JPS62289083A - 広視野ビデオカメラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （発明の技術分野） 本発明は、複数台のビデオカメラを使用して広い範囲を
搬彰する広視野ビデオカメラ装置に関する。

（発明の背景） 従来、ビデオカメラによって広い範囲を監視するような
場合には、１台のビデオカメラでは監視範囲に限度があ
ることから、例えば第３図又は第４図に示すように複数
台のビデオカメラを使用した装置が考えられている。

第３図は３台のビデオカメラ７．８．９を設置した場合
であり、各ビデオカメラ７．８．９毎にモニタテレビ１
０，１１，１２を設置し、３つのモニタ画面によって例
えば３６０度の全範囲を監視するようにしている。

また第４図は３台のビデオカメラ１３，１４゜１５の影
像信号出力をスイッチャ−１９で選択して１台のモニタ
テレビ２０で必要な地域の画面を見ることができるよう
にしている。

（発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、複数台のビデオカメラ毎にモニタテレビ
を設置した場合には、ビデオカメラの台数に応じてモニ
タ設備も大がかりなものとなってしまい、また複数のモ
ニタ画面を同時に見て状況を判断するにはモニターから
相当前れな（ブればならず、広いスペースを必要とする
という問題点があった。また、モニタの画面数が多いた
めに監視業務が煩雑になる。

一方、複数のビデオカメラをスイッヂャーで切換えて１
台のモニタ画面に写し出す装置にあっては、各画面を同
時に見ることができないので監視区域全体の状況が分か
りにくく、広域監視としての機能を充分に発揮できない
という問題があった。

（発明の目的） 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、複数台のビデオカメラによる画面を空間的に連続
した一画面として同時に見ることができる広域監視に適
した広視野ビデオカメラ装置を提供することを目的とす
る。

（発明の概要） この目的を達成するため本発明にあっては、通常のビデ
オカメラにおける規定の水平偏向期間をビデオカメラの
設置数で分割し、この分割した水平偏向期間毎に複数の
ビデオカメラの水平偏向走査を順次行なって複数のビデ
オカメラの映像信号を順次並べた形態の１水平走査分の
映像信号を１ｑるようにしたものである。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示した説明図でおる。

まず構成を説明すると、１，２及び３はビデオカメラで
あり、この実施例にあっては３台のビデオカメラ１〜３
を放射状に配置して３６０度方向の県影領域を設定して
おり、各ビデオカメラ１〜３の撤影範囲はそれぞれ１２
０度に設定される。

４は信号処理回路であり、ビデオカメラ１〜３のそれぞ
れから出力された映像信号を合成し、モニタテレビ５の
一画面に３６０度方向の撤影視野を映し出せるようにし
ている。

６はビデオカメラ１〜３を偏向制御する偏向波形を発生
する偏向波形発生回路であり、垂直偏向についてはビデ
オカメラ１〜３を同時に制御するが、水平偏向について
は通常の水平偏向期間を３分割し、各分割期間毎に順次
３台のビデオカメラ１〜３の偏向制御を行なうようにな
る。

この偏向波形発生回路６によるビデオカメラ１〜３の水
平偏向制御は第２図の制御波形図ににり更に明らかにさ
れる。即ち、第２図（ａ）は通常のビデオカメラの水平
偏向制御に用いられる水平偏向波形を示しており、具体
的には１５．７５ＫＩ−１７の鋸波が使用され、１水平
偏向明間につきＴ↑が有効水平偏向期間となり、Ｔｒが
水平帰線期間となっており、水平帰線期間Ｔｒは通常全
期間の１２％以下に設定されている。

このような通常のビデオカメラにおける有効水平偏向期
間工↑に対し本発明にあってはビデオカメラの設置数３
台で有効水平偏向期間工ｔを割ったｌ’−１／３の期間
を各ビデオカメラ１〜３の水平偏向ｉＦＪ間として順次
υｊり当て、第２図（ｃ）（ｅ）（ｇ＞に示すように、
通常の有効水平偏向期間Ｔｔの間に分割された有効水平
期間Ｔ［／３毎に順次ビデオカメラ１〜３の水平偏向制
御を行なう。

このＴｒ／３毎に順次行なわれるビデオカメラ１〜３の
分割水平偏向で得られた連続する３つの映像信号により
通常の走査線１本に相当する映像信号を作り出すように
している。

また、各ビデオカメラ１〜３にＴｔ／３となる分割され
た水平偏向を行なわせるには、第２図（ａ）に示す通常
の水平偏向波形に第２図（ｂ）（ｄ）（ｆ）に示すよう
な設定時間がＴｔ／３と互いに等しいウィンドをゲート
回路によってかＣプることで得ることができる。

