JPS62286307A - 多重ステージデジタル信号乗算加算装置 - Google Patents

多重ステージデジタル信号乗算加算装置

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JPS62286307A
JPS62286307A JP62125669A JP12566987A JPS62286307A JP S62286307 A JPS62286307 A JP S62286307A JP 62125669 A JP62125669 A JP 62125669A JP 12566987 A JP12566987 A JP 12566987A JP S62286307 A JPS62286307 A JP S62286307A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野〕 本発明は多重ステージデジタル信号乗算加算装置および
方法に関する。
本発明は特に、加算の繰返しにより乗算を行ない、その
乗算の複数の積の加算を行なうデジタル信号処理に適用
される。このような信号処理は特に、デジタル信号処理
において使用される例えばトランスバーサルフィルタの
ような多重ステージフィルタに適用される。
〔従来の技術〕
従来のトランスバーサルフィルタは多重ステージ装置を
構成しその各ステージは他のステージによって計算され
た積を加算することにより2つのデジタル信号の積を計
算するように配置されている。このような従来の多重ス
テージ装置は、部分積の加算の繰返しにより乗算を行な
う。しかしながら、特に乗算すべき信号が多数のビット
を有する場合、満足できる演算速度を得ることが困難に
なる。複数の部分積の加算により乗算を行なうことは、
あるビットの位置において発生し、より大きい有効ビッ
トのビットの位置に桁上げされる桁上げ信号の処理を含
んでいる。もし積の計算が行なわれる全てのビットの位
置における桁上げ信号の処理の望ましくない遅延を避け
なければならないとすると、マルチビット数にとって非
常に高速の加算器を使用することが必要となる。さらに
複数の乗算の各個別の積が計算されてしまうまでそれら
の複数の乗算の積の加算が遅延する場合、この加算によ
っても遅延が生じる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、加算の繰返しにより乗算を行ない、その乗算
の複数の積の加算を行なうデジタル信号処理の速度を向
上させた多重ステージデジタル信号乗算加算装置および
方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明によ
る多重ステージデジタル信号乗算および加算装置は、加
算を繰り返して乗算を行なうと共に前記乗算の複数の結
果の加算を行なう多重ステージデジタル信号乗算加算装
置において、複数の加算ステージを有し、各ステージが
該ステージの第1のデジタル信号と該ステージの第2の
デジタル信号との乗算によって計算される積における異
なる有効ビットにそれぞれ対応する一連のビットの位置
に複数の加算装置を有し、各ステージの加算装置が前記
第1のデジタル信号および前記第2のデジタル信号の選
択された単ビットあるいは複数ビットを用いる一連の演
算によって部分積を計算する手段と、前記第2のデジタ
ル信号のビットの使用から導出される一連の部分積を加
算し従って最後の部分積の累算の後に前記積を計算する
手段とを有し、各加算装置が各部分積の累算の後に該ビ
ットの位置における和を示す第1の出力および該ビット
の位置からより大きい何効ビットの位置に桁上げされる
桁上げ信号を示す第2の出力を供給する出力手段と、後
段の部分積の累算に使用されるためにあるステージ内の
加算装置の前記第1および第2の出力゛から前記あるス
テージ内のそれぞれの加算装置へ信号を供給する第1の
状態と1個以上のステージの積の加算を行なうために前
記最後の部分積の累算の後にあるステージ内の加算装置
の前記第1および第2の出力から後段の加算手段へ信号
を供給する第2の状態との間で選択動作をする選択手段
とを有し、前記選択手段がある加算ステージに対して前
記ある加算ステージの桁上げ信号を処理することなく前
記ある加算ステージ内の全てのビットの位置を通して前
記第2の状態に変わるように動作することを特徴とする
また本発明による多重ステージデジタル信号乗算加算装
置は、加算を繰り返して乗算を行なうと共に前記乗算の
複数の結果の加算を行なう多重ステージデジタル信号乗
算加算装置において、複数の加算ステージを有し、各ス
テージが該ステージの第1のデジタル信号と該ステージ
の第2のデジタル信号との乗算によって計算される積に
おける異なる有効ビットにそれぞれ対応する一連のビッ
トの位置に複数の加算装置を有し、各ステージの加算装
置が前記第1のデジタル信号および前記第2のデジタノ
□し信号の選択された単ビットあるいは複数ビットを用
いる一連の演算によって部分積を計算する手段と、前記
第2のデジタル信号のビットの使用から導出される一連
の部分積を前段の部分積の累算に加算し、従って最後の
部分積の累算の後に前記積を計算する手段と、周期ごと
に部分積の累算を行ない一続き周期で6積を計算するよ
うに各加算装置の演算を制御する制御手段と、あるステ
ージによる積の計算の後に前記あるステージの加算装置
の出力を他のステージの加算装置の入力に接続し従って
1個以上のステージの積と累算するように動作する選択
手段とを有し、前記制御手段が前記選択手段を制御し前
記他のステージによる積の;[算の第1の周期中に前記
あるステージの出力が前記他のステージに接続され従っ
て前記あるステージの前記出力が前記他のステージにお
いて前記他のステー・ジの第1の部分積に累算されるよ
うになっていることを特徴とする。
また本発明による多重ステージデジタル信号乗算加算方
法は、デジタル信号の複数の積を計算すると共に段数の
前記積を加算することによる多重ステージデジタル信号
乗算加算方法において、前記デジタル信号の処理方法が
マルチビットの入力デジタル信号を多重ステージ加算器
の複数のマルチビットの加算ステージに供給し、該ステ
ージに対する前記入力デジタル信号との積の計算に使用
されるために第2のマルチビットのデジタル信号を各ス
テージに供給し、それぞれマルチビットの部分積を計算
すると共に前記部分積と該ステージに対する前段の部分
積の和とを累算する一連の演算によって各ステージに積
を計算し、ステージ内での部分積の累算が有効ビットを
加算すると共に必要な場合にはより大きい有効ビットの
位置に桁上げするための桁上げ信号を生成し、あるステ
ージでの部分積の累算の後に他のステージの積への加算
に使用されるために前記あるステージの出力を供給し、
あるステージの前記出力が前記あるステージ内で桁上げ
信号を完全に処理する前に前記あるステージの全てのビ
ットの位置に供給されることを特徴とする。
また本発明による多重ステージデジタル信号乗算加算方
法は、デジタル信号の複数の積を計算すると共に段数の
前記積を加算することによる多重ステージデジタル信号
乗算加算方法において、マルチビットの入力デジタル信
号を多重ステージ加算器の段数のマルチビットの加算ス
テージに供給し、該ステージに対する前記入力デジタル
信号との積の計算に使用されるために第2のマルチビッ
トのデジタル信号を各ステージに供給し、一連の演算周
期によって各ステージに積を計算し、各周期がマルチビ
ットの部分積を計算すると共に前記部分積と該ステージ
に対する前段の部分積の和とを累算し、あるステージで
の部分積の累算の後に他のステージの積への加算に使用
されるために前記あるステージの出力を供給し、あるス
テージの前記出力が前記他のステージの第1の演算周期
中に前記他のステージの入力に供給され従って前記出力
が前記他のステージにおいて前記他のステージの第1の
部分積に累算されるようになっていることを特徴とする
〔実施例〕
本発明の第1の実施例による多重ステージデジタル信号
乗算加算装置のブロック図を第1図に示す。この多重ス
テージデジタル信号乗算加算装置は単一のI C(In
tegral C1rcuit)チップ上に形成されて
いる。本実施例はN個のステージを有するトランスバー
サルフィルタが形成されているCMOSチップである。
フィルタの各ステージは2つのデジタル信号の部分積の
加算の繰返しによってその2つのデジタル信号を乗算す
るように配置されており、あるステージの積を示す出力
