JP2007029999A - ロール成形方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単一の成形工程では成形困難な突出形状24を複数の成形工程40A、40Bを用いて成形するうえで、長手方向の位置ずれを防ぐ。
【解決手段】 上流側成形工程40Aと下流側成形工程40Bとの間に、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aが嵌まる形状を円周面に形成した渡しロール45を設けた。
これによれば、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aが、順に、上流凸側成形ロール41の上流側凸部41a、渡しロール45の渡し用凹部45a、下流凸側成形ロール43の下流側凸部43aとスプロケットのように嵌まって、各ロール41、45、43の一部の円周面に沿って下流側成形工程40Bへと送られるため長手方向に大きな位置ずれを生じることがなく、単一の成形工程では成形困難な突出部24を複数の成形工程40A、40Bを用いて成形することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の成形工程を用いて長尺の金属帯板の長手方向に突出部を所定間隔で連続的に成形するロール成形方法およびその装置に関するものである。
熱交換器の基本構成部品であるチューブは、1台あたりの使用量が多いことから、生産性の高いロール成形が望まれている。一般のチューブは、長手方向の断面形状が同じ形状であるため、下記特許文献1に示されるように、金属帯板のコイル材を連続加工する生産性の高いロール成形が可能である。そして、図9は従来の扁平チューブなどのロール成形装置100の要部構造を示す斜視図である。
一方、熱交換器のチューブとしては近年、下記特許文献2に示されるような、空気側の伝熱性能を向上させるためチューブの外壁面に空気が流れる溝状の窪み部(流体流路)を成形した高性能チューブが採用され始めている。
特開2004−9087号公報 特開2004−3787号公報
上記のような高性能チューブを成形するには、長手方向に突出部を所定間隔で連続的に成形した成形プレートを成形しなければならない。この突出部を、単一のロール成形工程で成形するには板厚減少が大きくて緩やかな突出形状に制約されてしまうため、性能を充分に発揮する略矩形形状の突出部を成形するにはパイロットピンなどの位置合わせ機構を持つプレスのような多工程成形が必要となる。
図10は、金属帯板201に突出部202を連続的に形成するロール成形装置200の要部を示す斜視図である。ロール成形装置200は、金属帯板201の搬送方向上流側に配され、円周面に突出部202を成形する凹部および凸部が形成された上流側成形ローラ200Aと、上流側成形ローラ200Aの下流側に配される下流側成形ローラ200Bとを有する。
しかしながら、図10に示したロール成形装置200では、長手方向の位置合わせ機構が無いため前後工程での成形位置にずれが生じて、割れや板厚減少などの不具合が発生するという問題点がある。
本発明は、この従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、単一の成形工程では成形困難な突出形状を複数の成形工程を用いて成形するうえで、長手方向の位置ずれを防ぐことのできるロール成形法およびその装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項9に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、複数の成形工程を用いて長尺の金属帯板(30)の長手方向に突出部(24)を所定間隔で連続的に成形するロール成形方法およびその装置であり、
上流側凸部(41a)を円周面に形成した上流凸側成形ロール(41)と上流側凸部(41a)に対応する上流側凹部(42a)を円周面に形成した上流凹側成形ロール(42)とで金属帯板(30)に大きめの突出部(24a)を成形する上流側成形工程(40A)と、
下流側凸部(43a)を円周面に形成した下流凸側成形ロール(43)と下流側凸部(43a)に対応する下流側凹部(44a)を円周面に形成した下流凹側成形ロール(44)とで上流側成形工程(40A)で成形した大きめの突出部(24a)を絞って小さめの突出部(24)を成形する下流側成形工程(40B)とからなるロール成形方法およびその装置において、
上流側成形工程(40A)と下流側成形工程(40B)との間に、上流側成形工程(40A)で成形した大きめの突出部(24a)が嵌まる形状を円周面に形成した渡しロール(45)を設けるとともに、
