JPS62287878A - 貨物袋及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〈発明の分野） 本発明は一般的にはばら材を運搬及び貯蔵するための可
撓性材料からなる貨物袋に関し、詳細にはこの袋の４個
のかど部の各々に隣接してつり上げループをもつ上記の
如き貨物袋に関するものである。各つり上げループは一
対のつり上げパネルの上端部を接合することによって作
る。前記パネルの下端部は側壁の上縁と一体に作られ、
この上縁から上方へ延在し、かつ側壁の幅の広い領域に
つり上げ応力を分散させるように該袋の各かど部に隣接
している。

（発明の背景） 側壁の延長部によって作ったつり上げループをもち、貨
物取扱いクレーンの巻上線条又はフォークリフトトラッ
クのフォーク歯を掛合させるべくつり上げループに簡単
に接近可能となした貨物袋は一般に既知である。米国特
許第４１９１２２９号には隣接した側壁の折り曲げた上
端によって作った比較的幅の広いつり上げループをもつ
貨物袋を開示している。この幅の広いつり上げループは
上部装入開口の大きさを拘束し、またフォークリフトト
ラック等のフォーク歯を掛合させるのを困難となす。米
国特許第４２６９２４７号には、側壁上部の折り曲げた
縁によって作った一対のつり上げループをもつ貨物袋を
開示している。この米国特許のつり上げループはロープ
等によって縛り合わせて１（固の上方へ延在するつり上
げループに作られている。

側壁延長部の折り曲げられた上端によってつり上げルー
プ対を作る方法では、上部装入開口の大きさを極めて拘
束すると共に、貨物袋の中央近くで接合されたつり上げ
ループにすべてのつり上げ応力を集中させる。

米国特許第４４９３１０９号は、貨物袋の４個のかど部
の各々に隣接したつり上げループをもつ貨物袋に関する
ものである。このつり上げループは側壁の底部から頂部
へ延在する強化帯を囲んで折り曲げた側壁部分から作ら
れる。この米国特許に開示した貨物袋は長方形パネルか
ら作るのが困難である。それは、これを作るためにはＩ
ＡＩＣな切］折、縫い合わせ作業を必要とし、各かど部
に継ぎ目をもつと共に、貨物袋内に重い材料を入れて支
持したとき引き離される継ぎ目を対向する側壁の中間部
分にもつからである。米国特許第４３９３９１０号の貨
物袋は一対の長方形パネルか又は個別の４個の長方形パ
ネルから作られ、この場合各パネルの中央部に沿って横
に折り曲げて４個の一体のつり上げループが作られる。

このループは側壁に直接続く延長部をなす。つり上げル
ープは貨物袋の上部装入開口の幅の四分の−であるため
、貨物袋内への材料の積込みを拘束する。この米国特許
の袋においては２個又は４個の垂直の継ぎ目を用いて隣
接した側壁パネルを結合する必要がある。しかしこれら
の結合継ぎ目は貨物袋の弱化領域となる。

米国特許第４３１２３９２号には、長方形の１個の材料
シートから作った貨物袋を開示しており、この場合シー
トの上縁部を切って、貨物袋の対向するかど部の一体の
延長部分を継ぎ合わせて１個のつり上げループを作る。

貨物袋の上端の中央部にある装入開口は袋の上部周囲の
ほぼ部分の−に制限されるため、装入開口は極めて拘束
される。この米国特許の袋のもつ１個のつり上げループ
は大部分のつり上げ応力を袋の隣接した対向するかど部
に集中させる。

（発明の要約） 本発明の目的は貨物袋の各かど部の上方につり上げルー
プが延在する貨物袋とこれを作る方法を提供することに
あり、この場合ループは側壁の上縁と一体に作られると
共にその上縁から上方に延在するつり上げパネルの重ね
られてｔ自互結合された部分によって作って拘束されな
い上部装入開口を形成し、貨物袋の周囲につり上げ応力
を一様に分散させるようになし、つり上げループはフォ
ークリフトトラック等のフォーク歯に容易に掛合するよ
うに位置せしめられる。