が次段のステージの出力に加算されるようになっている
。本実施例においては、同じ入力データが第1のデジタ
ル信号として各々のステージに同時に送られる。この入
力データは、各ステージごとに選択される重み係数を示
す第2のデジタル信号と乗算されるものである。ステー
ジの出力か次段のステージの入力となるように各ステー
ジが接続されており、そのためステージが鎖状に相互接
続されている。入力データが各ステージに供給されると
、ステージは時間間隔Tをかけてそのステージの積を計
算し、その時間Tの経過後そのステージの出力が次段の
ステージに送られ、新たな積の計算が更新された新たな
入力データを用いて開始される。
このようにして、時間間隔Tごとに新たな積が計算され
、時間Tの経過ごとに各ステージの積が鎖状の接続にそ
って次段のステージに送られる。鎖状に接続されたフィ
ルタの時刻t−kTにおける出力y (kT]は、 本 y 〔にT)  −w(1)  x  CにT)+W(
2)本x((k−1)T 〕  + ・・・ 本 +w(N)   X   [(k     N+1) 
  T)となる。ここでx CkT]は第1番目の入力
データサンプルであり、w(1)ないしw (N)はN
個のステージに対する重み係数である。
第3図には多重ステージデジタル信号乗算加算装置の最
−刀の2個のステージと最後の第N番目のステージが示
されている。本実施例においては32個のステージがあ
る。各ステージは連続するビットの位置に複数の単ビッ
ト加算器を有し、各単ビット加算器はそのステージによ
って計算される積の異なる有効ビットに対応している。
本実施例においては、第1番目のステージ加算器11を
、第2番目のステージが加算器12を、そして第N番目
のステージが加算器13をそれぞれ存している。本実施
例においては、各ステージに対する第1のデジタル信号
となる入力データは2逓信号であり、16ビットの語長
を付している。また各ステージによる乗算に用いられる
第2のデジタル信号となる重み係数は2逓信号であり、
4ビット、8ビット、12ビット、あるいは16ビット
にプログラムされる語長を有している。入力データが1
6ビットでデータバス15からシフトレジスタ16に並
列に供給される。このシフトレジスタ16は36ビット
シフトレジスタで、シフトレジスタ内の異なる有効ビッ
トの位置に入力データをシフトするようになっており、
一連の部分積はそのステージで用いられる係数のビット
パターンに依って計算される。これらの係数は第1番目
、第2番目および第N番目のステージに対する係数制御
装置20.21および22のそれぞれのシフトレジスタ
に記憶される。第1図において、第2番目のステージと
第N番目のステージとの間の破線は、第2番目のステー
ジと同様の鎖状に相互接続された一連のステージを簡単
化するために省略していることを示す。同様にして、簡
単化するために各ステージの加算器はビット1、ビット
2およびビット36に対するものだけが図示されており
、ビット3ないしビット35に対する一連の加算器は各
ステージ内の破線によって示されている。これら一連の
加算器は、図示されているビット2に対する加算器と同
様に接続されている。
本実施例において、シフトレジスタ16に保持された入
力データか36個の個別の単ビット入力に接続する36
ビット並列接続ライン23を通って多重ステージデジタ
ル信号乗算加算装置の各ステージに送られるため、各ス
テージは同一の入力データを同時に受け取ることになる
。各ステージはその入力データと制御装置25およびタ
イミングクロック26により制御されるそのステージに
対する係数との積を計算する。タイミングクロックは第
4図の信号29に示される形状のクロック信号を発する
か、この動作については以下に詳述する。
各ステージの加算器の演算は概略同じであるため、第1
番目のステージについて述べることにする。並列のデー
タバス15からの入力データはシフトレジスタ16の有
効ビットの小さい方から16のビットの位置に最初に送
られ、モしてシフトレジスタの残りの位置は入力データ
の最大の有効ビットと同じデジタル信号になるように1
.6ビットの位置に全て最初に接続され、それによって
シフトレジスタ16に保持される値の符号の拡張を行な
う。多重ステージデジタル信号乗算および加算装置は2
つの補数形式を用いる正の数または負の数を取扱うこと
ができる。各ステージの加算器はそのステージに対する
係数の順番になっている各ビットと乗算される入力デー
タに対応する一連の部分積を計算する。各加算器は、そ
の加算器の入力17に供給される新たな部分積の単ビッ
トを計算するために入力ゲート30に接続されている。
加算器には和および桁上げ出力27および28があり、
さらにこの加算器の部分積と累算するために前段の部分
積から値が送られてくる和および桁」―げ入力18およ
び19がある。制御装置25およびタイミングクロック
26の制御の下で、各入力ゲート30は係数の最−刀の
ビットに対応する信号をライン31から受け取り、また
同時に特定の入力ゲート30のビットの位置に対応する
シフトレジスタ16からのビットを受け取る。そして入
力ゲート30は加算器11の入力17に接続しており、
36個金石の入力ゲート30に接続する一連の入力17
が係数の最初のビットの位置に対応する部分積を示すよ
うになっている。第1の周期の演算において、加算器1
1には前段からの累計はなく、加算器は和出力27に出
力するが、最初の部分積の場合桁上げ出力28には信号
が勿論出力されない。各加算器の相入力18は和ライン
33に接続された相選択器32に接続されており、この
相選択器32が入力として前段のステージからの和の値
かあるいは同じ加算器の和出力27から送られてくる和
の値かを選択することができるようになっている。同様
にして、ビットの位置2ないし36に対する各加算器の
桁上げ入力19は桁上げライン35に接続された桁上げ
選択器34に接続されており、この桁上げ選択器34が
桁上げ入力として同じステージの次に小さい有効ビット
のビットの位置から送られてくる値かあるいは前段のス
テージの次に小さい有効ビットのビットの位置から送ら
れてくる値かを選択することができるようになっている
。各加算器の桁上げ出力28は桁」こげライン35に接
続され、また和出力27は和ライン33に接続されてい
る。各ステージのビット1の位置の加算器はステージ係
数装置20,21.22にそれぞれ接続されている桁上
げ入力19を有し、負の係数の最後のビットを除き桁上
げ入力信号を受け取らないが、このことは以下に説明す
る。
選択器32.34はそれぞれ制御装置25によって制御
され、最初の部分積の計算においては選択器32および
34が前段のステージからの和および桁上げ入力18お
よび19をそれぞれ選択するようになっている。第1番
目のステージにおいては、選択器32および34は接地
ライン40に接続されており、第1の周期の演算では和
信号“0”および桁上げ信号“0“をそれぞれ選択する
。一旦最初の部分積が計算されると、選択器32および
34は切替えられて、部分積の累算の間どの和出力27
も加算器11の相入力18に帰還されまたどの桁上げ出
力28もそのステージの次に大きい有効ビットの加算器
の桁上げ入力19に送られるようになっている。最初の
部分積が各加算器によって計算されそして出力される第
1の周期の後は、シフトレジスタ16の内容が次のより
大きいを効ビットの位置に移動され、また係数制御装置
20からの係数の第2のビットが入力ゲート30に供給
される。次いで、入力ゲート30は、シフトレジスタ1
6の内容が移動されても、係数の第2のビットと共に、
以前と同様にシフトレジスタ16の同じ位置からのそれ
ぞれのビットを受け取り、加算器11のそれぞれに新た
な部分積を送る。これが相入力18に供給されている現
存の部分積の累算に加わり、各加算器11が新たな和出
力27および場合によっては桁上げ出力28を出力する
。選択器32.34がこの第1の状態のままでこのこと
が繰り返され、係数の各ビットに対してより大きい実効
ビットの位置に移動するシフトレジスタ16の入力デー
タと共に順番に係数の各ビットに段数の部分積が対応す
る。係数の最後のビットに対応する最後の部分積が加算
器11によって累算されると、選択器32.34は第2
の状態に変化し、和および桁上げライン33および35
のそれぞれの和および桁上げ信号が第2番目のステージ
の対応する加算器12の入力となって送られる。第1番
口のステージにおいて部分積が累算されている間、1ビ
