JPS62279855A - 固液分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の目的］ （産業上の利用分野）　゛ 本発明は、固液分離装置、特に産業廃棄物及び下水等に
おいて、固体と液体とを分離する際、使用される固液分
離装置に関するものである。

（従来の技術） 使用済生コン等の残余したものの処分及び下水等の生活
廃水の処分等が、最近、特に問題となっている。これら
は、いずれも固体と液体とが混合したものである。

従って、これらのものから固体及び液体を分離出来れば
、例えば生コンの場合では、資源の再利用が可能であり
、又、生活廃水の場合では、水の再利用及び回収された
固体の利用は勿論のこと、下水処理が容易になる利点を
有している。

この種の技術は、一般に遠心分離機を用いた固液分離方
式が採用されており、第４図は出願人が先に提案したも
のである。第４図によって、従来方式の概要を説明する
。

第４図に示されるように、遠心分離機１内には透孔２を
有するバスケット３が設けられ、このバスケット３内に
はバイブ４を介して固液（図示しない）が流入する。

一方、バスケット３は図示しないモータによって回転し
ている。従って、回転しているバスケット内に流入した
固液のうちで、固体はバスケット３の遠心力によって傾
斜面を上昇し、外筒５を介して排出口６から回収される
。

又、水に溶けた砂及び汚泥等は、バスケット３の透孔２
を介して排水筒７内に入り、排出口８から取出される。

即ち、この場合は、バスケットによって擾払われた固体
以外の砂、水、汚泥は、一体になって取出される。

（発明が解決しようとする問題点） 上記した従来方式は、透孔２を介して排水筒７内に飛出
した内容物、特に汚泥等は排水筒７の側壁周縁に付着し
てしまい、順次厚みを増してくる。しかも、付着後、水
分のみが流下してしまい、益々固まって運転不能になる
ことすらある。

本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、側壁周縁に付着した固形物を除去しつつ、連続運転
の可能な固液分離装置を提供することを目的としている
。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明ではケーシング２０の下部に開閉自在な蓋体２３
を装着して密閉構成とし、かつ外部に設けた吸引手段に
接続し、前記駆動源のシャフトを支持する支持台９に支
え１１を設けて油圧シリンダー１２を固定し、この油圧
シリンダーの先端に掻取り羽根１５を取付けると共に、
掻取動作時、蓋体を開放し固形物を一挙に排出するよう
構成した。

（作用） 従って、吸引動作によってバスケット内に流入した固液
は、バスケットの回転動作によって、前記バスケットの
傾斜に沿って、先ず、挟雑物が回収され、これと同時に
バスケットの透孔を通過した液状固形物が分離される。

このうちの液体は流下し、固形物は壁面に付着して厚さ
を増す。この厚さが所定値になった時、蓋体の開放と同
時に油圧シリンダーが作動して付着している固形物と共
に、下部に堆積している固形物を合わせて一挙に除去し
、この除去動作模は、蓋体を閉塞し、再び吸引動作を行
なって前記操作を繰返す。

（実施例） 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は本発明による固液分離装置を説明するための一
実施例の構成図である。

第１図において、第４図と同一部分については同一符号
を付す。９は支持台で、この内部にはモータ１０のシャ
フトが挿通され、上部にてバスケット３と接続される。

１１は支えで、支持台に固定され、その上方には油圧シ
リンダー１２が設けられる。

前記油圧シリンダー１２には、ホース１３を介して油圧
源１４に接続される。１５は掻取り羽根で、油圧シリン
ダー１２と接続され、油圧シリンダーの動作に応じて前
進及び後退する。

なお、油圧シリンダーと接続された掻取り羽根には図示
しないリミットスイッチが設けられ、排水筒内壁に付着
した固形物の厚みを検出して、油圧源のＯＮ、　ＯＦＦ
制御を行なうようになっている。

１７は第１の排水筒７の下部に設けた第２の排水筒で、
図示点線で示すように周縁に傾斜して設けられる。そし
て第２の排水筒１７の最下部１８には、バイブ１９がケ
ーシング２０に接続されて取付口２１を構成し、この部
分には、例えばホース２２を介して吸引手段く後述する
）に接続する。ケーシング２０の下端には排出口２４が
あって、蓋体２３が開閉自在に設けられ、閉じた場合に
は気密構成となる。２５はサクションホースである。