本発明の他の目的は、貨物袋が単一の構造からなり、少
数の縫い作業と切断作業を要するのみで経済的に作るこ
とができ、貨物袋の一回使用を正当化するコストでの製
造を可能となすような貨物袋とその製造方法を提供する
ことにある。

本発明の実施例においては、つり上げループは貨物袋を
１つの場所から他の場所へ支持して移動させるために貨
物袋の各かど部に隣接して設けられる。各つり上げルー
プは一対の隣接したつり上げパネルによって作り、この
場合その下端部は袋の隣接した側壁の上縁と一体に作ら
れると共にその上縁から上方に延在する。つり上げパネ
ルの上端部は多層を成すように内方に折り曲げられ、こ
の多層の部分の上端部を重ねて置き、相互結合してつり
上げループを形成する。貨物袋は好適には織られたポリ
プロピレンの如き可撓性の材料の織られた管状票材から
作る。つり上げパネルの内方へ折り曲げた上部はつり上
げパネルの上端部を相互結合して重ねることにより作っ
たつり上げループに強さを追加し、強化構造を与える。

本発明の貨物袋の実施例においては、隣接した対の上方
へ延在するつり上げパネルは互に直ぐ隣接して該袋の各
かど部に位置する。この実施例では、側壁の中央部の上
縁はつり上げループのレベルより下で終る。主たるつり
上げ応力は該袋のかど邪に集中するが、このつり上げ応
力は側壁に沿って分散するため、このつり上げ応力は、
袋に一杯に荷積みしてつり上げループによってつり上げ
たとき、袋の側壁の幅全体にわたって分散せしめられる
。

本発明の貨物袋の他の実施例においては、隣接した対の
つり上げパネルは該袋の各かど部をめぐって延在する側
壁の織物部分によって離されるため、隣接したつり上げ
パネルの下端部は互に離される。貨物袋のこの実施例で
は、つり上げ応力は主としてかど部から離間した領域に
集中し、一杯に荷積みした貨物袋をつり上げたとき側壁
に幅全体にわたって分散する。

何れの実施例においても、強化帯材を側壁の上縁に沿っ
てかつつり上げループ上に連続して取付けて、該袋の上
端を更に強化することができる。

この帯材は比較的軽量の織物で貨物袋を作ることを可能
にすると共に該袋のつり上げ詣力を増大させる。

（実施例の説明） 一般的には、本発明の貨物袋は可撓性材料からなる織っ
た管状の素材で作る。この管状素材はポリプロピレンの
糸から織られ、その緯糸が管状素材の周囲に延在し、経
糸が管状素材の長手方向に延在している。この織られた
ポリプロピレン糸は貨物袋に強さと耐久性を与える。貨
物袋の内面にはプラスチックフィルムの層を接着して可
撓性の湿気防止体となし、この袋内のばら材を運搬や貯
蔵中に保護せしめる。

別法としては、プラスチックフィルム製の袋を管状素材
の内側に挿入して可撓性の湿気防止体となし、この貨物
袋内に貯えて運搬するばら材を保護せしめてもよい。

貨物袋は４個の直立して相互連結された側壁をもち、上
部に装入開口をもつと共に閉鎖した底部をもち、前記側
壁によって４個のかど部を形成している。特に本発明の
貨物袋は４対のつり上げパネル（合計で８個のつり上げ
パネル）をもち、その下端部が側壁の上縁と一体に作ら
れていると共にこの上縁から上方へ延在している点に特
色がある。各つり上げパネルは貨物袋の対応したかど部
に隣接していると共に、内側に折り曲げて多層を成す端
部をもっている。隣接したつり上げパネルの多層の上端
部を重ねて、相互結合してつり上げループを形成する。

このループは貨物袋の各かど部の上方へ延在し、貨物袋
を支持して１つの場所から他の場所へ移動させるために
使う。側壁から上方へ延在するつり上げパネルからつり
上げループを作れば貨物袋の製作が極めて簡単になると
共に１回だけ使用してもよい経済的な袋を提供すること
ができる。つり上げパネルとこのパネルから作ったつり
上げループの上記の如き位置と配列は貨物袋に荷積みし
てつり上げループによってつり上げたとき側壁の幅全体
に貨物袋内の物質の重量を分散させるのに役立つ。

