JPS62278450A - 光学分割剤 - Google Patents

光学分割剤

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JPS62278450A
JPS62278450A JP61123146A JP12314686A JPS62278450A JP S62278450 A JPS62278450 A JP S62278450A JP 61123146 A JP61123146 A JP 61123146A JP 12314686 A JP12314686 A JP 12314686A JP S62278450 A JPS62278450 A JP S62278450A
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JP
Japan
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group
optically active
amino acid
polypeptide
optical resolution
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Pending
Application number
JP61123146A
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English (en)
Inventor
Chuichi Hirayama
平山 忠一
Hirotaka Ihara
博隆 伊原
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な光学分割剤、特に高度な基質選択性を有
する光学的に活性な合成モノペプチドまたはポリペプチ
ドを含有してなる光学分子1剤に関する。
特にラセミ混合物の光学分割を目的とした分析のみなら
ず工業的にも使用しうる液体クロマトグラフイー用充填
剤を提供するものである。
〔従来技術〕
これまでに液体クロマトグラフィーによろうセミ混合物
の光学分割については各種の検討が行われてぎた。
天然系の吸着剤には鏡像体区別吸着性があるが、その容
母が小さく、交換速度も遅い。そこで構造がはっきりし
た光学活性な吸着体を合成し、光学分割を試みた報告及
び特許が最近多く提出されて来ている。
光学的に活性なアミノ酸を含有させた光学分υノ剤の例
としては、G、 Losseら(2,+naturro
rsch、 。
ユ乃、 419(1962) )にょるL−チロシンの
ような光学活性の原料を用いて、フェノールホルムアル
デヒド型の縮合樹脂を合成しアミノ酸の分割を試みた例
、^、 G、 rnventaら(特公昭4O−985
9)によるし−グルタミン酸あるいはL−アスパラギン
酸のプロピルエステルにアクリル酸クロリドを反応させ
て光学活性のアクリルモノマーを合成し、ジビニルベン
ゼンと懸濁共重合させた後、エステルを加水分解して得
られるカルボン酸型樹脂によろうセミ分割の例、上材ら
(0化、む、1238 (1967))によるα−7ミ
ノ駿から出発して光学活性なスチレンおよびアクリル系
、モノマーを合成し、これを架橋剤とともに共重合させ
て得られる樹脂を用いたDL−マンデル酸の分割の例、
隔日ら(王化、二、1250(1970))によるし−
グルタミン酸を出発物質としたカルボン酸型光学活性イ
オン交換樹脂による各種ラセミ休の光学分割の例、英国
特許1007665に記載されるカルボン酸型イオン交
換樹脂を酸クロリドとし、これにL−グルタミン酸ある
いはし一アスパラギン酸を結合させて得られる酸性樹脂
によるリジンの分割の例、J、 Boueら(J、 C
hromatogr、 204.185(1981) 
)によるポリアクリルアミドにホルムアルデヒドを介し
てし一プロリンを結合させた樹脂の例、K、 sugd
onら(J、 Chromatogr、 192.22
8(1980) )によるシリカゲルなどの無機化合物
にシラン化合物を介してアミノ酸もしくはその誘導体を
担持させた例、大片ら(J、 Chroiatogr、
ユ85.19g(19J34); J、 Chroia
togr、 292.427(1984) )にょるL
−バリンの尿素誘導体をシリカゲルに担持させた例、L
−バリンの3m体をトリアジンを介してシリカゲルに担
持させた例、特開昭60−158202号および60−
158203号に記載される光学活性アミノ酸の金属塩
をグリシジルメタクリレートを含む共重合体のグリシジ
ル基に付加させた例等を挙げることができる。しかしな
がら、これらの光学分割剤は、その合成ルートが複雑で
あるうえ、得られた光学分割剤の分割効率もいまだ不充
分であり、分析手段としては使用可能であるとしても、
工業的規模での光学分割には使用不可能である。
また最近では、特開昭60−193538号および61
−25639号に記載される重合度5以上の光学活性な
ポリアミノ酸を構成成分として含む架橋ポリマーによる
Dし一マンデル酸の光学分割の例が報告されている。光
学活性なポリアミノ酸のへリックス構造を利用して光学
分割を試みたものであるが、その分割効率は依然として
充分であるとはいえず、しかも、分割効率のff1l!