ここで、ビデオカメラ１〜３にお（プる画面の走査サイ
ズは、本来規定されている大きさをそのまま使用してお
り、従って分割された各有効水平偏向期間Ｔｔ／３０間
に第２図（Ｃ）（ｅ）（ｇ）に示す水平偏向波形はビデ
オカメラにお（プる規定の水平画面走査範囲を走査でき
るように偏向波形の大きさを決めるものとする。

次に、上記の実施例の動作を説明する。

まず偏向波形発生回路６は第２図（ｂ）（ｄ）（ｆ）に
示すように水平同期信号のタイミングで順次通常の有効
水平偏向期間Ｈｔを３分割したＴｔ／３のウィンドを通
常の水平偏向波形にか【プることで第２図（ｃ）（ｅ）
（ｑ）に示す有効水平偏向期間をＴｔ／３とした水平偏
向波形を順次ビデオカメラ１〜３にイ共給し、このため
ビデオカメラ１．２及び３の順に水平走査が行なわれ、
ビデオカメラ１，２．３の順に水平走査して得られた映
像信号が通常の走査線１本に相当する信号としてモニタ
テレビ５に供給されるようになり、このビデオカメラ１
，２．３の分割水平走査期間Ｔ↑／３に亘る偏向走査を
繰り返すことで、モニタテレビ５にはビデオカメラ１，
２及び３で発生した３６０度方向の画像が１画面の画像
として映し出されるようになる。

また、モニタテレビ５で３６０度方向の画面を連続させ
るためには、ビデオカメラ１，２及び３における第２図
（ｃ）（ｅ）（Ω）に示した水平偏向波形のセンタリン
グ調整を行なうことで完全に空間的に連続した３６０麻
方向の画面を１台のモニタテレビ５に映し出すことがで
きる。

尚、上記の実施例にあっては、ビデオカメラの水平偏向
のみを３分割して３台のビデオカメラで捕えた３６０度
方向の映像を１画面に連続して映し出しており、垂直偏
向は通常のビデオカメラと同じになるので、合成画面は
水平方向で圧縮され、垂直方向に間延びした画面となる
。そこで、他の実施例として、垂直偏向についても水平
偏向の３分割順次偏向にあわせて垂直偏向範囲を３分の
１に抑えることで、垂直方向に間延びしない正常な曜影
画面を３６０度方向の連続画面として映し出すことがで
きる。この場合モニタ画面の上下に空きが生ずる。

また、上記の実施例は３台のビデオカメラを例にとるも
のであったが、本発明はこれに限定されず、例えば第１
図に示した放射状に配置された３台のビデオカメラより
なるユニットを３地点に設置し、モニタ画面の垂直方向
に３段に表示する事もできる。この場合は９台のビデオ
カメラを使用し、水平偏向については上記の実施例と同
様、水平有効偏向期間を３分割して順次水平偏向すると
共に、垂直偏向についても垂直偏向有効期間を３分割し
て順次各ユニットに割り当てるよう偏向制御することで
、一つのモニタテレビの画面に同時に３地点の空間的に
連続した３６０度方向の映像を映し出すことができる。

この場合モニタ画面の上下の空きは無い。

（発明の効果） 以上説明してきたように本発明によれば、通常のビデオ
カメラにおける規定の水平偏向期間をビデオカメラの設
置数で分割し、この分割した水平偏向期間毎に複数のビ
デオカメラの水平偏向走査を順次行なって複数のビデオ
カメラの映像信号を順次並べた形態の１水平走査分の映
像信号を得るようにしたため、複数台のビデオカメラで
囮影された画面を１つの画面、例えば空間的に連続した
画面としてモニタに映し出すことができ、ビデオカメラ
の設置台数で定まる広視野の情報が一目で得られるため
、特に監視用カメラとして使用した場合には、モニタ設
備が簡単で広い監視室を必要とせず、且つ一画面から広
範囲の監視情報が得られる点で極めて有効である。

また、垂直方向に分割して、例えば３段に表示するよう
にすれば、複数地点における広視野情報が一台のモニタ
に映し出すことができ、多地点の−〇　− 一括監視等に極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した説明図、第２図は第
１図のビデオカメラ偏向制御を示した信号波形図、第３
，４図は従来例を示した説明図である。 １．２，３：ビデオカメラ ４：信号処理回路 ５：モニタテレビ ６：偏向波形発生回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 広範囲の撮影領域を分割して撮影するように配置された
   複数のビデオカメラと、撮影時の水平走査期間を前記ビ
   デオカメラの設置数に応じた期間に分割し該分割期間毎
   に前記複数のビデオカメラの水平偏向走査を順次行なう
   偏向制御手段と、該偏向制御手段による偏向制御で前記
   複数のビデオカメラから順次得られるビデオ信号を合成
   して出力する信号処理手段とを備えたことを特徴とする
   広視野ビデオカメラ装置。