金属帯板(30)は、上流側成形工程(40A)から上流凸側成形ロール(41)、渡しロール(45)、下流凸側成形ロール(43)の順に各ロールの一部の円周面に沿って下流側成形工程(40B)に至るようにしたことを特徴としている。
なお、本装置で構成するロールは、全て同期を取って回転駆動が成される。この請求項1に記載の発明によれば、上流側成形工程(40A)で成形した大きめの突出部(24a)が、順に、上流凸側成形ロール(41)の上流側凸部(41a)、渡しロール(45)の円周面の形状、下流凸側成形ロール(43)の下流側凸部(43a)とスプロケットのように嵌まって、各ロール(41、45、43)の一部の円周面に沿って下流側成形工程(40B)へと送られるため長手方向に大きな位置ずれを生じることがなく、単一の成形工程では成形困難な突出部(24)を複数の成形工程(40A、40B)を用いて成形することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のロール成形方法およびその装置において、渡しロール(45)には、大きめの突出部(24a)が嵌まる形状として、渡し用凹部(45a)を形成したことを特徴としている。これは、大きめの突出部(24a)に嵌まる渡しロール(45)側の形状を凸形状とすると、下流側成形工程(40B)では大きめの突出部(24a)を小さめの突出部(24)に対応した下流側凹部(44a)に受け渡さなくてはならなくなり、食い付きなどの不具合を生じるおそれがある。
しかし、この請求項2に記載の発明によれば、下流側成形工程(40B)では大きめの突出部(24a)を小さめの突出部(24)に対応した下流側凸部(43a)に受け渡すことで食い付きなどの不具合を生じるおそれがなく、安定的に搬送することができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、渡しロール(45)の渡し用凹部(45a)と下流凸側成形ロール(43)の下流側凸部(43a)とが、一部にて金属帯板(30)の大きめの突出部(24a)を介して噛み合うようにしたことを特徴としている。
この請求項3に記載の発明によれば、例え渡しロール(45)を駆動しなくとも、渡しロール(45)と下流凸側成形ロール(43)とは歯車のように噛み合って同期が取られるうえ、その間を受け渡される金属帯板(30)は、ばたつく有余も無くなることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、下流側成形工程(40B)において、下流側凸部(43a)と下流側凹部(44a)との間には、金属帯板(30)の板厚よりも大きい隙(S)を確保したことを特徴としている。
この請求項4に記載の発明によれば、大きめの突出部(24a)を小さめの突出部(24)に絞るうえでのロール精度や板厚、引っ張り強度、耐力などの材料変動による成形変動を、隙(S)を設けることによって吸収することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、上流凸側成形ロール(41)の上流側凸部(41a)と渡しロール(45)の渡し用凹部(45a)とが、一部にて金属帯板(30)の大きめの突出部(24a)を介して噛み合うようにしたことを特徴としている。
この請求項5に記載の発明によれば、請求項3での下流側と同様に、例え渡しロール(45)を駆動しなくとも、上流凸側成形ロール(41)と渡しロール(45)とは歯車のように噛み合って同期が取られるうえ、その間を受け渡される金属帯板(30)は、ばたつく有余も無くなることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、下流側成形工程(40B)への入口側において、下流凸側成形ロール(43)に嵌まっている金属帯板(30)の外周側に、大きめの突出部(24a)が下流側凸部(43a)から外れるのを防止する入口側ガイド面(46a)を設けたことを特徴としている。
この請求項6に記載の発明によれば、金属帯板(30)がばたつく有余も無く下流側成形工程(40B)へ送られることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、渡しロール(45)に嵌まっている金属帯板(30)の外周側に、大きめの突出部(24a)が渡し用凹部(45a)から外れるのを防止する渡し部ガイド面(47a)を設けたことを特徴としている。