!依存性が大きく温度上昇とともに分割効率が低下する
などの欠点を有する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、かかる従来技術の欠点を解消し、高度な不斉
選択性を有し、分割効率が高(工業的に使用し得る光学
分割剤の提供を目的とする。
(問題点を解決する為の手段及びその作用)本発明者は
、光学的に活性なアミノ酸および/または、その誘導体
を構成成分とするポリマーを含有する光学分割剤の不斉
選択性を支配する要因について12意検討を重ねた結果
、不斉選択性を支配するのは、このようなポリマーの重
合度ではなく、それを構成する光学活性なアミノ酸およ
び/またはその誘導体の種類とその配列のさせ方であり
、特に特定の光学的に活性なアミノ酸および/またはそ
の誘導体を配列に組み入れることにより、高度な不斉選
択性の得られること、特にそのような特定の光学的に活
性なアミノ酸および/またはその誘導体をいくつか組合
せることにより、特に高い不斉選択性の得られることを
見出した。
さらには、このような特定の光学的に活性なアミノ酸お
よび/または、その誘導体を配列に組み入れることによ
り、これらから構成されるポリマーの重合度を高くする
必要はなく、重合度が4以下のときに高い不斉選択性が
得られること、特定の光学的に活性なアミノ酸またはそ
の誘導体の単独でもその残塁に対する保護基をつけただ
けで高度な不斉選択性の得られこと、重合度2以上の環
状ポリペプチドにおいても同様に特定の光学的に活性な
アミノ酸および/またはその誘導体を組み入れることに
より、高度な不斉選択性の得られこと、また、このよう
にして得られる光学分割剤の不斉選択性の温度依存性が
小さいこと等を見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は光学的に活性なアミノ酸および/ま
たはその誘導体を構成成分として含む重合度が4以下で
ある光学的に活性な合成ペプチドまたはポリペプチドを
含有してなる光学分割剤を提供するものであり、特にモ
ノペプチドの場合には特定の光学的に活性なアミノ酸ま
たはその誘導体とアミノ酸残基に対する保護基との組合
せにより、線状ジペプチド、トリペプチド、テトラペプ
チドの場合には少くとも1種の特定の光学的に活性なア
ミノ酸および/またはその誘導体を配列に組み入れるこ
とにより、また、環状ポリペプチドを構成成分として含
むジペプチド、トリペプチド、テトラペプチドの場合に
は特定の光学的に活性なアミノ酸および/またはその誘
導体を環状ポリペプチドの構成成分として組み入れるこ
とにより高度な不斉選択性を付与された光学分割剤を提
供するものである。
本発明の光学分割剤に含有される光学的に活性な合成モ
ノペプチドまたはポリペプチドは光学的に活性なアミノ
酸および/またはその誘導体から構成される。
構成単位である光学的に活性なアミノ酸としては0体お
よび1体の、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、トレオニン、プロリン、メチオニン、シス
チン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、
オキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アル
ギニン、ヒスチヂン、リジン、オルニチン等を挙げるこ
とができる。また、光学的に活性なアミノ酸誘導体とし
ては、上記の光学的に活性なアミノ酸のカルボキシル基
、アミノ基、ヒドロキシル基等を利用してこれらに導入
可能な各種の置換基を導入したものであり、γ−メチル
グルタメート、γ−ベンジルグルタメート、β−メチル
アスパルテート、β−ベンジルアスパルテート、ε−カ
ルボエトキシリジン、ε−カルボベンゾキシリジン、δ
−カルポエトキシオルニヂン、δ−カルボベンゾキシオ
ルニチン リン等をその例として挙げることができる。
合成モノペプチドまたはポリペプチドの末端アミノ酸の
残塁であるアミノ基あるいはカルボキシル基を保護する
場合の保;!を基としては、各種の保IIIが利用可能
であるが、メトキシカルボニル塁、エトキシカルボニル ルボニル基等のフルコキシカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル ボニル基、アセチル基、エチルカルボニル基、ターシャ
リ−ブチルカルボニル ベンジルカルボニル基等のアシル基、メチル基、エチル
基、ターシャリ−ブチル基等のアルキル基、ベンジル基
等のアラルキル基等をその例として挙げることができる
光学的に活性な合成モノペプチドまたはポリペプチドを
構成する光学的に活性なアミノ酸および/またはその誘
導体として、また、末端アミノ酸の残基を保護する場合
の保護基として、前出の光学的に活性なアミノ酸、アミ
ノ酸誘導体、保′S基をそれぞれ使用しつるが、本発明
においては、これらの種類の選択が非常にm要な役割を
はたす。
本発明で特に重要な役割をはたす特定の光学的に活性な
アミノ酸およびその誘導体は、不斉炭素にメチレン基を
介して嵩高い塁が結合しているものであり、そのような
アミノ酸およびその誘導体の例としては、ヒスチヂン、
ロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、ト
リプトファン、オキシプロリンおよびこれらの誘導体、
例えば、ヒスチヂンのイミダゾール基、チロシン、オキ
シプロリンのヒドロキシル基、トリプトファンのインド
ール核にベンジル基、ベンジルカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基、ターシャリ−ブチルカルボニル基
