JPS62283248A - トロイダル形無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents
トロイダル形無段変速機の油圧制御装置Info
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- JPS62283248A JPS62283248A JP12628586A JP12628586A JPS62283248A JP S62283248 A JPS62283248 A JP S62283248A JP 12628586 A JP12628586 A JP 12628586A JP 12628586 A JP12628586 A JP 12628586A JP S62283248 A JPS62283248 A JP S62283248A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 15
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 8
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Friction Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
産業上の利用分野
本発明はトロイダル形無段変速機の油圧制御装置、特に
ライン圧を調圧するための装置に関するものである。
ライン圧を調圧するための装置に関するものである。
従来技術とその問題点
従来、パワーローラを回転自在に支持するトラニオンを
それ自身の軸方向(パワーローラの回転軸と直交する方
向)に作動させることにより、入、出力ディスクからパ
ワーローラに作用する接線方向の力の方向を変化させ、
この接線方向の力の分力によってパワーローラの傾きを
変えて無段変速を行うようにしたトロイダル形無段変速
機が、例えば特開昭58−54262号公報に示されて
いる。
それ自身の軸方向(パワーローラの回転軸と直交する方
向)に作動させることにより、入、出力ディスクからパ
ワーローラに作用する接線方向の力の方向を変化させ、
この接線方向の力の分力によってパワーローラの傾きを
変えて無段変速を行うようにしたトロイダル形無段変速
機が、例えば特開昭58−54262号公報に示されて
いる。
この場合には、トラニオンの両端部に油圧室を設けると
ともに、油圧室と油圧源との間に変速制御バルブを設け
、このバルブによって各油圧室ヘライン圧を給排し、ト
ラニオンを軸方向に作動させるようになっている。
ともに、油圧室と油圧源との間に変速制御バルブを設け
、このバルブによって各油圧室ヘライン圧を給排し、ト
ラニオンを軸方向に作動させるようになっている。
ところで、入、出力ディスクの回転に伴いトラニオンは
入力ディスクの駆動方向に付勢されるため、入力ディス
クの駆動方向と対面する正駆動側油圧室には逆駆動1u
1)油圧室より高い背圧が作用し、この背圧差は入力デ
ィスクの入力トルクの増大につれて増加する。したがっ
て、トラニオンを所望の変速位置に迅速に作動させ、か
つその変速位置で維持するためには、ライン圧を最大入
力トルクが作用した時でも支障なくトラニオンを作動さ
せ得る程度の高い油圧に設定する必要がある。しかしな
がら、ライン圧を最大入力トルクを考慮して高く設定す
ると、入力トルクが小さい場合においても常に高いライ
ン圧を発生することになるので、オイルポンプの吐出損
失が増大し、その結果燃費が悪くなるという問題がある
。
入力ディスクの駆動方向に付勢されるため、入力ディス
クの駆動方向と対面する正駆動側油圧室には逆駆動1u
1)油圧室より高い背圧が作用し、この背圧差は入力デ
ィスクの入力トルクの増大につれて増加する。したがっ
て、トラニオンを所望の変速位置に迅速に作動させ、か
つその変速位置で維持するためには、ライン圧を最大入
力トルクが作用した時でも支障なくトラニオンを作動さ
せ得る程度の高い油圧に設定する必要がある。しかしな
がら、ライン圧を最大入力トルクを考慮して高く設定す
ると、入力トルクが小さい場合においても常に高いライ
ン圧を発生することになるので、オイルポンプの吐出損
失が増大し、その結果燃費が悪くなるという問題がある
。
発明の目的
本発明はかかる従来の問題点に広みてなされたもので、
その目的は、ライン圧を入力トルクに応じた必要最低限
に調圧でき、オイルポンプの吐出損失を低減できるトロ
イダル形無段変速機の油圧制御装置を提供することにあ
る。
その目的は、ライン圧を入力トルクに応じた必要最低限
に調圧でき、オイルポンプの吐出損失を低減できるトロ
