JPS62287252A

JPS62287252A - 自動現像装置

Info

Publication number: JPS62287252A
Application number: JP61131338A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kushima; 九島　博; Hideo Ishizaka; 石坂　英男
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-06-06
Filing date: 1986-06-06
Publication date: 1987-12-14
Anticipated expiration: 2010-02-22
Also published as: US4839683A; JPH0715576B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明本発明は自動現像装置に関し、一層詳細には、画像記録
終了後の写真感光材料を現像、定着および洗浄する各処
理槽に順次移送する際、その移送部を自動的に洗浄する
よう構成した自動現像装置に関する。

最近、蓄積性螢光体（種球性螢光体）を用いて被写体の
放射線透過像を得る放射線画像記録再生システムが開発
され、特に、医療分野に広汎に普及しつつある。ここで
、蓄積性螢光体とは、放射線（Ｘ線、α線、β線、γ線
、電子線、紫外線等）を照射すると、この放射線エネル
ギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光を照射するこ
とにより蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光光を生ず
る螢光体をいう。

酊記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の放射線画像情報を一旦蓄積
性螢光体からなる層を有するシートに記録し、この蓄積
性螢光体シートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発
光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取
って画像信号を得、この画像信号に基づき写真感光材料
等の記録材料、ＣＲＴ等に可視像として出力させるもの
である。

ここで、前記のように一旦蓄積性螢光体シートに蓄積さ
れた放射線画像情報を記録材料に恒久的に記録させる場
合には、画像記録装置、例えば、画像出力レーザプリン
タ装置が好適に採用されるに至っている。すなわち、こ
の装置は記録材料であるフィルムをマガジン等を介して
収納し、このフィルムを吸着盤等の枚葉機構により１枚
ずつ取り出して後、蓄積性螢光体シートより得られた画
像信号に基づいて変調されたレーザ光を前記フィルムに
照射して所定の画像を記録するよう構成されている。

そして、この新たに画像が記録されたフィルムは自動現
像装置の内部に搬送される。ここでは、先ず、前記フィ
ルムを現像液を貯留する現像タンク内に搬送して現像し
、次いで、定着液を貯留する定着タンク内を通過させて
後、洗浄水を貯留する水槽内に搬送し、あるいは、スプ
レー等で洗浄水を直接フィルムに吹き付けることにより
前記フィルムの現像処理作業を行っている。

次いで、このフィルムはスクイズ部を構成するローラ等
で前記フィルムに付着する水を絞った後、乾燥部に搬送
されて所定温度（約５５℃）の温風を吹き付けることに
より乾燥し、その後、所定の場所に保管され、必要に応
して医療診断等に供される。

ところで、このような自動現像装置内には、前述したよ
うに、フィルムを現像するための現像液、定着液等の各
種処理液が夫々のタンクに収容されており、これらの処
理液を貯留する前記各タンク間にはフィルムを現像部、
定着部および洗浄部へと移送する移送部が配設されてい
る。この移送部は、例えば、ローラおよびガイド板等か
らなるランクにより構成される。そこで、前記のように
フィルムを各処理タンクに移送しようとするとこのラン
クには前記フィルムの搬送作用によって処理液が付着す
るに至る。

この場合、前記処理液がローラやガイド板等に付着した
まま長時間放置されると、酸化したり場合によっては固
化したりするため耐用性が悪くまたフィルムを各処理タ
ンクに通過させようとする時、これが付着し処理むらの
原因となる虞がある。従って、移送部ではラックを定期
的に清掃することが必要不可欠となる。

然しなから、移送部を清掃するためには作業者が自動現
像装置を分解し、あるいは、前記移送部を前記装置から
取り出して後、ランクの洗浄等を手作業により行わなけ
ればならない。しかも、移送部自体比較的頻繁に清掃を
行う必要があり、作業者にとって前記移送部の清掃作業
が相当に煩雑なものとなると共に、前記清掃作業に要す
る時間が多大なものになるという不都合が指摘されてい
た。

本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、写真感光材料を現像、定着および洗浄用の各処
理槽へ移送する移送部にローラ、ガイド板等のラックを
洗浄すための管路を配設し、前記管路を介してラックに
洗浄水を射出して前記ラックに付着する処理液を除去し
、これによって前記移送部を自動的に清掃することを可
能にした自動現像装置を提供することを目的とする。

