JP2942919B2 - 水中の固形物の分離回収装置 - Google Patents

水中の固形物の分離回収装置

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JP2942919B2 JP8314166A JP31416696A JP2942919B2 JP 2942919 B2 JP2942919 B2 JP 2942919B2 JP 8314166 A JP8314166 A JP 8314166A JP 31416696 A JP31416696 A JP 31416696A JP 2942919 B2 JP2942919 B2 JP 2942919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水中の固形物、
就中、塗装ブースの水洗水に混入されている塗料カス等
を回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗装ブースの水洗水に混入されて
いる塗料カス等を回収する方法としては、遠心分離法
式、水面かきとり方式等がある。これらの方式では装置
内で回収される塗料カス等よりも回収されずに水洗水内
に戻されてしまう塗料カス等の方が多く、水洗水の水質
維持の面で効率が悪いのが欠点とされており、特に遠心
分離式に関しては、回収された塗料カス等を装置内から
取り除くための清掃に手間がかかるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塗装ブース内での塗装
作業の継続に伴い、塗料の使用量が増加し、それによっ
て塗装ブース内の水洗水の劣化が促進される。そして、
水洗水が劣化した状態(塗料カス等を多く含んだ状態)
で塗装ブースの稼働を続けると、水洗水循環用の配管内
の汚れ、ブース内壁の汚れなどの不具合を生じ、最終的
には、被塗装物に劣化した水洗水が付着し、被塗装物の
品質に影響を及ぼすことになる。
【0004】これらに鑑み、この発明では、例えば塗装
ブース内の水洗水の劣化を遅らせる方法として、従来の
回収方法とは異なる、内、外の2つの槽を備えた装置を
使用する方法で、水洗水に混入したより多くの塗料カス
等を効率的に回収可能な装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
水中の固形物の分離回収装置は、底部に排水口を設けた
外側槽と、この外側槽内に収容されかつ少なくとも底壁
を多孔体で構成され、相対する側壁の一部をこれら側壁
の底部を支点として外方へ展開されそれぞれの頂縁を前
記外側槽の内壁に摺接される倒回壁を備える内側槽と、
この内側槽が前記外側槽上に露出するように作動する関
係変位手段と、前記内側槽が外側槽上に露出した状態で
前記倒回壁が外方へ倒回することにより形成される開口
の一方から突入して他方へ分離固形物を排出する押し板
を具える往復動手段とを含むものであり、これによって
水中の固形物を効率よく分離回収できるものである。
【0006】請求項2に記載の装置においては、請求項
1に記載の装置において、前記他方の開口の下方に配設
され、前記往復動手段の押し板により排出された固形物
を押し入れる回収槽を付加してなり、これによって分離
された固形物を連続して回収できる。
【0007】請求項3に記載の装置においては、請求項
1に記載の装置において、前記内側槽内の水中に凝集剤
を投入すべき凝集剤貯留手段を付設し、これによって水
中の固形物を凝集させ、回収効率を高めることが可能と
なる。
【0008】請求項4に記載の装置においては、請求項
1又は3に記載の装置において、前記凝集剤を投入する
場合において、前記内側槽又は外側槽に配設される攪拌
羽根と、この攪拌羽根を回転駆動する原動機とからなる
攪拌装置を付加し、特に凝集剤を投入する場合におけ
る、固形物の凝集を促進することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】先ず図1は水を使用して塗料カス
等の回収を行なう塗装ブースの水洗水回路内に、この発
明の装置を設置した例を示す系統図であって、1は底部
に排水口2を設けた外側槽で、この外側槽1の内部に収
容される内側槽3の上端部にはガイド4が固設され、こ
のガイド4は図に略示した軌道5に沿って、関係変位手
段としてのシリンダ装置6を介して、前記外側槽1上に
ほぼ全体が露出するように移動すべく構成されている。
なお実用上は、外側槽1の方を図1において下降して、
内側槽3が露出されるような構造とすることも可能であ
る。
【0010】水洗水7が溜められているタンク8内の水
洗水7は、ポンプ9によって吸い上げられシャワ−装置
10によって塗装ブ−スの壁に吹き付けられており、塗
装ガン(図示せず)によってワ−クに塗料が吹き付けら
れたときに、塗装ガンの空気圧により前記塗装ブ−スの
壁付近まで到達した余分な塗料は、前記水洗水7により
水洗され、この水洗水7は含有された塗料カス等を伴っ
て、再び前記タンク8に還流される。
【0011】前記タンク8内に還流された塗装カス等含
有水洗水は、ポンプ11を介して前記内側槽3内に供給
され、ここで必要に応じて、後述する凝集剤や攪拌装置
を使用して、塗料カス等を内側槽3の内底部に堆積さ
せ、かくして塗料カス等を分離した洗浄水は内側槽3の
多孔性の底壁や側壁を介して外側槽1内に流出し、前記
