張り試験機(東洋ボールド94フ社製)K
よシ、チャック間距離lOα、引張シ速度aoIfw分
の条件で引張り、・破断時の強度(走り)および伸度(
%)を測り平均値で示す。
(ドライクリーニング強さ)
25cm×25cMの試験片をナイロンタフタに包み、
これを商業用パークレンクリーナーを用いて、洗濯物重
量がl kqになるように負荷布を加え、洗濯温度25
°Cで8分間洗濯し、排液1分間、脱液4分間、乾燥5
分間(60℃)および脱臭2分間の工程を8回線シ返す
。
これを商業用パークレンクリーナーを用いて、洗濯物重
量がl kqになるように負荷布を加え、洗濯温度25
°Cで8分間洗濯し、排液1分間、脱液4分間、乾燥5
分間(60℃)および脱臭2分間の工程を8回線シ返す
。
次いで、この試験片の曲げ剛性を測定して物性の変化を
調べるとともに、試験片の形態の変化を観察し、下記の
基準により評価した。
調べるとともに、試験片の形態の変化を観察し、下記の
基準により評価した。
(試料片の形態変化)
5級:クリーニング前後で変化なし
4級:クリーニング前後で変化がわずかにある3級:ク
リーニング前後で変化が目立つ2級:クリーニング前後
で変化がかなり目立つ1級:クリーニング前後で変化が
著しい(洗濯強さ) 25ffiX25altの試験片をナイロンタックで包
み、これを40±3°Cの0.5%マル七ル石けん溶液
を201以上入れた家庭用洗濯機に入れ、毎分500回
の回転速度で15分間操作した後、水洗脱水し、常温で
乾燥する。
リーニング前後で変化が目立つ2級:クリーニング前後
で変化がかなり目立つ1級:クリーニング前後で変化が
著しい(洗濯強さ) 25ffiX25altの試験片をナイロンタックで包
み、これを40±3°Cの0.5%マル七ル石けん溶液
を201以上入れた家庭用洗濯機に入れ、毎分500回
の回転速度で15分間操作した後、水洗脱水し、常温で
乾燥する。
次いで、乾燥した試験片の曲げ剛性を調べるとともに、
形態の変化を観察し、ドライクリーニングと同様の基準
により評価した。
形態の変化を観察し、ドライクリーニングと同様の基準
により評価した。
(着用試験)
試験片を前身頃芯として用いた上衣を作成し、これを9
0日間着用した後の外観変化を調べた後、これをドライ
クリーニングして更に90日間着用した後の外観変化を
調べた。
0日間着用した後の外観変化を調べた後、これをドライ
クリーニングして更に90日間着用した後の外観変化を
調べた。
比較例1゜
6ナイロン繊!l(繊維長47 jlJ! 、繊度1.
5デニー1v)100重量%よシなる繊維ウェブ層60
f、Mに、実施例1と同様のエングレイブロールを用
いて、温度200’Cで部分熱圧着を施し、不縁布芯地
を得た。
5デニー1v)100重量%よシなる繊維ウェブ層60
f、Mに、実施例1と同様のエングレイブロールを用
いて、温度200’Cで部分熱圧着を施し、不縁布芯地
を得た。
得られた芯地の物性を実施例1と同様にして測定し、そ
の結果を第1表及び第2表に示した。
の結果を第1表及び第2表に示した。
実施例2゜
実施例1と同様の繊維ウェブ層とよこ糸挿入編物とから
なる積層物を、実施例1で用いたローlしと同様のロー
ルで、よこ糸挿入編物のよこ糸上に凸部が一部重なるの
を許した状態で熱圧着を施し、複合芯地を得た。なお、
このとき、熱圧着部62 vciのうち、5個肩がよこ
糸上にきておシ、熱圧着部のうち8%がよこ糸上にあっ
た。
なる積層物を、実施例1で用いたローlしと同様のロー
ルで、よこ糸挿入編物のよこ糸上に凸部が一部重なるの
を許した状態で熱圧着を施し、複合芯地を得た。なお、
このとき、熱圧着部62 vciのうち、5個肩がよこ
糸上にきておシ、熱圧着部のうち8%がよこ糸上にあっ
た。
上記複合芯地の物性を実施例1と同様にして測定し、そ
の結果を第1表及び第2表に示した。
の結果を第1表及び第2表に示した。
比較例2゜
実施例1と同様の繊維ウェブ層とよこ糸挿入編物とから
なる積層物を、実施例1で用いたロールと同様のロール
で、よこ糸挿入編物のよこ糸上に凸部が一部重なるのを
許した状態で、かつよこ糸に張力のかかった状態で熱圧
着を施し複合芯地を得た。なお、このとき熱圧着部62
鋒jのうち、l 215/dがよこ糸上にきており、熱
圧着部のうち1996がよこ糸上におうた。
なる積層物を、実施例1で用いたロールと同様のロール
で、よこ糸挿入編物のよこ糸上に凸部が一部重なるのを
許した状態で、かつよこ糸に張力のかかった状態で熱圧
着を施し複合芯地を得た。なお、このとき熱圧着部62
鋒jのうち、l 215/dがよこ糸上にきており、熱