イダル形無段変速機の油圧制御装置を提供することにあ
る。
発明の構成
上記目的を達成するために、本発明は、対向配置された
入、出力ディスクと、咳入、出力ディスク間に転動可能
に配置されたパワーローラと、パワーローラを回転自在
に支持し、軸方向に移動可能でかつ軸回りに回動可能な
トラニオンと、トラニオンの両端部に連設され、トラニ
オンを軸方向に作動させるための油圧室と、油圧室へラ
イン圧を給排する変速制御バルブとを備えたトロイダル
形無段変速機において、オイルポンプの吐出油圧をスプ
リング圧と入力油圧とに応じて調圧し、ライン圧として
出力するレギュレータバルブを設け、該レギュレータバ
ルブブの一端(則にスフ゛−ルと別体のプランジャを設
け、上記油圧室のうち入力ディスクの駆動方向と対面す
る正駆動側油圧室の背圧を上記プランジャをスプリング
圧と同方向に付勢する第1入力油圧室に導き、逆駆動側
油圧室の背圧を上記プランジャをスプリング圧と逆方向
に付勢する第2入力油圧室に導いたものである。
入、出力ディスクと、咳入、出力ディスク間に転動可能
に配置されたパワーローラと、パワーローラを回転自在
に支持し、軸方向に移動可能でかつ軸回りに回動可能な
トラニオンと、トラニオンの両端部に連設され、トラニ
オンを軸方向に作動させるための油圧室と、油圧室へラ
イン圧を給排する変速制御バルブとを備えたトロイダル
形無段変速機において、オイルポンプの吐出油圧をスプ
リング圧と入力油圧とに応じて調圧し、ライン圧として
出力するレギュレータバルブを設け、該レギュレータバ
ルブブの一端(則にスフ゛−ルと別体のプランジャを設
け、上記油圧室のうち入力ディスクの駆動方向と対面す
る正駆動側油圧室の背圧を上記プランジャをスプリング
圧と同方向に付勢する第1入力油圧室に導き、逆駆動側
油圧室の背圧を上記プランジャをスプリング圧と逆方向
に付勢する第2入力油圧室に導いたものである。
すなわち、入力トルクが正駆動側油圧室の背圧と逆駆動
側油圧室の背圧との差に比例することから、レギュレー
タバルブの入力油圧として上記背圧差分の油圧を導けば
、ライン圧を入力トルクに応じて容易に調圧できる。特
に、レギュレータバルブにスプールとは別体のプランジ
ャを設け、正駆動時にはプランジャをスプリング圧と同
方向に付勢することにより、ライン圧を上記背圧差とス
プリング圧との和に応じて調圧し、逆駆動時にはプラン
ジャとスプールとが離反するので、ライン圧をスプリン
グ圧のみに応して調圧できる。
側油圧室の背圧との差に比例することから、レギュレー
タバルブの入力油圧として上記背圧差分の油圧を導けば
、ライン圧を入力トルクに応じて容易に調圧できる。特
に、レギュレータバルブにスプールとは別体のプランジ
ャを設け、正駆動時にはプランジャをスプリング圧と同
方向に付勢することにより、ライン圧を上記背圧差とス
プリング圧との和に応じて調圧し、逆駆動時にはプラン
ジャとスプールとが離反するので、ライン圧をスプリン
グ圧のみに応して調圧できる。
実施例の説明
図面において、lはトロイダル変速部、3は変速制御バ
ルブ、5はレギュレータバルブである。
ルブ、5はレギュレータバルブである。
トロイダル変速部1は、対向配置された入力ディスク(
図示せず)と出力ディスク1)との間に一対のパワーロ
ーラ12.13を転動可能にかつ圧接状態で配置したも
のであり、パワーローラ12.13が転動するにつれて
入力ディスクと出力ディスク1)とは互いに逆方向に回
転する。図中、実線矢印は入力ディスクの回転方向、破
線矢印は出力ディスク1)0回転方向を示す。パワーロ
ーラ12.13は回転軸14.15を介してトラニオン
16.17によって支持されており、トラニオン16.
17の上下両端部にはピストン22〜25を作動させる
油圧室18〜21が連設されている。上記トラニオン1
6.17は油圧室18〜21に油圧を給排することによ
り軸方向(図中上下方向)に移動可能であり、また自身
の軸回りに回動可能である。上記油圧室18〜21のう
ち、入力ディスクの回転方向と対向する左下部と右上部
が正駆動側油圧室19.20であり、これと反対側の左
上部と右下部が逆駆動側油圧室18.21となっている
。
図示せず)と出力ディスク1)との間に一対のパワーロ
ーラ12.13を転動可能にかつ圧接状態で配置したも
のであり、パワーローラ12.13が転動するにつれて
入力ディスクと出力ディスク1)とは互いに逆方向に回
転する。図中、実線矢印は入力ディスクの回転方向、破
線矢印は出力ディスク1)0回転方向を示す。パワーロ
ーラ12.13は回転軸14.15を介してトラニオン
16.17によって支持されており、トラニオン16.