前記の目的を達成するために、本発明は画像記録終了後
の写真感光材料を自動的に現像する自動現像装置であっ
て、前記写真感光材料を現像、定着および洗浄処理する
ために夫々の処理槽へ順次移送する移送部に少なくとも
一以上の移送部洗浄用管路を配設し、前記管路から洗浄
水を供給して前記移送部に付着する処理液を除去するよ
う構成することを特徴とする。

次に、本発明に係る自動現像装置について好適な実施態
様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。

第１図において、参照符号１０は本発明に係る自動現像
装置を示し、この場合、当該自動現像装置１０には画像
記録装置１２が並設されている。

すなわち、画像記録装置１２に装填された未露光フィル
ムは前記画像記録装置１２内において、レーザ光等の照
射により所定の画像が記録されて後、搬送系を介して前
記自動現像装置１０内に送り出されるよう構成されてい
る。

自動現像装置１０には画像記録装置１２の図示しないフ
ィルム搬出口に連通ずるフィルム搬入口１４が形成され
ており、前記フィルム搬入口１４に接近してフィルム用
検出部１６が設けられる。前記フィルム用検出部１６は
挿入ローラ１８と検出ローラ２０とマイクロスイッチ２
２とを含み、前記検出ローラ２０は搬送されてくるフィ
ルムＡがこの検出ローラ２０と挿入ローラ１８との間に
挿入された際に、鉛直上方向に変位するよう構成されて
いる。マイクロスイッチ２２は検出ローラ２０と挿入ロ
ーラ１８との間に１枚のフィルムＡが挿入されたことを
検出する。

前記検出部１６に近接して移送部２３を構成する第１の
ラック２４が設けられる。前記第１う・ツク２４は湾曲
するガイド板２６を含み、前記検出部１６を通過するフ
ィルムＡをその進行方向を９０°偏位させて現像部２８
に送り出すものである。

前記現像部２８を構成するタンク３０内には現像液が貯
留されており、複数のローラ並びにガイド板からなる現
像タンク３２をこのタンク３０内に設けている。前記現
像ラック３２の終端部には第２ラツク３４が設けられ、
この場合、前記第２う・７り３４は一組のローラ対３６
と湾曲するガイド板４０ａ、４０ｂとラック洗浄用管路
４２ａ、４２ｂとを含む。

第１図および第２図に示すように、管路４２ａはガイド
板４０ａとローラ対３６の近傍に配設されており、前記
管路４２ａの外周部には前記ガイド板４０ａおよびロー
ラ対３６に指向して複数個の小孔４４が形成される。一
方、他の管路４２ｂはガイド板４０ｂとローラ対３６に
近接して設けられており、前記ガイド板４０ｂとローラ
対３６に指向して複数の小孔４６を形成すると共に、前
記管路４２ａ、４２ｂは図示しない電磁弁を介して後述
する水洗部６４への図示しない洗浄水供給配管に連結さ
れ当該電磁弁の切換作用下にフィルム洗浄水の一部が選
択的に小孔４６から噴出するよう構成されている。

さらに、前記第２ラツク３４の出口側は定着部４８を構
成し、この定着部４８は複数のローラとガイド板とを有
する定着ランク５０を含む。前記定着ラック５０はタン
ク５２に貯留される定着液中に取り付けられており、前
記定着ランク５０の終端部には第３のラック５４を配設
する。

前記第３ラツク５４はローラ対５６と湾曲するガイド板
６０ａ、６０ｂとラック洗浄用管路６２ａ、６２ｂとを
有する。この場合、前記管路６２ａ、６２ｂは前述した
管路４２ａ、４２ｂと同様に構成され、夫々図示しない
複数個の小孔を穿設すると共に、電磁弁（図示せず）の
駆動作用下に前記小孔から第３ラツク５４に洗浄水を噴
出するよう構成されている。