圧着部のうち1996がよこ糸上におうた。
上記複合芯地の物性を実施例1と同様にして測定し、そ
の結果を第1表及び第2表に示した。
の結果を第1表及び第2表に示した。
実施例3
6ナイロン繊m<繊維長47馴、繊度1.5デニール、
融点220°C)70重量%とポリエステplR雑(繊
維長38鮎、繊度1.5デニール。
融点220°C)70重量%とポリエステplR雑(繊
維長38鮎、繊度1.5デニール。
融点255°c > a own%とからなる繊維ウェ
ブ層20f膚を2層作成し、この層間に繊度120デニ
ールのポリエステル糸(融点260℃)からなるよこ糸
と繊度80デニールのポリエステル糸(融点260 ’
C)からなるたて糸を各々、1インチ当り28本打ち込
んだ織物を配して積層物を形成した。
ブ層20f膚を2層作成し、この層間に繊度120デニ
ールのポリエステル糸(融点260℃)からなるよこ糸
と繊度80デニールのポリエステル糸(融点260 ’
C)からなるたて糸を各々、1インチ当り28本打ち込
んだ織物を配して積層物を形成した。
次いで、この積層物に長方形状の断面を有する凸部が、
たて方向に1インチ当り23個(lcd当り82個)9
面積割合にして13%となるように分布したエングレイ
プロー〃を用い、上記凸部がよこ糸とよと糸の間にくる
様に調節して、温度205℃で部分熱圧着し、複合芯地
を得た。
たて方向に1インチ当り23個(lcd当り82個)9
面積割合にして13%となるように分布したエングレイ
プロー〃を用い、上記凸部がよこ糸とよと糸の間にくる
様に調節して、温度205℃で部分熱圧着し、複合芯地
を得た。
なお、このとき織物のよこ糸の上に熱圧着部はほとんど
なかった。
なかった。
得られた複合芯地の物性を実施例1と同様にして測定し
、その結果を第1表及び第2表に示した。
、その結果を第1表及び第2表に示した。
比較例3゜
実施例3と同じ配合の繊維ウェブ層201βを2層作成
し、この層間に繊度12Qデニールのポリエステル糸か
らなるよこ糸と、繊度80デニールのポリエステル糸か
らなるたて糸を各々1インチ当り42本打ち込んだ織物
を配して積層物を形成した。
し、この層間に繊度12Qデニールのポリエステル糸か
らなるよこ糸と、繊度80デニールのポリエステル糸か
らなるたて糸を各々1インチ当り42本打ち込んだ織物
を配して積層物を形成した。
次いで、この積層物に長方形状の断面を有する凸部が、
たて方向に1インチ当り42個(ld当5139個)9
面積割合にして18%となるように分布したエングレイ
ブロールを用いて、温度205°Cで部分熱圧着を施し
たが、織物の織目部分の空隙が小さく、上層と下層との
繊維を融着することが困難であった。このため得られた
複合芯地は層間で容易に剥離を生じ、使用に適さないも
のであった。
たて方向に1インチ当り42個(ld当5139個)9
面積割合にして18%となるように分布したエングレイ
ブロールを用いて、温度205°Cで部分熱圧着を施し
たが、織物の織目部分の空隙が小さく、上層と下層との
繊維を融着することが困難であった。このため得られた
複合芯地は層間で容易に剥離を生じ、使用に適さないも
のであった。
実施例4゜
実施例1で得た複合芯地の片面にポリアミド樹脂155
Fβを点状に付着させ、接着芯地を得た。
Fβを点状に付着させ、接着芯地を得た。
この接着芯地は表地と接着する際に逆じみが全く生じず
、作業性に優れていた。また、表地と接着する際に表地
の形状に良く沿い、接着後は着用によ−て型くずれがな
く保形性も良好であった。さらに、この芯地を前身頃芯
に用いて衣服を作用したところ、よこ方向には適度な張
夛があり、たて方向にはドレープ性があり、風合もソフ
トなので、着用感に優れていた。
、作業性に優れていた。また、表地と接着する際に表地
の形状に良く沿い、接着後は着用によ−て型くずれがな
く保形性も良好であった。さらに、この芯地を前身頃芯
に用いて衣服を作用したところ、よこ方向には適度な張
夛があり、たて方向にはドレープ性があり、風合もソフ
トなので、着用感に優れていた。
実施例5゜
ポリエステル糸からなるよと糸を1インチ当り20本打
ち込んだよこ糸挿入編物(編組織は30デニールのポリ
エステル糸を用いたくさり編みからなる)であって、た
て方向に15C11゜201.30cW1の幅において
、よこ糸の太さが250デニー、u、180デニール、
130デニ−〃と段階的に変化するよと糸挿入編物を用
いたこと以外は、実施例1と同様にして複合芯地を作成
した。
ち込んだよこ糸挿入編物(編組織は30デニールのポリ
エステル糸を用いたくさり編みからなる)であって、た