第２図は第１図のｘ−ｘ’線から見た平面図であり、図
に示されるように、掻取り羽根１５はバスケット３の回
転方向にやや向いて取付けられている。

なお、１６は第１の排水筒７の内壁に付着した固形物を
示す。

次に、動作の概要を示す。

上記構成から明らかなように、蓋体２３を閉じてホース
２２を図示しないルーツブロワ−又は真空ポンプ等の真
空源に接続し、バイブ４の先端を下水中に入れた場合を
考えると、前記ルーツブロワ−の作動に応じてケーシン
グ２０内は負圧となる。従ってバイブ４を介して下水中
のヘドロがバスケット３内へ流入する。しかし、バスケ
ット３は回転しているために、石コロ、空カン等がバス
ケットの傾斜に沿って上方周縁に飛ばされ、ケーシング
２０の下部に集まる。

又、水分を含んだ砂及び汚泥等は、バスケット３の透孔
２を介して第１の排水筒７の内側壁に付着する。この際
、水は第２の排水筒１７からホース２２を介して回収さ
れる。そして、時間経過と共に、第１の排水筒７の内側
壁に付着した固形物１６は、順次厚みを増してくる。し
かも、第１の排水筒７はバスケットと共に回転している
ため、所定の厚みになると掻取り羽根１５に接触し、こ
れによって油圧シリンダー１２が作動すると同時に、蓋
体２３が開放され、そこから空気が吸引されるため、サ
クションホース２５の吸引が極度に下り、吸引′されな
くなる。

即ち、油圧源１４からの油圧により、油圧シリンダーが
伸び、固形物を掻落す。そして全部の固形物を掻落すと
、油圧シリンダー１２は元の位置に戻る。

なお、油圧シリンダーの作動によってルーツブロワ−等
による吸引動作は停止する。そして、掻落しが終了して
、油圧シリンダーが元の位置へ戻ると、蓋体２３を閉じ
て吸引動作を開始し、最初の流入状態に戻り、前記一連
の動作を繰返す。

なお、蓋体２３の開放時に、排出口２４から排水される
ものは、水以外の固体であり、水のみがホース２２から
図示されていない真空源タンクに回収される。即ち、水
とそれ以外の固体とが分離される。

第３図は動作説明のフローチャートである。

第３図において、ステップ３１ではバスケットのの回転
を開始し、ステップ３２へ移って蓋体を閉塞して吸引を
開始する。

ステップ３３においては、排水筒内側壁に付着した固形
物が所定の厚みになったか否かを検出する。

所定厚みにならなければ、ステップ３２へ戻り、前記処
理を繰返す。ここで、固形物の厚みが所定厚みとなれば
、ステップ３４へ移って蓋体を開放し、そこから空気が
入り、吸引できなくなる。

次いで、ステップ３５へ移って油圧シリンダーを作動し
て固形物を掻落す。ステップ３６では、掻落しが終了し
たか否かを検出し、終了しなければステップ３４へ移っ
て、前記処理を繰返す。固形物を全て掻落すと、ステッ
プ３７にて油圧作動を停止し、ステップ３２へ戻って前
記処理を繰返す。

上記実施例では、汚泥処理について説明したが、これに
限定されるものではなく、水に対して比重差を有するも
のであれば、いかなるものでもよく、例えば糞尿処理、
建設現場における水と共にする掘削処理及び下水道処理
等にも適用可能であることは言うまでもない。

［発明の効果］ 以上説明した如く、本発明によれば遠心分ｗｉ礪を内臓
した容器を密閉構造とし、吸引手段を介して固液を流入
し、内壁に付着した固形物の厚みに応じて容器の蓋体を
開放し、この際、内壁に付着した固形物及びその他の挟
雑物を取除くよう構成したので、固体と液体との分離が
極めて効率良く行なうことの可能な固液分離装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による固液分離装置の一実施例の構成図
、第２図は第１図のｘ−ｘ’線から見た平面図、ｆｆ１
３図は処理内容を説明するフローチャートである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透孔を全面に有し、スリ鉢状に形成されたバスケットと
   、前記バスケットの周縁に設けた排水筒と、前記排水筒
   の更に周縁に設けたケーシングと、前記バスケットを回
   転させる駆動源とからなり、流入した固液を夫々分離し
   て回収する固液分離装置において、前記ケーシングは下
   部に開閉自在な蓋体を装着して密閉構成とし、かつ外部
   に設けた吸引手段に接続し、前記駆動源のシャフトを支
   持する支持台に支えを設けて油圧シリンダーを固定し、
   この油圧シリンダーの先端に掻取り羽根を取付けると共
   に、掻取動作時、蓋体を開放し固形物を一挙に排出する
   ことを特徴とする固液分離装置。