JPH11104768A - 熱交換器用チューブの製造装置 - Google Patents

熱交換器用チューブの製造装置

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JPH11104768A
JPH11104768A JP26455097A JP26455097A JPH11104768A JP H11104768 A JPH11104768 A JP H11104768A JP 26455097 A JP26455097 A JP 26455097A JP 26455097 A JP26455097 A JP 26455097A JP H11104768 A JPH11104768 A JP H11104768A
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JP
Japan
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tube
roll
heat exchanger
rolls
tube material
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JP26455097A
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English (en)
Inventor
Soichi Kato
宗一 加藤
Muneo Sakurada
宗夫 桜田
Shin Kurihara
慎 栗原
Sadao Haitani
貞男 灰谷
Takashi Sugita
隆司 杉田
Katsuji Akiyama
勝司 秋山
Takafumi Umehara
孝文 梅原
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形用の各種調整を行っても、チューブ素材
の送り速度を容易に調整可能に行うことができ、チュー
ブ切断長さの精度を十分に確保できる熱交換器用チュー
ブの製造装置を提供する。 【構成】 平帯状のチューブ素材Pを、複数の対向配置
されたロール15A〜15G間を通過させて、順次、チ
ューブ内の媒体流路を区画するビードを備えた偏平管状
に形成するとともに、所定長さに切断して、多数のチュ
ーブ部品を製作する熱交換器用チューブの製造装置にお
いて、複数の対向配置されたロールのうち、最終ロール
15G又は仕上げ用のサイジングロールのチューブ素材
との接触面における面粗さを、他のロールの面粗さより
も粗く形成した。また、最終ロール15G又は仕上げ用
のサイジングロールの加工速度を、他のロールの加工速
度よりも大きく設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平帯状のチューブ
素材を、ロール成形により、断面形状を所定の偏平チュ
ーブ状に形成し、所定長さに裁断して、多数の熱交換器
用チューブを製作する製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱交換器として、フィンを介し
て複数のチューブを積層するとともに、これらのチュー
ブの各端部をヘッダパイプに連通接続して構成されたパ
ラレルフロータイプの熱交換器が知られている。この熱
交換器は、熱交換用の媒体がヘッダパイプに設けられた
出入口継手間で、チューブを介して、複数回蛇行しなが
ら通流され、このチューブ通流過程で大気と熱交換する
ように構成されている。
【0003】尚、この熱交換器の製造は、チューブ、フ
ィン、ヘッダタンク、サイドプレート、及び出口継手、
入口継手等の各部品を、それぞれ別個に製作し、これら
の所要部品を仮組みして仮組み体とし、この仮組み体
を、炉中で、一体にろう付けして、製造されている。
【0004】熱交換器のチューブは、熱交換の主体とな
る重要な役割を果たしており、所定の設計通りの十分な
寸法精度で製作する必要があるとともに、比較的に多数
の同一形状のチューブを、一つの熱交換器に必要として
いるので、長尺材を所定のチューブ状の同一断面形状に
形成し、同一長さに切断することにより、チューブ部品
として、効率的に多数生産している。
【0005】すなわち、金属製の平帯(ベルト)状のチ
ューブ素材をロール成形工程(coldroll forming)によ
り、その断面形状をチューブ用の扁平管形状に成形し、
次に、切断工程により、同一のチューブ長さに切断し、
更に、最終的なろう付け工程により、チューブ要部をろ
う付けして、チューブとして完成している。
【0006】また、近年、チューブ内部の媒体流路を、
複数に区画するビードをチューブに一体に形成し、この
ビードによってチューブの熱交換性や耐圧性を向上させ
ているが、このビードを形成するビード成形工程も、ロ
ール成形の手法を用いるとともに、通常、偏平チューブ
成形工程の以前に設けられている。