（第１図乃至第７図の実施例） 第１図に示すように、貨物袋を作る素材は管状の織物か
ら作られ、この織物は平らな状態で供給ロールＩＯに巻
かれる。第１図に１１の破線で示す緯糸は管状素材の周
囲をめぐって延在するが、経糸はこの素材の長手方向に
延在する。第１図の１２で示すように、強化パネルを作
るために重い即ち大きな経糸の組を管状素材の周囲に離
間して配置するパネルに組込ませるのが好適である。−
例として、強化パネル１２中の重い経糸は平方ヤード当
り６オンス（約１７０グラム）の重さの織物を作ること
ができるが、非強化パネル中の軽い即ち小さい経糸は平
方ヤード当り５オンス（約１４２グラム）の重さの織物
を作ることができる。強化パネル１２は側壁につり上げ
ループが接続する位置で整列するように素材の周囲をめ
ぐって配置される。つり上げループが貨物袋に接続する
領域に強化パネル１２を設ければ管状素材を作るのに使
う織物の全コストを減らすことができる。しかし管状素
材全体を同じ重さと寸法の経糸から作ってその織物の全
周が均一な重さく平方ヤード当り６オンス即ち１７０グ
ラム）をもつように作ることができるのは勿論である。

平らにした管状素材の両側の折り曲げられた側縁部を第
１図と第２図の右側に示すようにほぼ管状素材の中心に
向って内方に折りたたみ、上部の層即ちパネル１７と下
方の層即ちパネル１８との間に内方に折りたたまれたカ
セットパネル１５．１６（第２図）を作る。カセットパ
ネル１５．１６　と、上部と下部のパネル１７．１８は
貨物袋の直立して相互結合した４個の側壁を後で作るの
に使う。第２図の離間した垂直の一点鎖線１９．２０は
重い強化パネル１２と正規の重さの非強化パネルとの合
せ目の位置を示す。強化パネル１２はガセット折りたた
みされた管状素材の外側に位置し、正規の重さのパネル
は一点鎖線１９．２０の間にあって、ガセット折りたた
みされた管状素材の中央部に位置する。

次にこの管状素材を所望の長さの所で横に切って第３図
に示すように１個の貨物袋素材を作る。

この素材の一端を折り重ねて、横断する底部継ぎ目２２
で継ぎ合わせ、貨物袋用の閉鎖したガセット底部を作る
。次いで上部の中央部を切って第３図に示すようにＵ形
の切欠きを作る。このＵ形切欠きは好適には加熱した打
ち型の切刃によって作って、ポリプロピレン織物の切断
された縁を封止する。折りたたまれた素材の折りたたま
れた外縁を第３図に示すように中央部のＵ形切欠きと同
じ深さまで縦に切って第３図に３０〜３７で示すように
４対のつり上げパネルを作る。つり上げパネル３０〜３
７の下端部は対応する側壁１５〜１８の上縁と一体に作
られ、折りたたんだ素材を開いたときこれらの上縁から
上方へ延在する。これらのつり上げパネル３０〜３７は
強化パネル１２と整列するように作る。

−例として、はぼ１トンのばら材を貯えて移送するのに
適した大きさの貨物袋は周囲が１３６インチ（約３４５
　ｃｍ）の管状素材から作ることができ、この貨物袋素
材の全長は７フインチ（約１９６　ａｍ）である。Ｕ形
切欠きと縦の切れ目の深さは１フインチ（約４３ｃｍ）
　にして、直立したつり上げパネル３０〜３７が貨物袋
の側壁の上縁より上方に１フインチ（約４３ｃｍ）だけ
延在するようになす。各強化パネル１２は１６インチ（
約４１ｃｍ）幅であるが、正規の重さのパネルは各々１
８インチ（約４６ｃｍ＞幅であり、各つり上げパネル３
０〜３７は８インチ（約２０ｃｍ）幅である。上記寸法
は成る一定の種類のばら材の１トンを貯えて運搬するの
には十分であるが、これらの寸法はいろいろな種類と量
のばら材を運搬、貯蔵するために所望に応じて変更する
ことができる。

