JP3326264B2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
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- JP3326264B2 JP3326264B2 JP33843393A JP33843393A JP3326264B2 JP 3326264 B2 JP3326264 B2 JP 3326264B2 JP 33843393 A JP33843393 A JP 33843393A JP 33843393 A JP33843393 A JP 33843393A JP 3326264 B2 JP3326264 B2 JP 3326264B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネトロンに関する。
さらに詳しくは、アンテナセラミックスのロウづけ部と
該ロウづけ部をシールドするシールド部材との間隙部の
ガス放出を容易にして排気時間を短時間にできると共
に、製品化後に真空度が低下することのない信頼性の高
いマグネトロンに関する。
さらに詳しくは、アンテナセラミックスのロウづけ部と
該ロウづけ部をシールドするシールド部材との間隙部の
ガス放出を容易にして排気時間を短時間にできると共
に、製品化後に真空度が低下することのない信頼性の高
いマグネトロンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子レンジなどに用いられるマグ
ネトロンは図4に示されるような構造になっている。す
なわち、陽極円筒1の内周に放射状に設けられた偶数枚
のベイン2およびストラップリング3とから空洞共振器
である陽極部が形成され、フィラメント4からなる陰極
部とのあいだに高電圧が印加され、ポールピース5を介
して電界と垂直方向(陽極円筒1の軸方向)に磁界が印
加されて直交静電磁界が印加される構成になっている。
このマグネトロンの陽極部で発生したマイクロ波のエネ
ルギーはベイン2に接続されたアンテナ6から外部に放
射される。アンテナ6の周囲は陽極円筒1にロウづけさ
れたトップシェル7、マイクロ波を透過させるアンテナ
セラミックス8およびシール部11とにより真空壁が構成
されている。
ネトロンは図4に示されるような構造になっている。す
なわち、陽極円筒1の内周に放射状に設けられた偶数枚
のベイン2およびストラップリング3とから空洞共振器
である陽極部が形成され、フィラメント4からなる陰極
部とのあいだに高電圧が印加され、ポールピース5を介
して電界と垂直方向(陽極円筒1の軸方向)に磁界が印
加されて直交静電磁界が印加される構成になっている。
このマグネトロンの陽極部で発生したマイクロ波のエネ
ルギーはベイン2に接続されたアンテナ6から外部に放
射される。アンテナ6の周囲は陽極円筒1にロウづけさ
れたトップシェル7、マイクロ波を透過させるアンテナ
セラミックス8およびシール部11とにより真空壁が構成
されている。
【0003】トップシェル7とアンテナセラミックス8
とのロウづけ部9はロウ材のバリなどが発生し易く、ア
ンテナ6とのあいだにスパークが生じ易い。スパークが
発生するとトップシェル7とアンテナセラミックス8と
のロウづけ部9にピンホールができたり、アンテナセラ
ミックス8にクラックが入り、真空壁が破壊されるた
め、ロウづけ部でスパークが発生しないように、トップ
シェル7に電気的に接続された導電性材料からなるシー
ルド部材10がロウづけ部の内周に設けられている。そう
することにより、スパーク発生の防止が行われている。
とのロウづけ部9はロウ材のバリなどが発生し易く、ア
ンテナ6とのあいだにスパークが生じ易い。スパークが
発生するとトップシェル7とアンテナセラミックス8と
のロウづけ部9にピンホールができたり、アンテナセラ
ミックス8にクラックが入り、真空壁が破壊されるた
め、ロウづけ部でスパークが発生しないように、トップ
シェル7に電気的に接続された導電性材料からなるシー
ルド部材10がロウづけ部の内周に設けられている。そう
することにより、スパーク発生の防止が行われている。
【0004】図4に示され、たとえば実開昭58-910号公
報に示されているアンテナセラミックス8のロウづけ部
をシールドするシールド部材10は、バーリング部10aに
よりトップシェル7にロウづけなどにより固着されたリ
ング状のメタルである。このシールド部材10は前述のよ
うに、アンテナ6とアンテナセラミックス8のロウづけ
部9とのあいだのスパーク(放電)を防止し、セラミッ
クの割れやロウづけ部のピンホール形成を防止する機能
を有しており、信頼性向上のため必要不可欠の部品であ