て方向に15C11゜201.30cW1の幅において
、よこ糸の太さが250デニー、u、180デニール、
130デニ−〃と段階的に変化するよと糸挿入編物を用
いたこと以外は、実施例1と同様にして複合芯地を作成
した。
これを、よこ糸の太さの太い側から、肩部。
胸部、腹部に当るように、紳士服の前身頃芯として使用
したところ、一枚の複合芯地で各部に必要な張りが得ら
れ、従来のように手間のかかる縫製作業を省略すること
ができた。
したところ、一枚の複合芯地で各部に必要な張りが得ら
れ、従来のように手間のかかる縫製作業を省略すること
ができた。
実施例6゜
繊度150デニールのポリエステル糸かうするよと糸を
、たて方向に15c*、20(7g、80傷の幅におい
て、打ち込み本数を段階的に25本/インチ、20本/
インチ、15本/インチと変化させたよと糸挿入編物(
MA組織は30デニールのポリエステル糸を用いたくさ
bmみからなる)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にして複合芯地を作成した。
、たて方向に15c*、20(7g、80傷の幅におい
て、打ち込み本数を段階的に25本/インチ、20本/
インチ、15本/インチと変化させたよと糸挿入編物(
MA組織は30デニールのポリエステル糸を用いたくさ
bmみからなる)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にして複合芯地を作成した。
これを打ち込み本数の多い側から、肩部、胸部、腹部に
当るように紳士服の前身頃芯として使用したところ、一
枚の複合芯地で各部に必要な張シと融通性とが得られた
。
当るように紳士服の前身頃芯として使用したところ、一
枚の複合芯地で各部に必要な張シと融通性とが得られた
。
第1表及び第2表から明らかなように、実施例1〜3の
複合芯地はせん断力が小さく、融通性があシ、風合がソ
フトであることを示し、引張り強度及び伸度も芯地とし
て用いるのに十分なものとなっている。また、曲げ剛性
とくによと方向の曲げ剛性が大きく、よこ方向の張シが
あることを示し、さらにドライクリーニング強さ、洗濯
強さなどの耐久性にも優れ、曲げ剛性で示される物性低
下も小さい。実施例2は実施例1に比して、よこ糸挿入
編物のよと糸上にくる熱圧着部の割合が高い例であり、
せん断力がやや大きくなる傾向にあるが、本発明の目的
とする融通性は十分に得られている。また、実施例8は
実施例1に比して、よこ糸挿入・編物のよこ糸の打ち込
み本数が多い例であり、これもせん断力がやや大きくな
る傾向にあるが使用には満足できるものである。実施例
8の場合にはよこ方向の曲げ剛性が大きく、とくによと
張りを必要とする部位に用いられる芯地に適している。
複合芯地はせん断力が小さく、融通性があシ、風合がソ
フトであることを示し、引張り強度及び伸度も芯地とし
て用いるのに十分なものとなっている。また、曲げ剛性
とくによと方向の曲げ剛性が大きく、よこ方向の張シが
あることを示し、さらにドライクリーニング強さ、洗濯
強さなどの耐久性にも優れ、曲げ剛性で示される物性低
下も小さい。実施例2は実施例1に比して、よこ糸挿入
編物のよと糸上にくる熱圧着部の割合が高い例であり、
せん断力がやや大きくなる傾向にあるが、本発明の目的
とする融通性は十分に得られている。また、実施例8は
実施例1に比して、よこ糸挿入・編物のよこ糸の打ち込
み本数が多い例であり、これもせん断力がやや大きくな
る傾向にあるが使用には満足できるものである。実施例
8の場合にはよこ方向の曲げ剛性が大きく、とくによと
張りを必要とする部位に用いられる芯地に適している。
これに対して、比較例1は実施例1と同重量の不織布芯
地であシ、せん断力が大きく、融通性に乏しいことを示
し、またよこ方向の曲げ剛性が小さく、よこ張シのない
芯地であった。
地であシ、せん断力が大きく、融通性に乏しいことを示
し、またよこ方向の曲げ剛性が小さく、よこ張シのない
芯地であった。
さらに、この芯地はドライクリーニング強さ、洗濯強さ
などの耐久性が乏しく、物性の低下も目立った。
などの耐久性が乏しく、物性の低下も目立った。
比較例2は、熱圧着部がよこ糸挿入編物のよこ糸上にく
る割合を19%と高くしたもので、よこ糸が熱圧着部に
より実質的に固定された例である。この芯地は、この割
合を除くと実施例1と同様にして作成されたものである
が、実施例1に比してせん断力が非常に大きくなってお
り、融通性の乏しいものとなっている。また、この芯地
もドライクリーニング強さ、洗濯強さなどの耐久性が乏