17の上下両端部にはピストン22〜25を作動させる
油圧室18〜21が連設されている。上記トラニオン1
6.17は油圧室18〜21に油圧を給排することによ
り軸方向(図中上下方向)に移動可能であり、また自身
の軸回りに回動可能である。上記油圧室18〜21のう
ち、入力ディスクの回転方向と対向する左下部と右上部
が正駆動側油圧室19.20であり、これと反対側の左
上部と右下部が逆駆動側油圧室18.21となっている
。
変速制御バルブ3は、バルブポデー31と、バルブボデ
ー31内に摺動自在に挿通されたスリーブ32と、スリ
ーブ32内に摺動自在に挿入されたスプール40との3
層構造となっている。上記スリーブ3°2には3個のボ
ート33,34.35が形成されており、中央のポート
33にはレギュレータバルブ5からライン圧PLが導か
れ、左側のポート34は油路36を介して正駆動側油圧
室19.20と接続され、右側のポート35は油路37
を介して逆駆動側油圧室18.21 と接続されている
。スリーブ32の右端部にはビン38が直径方向に固定
されており、スリーブ32はこのビン38を介してステ
ンピングモータや油圧ピストンなどの変速制御用アクチ
ュエータ39によって軸方向に作動される。上記ビン3
8とスプール40との間には、スリーブ32とスプール
40とを相反方向に付勢するスプリング42が介装され
ており、このスプリング42の付勢力によりスプール4
0の左端部をベルクランク43の一端に常時接触させて
いる。ベルクランク43の他端はプリシスカム44の斜
面に接触しており、このプリシスカム44は左側のトラ
ニオン16の上端部とロフト45を介して連結され、こ
れによりプリシスカム44はトラニオン16と一体に回
転してスプール40を進退させるようになっている。
ー31内に摺動自在に挿通されたスリーブ32と、スリ
ーブ32内に摺動自在に挿入されたスプール40との3
層構造となっている。上記スリーブ3°2には3個のボ
ート33,34.35が形成されており、中央のポート
33にはレギュレータバルブ5からライン圧PLが導か
れ、左側のポート34は油路36を介して正駆動側油圧
室19.20と接続され、右側のポート35は油路37
を介して逆駆動側油圧室18.21 と接続されている
。スリーブ32の右端部にはビン38が直径方向に固定
されており、スリーブ32はこのビン38を介してステ
ンピングモータや油圧ピストンなどの変速制御用アクチ
ュエータ39によって軸方向に作動される。上記ビン3
8とスプール40との間には、スリーブ32とスプール
40とを相反方向に付勢するスプリング42が介装され
ており、このスプリング42の付勢力によりスプール4
0の左端部をベルクランク43の一端に常時接触させて
いる。ベルクランク43の他端はプリシスカム44の斜
面に接触しており、このプリシスカム44は左側のトラ
ニオン16の上端部とロフト45を介して連結され、こ
れによりプリシスカム44はトラニオン16と一体に回
転してスプール40を進退させるようになっている。
上記トロイダル変速部1の変速比を変える場合には、ア
クチュエータ39により変速制御バルブ3のスリーブ3
2を左右方向に作動させればよい。例えばスリーブ32
を図中左方へ作動させると、ポート33.35が連通し
、ライン圧は逆駆動側油圧室18.21に供給されると
ともに、正駆動側油圧室19.20の油圧はポート34
からスプール40の軸心に設けた連通孔41を介してド
レンされる。したがって、逆駆動側油圧室18.21の
油圧が高(なり、左側のトラニオン16は下方へ、右側
のトラニオン17は上方へそれぞれ移動し、これに伴っ
てパワーローラ12.13に作用する接線方向の力の向
きが変わるので、左側のパワーローラ12とトラニオン
16は上方から見て左回り方向に回動し、右側のパワー
ローラ13とトラニオン17は上方から見て右回り方向
に回動する。すなわち、トロイダル変速部lは低速比側
へ変速される。そして、左側のトラニオン16と一体回
転するプリシスカム・14も左回り方向に回動し、ベル
クランク43を介してスプール40をポート33.35
の連通が閉じられるまで左方へ移動させる。上記のよう
にトロイダル変速部1は、スリーブ32を左方へ移動さ
せれば低速比側へ制御され、スリーブ32を右方へ移動
させれば高速比側へ制御される。
クチュエータ39により変速制御バルブ3のスリーブ3
2を左右方向に作動させればよい。例えばスリーブ32
を図中左方へ作動させると、ポート33.35が連通し
、ライン圧は逆駆動側油圧室18.21に供給されると
ともに、正駆動側油圧室19.20の油圧はポート34
からスプール40の軸心に設けた連通孔41を介してド
レンされる。したがって、逆駆動側油圧室18.21の
油圧が高(なり、左側のトラニオン16は下方へ、右側