この請求項7に記載の発明によれば、請求項6の下流側成形工程(40B)への入口側と同様に、渡し部においても金属帯板(30)がばたつく有余も無く下流側成形工程(40B)へ送られることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置において、金属帯板(30)の一部に圧痕(48a´、49a´)を残すマーキング部材(48、49)を、上流凸側成形ロール(41)と下流凸側成形ロール(43)、もしくは上流凹側成形ロール(42)と下流凹側成形ロール(44)に設けるとともに、
圧痕(48a´、49a´)の間隔から上流側成形工程(40A)の上流側凸部(41a)および上流側凹部(42a)の位置と、下流側成形工程(40B)の下流側凸部(43a)および下流側凹部(44a)の位置との位置ズレ量(δ)を検知することを特徴としている。
この請求項8に記載の発明によれば、上流側成形工程(40A)と下流側成形工程(40B)とでの位置合わせ精度を評価する方法となり、これにより容易に位置合わせを行うことが可能となる。
また、請求項9に記載の発明では、複数の成形工程を用いて長尺の金属帯板(30)の長手方向に突出部(24)を所定間隔で連続的に成形するロール成形方法およびその装置であり、
上流側凸部(41a)を円周面に形成した上流凸側成形ロール(41)と上流側凸部(41a)に対応する上流側凹部(42a)を円周面に形成した上流凹側成形ロール(42)とで金属帯板(30)に突出部(24a)を成形する上流側成形工程(40A)と、
下流側凸部(43a)を円周面に形成した下流凸側成形ロール(43)と下流側凸部(43a)に対応する下流側凹部(44a)を円周面に形成した下流凹側成形ロール(44)とで上流側成形工程(40A)で成形した突出部(24a)を絞り、金属帯板(30)の板面に対する角度が突出部(24A)よりも小さい突出部(24)を成形する下流側成形工程(40B)とからなるロール成形方法において、
上流側成形工程(40A)と下流側成形工程(40B)との間に、上流側成形工程(40A)で成形した突出部(24a)が嵌まる嵌合部を円周面に形成した渡しロール(45)によって金属帯板(30)を上流凹側成形ロール(42)から下流凹側成形ロール(44)へと搬送する搬送工程を有することを特徴としている。
この請求項9記載の発明によれば、上流側成形工程(40A)で成形した突出部(24a)が、順に、上流凸側成形ロール(41)の上流側凸部(41a)、渡しロール(45)の円周面の嵌合部、下流凸側成形ロール(43)の下流側凸部(43a)に嵌って、各ロール(41、45、43)から下流側成形工程(40B)へと送られるため、金属帯板の長手方向に大きな位置ずれを生じることがなく、突出部(24)を成形することができる。
ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る積層型熱交換器の全体構造を示す斜視図であり、図2は、図1の積層型熱交換器熱交換部の主要構造を示す斜視図である。本実施形態の積層型熱交換器は、自動車などの車両に搭載される車両用空調装置の冷凍サイクルの冷媒凝縮器(コンデンサ)として使用されるもので、車両エンジンルーム内の走行風を受け易い場所に取り付けられている。
この積層型熱交換器は、図1左側に配された第1ヘッダタンク部1と、図1右側に配された第2ヘッダタンク部2と、内部を流れる第1流体としての冷媒と、外部を通過する第2流体としての空気とを熱交換させる複数の熱交換チューブ(以下、チューブと略す)3と、これらのチューブ3の外壁面に接触して設けられ、冷媒と空気との熱交換効率を高める伝熱部材としての複数のルーバ無しコルゲートフィン(以下、フィンと略す)4とを備えている。
これらの第1、第2ヘッダタンク部1、2、複数のチューブ3、複数のフィン4および接続ブロック11、12は、第1、第2ヘッダタンク部1、2と複数のチューブ3にクラッドされているろう材により、炉中で一体ろう付けすることで接合される。第1ヘッダタンク部1は、アルミニウム合金などの金属製の円筒状容器で、複数形成された図示しない挿通穴内に複数のチューブ3の図示左側端部が差し込まれた状態で、複数のチューブ3の図示左側端部をろう付けにより接合している。
また、第1ヘッダタンク部1の図示下方側には、内部に冷媒を導入するための図示しない入口配管が接続される接続ブロック11がろう付けにより接合されている。第2ヘッダタンク部2は、アルミニウム合金などの金属製の円筒状容器で、複数形成された図示しない挿通穴内に複数のチューブ3の図示右側端部が差し込まれた状態で、複数のチューブ3の図示右側端部をろう付けにより接合している。
また、第2ヘッダタンク部2の図示上方側には、外部に冷媒を導出するための図示しない出口配管が接続される接続ブロック12がろう付けにより接合されている。なお、第1、第2ヘッダタンク部1、2の図示下端部には、熱交換器を車体に取り付けるための係合突起13、14が設けられている。
複数のチューブ3は、本発明のロール成形で成形される一対の成形プレート5、6がろう付けにより接合され、内部を冷媒が流れる冷媒流路管である。これらのチューブ3は、積層方向(図示上下方向)に所定の間隔を持って複数積層されている。そして、一対の成形プレート5、6の対向面(内壁面)には、図2に示されるように、外周端縁21、22、および外周端縁21、22内に冷媒通路(第1流体流路)23が一体成形されている。
また、一対の成形プレート5、6の表面部(外壁面)には、外周端縁21、22内に冷媒通路23を形成するために外側に突出した複数の突出部24、および隣設する2つの突出部24間に設けられる複数の窪み部26、27が一体成形されている。複数の突出部24は、波形筒状の側壁面およびこの側壁面の一端を閉塞する平坦な天壁面(底壁面)よりなり、周囲(外周端縁21、22および複数の窪み部26、27)よりも所定の寸法だけ浮き上がるように設けられている。
複数の窪み部26、27は、内部を空気が流れる流体流路であって、チューブ3の外壁面とフィン4の後述する壁面接触部31、32との間で、且つ隣設する2つの突出部24間に形成された溝状の凹み部である。そして、チューブ3の空気の流れ方向の上流側端部(風上側端部)には、複数の窪み部26、27内に空気を導入するための入口側開口部26a、27aが設けられている。
また、チューブ3の空気の流れ方向の下流側端部(風下側端部)には、複数の窪み部26、27内より空気を導出するための出口側開口部26b、27bが設けられている。なお、本実施形態の複数の窪み部26、27は、入口側開口部26a、27aから出口側開口部26b、27bに向かって波形形状に蛇行して設けられている。
また、本実施形態では、溝状の窪み部26、27の入口側開口部26a、27a付近および出口側開口部26b、27b付近に例えば0.65mmの段差部51a、51bを設けることにより、空気の流れを更に乱して、より空気側の伝熱性能の向上を図っているが、段差部51a、51bは無くても良い。
なお、本実施形態では、図2に示したように、成形プレート5の突出部24および窪み部26と成形プレート6の突出部24および窪み部27とが一対の成形プレート5、6の長手方向(図示左右方向)に若干ずれて配されるように、一対の成形プレート5、6の冷媒通路23側を互いに向き合わせて接合してチューブ3を形成している。
これにより、冷媒通路23内を流れる冷媒は、図2に示したように、成形プレート5の突出部24の内壁面側に形成される凹み部28を通り、次に、成形プレート6の突出部24の内壁面側に形成される凹み部29を通り、次に、再び成形プレート5の凹み部28を通り、次に、再び成形プレート6の凹み部29を通る。
このように、成形プレート5の突出部24の内壁面側に形成される凹み部28と成形プレート6の突出部24の内壁面側に形成される凹み部29とを交互に通りながら、つまり第1ヘッドタンク部1側から第2ヘッドタンク部2側へ向けて蛇行を繰り返しながら冷媒通路23内を流れる。
図1、図2に示したチューブ3は、図3に示すように、薄い板状のアルミニウム合金などの金属帯板30を、成形ローラ41、42の上流側成形工程40Aと成形ローラ43、44の下流側成形工程40Bとによりロール成形して表面部に突出部24を成形した後に、内側同士で2枚を貼り合わせることにより製作される。なお、2枚の成形プレート5、6の貼り合わせではなく、1枚の成形プレートを中央で折り曲げて張り合わせることよりチューブ3を製作するようにしても良い。
複数のフィン4は、薄い板状のアルミニウム合金などの金属帯板がプレス加工によって所定の形状に一体成形されている。これらのフィン4は、山部および谷部に相当する部分に平坦な壁面接触部31、32を有するルーバ無しコルゲートフィンである。フィン4の壁面接触部31、32は、図2に示したように、成形プレート5、6の突出部24の外壁面(表面部)にろう付けにより接合され、所定の長さの平坦部がそれぞれ設けられている。
また、フィン4の山部と谷部とを連結する連結部33、34は、平板状に形成されている。これにより、本実施形態のフィン4は、山部から谷部を経て次の山部までの形状が長方形状である。なお、本実施形態では、図1に示したように、最も外側に配置される両側のフィン4の積層方向外側には、サイドプレート7、8がろう付けにより接合されている。また、複数のチューブ3および複数のフィン4によって積層型熱交換器の熱交換部(コア部)が構成される。
次に、本実施形態の積層型熱交換器の作用を図1および図2に基づいて簡単に説明する。なお、図2には冷媒の流れと空気の流れを示している。車両用空調装置の冷凍サイクルのコンデンサ(冷媒凝縮器)として使用される積層型熱交換器の内部を流れる冷媒は、接続ブロック11より流入し、第1ヘッダタンク部1内で各チューブ3に分岐して各チューブ3内に流入する。
各チューブ3内を流れる冷媒は、チューブ3の全面およびチューブ3の突出部24の外壁面に取り付けられているフィン4の全面に熱を伝える。この熱を、チューブ3内を流れる冷媒と略直交してチューブ3の外側を流れる空気に伝えることで熱交換する。これにより、冷媒は凝縮液化する。熱交換し終えた冷媒は、各チューブ3から第2ヘッダタンク部2で集合され、接続ブロック12より流出する。
次に、積層型熱交換器の熱交換部の作用を詳細に説明すると、図2に示したように、一対の成形プレート5、6により構成されるチューブ3の内部に形成された冷媒通路23内を冷媒は、矢印Aの流れのように分岐、集合を繰り返しながら流れることで、撹乱され良好な伝熱性能を得ることができる。また、チューブ3の外側を流れる空気は、拡大伝熱面であるフィン4を流れる矢印Bの流れと、チューブ3の上流側端部(風上側端部)に設けられている入口側開口部26a、27aから溝状の窪み部26、27を通過する矢印Cの流れとに別れる。
そして、図2に示した矢印Bの空気の流れは、フィン4に沿ってスムーズに流れてフィン4の熱を奪ってフィン4を冷却した後にフィン4の下流側端部より流出する。また、図2に示した矢印Cの空気の流れは、窪み部26、27を蛇行して流れてチューブ3(一対の成形プレート5、6)の表面部(外壁面)の熱を奪ってチューブ3を冷却した後にチューブ3の下流側端部(風下側端部)に設けられている出口側開口部26b、27bより流出する。
次に、本発明の要部であるチューブ3を形成する成形プレート5、6のロール成形について説明する。図3は、本発明の第1実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。本ロール成形装置は、複数の成形工程40A、40Bを用いて長尺の金属帯板30の長手方向に、突出部24を所定間隔で連続的に成形するものである。
上流側成形工程40Aは、上流側凸部41a(D部詳細参照)を円周面に形成した上流凸側成形ロール41と、その上流側凸部41aに対応する上流側凹部42a(D部詳細参照)を円周面に形成した上流凹側成形ロール42とで成り、金属帯板30に大きめの突出部24aを成形する。
また、下流側成形工程40Bは、下流側凸部43a(F部詳細参照)を円周面に形成した下流凸側成形ロール43と、その下流側凸部43aに対応する下流側凹部44a(F部詳細参照)を円周面に形成した下流凹側成形ロール44とで成り、上流側成形工程40Aで成形した突出部24aを絞って、金属帯板30の板面に対する角度が突出部24Aよりも小さく、より90度に近い、小さめの突出部24を成形する。
本実施形態では、このような上流側成形工程40Aと下流側成形工程40Bとの間に、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aが嵌まる形状、より具体的には渡し用凹部45a(E部詳細参照)を円周面に形成した渡しロール45を設けている。そして、金属帯板30は、上流側成形工程40Aから上流凸側成形ロール41の図示右上側の円周面、渡しロール45の図示下側の円周面、下流凸側成形ロール43の図示左上側の円周面と順に各ロール41、45、43の一部の円周面に沿って下流側成形工程40Bに至るようにしている。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、上流側成形工程40Aと下流側成形工程40Bとの間に、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aが嵌まる形状を円周面に形成した渡しロール45を設けるとともに、
金属帯板30は、上流側成形工程40Aから上流凸側成形ロール41、渡しロール45、下流凸側成形ロール43の順に各ロールの一部の円周面に沿って下流側成形工程40Bに至るようにしている。
なお、本装置で構成するロールは、全て同期を取って回転駆動が成される。これによれば、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aが、順に、上流凸側成形ロール41の上流側凸部41a、渡しロール45の円周面の形状、下流凸側成形ロール43の下流側凸部43aとスプロケットのように嵌まって、各ロール41、45、43の一部の円周面に沿って下流側成形工程40Bへと送られるため長手方向に大きな位置ずれを生じることがなく、単一の成形工程では成形困難な突出部24を複数の成形工程40A、40Bを用いて成形することができる。
