JPS62282830A - フインの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ａ１発明の目的 （ａ業上の利用分野） この発明に係るフィンの製造方法は、ラジェータやヒー
タコア、或はエバポレータ等の熱交換器のコア部に組み
込むコルゲートフィンや、伝熱管の内側に挿入して使用
するインナーフィンを造る場合に利用し、幅や板圧の異
なる各種フィンの製造を、面倒な段取り変更をする事な
く行なえる様にするものである。

（従来の技術） 例えばラジェータ或はヒータコアとして利用される熱交
換器として、コア部に多数のコルゲートフィンを用いた
コルゲートフィン型熱交換器が、実開昭５９−６５２８
．８号公報、その他で知られている。このコルゲートフ
ィン型熱交換器は、第７図に示す様に、多数の扁平な扁
平管１．１と、帯状金属板をジグザグに形成して彎曲部
と平坦部とを交互に連続させた多数のコルゲートフィン
２．２とを、各コルゲートフィン２．２の湾曲部を各扁
平管１．１の平坦な側面に当接させた状態で交互に重ね
合わせて成るコア部３の上下（或は左右）両端部に、そ
れぞれ座板４を介して入口管５を有する上タンク６と出
口管７を有する下タンク８とを設けている。

この様なコルゲートフィン型熱交換器により、例えば冷
却水の放熱を行なう場合、エンジンの熱を奪って温度上
昇した冷却水を入口管５から送り込むと、この冷却水は
上タンク６から下タンク８に向けて多数の扁平管１．１
内を流下する間に、コア部３を構成する多数のコルゲー
トフィン２．２の間を図面の表裏方向に流通する空気と
の間で熱交換を行なって温度低下した後、出口管７から
送り出される。

この様なコルゲートフィンを製造する方法は、特開昭６
１−２０６２７号公報その他に開示されているが、従来
は第８図に示す様な長尺な帯状金属板９を巻き回したコ
イル１０を、第９図に示す様な製造装置のリコイラ１１
にセットし、このコイル１０から巻き戻された帯状金属
板９を、ガイドローラ１２．１３、テンションローラ１
４を介して、互いに歯車状に噛合する１対の成形ローラ
１５．１５の間に送り込み、各成形ローラ１５．１５の
外周形状に合致する形状にジグザグに形成されたコルゲ
ートフィン２とする。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、上述の様な従来のコルゲートフィンの製造方
法に於いては、次に述べる様な不都合を生じる。

即ち、製造すべき熱交換器の種類によってはコルゲート
フィンを構成する帯状金属板９の厚さや幅を異ならせる
場合が多いが、従来のコルゲートフィンの製造方法の場
合、異なる種類の帯状金属板を用いたコルゲートフィン
２を造る場合、リコイラ１１にセットしたコイル１０を
別の帯状金属板９を巻き回したコイル１０に付は代えな
ければならない。

この様にリコイラ１１にセットしたコイル１０を付は代
える作業は面倒で、特にコルゲートフィンが多品種少量
生産の場合、生産能率を悪くする原因となった。

又、伝熱管の内側に挿入する事でこの伝熱管内を流れる
液体の流れを乱し、この流体と伝熱管との間の熱交換を
促進させるインナーフィンも、コルゲートフィンの場合
と同様に長尺な帯状金属板を用いて造るが、生産する場
合に於いてコルゲートフィンの場合と同様な不都合を生
じる。

本発明のフィンの製造方法は、上述のような不都合を解
消するものである。

ｂ１発明の構成 （問題を解決するための手段） 本発明のフィンの製造方法は、フィンを構成する帯状金
属板を短円柱状の母材から削り取る事で造り、この帯状
金属板を従来の製造方法の場合と同様にしてフィンに形
成する事を特徴としている。