ットの位置から次のビットの位置に送られる桁上げ信号
は第1番目のステージ内で部分的には処理されることが
できる。しかしながら、第1番目のステージにおける最
後の部分積の累算後の選択器32.34の切替えは、第
1番目のステージ内での桁上げ信号の完全な処理に構わ
ず行なわれるため、和信号および未処理の桁上げ信号が
一組となって次段のステージに送られることになる。こ
のことは順番に各ステージにおいて繰り返される。第1
番目以降のステージにおいては、選択S32.34は第
1の周期の演算中に切替えられて、和犬力18が前段の
ステージの対応するビットの位置の加算器の相出力27
に接続され、また同様にして桁−1〕げ入力19が前段
のステージの次に小さい実効ビットの加算器から桁」二
げ信号を受け取る。このようにして、第1番目以降の各
ステージは第1の周期の演算において最初の部分積を計
算すると共に、これを第1の周期の演算中に前段のステ
ージから送られてきた和および桁上げ信号に加える。第
1の周期の演算後は、選択器32.34は切替えられて
、和および桁上げ出力が第1番目のステージについて前
述したのと同様のステージにおいて使用されるようにな
る。
36ビノトのシフトレジスタ16および各ステージに3
6個の加算器を有することによって、各ステージに送ら
れてくる第1および第2のデジタル信号の積を計算する
に必要なビット数の増加が可能となることがわかる。入
力データに16ビット語を使用するために、16ビット
もの係数を有し、32個ものステージを有しており、3
6のビットの位置を越える必要はなく、従って各ステー
ジの最大の有効ピントの位置の加算器からの桁上げ信号
は必要ではなくなる。このために、各ステージの最大の
有効ビットの加算器には、桁上げ信号には関係のない和
信号を示す和出力27だけがある。最終段の第N番目の
ステージは和および桁上げ出力27および28が36ビ
yト桁上げ伝搬加算器45の適切なビットの位置に接続
されるように配置されている。これはビット1ないしビ
ット36の有効ビットの36のビットの位置に和および
桁上げ入力を共に有する高速加算器である。
接地信号が接地ライン40から最小の有効ビットの桁上
げ入力に供給され、この位置には桁上げ信号がないこと
を示している。加算器の全てのビットの位置を通して桁
上げ信号が完全に伝搬されるように加算器が配置されて
いるために、出力46においては桁上げ信号は完全に処
理されている。
次に各加算器の動作および制御の機構を第3図おび第5
図を用いてさらに詳細に述べる。第3図には、制御装置
25、シフトレジスタ16、係数制御装置21および第
2番目のステージの有効ビット1および2のビットの位
置が示されている。
この第2番目のステージは中間のステージを代表するも
のとして選ばれている。係数制御装置21は制御装置2
5から発せられるライン51の供給制御入力信号の制御
の下に16ビットラツチ50から並列に16のビット全
てが供給される16ビットシフトレジスタ41を有する
。新たな係数は、例えばマイクロコンピュータインタフ
ェースからラッチ50に制御装置25のタイミングと独
立の非同期方式で供給される。そしてライン51の供給
制御入力15号は係数の各ビットをラッチ50からシフ
トレジスタ41に転送するために使用される。ラッチ5
0への供給は制御信号54によって制御されることがで
きる。本実施例においては、多重ステージデジタル信号
乗算および加算装置の各ステージは共通の制御装置25
によって制御され、それ故一様のビット長、の係数を有
しているように取り扱われる。そのピント長は4ビット
、8ビット、12ビットあるいは16ビットであり、ス
テージ内で部分積の計算および累算を行なう演算の数は
係数のビット数に依存する。第5図の信号29に示され
るクロックパルス信号はタイミングクロック26から5
本の出力ライン56,57゜58.59.60を有する
2進カウンタ55に送られ、クロックパルスのカウント
がそれぞれ1゜2.4.8あるいは16に達するとこれ
らの出力ライン56,57.58,59.60を介して
それぞれ出力信号が送られるように配置されている。
これらの出力ラインはそれぞれNORゲート61に接続
されている。また4本の出力ライン56゜57.58.
59は全てANDゲート62の4つの入力に接続されて
いる。3本の出力ライン56゜57.59はANDゲー
ト63の3つの入力に接続されている。3本の出力ライ
ン56. 57゜58はANDゲート64の3つの入力
に接続され、2本の出力ライン56.57はANDゲー
ト65の2つの入力に接続されている。ANDゲート6
2.63.64.65の出力は使用される係数のビット
長を保持しているラット67によって制御される選択器
66の入力3. 2. 1. 0をそれぞれ形成してい
る。係数のビット長が4ビットの場合、選択器66は入
力0を選択する。係数のビット長が8ビットの場合、選
択器66は入力1を選択する。係数のビット長が12ビ
ットの場合、選択器66は入力2を選択する。係数のビ
ット長が16ビットの場合、選択器66は入力3を選択
する。このようにして、2進カウンタ55が係数の最後
のビットに達したことを示すクロックパルスのカウント
になると、選択器66からライン68に出力される。ま
たこの出力は係数の最後のビットの信号であり、ライン
69を介して、多重ステージデジタル信号乗算および加
算装置の各ステージに使用される複数の制御信号を発生
するために用いられる。ライン68の信号は第5図の信
号68に図示される。この信号はライン75からクロッ
クパルスを受け取る正エツジトリガ式り型フリップフロ
ップ70の入力に送られる。クロックパルスの各正エツ
ジにおいてフリップフロップ70はライン68の信号レ
ベルを抽出し、クロックパルスの次の正エツジで次の抽
出がなされるまでその信号レベルを出カフ1に出力し続
ける。この出カフ1はANDゲート72の入力を形成し
ているが、このANDゲート72はライン73からクロ
ックパルスも入力するようになっている。このようにし
て、ANDゲート72は第5図に示される形状の出力信
号76を出力するが、この出力信号76は3つの役割を
行なう。その一つは2進カウンタ55に帰還されて、そ
の2進カウンタを新たな一連の動作が可能な状態にリセ
ットすることである。他の一つはライン77に送られて
、次の積のW1″算ができるようにシフトレジスタ16
に新たな入力データを再供給するのに使用されることで
ある。さらにもう一つはライン51に接続されて、係数
のシフトレジスタ41に再供給されることである。NO
Rゲート61はライン80を介して選択器32.34を
制御するための選択器切替え出力を出力するようになっ
ている。第3図に示されるように、各加算器の和出力2
7はDラット43を介して和ライン33に接続されてい
る。
同様に桁上げ出力28はDラッチ44を介して桁−Lげ
ラインに接続されている。Dラッチ43゜44は、ライ
ン75から供給されるクロックパルスによって制御され
る負エツジトリガ式り型フリップフロップである。選択
器32および34はそれぞれ和および桁上げ入力に供給
される和および桁上げ信号をNORゲート61からライ
ン80を介して供給される制御信号によって切替える。
信号80は第5図に示されているが、これかられかるよ
うに、最初のクロックパルスは選択器が前段のステージ
からの入力を選択するようにNORゲート61の信号を
セットしている。その後のクロックパルスは、次のビッ
ト1のクロックパルスが発生するまでNORゲート61
の信号をリセットしている。入力ゲート30はAND出
力82およびNAND出力83を有し、選択器81が加
算器12の入力17としてAND出力82とNAND出
力83のいずれかを選択するように配置されており、こ
のことは以下に述べるように負の係数を取り扱うためで
ある。入力ゲート30は2つの入力を何しており、一方
の入力はシフトレジスタ16の対応するビットの位置に
接続され、他方の入力は係数制御装置21からライン3
1を介して出力される係数の特定のビットに接続されて
いる。
明らかに36個の入力ゲートのそれぞれの一方の入力は
シフトレジスタ16の36のビットの位置の対応する1
つに接続されているが、第3図には簡単化のために2個
の入力ゲートしか示さない。
本実施例は2つの補数形式を用いる正の数または負の数
を取り扱うようになっている。この形式においては、正
の数は最大の有効ビットの位置が“0”であり、その数
の符号を負にするにはビットパターンを反転させて最小