図4は、成形長さに対する位置ずれ量δを表すグラフである。従来のロール成形では、金属帯板30の長手方向に対する位置合わせ機構が無いため、位置ずれ量δが累積して拡大して行くが、本方式では突出部24の成形毎に、上流側成形工程40Aで成形した大きめの突出部24aをパイロット形状として位置ずれ量δを修正、吸収して行くため、長手方向に大きな位置ずれを生じることがない。
また、渡しロール45には、大きめの突出部24aが嵌まる形状として、渡し用凹部45aを形成している。これは、大きめの突出部24aに嵌まる渡しロール45側の形状を凸形状とすると、下流側成形工程40Bでは大きめの突出部24aを小さめの突出部24に対応した下流側凹部44aに受け渡さなくてはならなくなり、食い付きなどの不具合を生じるおそれがある。
しかし、これによれば、下流側成形工程40Bでは大きめの突出部24aを小さめの突出部24に対応した下流側凸部43aに受け渡すことで食い付きなどの不具合を生じるおそれがなく、安定的に搬送することができる。
また、上流側成形工程40Aと下流側成形工程40Bとの間に、上流側成形工程40Aで成形した突出部24aが嵌まる嵌合部を円周面に形成した渡しロール45によって金属帯板30を上流凹側成形ロール42から下流凹側成形ロール44へと搬送する搬送工程を有している。
これによれば、上流側成形工程40Aで成形した突出部24aが、順に、上流凸側成形ロール41の上流側凸部41a、渡しロール45の円周面の嵌合部、下流凸側成形ロール43の下流側凸部43aに嵌って、各ロール41、45、43から下流側成形工程40Bへと送られるため、金属帯板の長手方向に大きな位置ずれを生じることがなく、突出部24を成形することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。上述した第1実施形態と異なる特徴として、まず、渡しロール45の渡し用凹部45aと下流凸側成形ロール43の下流側凸部43aとが、一部にて金属帯板30の大きめの突出部24aを介して噛み合うようにしている(G部詳細参照)。
これによれば、例え渡しロール45を駆動しなくとも、渡しロール45と下流凸側成形ロール43とは歯車のように噛み合って同期が取られるうえ、その間を受け渡される金属帯板30は、ばたつく有余も無くなることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、下流側成形工程40Bにおいて、下流側凸部43aと下流側凹部44aとの間には、金属帯板30の板厚よりも大きい隙Sを確保している(H部詳細参照)。これによれば、大きめの突出部24aを小さめの突出部24に絞るうえでのロール精度や板厚、引っ張り強度、耐力などの材料変動による成形変動を、隙Sを設けることによって吸収することができる。H部詳細中の突出部24´は、製経時のボリューム変動を、成形ロール間のすき間に入り込む余地を与えることで吸収している状態を示している。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。上述した第1、第2実施形態と異なる特徴として、まず、上流凸側成形ロール41の上流側凸部41aと渡しロール45の渡し用凹部45aとが、一部にて金属帯板30の大きめの突出部24aを介して噛み合うようにしている(J部詳細参照)。
これによれば、第2実施形態での下流側と同様に、例え渡しロール45を駆動しなくとも、上流凸側成形ロール41と渡しロール45とは歯車のように噛み合って同期が取られるうえ、その間を受け渡される金属帯板30は、ばたつく有余も無くなることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、下流側成形工程40Bへの入口側において、下流凸側成形ロール43に嵌まっている金属帯板30の外周側に、大きめの突出部24aが下流側凸部43aから外れるのを防止する入口側ガイド面46aを設けている(L部詳細参照)。ちなみに46は、入口側ガイド部材である。これによれば、金属帯板30がばたつく有余も無く下流側成形工程40Bへ送られることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、渡しロール45に嵌まっている金属帯板30の外周側に、大きめの突出部24aが渡し用凹部45aから外れるのを防止する渡し部ガイド面47aを設けている(K部詳細参照)。ちなみに47は、渡し部ガイド部材である。これによれば、上記の下流側成形工程40Bへの入口側と同様に、渡し部においても金属帯板30がばたつく有余も無く下流側成形工程40Bへ送られることから、より長手方向に位置ずれを生じにくい構造とすることができる。