、ターシャリ−ブトキシカルボニル基、ホルミル基など
を導入したもの等を挙げることができる。バリンおよび
イソロイシンは不斉炭素に直接嵩高すぎる基が結合して
いるので好ましくない。
嵩高い基とは例えば分校を有するアルキル基、フェニル
基、イミダゾール基、インドール核、環状アミノポリメ
チレン基(環の構成成分として不斉炭素を有するもの)
及びこれらにヒドロキシル基が導入されたもの、さらに
これらのヒドロキシル基、イミダゾール基、インドール
核がベンジル基、ベンジルカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、t−ブチ
ルカルボニル基、ホルミル基等で置換されているもの等
が挙げられる。
不斉炭素に隣接したこれらの嵩高い基が安定した高度に
不斉な環境を作り出し、分割対象である基質との相互作
用を制御することにより、不斉選択性を向上させるのに
効果を発揮する。
末端アミノ酸の残塁を保護する場合には、その保護基の
種類も重要である。トリチル基のような非常に嵩高い保
ffl基は、合成モノペプチドまたはポリペプチドと基
質との相互作用を妨げることが多い。適度な嵩高さを持
つターシャリ−ブトキシカルボニル基、ベンジルカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基、t−ブチルカル
ボニル基、ベンゾイル基、t−ブチル基、ベンジル基等
を好ましい保護基の例としで挙げることができる。
合成モノペプチドの場合には、残基に対する保mlは必
須であり、高い不斉選択性を得るためには、光学的に活
性なアミノ酸またはその誘導体として前出の不斉炭素に
隣接した嵩高い基を有する光学的に活性なヒスチヂン、
ロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、ト
リプトファン、オキシプロリンおよびこれらの誘導体の
中から選ぶのが好ましい。保護基としては、前出のター
シャリ−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基、ベンジルカルボニル基、t−ブチルカルボニル
基、ベンゾイル基、t−ブチル基、ベンジル基の中から
選ぶのが好ましい。
線状ジペプチド、トリペプチド、テトラペプチドの場合
には、光学的に活性なアミノ酸および/またはその誘導
体として少くとも1種類は前出の不斉炭素に隣接した嵩
高い基を有するものの中から選ぶのが好ましい。ポリペ
プチドの構成成分として不斉炭素に隣接した嵩高い基を
有するこれら特定の光学的に活性なアミノ酸および/ま
たはその誘導体の数が多いほど、不斉選択性が向上する
しかし基質によっては、立体障害が大きすぎ基質との相
互作用が妨げられることもあり、このような場合には、
その伯の光学的に活性なアミノ酸および/またはその誘
導体、例えばアラニン、セリン、トレオニン、γ−メチ
ルグルタメート、β−メチルアスパルテートなどと組合
けて使用すると有効である。末端アミノ酸の残基を保護
することば必須ではないが好ましく、その場合には、合
成モノペプチドの場合と同様、ターシャリ−ブトキシカ
ルボニル ルオキシカルボニル基、t−ブチルカルボニル基、ベン
ゾイル基、t−ブチル基、ベンジル基等の中から選ぶの
が好ましい。
環状ポリペプチドを構成成分として含ませる場合は、光
学的に活性なグルタミン酸、アスパラギン酸のような酸
性アミノ酸、またはアルギニン、ヒスチヂン、リジン、
オルニチンなどの塩基性アミノ酸と少くとも1種類の前
出の不斉炭素に隣接した嵩高い基を有する、特定の光学
的に活性なアミノ酸および/またはその誘導体を使用す
る。
本発明は、前記したような光学的に活性なモノペプチド
またはポリペプチドを含有してなる光学弁ノ21剤であ
るが、かかる光学分割剤の製造方法は大別すると次の2
通りがある。
第1の方法は、光学的に活性な合成モノペプチドまたは
ポリペプチドを側鎖に有するビニルモノマーを合成し、
これを架橋性ノマーと懸濁重合する方法である。
第2の方法は適当な担体に官能基を導入し、この官能基
を利用して合成モノペプチドまたはポリペプチドを固定
化する方法である。
第1の方法における光学的に活性な合成モノペプチドま
たはポリペプチドを側鎖に有するビニルモノマーを合成
する方法としてはアクリル酸クロライド、クロロメチル
スチレン、グリシジルメタクリレートなどのアミノ基と
反応する官能基を有するビニルモノマーと別途既知の方
法で合成したアミノ残基を有する光学的に活性なモノペ
プチドまたはポリペプチドのアミノ酸とを反応させる方
法、アリルアミンなどの側鎖にアミン基を有するビニル
モノマーのアミノ酸と別途既知の方法で合成したカルボ
キシル残基を有する光学的に活性なモノペプチドまたは
ポリペプチドのカルボキシル基と反応させる方法、アリ
ルアミンなどの側鎖にアミノ基を有するビニルモノマー
のアミノ基を利用して、光学的に活性なアミノ酸および
/またはその誘導体N−カルボキシ−α−アミノ酸無水
物(以下NCAと略記する)を順次付加させる方法など
がある。
アミノ残基あるいはカルボキシル残基を有するモノペプ
チドまたはポリペプチドの合成法はアミノ酸の官能基を
保護してペプチド結合形成反応を行い保護基を除去する
ことを原理とし、各種の方法が可能であるが、これらの
方法については「生化学実験講座1 タンパク質の化学
■ 化学躇飾とペプチド合成」 (日本生化学会編、東
京化学同人(1977年))の207〜400頁に詳し
く記載されている。
ポリペプチドが環状ポリペプチドを含む場合も前記の成
書369〜377頁に詳しく記載されている。
NCAを利用する方法にいては「ポリアミノ酸一応用と
展望−」 (藤本康夫編、講談社 昭和49年4月10
