JPS6228020A - 熱間圧延鋼帯の脱スケ−ル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、熱間圧延鋼帯の脱スケール方法に関するもの
である。

（ロ）従来技術 従来の熱間圧延鋼帯の脱スケール方法は、酸洗方式を採
用している。その方式は下記のとおりである。

■　塩酸または硫酸等の酸液に連続的に浸漬する方式 ■　酸浸漬の前処理としてメカニカル・デスク−リング
（圧延曲げ等によりスケールにクラック付与、ブラシ等
による研掃）を実施する方式、さらに、脱スケール時間
の短縮化（生産性向上、酸長短縮による設備費・運転費
の低減）を狙い２本出願人は特開昭５７−４７５１９号
公報において圧延（圧下率γ＝３〜ｉｏ％）後、引張曲
げ（０，５〜３．０％）を実施し、デスケール装置を通
過させ。

脱スケールをする方法を提案した。

しかしながら、鋼帯のエツジ部（約１００ｍｍ）はセン
タ部にくらべてスケールの厚みが大きく。

脱スケールるするのが困難である。そこで、エツジ部の
脱スケール方法として、エツジ部を機械的研削加工後、
酸洗する方法が提案されている（特開昭５６−１０３８
９号公報）。しかし、この方法はブラシ・コスト、設備
費等が高く、ブラシ・マークによる製品疵の問題がある
。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 本発明が解決しようとする問題点は、安価な設備費と小
さい占有空間とによって特に鋼帯のエツジ部を良好に脱
スケールをすることができる方法を得ることにある。

（−１−）問題点を解決するための手段本発明の熱間圧
延鋼帯の脱スケール方法は。

熱間圧延鋼帯に圧下率０，２〜１０％の圧下を加えるこ
と、１Ｍ帯の幅方向エツジ部に酸洗液を噴射すること、
鋼帯を酸洗槽に誘導し″″Ｌ−鋼帯表面からスケールを
除去することによって、上記問題点を解決している。

（ホ）実施例 第１図は本発明の方法を実施する装置の概略説明図であ
る。熱間圧延鋼帯１は圧延機２によって圧下率γ＝０．
２〜１０％の圧下な受ける。この圧下げ、予備段階とし
て鋼帯１０表面の機械的脱スケールを行うためである。

圧下率γを０．２％未満にすると脱スケール時間を短縮
できない。圧下率ｒが１０％を超えると、脱スケール時
間の短縮効果が上がらない。

圧延機２の人出側には通常のプライドル・ロール３を設
けて、圧延機２を通る圧延材、すなわち鋼帯１に必要な
張力を与える。

このようにして、鋼帯１に塑性伸びを与えて。

鋼帯表面のスケールに亀裂を入れた後、鋼帯１を酸洗槽
４に誘導し、鋼帯１０表面からスケールを除去する。酸
洗槽内には通常の濃度の塩酸または硫酸等の酸液が循環
されている。

鋼帯１の酸洗にさいして、鋼帯エツジ部の脱スケールを
促進させるために、酸洗槽４の入側または酸洗槽４の各
ダム・ロール４１の出側付近にノズル５を設けて、鋼帯
エツジ部に酸洗液を噴射する。

ノズル５は、第２図に示すように２通常のノズル・ヘッ
ダ５０を用い、鋼帯エツジ部が最大１５０朋幅程度酸洗
できるように、ノズル・ヘッダ５００両端部ノズル５を
開放し、中央部ノズル５を閉鎖すればよい。

酸洗液は、酸洗槽の酸洗液と同じものでよい。

例えば、濃度８％、温度９０°Ｃの塩酸溶液でよい。

ノズルからの噴射圧力は３　ｋｇ／　ｔｙｌｔでよい。

（へ）具体的実施例 鋼帯寸法：厚み２．６　ｍｍ　ｘ　＠１０００〜１２０
０　ｍｍ圧延機圧下率：γ＝７％ 酸洗槽：濃度８％塩酸溶液 溶液温度９０°Ｃ ノズル：濃度８％塩酸溶液 溶液温度９０°Ｃ 噴射圧力３ｋｇ／ｄ 酸洗槽入側４ｍの位置に設置 鋼帯エツジ部１５０龍に噴射 ライン速度：　３２５　ｍ　／　ｍｉ　ｎ結　果　　ニ
ライン速度８％向上 酸洗液原単位５％向上

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法の概略説明図。第２図は本発明の
方法に用いるノズル・ヘッダの概略説明図。 １：鋼帯　　　　　　２：圧延機 ３ニブライドル・ロール４：酸洗槽 ５：ノズル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱間圧延鋼帯に圧下率０．２〜１０％の圧下を加えるこ
   と、鋼帯の幅方向エッジ部に酸洗液を噴射すること、鋼
   帯を酸洗槽に誘導して鋼帯表面からスケールを除去する
   ことからなる熱間圧延鋼帯の脱スケール方法。