の有効ビットに“1”を加える。同様に、負の数は最大
の有効ビットの位置が“1″であり、各ビットを反転さ
せ最小の有効ビットに“1″を加えることによりその数
の符号を正に変えることができる。負の係数を取り扱う
ためには、各ステージの最小の有効ビットの加算器に桁
上げ信号を加え、反転を行なうことが必要となる。この
ことはANDゲート90を用いることによって行なわれ
るが、このANDゲート90はシフトレジスタ41の出
力およびライン69からの信号を入力として受け取るよ
うになっている。係数の最後のビットか取り扱われてい
るとき、もし係数のビットが“1“であるならば、ライ
ン69の信号の値が1″となると同時に負の数が表示さ
れ、ANDゲート90が最小の有効ビットの加算器12
の桁上げ入力1つにライン91を介して出力する。もし
係数が負の場合、このことは同様にして多重ステージデ
ジタル信号乗算および加算装置の各ステージの最小の有
効ビットの位置の加算器に適用される。また係数が正の
場合、ANDゲート90は値“1“の2つの同時信号を
受け取ることはできない。ANDゲート90の出力はま
たライン91を介して選択器81を制御するように送ら
れており、そのため負の係数の最後のビットによりその
ステージの各選択器81が各ビットの位置においてNA
ND出力83を選択するようになっている。
次に本実施例によるデジタル信号乗算加算装置の動作を
詳細に述べる。まず第1番目のステージにおいて10進
数5の入力データと10進数5の係数との乗算を行なう
に必要な一連の演算を考える。係数の10進数4は2進
数0100と表わされる。この2進数0100はシフト
レジスタ41に送られ、ラッチ67が係数を4ビットの
ビット長で表示するようセットされる。入力データの1
0進数5は2進数00000101と表わされ、これは
乗算を行なうのに十分なビットの位置であり、シフトレ
ジスタ16の桟りはより大きな有効ビットの位置に複数
の“0”を有している。第1のクロックパルスによって
制御される第1の周期の演算によって、シフトレジスタ
41の係数の最小の有効ビットがライン31を介してそ
れぞれの入力ゲート30に供給される。シフトレジスタ
41は最小の有効ビットを最初に出力するようになって
いるが、それはライン31に隣接するシフトレジスタの
左手側の最小の有効ビットの位置で示されている。ライ
ン68およびライン69の信号が最後の係数のビットに
達していることを未だ示していないので入力ゲート30
豆はANDゲートとして作動し、それ故係数の最小の有
効ビットとシフトレジスタ16のデータとの第1の部分
積を計算する。このことによって、加算器11の入力1
7のそれぞれに第1の部分積oooooo。
Oが供給される。加算器11の出力は1つの完全なタロ
ツクパルスの間Dラッチ43.44によってラッチされ
、そして選択器32によって選択されて、第2の部分積
と累算される。第2の部分積は次のクロックパルス2つ
により生成されるが、このクロックパルス29によって
次の周期の演算が起こり、係数の第2のビットがシフト
レジスタ41からライン31に送られると共に、シフト
レジスタ16の内容が“O”を受け取る最小の有効ビッ
トの位置からより大きな有効ビットの位置に1つだけ移
動する。入力ゲート30はなおANDゲートとして作動
しており、第2の部分積000oooooが生成され、
加算器11に加えられる。
加算器の出力は再びラッチされ、そして帰還されて次の
部分積と累算される。この部分積は次のクロックパルス
により生成されるが、このクロックパルスによって係数
の第3のビットがライン31に送られる。この第3のピ
ントは“1″であるため、入力ゲート30によってAN
D出力82に生成される第3の部分積は2進数0001
0100となる。この部分積00010100は加算器
11のそれそ°れによって累算され、加算器の出力はま
たラッチされ、そして帰還されて累算される。
そして次のクロックパルスによって2進カウンタ55お
よび選択器66が係数の最後のビットに達したことをラ
イン68に示す。このことによって“1”の入力がAN
Dゲート90に送られるが、係数の最後のビットが“0
“であるため、ライン91には信号が生成されないで、
係数が正の数となる。桁上げ入力19はビット2の位置
に対して生成されず、選択器81はなお入力ゲート3o
のAND出力82を選択している。係数の最後のビット
が0″であるので、入力ゲート30によって計算される
第4の部分積は再び2進数00000000となる。こ
の4ビットの係数のタイミング図は第4図に示される。
ビット4の終りにDラッチ43.44が和および桁上げ
出力を保持し、次のクロックパルスの始めの時点でNO
Rゲート61がライン80の信号を変え、選択器32゜
34によって第1番目のステージの出力が第1番目のス
テージの次の処理に再循環されるのではなく次段のステ
ージの適切なビットの位置に送られるようになる。その
時点で、第1番目のステージのラッチされた出力は累算
された総計として00010100となり、これは正の
10進数20である。
係数が負の場合、例えば正の10進数5の入力データと
負の10進数4の係数との乗算を行なう場合、入力デー
タは前と同様2進数00000101となるが係数はこ
の場合2進数1100となる。各クロックパルスに対す
る周期的な演算は前述の場合と同様に繰り返され、第1
の部分積は0oooooooとなる。これに第2の部分
積00ooooooが加算される。さらにこの累算結果
に第3の部分積00010100が加算される。
しかしながらシフトレジスタ41の係数の最後のビット
の番が来ると、このビットは係数が負であることを示す
“1″となっている。このことの取扱いには、前述した
ようにビットパターンを反転させ最小の有効ビットに“
1”を加えることが必要となる。係数の最後のビットに
達するときに生成されるライン69の信号はANDゲー
ト90に入力されるが、このANDゲート90にはシフ
トレジスタ41の係数の最後のビットからの1”も入力
する。このことによってライン91に信号が生成され、
最小の有効ビットの加算器11の桁上げ入力19に送ら
れる。選択器81もまたライン91の信号を受け取り、
それによってNAND出力83を選択し、そのステージ
の加算器の入力17のそれぞれに送られるビットを反転
させる。
その結果、加算器11の累算結果に加算される第4の部
分積は2進数11010111となる。これによって累
算結果にライン91からの桁上げ入力“1“が加わって
、2進数11101100となる。これは負の10進数
−20である。
上記実施例において、(+5)X (+4)という簡単
な乗算では桁上げ信号が発生しないことが明らかである
。しかしながら、(+5)X (−4)という乗算では
第4の部分積の加算において桁上げ信号が発生するし、
またライン91からの最後の桁上げ入力信号も同様であ
る。これらの桁上げ信号は多重ステージデジタル信号乗
算および加算装置の同じステージ内の選択器34を介し
てより大きな有効ビットの次の加算器に接続される。加
算器11の出力がラッチされるため、ライン80の選択
信号に先立って同じステージの全てのビットの位置を通
る桁上げ信号を処理するのにそれ程高速で演算する必要
はないが、このライン80の選択信号によって選択器3
2.34は相および桁上げ信号を多重ステージデジタル
信号乗算加算装置の次段のステージに新たに送るように
なっている。このことによって加算器は高速で演算する
ことができるが、それは第4図および第5図に示される
選択信号80によって制御される。部分積の生成および
累算を行なう各周期の演算は信号29のクロックパルス
によって制御されているが、ライン80の選択信号の制
御によって各ステージの積の計算は最後の部分積を累算
した後に終了し、それ故−組の和および桁上げ信号が次
段のステージの入力に送られ、たとえ元のステージによ
る前の積の計算の桁上げ信号が完全に処理されていなく
とも各ステージが新たな積の計算を始めることができる
ようになっている。また明らかに、あるステージから次
段のステージに送られる和および桁上げ信号は第1番目
のステージ以降の全てのステージの最初の入力に入力さ
れ、新たな積の計算の第1のクロックパルスによって制
御される第1の周期の演算中に、次段のステージに送ら
れた和および桁上げ信号が次段のステージによって計算
される第1の部分積と加算されるようになっている。第
1の部分積がそうでなかったら一組の“O″信号加算さ
れるという不必要な時間の損失がこのことによってさけ
られる。