日発行)の68〜111頁に詳しく記載されており、ア
ミン基を有するビニルモノマーとNCAをほぼ等当量づ
つ反応させることにより、光学的に活性なアミノ酸およ
び/またはその誘導体を順次付加して行くことが可能で
ある。
光学的に活性なモノペプチドあるいはポリペプチドを側
鎖に有するビニルモノマーの末端アミノ酸の残塁に必要
に応じて保護基を入れたり、あるいは保護基のタイプを
変更することも可能であり、その方法についても前出の
「生化学実験講座1タンパク質の化学■ 化学修飾とペ
プチド合成」の213〜311頁に詳しく記載されてい
る。
このようにして得られた光学的に活性なモノペプチドま
たはポリペプチドを側鎖に有するごニルモノマーを架橋
性モノマーであるジビニルベンゼン、スチレンビスアク
リルアミド、エチレングリコールジメタクリレートなど
の重合性二重結合を2個以上有するビニルモノマーとと
もに既知の方法で懸113重合させて本発明の光学分割
剤を得る。
必要に応じアクリルアミド、2−ヒドロキシニブルメタ
クリレート、スチレン、メチルメタクリレートなどの親
水性、疎水性をコントロールできる単官能のごニルモノ
マーを共重合成分として加えることも可能である。また
、パラフィンなどの不活性な溶媒を共存させて懸濁重合
を行った後、不活性な溶媒を抽出等により除去すること
により1qられる光学分割剤のポロシティ−をコントロ
ールすることも可能であり、好ましい方法である。
本発明の光学分割剤を製造する第2の方法は適当な担体
に導入された官能基を利用して合成モノペプチドまたは
ポリペプチドを固定化する方法であるが、担体としては
無機系のもの有機系のものいずれでもよく、高速液体ク
ロマトグラフィーにも使用可能な球状の担体であれば一
層良好である。
有様系の担体はペプチドとの結合が強く好ましい。
無機系担体としては、シリカゲル、ポーラスシリカ、ゼ
オライト等のシラノール基を有する担体が好ましい。こ
れに例えばシランカップラーを使って既知の方法でアミ
ノ基、ヒドロキシル基、クロル基などの官能基を導入す
る。例えばアミノプロピルトリエトキシシラン等のアミ
ノアルキルトリエトキシシランなどによるアミン基の導
入、ヒドロキシメチルトリエトキシシラン等によるヒド
ロキシル基の導入、りOロメチルトリエトキシシラン等
のクロロアルキルトリエトキシシランなどによるクロル
基の導入などをその例として挙げることができる。また
このようなシランカップラーでシラノール基の約10%
にアミノ基、ヒドロキシル基、りO残基などの官能基を
導入した後にメチルトリエトキシシラン等のフルキルト
リエトキシシランなどで更に残存シラノール基の除去を
ほどこしたものを用いるのがより好ましい方法である。
一方、有灘系担体としては、アミノ基、ヒドロキシル基
、クロル基、グリシジル基などの官能基を有するポリマ
ーであれば何でもよい。好ましくは架橋ポリマーを使用
する。そのような架橋ポリマーとしては、次のいくつか
の例を挙げることができる。
1)スチレン−ジビニルベンゼン架橋ポリマーにイオン
交換樹脂などの製造時に通常行われている既知の方法で
クロロメチル基などのクロ0アルキル基、アミノメチル
基などのアミノアルキル基、ヒドロキシメチル基などの
ヒドロキシアルキル基を導入したもの。さらにはクロロ
アルキル基を有する架橋ポリマーの場合には、さらにア
ンモニア、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
ヘキサメチレンジアミンなどのアミンをクロル基と反応
させて、アミノ基を導入したもの。
2)アミノ基、ヒドロキシル基、クロル基、グリシジル
基などを側鎖に有するビニルモノマー、例えばアリルア
ミン、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチ
ルメチクリレート、N−メチロールアクリルアミド、N
−メチロールメタクリアミド、アクリル酸りOライド、
メタクリル酸クロライド、クロロメチルスチレン、グリ
シジルメタクリレートなどとジビニルベンゼン、メチレ
ンビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリ
レートなどの架橋性モノマーを含むモノマー混合物を懸
濁重合で共重合させた球状の架橋ポリマー、さらにはク
ロル基を有する架橋ポリマーの場合にはアンモニア、エ
チレンジアミン等のアミンを反応させてアミノ基を導入
したもの。
またグリシジル基を有する架橋ポリマーの場合には、グ
リシジル基にアンモニア、エチレンジアミン等のアミン
を付加してアミノ基を導入したもの。
3)アクリル酸エステルやメタクリル酸エステル、例え
ばメチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、ノルマルブチル
メタクリレート、ターシャリ−ブチルメタクリレートな
どとジビニルベンゼン、メチレンビスアクリルアミドな
どの架橋性モノマーとを含むモノマー混合物を懸濁重合
で共重合させて得られる球状の架橋ポリマーにエチレン
ジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ジエチレントリアミンなどのジ
アミンあるいはポリアミンをアミツリシス反応で付加し
、アミノ基を導入したもの。
4)ポリアミノ酸の球状粒子であって、側鎖または末端
基にアミノ基またはヒドロキシル基を有するもの。
これらの有機系担体を合成するに際し、パラフィンなど
の不活性な溶媒を共存させ、¥J造後、これら不活性な
溶媒を抽出等により除去してポロシティ−を与えること
も可能であり好ましい方法である。また、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、スチレンなどの親水性、疎水性
をコントロールできる単官能のビニルモノマーを適宜共
重合成分として加えることも可能である。
これらの7ミノ基、ヒドロキシル基、りO残基、グリシ
ジル基等の官能基を有する無機あるいは有機系の担体に
光学的に活性な合成モノペプチドまたはポリペプチドを
固定化する方法としては次の方法がある。
1)別途合成したカルボキシル残基を有する光学的に活
性なモノペプチドまたはポリペプチドと、アミノ基を有
する担体の場合にはシアノリン酸、ジエチルのような縮
合剤を用いて、ヒドロキシル基を有する担体の場合には
ジシクロへキシルカルボジイミドのような縮合剤を用い
て、クロル基を有する担体の場合には1.8−ジアザビ
シクロ。
(5,4,0)−ウンデセン−7のような縮合剤を用い
て、それぞれアミド結合あるいはエステル結合により担
体に固定化する方法。
2)別途合成したアミノ残基を有する光学的に活性なモ
ノペプチドまたはポリペプチドをクロル基、グリシジル
基を有する担体と反応させて固定化する方法。
3)アミン基を有する担体に光学的に活性なアミノ酸お
よび/またはその誘導体のNCAを逐次添加して行く方
法。
このようにして担体に固定化された光学的に活性なモノ
ペプチドまたはポリペプチドの末端アミノ酸の残基に必
要に応じて保r!1基を入れたり、そのタイプを変えた
りすることも可能であり、その方法も前出に準ずればよ
い。
〔発明の効果〕
本発明の光学分割剤は前記したような方法で製造される
が、その中に含まれる構成成分として前出の少くとも1
秤の特定の光学的に活性なアミノ酸および/またはその
誘導体、即ち不斉炭素に隣接した嵩高い基を有するアミ
ノ酸および/またはその誘導体を使用することが重要で
ある。これらの特定の光学的に活性なアミノ酸および/
またはそれらの誘導体が高度に不斉な環境を作り出し、
高い不斉選択性を発揮する。
本発明の光学分割剤に光学的に活性な合成ポリペプチド
を含有させる場合、その重合度は4以下である。重合度
5以上では、その合成が複雑となって来るにもかかわら
ず、かならずしも不斉選択性は向上しない。これは合成
ポリペプチドによる不斉認識に関与する部位がアミノ酸
単位で多くて41!I程度までであるためと考えられ、
重合度を高くすることによりかえって立体障害が大きく
なりすぎるためか不斉選択性が低下したり、また不斉選
択性の温度依存性が大ぎくなるなどの欠点があられれて
来る。
本発明の光学分割剤は各種のラセミ混合物の分離に有効
であり、そのような分離対象としては各種のアミノ酸の
ラセミ混合物、例えばDL−アラニン、DL−バリン、
DL−ロイシン、DL−イソロイシン、DL−セリン、
DL−トレオニン、DL−プロリン、DL−メチオニン
、DL−シスチン、DL−フェニルアラニン、DL−チ
ロシン、DL−トリプトファン、DL−オキシプロリン
、OL−アスパラギン酸、OL−グルタミン酸、DL−
アルギニン、DL−ヒスチヂン、OL−リジン、DL−
オルニチン、などおよびこれらOL−アミノ酸のアミン
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基などに各種U換基
が導入されたDL−アミノ酸Ff/:導体、ジペプチド
およびその誘導体、トリペプチドおよびその誘導体など
、ヒトOキシカルボン酸およびその誘導体などを例とし
て挙げることができる。
光学分割の方法としては、バッチ法、カラム法があるが
高い分割効率の得られるカラム法すなわら液体クロマト
グラフィー法が好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例をあげて具体的に説明する。
合成例−1 クロロメチルスチレン50g、55重s%ジビニルベン
ゼン10.9g、スチレン238g、75重母%ジベン
ゾイルパーオキシド2.0gからなる混合溶液を、窒素
下、2重量%の部分酢化ポリビニルアルコールを含有す
る水溶液1000dの中に、パドル型撹拌機で激しく撹
拌しつつ滴下して懸濁させた。滴下後70℃で12時間
、800から1oOO回転/分で撹拌し、球状粒子を得
た。生成した球状粒子をj濾過し、水洗、熱水、メタノ
ールおよびアセトンにて洗浄後、50℃で減圧乾燥し、
架橋ポリマーを得た。この架橋ポリマー100gを大過
剰のフタル酸イミドカリ100g、ジメチルホルムアミ
ド(DMF>8001dとに混合し、120℃にて8時
間撹拌後、架橋ポリマーをジ戸取し、洗浄した。次に架
橋ポリマーを80%の水加ヒドラジン80dとジオキサ
ン800dとに混合し、90℃にて8時間撹拌後、ミ戸
取し、充分洗浄し、50℃で減圧乾燥してクロロメチル
基をアミノメチル基に変換した架橋ポリマーを1!′7
た。このもののアミン基含有Oは1.78重母%(アミ
ン基濃度1.1 lm−l1lot 7g)であり、は
ず100%アミツメデル基に変換された架橋ポリマーを
得た。
得られたゲル状架橋ポリマー担体50g(アミド基55
 、5m−mol含有)にN−カルボキシ−α−アミノ
酸無水物(以下、NCAという)である光学活性なし一
ロイシンNCA  8.8g(56,OIIl−mol
 )をジメチルホルムアミド400ait中で30℃に
て2時間かきまぜた。
56.5gのし一ロイシンの1分子がアミノメチル基に
付加したN末OE JlをもつL−ロイシン付加樹脂を
得た。
この樹脂は赤外線吸収スペクトル(IR)測定により、
1650CIR−’および1535α−1にペプチド結
合にもとづくアミド■および■の特性吸収を示した。
このL−ロイシン担体架橋ポリマー28.1gをジオキ
サン200d、ターシャリーブトキシ力ルポニルクOラ
イド4.0SF (29,31mol )、トリエチル
アミン2.C1の溶液に加え、30℃にて24時間反応
撹拌後、単離精製した。この様にしてN末端アミノ基を
ターシャリ−ブトキシカルボニル基により保護したN−
ターシャリ−ブトキシカルボニル−し−ロイシンを担持
させた球状架橋ポリマー(以下PS−Leuと言う)を
得た。
11五ニユ 合成例−1と全く同様にして、はぼ100%アミノメチ
ル基に変換したアミノ基濃度1.11100/g樹脂の
2重量%ジビニルベンゼン含有スチレンコポリマー担体
5C1にし一フェニルアラニンNCA  10.59 
(56,0111−101)をジメチルホルムアミド 問かきまぜる。
58、 0gのし一フェニルアラニンの1分子がアミノ
メチル基に付加したN末端をもつし一フェニルアラニン
付加樹脂が得られる。
この樹脂も合成例−1と同様IR測測定より16500
11  および1535ca+−1にペプチド結合にも
とづくアミドIおよび■の特性吸収を示した。
このし−フェニルアラニン担持架橋ポリマー29gをジ
オキサン200m,ターシャリ−ブトキシカルボニルク
ロライド アミン2.09の溶液に加えて30℃にて24時間反応
撹拌した後、単離精製した。
この様にしてN末端アミノ基をターシャリ−ブトキシカ
ルボニル基にて保護したN−ターシャリ−ブトキシ−L
−フェニルアラニンを担持させて球状架橋ポリマー(以
下、PS−Pheと言う)を得た。
合成例−3 合成例−1及び−2と同様の方法により、し−〇イシン
NCAやL−フェニルアラニンNCAの代りにL−トリ
プトファンNCA  12.9g(56. 0s−mo
l )を用いて全く同様にL−トリプトファンのN末端
をターシャリーブトギシカルボニル基にて保護したN−
ターシャリ−ブトキシ−L−トリプトファンを担持させ
た球状架橋ポリマー(以下PS−Tryと言う)を得た
比較合成例−1 合成例−1に記述した方法でクロロメチルスチレン10
g、55噌吊%ジビニルベンゼン10、9!J、スチレ
ン278gを用いた以外は全く同様にして合成し、球状
のアミノメチル化ポリスチレン(PS、アミノ基含有伍
0.222m−eq/g)50g(アミノ基1 1 、
 1 In−101含有)に光学活性なし一ロイシンN
CA  8.89( 5 5 、 7 m−gol )
をジメチルホルムアミド400d中で30℃にて2日間
かきまぜた。
アミノメチル基1ケあたりL−ロイシンの5分子を付加
させたアミド末端基をもつし一ロイシン付加球状架橋ポ
リマーを得た。さらに合成例−1と同様にしてNアミド
末端基をターシャリ−ブトキシカルボニル基により保護
したL−ロイシン付加球状架橋ポリ?− (PS−Lu
e (5))を得た。
L狡豆里■二1 比較合成例−1で合成したと同様にして合成した球状の
アミノメチル化ポリスチレン(PS、アミノ基含有ff
i0.222m−eq/g)50g(アミノ基i i 
、 (M−ffi01含有)に光学活性なし一ロイシン
NCA  8.8g(55.6m−mol >をジメチ
ルホルムアミド400d中で30℃にて2日問かきまぜ
た。
アミン基1ケあたりL−ロイシンの5分子を付加させた
アミド末端をもつし一ロイシン付加球状架橋ポリマーを
分取、精製後、同様にジメチルホルムアミド中、光学活
性なL−フェニルアラニンNCA  4.2g(22,
411−201)を再度付加させL−ロイシンの5分子
のアミド末端にし一フェニルアラニンNCA  2分子
を付加させたアミド末1gをもつし一ロイシン(5)−
L−フェニルアラニン(2)よりなる付加球状架橋ポリ
マーを得た。
さらに比較合成例−1と同様にしてNアミド末端基をタ
ーシャリ−ブトキシカルボニル基で保護したし一ロイシ
ン(5)−L−フェニルアラニン(2)よりなる付加球
状架橋ポリマー(PS−Leu (5)−Phe (2
))を得た。
11五ニユ 合成例−、、−2、−3で得られた光学活性アミノ酸1
モルをターシャリ−ブトキシカルボニルでN末端を保護
した側鎖を担持した球状架橋ポリマーをそれぞれ200
メツシユと400メツシユの金属性ふるいにて分級し、
粒径をそろえた。
この分級した粒径の均一な球状架橋充填剤を、ステンレ
スカラム(内径5m,長さ150m>に充填し高速液体
クロマトグラフィー法によりジペプチド光学異性体の光
学分割を行った。
光学分割の対象M質物質として、ターシャリ−ブトキシ
カルボニル− ェニルアラニンメチルエステル(ter−3oc−D,
L−Leu−D,L−Phe)及びシクロ−し−ロイシ
ン−し−フェニルアラニン(cyclo−L−Leu−
L−Phe)とシクロ−D−ロイシン−D−フェニルア
ラニン(cyclo−D−Leu−D−Phe)の混合
物について行った。又、高速液体クロマト条件は、カラ
ム:内径5 tm 、長さ150m+温 度=40℃ 溶離液二ヘキサン/クロロホルム=9515流 速:0
.5Id/分 検  出 :UV(254nm) 結果は表−1に示す通りであった。
金遣」(二A 合成例−1で記述した方法と全く同じ方法により合成し
た得られたアミノメチル基を含有する球状の架橋ポリマ
ー担体50g(アミド基55.6トー01含有)に光学
活性なし一ヒスチヂンNGAI 0.2!J (56,
0i−mol )をジメブールホルムアミド400II
tl中で30℃にて2日間かきまぜた。
57.7SFのし一ヒスチヂンの1分子がアミノメチル
基に付加したアミド末端基をもつし一ヒスチヂン付加樹
脂を得た。
このL−ヒスチヂン担体架橋ポリマー57.7グにL−
ロイシンNCA  8.89 (56、Oトmol )
を上記と同様にして反応し、し−ヒスチヂンーL−0イ
シン付加樹脂を得た。
このし−ヒスチヂンーし一ロイシン担体架橋ポリマー3
2.(1(アミド基23 、Q nl−sol含有)を