【0007】これらのロール成形工程は、それぞれ所定
の形状を備え、適宜配置された複数の回転ロールの間
を、チューブ素材が通過することによってなされてい
る。
【0008】そして、このチューブ素材の送給速度は、
単位時間当たりの製作個数に、直接的に関係するので、
十分な成形性が確保できるならば、可能な限り高い送給
速度に設定するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロール成形
機を用いる熱交換器用チューブの製造装置において、そ
の切断チューブ長さ寸法精度と、チューブ形状の精度と
を、両立させて調整することが困難であるという不都合
が生じていた。
【0010】すなわち、上述したように、チューブ素材
を所定のチューブ形状に成形するために、ロール径の変
更による調整や、ロール軸間距離の増減による調整等の
ような各種の調整を行うと、微妙にチューブ素材の送給
速度が変化して、切断チューブ長さの寸法精度を一定に
確保することが困難である。他方、チューブ素材の送給
速度を一定にするために、各ロールの設定を変更する
と、チューブ形状に悪影響を与えてしまう。
【0011】また、これらの調整は、経験的に行われて
おり、熟練者であっても、調整に手間が掛かるという不
都合がある。
【0012】特に、各種の要因が互いに影響しあって、
同一のチューブ素材を用いていても、製造途中に適正形
状の許容範囲にあっても、送給速度が変動したりするの
で、切断長さ寸法の精度を十分に確保することが困難で
あった。
【0013】そこで、本発明は、成形用の各種調整を行
っても、チューブ素材の送り速度を容易に調整可能に行
うことができ、チューブ切断長さの精度を十分に確保で
きる熱交換器用チューブの製造装置を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、平帯状のチュ
ーブ素材を、複数の対向配置されたロール間を通過させ
て、順次、チューブ内の媒体流路を区画するビードを備
えた偏平管状に形成するとともに、所定長さに切断し
て、多数のチューブ部品を製作する熱交換器用チューブ
の製造装置において、前記複数の対向配置されたロール
のうち、最終ロール又は仕上げ用のサイジングロールの
チューブ素材との接触面における面粗さを、他のロール
の面粗さよりも粗く形成した構成の熱交換器用チューブ
の製造装置である。
【0015】このように、最終ロール又は仕上げ用のサ
イジングロールのチューブ素材との接触面における面粗
さを、他のロールの面粗さよりも粗く形成すると、最終
ロール又はサイジングロールの摩擦係数が、他のロール
よりも大きくなって、最終ロール又はサイジングロール
によるチューブ素材の送給に対する影響力が他のロール
よりも大きくなるので、最終ロール又はサイジングロー
ルの回転速度の調整のみで、容易にチューブ素材の送給
速度を制御でき、後段の切断機の切断動作に応じた最適
な送給速度に安定化できる。その結果、チューブ素材の
送り速度を容易に調整可能に行うことができ、チューブ
切断長さの精度を十分に確保することができる。
【0016】このチューブ切断長さの精度の確保は、最
終ロール又は仕上げ用のサイジングロールの加工速度
を、他のロールの加工速度よりも大きく設定した場合に
顕著になされるようになる。尚、加工速度を大きくする
設定は、例えば外径を大きくしたり、また、回転速度を
大きくすることにより行われる。このように、加工速度
を大きく設定して、当該ロールでチューブ素材にテンシ
ョンを掛けつつ成形が行われるようにして、スムーズな
送給と良好な成形性を確保するようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体例を図面に
基いて詳細に説明する。
【0018】本例の熱交換器1は、図1に示すように、
主に、フィン5,5を介装して、互いに平行に積層した
複数のチューブ2,2と、これらのチューブ2,2の両
端に配設したヘッダパイプ3,4とから構成されてい
る。
【0019】また、各ヘッダパイプ3,4は、円管状に
形成され、それぞれ上下の端部開口が盲キャップ6で閉
鎖され、内部は所定部位に配設した仕切板7,7で仕切
られ、更に、その所定箇所には、媒体を内部に取り入れ
る入口継手3aと、媒体を外部に排出する出口継手4a
が設けらている。更に、各ヘッダパイプ3,4の長手方
向に亘っては、所定の間隔でチューブ孔9,9が形成さ
れ、これらのチューブ孔9,9に、チューブ2,2の各
端部を挿入し、各部位をろう付けして、各ヘッダパイプ
3,4にチューブ2,2が固着されている。
【0020】尚、チューブ2,2層の上下には、サイド
プレート8が配置され、その端部が各ヘッダパイプ3,
4にそれぞれ固定されており、このサイドプレート8に
よって、熱交換器1の構造的強度を補強するとともに、
チューブ2を保護している。
【0021】このように、本例の熱交換器1が構成され