また、金属帯板30の一部に圧痕(マーキング痕)48a´、49a´を残すマーキング部材48、49を、上流凹側成形ロール42と下流凹側成形ロール44とに設けている。なお、マーキング部材48、49は、上流凸側成形ロール41と下流凸側成形ロール43側に設けても良い。I部詳細に示す48は、マーキング部材として成形ロールに組み込まれたマーキングブロックと、その外側面に設けられたマーキング突起48aである。なお、I部詳細では両ロール41、42の凹凸形状は省略して示している。
そして図7は、マーキング痕48a´、49a´による位置ずれ量δの計測例を示す帯板材30の部分図である。圧痕48a´、49a´の間隔から上流側成形工程40Aの上流側凸部41aおよび上流側凹部42aの位置と、下流側成形工程40Bの下流側凸部43aおよび下流側凹部44aの位置との位置ズレ量δを検知することができる。これによれば、上流側成形工程40Aと下流側成形工程40Bとでの位置合わせ精度を評価する方法となり、これにより各ロールの軸間ピッチを調節して容易に位置合わせを行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
図8は、本発明の他の実施形態により成形されるオフセットフィンを示す斜視図である。上述の実施形態では、本発明のロール成形方法およびその装置を、熱交換チューブ3の成形プレート5、6の成形に適用したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、突出形状以外にも、図8に示すように、曲げや抜きなどの形状で、材料長手方向に多工程で加工が必要なオフセットフィンなどのロール成形に適用しても良い。
また、上述の実施形態では、下流側成形工程40Bへの入口側において、下流凸側成形ロール43に嵌まっている金属帯板30の外周側に、大きめの突出部24aが下流側凸部43aから外れるのを防止する入口側ガイド面46aを設けたが、上流側成形工程40Aの出口側において、上流凸側成形ロール41に嵌まっている金属帯板30の外周側に、大きめの突出部24aが上流側凸部43aから外れるのを防止する出口側ガイド面を設けて、さらに位置ずれの発生を防止する構成としても良い。
本発明の実施形態に係る積層型熱交換器の全体構造を示す斜視図である。 図1の積層型熱交換器熱交換部の主要構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。 成形長さに対する位置ずれ量δを表すグラフである。 本発明の第2実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。 本発明の第3実施形態におけるロール成形装置の要部構造を示す模式図である。 本発明のマーキング痕による位置ずれ量δの計測例を示す帯板材30の部分図である。 本発明の他の実施形態におけるオフセットフィンの成形形状を示す斜視図である。 従来の扁平チューブなどのロール成形装置の要部構造を示す斜視図である。 金属帯板201に突出部202を連続的に形成するロール成形装置200の要部を示す斜視図である。
符号の説明
24…小さめの突出部、突出部
24a…大きめの突出部
30…金属帯板
40A…上流側成形工程
40B…下流側成形工程
41…上流凸側成形ロール
41a…上流側凸部
42…上流凹側成形ロール
42a…上流側凹部
43…下流凸側成形ロール
43a…下流側凸部
44…下流凹側成形ロール
44a…下流側凹部
45…渡しロール
45a…渡し用凹部
46…入口側ガイド部材
47…渡し部ガイド部材
48…マーキング部材
48a…圧痕
49…マーキング部材
49a…圧痕
S…隙
δ…位置ズレ量

Claims (9)

  1. 複数の成形工程を用いて長尺の金属帯板(30)の長手方向に突出部(24)を所定間隔で連続的に成形するロール成形方法およびその装置であり、
    上流側凸部(41a)を円周面に形成した上流凸側成形ロール(41)と前記上流側凸部(41a)に対応する上流側凹部(42a)を円周面に形成した上流凹側成形ロール(42)とで前記金属帯板(30)に大きめの突出部(24a)を成形する上流側成形工程(40A)と、
    下流側凸部(43a)を円周面に形成した下流凸側成形ロール(43)と前記下流側凸部(43a)に対応する下流側凹部(44a)を円周面に形成した下流凹側成形ロール(44)とで前記上流側成形工程(40A)で成形した大きめの突出部(24a)を絞って小さめの突出部(24)を成形する下流側成形工程(40B)とからなるロール成形方法およびその装置において、