ジオキサン200d、ベンジルオキシカルボニルクロラ
イド エチルアミン2.0gの溶液に加え、30℃にて24時
間反応撹拌後、水洗、熱水、メタノールおよびアセトン
にて洗浄精製し、50℃で減圧乾燥し、N末端アミン基
をベンジルオキシカルボニル基により保護したジペプチ
ドよりなるし一ヒスチヂンーし一ロイシン(以下D−H
Lと言う)を担持させた球状架橋ポリマー(以下PS−
D−HLと言う)を得た。
合成例−5 合成例−4と同様にしてまずし一ロイシンを反応させた
後、L−ヒスチヂンを反応させることにより、同様にし
てN末端アミノ基をベンジルオキシカルボニル基により
保護したジペプチドよりなるし一ロイシンーし一ヒスチ
ヂン(以下D−LHと言う)を担持させた球状架橋ポリ
マー(以下PS − D − LHと言う)を得た。
1皮且二玉 合成例−4と同様にしてまずL−ロイシンを反応させた
IL−フェニルアラニンを反応させることにより、N末
端アミノ基をベンジルオキシカルボニル基により保護し
たジペプチドよりなるL−ロイシン−L−フェニルアラ
ニン(以下D−LPと言う)を担持させた球状架橋ポリ
マー(以下PS−D−LPと言う)を得た。
実施例−2 合成例−4、−5、−6で得られた球状架橋ポリマーを
、実施例−1と同様にして分級し粒径の均一な球状架橋
充填剤とし、ステンレスカラムに充填し、高速液体クロ
マトグラフィー法により光学活性な基質の光学分割を行
った。
光学分割の対称基質物質としてフェニル−N−アセチル
−DL−フェニルアラネート(以下PAPと略す)と、
フェニル−N−7セチルー[)L−アラネート(以下P
AAと略す)について、光学分割を行った。
高速液体クロマト条件は、溶離液としてヘキサン/クロ
ロホルム=90/10を用いた以外は、実施例1に同じ
結果は表−2に示す通りである。
表−2 1)分離係@:光学活性りの場合の保持容Rk′,を基
準とした。
1炎璽ニユ 球状のシラノール基を有するポーラスシリカにアミノプ
ロピルトリエトキシシランを用いシランカップリングを
ほどこし、アミン基を含有させた無機担体50g(アミ
ド基3 0 III−11101含有)に光学活性なア
ミノ酸NCAを合成例−4に示した方法と同様にして、
し−ロイシンNCA4.7g(30m−mol )をジ
メチルボルムアミド400d中で30℃にて2日間かき
まぜた。
このL−ロイシン付加担体53.4gにし一フェニルア
ラニンNGA  5. 6g(30+11−mol >
を上記と同様に反応し、さらに1qられたL−ロイシン
−L−フェニルアラニン付加但体57.7wに1−oイ
シンNCA  4.7g(30ffl−11101”)
を付加さけた後、このL−ロイシン−L−フェニルアラ
ニン−L−ロイシン付加担体61.1gをジオキサン2
00I1、、ベンジルオキシカルボニルクロライド5.
29 (30m−mol ) 、トリエチルアミン2.
0gの溶液に加え30”Cにて24時間反応撹拌後、洗
浄精製し、N−末端アミノ基をベンジルオキシカルボニ
ル基により保護したトリペプチドよりなるし一ロイシン
ーし一フェニルアラニンーL−ロイシン(以下Tr−L
PL−1と言う)を担持させて球状の無殿質担体を得た
11五二1 合成例−7と同様にして、N−末端アミノ基をベンジル
オキシカルボニル基により保護した]・リベブチドより
なるD−ロイシン−L−フェニルアラニン−L−ロイシ
ン(以下Tr−LPL−2と言う)を担持させた球状の
無機担体を19だ。
合成例−9 合成例−7と同様にして、N−末端アミン基をベンジル
オキシカルボニル基により保護したテトラペプチドより
なるL−アラニン−し−ロイシン−し−フェニルアラニ
ン−L−ロイシン(以下Te−ALPL−1と言う)を
担持させた球状の無機質担体を得た。
丸1iニュ 合成例−7、−8、−9で得られた球状のポリペプチド
付加無機質担体を実施例−1と同様な分級をほどこした
後、ステンレスカラムに充填し、高速液体クロマトグラ
フィー法により光学活性な基質の光学分割を行った。光
学分割の対称基質物質は実施例−2と全く同様な、PA
PとPAAについて光学分割を行った。
高速液体クロマト条件は溶離液としてヘキサン/クロロ
ホルム=90/10を用いた以外は実施例1に同じ。
結果は表−3に示す通りである。
表−3 1)分離係数;光学活性りの場合の保持容ak′oを基
準とした。
1i且ニユヱ 合成例−1に記述した同様な方法により合成したアミノ
メチル化ポリスチレン(PS、アミノ基濃度1.2me
q /rJ)1.5g(アミノ基18トn+ol )と
N−ターシャリ−ブトキシカルボニル−L−グルタミン
酸メチル(Boc−L−Glu(OMe ) 、 C1
1H19NO6 = 2 6 1 ) 5. 2 g(
 2 0 m−mol )をジメチルホルムアミド(D
MF)200厩中に加え、氷温でかきまぜながらトリエ
チルアミン4.2g(40m−mol )とシアンリン
酸ジエチル3. 26SJ (20+11−11101
 )を添加した。
1時間同温でかきまぜたのち、室温で更に24時間かき
まぜた。
吸引ろ取し、DMF、メタノール、エーテルで十分洗浄
、乾燥させて、19.5gのN−ターシャリ−ブトキシ
カルボニル− チルを担持させた球状架橋ポリマー(3oc − 1−
Glu (oMe)−PS)を得た。
次にBoc−L−Glu (oMe)−PSを2001
Riのギ酸中で12時間加熱することにより保護基のタ
ーシャリ−ブトキシカルボニル基(Boc)を除去した
化合物、L−グルタミン酸メチル担持球状架橋ポリマー
(L−Glu(oMe)− PS)を得る。収量は16
.89Fあった。
同上と同様の縮合、洗浄の方法を用いて、16、89の
L−Gl u (oMe)−PSは更に4、3gのター
シャリ−ブトキシカルボニル−一ロイシン(3oc −