即ち第１〜２図に示す様に、アルミニウム、銅等のフィ
ンを構成する金属材製で短円柱状の母材１６を、この母
材１６の中心部を貫通した軸１７を中心として回転させ
、この母材１６の外周面近傍に配設したバイト１８によ
って母材１６の外周面を一定厚さに削り取り、長尺で薄
肉の帯状金属板９を造る。

この様にして造られた帯状金属板９は、ガイドローラ１
２．１３、テンションローラ１４．１４を介して、互い
に噛合する１対の成形ローラ１５．１５（第９図に示し
た従来の場合と全く同様である為、第１〜２図には省略
した。）の間に送り込む事によりジグザグに形成しくコ
ルゲートフィン状ｄ）引１イ＋Ｘ＃ｒ、＋七蓼壬１日ヨ
６’＋２≧Ｐ築（、／ン士−フインの場合）を形成し、
フィンとする。

尚、短円筒状の母材１６から削り取った帯状金属板９は
、そのままでは丸まってしまう為、バイト１８とガイド
ローラ１２との間に矯正ローラ１９．１９を配設し、こ
の矯正ローラ１９．１９により、削り取られた直後の帯
状金属板９を強く挟持して、この帯状金属板９が湾曲し
ない様にしている。

又、１個の母材１６から帯状金属板９を削り取る位置は
、第１図に示す様に１個所に限定されるものではなく、
第３〜４図に示す様に、母材１６の幅方向と上下方向と
にずれた２個所以上に設けたバイト１８ａ、１８ｂによ
って削り取り作業を行なう様にしても良い。両バイト１
８ａ、’１８ｂの内、上側に設けるバイト１８ａは、第
５図に示す様にすくい角αを有するものとし、下側に設
けるバイト１８ｂはランド角βを設けたものとする。

この場合に於いて、両バイト１８ａ、１８ｂは同時に削
り取り作業を行なって、それぞれ別の成形ローラ１５．
１５（第９図）に帯状金属板９を供給する様にしても良
いが、一方のバイト１８ａが母材１６の芯迄削り取った
直後に他方のバイト１８ｂが削り取り作業を開始する様
にすれば、長時間に亘り継続して帯状金属板の供給を行
なう事が出来る。

Ｃ１発明の効果 本発明のフィンの製造方法は、以上に述べた通り構成さ
れるので、供給する帯状金属板の幅や厚さを、バイト１
８の幅や送り量を変える事で容易に変える事が出来、異
なる種類のフィンを製作する場合に於ける段取り作業を
簡略化出来て、多品種少量生産時に於ける製作コストの
低廉化に果たす役割は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフィンの製造方法を実施する為の製造
装置を示す略側面図、第２図は同平面図、第３図は２個
のバイトを用いる状態を示す略側面図、第４図は同平面
図、第５〜６図は２種類のバイトの刃先を示す側面図、
第７図はコルゲートフィンを用いた熱交換器の１例を示
す正面図、第８図は帯状金属板を巻き回したコイルの斜
視図、第９図は従来のコルゲートフィンの製造方法を実
施する為の製造装置を示す略側面図である。 １：扁平管、２ニコルゲートフイン、３：コア部、４：
座板、５：入口管、６：上タンク、７：出口管、８：下
タンク、９：帯状金属板、１０：コイル、１１：リコイ
ラ、１２ニガイドローラ、１３ニガイドローラ、１４：
テンジョンローラ、１５：成形ローラ、１６：母材、１
７．軸、１８、バイト、１９：矯正ローラ。 特許出願人　日本ラヂヱーター株式会社代　　理　　人
　小　山　欽　造（ばか１名）第２図 第３図　　　　第５図 第４図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　フィンを構成する金属材製で短円柱状の母材を、この
   母材の中心部を貫通した軸を中心として回転させ、この
   母材の外周面近傍に配設したバイトにより母材の外周面
   を一定厚さに削り取る事で、長尺で薄肉の帯状金属板を
   造り、この帯状金属板を、互いに噛合する１対の成形ロ
   ーラの間に送り込むフィンの製造方法。