第５図に示すように折りたたんで打ち型で切断した貨物
袋素材を開いたとき、４対のつり上げパネル３０〜３７
は第５図の左側に示すように相互結合された側壁１５〜
１８によって作った貨物袋の対応するかどから上方に延
在すると共にこれらのかどに直ぐ隣接した位置にある。

４対のつり上げパネル３０〜３７から４個のつり上げル
ープ（第７図に１０〜４３で示す）を作る方法は第５図
に示す。つり上げループ４０〜４３は第５図に示すよう
に折４１にたんだ素材を開いた後に作ることができるが
、この素材が第３図に示すようにガセット折りたたみさ
れた状態にある間に作ることもできる。

隣接した対のつり上げパネルの上端の両側の縁部を先ず
重ねるように内方へ折り曲げて第５図のつり上げパネル
３２．３３の上端に示すように多層を作る。次いでこの
つり上げパネルの上端部を自身の上にかつ反対向きに折
り返す。この状態は第５図のつり上げパネル３４．３５
の上端に示す。次いで隣接したつり上げパネルの上端部
を重ねるように置き、例えば第５図に４５で示すジグザ
グ状のミシン縫い目によってこの重なり状に相互連結し
て、貨物袋の各かど部の上方につり上げループを形成す
る。これらのループは第５図のつり上げパネル３６、３
７の上端と第７図の袋の各かど部に示され、１つの場所
から他の場所へこの貨物袋を支持して移動させるために
使われる。

こうして完成した貨物袋は４個のかど部を形成する直立
して相互結合された４個の側壁１５〜１８をもつ。この
貨物袋は閉鎖した底部と上部の装入開口をもち、前記底
部は継ぎ目２２で閉じたガセット底部によって示される
。つり上げループ４０〜４３は貨物袋の各かど部の上方
に延在し、フォークリフトトラックのフォーク歯又はつ
り上げホイスト等のフックを掛合させるための接近が容
易である。

つり上げループ４０〜４３は貨物袋の各かど部の上方に
起立し、貨物製上端にある上部装入開口への接近を十分
ならしめるため、これらのループが袋内へ入れるばら材
の積込みを邪魔することがない。

必要に応じて、プラスチックスリーブ（図示せず）の下
縁を側壁１５〜１８の上縁の周囲をめぐって縫付け、そ
して袋にばら材を詰めた後に寄せ集めてひもで結んで貨
物袋の閉鎖頂部を作ってもよい。

またプラスチックフィルム製の袋をこの貨物袋に挿入し
、ばら材を詰め、次いで上端を閉じて、ばら材のための
湿気封鎖を行なってもよい。別法として、前述の如く、
織られた管状素材の内面に不透過性のフィルムを取付け
て貨物袋内のばら財を湿気から保護するようにしてもよ
い。

第７図に示す貨物袋はばら材を貯えて１つの場所から他
の場所へ、つり上げループ４０〜４３によって支持して
移動させるのに必要な強さをもつことが認められた。も
し側壁１５〜１８の上縁部とつり上げループ４０〜４３
の強さを増したければ、第８図に５０で示す織物材料の
強化帯又はス）　ＩＪツブを貨物袋の上部周囲面全体を
めぐって例えば縫い目５１によって縫付けることができ
る。こうして強化繊物材料５０は各側壁１５〜１８の上
縁部に沿って延在すると共に各つり上げループ４０〜４
３にかぶさって延在する。

（第９図と第１０図の実施例） 第９図と第１０図の貨物袋の第二実施例は第１〜８図の
貨物袋の第一実施例に非常に似ており、基本的には同じ
部分をもっている。従って第一実施例のものと同様の部
分には同じ数字にプライム符号を付して示す。第９．１
０図の貨物袋は管状素材から、この素材の両側を内側に
折りたたんでカセットパネル１５．１６を作り、一端に
沿って折り曲げて暎断する閉鎖継ぎ目２２′によって閉
じて作る。