る。
報に示されているアンテナセラミックス8のロウづけ部
をシールドするシールド部材10は、バーリング部10aに
よりトップシェル7にロウづけなどにより固着されたリ
ング状のメタルである。このシールド部材10は前述のよ
うに、アンテナ6とアンテナセラミックス8のロウづけ
部9とのあいだのスパーク(放電)を防止し、セラミッ
クの割れやロウづけ部のピンホール形成を防止する機能
を有しており、信頼性向上のため必要不可欠の部品であ
る。
【0005】一方において、シールド部材10はアンテナ
6と距離をおく必要があるため、リングの内径をできる
だけ大きくする必要がある。そのため、シールド部材10
の先端部10bはアンテナセラミックス8に近接あるいは
接触した状態で固着されている。
6と距離をおく必要があるため、リングの内径をできる
だけ大きくする必要がある。そのため、シールド部材10
の先端部10bはアンテナセラミックス8に近接あるいは
接触した状態で固着されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のシールド部材10
が設けられたマグネトロンにおいては、シールド部材10
とトップシェル7とアンテナセラミックス8とで囲まれ
た空間Aが形成される。とくにシールド部材10の先端10
bがアンテナセラミックス8に接触した状態でシールド
部材10が固着されると、空間Aは密閉状態となり、マグ
ネトロンの排気時にこの空間Aのガスが中々抜けず、排
気工程の時間が多くかかると共に、製品化後に空間Aに
残留したガスが拡散して真空度が低下するという問題が
ある。
が設けられたマグネトロンにおいては、シールド部材10
とトップシェル7とアンテナセラミックス8とで囲まれ
た空間Aが形成される。とくにシールド部材10の先端10
bがアンテナセラミックス8に接触した状態でシールド
部材10が固着されると、空間Aは密閉状態となり、マグ
ネトロンの排気時にこの空間Aのガスが中々抜けず、排
気工程の時間が多くかかると共に、製品化後に空間Aに
残留したガスが拡散して真空度が低下するという問題が
ある。
【0007】とくに製品化後にマグネトロン内の真空度
が低下すると、モードジャンプを起し易いなどの電気的
特性が劣化したり、陰極の劣化が加速し寿命が短くなる
という問題がある。
が低下すると、モードジャンプを起し易いなどの電気的
特性が劣化したり、陰極の劣化が加速し寿命が短くなる
という問題がある。
【0008】本発明はこのような問題を解決し、マグネ
トロン内に密閉空間が形成されないようにし、排気を短
時間で行えると共に、製品化後に真空度が低下しない信
頼性が高いマグネトロンを提供することを目的とする。
トロン内に密閉空間が形成されないようにし、排気を短
時間で行えると共に、製品化後に真空度が低下しない信
頼性が高いマグネトロンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネトロン
は、陽極部に接続されたアンテナと、該アンテナの一部
の周囲に設けられた真空壁の一部となるアンテナセラミ
ックスとからなる出力部を有するマグネトロンであっ
て、前記アンテナセラミックスの端部とトップシェルと
のロウづけ部を前記アンテナに対してシールドし、先端
を前記アンテナセラミックスに接触させたシールド部材
が前記トップシェルに一体でまたは前記トップシェルに
固着して設けられ、該シールド部材に孔または切欠き部
が設けられているものである。
は、陽極部に接続されたアンテナと、該アンテナの一部
の周囲に設けられた真空壁の一部となるアンテナセラミ
ックスとからなる出力部を有するマグネトロンであっ
て、前記アンテナセラミックスの端部とトップシェルと
のロウづけ部を前記アンテナに対してシールドし、先端
を前記アンテナセラミックスに接触させたシールド部材
が前記トップシェルに一体でまたは前記トップシェルに
固着して設けられ、該シールド部材に孔または切欠き部
が設けられているものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、アンテナセラミックスのロウ
づけ部をシールドするシールド部材に孔または切欠き部
が設けられているので、シールド部材の内径をできるだ
け大きくしてその先端がアンテナセラミックスに接する
ように設けられても、シールド部材とアンテナセラミッ
クスとトップシェルとで囲まれる空間が密閉状態にはな
らない。その結果、この空間内のガスはシールド部材に
設けられた孔または切欠き部から速かに排気され、排気
時間を短縮できると共に、空間内にガスが残ることがな
く製品化後にマグネトロン内にガスを拡散させることも
ない。