のトラニオン17は上方へそれぞれ移動し、これに伴っ
てパワーローラ12.13に作用する接線方向の力の向
きが変わるので、左側のパワーローラ12とトラニオン
16は上方から見て左回り方向に回動し、右側のパワー
ローラ13とトラニオン17は上方から見て右回り方向
に回動する。すなわち、トロイダル変速部lは低速比側
へ変速される。そして、左側のトラニオン16と一体回
転するプリシスカム・14も左回り方向に回動し、ベル
クランク43を介してスプール40をポート33.35
の連通が閉じられるまで左方へ移動させる。上記のよう
にトロイダル変速部1は、スリーブ32を左方へ移動さ
せれば低速比側へ制御され、スリーブ32を右方へ移動
させれば高速比側へ制御される。
レギュレータバルブ5には対向位置に入力ポート51と
出力ポート52とが形成されており、入力ポート51に
はオイルポンプ53により油溜54からストレーナ55
を介して送られた吐出油圧が導かれている。この吐出油
圧はスプール56の軸心に形成した連通孔57を介して
右端室58に作用している。上記出力ボート52は上記
変速制御バルブ3のポート33に油路59を介して接続
されており、変速制御バルブ3にライン圧PLを供給し
ている。また、レギュレータバルブ5の左端部にはスリ
ーブ60が固定されており、このスリーブ60は上記ス
プール56を右方へ付勢するスプリング61のばね座を
兼ねている。上記スリーブ60の内部にはプランジャ6
2が移動自在に配置されており、このプランジャ62の
軸部62aがスリーブ60を雷通してスプール56の左
端面に当接可能となっている。上記プランジャ62の左
側には第1入力油圧室63、右側には第2入力油圧室6
4がそれぞれ形成されており、第1入力油圧室63には
正駆動側油圧室19.20から油路65を介して背圧P
、が導かれ、第2入力油圧室64には逆駆動側油圧室1
8.21から油路66を介して背圧P2が導かれている
。したがって、オイルポンプ53の吐出油圧はスプリン
グ61のばね力Sρと背圧P、。
出力ポート52とが形成されており、入力ポート51に
はオイルポンプ53により油溜54からストレーナ55
を介して送られた吐出油圧が導かれている。この吐出油
圧はスプール56の軸心に形成した連通孔57を介して
右端室58に作用している。上記出力ボート52は上記
変速制御バルブ3のポート33に油路59を介して接続
されており、変速制御バルブ3にライン圧PLを供給し
ている。また、レギュレータバルブ5の左端部にはスリ
ーブ60が固定されており、このスリーブ60は上記ス
プール56を右方へ付勢するスプリング61のばね座を
兼ねている。上記スリーブ60の内部にはプランジャ6
2が移動自在に配置されており、このプランジャ62の
軸部62aがスリーブ60を雷通してスプール56の左
端面に当接可能となっている。上記プランジャ62の左
側には第1入力油圧室63、右側には第2入力油圧室6
4がそれぞれ形成されており、第1入力油圧室63には
正駆動側油圧室19.20から油路65を介して背圧P
、が導かれ、第2入力油圧室64には逆駆動側油圧室1
8.21から油路66を介して背圧P2が導かれている
。したがって、オイルポンプ53の吐出油圧はスプリン
グ61のばね力Sρと背圧P、。
P2とに応じて調圧され、ライン圧PLとして出力され
る。
る。
正駆動時には入力ディスクに実線矢印方向の入力トルク
が作用しているので、正駆動側油圧室19.20の背圧
P1は逆駆動側油圧室1B、、21の背圧P2より高く
、そのためプランジャ62の軸部62aがスプール56
を右方へ押している。ごこて、右端室58に面するス°
プール56の受圧面積をA4、第1入力油圧室63に面
するプランジャ62の受圧面積をA2、第2入力油圧室
64に面するプランジャ62の受圧面積をA、とすると
、正駆動時のライン圧PLは次式で決定される。
が作用しているので、正駆動側油圧室19.20の背圧
P1は逆駆動側油圧室1B、、21の背圧P2より高く
、そのためプランジャ62の軸部62aがスプール56
を右方へ押している。ごこて、右端室58に面するス°
プール56の受圧面積をA4、第1入力油圧室63に面
するプランジャ62の受圧面積をA2、第2入力油圧室
64に面するプランジャ62の受圧面積をA、とすると
、正駆動時のライン圧PLは次式で決定される。
P L XA1 =sp + P + XA2 P
2 XA3上式において、A+ =A2 ”A’rに設
定すれば次のように簡略化できる。
2 XA3上式において、A+ =A2 ”A’rに設
定すれば次のように簡略化できる。
P L =Sp/A+ + P + F2
・・・(1)(1)式から明らかなように、ライン圧P
Lはスプリング圧と背圧差(P+ F2)との和と
なり、しかも背圧差(P、−F2)は入力トルクに比例
