JPS6228005A - 鋼帯の幅圧下装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は帯幅および厚みを均一にするために冷延鋼帯
を幅圧下する装置に関する。

（従来の技術） −ｉ？幅および厚みが均一な冷延鋼帯を得るために、酸
洗後あるいは冷間圧延前に鋼帯の側端面を帯幅方向に圧
下する方法が知られている。たとえば、特開昭５７−１
８０５０１号公報あるいは特開昭５８−１５１９０１号
公報に、このような装置および方法が開示されている。

幅圧下装置は、鋼帯の側端面を鋼帯輻方向に圧下する左
右一対の垂直ロールを備えている。そして、幅圧下によ
り鋼帯が座屈するのを防ぐために、鋼帯を挟圧する上下
一対の押えロールが配置されている。この押えロールは
垂直ロールに隣接するようにして、あるいはロール軸が
垂直ロールのものと同一垂直面内にあるようにして配置
されている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、冷間圧延設備では種々の幅の鋼帯を圧延する
。

第５図に示すようにロール軸が同一垂直面内にあるよう
に垂直ロール１および押えロール２を配置した場合、鋼
帯幅に応じて垂直ロールｌを変位すると押えロール２に
突きちる。したがって、鋼帯幅に応じて押えロール２を
取り換えなければならない、このため、多数の押えロー
ルを準備しておかねばならず、板挟えのために余分の作
業者が必要である。また、圧延ラインを止めてロールを
交換しなければならず、生産能率が下る。

このような問題を解決するために、第６図に示すように
押えロール３を垂直ロールｌの前後に隣接して配置した
としても、鋼帯Ｓの座屈を完全になくすことはできない
。僅かな座屈によっても鋼帯Ｓの形状が損なわれ、形状
が不良な部分は切り捨てられる。

また、第７図に示すように、垂直ロール１と幅狭の押え
ロール４とを帯幅方向に一体として変位可能にすること
が考えられる。しかし、この場合には押えロール４の幅
が狭いために、幅中央部にやはり座屈を生じる。

（問題点を解決するための手段）。

この発明の幅圧下装置は、鋼帯の側端面を鋼帯幅方向に
圧下する左右対の垂直ロールおよび鋼帯を挟圧する一Ｌ
下対の押えロールを備えている。

上記垂直ロールは鋼帯幅方向に変位自在である。垂直ロ
ールの変位は、たとえば前置ロールを回転自在に支持す
るロールマウントを流体圧シリンダあるいはねじ機構に
よりガイドに沿って変位させる。

−に記押えロールは第１押えロールおよび第２押えロー
ルとからなっている。第１押えロールはロール軸が前記
垂直ロールのロール軸を含む垂直面内にあって、鋼帯幅
方向に変位自在な左右一対の分割ロールよりなっている
。対となった分割ロールの幅の和は、圧下する鋼帯の最
小幅よりやや小さい、第２押えロールは第１押えロール
に平行かつ隣接している。第２０−ルの幅は、圧下する
鋼帯の最大幅にほぼ等しい。第２押えロールは、鋼帯の
送りについて第１押えロールの上流側、下流側または上
下流両側に配置する。

（作用） ピンチロールや圧延スタンドなどにより鋼帯に張力を加
えながら、鋼帯を押えロールおよび垂直ロールの間を通
す。押えロールは座屈が生じない、ように鋼帯を挟圧し
、垂直ロールは鋼帯の側端面を鋼帯幅方向に圧下する。

圧下する鋼帯の幅が変ると、幅圧下量が所要の値となる
ように垂直ロールを鋼帯幅方向に変位させる。このとき
、第１押えロールも変位し、鋼帯を幅方向に一様に挟圧
して鋼帯の座屈を防ぐ。

幅広の鋼帯を幅圧下する場合、第１押えロールは鋼帯を
幅いっばいに押えることができない、しかし、隣接する
第２押えロールが第１押えロールを助けるようにして鋼
帯を押えているので、幅圧下によって幅広の鋼帯が座屈
することはない。

（実施例） ＰＳ１図はこの発明の実施例を示す下面図である。

幅圧下装置は鋼帯Ｓの側端面を鋼帯幅方向に圧下する左
右一対の垂直ロール１１、ならびに鋼帯Ｓを挟圧する」
二下一対の第１押えロール１５、第２押えロール１７お
よび第３押えロール１８を備えている。

第２図に示すように垂直ロール１１はロール周面に環状
成形溝１２を有しており、溝底１３に鋼帯Ｓの側端部が
接する。成形溝１１は溝底１３に向うに従って溝幅が狭
くなり、溝側面１４は傾斜している。

垂直ロール１により圧下された側端部は、第２図に示す
ように成形溝１２の溝側面１４に沿ってドツグボーン状
に塑性変形し、垂直ロール１１のロール周面と第１押え
ロール１６の端面との間の隙間ｇに鋼帯Ｓの側端部がは
み出すことはない。したがって、鋼帯Ｓの側端部にばり
は生じない。また、ド、・、・グポーン状の側端部は続
く圧延により平になり、折込みとなることはない。