づけ部をシールドするシールド部材に孔または切欠き部
が設けられているので、シールド部材の内径をできるだ
け大きくしてその先端がアンテナセラミックスに接する
ように設けられても、シールド部材とアンテナセラミッ
クスとトップシェルとで囲まれる空間が密閉状態にはな
らない。その結果、この空間内のガスはシールド部材に
設けられた孔または切欠き部から速かに排気され、排気
時間を短縮できると共に、空間内にガスが残ることがな
く製品化後にマグネトロン内にガスを拡散させることも
ない。
【0011】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のマグネト
ロンの一実施例について説明する。図1は本発明のマグ
ネトロンの一実施例のシールド部材が固着された部分の
部分断面図、図2は本発明のマグネトロンの他の実施例
のシールド部材が固着された部分の部分断面図およびト
ップシェル部の説明図、図3は本発明のマグネトロンの
さらに他の実施例のシールド部材の斜視図および説明図
である。
ロンの一実施例について説明する。図1は本発明のマグ
ネトロンの一実施例のシールド部材が固着された部分の
部分断面図、図2は本発明のマグネトロンの他の実施例
のシールド部材が固着された部分の部分断面図およびト
ップシェル部の説明図、図3は本発明のマグネトロンの
さらに他の実施例のシールド部材の斜視図および説明図
である。
【0012】図1はシールド部材の部分を示す図で、マ
グネトロンの他の構成は図4に示された構造と同じであ
る。本実施例においては、トップシェル7とロウづけな
どにより固着されたシールド部材10のバーリング10aに
孔10cが設けられていることに特徴がある。孔10cがバ
ーリング10aの先端部のロウづけされる部分と離れたこ
とろに設けられることにより、ロウづけ時にロウ材で塞
がれることはない。この孔10cはシールド部材10の底面
の鍔部であるバーリング10aの平坦部に限らず、円筒リ
ングの根元部または円筒リング部に設けられてもよい。
要はシールド部材10、アンテナセラミックス8およびト
ップシェル7とで囲まれた空間Aと通ずる孔であればよ
い。
グネトロンの他の構成は図4に示された構造と同じであ
る。本実施例においては、トップシェル7とロウづけな
どにより固着されたシールド部材10のバーリング10aに
孔10cが設けられていることに特徴がある。孔10cがバ
ーリング10aの先端部のロウづけされる部分と離れたこ
とろに設けられることにより、ロウづけ時にロウ材で塞
がれることはない。この孔10cはシールド部材10の底面
の鍔部であるバーリング10aの平坦部に限らず、円筒リ
ングの根元部または円筒リング部に設けられてもよい。
要はシールド部材10、アンテナセラミックス8およびト
ップシェル7とで囲まれた空間Aと通ずる孔であればよ
い。
【0013】たとえば2450MHz の発振周波数で、出力が
600 Wのマグネトロンにおいてシールド部材10の内径D
は9.5 〜11mmで、バーリング10aの幅Bは2〜3mmであ
り、このときの孔10cの径は0.5 〜1.5mm 程度に設けら
れればよい。この孔10cは等間隔や同じ大きさに設けら
れる必要はなく、ランダムに設けられてもよい。なお、
シールド部材の厚さは0.25〜0.40mm程度である。この孔
10cはシールド部材10を金型で成形加工する際などに同
時に形成でき、孔形成のため工数が増えることはない。
その結果、アンテナセラミックス8とトップシェル7と
のロウづけ部9およびアンテナ間のスパークを防止で
き、かつ、排気速度の低下や製品になったのちの真空度
低下をきたさない。
600 Wのマグネトロンにおいてシールド部材10の内径D
は9.5 〜11mmで、バーリング10aの幅Bは2〜3mmであ
り、このときの孔10cの径は0.5 〜1.5mm 程度に設けら
れればよい。この孔10cは等間隔や同じ大きさに設けら
れる必要はなく、ランダムに設けられてもよい。なお、
シールド部材の厚さは0.25〜0.40mm程度である。この孔
10cはシールド部材10を金型で成形加工する際などに同
時に形成でき、孔形成のため工数が増えることはない。
その結果、アンテナセラミックス8とトップシェル7と
のロウづけ部9およびアンテナ間のスパークを防止で
き、かつ、排気速度の低下や製品になったのちの真空度
低下をきたさない。
【0014】図2(a)は本発明のマグネトロンの他の
実施例のシールド部材の部分を示す図、図2(b)はト
ップシェル部の斜視図およびその断面説明図である。本
実施例ではトップシェル7とシールド部材10が同一材料
で一体に形成されており、そのシールド部材10部分に前
実施例と同様の空間Aに通ずる孔10cが設けられている