するので、ライン圧PLを入力トルクに応じた必要最低
限の油圧に調圧でき、オイルポンプ53の吐出損失を低
減できる。
・・・(1)(1)式から明らかなように、ライン圧P
Lはスプリング圧と背圧差(P+ F2)との和と
なり、しかも背圧差(P、−F2)は入力トルクに比例
するので、ライン圧PLを入力トルクに応じた必要最低
限の油圧に調圧でき、オイルポンプ53の吐出損失を低
減できる。
また、エンジンブレーキ時のような逆駆動時には出力デ
ィスク1)に破線矢印方向の逆トルクが作用するので、
逆駆動側油圧室18.21の背圧P2が正駆動側油圧室
19.20の背圧P1より高くなり、プランジャ62が
左方へ移動して軸部62aはスプール56から離れる。
ィスク1)に破線矢印方向の逆トルクが作用するので、
逆駆動側油圧室18.21の背圧P2が正駆動側油圧室
19.20の背圧P1より高くなり、プランジャ62が
左方へ移動して軸部62aはスプール56から離れる。
そのため、ライン圧PLは次式によって与えられる。
P L = Sp/A + ・・
・(2)(2)式から分かるように、逆駆動時のライン
圧はスプリング圧のみで決定され、正駆動時のライン圧
に比べて背圧差(PI F2)分だけ低くなるが、一
般に逆駆動時の最大トルクは正駆動時の最大トルクに比
べて小さいので、スプリング圧Spを逆駆動時の最大ト
ルクに見合った値に設定すれば、実用上何ら問題はない
。
・(2)(2)式から分かるように、逆駆動時のライン
圧はスプリング圧のみで決定され、正駆動時のライン圧
に比べて背圧差(PI F2)分だけ低くなるが、一
般に逆駆動時の最大トルクは正駆動時の最大トルクに比
べて小さいので、スプリング圧Spを逆駆動時の最大ト
ルクに見合った値に設定すれば、実用上何ら問題はない
。
なお、レギュレータバルブ5のスプール56の受圧面m
AI及びプランジャ62の受圧面MA2.A、は任意に
設定可能である。例えば、実施例のようにA、=A2ζ
A3に設定すれば、(1)式で示されるように正駆動時
に入力トルクの変動に関係なく背圧差(P、−F2)よ
り常にスプリング正分だけ高いライン圧を発生させるこ
とができ、またA、<A2 =A、に設定すれば入力ト
ルクの増大につれてライン圧と背圧差との差が拡大する
方向に調整でき、逆にA、>A2=A、に設定すれば入
力トルクの増大につれてライン圧と背圧差との差が縮小
する方向に調整できる。
AI及びプランジャ62の受圧面MA2.A、は任意に
設定可能である。例えば、実施例のようにA、=A2ζ
A3に設定すれば、(1)式で示されるように正駆動時
に入力トルクの変動に関係なく背圧差(P、−F2)よ
り常にスプリング正分だけ高いライン圧を発生させるこ
とができ、またA、<A2 =A、に設定すれば入力ト
ルクの増大につれてライン圧と背圧差との差が拡大する
方向に調整でき、逆にA、>A2=A、に設定すれば入
力トルクの増大につれてライン圧と背圧差との差が縮小
する方向に調整できる。
発明の効果
以上の説明で明らかなように、本発明によればトラニオ
ンの両端部に設けた油圧室の背圧をそれぞれレギュレー
タバルブの第1.第2入力油圧室に導き、スプールとは
別体のプランジャで上記背圧を受けるようにしたので、
正駆動時にはライン圧を背圧差とスプリング圧とに応じ
て調圧し、しかも上記背圧差は入力トルクに比例するの
で、結局入力トルクに応じた必要最低限の油圧に調圧で
きる。また、逆駆動時にはスプリング圧に応じたライン
圧に調圧するので、逆駆動時においてもほぼ必要最低限
の油圧に調圧できる。したがって、いかなる運転伏態に
あってもライン圧を必要に応じた油圧に調圧でき、オイ
ルポンプの吐出損失を低減して燃費向上を実現できる。
ンの両端部に設けた油圧室の背圧をそれぞれレギュレー
タバルブの第1.第2入力油圧室に導き、スプールとは
別体のプランジャで上記背圧を受けるようにしたので、
正駆動時にはライン圧を背圧差とスプリング圧とに応じ
て調圧し、しかも上記背圧差は入力トルクに比例するの
で、結局入力トルクに応じた必要最低限の油圧に調圧で
きる。また、逆駆動時にはスプリング圧に応じたライン
圧に調圧するので、逆駆動時においてもほぼ必要最低限
の油圧に調圧できる。したがって、いかなる運転伏態に
あってもライン圧を必要に応じた油圧に調圧でき、オイ
ルポンプの吐出損失を低減して燃費向上を実現できる。
図面は本発明にかかるトロイダル形無段変速機の油圧制
御装置の回路図である。 1・・・トロイダル変速部、1)・・・出力ディスク、
12.13・・・パワーローラ、16.17・・・トラ
ニオン、18.21・・・逆駆動I1)/[h圧室、1
9.20・・・正駆動側油圧室、3・・・変速制御バル
ブ、39・・・アクチュエータ、44・・・プリシスカ
ム、5・・・レギュレータバルブ、53・・・オイルポ