排水口2から管路12を経て、タンク8に戻される。な
お13は前記管路12に介設した開閉弁である。
【0012】図2は内側槽3の一例を示す概略斜視図で
あって、この例では、底壁14と側壁15が多孔性材料
で構成されており、かつ相対向する一対の側壁15(図
2には一方のみが示されている)の一部は、これら側壁
の底部は、蝶番16を支点として外方へ展開されるよう
な倒回壁17として構成されており、これによって開口
18が形成されるようになっている。なお、図において
前述のシリンダ装置6は前記開口18が形成されない側
壁側に、それぞれ配設されている。
【0013】上述の内側槽3を外側槽1内に収容した
際、前記倒回壁17、17は図1に示すように外側槽1
の内壁に沿うような形態になっており、前記シリンダ装
置6の作用で内側槽3が外側槽1上に露出した状態を示
す図3において、前記倒回壁17、17は外方へ倒回し
て、前記開口18は全開される。なおこの図において、
1aは内側槽3を外側槽1に対して円滑に出し入れ可能
なように、外側槽1の上縁に形成した拡開縁である。
【0014】これら開口18に突入されるべき押し板1
9を具える往復動手段としてのシリンダ装置20は、丁
度、上述したように、外側槽1の上部に内側槽3が露出
した位置における前記開口18に相対して設置されてお
り、前記押し板19は前記シリンダ装置20の作動によ
り、一方の開口18から内側槽3内に突入し、この内側
槽3の底壁14上に分離堆積している塗料カス等を、他
方の開口18から外部へ排出させるのである。図3にお
いて21は回収槽を示す。
【0015】前述したように塗料カス等の凝集を促進す
るため、図1に示したように凝集剤貯留手段としてのタ
ンク22を設ける場合には、同時に攪拌装置23を併設
することが望ましく、この場合は、図4に示すように、
原動機としてのモータ24の回転軸25の下端に攪拌羽
根26を装着し、この攪拌羽根26の回転によって、内
側槽3及び外側槽1内の水の攪拌を行なうのである。上
記したように回転軸25が内側槽3の中心部を上下に貫
通するため、攪拌装置23を採用する場合には、前記押
し板19には、図5及び図6に示すように、前記回転軸
25を避けるため、中央に隙間27を形成するものとす
る。
【0016】上述の構成の装置において、図7に示すよ
うな制御回路を用いて、一連の動作を経時的に順次行な
わせるものである。
【0017】
【発明の効果】この発明の上記構成からなる装置によ
り、水中の固形物例えば塗装ブースにおける水洗水中に
含まれる塗料カス等を連続的かつ自動的に能率よく分離
回収できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を塗装ブースの水洗水回路内に設置し
た例を示す系統図である。
【図2】内側槽の概略斜視図である。
【図3】内側槽が外側槽上に露出した状態を示す説明図
である。
【図4】内側槽に攪拌装置を付設した状態を示す斜視図
である。
【図5】攪拌装置を付設した場合における押し板の斜視
図である。
【図6】図5に示す押し板を採用した押し板と攪拌装置
の回転軸との関係を示す平面図である。
【図7】この発明の装置の制御回路の一例を示す。
【符号の説明】
1 外側槽 2 排水口 3 内側槽 6 シリンダ装置(関係変位手段) 14 底壁 15 側壁 17 倒回壁 18 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B05B 15/04 104 B05B 15/04 104 15/12 15/12 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 21/01 - 21/24 B05B 15/04 B05B 15/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に排水口を設けた外側槽と、この外
    側槽内に収容されかつ少なくとも底壁を多孔体で構成さ
    れ、相対する側壁の一部をこれら側壁の底部を支点とし
    て外方へ展開されそれぞれの頂縁を前記外側槽の内壁に
    摺接される倒回壁を備える内側槽と、この内側槽が前記
    外側槽上に露出するように作動する関係変位手段と、前
    記内側槽が外側槽上に露出した状態で前記倒回壁が外方
    へ倒回することにより形成される開口の一方から突入し
    て他方へ分離固形物を排出する押し板を具える往復動手
    段とを含む、水中の固形物の分離回収装置。
  2. 【請求項2】 前記他方の開口の下方に配設され、前記
    往復動手段の押し板により排出された固形物を押し入れ
    る回収槽を付加してなる、請求項1記載の水中の固形物
    の分離回収装置。
  3. 【請求項3】 前記内側槽内の水中に凝集剤を投入すべ
    き凝集剤貯留手段を付設してなる、請求項1記載の水中
    の固形物の分離回収装置。
  4. 【請求項4】 主として前記凝集剤を投入する場合にお
    いて、前記内側槽又は外側槽に配設される攪拌羽根と、
    この攪拌羽根を回転駆動する原動機とからなる攪拌装置
    を付加してなる、請求項1又は3記載の水中の固形物の
    分離回収装置。
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