ことに特徴がある。すなわち、本実施例においてはトッ
プシェル7の先端とアンテナセラミックス8とが突き当
てでロウづけされるのではなく、トップシェル7のくの
字状に折り曲げられた凸部でアンテナセラミックス8と
ロウづけされ、くの字状に折り曲げられた端部がさらに
アンテナセラミックス8側に折り曲げられてシールド部
材10を構成しているもので、くの字状に折り曲げられた
ところからその先端側は真空壁とは関係なくなる。その
ため、底部に孔10cが形成されても真空管壁を損傷する
ことはなく、空間A内のガスを容易に排気することがで
きる。この孔10cの形成も、トップシェル7を金型加工
により形成する際に同時に形成できるし、孔の大きさな
どの寸法関係も前記実施例と同程度である。
実施例のシールド部材の部分を示す図、図2(b)はト
ップシェル部の斜視図およびその断面説明図である。本
実施例ではトップシェル7とシールド部材10が同一材料
で一体に形成されており、そのシールド部材10部分に前
実施例と同様の空間Aに通ずる孔10cが設けられている
ことに特徴がある。すなわち、本実施例においてはトッ
プシェル7の先端とアンテナセラミックス8とが突き当
てでロウづけされるのではなく、トップシェル7のくの
字状に折り曲げられた凸部でアンテナセラミックス8と
ロウづけされ、くの字状に折り曲げられた端部がさらに
アンテナセラミックス8側に折り曲げられてシールド部
材10を構成しているもので、くの字状に折り曲げられた
ところからその先端側は真空壁とは関係なくなる。その
ため、底部に孔10cが形成されても真空管壁を損傷する
ことはなく、空間A内のガスを容易に排気することがで
きる。この孔10cの形成も、トップシェル7を金型加工
により形成する際に同時に形成できるし、孔の大きさな
どの寸法関係も前記実施例と同程度である。
【0015】図3(a)〜(b)にトップシェル7とシ
ールド部材10が一体に形成されたシールド部材10部分の
他の実施例が示されている。図3(a)は孔10cを設け
る位置がシールド部材部の底部ではなく、折り曲げ部に
設けられている例で、他は前記実施例と同じである。こ
のような折り曲げ部に孔10cを設けるには、孔10cをあ
けたあとに折り曲げ工程を行うようにすることにより形
成できる。折り曲げ部に孔10cが設けられてもマグネト
ロンの内部が空間Aに通じるため、空間部Aの排気が速
かに行われる。
ールド部材10が一体に形成されたシールド部材10部分の
他の実施例が示されている。図3(a)は孔10cを設け
る位置がシールド部材部の底部ではなく、折り曲げ部に
設けられている例で、他は前記実施例と同じである。こ
のような折り曲げ部に孔10cを設けるには、孔10cをあ
けたあとに折り曲げ工程を行うようにすることにより形
成できる。折り曲げ部に孔10cが設けられてもマグネト
ロンの内部が空間Aに通じるため、空間部Aの排気が速
かに行われる。
【0016】図3(b)はシールド部材10の円筒リング
部にスリット状の切込み部10dが形成されている例であ
る。アンテナとロウづけ部の大部分がシールドされてお
ればスパークが発生することはなく、このような構造に
しても空間部Aのガスを効率よく排出することができ
る。本実施例のような切欠き部を形成するには、切欠き
工程のあとに折り曲げ工程を行う加工方法を採用するこ
とにより容易に形成できる。この切欠き部の幅は前記の
大きさのシールド部材に対して0.5 〜1.5mm 程度のスリ
ットで2〜5mm程度の間隔で設けることができる。しか
しこのスリットも前述の孔と同様にとくに等間隔に設け
る必要はなく、数個程度がランダムに設けられても充分
効果がある。
部にスリット状の切込み部10dが形成されている例であ
る。アンテナとロウづけ部の大部分がシールドされてお
ればスパークが発生することはなく、このような構造に
しても空間部Aのガスを効率よく排出することができ
る。本実施例のような切欠き部を形成するには、切欠き
工程のあとに折り曲げ工程を行う加工方法を採用するこ
とにより容易に形成できる。この切欠き部の幅は前記の
大きさのシールド部材に対して0.5 〜1.5mm 程度のスリ
ットで2〜5mm程度の間隔で設けることができる。しか
しこのスリットも前述の孔と同様にとくに等間隔に設け
る必要はなく、数個程度がランダムに設けられても充分
効果がある。
【0017】これらの孔や切欠き部が両方設けられても
よく、また全くランダムに形成されてもよい。要は、孔
または切欠き部の断面積が、前述の例のマグネトロン
(発振周波が2450MHz で、シールド部材の内径が9.5 〜
11.5mm程度のもの)において、2〜20mm2 程度の大きさ
で設けられれば、排気スピードや製品化後の特性劣化に
