JPS62278515A - レ−ザ光源用レンズの固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 本発明はレーザ光源に用いられるレンズの固定方法に関
し、一層詳細には、例えば、半導体レーザからのビーム
光をコリメートするためのコリメータレンズをレンズマ
ウントを介して前記半導体レーザに対して精度よく位置
決め固定し、これによって安定したコリメートビームを
得ることを可能としたレーザ光源用レンズの固定方法に
関する。

半導体レーザから出力されるレーザビームをコリメート
すべ〈従来からコリメータレンズが利用されている。コ
リメータレンズは一般的に凸レンズと凹レンズとの種々
の組み合わせからなり、その焦点距離が極めて小さい。

例えば、その焦点距離は５乃至８１１である。従って、
この半導体レーザとコリメータレンズとはレンズマウン
トを用いて互いに極めて接近した位置に配置されている
。然しなから、前記のように、コリメータレンズの焦点
距離が極めて小さいため、当該コリメータレンズと半導
体レーザとの光軸方向の位置調整が厳格に要請され、そ
の許容誤差は、例えば、１μｍに過ぎない。

このような位置決め精度に対応すべく、従来から第１図
に示すような構成のものが採用されている。すなわち、
第１図において、参照符号１０はレーザ光源装置を示し
、このレーザ光源装置１０は円筒状のレンズマウント１
２と前記レンズマウント１２に画成されている孔部１４
を閉塞するカバ一部材１６と、さらにレンズマウント１
２の軸線方向に延在する螺孔１８に螺入するコリメータ
レンズ収装体２０と、前記孔部１４に配設される半導体
レーザ２２とから基本的に構成される。

コリメータレンズ収装体２０は実質的にその外周部に螺
溝を形成すると共に、その内部に、例えば、凹レンズと
凸レンズ等の組み合わせからなるコリメータレンズを収
装している。そこで、レンズマウント１２には前記螺孔
１８に臨むように螺孔２４が形成され、この螺孔２４に
対してボルト２６が螺入して前記コリメータレンズ収装
体２０の位置調整を図る。すなわち、コリメータレンズ
収装体２０を螺孔１８に螺入して半導体レーザ２２のレ
ーザビーム射出部２２ａに臨ませ、当該射出部２２ａと
コリメータレンズ収装体２０の内部に配設されているコ
リメータレンズを通過したレーザビームが平行ビームと
なるように位置調整を図る。

このようにして一旦位置調整を図った後、螺孔２４にボ
ルト２６を螺入し、前記コリメータレンズ収装体２０を
固定しようとする。

然しなから、このように固定用のボルト２６を螺入すれ
ば、このボルト２６による締付作業下に当初の位置より
も前記コリメータレンズ収装体２０が位置ずれを起こし
、前記のように１μｍの　−許容誤差しか存在しないた
めに、結局、十分なコリメート作用が営めないという欠
点を惹起している。

本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、コリメータレンズの焦点距離が非常に短く、そ
の位置調整の許容誤差が極めて小さいことを認識した上
で、前記コリメータレンズを半導体レーザのレーザ光射
出部に対して精度よく、しかも許容誤差の範囲内で位置
決めすることを可能とするレーザ光源用レンズの固定方
法を提供するにある。

前記の目的を達成するために、本発明は半導体レーザが
装着されたレンズマウントに穿設された孔部に対し内部
にコリメータレンズが配設されたコリメータレンズ収装
体を挿入し、次いで、当該コリメータレンズ収装体をコ
リメータレンズの光軸方向に移動して光軸方向の位置決
めを行った後、前記孔部に連通ずる接着剤注入口より接
着剤を注入してその固化により前記コリメータレンズ収
装体をレンズマウントに固定することを特徴とする。

次に、本発明に係るレーザ光源用レンズの固定方法につ
いてそれを実施する装置との関係において好適な実施Ｂ
様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。なお、図中、前記従来技術において説明した構成要
素と同一の構成要素については同一の参照符号を付し、
その詳細な説明は省略する。

そこで、この実施態様に係る装置としては、特に、レン
ズマウント１２に対して螺孔２４に代替して通常の孔部
（接着剤注入口）３０を形成している。そこで、レンズ
マウント１２に対して予め半導体レーザ２２が固着され
たカバ一部材１６を前起生導体レーザ２２のレーザビー
ム射出部２２ａから出射するレーザビームの光軸がコリ
メータレンズの光軸に一致するように位１調整を行うと
共に孔部１４を閉塞するようにして係着する。次いで、
コリメータレンズ収装体２０を螺孔１８に螺入し、当該
コリメータレンズを通ったレーザビームが平行ビームと
なるようにコリメータレンズの光軸方向の位置調整を行
う。このようにコリメータレンズ収装体２０の位置調整
を行った後、接着剤注入口３０に対して接着剤３２を注
入する。

この結果、注入された接着剤３２はコリメータレンズ収
装体２０に刻設されている螺溝を周回し螺孔１８との間
で所定時間経過後に強固な接着状態、すなわち、固定状
態が得られることになる。

従って、このコリメータレンズの固定方法によれば、一
旦レンズマウント１２にコリメータレンズ収装体２０を
位置決めした後は、これを従来技術のようにボルト等で
締め付けることな（固定するため、半導体レーザ２２の
レーザビーム射出部２２ａと当該コリメータレンズとの
位置ずれを惹起する虞はない。従って、精度のよい位置
決め固定がなされるという効果が得られる。

第３図に本発明方法を実施するためのさらに別の装置を
示す。この場合においても前記の装置を構成する要素と
同一の構成要素については同一の参照符号を付し、その
詳細な説明を省略する。

そこで、この実施態様においては、第２図に示す実施態
様と異なり、レンズマウント１２には螺孔ではなく通常
の貫通孔３４を形成し且つ接着剤注入口３０を、・第４
図に示すように、放射状に複数個穿設形成している。し
かも、コリメータレンズ収装体３６にはその円筒状の外
周壁部に特に螺溝を形成せずに貫通孔３４に嵌入するよ
うにしている。

次に、半導体レーザ２２を配設したレンズマウント１２
の前記貫通孔３４にコリメータレンズ収装体３６を摺動
嵌入する。そして、図示しない位置決め治具により前記
コリメータレンズ収装体３６を摺動し位置決めを行った
後、前記のように複数個の接着剤注入口３０に対して接
着剤３２を注入する。

この場合、レンズマウント１２には接着剤注入口３０を
複数個穿設しており、夫々の接着剤注入口３０に対して
接着剤３２を注入すれば、コリメータレンズ収装体３６
とレンズマウント１２との間で、所謂、複数個に亘るポ
イント接着作用が営まれ、半導体レーザ２２との関係で
正確なコリメータレンズの位置決め固定がなされること
になる。

以上のように、本発明によれば、半導体レーザとコリメ
ータレンズとの位置調整を極めて簡易に行うと共に、そ
の位置調整された精度のよい配置状態を接着剤を用いて
さらに簡易に固定することが可能である。従って、特に
微細な調整を必要とするこの種のレーザ光源装置におい
て以後良好なレーザビームを得ることが出来るという効
果が得られる。

以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術に係る半導体レーザが装着されたレン
ズマウントとコリメータレンズ収装体との配置状態を示
す縦断説明図、 第２図は本発明に係る方法を実施してレンズマウントに
対しコリメータレンズ収装体を固定するための一実施態
様の縦断面図、 第３図は本発明方法の別の実施態様を行うための装置の
縦断面図、 第４図は第３図に示すレンズマウントとコリメータレン
ズ収装体との組み合わせ状態を示す分解斜視説明図であ
る。 １０・・・レーザ光源装置　　　１２・・・レンズマウ
ント１４・・・孔部　　　　　　　　１６・・・カバ一
部材１８・・・螺孔 ２０・・・コリメータレンズ収装体 ２２・・・半導体レーザ ２２ａ・・・レーザビーム射出部 ２４・・・螺孔　　　　　　　　２６・・・ボルト３０
・・・接着剤注入口　　　　３２・・・接着剤３４・・
・貫通孔

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）半導体レーザが装着されたレンズマウントに穿設
   された孔部に対し内部にコリメータレンズが配設された
   コリメータレンズ収装体を挿入し、次いで、当該コリメ
   ータレンズ収装体をコリメータレンズの光軸方向に移動
   して光軸方向の位置決めを行った後、前記孔部に連通す
   る接着剤注入口より接着剤を注入してその固化により前
   記コリメータレンズ収装体をレンズマウントに固定する
   ことを特徴とするレーザ光源用レンズの固定方法。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の方法において、レン
   ズマウントに穿設された孔部は螺孔からなり、コリメー
   タレンズ収装体の外周壁部に形成された螺溝を前記螺孔
   に螺入させることによりコリメータレンズ収装体をコリ
   メータレンズの光軸方向に移動して位置決めを行い、前
   記螺孔に連通する接着剤注入口より接着剤を注入してコ
   リメータレンズ収装体をレンズマウントに対して固定し
   てなるレーザ光源用レンズの固定方法。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載の方法において、レン
   ズマウントにはコリメータレンズ収装体が摺接嵌入する
   孔部を形成すると共に、さらに前記孔部と連通する少な
   くとも１以上の接着剤注入用孔部から接着剤を注入して
   レンズマウントに対しコリメータレンズ収装体を点接着
   してなるレーザ光源用レンズの固定方法。