JPS62287547A - マグネトロン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、電子レンジ等に用いられるマグネトロンに関
するものである。

従来の技術 一般に、電子レンジ等に用いられているマグネトロンは
第７図に示すような出力部構造を有し、陽極筒体１の一
方の開口端から突出した金属筒２の先端部に、セラミッ
ク等からなる絶縁環３の一方の開口端面がろう付けされ
、絶縁環３の他方の開口端面にろう付けされた鋼製の排
気管４は、その細管部４ａの先端縁にピンチオフ領域４
ｂを有している。そして、陽極筒体１内から延び出た銅
製電磁波導出用導体５の先端領域がピンチオフ領域４ｂ
に圧着・挟持され、電磁波放出端子を形成する金属製帽
状体６が、排気管４０筒状部４ｃに嵌着されている。な
お、排気管４は細管部４ａと、細管部４ａの基端縁から
半径方向へ突出した円環状部４ｄと、この円環状部４ｄ
の外周縁から管軸方向へ突出して絶縁環３にろう付けさ
れた筒状部４ｃとを有している。また、ピンチオフ領域
４ｂは、管内排気後に細管部４ａを圧潰することにより
形成したものである。７は磁極片、Ｓは陽極へインを示
す。

発明が解決しようとする問題点 おころが、排気管４の細管部４ａを圧潰してピンチオフ
領域４ｂを形成するさい、細管部４ａの変形および伸長
に伴って筒状部４ｃと絶縁環３七のろう付は部に強い応
力が作用し、このろう付は部に応力歪みによる気密破壊
を生じやすいという問題点があった。前記応力はピンチ
オフ領域４ｂを細管部４ａの基端縁から遠い位置に設定
することにより緩和させ得るが、そのために細管部４ａ
を長大にするとマグネトロンの全長が大となり、マグネ
トロンのコンパクト化要求に逆行することになる。そこ
で、筒状部４ｃを短小にすることが考えられるが、この
ようにすると筒状部４ｃに対する帽状体６の嵌着強度に
低下をきたし、長大した帽状体６が脱落しやすくなる。

問題点を解決するための手段 本発明は前述の点に留意してなされたもので、本発明に
よると、排気管の筒状部に複数の凹入部を有せしめる一
方、電磁波放出端子を形成する金属製帽状体の開目端縁
に、前記凹入部に嵌合する複数の小突起を有せしめる。

作用 このように構成すると、電磁波放出端子たる金属製帽状
体の開口端縁が複数個所において金属製排気管の筒状部
にひっかかるため、両者の係合強度が格段に高められ、
排気管の筒状部を短小化しても前記帽状体の脱落の危惧
がなく、コンパクトなマグネトロンを得ることができる
。

実施例 つぎに本発明を図面に示した実施例とともに詳しく説明
する。

第１図に示す構成が第７図に示した構成と異なるところ
は、セラミックからなる絶縁環３に気密封着された金属
製排気管９が、第２図に示すようにその筒状部９ｃに複
数の凹入部１０を有していることと、この排気管９に嵌
着して電磁波放出端子を形成する金属製帽状体１１が、
第３図に示すようにその開口端縁に内方へ向かって突出
する複数の小突起１２を有していて、各小突起１２が第
１図図示のように対応する凹入部１０に嵌入してなるこ
とである。なお、９ａは排気管９の細管部、９ｂは同ピ
ンチオフ領域、９ｄは同円環状部を示す。

このように構成すると、帽状体１１の開口端縁に形成さ
れた複数の小突起１２が、金属製排気管９の筒状部９ｃ
に形成された複数の凹入部１０に嵌入してひっか礪かる
ため、両者の係合強度が大となり、筒状部９ｃを短小化
しても帽状体１１に脱落を生じろ危険がない。したがっ
て、細管部９ａのピンチオフ領域９ｂを、細管部基端縁
からできるだけ通い位置に設定して前述のような気密破
壊を防止しながら、筒状部９ｃを短小化してマグネトロ
ン全長を所定値内に納めることが可能となる。

第４図に示す実施例では、金属製排気管９の筒状部９ｃ
に形成する凹入部１０を２段（聞造のものとなしている
。この凹入部１０の軸方向長は筒状部９ｃの軸方向長と
同一であり、凹入部１０の円環状部Ｏｄ側における部分
１０ａの凹入深さは残余部分１０ｂの凹入深さよりも浅
（、画部分１０ａ。

１０ｂ間に段差が存在する。そして、かかる金属製排気
管９に嵌着される金属製帽状体１１は第５図および第６
図に示すように形成され、その間口端縁に形成された小
突起１２は、排気管９の部分１０ａに嵌入する突出長の
小さい部分１２ａと、部分１０ｂに嵌入する突出長の大
きい部分１２ｂとを有している。したがってこの場合は
、前述の実施例におけると同様の係止効果が得られるの
みならず、帽状体１１を長大するさいの回転方向位置決
めが容易となり、組立工程における作業能率を高めるこ
とができる。なお、図中の１３はＶ字状切欠を示す。

発明の効果 以上のべたように、本発明によると、マグネトロンの出
力部長を長大にすることなく排気管チップオフ時におけ
る応力が封着部に作用することによる気密破壊や、電磁
波放出端子たる金属製帽状体の脱落の危惧を防止するこ
とができる。また、マグネトロンの出力部長を短小化せ
しめたコンパクトなマグネトロンを得ることも可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したマグネトロンの要部の側断面
図、第２図は同マグネトロンの排気管の一部破断斜視図
、第３図は同マグネトロンの帽状体の斜視図、第４図は
本発明の他の実施例の排気管の一部破断斜視図、第５図
は同実施例の帽状体の斜視図、第６図は同実施例の嵌合
部における一部破断斜視図、第７図は従来のマグネトロ
ンの一部分の側断面図である。 １・・・・・・陽極筒体、２・・・・・・金属筒、３・
・・・・・絶縁環、５・・・・・・電磁波導出用導体、
９・・・・・・排気管、１０・・・・・・凹入部、１１
・・・・・・帽状体、１２・・・・・・小突起。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第２図 第３図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 陽極筒体の一方の開口端から突出した金属筒の先端部に
   絶縁環を介して封着された金属製排気管が、先端縁にピ
   ンチオフ領域を有する細管部と、この細管部の基端縁か
   ら半径方向へ張り出した円環状部と、この円環状部の外
   周縁から管軸方向へ突出して前記絶縁環にろう付けされ
   た筒状部とを備え、前記細管部は前記陽極筒体内から延
   び出た電磁波導出用導体の先端領域を前記ピンチオフ領
   域で挟持してなり、前記排気管に嵌着して電磁波放出端
   子を形成する金属製帽状体が、前記筒状部に形成された
   複数の凹入部に嵌合する複数の小突起を開口端縁に有し
   ていることを特徴とするマグネトロン。