    前記上流側成形工程(40A)と前記下流側成形工程(40B)との間に、前記上流側成形工程(40A)で成形した前記大きめの突出部(24a)が嵌まる形状を円周面に形成した渡しロール(45)を設けるとともに、
    前記金属帯板(30)は、前記上流側成形工程(40A)から前記上流凸側成形ロール(41)、前記渡しロール(45)、前記下流凸側成形ロール(43)の順に各ロールの一部の円周面に沿って前記下流側成形工程(40B)に至るようにしたことを特徴とするロール成形方法およびその装置。
  2. 前記渡しロール(45)には、前記大きめの突出部(24a)が嵌まる形状として、渡し用凹部(45a)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のロール成形方法およびその装置。
  3. 前記渡しロール(45)の前記渡し用凹部(45a)と前記下流凸側成形ロール(43)の前記下流側凸部(43a)とが、一部にて前記金属帯板(30)の前記大きめの突出部(24a)を介して噛み合うようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  4. 前記下流側成形工程(40B)において、前記下流側凸部(43a)と前記下流側凹部(44a)との間には、前記金属帯板(30)の板厚よりも大きい隙(S)を確保したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  5. 前記上流凸側成形ロール(41)の前記上流側凸部(41a)と前記渡しロール(45)の前記渡し用凹部(45a)とが、一部にて前記金属帯板(30)の前記大きめの突出部(24a)を介して噛み合うようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  6. 前記下流側成形工程(40B)への入口側において、前記下流凸側成形ロール(43)に嵌まっている前記金属帯板(30)の外周側に、前記大きめの突出部(24a)が前記下流側凸部(43a)から外れるのを防止する入口側ガイド面(46a)を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  7. 前記渡しロール(45)に嵌まっている前記金属帯板(30)の外周側に、前記大きめの突出部(24a)が前記渡し用凹部(45a)から外れるのを防止する渡し部ガイド面材(47a)を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  8. 前記金属帯板(30)の一部に圧痕(48a´、49a´)を残すマーキング部材(48、49)を、前記上流凸側成形ロール(41)と前記下流凸側成形ロール(43)、もしくは前記上流凹側成形ロール(42)と前記下流凹側成形ロール(44)に設けるとともに、
    前記圧痕(48a´、49a´)の間隔から前記上流側成形工程(40A)の前記上流側凸部(41a)および前記上流側凹部(42a)の位置と、前記下流側成形工程(40B)の前記下流側凸部(43a)および前記下流側凹部(44a)の位置との位置ズレ量(δ)を検知することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のロール成形方法およびその装置。
  9. 複数の成形工程を用いて長尺の金属帯板(30)の長手方向に突出部(24)を所定間隔で連続的に成形するロール成形方法およびその装置であり、
    上流側凸部(41a)を円周面に形成した上流凸側成形ロール(41)と前記上流側凸部(41a)に対応する上流側凹部(42a)を円周面に形成した上流凹側成形ロール(42)とで前記金属帯板(30)に突出部(24a)を成形する上流側成形工程(40A)と、
    下流側凸部(43a)を円周面に形成した下流凸側成形ロール(43)と前記下流側凸部(43a)に対応する下流側凹部(44a)を円周面に形成した下流凹側成形ロール(44)とで前記上流側成形工程(40A)で成形した前記突出部(24a)を絞り、前記金属帯板(30)の板面に対する角度が前記突出部(24a)よりも小さい前記突出部(24)を成形する下流側成形工程(40B)とからなるロール成形方法において、
    前記上流側成形工程(40A)と前記下流側成形工程(40B)との間に、前記上流側成形工程(40A)で成形した前記突出部(24a)が嵌まる嵌合部を円周面に形成した渡しロール(45)によって前記金属帯板(30)を前記上流凹側成形ロール(42)から前記下流凹側成形ロール(44)へと搬送する搬送工程を有することを特徴とするロール成形方法。
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