上記実施例において、入力データを保持しているシフト
レジスタ16の出力はビットラインを介してそれぞれの
ステージの対応するビットの位置に同時に送られ、入力
データが並列に全てのステージに送られるようになって
いる。シフトレジスタ16は各クロックパルスごとにそ
の内容を再配置する。すなわちその内容が順次より大き
い有効ビットの位置に移動し、その空になった位置は“
0′によってうめられる。最後のステージの後は各加算
器13の和出力27は桁上げ搬送加算器45の対応する
ビット入力に接続される一方、各加算器の桁上げ出力2
8は桁上げ搬送加算器45の次に大きい有効ビットの桁
上げ入力に接続されている。桁上げ搬送加算器45に対
する最小の有効ビットの入力ビットの位置は常に桁上げ
入力信号が“0“となっている。桁上げ搬送加算器45
はライン93の入力信号によって制御されるがこのライ
ン92の入力信号は制御装置25からの選択信号80を
受け取り、第4図および第5図に示される選択信号80
が“1°になると桁上げ搬送加算器45に入力される入
力データをラッチするようになっている。ここで選択信
号80の“1”は新たな一連の演算が新たな積の計算を
始めようとしていることを示している。
一旦桁上げ搬送加算器45への入力がラッチされると、
この高速の桁上げ搬送加算器は36のビットの位置合て
を通して桁上げ信号の処理を行なって、完全に桁上げ処
理の済んだ和を出力する。
このことが行なわれている間に、第1番目ないし第N番
目のステージは次の積の計算および累算を行なうことが
できる。出力における遅延を避けるために、高速の桁上
げ搬送加算器45が一定数のクロックパルスの内でそれ
まで未処理の桁上げ信号を処理することが必要であり、
それ以前のステージが次の累算された積の出力を行なう
ことが必要である。しかしながら、それはただ1個の高
速の桁上げ搬送加算器45に頼ることによって可能であ
り、他方それ以前のステージの加算器は桁上げ搬送を行
なう必要がなく、それ数比較的低速でもよい。
第1図に示される実施例においてシフトレジスタ1.6
の同じ入力データが多重ステージデジタル信号乗算加算
装置の各ステージに同時に供給されている。しかしなが
ら配置を変更することによって、それぞれのステージに
個別の入力データを供給することもできる。このような
本発明の第2の実施例による多重ステージデジタル信号
乗算加算装置のブロック図を第2図に示す。第2図にお
いて、各ステージはそれぞれ各自の36ビットシフトレ
ジスタ16a、16b、16cを有し、これらのシフト
レジスタ16a、16b、16cはそれぞれ並列なビッ
トライン15a、15b、15Cから個別に入力データ
を受け取るようになっている。その他の部分は、第1図
に用いられたのと同じ参照番号が付いている。この多重
ステージデジタル信号乗算加算装置の動作は概略前述し
たものと同じであるが、ただこの場合はそれぞれのステ
ージに対する入力データとなる第1のデジタルf=号は
、共通のシフトレジスタからではなく、ステージ各自の
シフトレジスタから送られることになる。各シフトレジ
スタ16a、16b、16cはそれぞれ並列なデータバ
ス94.95.96を介してそれぞれの入力ゲート30
に接続されている。
第1図および第3図に示される第1の実施例において、
1クロツタパルスに対応する小周期に各部分積の計算が
行なわれるが、その部分積の故は係数のビットの数に依
る。係数の各ビットは1度に1つ取り扱われるため、積
の計算を行なうに必要な大周期は小周期に各係数のビッ
トの数を乗じたものに等しくなる。占積の計算に用いら
れた入力データは、各大周期の後には全てのステージに
対して更新される。演算速度の改善は第6図に示される
変形例により達成されるが、そこでは係数の3つのビッ
トが同時に考慮され、一度に2つのビットが考慮される
ビットの幅で進行することによって各部分積が計算され
る。このように、8積の計算に必要な小周期の数は各係
数のビットの数の半分に等しくなる。このことにより入
力データは第3図に示される実施例の2倍の頻度で更新
される。係数の2つのビットと同時に処理するために、
第6図に示される変形例においては第2のオーダのブー
スのエンコーディングが用いられる。
ブースのエンコーディングによれば、第1の2進化デジ
タル信号と第2の2進化デジタル信号との乗算が行なわ
れるが、この乗算は第2のデジタル信号の3つのビット
を用いる一連の部分積の計算および各部分積の計算に対
する第2のデジタル信号の2つのビットごとの進行によ
ってなされる。
第2のデジタル信号の3つのビットはデコードされて0
から7までの8進数となり、その8進数にもとずいて、
第1のデジタル信号から導出される部分積は下記の表の
ように確認される。
上記の表は、もし8進数が0または7であれば入力デー
タは0と乗算されるという結果を示している。もし8進
数が1または2であれば入力データは+1と乗算される
。もし8進数が3であれば入力データは+2と乗算され
る。もし8進数が4であれば入力データは−2と乗算さ
れる。もし8進数が5または6であれば入力データは−
1と乗算される。係数のビットのデコーディング後に部
分積の計算に用いられる入力データは、一連のステージ
に配置されたそれぞれのビットの位置の加算器に供給さ
れるがこれは第1図および第3図を用いて前に述べた。
第6図には変形された制御装  ・置25、係数制御装
+i21、シフトレジスタ16および第2番目のステー
ジの一部が示されている。
第1図および第3図と同一の部分には、同一の参照番号
が付いている。ここでは第2番目のステージの一部が示
されているが、各ステージにおいて同一の配置がなされ
ている。ただし、第1番目のステージは前段のステージ
からの和および桁上げ信号を受け取ることがないように
なっており、また最後のステージは次段のステージでは
なく最終の桁上げ搬送加算器45に和および桁上げ信号
を供給するようになっている。制御装置25は前述した
配置とほぼ同一の配置であるが、この場合、積の計算を
完了するのに半数のクロックパルスが必要とされるだけ
である。それ故、16ビットの係数に対して2進カウン
タ5′5は8つのクロックパルスをカウントする必要が
あるだけで、2進カウンタ55は10進数1.2.4あ
るいは8のカウントにそれぞれ対応するただ4つの出力
を有している。4つの出力は全てNORゲート61に供
給されるが、このNORゲート61は前述したように選
択信号80を出力する。選択器66は、係数のビット長
が供給されているラッチ67によって再び制御されてい
る。2進カウンタ55の出力番号1に対応する出力は選
択器66の入力番号0の入力に直接に接続されている。
2進カウンタ55の出力番号1,2の出力はANDゲー
ト95に接続され、このANDゲート95は選択器66
の入力番号1の入力に接続されている。2進カウンタ5
5の出力番号1,4の出力はANDゲート96に接続さ
れ、このANDゲート96は選択器66の入力番号2の
入力に接続されている。2進カウンタ55の出力番号1
. 2.4の出力はANDゲート97に接続され、この
ANDゲート97は選択器66の入力番号3の入力に接
続されている。選択器66はラッチ70さらにANDゲ
ート72に接続されているが、これらは第3図を用いて
前述したのとほぼ同様の動作を行なう。
係数制御装置21は変形され、シフトレジスタ41およ
びラッチ50が係数の最小の有効ビットより小さい有効
ビットの位置に追加位置を有するようになっている。す
なわち、ラッチ50の最小の有効ビットの終端に追加位
置98が設けられ、この追加位置は接地ライン99に接
続されている。
このようにしてシフトレジスタ41は3本のライン10
0を介してデコーダ101に接続されている。デコーダ
101はシフトレジスタ41から3つのビットを同時に
受け取るが、それらは係数の最小の2つの仔効ビットお
よび追加位置98から送られてきた最小のa効ビットの
位置の0である。
各クロックパルスごとに、シフトレジスタ41の内容は
角゛効ビットの位置が2つ移動するため、デコーダ10
1は最初に最小の有効ビットを受け取り、そして各クロ
ックパルスごとに2つの位置の移動に対応したより大き
な荷動ビットの入力を受け取る。言葉を変えていえば、
第1の部分積に対し、デコーダ101は最小の荷動ビッ
トの位置の0および係数の2つの最小の有効ビットであ
るとット1,2を受け取る。そして第2の部分積に対し
、デコーダ101は係数のビット2,3.4を受け取る
。第3の部分積に対してはデコーダ101は係数のビッ