ているので、入口継手3aから取り入れられた媒体は、
所定のチューブ群単位で各ヘッダパイプ3,4を往復す
るように複数回蛇行して通流され、各チューブ2を通過
しながら外部と熱交換し、出口継手4aから排出され
る。また、チューブ2及びサイドプレート8の間に介装
したフィン5によって、熱交換面積を増大しているの
で、熱交換効率を促進できるようにしている。
【0022】このように熱交換の主要部となるチューブ
2は、図2に示すように、その横断面形状が互いに平行
平面部を有する長円形状に形成され、内部を通流する媒
体の流量効率や熱交換効率に最適な所定高さ及び幅が設
定されており、内部流路を複数に区画するビード21,
21を一体に備えている。
【0023】また、このチューブ2は、薄板状の熱伝導
性及び成形性やろう付け性が良好なアルミ合金製のブレ
ージングシートを、原チューブ素材に用いて、製作され
ている。
【0024】すなわち、このチューブ2は、所定幅のチ
ューブ素材を、その幅方向の中央で、所定の曲率を維持
しながら折り曲げて長円形状に形成し、その折曲げて対
向した両端部を接合して製作されている。
【0025】尚、同図中において、22は接合部、23
は折り曲げ部、24は、ビード21,21によって区画
された媒体流路であって、これらのビード21,21の
形成加工、接合部22,22の形成加工、及び折り曲げ
部23の折り曲げ加工は、後述するように、ロール成形
によって行われる。
【0026】そして、図3に示すように、このようなチ
ューブを製作するチューブ製造装置11は、チューブの
チューブ素材Pを連続的に供給する供給部12と、送給
されたチューブ素材Pを、幅方向に変形加工し、順次、
ビード21、接合部22を形成し、所定に折り曲げ加工
するロール成形機13と、成形したチューブ素材Pを長
手方向の所定長さに切断する切断機14とから構成され
ている。
【0027】すなわち、このチューブ素材Pをベルト状
チューブ素材として、ドラム体に巻回して供給部12に
格納し、このドラム体を巻戻すことにより、供給部12
から、チューブ素材Pを連続的に送給し、まず、ロール
成形機13により、断面形状を所定の偏平チューブ状に
成形し、次に、切断機14により、長手方向の所定長さ
に切断して、チューブ部品として製作している。
【0028】尚、このチューブ部品をろう付けして、チ
ューブとして完成する工程は、他の部品のろう付けと同
時に行われるものであり、このろう付けを施して熱交換
器1が完成される。すなわち、チューブ部品や他の主要
部品を仮組みし、この仮組み体を、炉中で、一体にろう
付けしている。
【0029】このロール成形機13は、送給方向に沿っ
た直線状の上流から下流に、順次、所定の対向角度に配
置され、所定に回転駆動される複数のロール15A〜1
5G群から構成され、徐々にチューブ素材Pを幅方向に
変形させて、最終的に上述したように、その横断面形状
を、互いに平行な平面部を有する長円形状に変形させて
いる。
【0030】すなわち、各ロールによる成形段階におけ
るチューブ素材Pの状態は、ビードが形成された後、図
4(1)〜(4)に示すように、チューブ素材Pは、そ
の幅方向の略中央部が折曲げ起点となり、次第に、該中
央部に所定の半径を維持させながら、折曲げ角度が増大
して、チューブ素材Pの幅方向の両端部が互いに当接さ
れ、最終的に、内部に流路を有した所定のチューブ形状
に成形される。
【0031】尚、図5に示すように、このチューブ成形
の以前に、同様なロール成形の手法を用いて、上述した
ように、予め長手方向に連続した突出形状やスポット的
な円状のビードを成形するロール成形機16が設けら
れ、このロール成形機16の各ロール17A〜17Cに
よって、チューブ素材Pの所定箇所にビードを形成し、
チューブ完成後に該ビードによってチューブ内部流路を
複数に区画したり、流路を通過する媒体に乱流を生じさ
せるようにして、チューブ自体の熱交換性や耐圧性の向
上を図っている。
【0032】また、この成形経路の適宜箇所には、図示
を省略したが、各段階においてそれぞれチューブ素材P
が所定形状に成形され、残留応力等でねじれたり、異形
に変形したりすることを防止する矯正用のロールも設け
られている。
【0033】そして、このロール成形機13の直後に
は、切断機14が配設され、この切断機14は、前段の
ロール成形機13に同調して動作し、移送方向に直交し
た方向に、主として高速動作するカッターを用いて構成
され、送給されたチューブ素材Pを、チューブ2として
常に同一な長さに切断するようにしている。
【0034】更に、本例においては、ロール成形機13
における最終ロール15Gのチューブ素材Pに対する把
握力を高めて、この最終ロール15Gによるチューブ素
材Pの送給速度に対する十分な制御性を確保できるよう
にしている。
【0035】すなわち、少なくとも、本例の切断機14
側には、チューブ素材Pの送給速度に影響を与える程度