第９，１０図の貨物袋を作る管状素材は強化パネル１２
’　と正規の重さの織物パネルを交互に配列して管状織
物の周囲を完全にめぐるように織られる。

この実施例では、強化パネル１２′と、これと交互に配
列した正規の重さの織物は第一実施例の対応するパネル
の幅のほぼ半分の幅をもつ。従ってこの強化パネル１２
′は８インチ（約２０ｃｍ）の幅であるが正規の重さの
パネルは９インチ（約２３ｃ＋＋＋）の幅をもつ。平ら
にした管状素材の上端部は中央部を打ち型で切ってＵ形
の切欠きを作り、そして内方へ折りたたんだ管状素材の
両側縁の部分を打ち型で切断して、正規の重さの織物の
パネルが強化パネル１２′の間に位置し、正規の重さの
織物のパネルが袋の各かどをまたぐようになす。この場
合、４対のつり上げパネル３０′〜３７′が貨物袋の各
かど部にある正規の重さの織物の９インチ（約２３ｃｍ
＞パネルによって離間せしめられる。

つり上げパネル３０′〜３７′の上端部を第１〜８図の
実施例と同様にして内方へ折り曲げ、市ね合わせ、相互
に結合して、つり上げループ４０′〜４３′を作る。こ
れらのループは相互結合した側壁１５’〜１８′によっ
て作った貨物袋の各かど部の上方へ延在する。つり上げ
ループ４０′〜４３′の下端は第１〜８図の貨物袋の対
応するつり上げループ４０〜４３より大きく開いており
そして貨物袋のかど部から外方へ離間していて、側壁１
５’〜１ｇ’に加わる主たるつり上げ応力を貨物袋のか
ど部から外方へ離間して位置させることができる。

貨物袋の各実施例においては、４個のつり上げループは
貨物袋のかど部の近（に位置すると共に、図示のように
上方に起立する傾向を有していて貨物袋の上部装入開口
への接近を邪魔せず、装入開口を開放状態となす。４個
のつり上げループは内方へ折り曲げて相互結合する４対
のつり上げパネルによって作られ、これらのつり上げパ
ネルの下端部は貨物袋の対応する側壁の上縁と一体に作
ると共にこの上縁から上方へ延在する。貨物袋は管状織
物の両側縁を単に内方へ折りたたんで内方へ延在するカ
セットパネルを作り、この管状素材の底端を縫って閉鎖
底部を作り、この折りたたんだ管状素材の上端を打ち型
切断して４対の直立するつり上げパネルを作り、これら
のつり上げパネルの上端部を内方へ折り曲げて多層とな
し、この多層の部分を重ね合わせてこれらを相互結合し
て４個のつり上げループを作る。

貨物袋の各実施例においては、各つり上げパネルの下端
部の幅（８インチ即ち約２０ｃｍ＞　　は貨物袋の全周
の長さのほぼ部分の−（１３６インチ即ち約３４５ａｍ
）　に等しい。つり上げパネルの上端部を内方へ折り曲
げるとつり上げループを作る重なり部分の幅をほぼ４イ
ンチ（約ＬｏＣｍ）に減じ、この結果つり上げループの
幅はつり上げパネル底部の幅の部分の−になる。つり上
げループを作る領域でつり上げパネルの上部の幅が減少
するため、フォクリフトのフォーク歯をつり上げループ
に挿入すること又はクレーン等の巻上具を取付けること
が容易になる。

本発明は上述した処に限定されることなく、本発明の範
囲内で種々の変更を加えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は管状織物の巻物を示し、貨物袋の素材を作るた
め両側をガセット折りたたみした状態を示す図； 第２図は第１図の線２−２上の拡大横断面図；第３図は
貨物袋素材の斜視図： 第４図は第３図の線４−４上の拡大断面図；第５図は貨
物袋素材の上部の斜視図； 第６図は貨物袋の１つのかど部に作ったつり上げループ
の拡大斜視図； 第７図は本発明の貨物袋の第一実施例の斜視図；第８図
は第７図に示す種類の貨物袋の上端を示す斜視図で、強
化帯を袋の上部周縁全体に縫付けた例を示す図； 第９図は貨物袋素材の第二実施例の斜視図；第１Ｏ図は
第９図の素材で作った貨物袋の第二実奎例の斜視図であ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、貨物袋の４個のかど部を画成する直立して相互結合
   される４個の側壁（１５〜１８）と、閉鎖した底部と、
   上部の装入口とをもち、ばら材を運搬及び貯蔵するため
   の可撓性材料からなる貨物袋において、４対のつり上げ
   パネル（３０、３１；３２、３３；３４、３５；３６、
   ３７）が、前記側壁の上縁と一体に作られると共にこの
   上縁から上方に延在する下端部と、上端部とをもち、前
   記４対のつり上げパネルの各々は貨物袋の対応するかど
   部に隣接して位置し、隣接したつり上げパネルの前記上
   端部は重ねられており、前記隣接したつり上げパネルの
   前記重ねられた上端部を相互結合しそして貨物袋の各か
   ど部の上方に、貨物袋を支持して１つの場所から他の場
   所へ移動させるためのつり上げループ（４０〜４３）を
   作る手段（４５）を有することを特徴とする貨物袋。 ２、各つり上げパネル（３０、３１；３２、３３；３４
   、３５；３６、３７）が内方へ折り曲げられて多層を成
   す上端部をもつことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の貨物袋。 ３、強化帯材（５０）が側壁（１５〜１８）の上部周縁
   をめぐって、つり上げループ（４０〜４３）に沿いかつ
   これらのループの上方に連続して延在し、前記強化帯材
   を側壁（１５〜１８）の上部周縁に、前記つり上げルー
   プに沿って固着する手段（５１）を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の貨物袋。 ４、各対のつり上げパネル（３０、３１；３２、３３；
   ３４、３５；３６、３７）の下部の隣接した縁が前記貨
   物袋の対応するかど部に互に直ぐ隣接して位置すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の貨物袋。 ５、各対のつり上げパネル（３０、３１；３２、３３；
   ３４、３５；３６、３７）の下部の隣接した縁は離間し
   ていて、可撓性材料のパネルによって相互連結しており
   、前記つり上げループ（４０〜４３）の下端が貨物袋の
   対応するかど部から外方へ離間していることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の貨物袋。 ６、可撓性材料が重い織物の強化パネル（１２）と正規
   の重さの織物とを交互に配列して織られた管状素材から
   なり、前記４対のつり上げパネル（３０、３１；３２、
   ３３；３４、３５；３６、３７）は前記強化パネル（１
   ２）の上方延長部分から成ることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の貨物袋。 ７、貨物袋の４個のかど部を画成する直立して相互結合
   される４個の側壁（１５〜１８）と、閉鎖した底部と、
   上部の装入口とをもち、ばら材を運搬及び貯蔵するため
   の管状の可撓性の織られた材料からなる貨物袋の製造方
   法において、前記管状の織られた材料を予定の長さに切
   断して個別の貨物袋素材を作り、前記個別の貨物袋素材
   （２２）の一端を継ぎ合わせて貨物袋の閉鎖した底部を
   作り、前記個別の素材の反対側の端部の一部を切り取っ
   て４対のつり上げパネル（３０、３１；３２、３３；３
   ４、３５；３６、３７）を作り、これらのつり上げパネ
   ルは上部の遊端と、貨物袋の側壁上縁と一体に作られる
   と共にこの上縁から上方へ延在する下端部とを有するも
   のとし、更に隣接したつり上げパネルの上端部を重ね合
   わせ、前記隣接したつり上げパネルの重ねられた上端部
   を相互結合（４５）して、貨物袋を支持して１つの場所
   から他の場所へ移動させるためのつり上げループ（４０
   〜４３）を貨物袋の各かど部上方に作ることを特徴とす
   る貨物袋の製造方法。 ８、各つり上げパネルの上端部を内方へ折り曲げて多層
   となし、その後この多層の部分を重ね合わせて相互結合
   することを特徴とする特許請求の範囲第７項記載の方法
   。 ９、前記管状素材の両側を内方へ折りたたんでカセット
   パネル（１５、１６）を作り、その後前記管状素材を予
   定の長さに切断することを特徴とする特許請求の範囲第
   ７項記載の方法。