ト4,5.6を受け取り、以下同様に続く。デコーダ1
01は3つの入力信号をライン0ないし7の1本の8進
数出力に変換する。出力0.7はNORゲート102に
接続される。出力1および2はどこにも接続されない。
出力3はORゲート103に接続される。出力4はOR
ゲート103およびORゲート104に接続される。出
力5はORゲート104に接続される。
出力6もORゲート104に接続され、出カフはNOR
ゲート102に接続される。ORゲート104の出力は
、第3図を用いて前述したように、ライン91に接続さ
れている。このライン91の信号は各加算器の最初のビ
ットの位置の桁上げ入力19に送られると共に、前述し
たように、選択器81の制御をも行なう。NORゲート
102の出力は、第3図を用いて述べたのと同様に、ラ
イン31を介して入力ゲート30の一方の入力に送られ
る。ORゲート103はライン105を介して選択″r
1106を制御する信号を出力するが、この選択器10
6は入力ゲート30の他方の入力に供給される入力信号
を制御する。ステージの各ビットの位置には第6図に示
されるのと同様な選択器106があり、この選択器10
6はシフトレジスタ16の隣合う2つのビットの位置に
接続されている。シフトレジスタ16は、第3図を用い
て前述したのと概略同じであるが、接地ライン108に
接続される追加位置107がシフトレジスタ16の最小
の有効ビットの位置の下端に設けられている。このよう
にして、ビット1の位置に対する選択器106は、追加
位置107および入力データのシフトレジスタ16の(
最小の有効ビットである)ビット1に接続されている。
ビット2の位置に対する選択器106は簡単化のために
省略されているが、その選択器106はシフトレジスタ
16のビットの位置1および2に接続されている。同様
にして、ビット3の位置に対する選択器106はシフト
レジスタ16のビットの位置2および3に接続されてい
る。
次に第6図に示される変形例の演算を、異なる8進数に
対する演算を示す上記の表を用いて説明する。もしシフ
トレジスタ41からデコーダ101に送られる3つのビ
ットが8進数Oまたは7に対応していると、NORゲー
ト102の出力はライン31を介して入力ゲート30の
一方の入力に“0”を送る。このときORゲート104
からは何も出力されないため選択器81は入力ゲート3
0のAND出力82を選択しており、そのためにシフト
レジスタ16の内容には関わりなくそのステージの全て
の加算器に“0”が送られる。
もしデコーダ101から出力される8進数が1または2
のいずれかであれば、NORゲート102、ORゲート
103あるいはORゲート104のいずれも何も出力せ
ず、そのためにNORゲート102はライン31に“1
“を出力する。それ故入力ゲート30はAND出力82
を出力し、そのステージのそれぞれの加算器にシフトレ
ジスタ16に保持される入力データの実際のビット値を
供給する。もしデコーダ101からの8進数の出力が3
であれば、ORゲート103に信号が供給され、さらに
ライン105を介してそれぞれの選択器106に供給さ
れ、それによってあたかもシフトレジスタ16の内容が
より大きな有効ビットの位置に1つ移動したかのように
、そのシフトレジスタ16の内容が入力ゲート30に供
給される。
デコーダ103からの8進数の出力が4の場合、出力が
3の場合について前述したのとほぼ同じ効果を有するが
、ただしこの場合は信号がORゲート104にも送られ
る。このことによって入力データの2の補数が形成され
る効果を生じるが、これはライン91の信号によって選
択器81がそれぞれの入力ゲート30のNAND出力8
3を選択して入力データを反転させるように動作するこ
とおよびそのステージの最小のを効ビットの加算器の桁
上げ入力19に桁上げ入力信号を供給することに依る。
デコーダ101からの8進数の出力が5の場合、出力が
4の場合について今述べたのと同様の効果ををするが、
ただしこの場合は、ORゲート103に信号が送られず
、そのため選択器106は、シフトレジスタ16の内容
がより大きなa効ビットの位置に移動することな(、シ
フトレジスタ16の通常のビットの位置の内容を選択す
る。デコーダ101からの8進数の出力が6の場合は、
出力が5の場合について今述べたのと全く同じ効果を有
する。
従って、第6図に示されるブースのエンコーディングを
用いる変形例において、各係数のビットが1度に3つ処
理され、そのため小周期すなわちクロックパルスの数の
半数が各積計算に必要とされ、部分積の数の半数で各積
計算が行なわれる。
それ故、シフトレジスタ16に保持される入力データは
第3図に示される実施例におけるよりも2倍の頻度で更
新される。
第1図および第2図に示される第1および第2の実施例
において、多重ステージデジタル信号乗算加算装置の各
ステージは次段のステージと連続的に接続されており、
そのために計算された全ての積は加算装置の各ステージ
を順次通過した後、最後の桁上げ搬送加算器45に達す
る。しかしながら、あるステージの出力と後段のステー
ジの入力との相互接続は選択的にプログラムすることが
でき、あるステージの出力と1個あるいはそれ以上の選
択された後段のステージの入力とが接続されてもよい。
このようにして、あるステージで計算された積とプログ
ラムによって選択された他のステージで計算された積と
が組合わされてもよい。
また明らかに、第1図に示される第1の実施例において
、共通入力のシフトレジスタ16に保持される入力デー
タは、それぞれのステージでの積計算に必要な時間間隔
に対応する一定の時間間隔で更新が行なわれる。このよ
うにして、後段のステージによって行なわれる累算は一
定の時間間隔での入力データの変化が考慮されている。
しかしながら、ステージ間の選択的な相互接続が可能で
あるため、あるステージの出力と標章の時間間隔によっ
て前段のステージに用いられる入力データから分離され
る必要のない他のステージの出力とが組合わせられる。
こうした時間間隔は、あるステージの積の計算に必要な
時間間隔の倍数あるいは等分割となることが望ましい。
本発明の第3の実施例によるデジタル信号乗算加算装置
のブロック図を第7図に示す。第7図においては、各ス
テージの出力は順次すぐ隣りのステージに接続されては
いない。これはデュアルチャネル装置である。第1番目
、第3番目および引き続く奇数番口のステージが第1の
チャネルを形成している。また第2番目、第4番目およ
び引き続く偶数番口のステージが第2のチャネルを形成
している。第1図に対応して同一部分には同一の参照番
号が付けられている。簡単化のために加算器および選択
器32.34はまとめて単一の装置110として示され
ている。本実施例においては和ライン33が分割されて
おり、その分割された3番目、第5番目のステージとい
った第1のチャネルを形成する2奇数番目のステージを
相互接続している。また分割された和ライン33b、3
3d。
33fが第2番目、第4番目、第6番目のステージとい
った第2のチャネルを形成する偶数番目のステージを相
互接続している。同様にして、桁上げライン35も分割
されており、分割された桁上げライン35a、35cが
第1番目、第3番目、第5番目のステージといった第1
のチャネルを形成する奇数番目のステージを相互接続し
ている。
また分割された桁上げライン35b、35dが第2番目
、第4番目といった第2のチャネルを形成する偶数番口
のステージを相互接続している。このようにして、第1
の計算は第1のチャネルでまた第2の計算は第2のチャ
ネルでというように2つの分離された計算がこのデジタ
ル信号処理装置で行なわれる。それぞれのチャネルの最
後のステージは第1図に示される桁上げ搬送加算器45
と同様の桁上げ搬送加算器に接続され、また選択器すな
わちマルチプレクサが各チャネルの最後のステージと桁
上げ搬送加算器との間を相互接続しているため、桁上げ
搬送加算器は2つのチャネルのそれぞれの結果を交互に
出力する。第7図に示される第3の実施例においては、
両チャネルの全てのステージが同じ入力データをシフト
レジスタ16から供給される。しかしながら、それぞれ
のチャネルに対して異なる入力のシフトレジスタ16が
用いられ、各チャネルがそれぞれ独自の入力データを供
給されるようにしてもよい。また各チャネルの各ステー
ジに対してシフトレジスタ16を分割し、異なるステー
ジには異なるシフトレジスタからの入力データが供給さ
れるようにすることもできる。
上記第1ないし第3の実施例は、特に入力データの高速
サンプリングが要求されるデジタル信号処理に適用され
る。明らかに、容積が1個のステージで計算された後に
、用いられた入力データが更新される。それ故地のステ
ージによって加えられる積は、2つの積に対する更新さ
れた入力データを用いて計算・されており、更新に用い
られる時間間隔はある積の計算に必要なものである。第
6図に示される変形例のようにブースのエンコーディン
グを用いることによって、この演算速度はさらに高めら
れる。またこの演算速度は用いられる係数のビット長を
変えることによっても変化する。
上記第1ないし第3の実施例において、係数のビット長
は多重ステージデジタル信号乗算加算装置の適用に応じ
て選択することができる。ある目的のためには各係数が
全て16ビットであることが望ましく、また他の場合に
おいては係数がより小さいビット長であり、それによっ
て演算速度を高めることが望ましい。それ故、制御装置
25のラッチ67に記憶される係数のビット長および値
を変えることによって、演算速度を簡単に変化させるこ
とができる。
上記第1ないし第3の実施例は多くの実際の応用を有す
る。これらの実施例は高速デジタルフィルタに用いるこ
とができる。入力信号のサンプリング周波数は例えば1
0MIIzの水準に達することができる。フィルタの係
数をプログラミングすることによって適合処理が簡単に
実現される。係数が時間と共に変化しないフィルタの場
合、係数を記憶するのにROMを用いることができる。
例えば適合フィルタのような時間と共に変化する関数に
対しては、プロセッサが適切な係数を決定し供給するよ
うにすることができる。多重ステージデジタル信号乗算
加算装置は重畳および相関処理に用いることができる。
これらの関数は通信やレーダやソナーのシステムにおけ
るマツチフィルタリングやノイズ低減やパルス圧縮に適
用される。また多重ステージデジタル信号乗算および加
算装置はマトリックス乗算にも用いることができる。多
重ステージデジタル信号乗算および加算装置がデジタル
トランスバーラルフィルタとして使用される場合、その
プログラミングによって係数を無作為、迅速、簡単に変
えることによりフレキシブル波形生成および合成に用い
ることができる。またチップが正確な高帯域幅信号を生
成することができるため、音楽用シンセサイザーを含む
シンセサイザーに用いることができる。多重ステージデ
ジタル信号乗算加算装置は離散的フーリエ変換に用いる
ことができる。また多重ステージデジタル信号乗算およ
び加算装置はパルス生成やシェイピング、フィルタリン
グおよび拡散スペクトル通信と共に適応等化回路やエコ
ー消去回路といった通信における応用もできる。検出や
パルス圧縮を含むレコダ−、ソーナーおよび超音波イメ
ージングにおいて、さらにまたドツプラー処理や合成ア
パチャレーダーにおいても応用される。音声処理におい
ては、多重ステージデジタル乗算および加算装置は音声
合成や相関および共分散マトリックスの計算また相関法
を用いたピッチ検出に利用することができる。さらにま
た多重ステージデジタル信号乗算および加算装置は固定
小数点マトリックス乗法やパターンマツチおよびパター
ン認証などの様々な応用にも利用することができる。
なお本発明は上記の第1ないし第3の実施例の詳細に限
定されない。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、高速演算を行なうことがで
きる。また単一チップ上に形成することができ、小さな
チップ領域しか必要としないため各ステージの加算器が
比較的低速の加算器でもよく、また小さなシリコン領域
しか必要としないが、全体の演算速度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による多重ステージデジ
タル信号乗算加算装置を示すブロック図、第2図は本発
明の第2の実施例による多重ステージデジタル信号乗算
加算装置を示すブロック図、第3図は第1図に示した多
重ステージデジタル信号乗算加算装置の制御装置の細部
およびステージの一部を示すブロック図、 第4図は第1図に示した多重ステージデジタル信号乗算
加算装置に用いられる4ビットの係数の場合のタイミン
グ制御信号を示す図表、第5図は第1図に示した多重ス
テージデジタル信号乗算加算装置に用いられる16ビッ
トの係数の場合のタイミング制御信号を示す図表、第6
図は第3図に示した制御装置の細部およびステージの一
部を各係数の2つのビットが同時に処理されるように変
形した制御装置の細部およびステージの一部を示すブロ
ック図、 第7図は本発明の第3の実施例による多重ステージデジ
タル信号乗算加算装置を示すブロック図である。 11.12.13・・・加算器、15・・・データバス
、16.16a、16b、16c、41・・−シフトレ
ジスタ、17・・・入力、18・・・相入力、19・・
桁上げ入力、20. 21.22・・・係数制御装置、
25・・・制御装置、26・・・タイミングクロック、
27・・・和出力、28・・・桁上げ出力、30・・・
入力ゲート、32,34,66.81・・・選択器、4
5・・・桁」二げ搬送加算器、43.44,50゜67
・・・ラッチ、55・・・2進カウンタ、62,63゜
64.65,72,90.9’5,96.97・・・A
NDゲート、61. 102・・・NORゲート、10
3.104・・・ORゲート、70・・・フリップフロ
ップ、110・・・加算器および選択器。 〜、3゜ りγtS六る 〃O葺器社v   ++!+1 うγす7hう

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加算を繰り返して乗算を行なうと共に前記乗算の複
    数の結果の加算を行なう多重ステージデジタル信号乗算
    加算装置において、複数の加算ステージを備え、各ステ
    ージが該ステージの第1のデジタル信号と該ステージの
    第2のデジタル信号との乗算によって計算される積にお
    ける異なる有効ビットにそれぞれ対応する一連のビット
    の位置に複数の加算装置を有し、各ステージの加算装置
    が前記第1のデジタル信号および前記第2のデジタル信
    号の選択された単ビットあるいは複数ビットを用いる一
    連の演算によって部分積を計算する手段と、前記第2の
    デジタル信号のビットの使用から導出される一連の部分
    積を加算し従って最後の部分積の累算の後に前記積を計
    算する手段とを有し、各加算装置が各部分積の累算の後
    に該ビットの位置における和を示す第1の出力および該
    ビットの位置からより大きい有効ビットの位置に桁上げ
    される桁上げ信号を示す第2の出力を供給する出力手段
    と、後段の部分積の累算に使用されるためにあるステー
    ジ内の加算装置の前記第1および第2の出力から前記あ
    るステージ内のそれぞれの加算装置へ信号を供給する第
    1の状態と1個以上のステージの積の加算を行なうため
    に前記最後の部分積の累算の後にあるステージ内の加算
    装置の前記第1および第2の出力から後段の加算手段へ
    信号を供給する第2の状態との間で選択動作をする選択
    手段とを有し、前記選択手段がある加算ステージに対し
    て前記あるステージの桁上げ信号を処理することなく前
    記ある加算ステージ内の全てのビットの位置を通して前
    記第2の状態に変わるように動作することを特徴とする
    多重ステージデジタル信号乗算加算装置。 2、加算を繰り返して乗算を行なうと共に前記乗算の複
    数の結果の加算を行なう多重ステージデジタル信号乗算
    および加算装置において、複数の加算ステージを備え、
    各ステージが該ステージの第1のデジタル信号と該ステ
    ージの第2のデジタル信号との乗算によって計算される
    積における異なる有効ビットにそれぞれ対応する一連の
    ビットの位置に複数の加算装置を有し、各ステージの加
    算装置が前記第1のデジタル信号および第2のデジタル
    信号の選択された単ビットあるいは複数ビットを用いる
    一連の演算によって部分積を計算する手段と、前記第2
    のデジタル信号のビットの使用から導出される一連の部
    分積を前段の部分積の累算に加算し、従って最後の部分
    積の累算の後に前記積を計算する手段と、周期ごとに部
    分積の累算を行ない一続きの周期で各積を計算するよう