 1 − Leu。
C11H28NO3−214、2Qm−mol )と、
縮合させて化合物N−クーシャリ−ブトキシカルボニル
−し−ロイシンーヒーグルタミン酸メチルを担侍球状檗
橋ボ’)マー (Boc−L−Leu−L−G l u
 (oMe)−PS) 、収ff120gを得た。
次いでBOc−L−Leu−L−Glu (oMe)−
PSは同上と同様にしてギ酸によって脱BOCされ、L
−ロイシン−L−グルタミン酸メチル担持球状架橋ポリ
マー(L−Leu−L−Glu(oMe)−PS)、収
ff117gを得た。
得られたし−Leu −L−G l u (oMe)−
PSの一部は既に環化しているが、これを5eC−ブチ
ルアルコール100Id1トルエン50Idの混合溶媒
中で24時間還流することにより、はず完全に環化され
た化合物cyclo−L−Leu−L−Glu−PS(
Cyclo−LG−PS)16.5gを得た。
主区旦ニュユ 合成例−1に記述した同様な方法でクロロメチルスチレ
ンの代りにメチルメタアクリレート(MMA)を用いて
、MMA/スチレン/ジビニルベンゼンよりなる球状架
橋ポリマーを合成後、アルカリ加水分解を行い、メタア
クリルM/スチレン/ジビニルベンゼンよりなる球状架
橋ポリマー(PM)を得た。
この球状架橋ポリマー(カルボキシル基濃度1.2m−
eQ/g)1.59 (カルボキシル基18m−mol
 )と、N−ターシャリ−ブトキシカルボニル−L−リ
ジン−メチルエステル(3oC−1−LyS(OMe)
、Cl2H24N204=260)5、2!J (20
+−mol )をジメチルホルムアミド(DMF>20
0i中に加え、氷温でかきまぜながら、トリエチルアミ
ン4.2g(40m−mol )とシアノリン酸ジエチ
ル3.26g(20m−mol )を添加した。1時間
同温でかきまぜたのち、空温で更に24時間かきまぜた
吸引ろ取し、DMF、メタノール、エーテルで十分洗浄
、乾燥させて、N−ターシャリ−ブトキシカルボニル−
L−リジンーメチルエステルを担持させた球状架橋ポリ
マー(Boc−L−Lys(oMe)−PM)19.3
gを得た。
次に合成例−10と全く同様にして、保護基のターシャ
リ−ブトキシカルボニル 除去した後、3oc−L−Leuと縮合させ、さらに脱
BOCし、これをSeC−ブチルアルコール100d,
トルエン50mの混合溶媒中で24時間還流することに
より、はイ完全に環化された化合物cyclo−L−L
eu−L−LVS−PM (cyc to−LL−PM
>16.3gを得た。
支1五二A 合成例−10、−11で得られた球状架橋ポリマーを、
実施例−1と同様にして分級し粒径の均一な球状架橋充
填剤とし、ステンレスカラムに充填し、高速液体クロマ
トグラフィー法により光学活性な基質の光学分割を行っ
た。
光学分割の対象基質物質としては、実施例−1と同様な
ter−Boc−DL−Leu−DI −Phe (L
p)及びCyCIO−L−Leu−L− pheとcy
clo−Q−1−eu−[)−pheの混合物(C−L
p)について行った。
又高速液体クロマトグラフィー条件も実施例1と同様と
した。結果は表−4に示す通りであった。
手続ネ[n正史 昭和61年6月27日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光学的に活性なアミノ酸および/またはその誘導体
    を構成成分として含む重合度が4以下である光学的に活
    性な合成モノペプチドまたはポリペプチドを含有してな
    る光学分割剤。 2、合成ポリペプチドの重合度が2以上4以下である特
    許請求の範囲第1項の光学分割剤。 3、合成ポリペプチドが重合度2以上4以下の環状ポリ
    ペプチドを構成成分として含む特許請求の範囲第2項の
    光学分割剤。 4、合成ポリペプチドが2種類以上の光学的に活性なア
    ミノ酸および/またはその誘導体を構成成分として含む
    特許請求の範囲第2項又は第3項の光学分割剤。 5、光学的に活性な合成モノペプチドまたはポリペプチ
    ドがその構成成分として光学的に活性なヒスチヂン、、
    ロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン、ト
    リプトファン、オキシプロリンおよびこれらの誘導体の
    中から選ばれた1種類以上を含有する特許請求の範囲第
    1項の光学分割剤。 6、合成モノペプチドまたはポリペプチドの末端アミノ
    酸の残基を保護基で保護した特許請求の範囲第1項の光
    学分割剤。 7、その形態が球状である特許請求の範囲第1項の光学
    分割剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4963263A (en) * 1988-03-24 1990-10-16 Terrapin Technologies, Inc. Method of identity analyte-binding peptides
US5133866A (en) * 1988-03-24 1992-07-28 Terrapin Technologies, Inc. Method to identify analyte-bending ligands
US7597804B2 (en) 2001-12-27 2009-10-06 Eka Chemicals Optically active support materials, their method of preparation and their uses

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