そして、前記第３ラツク５４の出口側には水洗部６４を
構成する水洗ラック６６を配置し、前記水洗ラック６６
はタンク６８内に貯留される洗浄水内に浸漬されてその
出口側をスクイズ部７０に臨ませる。前記スクイズ部７
０はローラ対６９とガイド板７１とからなり、水洗部６
４から鉛直上方向に搬送されるフィルムＡをその方向を
９０６偏位させて乾燥部７２に搬送するものである。

前記乾燥部７２にはフィルムＡの一面に接触する複数の
ローラからなるローラ群７４ａと、前記フィルムへの他
方面に接触し、前記ローラ群７４ａと交互に配設される
複数のローラからなるローラ群７４ｂとが配設される。

前記ローラ群７４ａ側にはローラ群７４ｂの夫々のロー
ラに対峙する複数の空気吹出管７６ａを設けると共に、
ローラ群７４ｂ側には前記ローラ群７４ａの夫々のロー
ラに対峙する複数の空気吹出管７６ｂを配設している。

この場合、前記空気吹出管７６ａ、７６ｂには、ローラ
群７４ａ、７４ｂ間を搬送されるフィルムＡに指向して
温風を噴出するスリット状の乾燥風吹出用開口部７８ａ
、７８ｂが形成される。

乾燥部７２の出口側には一組のローラ対８０が設けられ
、前記ローラ対８０の鉛直下方向には一組のローラ対８
２が配設される。このローラ対８２のさらに下方にはフ
ィルム収納部８４を設けておく。

本実施態様に係る自動現像装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。

画像記録装置１２内において画像記録終了後のフィルム
Ａは、図示しない搬送系を介して自動現像装置１０に形
成されたフィルム搬入口１４を通過して検出部１６に至
る。

検出部１６はフィルムＡが通過することにより、マイク
ロスイッチ２２がＯＮ動作して前記フィルムＡが自動現
像装置１０内に搬入されたことを判別する。そして、前
記検出部１６を通過したフィルムＡは図示しない現像部
用制御部の駆動作用下に第１ラツク２４を介して鉛直下
方向に移送され、次いで、現像ラック３２に挟持されて
タンク３０内の現像液内に浸漬される。さらに、前記フ
ィルムＡはこのタンク３０内においてその進行方向を１
８０°偏位させて第２ラツク３４側に搬送される。前記
第２ラツク３４に至ったフィルムＡはその内部に設けら
れるガイド板４０ａ、４０ｂ並びにローラ対３６を介し
て進行方向を１８０°偏位させて定着ラック５０に移送
され、定着部４８内のタンク５２に貯留される定着液内
に導入される。そして、前記フィルムＡは現像部２８と
同様に鉛直上方向に移送され、さらに第３ラツク５４に
設けられるガイド板５Ｑａ、６０ｂ並びにローラ対５６
を介して鉛直下方向に搬送されて後、水洗ランク６６を
介して水洗部６４のタンク６８内で洗浄される。

洗浄終了後のフィルムＡはスクイズ部７０に搬送されて
これに付着する水分を絞られて後、乾燥部７２に導入さ
れる。

この場合、フィルムＡは両側面部をローラ群７４ａ、７
４ｂに摺接して移送され、その途上において複数個の空
気吹出管７６ａ、７６ｂの乾燥風吹出用開口部７８ａ、
７８ｂから噴出される温風（約５５°Ｃ）により前記フ
ィルムＡの両面部に付着する水分は全て蒸発する。従っ
て、最終的にローラ対８０．８２を介してフィルム収納
部８４に収納された際には、前記フィルムＡは現像工程
を終了すると共に好適に乾燥されている。

ここで、夫々のラック３４．５４は各処理液を貯留する
タンク３０．５２と関連して配置され、前記ラック３４
．５４には処理液が付着したフィルムＡが搬送される。

従って、ラック′３．４．５４には夫々現像液、定着液
が付着するため、前記ラック３４並びに５４を清掃して
前記付着した現像液、定着液を除去する必要がある。そ
こで、例えば、第２ラツク３４を洗浄する動作について
以下に説明する。