    に各加算装置の演算を制御する制御手段と、あるステー
    ジによる積の計算の後に前記あるステージの加算装置の
    出力を他のステージの加算装置の入力に接続し従って1
    個以上のステージの積を累算するように動作する選択手
    段とを有し、前記制御手段が前記選択手段を制御し前記
    他のステージによる積の計算の第1の周期中に前記ある
    ステージの出力が前記他のステージに接続され従って前
    記あるステージの前記出力が前記他のステージにおいて
    前記他のステージの第1の部分積に累算されるようにな
    っていることを特徴とする多重ステージデジタル信号乗
    算加算装置。 3、デジタル信号の複数の積を計算すると共に複数の前
    記積を加算する多重ステージデジタル信号乗算加算方法
    において、マルチビットの入力デジタル信号を多重ステ
    ージ加算器の複数のマルチビットの加算ステージに供給
    し、該ステージに対する前記入力デジタル信号との積の
    計算に使用されるために第2のマルチビットのデジタル
    信号を各ステージに供給し、それぞれマルチビットの部
    分積を計算すると共に前記部分積と該ステージに対する
    前段の部分積の和とを累算する一連の演算によって各ス
    テージに積を計算し、ステージ内での部分積の累算が有
    効ビットを加算すると共に必要な場合にはより大きな有
    効ビットの位置に桁上げするための桁上げ信号を生成し
    、あるステージでの部分積の累算の後に他のステージの
    積への加算に使用されるために前記あるステージの出力
    を供給し、あるステージの前記出力が前記あるステージ
    内で桁上げ信号を完全に処理する前に前記あるステージ
    の全てのビットの位置に供給されることを特徴とする多
    重ステージデジタル信号乗算加算方法。 4、デジタル信号の複数の積を計算すると共に複数の前
    記積を加算することによる多重ステージデジタル信号乗
    算加算方法において、マルチビットの入力デジタル信号
    を多重ステージ加算器の複数のマルチビットの加算ステ
    ージに供給し、該ステージに対する前記入力デジタル信
    号との積の計算に使用されるために第2のマルチビット
    のデジタル信号を各ステージに供給し、一連の演算周期
    によって各ステージに積を計算し、各周期がマルチビッ
    トの部分積を計算すると共に前記部分積と該ステージに
    対する前段の部分積の和とを累算し、あるステージでの
    部分積の累算の後に他のステージの積への加算に使用さ
    れるために前記あるステージの出力を供給し、あるステ
    ージの前記出力が前記他のステージの第1の演算周期中
    に前記他のステージの入力に供給され従って前記出力が
    前記他のステージにおいて前記他のステージの第1の部
    分積に累算されることを特徴とする多重ステージデジタ
    ル信号乗算加算方法。 5、特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記後
    段の加算手段が後段のステージの加算装置を有し、各ス
    テージにおける同じ加算装置が該ステージによる積の計
    算および異なるステージの積の累算のために用いられる
    ようになっていることを特徴とする多重ステージデジタ
    ル信号乗算加算装置。 6、特許請求の範囲第1項、第2項または第5項のいず
    れかに記載の装置において、共通な第1のデジタル信号
    を各ステージに並列に供給する手段を有することを特徴
    とする多重ステージデジタル信号乗算加算装置。 7、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の装置に
    おいて、あるステージの出力と複数の後段のステージの
    中の1個のステージとを選択的に接続する選択手段を有
    することを特徴とする多重ステージデジタル信号乗算加
    算装置。 8、特許請求の範囲第1項、第2項、第5項、第6項、
    第7項または第8項のいずれかに記載の装置において、
    選択された第1の加算ステージを相互接続して第1のチ
    ャネルを形成する第1の接続手段と、選択された第2の
    加算ステージを相互接続して第2のチャネルを形成する
    第2の接続手段とを有し、前記第1のチャネルにおいて
    複数の第1の積が計算され互いに累算されて第1のチャ
    ネルの出力となり、前記第2のチャネルにおいて複数の
    第2の積が計算され互いに累算されて第2のチャネルの
    出力となることを特徴とする多重ステージデジタル信号
    乗算加算装置。 9、特許請求の範囲第1項、第2項、第5項、第6項、
    第7項または第8項のいずれかに記載の装置において、
    各部分積の計算を制御するための第1の時間制御信号お
    よびあるステージの出力と他のステージの入力とを接続
    する時間間隔を制御するための第2の時間制御信号を生
    成するタイミング手段と、各ステージに対して前記時間
    間隔ごとに前記第1のデジタル信号を更新する手段とを
    有することを特徴とする多重ステージデジタル信号乗算
    加算装置。 10、特許請求の範囲第1項、第2項、第5項、第6項
    、第7項、第8項または第9項のいずれかに記載の装置
    において、1ビットより大きい前記第2のデジタル信号
    を用いて各部分積を計算する手段を有し、各ステージ積
    を計算する部分積の数が前記第2のデジタル信号のビッ
    トの数より少なくなるようにすることを特徴とする多重
    ステージデジタル信号乗算加算装置。 11、特許請求の範囲第1項または第2項記載の装置に
    おいて、前記ステージが最初のステージと最後のステー
    ジとの間を相互接続しており、前記最後のステージの出
    力を受け取ると共にそれまで処理されていない桁上げ信
    号を処理する手段を有することを特徴とする多重ステー
    ジデジタル信号乗算加算装置。 12、特許請求の範囲第3項記載の方法において、和お
    よび桁上げ信号を有する各ステージの出力が鎖状に相互
    接続されている次段のステージへの供給に先立って該ス
    テージ内で桁上げ信号の完全な処理を行なうことなく後
    段のステージの入力に供給され、未処理の桁上げ信号の
    処理が鎖状に相互接続されている全てのステージによる
    累算の後に行なわれることを特徴とする多重ステージデ
    ジタル信号乗算加算方法。 13、特許請求の範囲第3項、第4項または第12項の
    いずれかに記載の方法において、入力データが時間と共
    に変化し、各ステージの積が各ステージによる積の計算
    に割り当てられた時間間隔の始めの時点での入力データ
    の値を用いて計算され、前記時間間隔の終りの時点で各
    ステージの出力が次段のステージでの累算のために該次
    段のステージに送られ、入力データが各ステージによる
    次の積の計算に使用されるために更新されることを特徴
    とする多重ステージデジタル信号乗算加算方法。 14、特許請求の範囲第13項に記載の方法において、
    複数の積が加算されるのに使用される入力データの更新
    の間の前記時間間隔が全ての積に対して一定ではないこ
    とを特徴とする多重ステージデジタル信号乗算加算方法
    。 15、特許請求の範囲第3項または第4項に記載の方法
    において、各ステージによる積の計算に割り当てられる
    前記時間間隔が使用される前記第2のデジタル信号のビ
    ット長を変えることによって変化することを特徴とする
    多重ステージデジタル信号乗算加算方法。 16、特許請求の範囲第3項、第4項、第 13項、第14項または第15項のいずれかに記載の方
    法において、前記第2のデジタル信号の更新値がインタ
    フェースから供給されあるステージの出力から他のステ
    ージへの転送と非同期的に記憶されており、前記更新値
    の記憶装置から各ステージへの供給があるステージの出
    力から他のステージへの転送と同期的に行なわれること
    を特徴とする多重ステージデジタル信号乗算加算方法。
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