しく、物性の低下も目立っていた。
る割合を19%と高くしたもので、よこ糸が熱圧着部に
より実質的に固定された例である。この芯地は、この割
合を除くと実施例1と同様にして作成されたものである
が、実施例1に比してせん断力が非常に大きくなってお
り、融通性の乏しいものとなっている。また、この芯地
もドライクリーニング強さ、洗濯強さなどの耐久性が乏
しく、物性の低下も目立っていた。
なお、着用試験においては、いずれの芯地も不織布層を
有するため保形性はあシ、着用のみによる着くずれは生
じにくかったが、比較例1゜2についてはドライクリー
ニング後に着くずれが生じた。また、とくに比較例1に
ついては融通性に乏しいため、衣服のシルエットに丸み
が出す、外観が劣るうえ、体の動きに対して追従しにく
い部分かあシ、着心地が十分とは言えなかりた。
有するため保形性はあシ、着用のみによる着くずれは生
じにくかったが、比較例1゜2についてはドライクリー
ニング後に着くずれが生じた。また、とくに比較例1に
ついては融通性に乏しいため、衣服のシルエットに丸み
が出す、外観が劣るうえ、体の動きに対して追従しにく
い部分かあシ、着心地が十分とは言えなかりた。
本発明の複合芯地は融通性と保形性とを両立したもので
あるので、衣服を作成する際に使用部位に合わせて丸み
を出すなどの整形効果が高く、美しいシルエットを出す
ことができる。
あるので、衣服を作成する際に使用部位に合わせて丸み
を出すなどの整形効果が高く、美しいシルエットを出す
ことができる。
また、外力の歪みを吸収する融通性は有するが、一度定
められた形状は容易に崩れないので、着用による着崩れ
も生じにくい。一方、本発明の複合芯地は風合がソフト
であるにもかかわらす、強度や耐久性に優れ、しかも張
シや腰、とくに横張りがあり、前身頃芯などに好適に利
用できる。
められた形状は容易に崩れないので、着用による着崩れ
も生じにくい。一方、本発明の複合芯地は風合がソフト
であるにもかかわらす、強度や耐久性に優れ、しかも張
シや腰、とくに横張りがあり、前身頃芯などに好適に利
用できる。
更に、本発明の複合芯地においては、使用する粗目編織
物としてよこ糸の打ち込み密度や太さを貧化させたもの
を用いることにより、芯地の厚みや硬さを変化させ、本
来複数枚の芯地でまかなわれる肩部、胸部、腹部の芯地
を、一枚の芯地でまかなうこともできる。
物としてよこ糸の打ち込み密度や太さを貧化させたもの
を用いることにより、芯地の厚みや硬さを変化させ、本
来複数枚の芯地でまかなわれる肩部、胸部、腹部の芯地
を、一枚の芯地でまかなうこともできる。
この様に本発明の複合芯地は、従来の芯地にはなかつた
優れた性質を持つので、衣服用芯地として極めて有用な
ものである。
優れた性質を持つので、衣服用芯地として極めて有用な
ものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性繊維20〜100重量%を含む繊維ウェブ
層中に、該熱可塑性繊維よりも融点の高い糸条からなる
粗目織物またはよこ糸挿入編物が配置されてなる積層物
が、熱圧着部を部分的に設けることにより一体化されて
おり、かつ上記粗目織物またはよこ糸挿入編物のよこ糸
が上記熱圧着部により実質的に固定されていないことを
特徴とする複合芯地。 2、粗目織物のよこ糸及びたて糸の打ち込み本数が5〜
40本/インチである特許請求の範囲第1項記載の複合
芯地。 3、よこ糸挿入編物のよこ糸の打ち込み本数が5〜40
本/インチである特許請求の範囲第1項記載の複合芯地
。 4、粗目織物またはよこ糸挿入編物のよこ糸の打ち込み
密度が規則的に変化している特許請求の範囲第1項ない
し第3項のいずれかに記載の複合芯地。 5、粗目織物またはよこ糸挿入編物のよこ糸の太さが規
則的に変化している特許請求の範囲第1項ないし第3項
のいずれかに記載の複合芯地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61131361A JPS62289677A (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 | 複合芯地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61131361A JPS62289677A (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 | 複合芯地 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62289677A true JPS62289677A (ja) | 1987-12-16 |