先ず、当該自動現像装置１０へのフィルムＡの搬送を停
止し、図示しない電磁弁を切換動作させてその作用下に
夫々の管路４２ａ、４２ｂに洗浄水を供給する。前記管
路４２ａ内に導入される洗浄水は複数個の小孔４４から
外部に射出されて、この管路４２ａに近接して配置する
ガイド板４０ａ並びにローラ対３６に供給される。一方
、管路４２ｂの小孔４６から外部に導出される洗浄水は
ガイド板４０ｂ並びにローラ対３６に供給されるため、
前記ガイド板４０　ａ　１．４０　ｂおよびローラ対３
６の清掃が行われることになる。結局、自動現像装置１
０の分解作業等を行うことなく、第２ラツク３４を構成
するガイド板４Ｑａ、４０ｂおよびローラ対３６に付着
する現像液を夫々の管路４２ａ、４２ｂから供給される
洗浄水により自動的に且つ効率的に除去することが出来
る。なお、この場合、ローラ対３６を回転させておけば
、洗浄水が前記ローラ対３６の全面に対し確実に供給さ
れるため、前記第２ラツク３４の清掃作業をより一層効
果的に行うことが可能となる。

一方、第３ラツク５４においても前述した第２ラツク３
４と同様に、ガイド板６０ａ、６０ｂ並びにローラ対５
６は夫々の管路６２ａ、６２ｂから射出される洗浄水に
より好適に清掃されることは容易に諒解されよう。

本実施態様では、ラック洗浄用管路４２ａ、４２ｂ並び
に６２３．６２ｂに複数個の小孔（４４，４６等）を設
けているが、スリット状の洗浄水射出用開口部を形成し
ても同様の効果が得られることは謂うまでもない。

なお、上述した実施態様では管路４２ａ、４２ｂ、６２
ａ、６２ｂは電磁ポンプを介して水洗部６４への洗浄水
供給配管に連結するようにしたが、水洗部６４のタンク
６８内に貯留されている洗浄水をポンプにより管路４２
ａ　、４２ｂ　、６２ａ　、６２ｂに供給するようにし
てもよい。

以上のように、本発明によれば、写真感光材料を現像等
を行うべく各処理槽に移送する移送部にランク洗浄用管
路を配設し、前記管路から洗浄水を供給して前記ランク
に付着する処理液を除去するよう構成している。このた
め、従来、作業者自身が行っていた移送部の清掃作業を
自動的に且つ短時間に行うことが出来る。結局、比較的
頻繁に行わなければならない前記移送部の清掃作業が一
挙に簡素化され、自動現像装置をより一層効率的に運転
することが可能となる効果が得られる。

以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、移送部に配設されるランク洗浄用管路の数は必
要に応じて増減することが出来る等、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可
能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動現像装置の内部説明図、第２図は本発明に係る自動現像装置を構成するう、りの
一部省略斜視図である。１０・・・自動現像装置　　　１２・・・画像記録装置
２３・・・移送部　　　　　　２４・・・ランク２８・
・・現像部　　　　　　３４・・・ランク３６・・・ロ
ーラ対　　　　　４０ａ、４０ｂ・・・ガイド板４２ａ
　、４２ｂ　−管路　　　４４．４６・・・小孔５４・
・・ラック　　　　　　５６・・・ローラ対６０ａ、６
０ｂ−ガイド板　６２ａ　、６２ｂ　−・・管路Ｌ２ｔ
）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）画像記録終了後の写真感光材料を自動的に現像す
る自動現像装置であって、前記写真感光材料を現像、定
着および洗浄処理するために夫々の処理槽へ順次移送す
る移送部に少なくとも一以上の移送部洗浄用管路を配設
し、前記管路から洗浄水を供給して前記移送部に付着す
る処理液を除去するよう構成することを特徴とする自動
現像装置。
（２）特許請求の範囲第１項記載の装置において、移送
部を構成するガイド板並びにローラ対に近接して管路を
配置し、前記管路の外周部に設けられる開口部から供給
される洗浄水を前記ガイド板並びにローラ対に噴出させ
ることにより当該ガイド板並びにローラ対を洗浄してな
る自動現像装置。
（３）特許請求の範囲第２項記載の装置において、管路
に設けられる開口部は移送部に指向する複数個の小孔か
らなる自動現像装置。
（４）特許請求の範囲第２項記載の装置において、管路
に設けられる開口部は移送部に指向するスリットからな
る自動現像装置。