ンプ、56・・・スプール、61・・・スプリング、6
2・・・プランジャ、63・・・第1入力油圧室、64
・・・第2入力油圧室。
御装置の回路図である。 1・・・トロイダル変速部、1)・・・出力ディスク、
12.13・・・パワーローラ、16.17・・・トラ
ニオン、18.21・・・逆駆動I1)/[h圧室、1
9.20・・・正駆動側油圧室、3・・・変速制御バル
ブ、39・・・アクチュエータ、44・・・プリシスカ
ム、5・・・レギュレータバルブ、53・・・オイルポ
ンプ、56・・・スプール、61・・・スプリング、6
2・・・プランジャ、63・・・第1入力油圧室、64
・・・第2入力油圧室。
Claims (1)
- (1)対向配置された入、出力ディスクと、該入、出力
ディスク間に転動可能に配置されたパワーローラと、パ
ワーローラを回転自在に支持し、軸方向に移動可能でか
つ軸回りに回動可能なトラニオンと、トラニオンの両端
部に連設され、トラニオンを軸方向に作動させるための
油圧室と、油圧室へライン圧を給排する変速制御バルブ
とを備えたトロイダル形無段変速機において、オイルポ
ンプの吐出油圧をスプリング圧と入力油圧とに応じて調
圧し、ライン圧として出力するレギュレータバルブを設
け、該レギュレータバルブの一端側にスプールと別体の
プランジャを設け、上記油圧室のうち入力ディスクの駆
動方向と対面する正駆動側油圧室の背圧を上記プランジ
ャをスプリング圧と同方向に付勢する第1入力油圧室に
導き、逆駆動側油圧室の背圧を上記プランジャをスプリ
ング圧と逆方向に付勢する第2入力油圧室に導いたこと
を特徴とするトロイダル形無段変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12628586A JPS62283248A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | トロイダル形無段変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12628586A JPS62283248A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | トロイダル形無段変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62283248A true JPS62283248A (ja) | 1987-12-09 |
JPH0429883B2 JPH0429883B2 (ja) | 1992-05-20 |
Family
ID=14931429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12628586A Granted JPS62283248A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | トロイダル形無段変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62283248A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01116367A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-09 | Aisin Seiki Co Ltd | トロイダル形無段変速機 |
US6077185A (en) * | 1996-10-14 | 2000-06-20 | Nissan Motor Co., Ltd. | Toroidal type continuously variable transmission |
-
1986
- 1986-05-31 JP JP12628586A patent/JPS62283248A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01116367A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-09 | Aisin Seiki Co Ltd | トロイダル形無段変速機 |
US6077185A (en) * | 1996-10-14 | 2000-06-20 | Nissan Motor Co., Ltd. | Toroidal type continuously variable transmission |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429883B2 (ja) | 1992-05-20 |
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