鋼？１？Ｓの側端部が望ましい形状に自由に変形できる
ように、溝底１３の＠文は帯厚りよりも大きくなってい
る０幅が狭すぎると側端部の変形が拘束され、広すぎる
とばりを生じるので、ｕ＝（１，１〜１．５）　ｈ程度
が望ましい、また、溝深さは探すざると成形溝内で側端
部が座屈し、浅すぎるとばりを生じる。溝深さｔは（０
，８〜１．２）　ｈ程度が望ましい、また、溝側面１４
の傾斜角は大きすぎても、小さ過ぎてもばりを生じ、傾
斜角０は３０〜６０度程度が望ましい。

第１押えロール１５はロール軸が前記垂直ロール１！の
ロール軸を含む垂直面内にあって、それぞれが鋼帯幅方
向に変位自在な左右一対の分割ロール１６よりなってい
る。対となった分割ロール１６の幅の和は、圧下する鋼
帯Ｓの最小幅よりやや小さい。

第２押えロール１７および第３押えロール１８はそれぞ
れ第１押えロール１５の上流側および下流側にあって、
第１押えロール１５に平行かつ隣接している。第２押え
ロール１７および第３押えロール１８の幅は、圧下する
鋼帯Ｓの最大幅よりやや小さい。

第３図および第４図はそれぞれ幅圧下装置の一例を示す
正面図および側面図である。

これら図面に示すようにハウジング４１には昇降自在に
上下の押えロールチョック４３が取り付けられている。

それぞれの押えロールチョック４３には軸受４５が固定
されており、各軸受４５は押えロール１８を支持してい
る。圧下軸４７は油圧シリンダ（図示しない）が連結さ
れており、ロードセル４８を介して上側の押えロールチ
ョック４３、すなわち押えロール１Ｂを下方に向っかて
圧下する。

また、上記ハウジンング４１には水平に延びるテーパー
付きガイド５１がポルト５２により固定されている。そ
して、上下の押えロールチョック４３の間に垂直ロール
チョック５３が配置されており、垂直ロールチョック５
３はガイド５１に案内されて進退自在である。垂直ロー
ルチョック５３には上下に軸受５５が取り付けられてい
る。垂直ロール１１はこれの周面が押えロール１６の側
面に近接するようにして軸受５５に支持されている。圧
下軸５７は油圧シリンダ（図示しない）が連結されてお
り、ロードセル５８を介して垂直ロールチョック５３．
すなわち垂直ロール１１をバスセンタに向って押す。ま
た、垂直ロール１１および第１押えロール１５は無駆動
である。

上記のように構成した装置において、作業中に鋼帯Ｓが
これより広い鋼帯に変った場合、垂直ロール１１を支持
する垂直ロールチョック５３を後退する。

なお、第１押えロールの各分割ロールがそれぞれ垂直ロ
ールと一体となって鋼帯幅方向に変位するようにしても
よい。

（発明の効果） この発明の幅圧下装置は、第１押えロールのロール幅が
幅圧下する最小の鋼帯幅よりやや小さく、垂直ロールと
第１押えロールとが鋼帯幅方向に変位自在である。した
がって、＃１帯の幅が変っても座屈を生じることなく幅
圧下することができる。また、鋼帯の幅が変っても鋼帯
幅に合わせて押えロールを交換する必要はない。さらに
、第２押えロールが第１押えロールに平行かつ隣接して
配置されているので１幅広の鋼帯を幅圧下しても鋼帯が
座屈することはない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の幅圧下装置の実施例を示す平面図、
第２図はは垂直ロールにより鋼帯を幅圧Ｆしている状態
を示す正面面、第３図および第４図はそれぞれ幅圧下装
置の一例を示す正面―および側面図、ならびに第５図〜
第７図はそれぞれ従来の装置の子図面である。 １．１１・・・垂直ロール、２，３．４．１５．１？、
１８・・・押えロール、１Ｂ・・・分割ロール、Ｓ・・
・鋼帯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋼帯幅方向に変位自在であって、鋼帯の側端面を鋼帯幅
   方向に圧下する左右対の垂直ロールおよび鋼帯を挟圧す
   る上下対の押えロールを備えた装設において、前記押え
   ロールが第１押えロールおよび第２押えロールとからな
   り、第１押えロールはロール幅が幅圧下する鋼帯の最小
   幅よりやや小さく、ロール軸が前記垂直ロールのロール
   軸を含む垂直面内にあり、鋼帯幅方向に変位自在な左右
   対の分割ロールよりなり、前記第２押えロールは第１押
   えロールに平行かつ隣接していることを特徴とする鋼帯
   の幅圧下装置。