に所定動力によって回転駆動されるロールは、設けられ
ておらず、且つ、該チューブ素材Pの送給経路におい
て、切断機14の直前に位置するロール成形機13側の
ロール、つまり、成形機13における最後尾のロールを
最終ロール15Gとしている。
【0036】そして、この最終ロール15Gは、所定の
動力により回転駆動され、その回転速度が調節可能に設
けられており、且つ、この最終ロール15Gのチューブ
素材Pと接触するロール外周面は、チューブ素材Pの表
面を損傷させない程度で、且つ、前段に配設された各ロ
ールの外周面よりも、その面粗さが粗く設定されてい
る。
【0037】従って、このように各ロールの面粗さのバ
ランスが設定され、最終ロール15Gの摩擦係数を、前
段の他のロールよりも高く設定したことにより、最終ロ
ール15Gによるチューブ素材Pの送給速度に対する影
響力を他のロール15A〜15Fよりも大きくしている
ので、最終ロール15Gの回転速度の調整のみで、チュ
ーブ素材Pの送給速度を容易に制御でき、後段の切断機
14の切断動作に応じた最適な送給速度に安定化するこ
とができる。
【0038】尚、本例においては、動力駆動される最終
ロールに本発明を実施したが、これに限らず、送給され
るチューブ素材に従動するロールを最終ロールとして、
別途本例の最終ロールに相当する面粗さが粗く設定され
ているロールを、仕上げ用のサイジングロールとして、
前記最終ロールの前又は後に適宜設けるようにしてもよ
い。
【0039】また、最終ロール又は仕上げ用のサイジン
グロールの加工速度を、他のロールの加工速度よりも大
きく設定すると、チューブ切断長さの精度の確保が一層
顕著になされるようになる。尚、加工速度を大きくする
設定は、例えば外径を大きくしたり、また、回転速度を
大きくすることにより行われる。このように、加工速度
を大きく設定して、当該ロールでチューブ素材にテンシ
ョンを掛けつつ成形が行われるようにして、スムーズな
送給と良好な成形性を確保することができる。
【0040】以上説明したように、本例の複数の各成形
専用のロールを用いて、熱交換器用チューブを製作する
製造装置においては、各ロールの接触面における面粗さ
を、最終ロールの面粗さが最大になるように設定し、最
終ロールの回転速度を調節可能に設けたことにより、該
最終ロールの調節のみで、容易にチューブ長さを一定に
維持することが可能となる。
【0041】すなわち、チューブ用のチューブ素材の送
給速度を、チューブ成形用の各種調整を行ったり、該送
給速度が予期しない要因によって製造途中に変動して
も、最終ロールの調整のみで、安定して容易に所定値を
維持できる。
【0042】また、簡易な調整で、十分なチューブ長さ
の寸法精度を確保できるので、部品としての品質やコア
組み付け性を向上できるとともに、より自動化に適合
し、コスト削減を図ることができる。
【0043】また、チューブ端部の追加加工を行う場合
にも、チューブ長さ寸法精度を十分に確保できるので、
この追加加工による意図した通りの効果を発揮すること
が可能となるとともに、より精度が要求される高度な追
加加工に対応することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、平帯状
のチューブ素材を、複数の対向配置されたロール間を通
過させて、順次、チューブ内の媒体流路を区画するビー
ドを備えた偏平管状に形成するとともに、所定長さに切
断して、多数のチューブ部品を製作する熱交換器用チュ
ーブの製造装置において、前記複数の対向配置されたロ
ールのうち、最終ロール又は仕上げ用のサイジングロー
ルのチューブ素材との接触面における面粗さを、他のロ
ールの面粗さよりも粗く形成した構成の熱交換器用チュ
ーブの製造装置である。
【0045】このように、最終ロール又は仕上げ用のサ
イジングロールのチューブ素材との接触面における面粗
さを、他のロールの面粗さよりも粗く形成すると、最終
ロール又はサイジングロールの摩擦係数が、他のロール
よりも大きくなって、最終ロール又はサイジングロール
によるチューブ素材の送給に対する影響力が他のロール
よりも大きくなるので、最終ロール又はサイジングロー
ルの回転速度の調整のみで、容易にチューブ素材の送給
速度を制御でき、後段の切断機の切断動作に応じた最適
な送給速度に安定化できる。その結果、チューブ素材の
送り速度を容易に調整可能に行うことができ、チューブ
切断長さの精度を十分に確保することができる。
【0046】このチューブ切断長さの精度の確保は、最
終ロール又は仕上げ用のサイジングロールの加工速度
を、他のロールの加工速度よりも大きく設定した場合に
顕著になされるようになる。
【0047】このように、本発明によれば、成形用の各
種調整を行っても、チューブ素材の送り速度を容易に調
整可能に行うことができ、チューブ切断長さの精度を十
分に確保できる熱交換器用チューブの製造装置を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係り、熱交換器を示す正面図
である。
【図2】本具体例に係り、熱交換器用チューブを示すの
横断面図である。
【図3】本例に係り、熱交換器用チューブの製造装置に
おける概略全体構成を示す側面図である。
【図4】本例に係り、(1)〜(4)は、チューブ成形
工程の各段階を示す図3中の(I)〜(VI)矢視図で
ある。
【図5】本例に係り、ビード成形工程を示す図3中の
(V)矢視図である。
【符合の説明】
1 熱交換器 2 チューブ 3 ヘッダパイプ 3a 入口継手 4 ヘッダパイプ 4a 出口継手 5 フィン 6 キャップ 7 仕切板 8 サイドプレート 9 チューブ孔 11 チューブ製造装置 12 供給部 13 ロール成形機 14 切断機 15A〜15G 折曲げ成形ロール 16 ビード及び接合部のロール成形機 17A〜17C 成形ロール 21 ビード 22 接合部 23 折り曲げ部 24 分割流路 P チューブ素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 灰谷 貞男 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 杉田 隆司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 秋山 勝司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内 (72)発明者 梅原 孝文 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセル江南工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平帯状のチューブ素材を、複数の対向配
    置されたロール間を通過させて、順次、チューブ内の媒
    体流路を区画するビードを備えた偏平管状に形成すると
    ともに、所定長さに切断して、多数のチューブ部品を製
    作する熱交換器用チューブの製造装置において、 前記複数の対向配置されたロールのうち、最終ロール又
    は仕上げ用のサイジングロールのチューブ素材との接触
    面における面粗さを、他のロールの面粗さよりも粗く形
    成したことを特徴とする熱交換器用チューブの製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記最終ロール又は仕上げ用のサイジン
    グロールでの加工速度を、他のロールの加工速度よりも
    大きく設定したことを特徴とする請求項1記載の熱交換
    器用チューブの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記最終ロール又は仕上げ用のサイジン
    グロールの外径を他のロールの外径よりも大きくして、
    最終ロール又は仕上げ用のサイジングロールでの加工速
    度を、他のロールの加工速度よりも大きく設定したこと
    設定したことを特徴とする請求項2記載の熱交換器用チ
    ューブの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記最終ロール又は仕上げ用のサイジン
    グロールの回転速度を他のロールの回転速度よりも大き
    くして、最終ロール又は仕上げ用のサイジングロールで
    の加工速度を、他のロールの加工速度よりも大きく設定
    したことを特徴とする請求項2記載の熱交換器用チュー
    ブの製造装置。
JP26455097A 1997-09-29 1997-09-29 熱交換器用チューブの製造装置 Pending JPH11104768A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003033188A1 (fr) * 2001-10-10 2003-04-24 Zexel Valeo Climate Control Corporation Tube et echangeur de chaleur comprenant des tubes
JP2009174843A (ja) * 2006-01-19 2009-08-06 Modine Mfg Co フラットチューブ、フラットチューブ型熱交換器及びその製造方法
CN102009349A (zh) * 2010-12-20 2011-04-13 浙江兰通空调设备有限公司 换热器扁管切断装置
JP2015134376A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 シャンハイ ジャオ トン ユニバーシティ マイクロチャネル扁平管のロール成形機及び成形方法

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