JPH031427B2 JPH031427B2 (ja) | 1991-01-10 |
Family
ID=15056128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61131361A Granted JPS62289677A (ja) | 1986-06-05 | 1986-06-05 | 複合芯地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62289677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110996703A (zh) * | 2017-09-05 | 2020-04-10 | 日东纺绩株式会社 | 粘合衬和层压复合材料 |
-
1986
- 1986-06-05 JP JP61131361A patent/JPS62289677A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110996703A (zh) * | 2017-09-05 | 2020-04-10 | 日东纺绩株式会社 | 粘合衬和层压复合材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH031427B2 (ja) | 1991-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4074333B2 (ja) | 表裏面異種繊維フリースの製造方法 | |
US5922433A (en) | Elastic interlining | |
AU735927B2 (en) | A nonwoven composite, a method for the production thereof and a use thereof | |
US4696850A (en) | Iron-on interlining composite of knit layer and nonwoven layer of similar structure | |
DE102006022494A1 (de) | Textiler Einlagestoff und Verfahren zu seiner Herstellung | |
US4122227A (en) | Stabilized laminated knit upholstery fabric | |
JPS62289677A (ja) | 複合芯地 | |
JP2541661B2 (ja) | 接着芯地 | |
DE19904265C2 (de) | Elastische Einlage, Verfahren zu deren Herstellung und Verwendung | |
CN218749699U (zh) | 耐磨针织面料 | |
JP2525550Y2 (ja) | 融着芯地 | |
DE102008012160B3 (de) | Leichter textiler Einlagestoff | |
JPH10195745A (ja) | 複合不織布及びそれを用いた芯地 | |
CN216107481U (zh) | 编织和针织纺织品 | |
EP1025766B1 (de) | Elastische Einlage, Verfahren zu deren Herstellung und Verwendung | |
JP3066334U (ja) | 複合繊維構造体 | |
JPH1112825A (ja) | 詰衿服 | |
EP1865019A1 (en) | Thermoadhesive tape | |
JP2024151771A (ja) | 積層体布帛用シングル丸編地及び積層体布帛 | |
Chaudhari et al. | A review on nonwoven fabrics used in apparel | |
JPS6375188A (ja) | 人造レザ−用基布とその製造方法 | |
JPS61124646A (ja) | 衣料用芯地 | |
JP2002105724A (ja) | インサイドベルト及びベルト | |
JPH0813215A (ja) | 衿芯用フェルト | |
JPH09228121A (ja) | 芯地及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |