JPS622875Y2 - - Google Patents

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JPS622875Y2
JPS622875Y2 JP6972182U JP6972182U JPS622875Y2 JP S622875 Y2 JPS622875 Y2 JP S622875Y2 JP 6972182 U JP6972182 U JP 6972182U JP 6972182 U JP6972182 U JP 6972182U JP S622875 Y2 JPS622875 Y2 JP S622875Y2
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
frequency
metal plate
sound pressure
diaphragm
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JP6972182U
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JPS58172298U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、圧電振動子を電気回路で屈曲振動
させ発音させる警音器の特に、圧電振動子に関す
るものである。
圧電式警音器が自動車用ホーンとして利用でき
るためには、十分な音圧(2m前方で105dB)と
ともに、聴感上低周波成分を含むような音色(基
本周波数が数百Hzであるようなもの、もしくはそ
れに近似な音色)を有することが必要である。
この考案では圧電振動子に振巾変調した電気信
号を印加する方式を採用するが、それには圧電振
動子の音響特性である音圧周波数特性において、
振巾変調波の搬送波及び上下両側帯波に相当する
周波数応答を有しなければ、所期の目的を達成す
ることができない。音圧周波数特性を第1図のよ
うに双峰特性化することも考えられるが、これで
は音色面において次の欠点を有する。それは、搬
送波及び上下側帯波からなる振巾変調波におい
て、搬送波を第1のピーク周波数に対応させ、下
側側帯波を第2のピーク周波数に対応させたと
き、双峰特性圧電振動子では上側側帯波に対応す
る周波数応答を有しないため、搬送波と側帯波と
の差によつてかもし出される低周波成分を含むよ
うな音を得るためには十分でない。
また振巾変調波の各スペクトルと圧電振動子の
各ピーク周波数とを一致させることは極めて難し
く、一致できない場合には低周波成分を含むよう
な音は、得にくくなる。
そこでこの考案は、圧電振動子の音圧周波数特
性を高レベルの音圧を維持しながら高原状を呈す
るように工夫したものである。
以下図により説明すると、第2図,第3図にお
いて、1は一端を開口する円筒状の振動板であ
り、底面部1aと底面部1aに略直角なる周壁部
1bと、周壁部1bに連らなるツバ部1cとから
成る。合成樹脂で成型してもよいが、本実施例で
は薄板の金属板を絞り加工して形成した。尚、底
面部1aには剛性を高めるため必要に応じて若干
の絞り加工を施すことがある。2は機械的インピ
ーダンス整合をはかる金属板であり、振動板1の
底面より小さく、かつ円形を崩した形状であり、
本実施例の形状は円板を一対面において平行を成
すようにカツトしたものである。3はジルコンチ
タン酸鉛等の磁器を厚み方向に分極処理した圧電
素子であり、金属板より小さな円板形状である。
これら振動板1,金属板2,そして圧電素子3
は、振動板1の外底部に金属板2を貼り合わせ、
更に金属板2に圧電素子3を接着剤4で貼り合わ
せて複合型圧電振動子を構成する。
一般に円板状圧電振動子の共振周波数rは、
ヤング率E,密度ρ,ポアソン比σ,振動モード
等できまる定数αを使つて で示される。
円形を崩した金属板2の挿入は方向によつて
E/ρを異ならしめ、したがつて共振周波数r
は単一の周波数ではなくなり、音圧周波数特性は
第4図の如く高レベルの音圧を維持しながら高原
状を呈する。
本実施例を数値例をもつて説明すると、振動板
1には0.2mmの圧延鋼板を用い、底面部1aの外
径85mmφ,周壁部1bの高さ10mm,ツバ部1cの
長さ2.5mm(ツバ部外径=振動板外径90mmφ)に
絞り加工し、金属板2としては0.23mmのブリキ板
を円形部寸法50mmφ,平行部対向間隔42mmに打抜
き加工し、そして外径36mmφ,厚さ0.3mmの圧電
素子3を用い、これらを同心円上にエポキシ系接
着剤4で貼り合わせて成る複合型圧電振動子は、
第4図の如く2287Hzを音圧レベルのピーク値
(11dB/1m)として、その上下約300Hzの範囲に
おいて音圧レベルの低下を約5dBにおさえること
ができ、その図形は高原状を呈する。
上記特性の複合型圧電振動子を搬送周波数2287
Hz,上側側帯波2487Hz,下側側帯波2087Hzの振巾
変調波で屈曲振動させると、上下両側帯波周波数
と搬送周波数とによつてかもし出される差音
(200Hz)すなわち変調周波数を、あたかも基本周
波数と聴感させるような低周波成分を含むような
音を得ることができる。
また上記複合型圧電振動子へ120VP−Pの振巾
変調波を印加したとき、警音器としての発生音圧
は2m前方で108dBを得ることができた。
以上述べたように、この考案によれば圧電振動
子の音圧周波数特性を高レベルの音圧を維持しな
がら高原状を呈するようにしたので、警音器とし
て、高音圧でかつ低周波成分を含むような聴感上
良好なる音色を得ることができ、十分自動車用ホ
ーンとして提供できる。また駆動信号である振巾
変調波の変調周波数のバラツキ等にも十分対応で
き極めて量産性の高い警音器を得ることが可能で
ある等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来考えられた圧電振動子の音圧周波
数特性図,第2図,第3図は本考案になる複合型
圧電振動子の一実施例を示すもので、夫々底面図
と断面図であり、第4図はそれの音圧周波数特性
図である。 1……円筒型振動板、2……円形を崩した金属
板、3……円板状圧電素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口端にツバ部を有する円筒型振動板の外底部
    に、振動板の底面より小さくかつ円形を崩した形
    状の金属板を介して、金属板より小さな円板状圧
    電素子を、接着剤で貼り合わせたことを特徴とす
    る複合型圧電振動子。
JP6972182U 1982-05-13 1982-05-13 複合型圧電振動子 Granted JPS58172298U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6972182U JPS58172298U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 複合型圧電振動子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6972182U JPS58172298U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 複合型圧電振動子

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Publication Number Publication Date
JPS58172298U JPS58172298U (ja) 1983-11-17
JPS622875Y2 true JPS622875Y2 (ja) 1987-01-22

Family

ID=30079430

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JP6972182U Granted JPS58172298U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 複合型圧電振動子

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JPS58172298U (ja) 1983-11-17

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