JPS62287033A - 焼入性の優れた押出用アルミニウム合金 - Google Patents

焼入性の優れた押出用アルミニウム合金

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JPS62287033A
JPS62287033A JP13158686A JP13158686A JPS62287033A JP S62287033 A JPS62287033 A JP S62287033A JP 13158686 A JP13158686 A JP 13158686A JP 13158686 A JP13158686 A JP 13158686A JP S62287033 A JPS62287033 A JP S62287033A
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JP
Japan
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extrusion
aluminum alloy
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cooling
hardenability
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Akira Miyagami
宮上 晃
Yasutaka Arii
有井 泰隆
Osamu Takezoe
竹添 修
Kazuhiko Asano
浅野 和彦
Yoichiro Yoneda
陽一郎 米田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は焼入性の優れた押出用アルミニウム合金に関し
、さらに詳しくは、熱間押出の際、ダイスより押出され
た材料をファン等で強制冷却するだけで、次の人工時効
処理によって高い強度が得うレる焼入性の優れた押出用
アルミニウム合金ニ関する。
[従来技術] 一般的に、Al−Mg−8t系合金は、強度、耐蝕性が
良好であるため構造用材として、車両、船舶、建築の分
野において広く使用されている。
代表的な合金としてはA6063、A6061があり、
A6063は強度が若干低いが押出性に優れているため
建築用サツシ等に使用され、J:た、A6061は中強
度材として構造組立て材に使用されることが多い。
最近では、鉄道、車両等にに溶接構造用として押出型材
が多用されるようになってきており、種々の断面形状の
型材が使用されている。
この車両の場合、石油ショック以来省燃費対策に端を発
し軽量化が進められ、製品形状も複雑で薄肉になる傾向
にある。そして、A6063では薄肉、複雑な形状の押
出は可能ではあるが、強度が不足する。
また、A6061はより高い強度を得るためには押出後
、溶体化処理−水冷−人工時効するT6調質でなければ
ならない。しかし、最近多用されるようになってきた形
状複雑な薄肉形状にこの製造方法を適用すると、水冷の
際に形状に歪みが生じ製品精度がでないという問題があ
る。
このような、冷却による形状の歪はファン、ミスト等で
強制冷却するこ・・とにより小さくなるが、半面強度が
低くなるため薄肉化の妨げとなる。
従って、強制空冷により所定の強度が得られる焼入性の
優れたアルミニウム合金が要望されている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に説明したような従来におけるアルミニウ
ム合金の問題点に鑑み、本発明者が鋭意研究を行い、検
討を重ねた結果、水冷することなく、ファン等による強
制空冷で製品の寸法精度を保ち、かつ、所定の強度が得
られる焼入性の優れた押出用アルミニウム合金を開発し
たのである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る焼入性の優れた押出用アルミニウム合金の
特徴とするところは、 Mg 0.8−1.2wt%、S i 0.4〜0.8
wt%、Cr O,02〜0.1wt%、Zr 0.0
2−0.1wt%を含有し、残部実質的にAIからなる
ことにある。
本発明に係る焼入性の優れた押出用アルミニウム合金に
ついて以下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る焼入性の優れた押出用アルミニウム
合金の含有成分および含有割合について説明する。
Mgは押出前に加熱した時、アルミニウムマトリックス
に固溶し、押出後ダイスから出た時点で急冷することに
より強制固溶させることができ、さらに、その後人工時
効処理により微細な金属間化合物(MToSj)を形成
し、均一に析出させて強度を向上させる元素であり、含
有量が0.8wt%未満では所定の強度が得られず、ま
た、L、2wt%を越えて含有されると押出性を阻害し
、複雑な断面形状および薄肉形状の押出が不可能となる
。よって、Mg含有量は0.8〜1.2wt%とする。
SiはMgと同様に押出前に加熱した時、アルミニウム
マトリックスに固溶し、押出後ダイスから、  出た時
点で急冷することにより強制固溶させることができ、さ
らに、その後人工時効処理により微細な金属間化合物(
Mg2Si)を形成し、均一に析出させて強度を向上さ
せる元素であり、含有量が0.4wt%未満では所定の
強度が得られず、また、0.8wt%を越えて含有され
ると押出性を阻害し、複雑な断面形状および薄肉形状の
押出が不可能となる。よって、Si含有量は0.4〜0
 、8wt%とずろ。
Cr、Zrは同時に含有されることによって結晶粒を微
細化し、靭性、強度および溶接性を向」ニさせる元素で
あり、Or、Zr含有量が0.02wt%未満では結晶
粒微細化の効果が得られず、また、CrX Zr含有量
が0.1wt%を越えて含有されろと焼入性を阻害し、
強制空冷による焼入では強度が得られない。よって、C
r含有量は0.02〜01wt%、Zr含有量は0.0
2〜0.1jvt%とする。
なお、Cr、Zr以外にMnを含有させても結晶粒微細
化の効果は得られるが、Cr、 Zrの同時含有の方が
効果が大きい。
また、Tiを0.1wt%以下含有させると鋳造組織を
微細化して、さらに効果が得られる。
[実 施 例コ 本発明に係る焼入性の優れた押出用アルミニウム合金の
実施例を説明する。
実施例 第1表に示す含有成分および含有割合のアルミニウム合
金を通常の方法により溶製し、その後、150φのアル
ミニウム合金ビレットとし、このビレットをCr、Zr
の析出を考慮して昇温速度40℃/Hrで加熱し、55
0X8Hrの均熱処理を行った後、押出温度520℃、
押出速度5m/minで  100mm wX4mm 
tの板材を作成した。この時の冷却速度は強制空冷を行
い200℃/minであった。
第2表に焼入性を示す。
焼入性の評価は、強度の焼入冷却の依存度が小さいもの
程優れているといえる。即ち、冷却速度が遅くても強度
が出易いアルミニウム合金がよいこいとになる。
なお、中空型材および4mmtより厚肉の材料を作成し
、50℃/minの冷却速度における強度と水冷におけ
る強度を比較した。
熱処理条件は、溶体化処理(520℃xlHr)−冷却
(焼入、WQ、ファンによる強制空冷)−人工時効(1
70℃x12Hr)である。
第2表に示すように、焼入冷却速度50℃/minにお
ける強度を比較すると引張強さ、耐力共A6061より
も優れており、延びもA6061のT6調質材よりも優
れていることがわかる。
A6063のT6調質材と比較しても強度は遜色なく、
特に、高い耐力が得られている。
[発明の効果] 以」二説明したように、本発明に係る焼入性の優れた押
出用アルミニウム合金は上記の構成であるから、熱間押
出により押出された材料を強制空冷するだけで、次の、
人工時効処理によって高い強度が得られるという優れた
効果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Mg0.8〜1.2wt%、Si0.4〜0.8wt%
    、Cr0.02〜0.1wt%、Zr0.02〜0.1
    wt%を含有し、残部実質的にAlからなることを特徴
    とする焼入性の優れた押出用アルミニウム合金。
JP13158686A 1986-06-06 1986-06-06 焼入性の優れた押出用アルミニウム合金 Granted JPS62287033A (ja)

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JPS62287033A true JPS62287033A (ja) 1987-12-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218685A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 本田技研工業株式会社 Al−Mg−Si系合金部材およびその製造方法

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JPS56123346A (en) * 1980-02-29 1981-09-28 Showa Alum Corp Aluminum alloy for extrusion with superior hardenability
JPS58167757A (ja) * 1982-03-29 1983-10-04 Nippon Light Metal Co Ltd 耐食性,溶接性および焼入性のすぐれた加工用Al−Mg−Si系合金の製造法
JPS6152346A (ja) * 1984-08-22 1986-03-15 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 切削性の良好なスペ−サリング用アルミニウム合金管及びその製造方法

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JPH0258332B2 (ja) 1990-12-07

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