影響をおよぼさないマグネトロンがえられる。
よく、また全くランダムに形成されてもよい。要は、孔
または切欠き部の断面積が、前述の例のマグネトロン
(発振周波が2450MHz で、シールド部材の内径が9.5 〜
11.5mm程度のもの)において、2〜20mm2 程度の大きさ
で設けられれば、排気スピードや製品化後の特性劣化に
影響をおよぼさないマグネトロンがえられる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、アンテナセラミックス
のロウづけ部をシールドするシールド部材が設けられて
いるにもかかわらず、短時間でマグネトロン内の排気を
することができ、アンテナとアンテナセラミックスのロ
ウづけ部とのあいだのスパークを防止することができる
と共に、製造工程の工数が増えずに高真空で信頼性が高
い高性能のマグネトロンがえられる。
のロウづけ部をシールドするシールド部材が設けられて
いるにもかかわらず、短時間でマグネトロン内の排気を
することができ、アンテナとアンテナセラミックスのロ
ウづけ部とのあいだのスパークを防止することができる
と共に、製造工程の工数が増えずに高真空で信頼性が高
い高性能のマグネトロンがえられる。
【図1】本発明のマグネトロンの一実施例のシールド部
材部の断面説明図である。
材部の断面説明図である。
【図2】本発明のマグネトロンの他の実施例の出力部の
断面説明図およびトップシェル部の説明図である。
断面説明図およびトップシェル部の説明図である。
【図3】本発明のマグネトロンの他の実施例のシールド
部材およびトップシェル部の説明図である。
部材およびトップシェル部の説明図である。
【図4】電子レンジ用マグネトロンの一例の説明図であ
る。
る。
6 アンテナ 7 トップシェル 8 アンテナセラミックス 9 ロウづけ部 10 シールド部材 10c 孔 10d 切欠き部
Claims (1)
- 【請求項1】 陽極部に接続されたアンテナと、該アン
テナの一部の周囲に設けられた真空壁の一部となるアン
テナセラミックスとからなる出力部を有するマグネトロ
ンであって、前記アンテナセラミックスの端部とトップ
シェルとのロウづけ部を前記アンテナに対してシールド
し、先端を前記アンテナセラミックスに接触させたシー
ルド部材が前記トップシェルに一体でまたは前記トップ
シェルに固着して設けられ、該シールド部材に孔または
切欠き部が設けられてなるマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33843393A JP3326264B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33843393A JP3326264B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201285A JPH07201285A (ja) | 1995-08-04 |
JP3326264B2 true JP3326264B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18318110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33843393A Expired - Fee Related JP3326264B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326264B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003223855A (ja) | 2001-11-22 | 2003-08-08 | Hitachi Ltd | 偏向ヨークおよび陰極線管装置 |
CN105448628B (zh) * | 2015-12-30 | 2017-10-31 | 广东威特真空电子制造有限公司 | 磁控管管芯、磁控管及微波炉 |
CN107984153B (zh) * | 2017-12-31 | 2024-05-07 | 中国电子科技集团公司第十二研究所 | 一种用于阳极去耦柱的焊接模具 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33843393A patent/JP3326264B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07201285A (ja) | 1995-08-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |